JPH08219342A - 内面接合式の管継手のモルタル充填装置 - Google Patents

内面接合式の管継手のモルタル充填装置

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Publication number
JPH08219342A
JPH08219342A JP4333495A JP4333495A JPH08219342A JP H08219342 A JPH08219342 A JP H08219342A JP 4333495 A JP4333495 A JP 4333495A JP 4333495 A JP4333495 A JP 4333495A JP H08219342 A JPH08219342 A JP H08219342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral surface
elastic body
inner peripheral
mortar
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP4333495A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Toshima
敏雄 戸島
Takahiro Ishihara
孝浩 石原
Masao Kudo
将夫 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受口の内周面と挿口の外周面との間に介装さ
れたシール材を、受口内に配置される押輪と、この押輪
からねじ出されて受口の奥端面を押すボルトとによって
圧縮するようにした内面接合式の管継手において、押輪
と受口奥端面との間に、誰でも簡単にモルタルを充填で
きるようにする。 【構成】 押輪9の内周面から、受口2の奥端面11よ
りも奥側の管1の内周面25までにわたって、環状の弾
性体22を配置する。当て板23と当て板セッター24
とで弾性体22を拡径方向に押圧して、この弾性体22
を押輪9の内周面と受口側の管の内周面25とに密着さ
せることで、この弾性体22と押輪9と受口の奥端面1
1とで囲まれる空間44を形成する。この空間44内に
モルタル45を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内面接合式の管継手のモ
ルタル充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】管継手の一種として、受口の内周面と挿
口の外周面との間に介装されたシール材を、受口内に配
置される押輪と、この押輪からねじ出されて受口の奥端
面を押すボルトとによって圧縮するようにした内面接合
式の管継手がある。
【0003】図6は、このような内面接合式の管継手の
一例を示す。ここで、互いに接合される鋳鉄製の一方の
管1の端部には受口2が形成され、他方の管3の端部に
は、受口2内に挿入される挿口4が形成されている。受
口2の内周には環状の凹部5が形成されており、この凹
部5における受口開口端側には、その開口端に向けて次
第に内径が小さくなるシール材圧接面6が形成されてい
る。凹部5には、シール材圧接面6と挿口4の外周面と
の間に配置されるゴム製のシール材7と、周方向に沿っ
て複数に分割された割輪8と、押輪9とが配置されてい
る。管軸方向のボルト10が押輪9からねじ出し可能に構
成されており、このボルト10の頭部と受口2の奥端面11
との間には、継ぎ棒12が配置されている。
【0004】そして、このようなボルト11および継ぎ棒
12が周方向に複数配置され、このボルト11が押輪9から
ねじ出されて継ぎ棒12が奥端面11に当たることで、割輪
8を介してシール材7が圧縮され、それによってシール
材7が所定のシール機能を発揮することになる。押輪9
には、挿口4の先端部との当たりを避けるための切り欠
き13が形成されている。また挿口4の外面には突部14が
形成されており、この突部14が受口2の端面に当たるこ
とによっても、挿口4が受口2の奥側に入り込み過ぎて
その先端が押輪9に当たることが防止されている。
【0005】このような構成の内面接合式の管継手にお
いては、押輪9からボルト10をねじ出してシール材7を
圧縮することで所定のシール機能を発揮させた状態で
は、この押輪9の端面と受口2の奥端面11との間に周方
向に環状の空間15が生じる。この空間15は管の内周面よ
りも径方向の外側に位置しており、したがって管内に通
水したときには淀みが発生する原因となる。そこで、シ
ール材7を圧縮した後には、この空間15にモルタル16を
充填して、そのような淀みの発生を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来において
は、このようなモルタルの充填作業は作業者が手込めに
よって行っており、作業が難しいために熟練者しか充填
を行えず、しかも最近はその熟練者が減少する傾向にあ
るという問題点を有する。
【0007】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、誰でも簡単にモルタルの充填を行えるようにするこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、受口の内周面と挿口の外周面との間に介装さ
れたシール材を、受口内に配置される押輪と、この押輪
からねじ出されて受口の奥端面を押すボルトとによって
圧縮するようにした内面接合式の管継手において、前記
押輪の内周面から前記受口の奥端面よりも奥側の管の内
周面までにわたって配置された環状の弾性体と、この弾
性体を拡径方向に押圧して、この弾性体を前記押輪の内
周面と受口側の管の内周面とに密着させることで、この
弾性体と押輪と受口の奥端面とで囲まれる空間を形成さ
せる手段と、この空間内にモルタルを供給させる手段と
を設けたものである。
【0009】
【作用】このような構成によれば、押輪の内周面から受
口側の管の内周面までにわたって弾性体を配置し、押圧
手段により弾性体を拡径方向に押圧させて、この弾性体
を押輪の内周面と受口側の管の内周面とに密着させるこ
とで、この弾性体と押輪と受口の奥端面とで囲まれる空
間が容易に形成される。したがって、この空間へ供給手
段によりモルタルを供給することで、手込めの作業を必
要とすることなく、誰によっても簡単にモルタルが充填
される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図3にも
とづき、図6に示したものと同一の部材には同一の参照
番号を付して、詳細に説明する。ここで21は本発明にも
とづくモルタル充填装置であって、弾性体22と、当て板
23と、当て板セッター24とが同心状に配置された構成と
なっている。
【0011】弾性体22は平らな環状のスポンジゴムによ
って形成されており、押輪9の内周面から、受口2の奥
端面11よりも奥側の管の内周面25までにわたって配置さ
れている。この弾性体22の外周面には、押輪9の内周面
に対応した部分27と、管1の内周面25に対応した部分28
とが形成されており、両部分27、28どうしの間にはテー
パ面29が形成されている。また弾性体22の外周面には、
押輪9の内周面に対応した溝部30と、管1の内周面25に
対応した段部31とが形成されており、これら溝部30およ
び段部31には、それぞれ一対ずつのOリング32がはめ込
まれている。また弾性体22には、押輪9の切り欠き13に
係り合う突部33が形成されている。
【0012】当て板23は、弾性体22の内周にはまり込ん
だ平らな環状体によって形成されており、図示のような
周方向に一つ割りのFRP材などによって径方向に弾性
変形可能なように構成されている。この当て板23の分割
部34には調節ボルト35が配置されており、この調節ボル
ト35を調節することで分割部34の開度すなわち当て板23
の外径を調節できるように構成されている。
【0013】当て板セッター24は、当て板23の内周側に
配置されており、環状体37と、この環状体37に貫通状態
でねじ込まれたボルト38とを有している。ボルト38は、
その頭部が環状体37の内面側に配置された状態で、周方
向に複数が配置されている。各ボルト38の先端部は環状
体37から径方向の外向きに突出し、これら先端部には、
それぞれ円弧板状の移動体39が取り付けられている。各
移動体39は、ボルト38を操作することによって径方向に
移動可能とされ、径方向の外向きに移動されたときには
当て板23の内面に接することができるように構成されて
いる。なお、移動体39は、当て板23の分割部34を避ける
ことができるように切り欠かれた構成となっている。
【0014】当て板セッター24よりも内周の位置から、
この当て板セッター24の環状体37と当て板23と弾性体22
とを径方向に貫通するモルタル供給管40が設けられてお
り、このモルタル供給管40の一端側は弾性体22の外周面
側で開口している。モルタル供給管40の他端側は、モル
タルポンプ41に連通されている。モルタル供給管40は周
方向に間隔をおいて一対が設けられており、これらモル
タル供給管40どうしの間には、バルブ42付きの空気抜き
管43が設けられている。この空気抜き管43も弾性体22と
当て板23と環状体37とを貫通しており、その一端側が弾
性体22の外周面側で開口するとともに、その他端側が環
状体37の内周面側で開口している。
【0015】このような構成において、管継手の接合作
業の際に押輪9からボルト10をねじ出してシール材7の
圧縮が完了したなら、次にこの押輪9が存在する部分の
管路の内部にモルタル充填装置21を搬入する。そして、
弾性体22の突部33を押輪9の切り欠き13に係り合わせる
ことでこの弾性体22を管軸方向に位置決めさせ、その内
周側に当て板23を配置し、さらに当て板セッター24を配
置する。この当て板セッター24は、空気抜き管43が管継
手の頂部に位置するとともに、一対のモルタル供給管40
がこの空気抜き管43の両側に位置することになるように
設置する。
【0016】そして、当て板23の分割部34の調節ボルト
35をゆるめた状態で、当て板セッター24の各ボルト38を
操作して移動体39を径方向の外向きに移動させ、この移
動体39により当て板23を介して弾性体22を押輪9の内周
面と管1の内周面25とに押し当てる。すると、弾性体22
の外周における一端側の部分27が押輪9の内周面に密着
するとともに、他端側の部分28が管1の内周面25に密着
する。またOリング32によって、押輪9と弾性体22の間
と、管1の内周面25と弾性体22の間とが確実にシールさ
れ、弾性体22と押輪9と受口2の奥端面11とで囲まれる
空間44が形成される。
【0017】そこで、この状態を保持したうえで、次に
モルタルポンプ41を駆動させて、モルタル供給管40から
空間44の内部へモルタル45を充填する。このモルタル45
の充填にしたがい、空間44内の空気46は、管継手の頂部
に配置された空気抜き管43を介して外部に排出される。
【0018】空気抜き管43からモルタルが出始めたな
ら、空間44内へのモルタル44の充填がほぼ完了したと判
断されるため、バルブ42を閉じたうえでさらに所定時間
にわたってモルタル44を供給し、かつ十分に空気を抜
く。
【0019】モルタル45の充填が完了したなら、当て板
23の調節ボルト35を操作することによってこの当て板23
を拡径させ、移動体39に代えてこの当て板23により弾性
体22を拡径方向に押圧する。そして、この当て板23によ
る押圧状態を維持したままで、モルタルの養生を行う。
そうすることで、押輪9と奥端面11との間に硬化状態の
モルタル16が充填されることになり、このモルタル16の
内周面は弾性体22のテーパ面29によって形成される。
【0020】一方、当て板セッター24のみは、ボルト38
の操作により取り外して他の管継手の位置へ運搬する。
そして、新たな当て板と弾性体とを装着して、その管継
手におけるモルタルの充填を実施する。このように、一
つの当て板セッターを用いるだけで、多数の管継手にお
いて、モルタルの充填および養生を行うことができる。
【0021】図4および図5は、当て板セッター24の他
の例を示す。この例では、当て板セッター24は、管軸方
向に間隔をおいて配置された一対の横断面が円形のリン
グ体51にて構成されている。各リング体51は、周方向に
適当数に分割されることにより、複数の円弧状の分割片
52によって構成されている。各分割片52どうしの間に
は、分割空間53が形成されている。そして、周方向に隣
り合う分割片52の端部どうしは、これら分割片52の内周
側に配置されたターンバックル54によって互いに連結さ
れている。このため、これらターンバックル54を操作す
ることによってリング体51を拡径および縮径可能に構成
されている。
【0022】モルタル供給管40や空気抜き管43は、管軸
方向に沿ってリング体51を避けた位置に配置されてい
る。当て板23の分割部34の調節ボルト35も、リング体51
を避けるように管軸方向に位置をずらせて配置すること
ができる。あるいは、このように管軸方向の位置ずれに
代えて、この調節ボルト35を分割片52どうしの分割空間
53内に配置することもできる。
【0023】このような構成によれば、当て板23の内周
に当て板セッター24を配置したうえで、ターンバックル
54を操作してリング体51を拡径させれば、このリング体
51により当て板23を介して弾性体22が押輪9の内周面と
管1の内周面とに押し当てられる。そして、モルタルの
充填後は、同様に当て板セッター24のみを取り外し、当
て板23による弾性体22の押圧状態を維持したままで養生
を行う。
【0024】この図4および図5に示されたものでは、
図示のようにリング体51を3つ程度の分割片52に分割す
ればよく、そのため操作すべきターンバックル54の数も
それに応じた程度となるため、図1〜3に示したものに
比べて操作すべき箇所の数が少なくなり、このため当て
板セッター24の操作性を格段に向上させることが可能と
なる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、押輪
の内周面から受口側の管の内周面までにわたって配置さ
れる弾性体を押圧手段により拡径方向に押圧させて、こ
の弾性体を押輪の内周面と受口側の管の内周面とに密着
させることで、この弾性体と押輪と受口の奥端面とで囲
まれる空間を容易に形成することができ、したがって、
この空間へ供給手段によりモルタルを供給することで、
手込めの作業を必要とすることなく、誰でも簡単に、内
面接合式の管継手にモルタルを充填することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモルタル充填装置を内面接
合式の管継手に装着した状態を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す部分の横断面図である。
【図3】図1における弾性体の横断面図である。
【図4】本発明にもとづくモルタル充填装置であって、
当て板セッターの変形例を備えたものを、内面接合式の
管継手に装着した状態を示す縦断面図である。
【図5】図4に示す部分の横断面図である。
【図6】従来のモルタル充填手法が適用された内面接合
式の管継手の縦断面図である。
【符号の説明】
2 受口 4 挿口 9 押輪 10 ボルト 11 奥端面 22 弾性体 23 当て板 24 当て板セッター 40 モルタル供給管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受口の内周面と挿口の外周面との間に介
    装されたシール材を、受口内に配置される押輪と、この
    押輪からねじ出されて受口の奥端面を押すボルトとによ
    って圧縮するようにした内面接合式の管継手において、
    前記押輪の内周面から前記受口の奥端面よりも奥側の管
    の内周面までにわたって配置された環状の弾性体と、こ
    の弾性体を拡径方向に押圧して、この弾性体を前記押輪
    の内周面と受口側の管の内周面とに密着させることで、
    この弾性体と押輪と受口の奥端面とで囲まれる空間を形
    成させる手段と、この空間内にモルタルを供給させる手
    段とを設けたことを特徴とする内面接合式の管継手のモ
    ルタル充填装置。
JP4333495A 1994-12-13 1995-03-03 内面接合式の管継手のモルタル充填装置 Pending JPH08219342A (ja)

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JP4333495A JPH08219342A (ja) 1994-12-13 1995-03-03 内面接合式の管継手のモルタル充填装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-308538 1994-12-13
JP30853894 1994-12-13
JP4333495A JPH08219342A (ja) 1994-12-13 1995-03-03 内面接合式の管継手のモルタル充填装置

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JPH08219342A true JPH08219342A (ja) 1996-08-30

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JP4333495A Pending JPH08219342A (ja) 1994-12-13 1995-03-03 内面接合式の管継手のモルタル充填装置

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JP (1) JPH08219342A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005325580A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Kubota Corp 管の推進工法用ライナ
KR100775954B1 (ko) * 2006-10-30 2007-11-13 주식회사 한강개발 패커를 이용한 보수공법 및 그 보수용 패커구조

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JP2005325580A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Kubota Corp 管の推進工法用ライナ
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