JPH08219860A - 連包商品の製造システム - Google Patents

連包商品の製造システム

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JPH08219860A
JPH08219860A JP5353995A JP5353995A JPH08219860A JP H08219860 A JPH08219860 A JP H08219860A JP 5353995 A JP5353995 A JP 5353995A JP 5353995 A JP5353995 A JP 5353995A JP H08219860 A JPH08219860 A JP H08219860A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の小袋部が連続的に設けられた包装袋の
各小袋部に種類の異なる物品を封入してなる連包商品の
製造に際し、各物品の小袋部への封入状態の設定の自由
度を向上させて、各種の連包商品の製造を可能とする。 【構成】 組合せ計量機10の集合シュート15に一般
計量機30A,30Bで計量した物品を投入することが
できるようにすると共に、組合せ計量機10で所定重量
に計量された物品と、一般計量機30A,30Bで計量
された物品とを上記集合シュート15からタイミングを
ずらして排出して、包装機50に順次供給するように構
成し、かつ、その排出タイミングを任意に設定可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連包商品、即ち複数の小
袋部が連続的に設けられた包装袋の各小袋部に種類の異
なる物品がそれぞれ封入されてなる商品の製造システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばキャンディーやチョコレート等の
商品については、複数種類のものを混合して所定重量に
計量し、これを1つの包装袋に包装して販売することが
行われており、このような混合商品を製造するものとし
て、例えば特開昭58−139027号公報や特開昭6
0−194320号公報に開示されたものがある。
【0003】また、この種の混合商品とは別に、例えば
オツマミのような商品については連包商品として製造、
販売することがある。これは、例えば図9に示すよう
に、複数(図例では4つ)の小袋部A1〜A4が連続的
に設けられた包装袋Aを用い、この包装袋Aの各小袋部
A1〜A4に種類の異なる物品B1〜B4をそれぞれ封
入したものであり、従来、図10に示すようなシステム
を用いて製造されていた。
【0004】つまり、バケットコンベアCによる物品の
搬送経路に沿って物品の種類と同数の計量機D1〜D4
を配置し、各計量機D1〜D4により物品B1〜B4を
それぞれ所定重量づつに計量して、上記バケットコンベ
アCの各バケットC1〜C4にそれぞれ投入する。そし
て、これらのバケットC1〜C4を包装機Eの上方で反
転させることにより、内部の物品B1〜B4を順次包装
機Eに供給すると共に、該包装機Eによりこれらの物品
B1〜B4を包装袋Aの各小袋部A1〜A4に順次封入
し、これにより、図9に示すような連包商品を製造する
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な連包商品の製造システムによれば、バケットコンベア
Cの各バケットC1〜C4にそれぞれ投入された複数種
類の物品B1〜B4が、先行するバケット内のものから
順次包装袋Aの各小袋部A1〜A4に封入されていくか
ら、該包装袋Aの各小袋部A1〜A4への物品B1〜B
4の封入順序が、これらの物品B1〜B4が投入された
バケットC1〜C4の順序によって決定されることにな
る。
【0006】そのため、例えば物品B1〜B4を包装袋
Aの各小袋部A1〜A4に任意の順序で封入したり、或
は物品B1,B2を組合せて同一の小袋部A1に収容
し、物品B3,B4を組合せて次の小袋部A2に収容す
るといったことができず、また、これを行おうとすれ
ば、各計量機D1〜D4から各バケットC1〜C4への
物品投入タイミングをこれらの計量機D1〜D4の配置
やバケットC1〜C4の移動速度等の関係で複雑に制御
しなければならない等、包装袋の各小袋部への物品の封
入の仕方の自由度が制限されるのである。
【0007】さらに、従来の連包商品の製造システムの
場合、図10に示すように、少なくとも物品の種類と同
数の計量機D1〜D4を、バケットコンベアCの下部の
物品投入部に一列に設置することになるので、特に物品
の種類が多い場合に、上記物品投入部が長くなり、ひい
てはバケットコンベアCないし当該製造システム全体が
大型化することになるのである。
【0008】そこで、本発明は、上記のような連包商品
の製造システムとして、全体がコンパクトに構成され、
しかも、包装袋に連包される各物品の連包状態を自由に
設定、変更できるシステムを実現することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る連包商品の製造システムは、次のよう
に構成したことを特徴とする。
【0010】まず、本願の請求項1の発明(以下、第1
発明という)に係るシステムは、複数の小袋部が連続的
に設けられた包装袋の各小袋部に種類の異なる物品をそ
れぞれ封入してなる連包商品の製造システムにおいて、
少なくとも物品の種類数と同数台の計量機と、これらの
計量機で共用され、各計量機でそれぞれ所定重量に計量
された物品が順次投入される共通シュートと、該共通シ
ュートから排出される物品を上記包装袋の各小袋部に順
次収容して包装する包装機と、上記各計量機から共通シ
ュートへの物品の排出タイミングを制御する排出制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項2の発明(以下、第2発明と
いう)に係るシステムは、上記第1発明のシステムにお
いて、複数台の計量機のうちの1台は、物品を複数の計
量ホッパに分散供給し、これらの計量ホッパで得られた
重量値についての組合せ演算を行って所定重量に計量す
る組合せ計量機とすると共に、共通シュートとして、こ
の組合せ計量機に備えられた集合シュートを用い、か
つ、他の計量機を、この組合せ計量機の集合シュートに
計量した物品を投入するように構成したことを特徴とす
る。
【0012】さらに、請求項3の発明(以下、第3発明
という)に係るシステムは、上記第2発明のシステムに
おいて、他の計量機の少なくとも1台を、計量した物品
を組合せ計量機の集合シュートに投入する状態と、該組
合せ計量機の所定の計量ホッパに投入する状態との切り
換えが可能なものとしたことを特徴とする。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、第1発明〜第3発明のい
ずれによっても、少なくとも物品の種類数と同数台備え
られた計量機から排出される物品が、これらの計量機で
共用される共通シュートの出口から包装機に供給される
から、各計量機の配置等に拘らず、各計量機からの物品
の排出順序通りにこれらの物品が包装機に供給され、或
は複数の計量機から物品を同時に排出すればこれらの物
品が同時に包装機に供給されることになる。
【0014】したがって、排出制御手段により、各計量
機からの物品の排出タイミングを制御するするだけで、
任意の順序もしくは任意の組合せの混合状態で複数種類
の物品が連包されてなる商品が得られることになる。
【0015】また、少なくとも物品の種類数と同数台の
計量機が1つの共通シュートに対して物品を排出するか
ら、これらの計量機を共通シュートの周辺に集中的に配
置することができ、システム全体がコンパクトに構成さ
れることになる。
【0016】そして、第2発明によれば、複数台の計量
機のうちの1台として、計量精度の高い組合せ計量機が
用いられ、また、共通シュートとして、この組合せ計量
機に備えられた集合シュートが用いられるので、構成を
いたづらに複雑化させることなく、例えば単価の高い特
定の物品についての計量を高精度に行うことが可能とな
る。
【0017】さらに、第3発明によれば、組合せ計量機
以外の他の計量機の少なくとも1台について、計量した
物品を組合せ計量機の集合シュートに投入する状態と、
該組合せ計量機の所定の計量ホッパに投入する状態との
切り換えが可能とされるので、商品の種類の設定の自由
度が一層向上し、特に後者の状態としたときに、この計
量機で扱われる物品と組合せ計量機で扱われる物品とが
混合された上で、組合せ計量により所定重量に精度よく
計量されて包装機に供給されることになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0019】図1及び図2に示すように、この実施例に
係る連包商品の製造システムは、1台の組合せ計量機1
0と、第1、第2の2台の一般計量機30A,30B
と、包装機50とを主たる構成要素として備えている。
【0020】上記組合せ計量機10は、円形に配置され
た複数の計量ホッパ11…11を有し、これらの計量ホ
ッパ11…11に、中央に配置された分散テーブル12
上から、その周囲に放射状に配置された供給トラフ13
…13及び各計量ホッパ11…11の上方に配置された
プールホッパ14…14を介して物品が分散供給される
ようになっている。
【0021】そして、これらの計量ホッパ11…11に
供給された物品の重量値に基づいて組合せ演算が行われ
て、組合せ加算値が目標重量に最も近くなる最適組合せ
が選択され、その最適組合せに該当した計量ホッパ11
…11のみから、下方に配置された集合シュート15内
に物品が排出されることにより、上記目標重量に計量さ
れた物品が得られるようになっている。
【0022】その場合に、この組合せ計量機10におい
ては、円形に配置された複数の計量ホッパ11…11
と、これらの計量ホッパ11…11にそれぞれ対応させ
て備えられたプールホッパ14…14及び供給トラフ1
3…13とが、半円上をなす2つのグループに分割され
ていると共に、分散テーブル12上の物品貯留部も仕切
り板16によって両グループに対応させて2分割されて
いる。そして、該分散テーブル12上に、両グループに
異なる物品をそれぞれ供給するために、グループ毎に物
品供給装置17,17及び物品投下シュート18,18
が備えられている。
【0023】つまり、この組合せ計量機10は、それぞ
れが独自に組合せ計量を行うことができる第1、第2計
量部10A,10Bを有し、集合シュート15を共有す
る実質上、2台の組合せ計量機で構成されているのであ
る。
【0024】また、上記第1、第2一般計量機30A,
30Bは同一の構成で、いずれも、本体31の上部に設
けられた物品投入口32から投入された物品を所定重量
に計量して、該本体31の下部に設けられた物品排出シ
ュート33から排出するようになっている。
【0025】そして、この一般計量機30A,30Bの
本体31,31は昇降台34,34上にそれぞれ設置さ
れて、図1に実線で示す高位置と鎖線で示す低位置とに
移動可能とされ、高位置では、第1一般計量機30Aの
物品排出シュート33は、上記組合せ計量機10の第1
計量部10Aにおけるの所定の計量ホッパ11を臨み、
第2一般計量機30Bの物品排出シュート33は組合せ
計量機10の第2計量部10Bにおけるの所定の計量ホ
ッパ11を臨み、また、低位置では、両一般計量機30
A,30Bの物品排出シュート33,33とも、組合せ
計量機10の集合シュート15内を臨むようになってい
る。
【0026】なお、上記昇降台34,34はそれぞれ台
車35,35上に設置され、第1、第2一般計量機30
A,30Bが組合せ計量機10に対して近接、後退さ
せ、或は高位置においては物品排出シュート33,33
を組合せ計量機10の任意の計量ホッパ11,11に臨
ませることができるようになっている。
【0027】そして、上記組合せ計量機10における集
合シュート15の下方には、該集合シュート15から排
出される物品を一時的に貯留するタイミングホッパ41
が配置されている。
【0028】このタイミングホッパ41には、正しく計
量が行われた場合の正量用ゲート41aと、計量ミスを
生じた場合の不量用ゲート41bとが設けられていると
共に、これらのゲート41a,41bをそれぞれ開閉す
るゲート開閉装置42,43が備えられている。そし
て、正量用ゲート41aが開かれたときには、物品は正
量用シュート44を介して包装機50に供給され、不量
用ゲート41bが開かれたときには、物品は不量用シュ
ート45を介して包装機50外に排出されるようになっ
ている。
【0029】また、上記包装機50は、上部に物品投入
シュート51を有し、上記タイミングホッパ41から正
量用シュート44を介して該投入シュート51に投入さ
れた物品を包装袋の各小袋部に順次封入してゆくように
構成されている。
【0030】つまり、図3に示すように、この包装機5
0内には、包装袋用の帯状シートaをロールから繰り出
し、上記物品投入シュート51の周囲で、該シートaの
両側部を重ね合わせるように折り畳む左右一対の袋成形
部材52,52と、このシートaの重ね合わされた両側
部を熱溶着して筒状体bに形成する縦シール部材53
と、この筒状体bの所定位置を横方向に熱溶着してシー
ルすることにより、包装袋Aを構成する各小袋部A1,
A2…の上部と下部とをそれぞれ封鎖する上下の横シー
ル部材54,55と、これらの横シール部材54,55
の間に横方向に配置されて、所定個数の小袋部A1,A
2…を形成する毎に筒状体bを横方向に切断することに
より包装袋Aを完成させるカット部材56とが備えられ
ている。
【0031】以上の構成に加えて、このシステムには、
図4に示すように、各計量機10,30A,30B及び
包装機50の作動を制御する制御ユニット70が備えら
れている。
【0032】この制御ユニット70には、複数の物品を
どのように連包するか、或は各物品の重量をいくらに設
定するか、等の各種事項の設定を行うための操作部71
が接続されていると共に、組合せ計量機10の第1、第
2計量部10A,10B、第1、第2一般計量機30
A,30B,及び包装機50との間で各種の信号を送受
信し合うようになっている。また、包装機50には、一
つの包装袋Aを構成する小袋部A1,A2…の個数を設
定する小袋数設定部57が設けられている。
【0033】次に、図5及び図6のタイムチャートを用
いて、上記制御ユニット70の作動に従い、本実施例の
作用を説明する。
【0034】まず、図5のタイムチャートは、図9に示
す前述の4種類の物品B1〜B4を包装袋Aの4つの小
袋部A1〜A4に1種類づつ封入してなる最も一般的な
連包商品を製造する場合のものであり、この場合、図1
に鎖線んで示すように、第1、第2一般計量機30A,
30Bは下方の位置にセットされて、物品排出シュート
33,33が組合せ計量機10の集合シュート15内を
直接臨んでいる状態にある。また、包装機50において
は、小袋数設定部57により1つの包装袋Aに設けられ
る小袋部の数が4に設定される。
【0035】そして、まず包装機50からの準備完了を
示すスタート信号が制御ユニット70に入力されると、
該ユニット70は、最初の物品B1の計量を行う組合せ
計量機10の第1計量部10Aに対してこのスタート信
号を転送し、これに伴って、該第1計量部10Aが計量
動作を開始する。
【0036】つまり、該台1計量部10Aの複数の計量
ホッパ11…11に既に投入されている物品B1の各計
量値について組合せ演算が行われ、組合せ加算値が予め
設定された目標重量に最も近くなる最適組合せが選択さ
れると共に、その最適組合せに該当した計量ホッパ11
…11のみから物品が排出されることにより、上記目標
重量ないしこれに近い重量に計量された物品B1が集合
シュート15内に排出され、該集合シュート15を介し
てタイミングホッパ41に投入されることになる。
【0037】そして、その組合せ計量が正しく行われた
とき、具体的には、最適組合せの組合せ加算値が目標重
量に対して所定の許容誤差範囲内にあるときには、ゲー
ト開閉装置42によりタイミングホッパ41の正量用ゲ
ート41aが開かれることにより、該タイミングホッパ
41内の物品B1が正量用シュート44を介して包装機
50の物品投入シュート51に投入される。また、これ
と同時に、排出完了信号が出力され、この信号が制御ユ
ニット70を介して包装機50に転送される。
【0038】一方、この物品B1が上記物品投入シュー
ト51を介して供給された包装機50は、排出完了信号
を受けて包装動作を開始する。
【0039】つまり、上記物品投入シュート51に投入
された物品B1は、包装袋Aの下部が封鎖された1番目
の小袋部A1に導入されると共に、その後、下方の横シ
ール部材55によりその小袋部A1の上部が封鎖され、
また、これと同時に2番目の小袋部A2の下部が上方の
横シール部材54により封鎖される。そして、包装袋A
ないし図3に示す筒状体bが下方へ1ピッチ移送され
る。これにより、最初の物品B1の1番目の小袋部A1
への封入が完了し、同時に、次の物品B2の受入準備が
完了することになるので、該包装機50は再びスタート
信号を出力する。
【0040】そして、このスタート信号により、今度は
組合せ計量機10の第2計量部10Bにより次の物品B
2についての組合せ計量が同様にして行われると共に、
この物品B2が包装機50に供給されて、上記包装袋A
の2番目の小袋部A2に封入される。
【0041】以下同様にして、物品B3及び物品B4に
ついての計量排出動作と、これらの物品B3,B4の包
装袋Aの3番目及び4番目の小袋部A3,A4への封入
動作とが順次行われるのであるが、物品B3の計量は第
1一般計量機30Aによって行われて、組合せ計量機1
0における集合シュート15を介してタイミングホッパ
41に投入され、また、物品B4の計量は第2一般計量
機30Bによって行われて、同じく組合せ計量機10に
おける集合シュート15を介してタイミングホッパ41
に投入される。
【0042】その場合に、第1、第2一般計量機30
A,30Bによる計量動作及び包装機50によるこれら
の物品B3.B4の小袋部A3,A4への封入動作は、
スタート信号及び排出完了信号を受けてそれぞれ行われ
る点は、物品B1,B2の場合と同様である。
【0043】そして、包装袋Aの4番目の小袋部A4に
物品B4が封入されると、包装機50においては、カッ
ト部材56が作動することにより、その小袋部A4の上
部のシール部の直上方で当該包装袋Aが上方に続く部分
から切り離され、これにより、4種類の物品B1〜B4
が4つの小袋部A1〜A4にそれぞれ収納されてなる図
9に示すような連包商品が完成することになる。
【0044】なお、組合せ計量機10における第1、第
2計量部10A,10B及び第1、第2一般計量機30
A,30Bのいずれかにおいて、所定の許容誤差範囲内
の計量値が得られなかった場合等にはエラー信号が出力
され、そのエラーに係る物品がタイミングホッパ41に
導入された際に、ゲート開閉装置43により該ホッパ4
1の不量用ゲート41bが開かれる。したがって、この
物品は、不量用シュート45により、包装機50に供給
されることなく、外部に排出されることになり、同一の
物品についての計量動作が改めて行われることになる。
【0045】ここで、組合せ計量機10における第1、
第2計量部10A,10Bは、同時並行的に計量動作を
行い、計量した物品の排出動作のみを包装機からのスタ
ート信号に連動させて、タイミングをずらせて行わせる
ようにしてもよい。
【0046】また、この第1、第2計量部10A,10
B、及び第1、第2一般計量機30A,30Bからの物
品の排出順序も上記タイムチャートに示すものに限ら
ず、操作部71で任意に設定することができ、その設定
した排出順序で包装袋Aの各小袋部A1〜A4に物品が
封入されてなる連包商品が得られることになる。
【0047】次に、図6に示すタイムチャートについて
説明する。このタイムチャートは、図7に示すように、
4種類の物品B1〜B4のうち、物品B1,B2を混合
させて包装袋Aの第1の小袋部A1に封入し、物品B
3,B4を同じく混合させて包装袋Aの第2の小袋部A
2封入してなる商品を製造する場合のものであり、この
場合、図1に実線で示すように、第1、第2一般計量機
30A,30Bは上方の位置にセットされて、物品排出
シュート33,33が組合せ計量機10の第1、第2計
量部における所定の計量ホッパ11,11内をそれぞれ
臨んでいる状態にある。また、包装機50においては、
小袋数設定部57により1つの包装袋Aに設けられる小
袋部の数が2に設定される。
【0048】そして、まず包装機50からスタート信号
が出力されると、制御ユニット70はこの信号を第1一
般計量機30Aに転送し、該第1一般計量機30Aが最
初の物品B1についての計量動作を開始する。そして、
所定重量に計量した物品B1を組合せ計量機10の第1
計量部10Aにおける所定の計量ホッパ11に投入し、
同時に排出完了信号を出力する。
【0049】一方、組合せ計量機10の第1計量部10
Aにおいては、上記所定の計量ホッパ11を除く他の計
量ホッパ11…11には既に物品B2が投入されてお
り、上記第1一般計量機30Aから制御ユニット70を
介して排出完了信号を受けたときに、上記物品B1の計
量値が必ず含まれるように、各計量ホッパ11…11で
得られた各計量値について組合せ演算が行われる。
【0050】そして、最適組合せに該当した物品B1が
投入されている計量ホッパ11と物品B2が投入されて
いる他の計量ホッパ11…11とからこれらの物品B
1,B2が排出され、これが集合シュート15を介して
タイミングホッパ41に投入されると共に、この組合せ
計量が正しく行われたときには、正量用ゲート41aが
開かれることにより、該タイミングホッパ41内の物品
B1,B2が正量用シュート44を介して包装機50の
物品投入シュート51に投入される。
【0051】また、これと同時に、排出完了信号が出力
され、この信号が制御ユニット70を介して包装機50
に転送されることにより、該包装器50によって上記物
品B1,B2についての包装動作が行われることにな
り、これにより、包装袋Aの1番目の小袋部A1に物品
B1,B2が混合された状態で封入されることになり、
また、このときに包装機50は再びスタート信号を出力
する。
【0052】そして、このスタート信号により、今度は
第2一般計量部30Aが物品B3を所定重量に計量し
て、組合せ計量機10の第2計量部10Bにおける所定
の計量ホッパ11に投入すると共に、該組合せ計量機1
0の第2計量部10Bにおいては、上記所定の計量ホッ
パ11と既に物品B4が投入されている他の計量ホッパ
11…11とで得られた計量値について、物品B3の計
量値が必ず含まれるように組合せ演算が行われ、最適組
合せに該当した物品B3が投入されている計量ホッパ1
1と物品B4が投入されている他の計量ホッパ11…1
1とからこれらの物品B3,B4が排出される。
【0053】そして、この物品B3,B4は、上記物品
B1,B2の場合と同様にして包装機50に供給され、
該包装器50によって包装袋Aの2番目の小袋部A2に
混合された状態で封入されることになる。
【0054】その後、該包装機50においてはカット部
材56が作動し、2番目の小袋部A2の上部のシール部
の直上方で当該包装袋Aが上方に続く部分から切り離さ
れることにより、図7に示すように、4種類の物品B1
〜B4が2種類づつ混合されて、2つの小袋部A1,A
2にそれぞれ収納されてなる連包商品が完成することに
なる。
【0055】ここで、第1、第2一般計量機30A,3
0Bから組合せ計量機10の第1、第2計量部10A,
10Bへの物品B1,B3の供給は計量ホッパ11,1
1に対して行うようにしたが、両計量部10A,10B
におけるプールホッパ14,14に対して供給するよう
にしてもよい。
【0056】また、上記第1、第2一般計量機30A,
30Bにおける計量動作、ないしこれらの計量機30
A,30Bから組合せ計量機10の第1、第2計量部1
0A,10Bにおける所定の計量ホッパ11,11への
物品B1,B3の投入動作、及び組合せ計量機10の第
1、第2計量部10A,10Bにおける計量動作は同時
並行的に行い、両計量部10A,10Bからの物品の排
出動作のみを包装機からのスタート信号に連動させて、
タイミングをずらせて行わせるようにしてもよい。
【0057】さらに、第1、第2一般計量機30A,3
0Bを移動させて、組合せ計量機10の第1、第2計量
部10A,10Bのいずれか一方における2個の計量ホ
ッパ11,11に対して、第1、第2一般計量機30
A,30Bの両者から物品をそれぞれ投入するようにし
てもよく、この場合、図8に示すように、例えば包装袋
の1番目の小袋部A1に物品B1が封入され、2番目の
小袋部A2に物品B2,B3,B4が封入されてなる連
包商品が得られることになる。
【0058】なお、以上の実施例では、2つの計量部1
0A,10Bを有する1台の組合せ計量機10と、2台
の一般計量機30A,30Bを用いたので、最大4種類
の物品につての連包商品を製造することができると共
に、そのうちの2種類の物品については組合せ計量によ
り高い精度で計量することができることになるが、計量
機の組合せはこれに限らず、例えば共通のシュートの周
囲に複数台の一般計量機を配置して、各計量機からの物
品の排出タイミングを制御することにより、図7〜図9
に示すような連包商品を製造することも可能である。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、包装袋
の各小袋部に種類の異なる物品がそれぞれ封入されてな
る連包商品を製造するに際して、少なくとも物品の種類
数と同数台備えられた計量機から排出される物品が、こ
れらの計量機で共用される共通シュートの出口から包装
機に供給されるから、各計量機の配置等に拘らず、各計
量機からの物品の排出タイミングを制御するするだけ
で、任意の順序もしくは任意の組合せの混合状態で複数
種類の物品が連包されてなる商品が得られることになり
り、この種の連包商品の製造システムとして、汎用性に
優れたシステムが実現されることになる。
【0060】また、少なくとも物品の種類数と同数台の
計量機が1つの共通シュートに対して物品を排出するか
ら、これらの計量機を共通シュートの周辺に集中的に配
置することができ、システム全体がコンパクトに構成さ
れることになる。
【0061】そして、特に第2発明によれば、複数台の
計量機のうちの1台として、計量精度の高い組合せ計量
機が用いられ、また、共通シュートとして、この組合せ
計量機に備えられた集合シュートが用いられるので、構
成をいたづらに複雑化させることなく、例えば単価の高
い特定の物品についての計量を高精度に行う、といった
ことが可能となり、この種の連包商品として、商品価値
の高いものが得られることになるる。
【0062】さらに、第3発明によれば、組合せ計量機
以外の一般計量機の少なくとも1台が、計量した物品を
組合せ計量機の集合シュートに投入する状態と、該組合
せ計量機の所定の計量ホッパに投入する状態との切り換
えが可能とされるので、商品の種類の設定の自由度が一
層向上し、さらに汎用性に優れたシステムが実現される
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る連包商品の製造システ
ムの全体構成を示す正面図である。
【図2】 同じく同軸平面図である。
【図3】 同システムにおける包装機の概略構成図であ
る。
【図4】 同システムの制御系等示すブロック図であ
る。
【図5】 同システムの作動の一例を示すタイムチャー
ト図である。
【図6】 同システムの他の作動例を示すタイムチャー
ト図である。
【図7】 図6の作動例で製造される連包商品の説明図
である。
【図8】 他の作動例で製造される連包商品の説明図で
ある。
【図9】 一般的な連包商品の説明図である。
【図10】 従来の連包商品の製造システムを示す該略
図である。
【符号の説明】
10(10A,10B) 組合せ計量機 11 計量ホッパ 15 共通シュート(集合シュー
ト) 30A,30B 一般計量機 70 排出制御手段(制御ユニッ
ト)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の小袋部が連続的に設けられた包装
    袋の各小袋部に種類の異なる物品をそれぞれ封入してな
    る連包商品の製造システムであって、少なくとも物品の
    種類数と同数台の計量機と、これらの計量機で共用さ
    れ、各計量機でそれぞれ所定重量に計量された物品が順
    次投入される共通シュートと、該共通シュートから排出
    される物品を上記包装袋の各小袋部に順次収容して包装
    する包装機と、上記各計量機から共通シュートへの物品
    の排出タイミングを制御する排出制御手段とを有するこ
    とを特徴とする連包商品の製造システム。
  2. 【請求項2】 複数台の計量機のうちの1台は、物品を
    複数の計量ホッパに分散供給し、これらの計量ホッパで
    得られた重量値についての組合せ演算を行って所定重量
    に計量する組合せ計量機であり、共通シュートは、この
    組合せ計量機に備えられた集合シュートであって、他の
    計量機は、この組合せ計量機の集合シュートに計量した
    物品を投入するように構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の連包商品の製造システム。
  3. 【請求項3】 他の計量機の少なくとも1台は、計量し
    た物品を組合せ計量機の集合シュートに投入する状態
    と、該組合せ計量機の所定の計量ホッパに投入する状態
    との切り換えが可能とされていることを特徴とする請求
    項2に記載の連包商品の製造システム。
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