JPH08218549A - 柱 材 - Google Patents

柱 材

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JPH08218549A
JPH08218549A JP5175495A JP5175495A JPH08218549A JP H08218549 A JPH08218549 A JP H08218549A JP 5175495 A JP5175495 A JP 5175495A JP 5175495 A JP5175495 A JP 5175495A JP H08218549 A JPH08218549 A JP H08218549A
Authority
JP
Japan
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reinforcing member
pillar
columnar material
hollow
longitudinal direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP5175495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Ando
友一 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARUYOSHI ANDO KK
Original Assignee
MARUYOSHI ANDO KK
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Publication date
Application filed by MARUYOSHI ANDO KK filed Critical MARUYOSHI ANDO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量化を図ることができ、しかも耐座屈強度
が高く、その上、他部材との接続の為のほぞを形成する
ことができて、他部材との丈夫な接続を簡単に行うこと
のできる柱材を提供する。 【構成】 柱材は、夫々柱材の長手方向に長い複数の中
空部と、それらの中空部を相互に区分するように柱材の
長手方向にわたって配置した補強部材とを備えている。
他部材との接続の場合、補強部材を加工してほぞの形成
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物の柱として用いら
れる柱材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に使用されている中実の柱材は、柱
として用いた場合大きな圧縮荷重に耐えられる特長があ
る。しかしそのような柱材はその嵩に見合う大きい重量
があるので流通段階での運搬や建築施工の際の取り扱い
に苦労を覚える。このような重量の問題を解決する柱材
として、内部を中空にした柱材がある。このような柱材
は、その中空部の分だけ軽量となり、上記運搬や取り扱
いが容易化される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の軽量化され
た柱材は上記のように内部が中空であるので、その分耐
座屈強度が弱まり、又、他部材と接続を行おうとする場
合、柱材の端部に接続用のほぞを形成具備させることが
難しいという問題点があった。
【0004】本願発明の柱材は上記従来技術の問題点
(技術的課題)を解決する為に提供するものである。第
1の目的は、柱として利用した場合、大きな圧縮荷重に
耐えられる柱材を提供することである。第2の目的は、
内部に中空部を具備させることにより軽量化を図ること
ができて、運搬や取り扱いを容易化できる柱材を提供す
ることである。第3の目的は、中空部を備えるものであ
っても、内部に備えさせた補強部材が柱材としての耐座
屈強度を増大させるようにした柱材を提供することであ
る。第4の目的は、どのような長さの柱として用いる場
合でも、その端部に他部材との接続の為のほぞを形成す
ることができて、他部材との丈夫な接続を簡単に行うこ
とのできる柱材を提供することである。他の目的及び利
点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明
らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願発明における柱材は、内部には、夫々柱材の長
手方向に長い複数の中空部と、それらの中空部を相互に
区分するように柱材の長手方向にわたって配置した補強
部材とを備えたものである。
【0006】
【作用】柱材は内部に設けた中空部の分、重量が低減す
る。中空部を区分する状態の補強部材は中空部相互の間
において周壁部を連結し、柱材としての耐座屈強度を増
大させる。柱材の長手方向にわたる補強部材は、柱材を
どの位置で切断してもその切断された端部において他部
材との接続の為のほぞに加工することができ、他部材と
の接続を容易化する。
【0007】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1において、柱材1をその構造の面から説明す
る。2は柱材1における周壁部で、四角な筒状をなして
いる。寸法W1,W2は夫々例えば10.5cm程度であ
る。その他に12cm、13.5cm等種々の物があ
る。上記周壁部2は円筒状にしても良い。3,3・・は
夫々柱材1の内部に柱材1の長手方向10にわたって備え
させた複数の中空部で、柱材の軽量化の為に設けてい
る。該中空部3は強度の保持の為に、柱材1の外形形状
での全断面積に対して30%以下の断面積になるように
するのが良い。尚該中空部3は電気の配線や、ガス或い
は水などの配管用の空間として利用することもできる。
4は柱材1の内部に柱材1の長手方向10にわたって備え
させた補強部材で、上記複数の中空部3を相互に区分す
る状態に配置しており、周壁部2における各面の壁2a〜
2dの中央部相互を接続している。尚上記柱材1の長さL1
は通常の柱材と同様の長さ例えば数m程度である。
【0008】次に上記柱材1をその構成部材の面から説
明する。5,5は上記周壁部の一部を構成する為の板
材、6は別の板材で、その両縁部6a,6aが上記周壁部2
の他の一部を構成し、中央部6bが上記補強部材4の一部
を構成している。7は上記周壁部2の更に他の一部を構
成する棒材、8は上記補強部材4の他の一部を構成する
棒材を示す。木材はその強度に関して異方性があるた
め、上記各部材5〜8は、柱としての圧縮荷重に対する
強度が高まるよう各々の繊維方向が何れも柱材1の長手
方向10を向く状態で用いている。9は各面の壁2a〜2dの
外面を覆う為の化粧板を示し、例えば室内に露出する状
態で用いる為の柱材1のように外観を美しくする必要の
ある場合に、各面の壁2a〜2dの外面(何れか1面、2面
又は3面の場合もある)に備えられるものである。該化
粧板9は柱材1が単に構造材として用いられるものであ
る場合には備えさせる必要はない。上記各部材における
各部の寸法T1〜T3は、寸法W1,W2が夫々10.5cmの
角材の柱材1の場合、例えば何れも20mmとし、化粧
板9の厚みを1枚あたり2.5mmとする。大きな軽量
化を図りたい場合には例えばT1を15mm、T2を20m
m、T3を25mmとする。補強部材4を用いて形成する
ほぞの強度を高めたい場合には例えばT1を15mm、T2
を30mm、T3を20mmとする。これらの寸法はその
他の目的に応じて定めると良い。尚寸法T1は、10mm
に満たない寸法であると柱材1の面2a〜2dを手で叩いた
ときの音がいかにも中空であることがわかるような音に
なって柱材1が安っぽい物となる為、10mm以上に定
めると良い。上記寸法W1,W2が他の寸法である柱材1、
例えば12cm角、13.5cm角の場合、上記寸法T1
〜T3は上記と同様に必要とする強度や軽量化の程度に応
じて定めると良い。
【0009】次に上記構成の柱材1の製造について説明
する。上記板材5,6にする為の図2(A)に示される
如き所定の幅、長さ及び厚みの板材11と、上記棒材7,
8にする為の図2(B)に示される如き所定の幅、長さ
及び厚みの棒材13とを夫々多数準備する。上記板材11
は、夫々厚みが3〜10mm程度のラミナ12を重ね合わ
せて接着し所定の厚みにした集成材を用いると、それ自
身の狂いが少ない上に省資源にも役立って好ましいが、
所定の厚みの単板を用いても良い。板材11の材質として
は通常の柱や板にする木材の何れも用いることができ
る。上記柱材1は多数の部材5〜8を集成して形成する
ので、単材としては比較的強度が弱い杉材であっても上
記板材11として用いることができる。又板材11として上
記ラミナを重ね合わせた集成材を用いる場合、杉材の利
用を一層可能にする。即ち杉材は木材として用いること
ができるよう十分に乾燥させるのに長時間を要するが、
杉材を上記ラミナにする場合は厚みが薄いので比較的短
時間で簡単に乾燥させることができ、従って乾燥作業の
時間的支障無く用いることができる。一方上記棒材13と
しては上記板材11を所定の幅に引き割ったものを用いる
ことができるが、単板を引き割ったものを用いても良
い。
【0010】次に上記板材11及び棒材13を、相互に対向
して接触する面相互間に接着剤を塗布した状態で図3に
示す如く重合させる。この場合、隣接する棒材13相互間
に間隔保持材14を介在させて棒材13相互間に所定の間隔
(前記寸法T2の間隔)ができるようにすると良い。上記
間隔保持材14としては、柱材1の中空部3を電線その他
を通す為の空間として利用することを可能にする為に、
後工程で例えば電熱線による加熱によって容易に取り除
くことができる材質のもの例えば発泡スチロール製のも
のを用いると良い。上記重合させた板材11及び棒材13
は、プレス装置の上下の圧締板の間に位置させ、それら
の圧締板により上下から加圧した状態で上記接着剤を固
化させて板材11及び棒材13相互を接着する。その後必要
に応じ化粧板9を貼り付けて柱材1が出来上がる。尚上
記接着剤としては、尿素樹脂やメラミン樹脂等の熱硬化
性接着剤やレゾシノールやフェノール樹脂などの熱可塑
性接着剤、或いはフェノール樹脂、レゾシノール或いは
酢酸ビニル樹脂等の常温硬化性接着剤を用いることがで
きる。上記圧締板による加圧は例えば代表として10K
g/cm2程度の加圧力で行う。5〜15Kg/cm2
度の範囲内の加圧力でも可能である。尚熱硬化性接着剤
を用いる場合、上記圧締板として熱板を用いてそれによ
り加熱しながら上記加圧を行う。
【0011】上記柱材1は通常の柱として建築に利用す
る。その場合、必要な長さに切断するが、その切断した
端部には必ず補強部材4が存在する。従ってその端部と
他の梁等の部材との接続を行う場合、柱材1の端部に上
記補強部材4を用いて接続用のほぞを形成することがで
きる。ほぞは接続の目的、場所、必要とする強度等に応
じて、図4に符号15〜17で示すように種々の形状のほぞ
を、上記補強部材4を利用して形成することができる。
【0012】又上記柱材1を柱として使用した場合、上
記補強部材4は周壁部2における各面の壁2a〜2dの中央
部相互を十文字に接続して全体としての一体性を高めて
いるので、座屈や曲げに対して高い強度が得られる。
【0013】次に図5は柱材の内部における中空部及び
補強部材の断面形状の異なる例を示すものである。この
ような断面形状の場合、図4の(A)、(B)に示すほ
ぞ15,16の形成が可能である。なお、機能上前図のもの
と同一又は均等の構成で説明が重複すると考えられる部
分には、前図と同一の符号を付して重複する説明を省略
した。
【0014】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、内部
に中空部3を備えているのでその中空部3の分重量が低
減して軽量化を図ることができ、運搬や取り扱いを容易
化できる効果がある。しかも上記のように中空部3によ
って軽量化を図ったものであっても、内部には柱材1の
長手方向にわたり補強部材4を備えているので、柱とし
て用いた場合の圧縮荷重に対する強度が高まる特長があ
る。その上、上記補強部材4は中空部3を区分するよう
に配置しているので、中空部3相互の間において周壁部
2を連結して全体としての一体性が高まっており、従っ
て柱材として高い耐座屈強度が得られる特長がある。更
に上記補強部材4は柱材1の長手方向にわたって備えさ
せているので、柱材1と他部材との接続を行う場合、柱
材1をどの位置で切断してもその切断して出来た端部に
は補強部材4が存在し、従ってその端部においては上記
補強部材4を用いてほぞ15,16,17を形成することがで
きて、他部材との丈夫な接続構造を容易に構成できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】柱材の斜視図。
【図2】(A)は柱材の製造に用いる板材を示す斜視
図、(B)は柱材の製造に用いる棒材を示す斜視図。
【図3】柱材の製造を説明する為の分解斜視図。
【図4】(A)、(B)、(C)は種々のほぞの形態を
示す斜視図。
【図5】柱材の断面形状の異なる例を示す図。
【符号の説明】
1 柱材 3 中空部 4 補強部材 15〜17 ほぞ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部には、夫々柱材の長手方向に長い複
    数の中空部と、それらの中空部を相互に区分するように
    柱材の長手方向にわたって配置した補強部材とを備えて
    いることを特徴とする柱材。
JP5175495A 1995-02-15 1995-02-15 柱 材 Pending JPH08218549A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5175495A JPH08218549A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 柱 材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5175495A JPH08218549A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 柱 材

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Publication Number Publication Date
JPH08218549A true JPH08218549A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12895734

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JP5175495A Pending JPH08218549A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 柱 材

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JP (1) JPH08218549A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004176944A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Denso Corp 車両の暖房用熱交換器
JP2008231702A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Masasumi Komiya 木造建築物

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