JPH08219185A - 遠心クラッチ - Google Patents

遠心クラッチ

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JPH08219185A
JPH08219185A JP2031095A JP2031095A JPH08219185A JP H08219185 A JPH08219185 A JP H08219185A JP 2031095 A JP2031095 A JP 2031095A JP 2031095 A JP2031095 A JP 2031095A JP H08219185 A JPH08219185 A JP H08219185A
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B1/00Engines characterised by fuel-air mixture compression
    • F02B1/02Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
    • F02B1/04Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder

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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】遠心クラッチのクラッチイン時に、遠心クラッ
チから騒音がでず、スムーズに駆動側から従動側に動力
が伝達される遠心クラッチを提供する。 【構成】駆動軸11の先端ネジ軸部にクラッチハブ22
をネジ固定し、該クラッチハブに半径方向に摺動自在に
支持された複数のクラッチシュー23を配置した遠心ク
ラッチ20において、駆動軸の先端ネジ軸部に嵌合固定
され、複数のクラッチシューを駆動軸の軸線方向に押圧
するダイヤフラムバネ30を設け、かつ、クラッチハブ
が半径方向に延びる等間隔の複数のガイド体22bを備
え、ガイド体の各々に複数のクラッチシューの各々が摺
動自在に嵌合すると共に、クラッチシューのダイヤフラ
ムバネとは反対側の側面に摺接する円板状のクラッチシ
ュー保持板28を前記ガイド体の各々に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心クラッチに関し、
特に、助動車、オートバイ等の2サイクルガソリンエン
ジンの従動側に配置して好適な遠心クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、助動車、オートバイ等の車両に
は、内燃エンジン、特に、2サイクルガソリンエンジン
が搭載されており、該2サイクルガソリンエンジンから
車輪等への動力の伝達系統は、エンジン出力軸等のその
動力伝達途中に遠心クラッチを介装させ、前記2サイク
ルガソリンエンジンからの動力を前記遠心クラッチの回
転遠心力を利用して該遠心クラッチをクラッチインとす
ることで車輪等へ動力を伝達していた。
【0003】そして、従来の遠心クラッチの一例とし
て、エンジンの出力軸等にホルダープレートの役目をす
る駆動側クラッチドラムを固定し、該駆動側クラッチド
ラムに複数のガイドをリベットにより周方向に間隔をお
いて固定して、前記複数のガイドにより外周にライニン
グを施した複数のシュープレートを半径方向に摺動自在
に支持し、かつ、前記複数のシュープレート間に引張り
コイルスプリング介在させて前記各シュープレートを軸
心方向に付勢すると共に、前記エンジンの出力軸の先端
部にニードルベアリングを介してプーリーを回転自在に
配置し、該プーリーにその外周部が前記ライニング付き
のシュープレートを覆うように構成された従動側クラッ
チドラムを固定することによってクラッチを構成して、
前記エンジンの出力軸が回転し、前記駆動側クラッチド
ラムが回転することによって前記複数のシュープレート
が半径方向外方に摺動し、前記ライニングが前記従動側
クラッチドラムと摩擦接触して該従動側クラッチドラム
を回転させて、前記プーリーを回転駆動させることで、
車輪等に動力を伝達させるタイプの遠心クラッチが提案
されている(実公昭56ー42515号公報)。
【0004】また、従来の遠心クラッチ50の他の例と
して、図6に示すように、エンジンの出力軸51等の先
端部に雄ねじ部分51aを設け、該雄ねじ部分51aを
クラッチハブ52の中心に穿設した雌ねじ部52aにね
じ込み固定し、前記クラッチハブ52の放射方向に伸び
る複数のガイド体52bに半径方向に摺動自在に支持さ
れた複数のクラッチシュー53を配置し、かつ、該複数
のクラッチシュー53を外周方向から囲繞して前記各ク
ラッチシュー53を軸線X−Xに直交する方向に付勢す
るするように配置された一つのリング状引張りコイルス
プリング54を設けると共に、前記エンジンの出力軸5
1の前記雄ねじ部分51aよりエンジン寄りにニードル
ベアリング55を介して歯車56を回転自在に配置し、
該歯車56にその外周部がクラッチシュー53を覆うよ
うに構成された従動側クラッチドラム57を固定するこ
とによってクラッチを構成して、前記エンジンの出力軸
51等が回転し、前記クラッチハブ52が回転すること
によって前記複数のクラッチシュー53が回転遠心力で
前記リング状引張りコイルスプリング54の付勢力に抗
して半径方向外方に摺動し、前記クラッチシュー53が
前記従動側クラッチドラム57と摩擦接触して該従動側
クラッチドラム57を回転させて前記歯車56を回転駆
動させ、該歯車56を介して車輪等に動力を伝達させる
タイプの遠心クラッチがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の前記
車両等に用いられる遠心クラッチは、エンジンを始動さ
せて、その出力軸を回転させ、遠心クラッチを、例えば
アイドリングから回転を上げていってクラッチインさせ
るときに、該遠心クラッチから異常な騒音が発生する傾
向がある。この騒音の発生源はクラッチシューとクラッ
チハブ(駆動側クラッチドラム)との間の摺動部分にク
ラッチシューが摺動するための隙間があることに基づく
クラッチシューのガタツキによるものである。そして、
前記車両等に用いられるエンジンが2サイクルガソリン
エンジンである場合は、2サイクル故に4サイクルに比
べてエンジンの回転変動が生じ易い傾向があることか
ら、前記遠心クラッチから大きな騒音がでやすい。
【0006】このために、クラッチシューとクラッチハ
ブ(駆動側クラッチドラム)との嵌合部の隙間を小さく
すれば、騒音は小さくなるが、クラッチハブ(駆動側ク
ラッチドラム)に対するクラッチシューの摺動移動が悪
くなる傾向があると共に、クラッチシューとクラッチハ
ブ(駆動側クラッチドラム)との嵌合部の隙間を小さく
するためには、クラッチシューとクラッチハブ(駆動側
クラッチドラム)との嵌合部の寸法に厳しい公差を求め
て精密加工、もしくは、焼結加工をしなければならない
との製作・加工上の困難性も伴う。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、特に、遠心
クラッチのクラッチイン時に、該遠心クラッチから騒音
がでず、スムーズにエンジンから従動側に遠心クラッチ
を介して動力が伝達される遠心クラッチを提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る遠心クラッチは、駆動軸の先端ネジ軸
部にクラッチハブをネジ固定し、該クラッチハブに半径
方向に摺動自在に支持された複数のクラッチシューを配
置した遠心クラッチにおいて、前記駆動軸の先端ネジ軸
部に嵌合固定され、前記複数のクラッチシューを前記駆
動軸の軸線方向に押圧するダイヤフラムバネを設けたこ
とを特徴とし、かつ、前記クラッチハブが半径方向に延
びる等間隔の複数のガイド体を備え、該ガイド体の各々
に前記複数のクラッチシューの各々が摺動自在に嵌合す
ると共に、前記クラッチシューの前記ダイヤフラムバネ
とは反対側の側面に摺接する円板状のクラッチシュー保
持板を前記ガイド体の各々に固定したことを特徴として
いる。
【0009】そして、前記ダイヤフラムバネは、中心部
に前記先端ネジ軸部を挿通するための嵌合口と該嵌合口
から放射状に外周近傍まで延びる複数の切り込みとを備
えると共に、周方向の中間部が一側方向に湾曲した円板
状体に構成されていることを特徴としている。
【0010】
【作用】前述の如く構成された本発明に係わる遠心クラ
ッチは、クラッチインさせるときに、前記クラッチハブ
に半径方向に摺動自在に嵌合されている複数のクラッチ
シューが、前記駆動軸の回転駆動に伴い、その回転遠心
力によって前記クラッチハブの前記ガイド体に沿って半
径外方向に摺動移動するが、前記クラッチシューが前記
ダイヤフラムバネの外周部分によって、クラッチシュー
保持板側に押圧されているので、前記回転遠心力による
前記クラッチシューの摺動移動時に前記ガイド体及び前
記クラッチシュー保持板との間にガタツキが生じずに、
スムーズに移動できるので、クラッチイン時に騒音が発
生しない。
【0011】
【実施例】以下、図面によって本発明の一実施例につい
て説明する。図1は、助動車、オートバイ等の車両用の
ミッション一体の2サイクルガソリンエンジン10であ
り、シリンダー部17には、内部に図示しないピストン
が配置されていると共に、給気管12を介して空気清浄
器13から空気が導入されると共に、図示しないマフラ
ーを接続する排気口14から排気ガスが排出される。前
記シリンダー部17の下部にはミッションケース15が
配置され、該ミッションケース15の内部には、前記エ
ンジン10のクランクシャフト11と車両の車輪等へ動
力を伝達する伝達軸16が回転自在に支持されている。
駆動軸である前記クランクシャフト11の一端部には後
述する遠心クラッチ20が取り付けられ、前記ミッショ
ンケース15内に配置されている。前記クランクシャフ
ト11からの回転動力は前記遠心クラッチ20を介して
図示しない歯車機構等を経て従動軸である前記伝達軸1
6に伝達される。
【0012】図2〜図4は、本実施例の遠心クラッチ2
0の詳細を示すものであって、図2は該遠心クラッチの
断面図で上半部分がクラッチイン状態、下半部分がクラ
ッチアウト状態を示しており、図3は図2のIII-III矢
視断面図、図4は遠心クラッチの分解斜視図である。図
2において、駆動軸である前記クランクシャフト11の
一端部には、ワッシャ49とニードルベアリング25が
挿入され、該ニードルベアリング25を介してクラッチ
歯車26が回転自在に支持されており、該クラッチ歯車
26の一側端には従動側クラッチドラム27が固定さ
れ、前記クラッチ歯車26と一体となって回転するべく
配置されている。前記従動側クラッチドラム27は、前
記クラッチ歯車26に固定される円板部分27aと該円
板部分27aの外周端から該円板部分27aに対して直
角に軸線X−X方向に所定幅延びる摩擦接触環部27b
とで構成されている。また、前記クラッチ歯車26は図
示してない他の歯車等を介して、従動軸である前記伝達
軸16に動力を伝達する。
【0013】前記クランクシャフト11の前記クラッチ
歯車26の支持部より更に先端部は、テーパー11bに
構成され、そのテーパー11bの部分の先端はネジ軸部
11aに構成されている。クラッチハブ22の中心部に
は、前記クランクシャフト11のネジ軸部11aにねじ
込まれる雌ネジ孔22aが穿設されており、該雌ネジ孔
22aの一端はテーパー22dに構成されている。前記
クラッチハブ22の前記雌ネジ孔22aに前記クランク
シャフト11の前記ネジ軸部11aをねじ込み、前記ク
ラッチハブ22のテーパー22dを前記クランクシャフ
ト11の前記テーパー11bの部分に接触させて固定す
ることによって前記クランクシャフト11と一体となっ
て回転する。前記クラッチハブ22は、例えば三本の等
間隔に半径方向に延びるガイド体22bを備えており、
該各ガイド体22bは、図3に示すように軸線X−Xを
通り半径方向に延びる仮想線に対して平行な摺動側面2
2b1、22b2を備えている。
【0014】前記複数のガイド体22bの前記摺動側面
22b1、22b2に摺動するべく摺動溝23aを有する
複数のクラッチシュー23が前記ガイド体22bの外周
部に配置され、該クラッチシュー23は概ね扇状をして
おり、外周部の一側には円弧状のスプリング保持溝23
bが設けられると共に、外周端にはライニング23cが
一体に固定されている。前記複数のクラッチシュー23
の前記円弧状のスプリング保持溝23bには、リング状
引張りコイルスプリング24が配置され、前記クラッチ
シュー23を軸線X−Xに直交する方向に付勢してい
る。
【0015】前記クラッチシュー23の前記スプリング
保持溝23b側の側面には、円板状のクラッチシュー保
持板28が配置され、前記複数のガイド体22bの外周
部に各々穿設したネジ孔22cに固定ビス29をねじ込
むことによって前記ガイド体22bに固定されている。
前記クラッチシュー23の前記スプリング保持溝23b
と反対側の側面の内周部には、ドーナツ円板状のクラッ
チシューガイド板33が前記ガイド体22bとの間に適
宜の間隙を有して前記クラッチシュー23を円滑に摺動
案内するべく配置されている。
【0016】また、前記クラッチシューガイド板33に
接触して円板状のダイヤフラムバネ30が配置され、該
ダイヤフラムバネ30は、その円板外周縁部で前記クラ
ッチシュー23を前記軸線X−Xに沿って前記クラッチ
シュー保持板28側に押圧するべく、前記クランクシャ
フト11の前記ネジ軸部11aに前記クラッチシューガ
イド板33と一緒に固定されている。
【0017】前記クラッチシューガイド板33と前記ダ
イヤフラムバネ30との取付は、前記クランクシャフト
11に前記クラッチハブ22をねじ込み固定した後に、
前記クランクシャフト11の前記ネジ軸部11aに挿通
し、適宜枚数のワッシャ34を介してバネ固定ナット3
5により締め付け固定する。前記ダイヤフラムバネ30
は、図5に示すように、中心部に嵌合口31を備えると
共に、該嵌合口31から放射状に外周近傍まで延びる複
数の切り込み32を備えており、その中心部を通る断面
は、図2から理解できるように、周方向の中間部30a
が一側方向に湾曲した円板状体に構成されている。この
ために前記ダイヤフラムバネ30の外周部が前記クラッ
チシュー23に接触した状態で、前記クランクシャフト
11のネジ軸部11aに締め付け固定することにより、
前記の湾曲した中間部30aが偏平になる方向に変形し
て弾性力を生じることによって前記ダイヤフラムバネ3
0の外周部が前記クラッチシュー23を前記クラッチシ
ュー保持板28方向に、周方向に沿って均一の力で押圧
付勢する。
【0018】図示されていないが、前記クラッチシュー
ガイド板33と前記ダイヤフラムバネ30との間に、前
記ワッシャ34を前記バネ固定ナット35側から適宜付
け替えて介在させ、かつ、その介在枚数を変更すること
によって、前記ダイヤフラムバネ30の前記クラッチシ
ュー23への押圧付勢荷重を変更せしめ、騒音及びクラ
ッチイン回転数の微調節ができる。次に、このように構
成された本発明の一実施例の作動について説明する。
【0019】エンジン10が始動し、クランクシャフト
11が回転を始めてアイドリング状態になると、前記ク
ランクシャフト11と一体に固定されているクラッチハ
ブ22も回転を始める。回転数が一定数以上になると、
前記クラッチハブ22に摺動自在に支持されているクラ
ッチシュー23が回転遠心力によってリング状引張りコ
イルスプリング24の付勢力に抗して外周方向に摺動移
動を始め、更に回転数が増大すると、前記クラッチシュ
ー23の外周に一体に固定されているライニング23c
が従動側クラッチドラム27の摩擦接触環部27bの内
面に摩擦接触して、前記従動側クラッチドラム27を一
緒に回転させ、クラッチインの状態とする。クラッチイ
ン状態になると、前記従動側クラッチドラム27と一体
回転するクラッチ歯車26を介して伝達軸17にエンジ
ン10からの動力を伝達する。
【0020】このアイドリング状態からクラッチインの
状態の間、前記ダイヤフラムバネ30の外周部が前記ク
ラッチシュー23をクラッチシュー保持板28の方向に
押圧付勢しているので、前記クラッチシュー23が摺動
移動しても前記クラッチハブ22との間にガタツキが起
こらずに、騒音が発生することがない。以上、本発明の
一実施例について説明したが、本発明は、前記実施例に
限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された
本発明の精神を逸脱することなしに、設計において種々
の変更ができる。
【0021】例えば、クラッチシューを押圧するダイヤ
フラムバネは、前記実施例の構造にに限定されるもので
はなく、クラッチシューを押圧する種々の構造に変更で
きるものである。また、前記実施例は、エンジンのクラ
ンクシャフトに遠心クラッチを取り付けた構造である
が、本発明の遠心クラッチは他の一般の動力伝達機器の
遠心クラッチとして用いることもできる。
【0022】
【効果】以上の説明から理解されるように、本発明は、
ダイヤフラムバネによりクラッチシューを押圧したの
で、クラッチシューとクラッチハブとの間のガタツキを
抑えて騒音の発生を減少させることができる。また、ダ
イヤフラムバネによりクラッチシューを押圧する構成と
したので、クラッチシューとクラッチハブとの間の嵌合
間隙に厳しい公差を必要としないので、加工もしくは焼
結成形が容易である。
【0023】更に、ダイヤフラムバネのクラッチシュー
への押圧付勢荷重は、ワッシャを前記ダイヤフラムバネ
とクラッチシューガイド板との間に介在させる枚数を変
えることによって簡単に変更できるので、クラッチイン
の時期、および、騒音の低減調節も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠心クラッチが適用される一実施
例の2サイクルガソリンエンジンの外観を示す斜視図。
【図2】本発明に係る一実施例の遠心クラッチの図3の
II-II矢視断面図。
【図3】図2の遠心クラッチのIII-III矢視図。
【図4】図2で示した遠心クラッチの展開斜視図。
【図5】ダイヤフラムバネの平面図。
【図6】従来の遠心クラッチの断面図。
【符号の説明】
11 クランクシャフト(駆動軸) 11a 先端ネジ軸部 20 遠心クラッチ 22 クラッチハブ 22b ガイド体 23 クラッチシュー 28 クラッチシュー保持板 30 ダイヤフラムバネ 30a 中間部 31 嵌合口 32 切り込み X−X 駆動軸の軸線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸11の先端ネジ軸部11aにクラッ
    チハブ22をネジ固定し、該クラッチハブ22に半径方
    向に摺動自在に支持された複数のクラッチシュー23、
    23・・・を配置した遠心クラッチ20において、前記駆
    動軸11の先端ネジ軸部11aに嵌合固定され、前記複
    数のクラッチシュー23、23・・・を前記駆動軸11の
    軸線X−X方向に押圧するダイヤフラムバネ30を設け
    たことを特徴とする遠心クラッチ。
  2. 【請求項2】前記クラッチハブ22が半径方向に延びる
    等間隔の複数のガイド体22b、22b・・・を備え、該
    ガイド体22b,22b,・・・の各々に前記複数のクラ
    ッチシュー23、23、・・・の各々を摺動自在に嵌合
    し、かつ、前記クラッチシュー23、23・・・の前記ダ
    イヤフラムバネ30とは反対側の側面に摺接する円板状
    のクラッチシュー保持板28を前記ガイド体22b、2
    2b・・・の各々に固定したことを特徴とする請求項1記
    載の遠心クラッチ。
  3. 【請求項3】前記ダイヤフラムバネ30は、中心部に前
    記先端ネジ軸部11aを挿通する嵌合口31を備えると
    共に該嵌合口31から放射状に外周近傍まで延びる複数
    の切り込み32、32、・・・を備え、かつ、周方向の中
    間部30aが一側方向に湾曲した円板状体に構成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の遠心クラッチ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100773153B1 (ko) * 2006-07-24 2007-11-02 이용화 원심 클러치
JP2011236945A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Mikasa Sangyo Co Ltd ランマー用遠心クラッチ
CN108343687A (zh) * 2018-01-16 2018-07-31 咸阳超越离合器有限公司 一种闸块式离心离合器

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