JPH08220404A - Yagレーザ加工システムと冷却式 光ファイバケーブル - Google Patents

Yagレーザ加工システムと冷却式 光ファイバケーブル

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JPH08220404A
JPH08220404A JP7046320A JP4632095A JPH08220404A JP H08220404 A JPH08220404 A JP H08220404A JP 7046320 A JP7046320 A JP 7046320A JP 4632095 A JP4632095 A JP 4632095A JP H08220404 A JPH08220404 A JP H08220404A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
laser
fiber cable
oscillator
yag
Prior art date
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Pending
Application number
JP7046320A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Okabe
義雄 岡部
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Dengensha Toa Co Ltd
Original Assignee
Dengensha Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dengensha Manufacturing Co Ltd filed Critical Dengensha Manufacturing Co Ltd
Priority to JP7046320A priority Critical patent/JPH08220404A/ja
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  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ光を加工位置に導く光ファイバケーブ
ルを冷却することで大容量のエネルギーを伝送可能にす
る。 【構成】 レーザ発振器内に設置された励磁ランプの光
をNd:YAG結晶に照射してレーザ光を発生させ,そ
のレーザ光を発振器から光ファイバケーブルで出射光ノ
ズルに導いて目的位置に照射し加工を行うYAGレーザ
加工システムにおいて,その光ファイバに被覆管を設
け,その被覆管と光ファイバとの間に光ファイバを直接
的又は間接的に冷却するための冷却媒体を注入又は循環
可能にした。こうすることで,容量の大きいエネルギー
を伝送する場合でも細い光ファイバケーブルを使用する
ことができ,経済性及び耐久性の向上に寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶接用の大容量YAGレ
ーザシステム及びレーザ光を溶接位置に導く光ファイバ
ケーブルを水冷することにより,大容量のエネルギーを
伝送し得るようにしたYAGレーザ用冷却式光ファイバ
ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は光ファイバケーブルの冷却は自然
空冷によっていたため,コア径600μmの光ファイバケ
ーブルでは2KW程度のレーザ発振器によるレーザ光を
伝送するのが限度であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的には溶接用途は
切断やマーキングに較べ,より大容量の,場合によって
は3KW以上のレーザ発振器によるレーザ光を必要とす
る。しかしそのような大エネルギーを伝送するために
は,従来のように自然空冷のままだと複数本の光ファイ
バケーブルを並列で使用するか,あるいはより太いケー
ブルを用いるしかなかった。しかしいずれの方法もコス
ト高,可撓性の悪化等の欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の問題を
解決するために開発されたもので,具体的にはレーザ発
振器内に設置された励起ランプの光をNd:YAG結晶
に照射してレーザ光を発生させ,そのレーザを発振器か
ら光ファイバケーブルで出射光ノズルに導いて目的位置
に照射し加工を行うYAGレーザ加工システムにおい
て,光ファイバに被覆管を設け,その被覆管と光ファイ
バとの間に光ファイバを直接的又は間接的に冷却するた
めの冷却媒体を注入又は循環可能にしたYAGレーザ加
工システムを提供する。
【0005】またもう一つは,レーザ発振器内に設置さ
れた励起ランプの光をNd:YAG結晶に照射してレー
ザ光を発生させ,そのレーザを発振器から光ファイバケ
ーブルで出射光ノズルに導いて目的位置に照射し加工を
行うYAGレーザ加工システムにおいて,光ファイバを
収束し且つ冷却媒体が内外に流通する内部被覆管を設
け,その内部被覆管の上に外部被覆管を設け,しかも内
部被覆管の外側に光ファイバを冷却するための冷却媒体
を注入又は循環可能にしたYAGレーザ加工システムを
提供する。
【0006】さらにもう一つは,レーザ発振器内に設置
された励起ランプの光をNd:YAG結晶に照射してレ
ーザ光を発生させ,そのレーザを発振器から光ファイバ
ケーブルで出射光ノズルに導いて目的位置に照射し加工
を行うYAGレーザ加工システムにおいて,レーザ発振
器から出射光ノズルに至る光ファイバケーブルの外側を
耐水性の被覆管で包み,それらの間に空隙を設けるよう
にして,その空隙に通水して光ファイバの冷却を行うこ
とを特徴としたYAGレーザ用冷却式光ファイバケーブ
ルを提供する。
【0007】
【実施例】図1は,本発明のYAGレーザ加工装置の実
施例を示す概略図である。また図2は本発明にかかる光
ファイバケーブルの一例を示すA−A矢視断面図であ
る。また図3は本発明ケーブルの破砕断面を含む外観図
である。
【0008】周知のとおりYAGレーザは,ネオジムイ
オンをイットリウム・アルミニウム・ガーネットの母体
結晶にドービングしてレーザ活性媒体として使う,発振
波長は1.06μmの固体レーザである。
【0009】図中の1はYAGレーザ発振器を示す。2
はYAGレーザ発振器1に内蔵された高反射ミラーであ
る。3は励起ランプである。前記レーザ発振器1の励起
ランプの強力な発光によって励起されたYAGロッド4
からそれぞれレーザ光が放出される。放出されたレーザ
光は反射ミラー2と出力ミラー5の間を反射してYAG
ロッド4を通過するごとに,光は増幅され,この増幅を
繰り返してレーザビームが発振される。発振されたレー
ザビームは出力ミラー5から取り出され,入射レンズ6
を通過し,光ファイバ7を介してレーザエネルギーを伝
送する。
【0010】光ファイバの伝送路先端には溶接ヘッドに
あたる出射光ノズル8が連結され,出射光ノズルに内蔵
された集光レンズ9により定められた焦点位置にレーザ
ビームが集束され,金属板Wのレーザ溶接,切断,穴明
け等高密度エネルギーによる熱加工が行われる。
【0011】光ファイバケーブル10は,その断面構造
を図2及び図4に示すように,複数の細い光ファイバ7
を撚り合わせた単一のケーブル体の上に複数の冷却孔0
を穿設した内側被覆管11を設けて収束し,その外側に
外側被覆管12を同心上に設け,外側被覆管12の内側
に光ファイバ7を間接的又は直接的に冷却するための冷
却媒体を注入または循環可能な空間13を設けたもので
ある。
【0012】この場合,外側被覆管12と内側被覆管1
1との間に形成された空間13を通水路として冷却水が
レーザ発振器側の入力端a,あるいは出射光ノズル8側
の出力端bのいずれかに設けた注入口又は排出口から一
方向に書く冷却孔0に侵入し,被覆収束された光ファイ
バ7の内外を流れるようにしてある。
【0013】通常は図1及び図2のようにそれぞれの注
入口の反対側に排出口を設けるが,たとえば他の例とし
て図4に示すように,被覆管内に往復水冷回路イ及びロ
を仕切る隔壁14を設置し,あるいは図では省略したが
被覆管を二重構造にして独立した二重空間を往復路とし
て循環可能な水冷構造にして,注入口と排出口とを片
側,たとえば入力側aに集中させてもよい。
【0014】また冷却水が出射光ノズル8をも冷却する
構造にすれば,等価的に熱容量を大きくすることができ
るので,出射光ノズル8をより小型化することも可能で
ある。さらにレーザ発振器は一般的に水冷されているの
で,光ファイバの水冷回路をこれと直列に構成し,ある
いはマニホールドを介してそれから並列に取水するよう
にすれば,別途の取水口は不要となり冷却回路を簡素に
構成することができる。
【0015】なお,冷却媒体には冷却水等の流体に限ら
ず,エアあるいはアシストガス等の気体を使用しても同
様の作用が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上で説明したように,本発明システム
によれば,レーザ発振器から溶接ヘッドに至る光ファイ
バを耐水性の被覆材で包み,しかもそれらの間に空隙を
設けるようにして,その空隙に冷却媒体を供給して光フ
ァイバケーブルの冷却を行うことにより,同一コア径で
より大容量の高密度エネルギーを伝送でき,あるいは同
一エネルギーであれば,よりコア径の細い光ファイバケ
ーブルを使用できるようにしたため,従来の大容量YA
Gレーザシステムに較べ,光ファイバへの溶接中のスパ
ッタや不純物の付着を防止し,光ファイバケーブルの耐
久性及び可撓性を向上し,併せて大幅なコストダウンを
実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のYAGレーザ用冷却式光ファイバケー
ブルの実施例を示す概略図である。
【図2】図1のA−A矢視断面である。
【図3】本発明ケーブルの破砕断面を含む外観図であ
る。
【図4】本発明ケーブルの他の実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 YAGレーザ発振器 2 反射ミラー 3 励起ランプ 4 YAGロッド 5 出力ミラー 6 入射ミラー 7 光ファイバ 8 出射光ノズル 9 集光レンズ 10 光ファイバケーブ
ル 11 内側被覆管 12 外側被覆管 13 空間 14 隔壁 0 冷却孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器内に設置された励起ランプ
    の光をNd:YAG結晶に照射してレーザ光を発生さ
    せ,そのレーザを発振器から光ファイバケーブルで出射
    光ノズルに導いて目的位置に照射し加工を行うYAGレ
    ーザ加工システムにおいて,光ファイバに被覆管を設
    け,その被覆管と光ファイバとの間に光ファイバを直接
    的又は間接的に冷却するための冷却媒体を注入又は循環
    可能にしたYAGレーザ加工システム。
  2. 【請求項2】 レーザ発振器内に設置された励起ランプ
    の光をNd:YAG結晶に照射してレーザ光を発生さ
    せ,そのレーザを発振器から光ファイバケーブルで出射
    光ノズルに導いて目的位置に照射し加工を行うYAGレ
    ーザ加工システムにおいて,収束した光ファイバに多数
    孔を有する内部被覆管を設け,その内部被覆管の上に外
    部被覆管を設け,しかも内部被覆管の外側に光ファイバ
    を冷却するための冷却媒体を注入又は循環可能にしたY
    AGレーザ加工システム。
  3. 【請求項3】 レーザ発振器内に設置された励起ランプ
    の光をNd:YAG結晶に照射してレーザ光を発生さ
    せ,そのレーザを発振器から光ファイバケーブルで出射
    光ノズルに導いて目的位置に照射し加工を行うYAGレ
    ーザ加工システムにおいて,レーザ発振器から出射光ノ
    ズルに至る光ファイバケーブルの外側を耐水性の被覆管
    で包み,それらの間に空隙を設けるようにして,その空
    隙に通水して光ファイバの冷却を行うことを特徴とした
    YAGレーザ用冷却式光ファイバケーブル。
JP7046320A 1995-02-10 1995-02-10 Yagレーザ加工システムと冷却式 光ファイバケーブル Pending JPH08220404A (ja)

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