JPH08215240A - ウイング付き紙おむつ - Google Patents
ウイング付き紙おむつInfo
- Publication number
- JPH08215240A JPH08215240A JP7023112A JP2311295A JPH08215240A JP H08215240 A JPH08215240 A JP H08215240A JP 7023112 A JP7023112 A JP 7023112A JP 2311295 A JP2311295 A JP 2311295A JP H08215240 A JPH08215240 A JP H08215240A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wing
- diaper
- pants
- liquid
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】基本的に不要な廃棄用部材を使用せず、しかも
パンツからのずれを防止する。 【構成】不透液性バックシート１における長手方向中間
の股間部位置の両側部それぞれには、２つ折りウイング
構成シート１０、１０が設けられている。ウイング構成
シート１０は、不透液性バックシート１にホットメルト
接着剤などにより固定された離型処理部分１０Ａと、こ
の離型処理部分１０Ａに仮着されるウイング部分１０Ｂ
とを有し、ウイング部分１０Ｂに対向する離型処理部分
１０Ａは離型面１０ｄとされている。製品状態では、粘
着剤槽１０Ｃを介して、離型処理部分１０Ａとウイング
部分１０Ｂが重ね合わされている。
パンツからのずれを防止する。 【構成】不透液性バックシート１における長手方向中間
の股間部位置の両側部それぞれには、２つ折りウイング
構成シート１０、１０が設けられている。ウイング構成
シート１０は、不透液性バックシート１にホットメルト
接着剤などにより固定された離型処理部分１０Ａと、こ
の離型処理部分１０Ａに仮着されるウイング部分１０Ｂ
とを有し、ウイング部分１０Ｂに対向する離型処理部分
１０Ａは離型面１０ｄとされている。製品状態では、粘
着剤槽１０Ｃを介して、離型処理部分１０Ａとウイング
部分１０Ｂが重ね合わされている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パンツの内側に配置さ
れる紙おむつに係り、さらに詳細には、パンツに装着さ
れる際にパンツに対する相対的なズレを防止する手段と
してのウイングが形成された紙おむつに関する。
れる紙おむつに係り、さらに詳細には、パンツに装着さ
れる際にパンツに対する相対的なズレを防止する手段と
してのウイングが形成された紙おむつに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、上市される紙おむつにおいては、
***物の漏れを効果的に防止するために、脚回りに立体
的に起立するバリヤカフスを設けたり、おむつ側部に縦
方向に配設した弾性伸縮部材によりガスケットカフスを
形成したり、さらには腰部に弾性伸縮部材を配設し、腰
ギャザーを形成することなど、高機能化の傾向が顕著に
現れている。
***物の漏れを効果的に防止するために、脚回りに立体
的に起立するバリヤカフスを設けたり、おむつ側部に縦
方向に配設した弾性伸縮部材によりガスケットカフスを
形成したり、さらには腰部に弾性伸縮部材を配設し、腰
ギャザーを形成することなど、高機能化の傾向が顕著に
現れている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のバリヤカフス、ガスケットカフス等の機能を有効に発
揮させるためには、紙おむつのパンツに対する相対的な
ズレを効果的に防止する必要がある。紙おむつは、使用
中の歩行や運動等によって局部との相対的位置がズレ易
く、このような場合には***物の漏れが生じ易くなる。
したがって、かかるズレを効果的に防止することが重要
課題となる。
のバリヤカフス、ガスケットカフス等の機能を有効に発
揮させるためには、紙おむつのパンツに対する相対的な
ズレを効果的に防止する必要がある。紙おむつは、使用
中の歩行や運動等によって局部との相対的位置がズレ易
く、このような場合には***物の漏れが生じ易くなる。
したがって、かかるズレを効果的に防止することが重要
課題となる。
【０００４】このような課題に対して、紙おむつのズレ
防止手段として、乳児などに対して紙おむつ単体で使用
する場合には、一般的には、紙おむつの背中側の両側に
設けるテープファスナーにて着用者にフィットさせる
が、おむつを離れ、夜だけおねしょをする子供やトイレ
トレーニング期間の子供は、紙おむつ（テープ式）には
抵抗を感じて嫌がる。そのため、パンツ（下着）感覚で
使用できるパッドタイプ（パンツに装入してからパンツ
を図る）が好ましい。これによって紙おむつ離れを促進
し、かつ幼児に対して違和感を減少させることができ
る。
防止手段として、乳児などに対して紙おむつ単体で使用
する場合には、一般的には、紙おむつの背中側の両側に
設けるテープファスナーにて着用者にフィットさせる
が、おむつを離れ、夜だけおねしょをする子供やトイレ
トレーニング期間の子供は、紙おむつ（テープ式）には
抵抗を感じて嫌がる。そのため、パンツ（下着）感覚で
使用できるパッドタイプ（パンツに装入してからパンツ
を図る）が好ましい。これによって紙おむつ離れを促進
し、かつ幼児に対して違和感を減少させることができ
る。
【０００５】しかし、この場合には、テープファスナー
により固定しない分、より紙おむつのズレ防止手段の必
要性がある。そこで、たとえば紙おむつにおける不透液
性バックシートの外面にズレ止め防止用の粘着剤を塗布
し、これに離型紙を仮接着し、使用に際しては、その離
型紙を剥がして、パンツの内面に粘着剤を介して固定す
ることが考えられる。
により固定しない分、より紙おむつのズレ防止手段の必
要性がある。そこで、たとえば紙おむつにおける不透液
性バックシートの外面にズレ止め防止用の粘着剤を塗布
し、これに離型紙を仮接着し、使用に際しては、その離
型紙を剥がして、パンツの内面に粘着剤を介して固定す
ることが考えられる。
【０００６】しかし、使用時においては、離型紙を剥が
す必要があり、これを廃棄する手間が必要となるばかり
でなく、離型紙そのものがゴミとなり、ゴミ処理量の増
大をもたらす。
す必要があり、これを廃棄する手間が必要となるばかり
でなく、離型紙そのものがゴミとなり、ゴミ処理量の増
大をもたらす。
【０００７】したがって、本発明の課題は、基本的に不
要な廃棄用部材を使用することがなく、しかもパンツか
らのずれを確実に防止した紙おむつを提供することにあ
る。
要な廃棄用部材を使用することがなく、しかもパンツか
らのずれを確実に防止した紙おむつを提供することにあ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題は、不透液性バ
ックシートと透液性トップシートとの間に吸収体が介在
され、パンツの内側に配置される紙おむつであって、前
記不透液性バックシートにおける長手方向中間の股間部
位置外面部分に、これと一体の離型処理部分が形成さ
れ、前記紙おむつの両側縁部に、前記離型処理部分に対
面して粘着剤層を備えたウイングがそれぞれ形成されて
おり、前記両ウイングは、未使用状態においては前記粘
着剤層を介して前記離型処理部分に仮着され、使用状態
においてはパンツの股間部側縁から回り込んでパンツ外
面にそれぞれ当てがわれ、前記粘着剤層を介してパンツ
に止着されることで解決できる。
ックシートと透液性トップシートとの間に吸収体が介在
され、パンツの内側に配置される紙おむつであって、前
記不透液性バックシートにおける長手方向中間の股間部
位置外面部分に、これと一体の離型処理部分が形成さ
れ、前記紙おむつの両側縁部に、前記離型処理部分に対
面して粘着剤層を備えたウイングがそれぞれ形成されて
おり、前記両ウイングは、未使用状態においては前記粘
着剤層を介して前記離型処理部分に仮着され、使用状態
においてはパンツの股間部側縁から回り込んでパンツ外
面にそれぞれ当てがわれ、前記粘着剤層を介してパンツ
に止着されることで解決できる。
【０００９】前記離型処理部分は、前記不透液性バック
シート自体に離型処理するほか、好適にはその不透液性
バックシートとは別体のシートを固着し、その外面が離
型性を有することにより形成されているものである。
シート自体に離型処理するほか、好適にはその不透液性
バックシートとは別体のシートを固着し、その外面が離
型性を有することにより形成されているものである。
【００１０】前記ウイング構成部材と前記離型処理部分
構成部材とは一体とすることもできるし、別体とするこ
ともできる。
構成部材とは一体とすることもできるし、別体とするこ
ともできる。
【００１１】また、前記離型処理部分は、紙おむつの股
間部相当位置において、製品の実質的に幅方向全体に形
成するほか、股間部相当位置の両側部のみに形成され、
相互が離間して形成することもできる。
間部相当位置において、製品の実質的に幅方向全体に形
成するほか、股間部相当位置の両側部のみに形成され、
相互が離間して形成することもできる。
【００１２】
【作用】本発明では、使用状態においてウイングがパン
ツの股間部側縁から回り込んでパンツ外面にそれぞれ当
てがわれ、粘着剤層を介してパンツに止着される。した
がって、パンツに対して紙おむつが一体化され、特にず
れ易い股間部においてズレ止めが図られる。
ツの股間部側縁から回り込んでパンツ外面にそれぞれ当
てがわれ、粘着剤層を介してパンツに止着される。した
がって、パンツに対して紙おむつが一体化され、特にず
れ易い股間部においてズレ止めが図られる。
【００１３】また、本発明では、不透液性バックシート
における長手方向中間の股間部位置外面部分に、離型処
理部分を形成したので、未使用状態においてはウイング
の粘着剤層の仮着部分として利用できるとともに、離型
処理部分は不透液性バックシートと一体に形成したの
で、前述の想定例との対比において、使用時において離
型紙を剥がしてこれを廃棄する必要はなく、ゴミ量の増
大を解決できる。しかも、夜間において排尿がなかった
場合には、ウイングを離型処理部分に仮着して当初の状
態として次の夜に備えることができる。
における長手方向中間の股間部位置外面部分に、離型処
理部分を形成したので、未使用状態においてはウイング
の粘着剤層の仮着部分として利用できるとともに、離型
処理部分は不透液性バックシートと一体に形成したの
で、前述の想定例との対比において、使用時において離
型紙を剥がしてこれを廃棄する必要はなく、ゴミ量の増
大を解決できる。しかも、夜間において排尿がなかった
場合には、ウイングを離型処理部分に仮着して当初の状
態として次の夜に備えることができる。
【００１４】これに対して、前記の想定例では、一旦廃
棄してしまった剥離紙をゴミ箱から取り出す必要があ
り、現実的ではないものとなる。
棄してしまった剥離紙をゴミ箱から取り出す必要があ
り、現実的ではないものとなる。
【００１５】しかも、従来は、製品をカットしてウイン
グを形成していたが、離型処理部分とウイング構成部材
とを一体として形成することにより、製品をカットする
必要はなくなり、製品資材を不必要に使用する必要はな
くなる。
グを形成していたが、離型処理部分とウイング構成部材
とを一体として形成することにより、製品をカットする
必要はなくなり、製品資材を不必要に使用する必要はな
くなる。
【００１６】他の請求項にかかる発明については、以下
の実施例を参照しながら説明する。
の実施例を参照しながら説明する。
【００１７】
【実施例】以下、本発明を実施例により、具体的に説明
する。図１〜図４は第１実施例を示したもので、この紙
おむつは、ポリエチレン等からなる不透液性バックシー
ト１と、不織布などからなる透液性トップシート２と、
さらに不透液性バックシート１と透液性トップシート２
との間に介在され、たとえば長方形であり、ある程度剛
性を有し、綿状パルプ等からなる吸収体３とによって構
成されている。なお、吸収体３はその形状保持のために
図示しない吸収紙により包むこともできる。
する。図１〜図４は第１実施例を示したもので、この紙
おむつは、ポリエチレン等からなる不透液性バックシー
ト１と、不織布などからなる透液性トップシート２と、
さらに不透液性バックシート１と透液性トップシート２
との間に介在され、たとえば長方形であり、ある程度剛
性を有し、綿状パルプ等からなる吸収体３とによって構
成されている。なお、吸収体３はその形状保持のために
図示しない吸収紙により包むこともできる。
【００１８】不透液性バックシート１は、吸収体３の周
囲より外方に延在して方形をなしており、その側方の延
在部は、後述するバリヤシート５および透液性トップシ
ート２の側部とともにホットメルト接着剤などにより接
合されている。
囲より外方に延在して方形をなしており、その側方の延
在部は、後述するバリヤシート５および透液性トップシ
ート２の側部とともにホットメルト接着剤などにより接
合されている。
【００１９】紙おむつの両側部には、使用面側に突出す
るバリヤカフスＢ、Ｂが形成されている。このバリヤカ
フスＢは、図示のように、実質的に幅方向に連続したバ
リヤシート５が内折りされて２重に形成されたものであ
り、その内方に一本の弾性伸縮部材６または必要により
複数本の弾性伸縮部材が固着され、上記バリヤカフスＢ
を起立させている。バリヤシート５の形成材料として
は、プラスチックシートを使用することもできるが、肌
の感触性の点で、不織布にシリコン等により撥水処理を
したものが好適に用いられる。
るバリヤカフスＢ、Ｂが形成されている。このバリヤカ
フスＢは、図示のように、実質的に幅方向に連続したバ
リヤシート５が内折りされて２重に形成されたものであ
り、その内方に一本の弾性伸縮部材６または必要により
複数本の弾性伸縮部材が固着され、上記バリヤカフスＢ
を起立させている。バリヤシート５の形成材料として
は、プラスチックシートを使用することもできるが、肌
の感触性の点で、不織布にシリコン等により撥水処理を
したものが好適に用いられる。
【００２０】また、バリヤカフスＢの起立部分外側のフ
ラップ部分には、必要により、バリヤシート５と不透液
性バックシート２との間において、複数本のガスケット
カフス用弾性伸縮部材７、７…をホットメルト接着剤な
どによって固着することができる。しかし、この弾性伸
縮部材７、７…の収縮により、後述のウイングの平面性
を担保し難くかつパンツに対して固定性を悪化させる原
因となるので、設けない方が好適である。
ラップ部分には、必要により、バリヤシート５と不透液
性バックシート２との間において、複数本のガスケット
カフス用弾性伸縮部材７、７…をホットメルト接着剤な
どによって固着することができる。しかし、この弾性伸
縮部材７、７…の収縮により、後述のウイングの平面性
を担保し難くかつパンツに対して固定性を悪化させる原
因となるので、設けない方が好適である。
【００２１】このバリヤカフスＢ、Ｂは、着用者の脚回
りに当接し、そのバリヤカフスＢ、Ｂと透液性トップシ
ート１とで囲まれる上方開口のほぼ台形の空間によっ
て、尿または軟便の閉じ込め空間を形成し、この空間内
に排尿されると、その尿は透液性トップシート１を通過
して吸収体３内に吸収されるとともに、軟便固形分につ
いては、バリヤカフスＢ、Ｂがバリヤー（障害）となっ
てその乗り越えが防止される。仮に、バリヤカフスＢ、
Ｂを乗り越えて横方向に尿が漏れたとしても、弾性伸縮
部材７、７…によって形成されるガスケットカフスによ
り横漏れが防止される。
りに当接し、そのバリヤカフスＢ、Ｂと透液性トップシ
ート１とで囲まれる上方開口のほぼ台形の空間によっ
て、尿または軟便の閉じ込め空間を形成し、この空間内
に排尿されると、その尿は透液性トップシート１を通過
して吸収体３内に吸収されるとともに、軟便固形分につ
いては、バリヤカフスＢ、Ｂがバリヤー（障害）となっ
てその乗り越えが防止される。仮に、バリヤカフスＢ、
Ｂを乗り越えて横方向に尿が漏れたとしても、弾性伸縮
部材７、７…によって形成されるガスケットカフスによ
り横漏れが防止される。
【００２２】さて、本発明に従って、不透液性バックシ
ート１における長手方向中間の股間部位置の両側部それ
ぞれには、２つ折りウイング構成シート１０、１０が設
けられている。このウイング構成シート１０は、不透液
性バックシート１にホットメルト接着剤などにより固定
された離型処理部分１０Ａと、この離型処理部分１０Ａ
に仮着されるウイング部分１０Ｂとを有する。ウイング
部分１０Ｂに対向する離型処理部分１０Ａはそれ自体で
離型性を有するかその外面にシリコーンなどの離型処理
された離型面１０ｄとされている。
ート１における長手方向中間の股間部位置の両側部それ
ぞれには、２つ折りウイング構成シート１０、１０が設
けられている。このウイング構成シート１０は、不透液
性バックシート１にホットメルト接着剤などにより固定
された離型処理部分１０Ａと、この離型処理部分１０Ａ
に仮着されるウイング部分１０Ｂとを有する。ウイング
部分１０Ｂに対向する離型処理部分１０Ａはそれ自体で
離型性を有するかその外面にシリコーンなどの離型処理
された離型面１０ｄとされている。
【００２３】かくして、製品状態においては、ウイング
構成シート１０の折り返し縁が実質的に製品の側縁と一
致された状態で、ウイング部分１０Ｂが離型処理部分１
０Ａに重ねられ、粘着剤層１０Ｃを介して仮着されてい
る。
構成シート１０の折り返し縁が実質的に製品の側縁と一
致された状態で、ウイング部分１０Ｂが離型処理部分１
０Ａに重ねられ、粘着剤層１０Ｃを介して仮着されてい
る。
【００２４】紙おむつをパンツＰに装着する際には、当
該紙おむつをパンツＰの内側にあてがった後、図５に概
念的に示すように、ウイング部分１０Ｂの粘着剤層１０
Ｃが塗布されていない撮み部分１０ｅを撮みながら離型
処理部分１０Ａから剥がし、このウイング部分１０Ｂを
パンツＰの股間部側縁を巡ってその外面にあてがって、
前記粘着剤層１０Ｃを介してパンツＰに止着するもので
ある。
該紙おむつをパンツＰの内側にあてがった後、図５に概
念的に示すように、ウイング部分１０Ｂの粘着剤層１０
Ｃが塗布されていない撮み部分１０ｅを撮みながら離型
処理部分１０Ａから剥がし、このウイング部分１０Ｂを
パンツＰの股間部側縁を巡ってその外面にあてがって、
前記粘着剤層１０Ｃを介してパンツＰに止着するもので
ある。
【００２５】まずウイング１０、１０を離型処理材料１
０Ａ，１０Ａから剥がす。そして、図６に示すように、
ウイング１０、１０を、紙おむつの上側に装着されるパ
ンツＰの股間部側縁から外側に回り込ませ、パンツＰの
外面に対して接着剤１１、１１を介してそれぞれ当てが
わせて止着し、図６に示すように、パンツＰに固定す
る。
０Ａ，１０Ａから剥がす。そして、図６に示すように、
ウイング１０、１０を、紙おむつの上側に装着されるパ
ンツＰの股間部側縁から外側に回り込ませ、パンツＰの
外面に対して接着剤１１、１１を介してそれぞれ当てが
わせて止着し、図６に示すように、パンツＰに固定す
る。
【００２６】前記第１実施例では、紙おむつの両側部に
別々のウイング構成シート１０，１０を設けたものであ
るが、図７に示す第２実施例では、一つのウイング構成
シート１０の両端部にウイング部分１０Ｂ，１０Ｂを形
成したものである。
別々のウイング構成シート１０，１０を設けたものであ
るが、図７に示す第２実施例では、一つのウイング構成
シート１０の両端部にウイング部分１０Ｂ，１０Ｂを形
成したものである。
【００２７】さらに、図８に示す第３実施例では、離型
シート２０とウイングシート２１，２１とを分離し、そ
れぞれ不透液性バックシート１にホットメルト接着剤な
どにより固定したものである。この場合、ウイングシー
ト２１，２１については、紙おむつの両側縁を巡らせて
紙おむつの表面側に、たとえばバリヤシート５に、また
は透液性トップシート２が紙おむつの側縁近くまで延在
している場合にはその透液性トップシート２に固定する
ことができる。
シート２０とウイングシート２１，２１とを分離し、そ
れぞれ不透液性バックシート１にホットメルト接着剤な
どにより固定したものである。この場合、ウイングシー
ト２１，２１については、紙おむつの両側縁を巡らせて
紙おむつの表面側に、たとえばバリヤシート５に、また
は透液性トップシート２が紙おむつの側縁近くまで延在
している場合にはその透液性トップシート２に固定する
ことができる。
【００２８】他方で、図示しないが、実施例３の延長か
ら容易に推測されるように、不透液性バックシート１自
体の全体または前記股間部位置のみに離型処理したもの
も用いることがてきる。したがって、その部分は本発明
の離型処理部分を構成する。
ら容易に推測されるように、不透液性バックシート１自
体の全体または前記股間部位置のみに離型処理したもの
も用いることがてきる。したがって、その部分は本発明
の離型処理部分を構成する。
【００２９】しかしながら、一般に不透液性バックシー
ト１は製品の柔軟性を担保するために薄いシートが用い
られ剥がすとき破断し易いので、離型処理部分は実施例
１および２のように別のシートを用いて形成することが
望まれる。
ト１は製品の柔軟性を担保するために薄いシートが用い
られ剥がすとき破断し易いので、離型処理部分は実施例
１および２のように別のシートを用いて形成することが
望まれる。
【００３０】前記のウイング構成シート１０、離型シー
ト２０、あるいはウイングシート２１としてはプラスチ
ックまたは不織布などの適宜の材料により構成できる。
また、粘着剤層を構成する材料は、ゴム系、アクリル系
など公知の粘着剤を用いることができる。
ト２０、あるいはウイングシート２１としてはプラスチ
ックまたは不織布などの適宜の材料により構成できる。
また、粘着剤層を構成する材料は、ゴム系、アクリル系
など公知の粘着剤を用いることができる。
【００３１】
【発明の効果】以上の説明から明らかなとおり、本発明
に係る紙おむつによれば、基本的に不要な廃棄用部材を
使用することがなく、しかもパンツからのずれを確実に
防止した紙おむつを提供することができる。
に係る紙おむつによれば、基本的に不要な廃棄用部材を
使用することがなく、しかもパンツからのずれを確実に
防止した紙おむつを提供することができる。
【図１】本発明に係る紙おむつの平面図である。
【図２】その反対面側の平面図である。
【図３】その斜視図である。
【図４】その横断面図である。
【図５】ウイングを離型処理部分から剥がす状態を示す
概念図である。
概念図である。
【図６】本発明に係る紙おむつを装着されたパンツを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図７】本発明に係る第２実施例を示す横断面図であ
る。
る。
【図８】その第３実施例を示す横断面図である。
１…不透液性バックシート、２…透液性トップシート、
３…吸収体、５…バリヤシート、１０…ウイング構成シ
ート、１０Ａ…離型処理材料、１０Ｂ…ウイング部分、
１０Ｃ…粘着剤層、１０ｄ…離型面、１０ｅ…撮み部
分、２０…離型シート、２１…ウイングシート２１。
３…吸収体、５…バリヤシート、１０…ウイング構成シ
ート、１０Ａ…離型処理材料、１０Ｂ…ウイング部分、
１０Ｃ…粘着剤層、１０ｄ…離型面、１０ｅ…撮み部
分、２０…離型シート、２１…ウイングシート２１。
Claims (4)
- 【請求項１】不透液性バックシートと透液性トップシー
トとの間に吸収体が介在され、パンツの内側に配置され
る紙おむつであって、 前記不透液性バックシートにおける長手方向中間の股間
部位置外面部分に、これと一体の離型処理部分が形成さ
れ、前記紙おむつの両側縁部に、前記離型処理部分に対
面して粘着剤層を備えたウイングがそれぞれ形成されて
おり、 前記両ウイングは、未使用状態においては前記粘着剤層
を介して前記離型処理部分に仮着され、使用状態におい
てはパンツの股間部側縁から回り込んでパンツ外面にそ
れぞれ当てがわれ、前記粘着剤層を介してパンツに止着
されることを特徴とするウイング付き紙おむつ。 - 【請求項２】前記離型処理部分は、前記不透液性バック
シートにこれとは別体のシートを固着し、その外面が離
型性を有することにより形成されている請求項１記載の
ウイング付き紙おむつ。 - 【請求項３】前記ウイング構成部材と前記離型処理部分
構成部材とは一体である請求項１記載のウイング付き紙
おむつ。 - 【請求項４】前記離型処理部分は、紙おむつの股間部相
当位置の両側部のみに形成され、相互が離間している請
求項１記載のウイング付き紙おむつ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7023112A JPH08215240A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | ウイング付き紙おむつ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7023112A JPH08215240A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | ウイング付き紙おむつ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08215240A true JPH08215240A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12101406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7023112A Pending JPH08215240A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | ウイング付き紙おむつ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08215240A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007289524A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Kao Corp | 吸収性物品の包装構造 |
| JP2015024067A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | 大王製紙株式会社 | 吸収性物品 |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP7023112A patent/JPH08215240A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007289524A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Kao Corp | 吸収性物品の包装構造 |
| JP2015024067A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | 大王製紙株式会社 | 吸収性物品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040312 |