JPH08214413A - 自動車用充電装置 - Google Patents

自動車用充電装置

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JPH08214413A
JPH08214413A JP7018156A JP1815695A JPH08214413A JP H08214413 A JPH08214413 A JP H08214413A JP 7018156 A JP7018156 A JP 7018156A JP 1815695 A JP1815695 A JP 1815695A JP H08214413 A JPH08214413 A JP H08214413A
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JP
Japan
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connector
charging
inverter
induction connector
side induction
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Pending
Application number
JP7018156A
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English (en)
Inventor
Tadashi Tsukiyama
直史 築山
Masao Nakane
政雄 中根
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP7018156A priority Critical patent/JPH08214413A/ja
Publication of JPH08214413A publication Critical patent/JPH08214413A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】小型で回路構成も簡単な自動車用充電装置を提
供するにある。 【構成】二次側誘導コネクタ22は一次側誘導コネクタ
21と連結可能な位置に設けられ、一次側誘導コネクタ
21に流れる交流電流にて誘導起電力を発生する。イン
バータ12はバッテリ10の直流電源を三相交流電源に
変換するためのトランジスタTua〜Tuc,Tda〜Tdcと
ダイオードDua〜Duc,Dda〜Ddcとからなる。切換ス
イッチ13〜15は誘導モータ16とインバータ12と
の間に設けられている。切換スイッチ13〜15は非充
電時にはインバータ12からの三相交流電源を誘導モー
タに供給する。切換スイッチ13〜15は、充電時には
切り換わって二次側誘導コネクタ22に発生する誘導起
電力をインバータ12の2相分のダイオードTua,Tu
b,Tda,Tdbにて形成される整流回路を介してバッテ
リ10に充電電圧として供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用充電装置に係
り、詳しくは誘導式コネクタを用いた充電装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気自動車が注目され、それに伴
ってより効率のよい充電装置が求められている。電気自
動車には、充電装置を搭載した車載型と、車両に搭載し
ない非車載型とがある。
【0003】車載型電気自動車は、電源さえあれば何処
ででも充電が可能であるが、充電装置を搭載するためそ
の分だけ車両の重量が増すことになり、ドライバビリテ
ィの面で不利である。しかも、バッテリの電力消費は大
きくなり、走行距離が短くなる問題がある。しかも、搭
載する充電装置はバッテリをフル充電(満充電)させる
ために種々の電圧制御が必要となり、充電装置は高価な
ものとなる。その結果、充電装置の価格が電気自動車の
価格にはねかえるという問題があった。
【0004】その点、非車載型電気自動車は、充電装置
を搭載しない分だけ軽量となり、ドライバビリィに優
れ、バッテリの電力消費の低減が図れ走行距離が延びる
利点がある。しかも、非車載型電気自動車は、充電装置
を搭載しない分だけ安価になる。そして、この種の充電
装置においては、屋外に設置された充電装置から延びる
コネクタを自動車に設けたコネクタと連結し、充電装置
からの直流電源をバッテリに供給する。このコネクタは
接触式のコネクタであって、それぞれの接続端子が接触
することにより直流電源をバッテリに供給する。
【0005】ところで、両コネクタは互いに連結してい
ない時には、両コネクタの接続端子は露出する。その結
果、充電をする場合に他の部材等に触れて漏電やショー
トしないように注意する必要があり、その取扱いは非常
に慎重に行わなければならない。又、充電途中にコネク
タ同士を外すと接続端子間で放電が起き、その放電によ
り接続端子が損傷するといった不具合があった。さら
に、不使用時には、両コネクタの接続端子は外気に晒さ
れるため、接続端子が雨等によって腐食するという問題
が生じ、そのための管理も非常に面倒であった。
【0006】そこで、誘導式コネクタを使用した非接触
式充電装置が特開平5−258962、特開平5−26
0671、特開平6−14470等で提案されている。
この非接触式充電装置においては、一次巻線からなる一
次側誘導コネクタと、二次巻線からなる二次側誘導コネ
クタとを用いたものである。二次側誘導コネクタを、車
両側の充電装置に取付け、該二次側誘導コネクタに対し
て一次側誘導コネクタを連結し電磁誘導を利用して交流
電源を車両側に取り込む。そして、二次側誘導コネクタ
の二次巻線に発生する交流電源は、車両側で直流電圧に
変換されてバッテリに充電される。
【0007】そして、接触式コネクタの接続端子に相当
する各巻線は、互いに電気的に接続する必要もなく絶縁
材で被覆されている。従って、その取扱いは非常に容易
で保守管理も容易となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、非接触式充
電装置において、車両側に二次側誘導コネクタが取着さ
れ、その二次巻線に発生する交流電源が直流電圧に変換
されるが、その変換回路はダイオードからなる整流回路
によって直流電圧に変換されている。従って、充電装置
を搭載したものに比べてはるかに小型かつ回路構成が簡
単でしかも安価であるが、車両側にダイオード及び平滑
コンデンサ等からなる整流回路を設けなければならず、
その分だけ大型かつ複雑でしかも高価になっていた。
【0009】又、充電時における整流回路に設けたダイ
オードの発熱に対する放熱構造を考慮すると装置がさら
に大型化する。本発明は上記問題点を解消するためにな
されたものであって、その目的は、より小型で回路構成
も簡単な自動車用充電装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、一次側誘導コネクタと連結可能
な位置に設けられ、その一次側誘導コネクタに流れる交
流電流にて誘導起電力を発生する二次側誘導コネクタ
と、三相交流電源にて駆動される誘導モータと、車両に
設けられたバッテリの直流電源を三相交流電源に変換す
るための6個のスイッチング素子と該スイッチング素子
に対して並列に接続されたダイオードとからなるインバ
ータと、誘導モータとインバータとの間に設けられ、非
充電時にはインバータからの三相交流電源を誘導モータ
に供給し、充電時には二次側誘導コネクタに発生する誘
導起電力をインバータの2相分のダイオードにて形成さ
れる整流回路を介してバッテリに充電電圧として供給す
るための切換スイッチとからなる自動車用充電装置をそ
の要旨とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載の自動
車用充電装置において、インバータと切換スイッチは、
同じ筐体内に設けられ、二次側誘導コネクタは、前記筐
体と離間した位置に設けられ、二次側誘導コネクタと切
換スイッチはリード線にて接続されている。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2の自動
車用充電装置において、二次側誘導コネクタには一次側
誘導コネクタが連結したか否かを検出するセンサと、そ
のセンサが一次側誘導コネクタの連結を検出した時、前
記切換スイッチを充電側に切り換えるコントローラとを
備えた。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、充電時には、切換ス
イッチを介してインバータと二次側誘導コネクタとが接
続される。そして、誘導モータ駆動のためのインバータ
に設けられた既存のダイオードにて整流回路が形成され
る。整流回路は、一次側誘導コネクタに流れる交流電流
にて二次側コネクタに発生する誘導起電力を整流して充
電電圧としてバッテリに供給する。その結果、充電のた
めの新たな整流回路を設ける必要がなくなる。又、その
整流回路に供給される電源は電磁誘導で誘起されるもの
で二次側誘導コネクタは一次側コネクタと電気的に非接
触であるため、取扱いが容易となる。
【0014】請求項2の発明によれば、二次側誘導コネ
クタは筐体に対して離間した位置に設けられる。その結
果、充電時に二次側誘導コネクタが発生する熱は筐体に
伝わらない。
【0015】請求項3の発明によれば、そのセンサが二
次側誘導コネクタに一次側誘導コネクタが連結されてい
ることを検出すると、コントローラは切換スイッチを充
電側に切り換える。その結果、バッテリを充電する際に
いちいち切換スイッチを切り換えることなく自動的に切
り換えられる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した自動車用充電装置
の一実施例を図1〜3に従って説明する。図1は走行制
御装置の電気回路と充電装置の電気回路を示す。自動車
に搭載されたバッテリ10は、平滑用コンデンサ11を
介してインバータ12に接続されている。そのインバー
タ12は、3個の切換スイッチ13〜15を介して走行
用の三相誘導モータ16に接続されている。
【0017】インバータ12は、3個の上アームのNP
NトランジスタTua〜Tuc、3個の下アームのNPNト
ランジスタTda〜Tdcとから構成されている。上アーム
の各トランジスタTua〜Tucにおいて、コレクタ端子と
エミッタ端子の間には、コレクタ端子に対してカソード
が、エミッタ端子に対してアノードがそれぞれ接続され
るように保護用のダイオードDua〜Ducが接続されてい
る。又、下アームの各トランジスタTda〜Tdcにおい
て、コレクタ端子とエミッタ端子の間には、コレクタ端
子に対してカソードが、エミッタ端子に対してアノード
がそれぞれ接続されるように保護用のダイオードDda〜
Ddcが接続されている。
【0018】上アームの各トランジスタTua〜Tucのコ
レクタ端子は、それぞれバッテリ10のプラス電極に接
続されている。又、上アームの各トランジスタTua〜T
ucのエミッタ端子は、それぞれ対応する下アームのトラ
ンジスタTda〜Tdcのコレクタ端子に接続されている。
そして、各トランジスタTda〜Tdcのエミッタ端子は、
それぞれバッテリ10のマイナス電極に接続されてい
る。
【0019】各トランジスタTua〜Tuc,Tda〜Tdcの
ベース端子は、走行用コントローラ17に接続されてい
る。コントローラ17は、各トランジスタTua〜Tuc,
Tda〜Tdcに対して公知のインバータ制御のための制御
信号φua〜φuc,φda〜φdcを生成しそれぞれ出力す
る。各トランジスタTua〜Tuc,Tda〜Tdcは、この制
御信号φua〜φuc,φda〜φdcによってオン・オフ制御
される。そして、上アームのトランジスタTuaのエミッ
タ端子から、a相の交流電源がa相の切換スイッチ13
の可動端子13aに出力される。又、上アームのトラン
ジスタTubのエミッタ端子から、b相の交流電源がb相
の切換スイッチ14の可動端子14aに出力される。さ
らに、上アームのトランジスタTucのエミッタ端子か
ら、c相の交流電源がc相の切換スイッチ15の可動端
子15aに出力される。
【0020】尚、a相の交流電源の波形はb相の交流電
源の波形より位相が120度進む波形で、b相交流電源
の波形はc相の交流電源の波形より位相が120度進む
波形になるように生成され出力されるようになってい
る。そして、その制御は、コントローラ17が生成する
制御信号φua〜φuc,φda〜φdcによってなされる。さ
らに、各相の周波数はコントローラ17に入力される例
えばアクセルペダルの操作量に対応して決定される。そ
して、コントローラ17は、その周波数になるための制
御信号φua〜φuc,φda〜φdcを生成し出力するように
なっている。
【0021】従って、インバータ12は、走行用コント
ローラ17によりバッテリ10の直流電源を三相交流電
源に変換し出力する。各相の切換スイッチ13〜15
は、可動端子13a〜15aとそれぞれ2個の固定端子
13b〜15b,13c〜15cとを備えている。 各
切換スイッチ13〜15の可動端子13a〜15aは、
固定端子13b〜15bと固定端子13c〜15cとの
間で切換られる。この切換は、走行用コントローラ17
によって切換られる。コントローラ17が走行モードの
時、コントローラ17は可動端子13a〜15aと固定
端子13b〜15bとを接続する。コントローラ17が
充電モードの時、コントローラ17は可動端子13a〜
15aと固定端子13c〜15cとを接続する。
【0022】各切換スイッチ13〜15の固定端子13
b〜15bは、それぞれ三相誘導モータ16の対応する
相の巻線に接続されている。従って、可動端子13a〜
13cを介してインバータ12から三相交流電源が入力
されると、同電源に基づいて三相誘導モータ16は回転
駆動する。
【0023】a相及びb相の固定端子13c,14c
は、誘導式コネクタ20の二次側誘導コネクタ22に接
続されている。即ち、二次側誘導コネクタ22の二次巻
線22aの両端端子間に固定端子13c,14cが接続
されている。従って、インバータ12の全トランジスタ
Tua〜Tuc,Tda〜Tdcがオフ状態の時、固定端子13
c,14cから可動端子13a,14aを介してバッテ
リ10をみると、図3に示すように、a相及びb相の保
護用ダイオードDua,Dub,Dda,Ddbにてブリッジ型
の整流回路が形成される。その結果、固定端子13c,
14c間に単相の交流電源が発生すると、該交流電源は
可動端子13a,14aを介してダイオードDua,Du
b,Dda,Ddbよりなる整流回路にて整流されるととも
に、次段のコンデンサ11にて平滑化されてバッテリ1
0に対して平滑化された直流電源が印加されることにな
る。
【0024】誘導式コネクタ20の二次側誘導コネクタ
22は、図2に示すように、前記した平滑用コンデンサ
11、インバータ12、切換スイッチ13〜15及びコ
ントローラ17を内蔵した筐体23に対して離間して設
けられている。二次側誘導コネクタ22の本体は車体フ
レームに取着され、二次側誘導コネクタ22と切換スイ
ッチ13,14はリード線L1,L2を介して接続され
ている。
【0025】二次側誘導コネクタ22は、その凹部22
b内に一次側誘導コネクタ21が装着されたか否かを検
出するセンサ18が設けられている。センサ18は走行
用コントローラ17に接続されている。そして、走行用
コントローラ17は、センサ18が一次側誘導コネクタ
21の連結を検知すると、充電モードになる。又、走行
用コントローラ17は、センサ18が一次側誘導コネク
タ21の連結を検知しないと、非充電モード、即ち走行
モードになる。
【0026】誘導式コネクタ20の一次側誘導コネクタ
21は、屋外に設置された充電装置にリード線L3,L
4を介して接続されている。充電装置は、整流回路2
5、平滑コンデンサ26、インバータ27及び充電用コ
ントローラ28とから構成されている。整流回路25は
4個のダイオードD1〜D4とから構成されている。4
個のダイオードD1〜D4はブリッジ型の整流回路を構
成し、その入力端子にコンセント29が接続されてい
る。コンセント29から単相交流電源が入力されると、
整流回路25にて整流される。整流回路25にて整流さ
れた直流電圧は、整流回路25に対して並列に接続され
たコンデンサ26にて平滑される。平滑された直流電圧
は、インバータ27に出力される。
【0027】インバータ27は、2個の上アームのエン
ハンスメント型NチャネルMOSトランジスタT1,T
2、2個の下アームのエンハンスメント型NチャネルM
OSトランジスタT3,T4とから構成されている。各
トランジスタT1〜T4において、ドレイン端子とソー
ス端子の間には、ドレイン端子に対してカソードが、ソ
ース端子に対してアノードがそれぞれ接続されるように
保護用のダイオードD1〜D4が接続されている。
【0028】上アームの各トランジスタT1,T2のド
レイン端子は、それぞれ整流された直流電圧のプラス電
圧が印加される。又、上アームの各トランジスタT1,
T2のソース端子は、それぞれ対応する下アームのトラ
ンジスタT3,T4のドレイン端子に接続されている。
そして、各トランジスタT3,T4のソース端子は、そ
れぞれ整流された直流電圧のマイナス電圧が印加され
る。
【0029】各トランジスタT1〜T4のゲート端子
は、充電用コントローラ28に接続されている。コント
ローラ28は、トランジスタT1,T4に対して制御信
号φ1を、トランジスタT2,T3に対して制御信号φ
2を生成しそれぞれ出力する。制御信号φ2は、制御信
号φ1が反転した信号であって、制御信号φ1がHレベ
ルの時、Lレベルとなり、制御信号φ1がLレベルの
時、Hレベルとなる。制御信号φ1,φ2の周期は、充
電用コントローラ28によって制御される。従って、制
御信号φ1がHレベルの時、トランジスタT1,T4が
オンとなり、トランジスタT2,T3がオフとなる。反
対に、制御信号φ1がLレベルの時、トランジスタT
1,T4がオフとなり、トランジスタT2,T3がオン
となる。
【0030】トランジスタT1,T2のソース端子間に
は、誘導式コネクタ20の一次側誘導コネクタ22が接
続されている。即ち、一次側誘導コネクタ21の一次巻
線21aの両端端子がトランジスタT1,T2のソース
端子に接続されている。従って、トランジスタT1,T
4がオンのとき、一次巻線21aに対して図3に示すよ
うに矢印の方向に電流が流れる。又、トランジスタT
1,T4がオフのとき、一次巻線21aに対して矢印と
反対の方向に電流が流れる。その結果、充電用コントロ
ーラ28は、トランジスタT1〜T4を制御することに
より、一次巻線21aに交流電流を流すことができる。
【0031】一次側誘導コネクタ21は、図2に示すよ
うに、円盤状に形成されてリード線L3,L4を介して
整流回路25,コンデンサ26、インバータ27、充電
用コントローラ28を含む屋外充電装置に接続されてい
る。そして、円盤状の一次側誘導コネクタ21は、二次
側誘導コネクタ22の嵌合凹部22bに装着することに
より、二次巻線22aと重なり合うようになっている。
従って、一次巻線21aに流れる交流電流によって、二
次巻線22aには誘導起電力が発生することになる。
【0032】一次側誘導コネクタ21は、二次側誘導コ
ネクタ22に連結されたか否かを検出するセンサ30が
設けられている。センサ30は充電用コントローラ28
に接続されている。そして、充電用コントローラ28
は、センサ30が二次側誘導コネクタ22に連結されて
いることを検知すると、充電モードになる。又、充電用
コントローラ28は、センサ30が二次側誘導コネクタ
22に連結されていないことを検知すると、非充電モー
ドになる。
【0033】充電用コントローラ28は、スタートスイ
ッチ31が設けられている。コントローラ28は、充電
モードにおいてこのスタートスイッチ31が操作される
と屋外充電装置の充電動作のための処理動作を実行す
る。
【0034】次に、上記のように構成した充電装置の作
用について説明する。一次側誘導コネクタ21と二次側
誘導コネクタ22とが連結されていない時、二次側誘導
コネクタ22に設けたセンサ18は連結されていない旨
の信号を走行用コントローラ17に出力する。コントロ
ーラ17は、走行モードとなって切換スイッチ13〜1
5の可動端子13a〜15aを固定端子13b〜15b
に接続する。そして、コントローラ17は、アクセルペ
タル等の操作量に基づいて所定周期の制御信号φua〜φ
uc,φda〜φdcを生成し適宜出力する。各トランジスタ
Tua〜Tuc,Tda〜Tdcは、この制御信号φua〜φuc,
φda〜φdcによってオン・オフ制御される。そして、バ
ッテリ10の直流電源はインバータ12にてインバータ
制御されてアクセルペタルの操作量に相対した周波数の
三相交流電源を三相誘導モータ16に出力する。そし
て、三相誘導モータ16がこの三相交流電源にて駆動さ
れることにより、電気自動車は走行する。
【0035】一次側誘導コネクタ21と二次側誘導コネ
クタ22とが連結される時、二次側誘導コネクタ22に
設けたセンサ18は連結されている旨の信号を走行用コ
ントローラ17に出力する。コントローラ17は、充電
モードとなって切換スイッチ13〜15の可動端子13
a〜15aを固定端子13c〜15cに接続する。従っ
て、三相誘導モータ16には三相交流電源が入力され
ず、モータ16は駆動することはない。又、コントロー
ラ17は各トランジスタTua〜Tuc,Tda〜Tdcを全て
オフ状態にすることから、二次側誘導コネクタ22の二
次巻線22aを固定端子13c,14c及び可動端子1
3a,14aを介してバッテリ10をみると、バッテリ
10の前段にダイオードDua,Dub,Dda,Ddbよりな
る整流回路が形成される。
【0036】一方、一次側誘導コネクタ21に設けたセ
ンサ30は連結されている旨の信号を充電用コントロー
ラ28に出力する。充電用コントローラ28は、この信
号に応答して非充電モードから充電モードとなる。充電
用コントローラ28は、充電モードにおいてスタートス
イッチ31が操作されると充電動作を開始する。充電用
コントローラ28は、インバータ27の各トランジスタ
T1〜T4に対して所定周期の制御信号φ1,φ2を出
力して一次側誘導コネクタ21の一次巻線21aに交流
電流を流す。この一次巻線21aに交流電流を流すこと
により、二次側誘導コネクタ22の二次巻線22aに誘
導起電力が発生する。
【0037】この誘導起電力は、ダイオードDua,Du
b,Dda,Ddbよりなる整流回路にて整流されるととも
に、次段のコンデンサ11にて平滑化される。そして、
平滑化された直流電圧は充電電圧としてバッテリ10を
充電する。この充電の際、充電用コントローラ28は、
その時々で一次巻線21aに流れる交流電流の周波数を
制御しバッテリ10に印加する充電電圧の値を制御して
バッテリ10をフル充電させる。
【0038】充電が完了すると、充電用コントローラ2
8は全てトランジスタT1〜T4をオフにして充電動作
を終了する。そして、一次側誘導コネクタ21を二次側
誘導コネクタ22から抜くと、走行用コントローラ17
は充電モードから走行モードとなり、電気自動車は走行
可能な状態となる。
【0039】このように本実施例では、非接触式充電装
置において二次側誘導コネクタ22の二次巻線22aに
発生する誘導起電力を整流するために、走行制御のため
に設けられた既存のインバータ12の保護用ダイオード
Dua,Dub,Dda,Ddbを整流回路にして整流した。従
って、従来のように充電のための専用の整流回路を設け
る必要がなく、その分だけ充電のための回路を簡略する
ことができて安価にできるとともに、充電のための回路
を内蔵する筐体23を小型化することができる。
【0040】しかも、従来の専用の整流回路において
は、その整流回路を構成するダイオードの発熱に対する
放熱部材が必要であったが、本実施例では既存のダイオ
ードが利用されそのダイオードに対する放熱対策が考慮
されている。従って、ダイオードの発熱のための新たな
放熱部材を設ける必要がないため、さらに充電のための
回路を内蔵する筐体23を小型化することができる。
【0041】さらに、本実施例では、二次側誘導コネク
タ22を筐体23に対して離間させた。従って、充電時
に発生する二次側誘導コネクタ22に発生する熱は、筐
体23に伝わらない。その結果、そのための放熱構造を
筐体23に形成する必要がなくなり、さらに筐体23を
小型化することができる。
【0042】又、本実施例では、二次側誘導コネクタ2
2にセンサ18を設け、一次側誘導コネクタ21が連結
されたとき、そのセンサ18からの信号に基づいて走行
用コントローラ17が充電モードとなる。そして、コン
トローラ17は、切換スイッチ13〜15を切り換えて
バッテリ10に対して充電可能な状態にした。従って、
二次側誘導コネクタ22に一次側誘導コネクタ21を差
し込むだけで、充電可能な状態にセットされるため、充
電作業は非常に簡単となる。
【0043】さらに、本実施例では、一次側誘導コネク
タ21にセンサ30を設け、二次側誘導コネクタ22に
連結したとき、そのセンサ30からの信号に基づいて充
電用コントローラ28が充電モードとなる。そして、こ
の充電モードになった時、スタートスイッチ31のオン
操作で初めて充電動作が開始される。従って、一次側誘
導コネクタ21が二次側誘導コネクタ22に連結されて
いない状態で充電が行われることはない。
【0044】尚、本発明は、上記実施例に限定されるも
のではなく以下の態様で実施してもよい。 前記実施例では走行用制御装置のインバータ12はN
PNトランジスタを用いたが、MOSトランジスタ、サ
イリスタ又は静電誘導型トランジスタ(SIT)等で実
施してもよい。 前記実施例では充電装置のインバータ27はMOSト
ランジスタを用いたが、NPNトランジスタ、サイリス
タ又は静電誘導型トランジスタ(SIT)等で実施して
もよい。 前記実施例では二次側誘導コネクタ22にセンサ18
を設けたが、これを省略してもよい。この場合、切換ス
イッチ13〜15の切り換えは、新たなスイッチを設
け、その操作信号で行うことになる。 前記実施例では一次側誘導コネクタ21にセンサ30
を設けたが、これを省略してもよい。この場合、スター
トスイッチ31をオン操作することにより充電装置は直
ちに充電動作を行うことになる。 前記実施例では二次側誘導コネクタ22と筐体23を
離間させたが、二次側誘導コネクタ22を筐体23に組
付けて実施してもよい。この場合、放熱対策が必要にな
るが、二次側誘導コネクタ22と筐体23が一体的にな
るので、組立作業工程が簡略される。 前記実施例では屋外に設置された充電装置は、整流回
路25、インバータ27等を備え、一次側誘導コネクタ
21の一次巻線21aに流れる交流電流の周波数が制御
できるものであったが、バッテリ10をフル充電しない
でもよい場合には、上記実施例の屋外充電装置から出力
される交流電流を利用する必要はない。例えば、家庭用
交流電源を直接一次側誘導コネクタ21の一次巻線21
aに流し、二次側誘導コネクタに誘導起電力を発生させ
てもよい。この場合、フル充電はできないものの、緊急
避難のために一時充電する場合に有効である。
【0045】尚、上記実施例から把握できる請求項の発
明以外の技術思想について、以下にそれらの効果ととも
に記載する。 請求項1乃至3のいずれか1の自動車用充電装置と、
単相交流を直流電源に変換する整流回路と、その直流電
源を交流電源に変換するインバータと、二次側誘導コネ
クタと連結してインバータからの交流電源にてその二次
側誘導コネクタに誘導起電力を誘起させる一次側誘導コ
ネクタとからなる屋外充電装置とからなる電気自動車の
充電システム。
【0046】車両に搭載されたバッテリをフル充電させ
る場合、フル充電のためのその時々に変更される充電電
圧は、屋外充電装置に設けたインバータを制御すること
により二次側誘導コネクタに流れる交流電源の周波数を
制御する生成することができる。従って、車両側には、
充電電圧をその時々で制御する回路を設ける必要がな
い。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、取扱いが容易
で、しかも、充電のための回路を簡略できるとともに、
充電のための回路を内蔵する筐体を小型化することがで
きる優れた効果を有する。
【0048】請求項2の発明によれば、さらに放熱構造
が簡略化され充電のための回路を内蔵する筐体を小型化
することができる優れた効果を有する。請求項3の発明
によれば、充電の際の操作がより簡単にかつ確実に行う
ことができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した自動車用充電装置を説明す
るための電気回路図。
【図2】誘導式コネクタと筐体との関係を説明する斜視
図。
【図3】充電時の自動車用充電装置を説明するための等
価回路図。
【符号の説明】
10…バッテリ、12…インバータ、13〜15…切換
スイッチ、16…三相誘導モータ、17…走行用コント
ローラ、18,30…センサ、21…一次側誘導コネク
タ、22…二次側誘導コネクタ、Tua〜Tuc,Tda〜T
dc…NPNトランジスタ、Dua〜Duc,Dda〜Ddc…保
護用ダイオード。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次側誘導コネクタと連結可能な位置に
    設けられ、その一次側誘導コネクタに流れる交流電流に
    て誘導起電力を発生する二次側誘導コネクタと、 三相交流電源にて駆動される誘導モータと、 車両に設けられたバッテリの直流電源を三相交流電源に
    変換するための6個のスイッチング素子と該スイッチン
    グ素子に対して並列に接続されたダイオードとからなる
    インバータと、 前記誘導モータとインバータとの間に設けられ、非充電
    時にはインバータからの三相交流電源を誘導モータに供
    給し、充電時には二次側誘導コネクタに発生する誘導起
    電力をインバータの2相分のダイオードにて形成される
    整流回路を介してバッテリに充電電圧として供給するた
    めの切換スイッチとからなる自動車用充電装置。
  2. 【請求項2】 インバータと切換スイッチは、同じ筐体
    内に設けられ、二次側誘導コネクタは、前記筐体と離間
    した位置に設けられ、二次側誘導コネクタと切換スイッ
    チはリード線にて接続される請求項1に記載の自動車用
    充電装置。
  3. 【請求項3】 二次側誘導コネクタには一次側誘導コネ
    クタが連結したか否かを検出するセンサと、そのセンサ
    が一次側誘導コネクタの連結を検出した時、前記切換ス
    イッチを充電側に切り換えるコントローラとを備えた請
    求項1又は2の自動車用充電装置。
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