JPH08211903A - モデル予測制御におけるオートチューニング装置 - Google Patents
モデル予測制御におけるオートチューニング装置Info
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- JPH08211903A JPH08211903A JP7017390A JP1739095A JPH08211903A JP H08211903 A JPH08211903 A JP H08211903A JP 7017390 A JP7017390 A JP 7017390A JP 1739095 A JP1739095 A JP 1739095A JP H08211903 A JPH08211903 A JP H08211903A
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
換え、簡単な計算で処理時間の短い、モデル予測制御に
おけるオートチューニング装置を提供する。 【構成】 第1のコントローラ(1)と第2のコントロ
ーラ(2)により、制御対象であるプラント(3)を制
御するモデル予測制御において、プラント同定器のアル
ゴリズムとしてニューラルネットの理論を適用してオー
トチューニングを図る。
Description
て、制御対象の同定を図る時に、内部の伝達関数を同定
しながら制御を行うオートチューニング装置に関する。
り、図6のようなブロック図で表される。図6におい
て、1は第1のコントローラ、2は第2のコントロー
ラ、3は制御対象であるプラント、4a,4bは加減算
器である。また、図6において、Tmは同定した時定
数、Tpはプラントの時定数、Tは目標の応答時定数、
xは入力指令値、yは出力値である。
まず、内部の伝達関数Tpを同定する必要がある。同定
された値をTmとし、目標の応答をTとおくと、図6の
ような制御構成となる。同定した時定数Tmがプラント
3の時定数と一致したならば、入力値xから出力yまで
の応答はT(s)となり、設計値と等しくなる。
伝達関数は、(1)式のようになる。
に変換される。
ている。
上のように、プラントをどの様な方法で同定するかが大
きな課題である。現状は、入力、出力の時系列データか
ら最小2乗法で同定しているのが一般的である。しか
し、最小2乗法の計算は難しく、演算時間が長いため、
コントローラでの処理時間が無視できない。
ので、その目的はプラントの同定部をニューラルネット
に置き換え、簡単な計算で処理時間の短い、モデル予測
制御におけるオートチューニング装置を提供することで
ある。
に、本発明のモデル予測制御におけるオートチューニン
グ装置は、入力値をもとに演算処理するコントローラ
と、このコントローラの演算結果をもとに演算処理して
出力値を算出する制御対象と、この出力値と該出力値の
前回値をもとに演算して得られた誤差がゼロになるよう
に演算処理するニューラルネットと、該ニューラルネッ
トによって算出された重みを用いて前記制御対象の時定
数を制定する制御対象時定数同定部によって構成したこ
とを特徴とする。
置き換え、簡単な計算でプラントの伝達関数を同定して
コントローラをチューニングする。
ながら説明する。
御におけるオートチューニング装置のブロック図であっ
て、1は伝達関数(TmS+1)/(Ts+1)の第1の
コントローラ、2は伝達関数1/(TmS+1)の第2
のコントローラ、3は伝達関数1/(PpS+1)のプ
ラントである。4a〜4dは加減算器、5はニューラル
ネット部、6はプラントの時定数算出部、7は前回値算
出部である。
第1のコントローラ1は入力値xに関連した演算を行っ
てその演算値を第2のコントローラ2とプラント3に出
力する。第2のコントローラ2とプラント3は、それぞ
れ、第1のコントローラ1の演算値にもとずいて演算
し、プラント3は出力値yを出力する。
結果を加減算器4bで加減算し、その演算結果を加減算
器4aに導く。加減算器4cは、第1のコントローラ1
の演算結果と出力値yの前回値をもとに加減算して、そ
の演算結果をニューラルネット5に導く。ニューラルネ
ット5は、後述するように、重みωを算出して、加減算
器4dに入力する。プラントの時定数算出部6は、ニュ
ーラルネット5によって算出された重みωを用いて、プ
ラントの時定数Tpを算出する。
例えば、プラントが一次遅れ1/(TpS+1)で表さ
れる場合、プラントの入力値をa、その出力値をbとす
ると、この出力を離散系で表すと(3)式のようにな
る。
1)はb(n)の前回値である。
のニューラルネットで表すと図2のようになる。
b(n)との誤差がゼロになる様にバックプロパゲーシ
ョンで、重みωを調整してゆく。最終的に、誤差がゼロ
となり重みωが落ち着く値は、(3)式から(4)で表
される。すなわち、ω=△T/(△T+Tp)であり、
よって、
よって算出された重みωの値からプラントの伝達関数T
pが同定される事がわかる。
トを用いたオートチューニング装置において、ニューラ
ルネット5によって誤差がゼロになる様に重みωを調整
してゆく。算出された重みωの値から、プラント時定数
算出部6の伝達関数Tm=(1−ω)×△T/ωによっ
て、モデルの時定数Tmを計算する。計算されたモデル
の時定数Tmを第1のコントローラ1と2のTmに代入し
てチューニングを図る。
ング装置のシュミレーションの例を示すもので、このシ
ュミレーションは、プラントのようになる時定数Tp=
10、目標の時定数T=5として行っている。Tmの初
期値は20とする。図3によるオートチューニング装置
のシュミレーション例の結果を、図4と図5に示す。図
4に示すように、モデルの時定数Tmは20から10に
整定し、プラントの時定数に近づいている事がわかる。
また、図5に示すように、出力yは目標の応答に150
秒程度でほぼ一致し、目的とする制御を行うことができ
る。
予測制御を適用したプラントにおいて、プラント同定部
のアルゴリズムとして、ニューラルネットの理論を適用
したものであるから、プラントの同定を図る計算時間
が、従来の最小2乗法に比べて大幅に短縮でき、更にプ
ログラミングが簡素化されるとともに、オンラインのオ
ートチューニングでもあるので、現場での制御調整員は
目標の応答のみを入れるだけで良く、作業能率の向上が
図れる。
オートチューニング装置のブロック図。
ング装置のシュミレーションの例を示すブロック図。
Claims (1)
- 【請求項1】 入力値をもとに演算処理するコントロー
ラと、このコントローラの演算結果をもとに演算処理し
て出力値を算出する制御対象と、この出力値と該出力値
の前回値をもとに演算して得られた誤差がゼロになるよ
うに演算処理するニューラルネットと、該ニューラルネ
ットによって算出された重みを用いて前記制御対象の時
定数を制定する制御対象時定数同定部によって構成した
ことを特徴とする、モデル予測制御におけるオートチュ
ーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7017390A JPH08211903A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | モデル予測制御におけるオートチューニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7017390A JPH08211903A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | モデル予測制御におけるオートチューニング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08211903A true JPH08211903A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=11942678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7017390A Pending JPH08211903A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | モデル予測制御におけるオートチューニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08211903A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001216003A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-08-10 | Fisher Rosemount Syst Inc | プロセス制御システムにおける統合されたアドバンスド制御ブロック |
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WO2020202316A1 (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 三菱電機株式会社 | モデル予測制御装置、モデル予測制御プログラム、モデル予測制御システムおよびモデル予測制御方法 |
-
1995
- 1995-02-06 JP JP7017390A patent/JPH08211903A/ja active Pending
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JPWO2020202316A1 (ja) * | 2019-03-29 | 2021-09-13 | 三菱電機株式会社 | モデル予測制御装置、モデル予測制御プログラム、モデル予測制御システムおよびモデル予測制御方法 |
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