JPH08216152A - 紙基材への樹脂含浸装置 - Google Patents

紙基材への樹脂含浸装置

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Publication number
JPH08216152A
JPH08216152A JP2149895A JP2149895A JPH08216152A JP H08216152 A JPH08216152 A JP H08216152A JP 2149895 A JP2149895 A JP 2149895A JP 2149895 A JP2149895 A JP 2149895A JP H08216152 A JPH08216152 A JP H08216152A
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JP
Japan
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base material
surf
paper base
resin
roll
Prior art date
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Pending
Application number
JP2149895A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Sugiyama
竹男 杉山
Takashi Matsuzaki
隆 松崎
Hiroshi Takahashi
啓 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2149895A priority Critical patent/JPH08216152A/ja
Publication of JPH08216152A publication Critical patent/JPH08216152A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリプレグの製造工程時にサーフィンロール
により擦り取られた紙基材の紙粉が、サーフィンロール
表面に付着するのを防止する。 【構成】 樹脂を含浸させた紙基材5の伸びを幅方向へ
逃がすため、基材進行方向に向けて紙基材5が広がるよ
うに搬送するサーフィンロール6,6,…の表面に、紙
粉の付着を阻止するフッ素樹脂層9を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリプレグの製造工程
時に発生する紙粉の付着を防止させる紙基材への樹脂含
浸装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリプレグの製造工程において、紙基材
にフェノール樹脂を含浸させる樹脂含浸装置として、例
えば、図4に示すような樹脂含浸装置1が用いられてい
る。この樹脂含浸装置1において、紙基材2は、フェノ
ール樹脂(図示略)が供給される含浸槽3を通過する
際、含浸ロール4を介してフェノール樹脂の含浸が行わ
れる。
【0003】フェノール樹脂を含浸させた基材5は、樹
脂を含浸してウエットな状態にあるため、縦・横方向に
それぞれ1〜2%の伸びが生じる。この伸びを逃がすた
め、基材5の進行方向(図中矢印方向)にサーフィンロ
ール6,6,…が配置されている。このサーフィンロー
ル6,6,…は、一般に金属製(SUS製)のものが使
用されている。また、基材5が幅方向(横方向)に広が
るように溝が設けられている。
【0004】このようなサーフィンロール6,6,…を
介して樹脂を含浸させた基材5の伸びを逃がしながら搬
送させ、次の乾燥処理工程へ送り込んでいる。サーフィ
ンロール6の後段には、フラットロール7が配設されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、基材5がサ
ーフィンロール6,6,…を通過する際、サーフィンロ
ール6,6,…のエッジが基材5を擦ることにより紙粉
が発生する。
【0006】サーフィンロール6,6,…のエッジで擦
り取られた紙粉は、サーフィンロール6,6,…の表面
に付着し徐々に蓄積されていくと、サーフィンロール
6,6,…本来の機能が働かず、基材5は、その進行方
向に向けて幅方向への伸びが逃がされながら良好な状態
で、次の工程へ送り込まれなくなる。
【0007】また、サーフィンロール6,6,…の表面
の各所に紙粉によるコブが発生し、その結果、シワ,送
りムラ,破れなどが発生し、作製される紙基材プリプレ
グの外観を粗悪にするとともに、工程中に断紙などによ
り製造設備の稼動を停止することがあった。
【0008】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたものであり、その目的とするところは、サーフィン
ロールにより擦り取られた紙基材の紙粉が、サーフィン
ロールの表面に付着することのない紙基材への樹脂含浸
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、樹脂を含浸させた紙基材の伸びを幅方向
へ逃がすため、基材進行方向に向けて紙基材が広がるよ
うに溝を設けたサーフィンロールを備えた樹脂含浸装置
において、サーフィンロールの表面に紙粉の付着を防ぐ
フッ素樹脂層を形成することを特徴とする。
【0010】このサーフィンロールは、その表面の溝に
溝と同等以下の幅とされるフッ素樹脂製テープを巻き付
けてフッ素樹脂層を形成してもよい。
【0011】
【作用】本発明によれば、樹脂を含浸させた紙基材がサ
ーフィンロールを通過する際、幅方向への伸びを逃がす
とともに、サーフィンロールとの擦りにより発生する紙
粉が、フッ素樹脂層によりサーフィンロールの表面に付
着するのを防止する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は、本発明のサーフィンロールの平面
図、図2は、図1のA−A線の説明用断面図、図3は他
のサーフィンロールの平面図である。なお、本発明の基
本構成は、図4に示した樹脂含浸装置1を用いて説明す
る。また、作製すべきプリプレグは、紙基材プリプレグ
とし、含浸させる樹脂は、フェノール樹脂を例として説
明する。
【0013】本発明に係る樹脂含浸装置1では、上記す
るように紙基材2は、フェノール樹脂(図示略)が供給
される含浸層3を通過させ、含浸ロール4を介してフェ
ノール樹脂が含浸される。
【0014】紙基材2にフェノール樹脂を含浸させた直
後の樹脂含浸の紙基材5(以下、基材5という)は、樹
脂を含浸してウェットな状態にある紙基材であるため、
上記するように縦・横方向にそれぞれ1〜2%の伸びが
生じる。この伸びを逃がすため、サーフィンロール6,
6,…を介して進行方向(図中矢印方向)へ搬送され、
後段に配置されているフラットロール7を介して乾燥処
理工程へと送り込まれる。
【0015】このサーフィンロール6,6,…は、金属
製(SUS製)のものが使用され、図1に示すように、
表面に基材5が幅方向(横方向)に広がるように溝8,
8,…が設けられている。さらに、このサーフィンロー
ル6,6,…の表面には、紙粉の付着を阻止するフッ素
樹脂層9が形成されている(図2参照)。
【0016】このフッ素樹脂層9に代え、図3に示すよ
うに、サーフィンロール6に設けた各溝8,8,…に、
溝8と同等以下の幅を有するフッ素樹脂製テープ10を
巻き付けてもよい。
【0017】このように、本発明にあっては、サーフィ
ンロール6の表面に紙粉の付着を阻止するフッ素樹脂層
9或いは各溝8にフッ素樹脂製テープ10が形成されて
いるので、サーフィンロール6の形状を従来と異なるよ
うに形成する必要がなく、しかも基材7がサーフィンロ
ール6を通過する際、溝8,8,…により、幅方向への
伸びを逃がすとともに、サーフィンロール6の擦りによ
り発生する紙粉の付着を防止できる。
【0018】このため、紙粉がサーフィンロール6の表
面に付着し、徐々に蓄積して各所にコブ状となることが
なく、基材5にシワ,送りムラ,破れなどの発生を防止
でき、紙基材プリプレグの粗悪化がなくなる。また、断
紙などによる製造設備の稼動停止を防止して稼動率の向
上を図ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サーフィンロールにより擦り取られた紙基材の紙粉が、
サーフィンロール表面に付着するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーフィンロールの平面図であ
る。
【図2】図1におけるA−A線部分の説明用断面図であ
る。
【図3】本発明に係る他のサーフィンロールの平面図で
ある。
【図4】従来の樹脂含浸装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
5 紙基材 6 サーフィンロール 9 フッ素樹脂層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂を含浸させた紙基材の伸びを幅方向
    に逃がすため、基材進行方向に向けて紙基材が広がるよ
    うに溝を設けたサーフィンロールを備えた樹脂含浸装置
    において、サーフィンロールの表面に紙粉の付着を防ぐ
    フッ素樹脂層を形成することを特徴とする紙基材への樹
    脂含浸装置。
  2. 【請求項2】 サーフィンロールは、その表面の溝に溝
    と同等以下の幅とされるフッ素樹脂製テープを巻き付け
    てフッ素樹脂層を形成することを特徴とする請求項1記
    載の紙基材への樹脂含浸装置。
JP2149895A 1995-02-09 1995-02-09 紙基材への樹脂含浸装置 Pending JPH08216152A (ja)

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JP2149895A JPH08216152A (ja) 1995-02-09 1995-02-09 紙基材への樹脂含浸装置

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JP2149895A JPH08216152A (ja) 1995-02-09 1995-02-09 紙基材への樹脂含浸装置

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JPH08216152A true JPH08216152A (ja) 1996-08-27

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JP2149895A Pending JPH08216152A (ja) 1995-02-09 1995-02-09 紙基材への樹脂含浸装置

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