JPH08221417A - 構造化文書の新旧対照編集装置 - Google Patents

構造化文書の新旧対照編集装置

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JPH08221417A
JPH08221417A JP7026395A JP2639595A JPH08221417A JP H08221417 A JPH08221417 A JP H08221417A JP 7026395 A JP7026395 A JP 7026395A JP 2639595 A JP2639595 A JP 2639595A JP H08221417 A JPH08221417 A JP H08221417A
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JP7026395A
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English (en)
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Kazumichi Shibata
和道 柴田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 論理的、物理的構造が定められている文書の
編集、修正作業を容易に効率良く行うことができるよう
にする。 【構成】 論理的構造情報を内部に保持する構造化文書
を処理の対象とし、編集前文書(旧文書)と編集中文書
(新文書)およびそれらの論理構造を解析し、対応付け
たデータを記憶・管理する手段と、新旧文書を画面に並
べて表示する手段と、新文書の論理構造に対する編集が
行われたとき、また構造の内容に編集が加えられてその
大きさが変化したときに、新文書あるいは旧文書に適宜
空白を挿入し、新旧文書の対応する論理構造を並べて表
示する手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、論理構造や物理構造な
どの記述形式が規定されており、かつ改正・修正が頻繁
に行われる規定集、法令文書等の編集作業を行う構造化
文書の新旧対照編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、規定集等の文書の改正作業を支援
するシステムとして、例えば特開平4−162175号
公報(発明の名称;文書改正支援システム)に開示され
ているものがある。
【0003】これは、現行の規定集に今回改正する個所
をマークした改正現行文書ファイルと、これに対してど
のような改正をするのかをキーボードなどから入力した
改正内容ファイルとから、新旧対照表と新規定集を作成
するシステムである。
【0004】一方、規定集、法令文書等を作成編集する
装置として、一般に広く使用されているワードプロセッ
サがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、規定集、法
令文書などでは、通常、その論理的、物理的構造が厳密
に定められている。例えば、章、条、項、号などのよう
な構造である。
【0006】しかしながら、従来のワードプロセッサで
は、それらの構造に関する情報を管理する機能は持って
おらず、作業者が論理的、物理的構造に注意して作業を
行わざるを得ず、作業者の精神的負担が大きくなり、修
正ミスや修正漏れなどの誤りを犯し易いという問題があ
った。
【0007】また、一度に編集作業をできるのは1文書
のみであることが多く、既存の文書を修正するには、そ
れを紙に一旦出力した後に画面の文書と見比べながら修
正作業を行わなければならなかった。このとき、編集前
と編集中の文書の対応付け、特にその論理構造の対応付
けは作業者が行わなければならず、現在自分が修正して
いる個所や旧文書に対してどのような修正を行ったのか
把握するのが非常に困難であるという問題がある。
【0008】この場合、一部には、複数の文書を画面に
同時に表示して編集を行えるワードプロセッサも存在す
るが、それも2つの文書を同期してスクロールする手段
が提供されている程度である。そのため、文書に追加、
削除を繰り返すと、新旧文書の対応関係がずれてしま
い、論理構造の対応付けはやはり作業者が行わなければ
ならないという問題がある。
【0009】また、特開平4−162175号の文書改
正支援システムでは、改正内容を確認するには一旦紙に
出力しなければならないうえ、改正内容を修正する必要
がある場合には、出力、確認、修正入力、再出力を繰り
返すことになり、大変な労力と時間を必要とするという
問題がある。
【0010】本発明の目的は、論理的、物理的構造が定
められている文書の編集、修正作業を容易に効率良く行
うことができる構造化文書の新旧対照編集装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、論理的構造情報を内部に保持する電子化
文書(以下、構造化文書と呼ぶ)を処理の対象とし、編
集前文書(旧文書)と編集中文書(新文書)およびそれ
らの論理構造を解析し、対応付けたデータを記憶する手
段と、新旧文書を画面に並べて表示する手段と、新文書
の論理構造に対する編集が行われたとき、または構造の
内容に編集が加えられてその大きさが変化したときに、
新文書あるいは旧文書に適宜空白を挿入して、互いの論
理構造を対応付けて新旧文書を並べて表示する手段と、
新旧文書の表示を同期してスクロールする手段とを備え
ることを主要な特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、新文書の論理構造に対する編
集が行われたとき、また構造の内容に編集が加えられて
その大きさが変化したときは、新文書あるいは旧文書に
適宜空白を挿入して新旧文書の対応する論理構造を並べ
て表示し、さらに新旧文書の表示を同期してスクロール
する。
【0013】これにより、作業者が文書の論理構造を理
解、管理し易くなる。すなわち、作業者が文書のどこ
に、どのような修正を加えたかを把握しやすくなる。こ
の結果、修正漏れや修正ミスを減らすことが可能にな
り、論理構造の定められた文書の編集、修正作業が容易
になり、作業効率を向上させることができる。
【0014】特に、論理構造の管理を装置自身が行うの
で、作業者は文書の論理構造の管理を意識して行うこと
なく作業に集中することができ、熟練していない初心者
であっても編集、修正作業に携わることが可能になる。
【0015】この場合、新旧分文書の差分を抽出し、追
加、削除、変更が行われている個所を強調表示する手段
を付加することにより、編集、修正作業をさらに効率良
く行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。
【0017】図1は、本発明の一実施例を示すシステム
構成図である。
【0018】この実施例の構造化文書の新旧対照編集装
置は、ディスプレイなどの出力装置101、キーボード
やマウスなどの入力装置102、計算機本体103、プ
ロジェクトファイル104、旧文書ファイル105、新
文書ファイル106、論理構造対応データファイル10
7、論理構造定義ファイル108から構成されている。
【0019】このうち、プロジェクトファイル104に
は、連携して処理される他の4つのファイル105〜1
08の格納場所を示すデータが納められる。また、旧文
書ファイル105、新文書ファイル106には、それぞ
れ、編集前の構造化文書と編集中の構造化文書が納めら
れる。これは例えばSGML(Standard Ge
neralized Markup Languag
e,ISO規格8879−1986参照)に基づき、文
書の論理構造情報を示す標識(以下、タグと呼ぶ)が内
部に埋め込まれた文書である。
【0020】論理構造対応データファイル107には、
新旧文書の論理構造の対応関係を示すデータが納められ
る。論理構造定義ファイル108には、新旧文書ファイ
ルの論理構造情報を示すタグがどのようなルールに基づ
いているかを定義するデータが納められる。これは例え
ばSGMLにおけるDTD(Document Typ
e Difinition)である。
【0021】動作の概要はつぎの通りである。まず、各
種ファイル104〜108のデータを計算機本体103
に読み込み、構造化文書の論理構造を解析し、計算機内
部の形式に変換して記憶し、出力装置101に表示す
る。このとき、新旧文書は左右に並べて表示し、それぞ
れに適当な空白を挿入することにより、対応する論理構
造の頭を揃えて並べて表示する。
【0022】入力装置102から入力される作業者から
の指示(文字の入力、編集、論理構造単位の編集など)
にしたがって計算機本体103に記憶したデータの処理
を行い、その結果を出力装置101の表示に逐次反映さ
せることにより、作業者との対話処理によって新文書の
編集作業を行う。
【0023】このときも出力装置101の新旧文書の表
示に適当な空白を挿入することにより、新旧文書の対応
する論理構造は常に頭を揃えて並んで表示されるよう、
自動的に調整する。
【0024】最後に計算機本体103に記憶されたデー
タを新文書ファイル106、論理構造対応データファイ
ル107に格納する。
【0025】次に、新旧文書の論理構造の対応づけを管
理するための、計算機本体103内でのデータ管理方法
について説明する。
【0026】図2(a),(b)は、構造化文書の計算
機内部でのデータ構造を示す図である。このなかで、図
2(a)は文書の論理構造表示の例、図2(b)は計算
機内部での文書の記憶方法を示したものである。
【0027】図2(a)で、四角の箱201は文書の論
理構造単位を表し、ノードと呼ぶ。ノード同士を繋ぐ線
202は、論理構造同士の関係を表し、リンクと呼ぶ。
また、ノード201とリンク202により構築された木
の枝葉のような構造203をツリー構造と呼び、文書の
論理構造を表す。
【0028】構造化文書は、旧文書ファイル105、新
文書ファイル106から計算機本体103内に読み込ま
れたときに論理構造情報を示すタグを解析することによ
り、論理構造ごとに分解される。分解された論理構造を
構成するデータは、それぞれノード201に格納され
る。そして、これらのノード201をリンク202で接
続して文書全体のツリー構造203が計算機本体103
内に記憶される。
【0029】図2(b)の204は、論理構造を納めた
ノード内部の構成を示す。
【0030】ノード内部のポインタ205は、タグの中
に記述してあったタグ内容文字列206を指す。また、
文字列の長さ207は論理構造につけられた題名文字列
の長さを表わし、ポインタ208はその題名文字列20
9を指す。
【0031】文字列の長さ210は、論理構造内の実際
の文章である内容文字列の長さを示し、ポインタ211
はその内容文字列212を指す。ポインタ213はこの
ノード204に納められた論理構造の上位構造を納めた
上位ノード214を指す。
【0032】ポインタ215は、逆に下位構造を納めた
下位ノード218を指すポインタ217の配列216を
指す。これらのポインタによって、リンク202は実現
される。
【0033】図3(a),(b)および図4は、論理構
造対応データ配列について示したものである。このなか
で、図3(a)は、新旧文書論理構造の対応状態一覧
表、図3(b)は新旧文書論理構造とその対応データ配
列の例、図4は文書の論理構造編集における対応データ
配列の操作方法を示すものである。
【0034】新旧文書の論理構造の対応は、対応状態一
覧表301に示した3つの状態に分類できる。302は
新旧両文書に対応する構造が存在する状態であり、以下
これを’11’で表す。303は新文書に論理構造の追
加を行ったため、旧文書には新文書の構造に対応する構
造がない状態で、’10’で表す。304は新文書で論
理構造の削除を行ったため、新文書には旧文書の構造に
対応する構造がない状態で、’01’で表す。
【0035】図3(b)の305、306は、それぞれ
新文書と旧文書の論理構造を、ツリー構造に組み立てた
ものであり、データ配列307はこの2つのツリー構造
におけるノード、つまり個々の論理構造の対応状態を、
文書の頭から順に納めたものである。このとき配列要素
308は、新文書のノード309と旧文書のノード31
0が対応していることを示し、配列要素311は新文書
のノード312に対応するノードが旧文書にないことを
示し、配列要素313は旧文書のノード314に対応す
るノードが新文書にないことを示している。
【0036】図4の表315は、論理構造に対する編集
が行われてツリー構造が変化したとき、論理構造対応デ
ータ配列をどのように操作するかを示している。行31
6は新しく新文書の作成を開始した初期状態を表してお
り、新文書のツリー構造317は旧文書のツリー構造3
18を複写したもので、データ配列319の要素はすべ
てデータ’11’で初期化されている。
【0037】行320は、新文書のツリー構造321に
ノード322を追加した状態で、旧文書のツリー構造3
23には対応するノードはない。このときはデータ配列
324に新たな要素325を追加し、データ’10’を
格納する。
【0038】行326は、新文書のツリー構造327の
ノード328を削除した状態で、旧文書のツリー構造3
29のノード330に対応するノードがなくなる。この
ときはデータ配列331の要素332のデータを’0
1’に変更する。
【0039】行333は、行326(削除処理)を終了
した段階で一旦編集作業を中断してデータをファイル1
06、107に保存した後、改めて編集作業を再開した
状態である。保存しておいたデータ配列334の情報を
用いることにより、新文書のツリー構造335と旧文書
のツリー336の各ノードの対応付けを再現することが
できる。
【0040】以上、図2および図3,図4で示したデー
タ構造およびその操作によって、新旧文書の論理構造の
対応関係を計算機本体103内に保持することができ
る。
【0041】続いて、詳細な動作について説明する。
【0042】図5は、装置の初期化処理のうち、ファイ
ル104〜108を計算機本体103に読み込んで内部
のデータに変換する手順を示したものである。
【0043】まず、論理構造定義ファイル108を読み
込み(ステップ401)、論理構造定義テーブルを作成
する(ステップ402)。次に、旧文書ファイル105
を読み込み(ステップ403)、論理構造を解析してツ
リー構造に組み立てて記憶する(ステップ404)。
【0044】次に、新文書ファイル106が存在するか
調べる(ステップ405)。新文書ファイル106が存
在していれば、それを読み込み(ステップ406)、論
理構造を解析してツリー構造に組み立てる。続いて、論
理構造対応データファイル107を読み込み(ステップ
408)、論理構造対応データ配列へ設定する(ステッ
プ409)。
【0045】ステップ405において新文書ファイル1
06が存在していなければ、旧文書のツリー構造を複製
して新文書のツリー構造とし(ステップ410)、論理
構造対応データ配列のすべての要素をデータ’11’
(新旧文書有り)で初期化する(ステップ411)。
【0046】図6は、装置の初期化処理のうち、計算機
本体103内に読み込んだデータを出力装置101に表
示する手順を示したものである。
【0047】まず、論理構造対応データ配列から最初の
要素を取り出し(ステップ501)、そのデータを調べ
る(ステップ502)。この結果、対応データが’1
1’(新旧文書有り)の時は、新および旧文書のツリー
構造から最初のノードの内容を取り出し(ステップ50
3、504)、その大きさを比べて小さい方に空白を追
加して大きさを揃える(ステップ505)。
【0048】対応データが’10’(旧文書無し)の時
は、新文書のツリー構造からノードの内容を取り出し
(ステップ506)、新文書のデータと大きさが同じで
内容が空白の旧文書データを作る(ステップ507)。
【0049】対応データが’01’(新文書無し)の時
は、旧文書のツリー構造からノードの内容を取り出し
(ステップ508)、旧文書のデータと大きさが同じで
内容が空白の新文書データを作成する(ステップ50
9)。
【0050】これらの操作によって大きさを揃えた新旧
文書データを出力装置101に表示する(ステップ51
0)。
【0051】以上の操作を論理構造対応データ配列の終
わりまで繰り返す(ステップ511)ことにより、新旧
文書をすべて出力装置101に表示する。
【0052】図7は、作業者から論理構造の編集を指示
されたときの処理手順を示したものである。
【0053】まず、入力装置102から入力された操作
が、論理構造の追加か、あるいは削除かを調べる(ステ
ップ601)。操作が追加であれば、論理構造対応デー
タ配列に新しい要素を挿入し、対応データ’10’を設
定する(ステップ602)。さらに、新文書のツリー構
造に新しいノードを追加し、初期化する(ステップ60
3)。次に、出力装置101の新文書表示領域に、ステ
ップ603で初期化した構造の題名と内容入力用の空行
1行を挿入する(ステップ604)。次に、出力装置1
01の旧文書表示領域には、ステップ604で新文書表
示領域に追加したデータと同じ大きさの空白を挿入し、
新しく挿入した論理構造の次の構造の頭が揃って表示さ
れるように調整する(ステップ605)。
【0054】一方、操作が削除であれば、論理構造対応
データ配列からデータを取り出して対応データを調べる
(ステップ606)。この結果、対応データが’11’
の時は、新文書のツリー構造からノードを削除し(ステ
ップ607)、論理構造対応データ配列の要素を対応デ
ータ’01’に変更し(ステップ608)、出力装置1
01の削除した新文書データが表示してあった領域を空
白でクリアする(ステップ609)。
【0055】対応データが’10’の時は、新文書ツリ
ー構造からノードを削除し(ステップ610)、論理構
造対応データ配列から要素を削除し(ステップ61
1)、出力装置101の削除した新文書データが表示し
てあった領域と、それに対応する旧文書側の空白が表示
してあった領域を削除し、次の新旧文書の対応する論理
構造の表示を繰り上げて表示する(ステップ612)。
【0056】図8は、作業者から論理構造内の文章の編
集を指示されたときの処理手順を示したものである。
【0057】まず、入力装置102からの作業者の入力
にしたがい、新文書ツリー構造内の対応するノードの内
容文字列と、出力装置101の対応する新文書表示領域
の表示を更新する(ステップ701)。
【0058】このとき、新文書表示領域の表示行数が変
化したかを調べる(ステップ702)。行数が増加した
ときは、新文書の増加分と同じ行の空白行を、旧文書表
示領域の対応する論理構造表示の末尾に追加する(ステ
ップ703)。逆に、行数が減少したときは、減少分と
同じ行数の空白行をその新文書の論理構造表示の末尾に
追加する(ステップ704)。
【0059】図9は、新文書で修正された部分を新旧文
書の差分として抽出し、それを画面に強調表示する処理
手順を示したものである。
【0060】まず、作業者により差分を抽出する範囲を
選択する(ステップ801)。このとき、比較する相手
を特定するため、範囲選択は文書全体か、論理構造単位
とする。
【0061】次に、選択された範囲について、新旧文書
を比較して差分を抽出する(ステップ802)。
【0062】この場合の差分抽出の方法としては、例え
ば、一般に広く使われているLCS(Longest
Common Subsequence)法やHeck
el法などを用いて実現可能である。これらの方法につ
いては「ファイル間の相違検査法」(角田著、情報処
理、24、4、p514−520 1983)に紹介さ
れているので詳しい説明は省略する。
【0063】次に、抽出した差分を画面に強調表示する
(ステップ803)。強調表示の方法としては、文字を
反転させる、文字にアンダーラインを引く、文字や背景
の色を替える、などを用いる。また、差分としては、削
除・追加・修正の3種類があるが、これらをそれぞれ画
面上で判別できるように表示してもよい。
【0064】複数箇所が差分として抽出されたときは、
それらを全て一度に表示する方法と、一つずつ表示する
方法がある。いずれの場合でも、現在の表示位置から、
前後の修正箇所へ同期してスクロールすることにより、
新旧文書の差分を容易に把握可能にすることができる。
【0065】図10は、新文書の編集結果を新文書ファ
イル106、論理構造対応データファイル107へ出力
するための処理手順を示したものである。
【0066】まず、計算機本体103内にツリー構造で
記憶された新文書データを、SGMLテキストに展開す
る(ステップ901)。次に、展開したSGMLテキス
トを新文書ファイル106に格納する(ステップ90
2)。最後に、論理構造対応データ配列を論理構造対応
データファイル107に格納する(ステップ903)。
【0067】以上の処理手順を実行することにより、出
力装置101に新旧文書の対応する論理構造を並べて表
示し、作業者による編集操作が行われたときも、対応す
る論理構造がずれることなく常に頭を揃えて並べて表示
することができる。また、作業者の指示により、新旧文
書の差分を強調表示し、差分を明瞭に明示することがで
きる。
【0068】図11は、出力装置101に表示される画
面の一例を示す図であり、図中の1001は表示領域で
ある。
【0069】この例では、1つの章1002とそれに内
包される節1003,1004が2つ表示されている。
編集中の章1005と編集前の章1006は、新旧文書
で対応する章である。新文書の節1007には旧文書に
対応する節がなく、旧文書の表示領域には同じ大きさの
空白1008が挿入されて表示されている。
【0070】また、節1007の次の節1009には、
旧文書に対応する節1010が表示されている。このと
き、1008に適当な空白が挿入されているため、対応
する節1009と節1010は頭を揃えて並べて表示さ
れている。また、節1010の内容「編集中の文書を右
に表示」が、節1009では「編集中の文書を左に表
示」に修正されている。差分としては、旧文書の「右」
を新文書の「左」に修正したとして抽出される。そのた
め、差分を表示させると、1011、1012のように
それぞれ、「左」と「右」が強調表示される。なお、こ
こでは、反転表示させる例を示している。
【0071】なお上記実施例では、構造化文書を記述す
る規則としてSGMLを用いたが、これをODA(Op
en Document Architecture,
ISO規格8613−1988参照)に入れ替えても、
同様の効果を得ることができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、新
文書の論理構造に対する編集が行われたとき、また構造
の内容に編集が加えられてその大きさが変化したとき
は、新文書あるいは旧文書に適宜空白を挿入して新旧文
書の対応する論理構造を並べて表示し、さらに新旧文書
の表示を同期してスクロールするようにしたので、論理
的、物理的構造が定められている文書を編集する場合
に、作業者は論理構造がどのようになっているかを明瞭
に把握できるようになり、文書の論理構造の管理を作業
者が意識する必要がなくなる。この結果、熟練していな
い初心者でも編集内容に集中することができ、間違いを
犯しにくくなるうえ、効率良く作業を進めることができ
る。
【0073】また、新旧文書の構造の対応付けを作業者
の編集操作に逐次実行し、その結果を逐一画面表示に反
映させるため、修正個所やその内容の把握が容易にな
り、修正漏れや修正ミスが減少する。
【0074】これにより、文書の編集作業の効率が向上
し、作業に必要な労力と時間を減少させることができる
などの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシステム構成図であ
る。
【図2】構造化文書の計算機内部でのデータ構造を示す
図である。
【図3】論理構造対応データ配列を示す図である。
【図4】論理構造編集における対応データ配列の操作方
法についての説明図である。
【図5】ファイルの読み込み処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図6】画面への表示処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図7】論理構造編集処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図8】論理構造内の文の編集処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】新旧文書の差分抽出と抽出結果の表示処理手順
を示すフローチャートである。
【図10】ファイルへの出力処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図11】新旧文書の画面への表示例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
101…出力装置、102…入力装置、103…計算機
本体、104…プロジェクトファイル、105…旧文書
ファイル、106…新文書ファイル、107…論理構造
対応データファイル、108…論理構造定義ファイル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編集前の旧文書と編集中の新文書および
    それらの論理構造を解析し、対応付けたデータを記憶す
    る手段と、新文書および旧文書を画面に並べて表示する
    手段と、新文書の論理構造に対する編集時または論理構
    造の内容に編集が加えられてその大きさが変化したとき
    に、新文書あるいは旧文書に空白を挿入し、互いの論理
    構造を対応付けて新文書および旧文書を並べて表示する
    手段と、新文書および旧文書の表示を同期してスクロー
    ルする手段とを備えることを特徴とする構造化文書の新
    旧対照編集装置。
JP7026395A 1995-02-15 1995-02-15 構造化文書の新旧対照編集装置 Pending JPH08221417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7026395A JPH08221417A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 構造化文書の新旧対照編集装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7026395A JPH08221417A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 構造化文書の新旧対照編集装置

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