JPH08211195A - 汚染動物の脱水・乾燥装置 - Google Patents

汚染動物の脱水・乾燥装置

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JPH08211195A
JPH08211195A JP4893495A JP4893495A JPH08211195A JP H08211195 A JPH08211195 A JP H08211195A JP 4893495 A JP4893495 A JP 4893495A JP 4893495 A JP4893495 A JP 4893495A JP H08211195 A JPH08211195 A JP H08211195A
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JP
Japan
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drying
dehydration
dewatering
sequence program
target value
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JP4893495A
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Yasuo Wakaida
靖夫 若井田
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WAKAIDA ENG KK
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WAKAIDA ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置を断続的に作動させた場合でも、放射性
汚染動物に対する高精度な脱水・乾燥処理を容易に行う
ことができる汚染動物の脱水・乾燥装置を提供する。 【構成】 装置の連続運転に際しては、重量センサ5に
よる初期重量の検出値に基づいてメモリ手段103にお
ける第1記憶部104のシーケンス・プログラムから好
適なシーケンス・プログラムを抽出し、このシーケンス
・プログラムに基づいて装置を始動から完了まで作動さ
せるとともに、脱水・乾燥途中において一時停止がなさ
れた場合には、メモリ手段103における第2記憶部1
05の残存シーケンス・プログラムに基づいてその後の
作動の続行を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に装置を断続的に
作動させる場合でも、高精度な脱水・乾燥処理を容易に
行うことができる汚染動物の脱水・乾燥装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、ラットなど実験に用いられた汚染
動物の脱水・乾燥装置としては、マイクロ波加熱乾燥方
式や真空凍結乾燥方式などよりも遠赤外線放射方式によ
るものが主流となりつつある。
【0003】これは、マイクロ波による加熱乾燥方式で
は、被処理物が焦げた状態となり効率のよい乾燥処理が
行えず、さらに悪臭がひどいなどの問題を有している。
また、真空凍結乾燥方式では、乾燥処理時間が例えば2
キログラム程度のものでも約1週間から1ヶ月と長くか
かり、さらにロータリー真空ポンプのオイルなどに二次
汚染物が発生するなどの諸問題を有しているためであ
る。
【0004】このため、汚染動物の体内に深達する波帯
域の遠赤外線(8〜15ミクロン前後の波帯域の遠赤外
線)を放射し、効率よく脱水・乾燥処理を行う、いわゆ
る遠赤外線放射方式のものが主流となりつつある。特
に、実験などに供された放射性汚染動物の脱水・乾燥処
理にあっては、厳しい規定が伴うため、上記した遠赤外
線放射方式のものが最適とされてきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
脱水・乾燥処理に際しては、初期重量の約70%の脱水
・乾燥が目標値とされおり、装置自体も作動開始と同時
に目標値の脱水・乾燥処理を行うよう指令が働き、目標
値の脱水・乾燥へ向けて各種の制御をシーケンス的に行
いつつ作動して行くように構成されている。
【0006】しかしながら、目標値の脱水・乾燥を達成
するまでには、必ずしも装置を始動から完了まで連続運
転して行う場合だけでなく、断続的な運転を行う場合、
すなわち装置の作動途中で脱水・乾燥処理を一時停止し
たい場合もある。
【0007】このような場合、特に乾燥室内に重量セン
サが設けられた構成の装置では、重量センサによる初期
重量の検出値に基づいて脱水・乾燥処理のシーケンス制
御を行うため、一時停止後の再作動の際には、その時点
の検出値を初期重量値として取り扱ってしまい、これに
対して例えば約70%の脱水・乾燥を目標値として再作
動してしまうこととなる。
【0008】このため、被処理物は必要以上に脱水・乾
燥されてしまい、黒焦げの状態となってしまうなどの不
具合があり、装置をどのような条件下で脱水・乾燥処理
を行なわせるかが難しい問題となっている。
【0009】この発明は、上記のような事情に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、装置を断
続的に作動させた場合でも、放射性汚染動物などに対す
る高精度な脱水・乾燥処理を容易に行うことができる汚
染動物の脱水・乾燥装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な目的を達成するために、乾燥室内の載置台にラットな
ど脱水・乾燥を行うの放射性汚染動物の重量センサを設
け、乾燥室内に収納された放射性汚染動物に遠赤外線を
放射して脱水・乾燥処理を行う装置において、上記重量
センサからの初期検出信号に基づいて、処理すべき放射
性汚染動物の脱水・乾燥の目標値を達成するシーケンス
・プログラムをメモリ手段の第1記憶部より抽出し、こ
のシーケンス・プログラムに基づいて装置の連続運転を
開始し、脱水・乾燥途中において一時停止がなされた場
合には、残存シーケンス・プログラムを演算してメモリ
手段の第2記憶部に格納し、再作動においては第2記憶
部に格納されている残存シーケンス・プログラムに基づ
いてその後の脱水・乾燥処理を続行することを特徴とす
る。
【0011】
【作用】この発明によれば、装置の連続運転に際して
は、重量センサによる初期重量の検出値に基づいてメモ
リ手段における第1記憶部のシーケンス・プログラムか
ら好適なシーケンス・プログラムを抽出し、このシーケ
ンス・プログラムに基づいて装置を始動から完了まで作
動させ、脱水・乾燥途中において一時停止がなされた場
合には、メモリ手段における第2記憶部の残存シーケン
ス・プログラムに基づいてその後の作動の続行を行い、
初期重量に対する目標値への脱水・乾燥処理が行われ
る。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1はこの発明に係る脱水・乾燥装置の概
略構成図であり、同図における1は乾燥室で、ラットな
ど実験済みの放射性同位元素(RI)で汚染された動物
を収納し、これらの脱水・乾燥処理を行う。
【0013】この乾燥室1には、開閉可能な扉2が設け
られており、天井側には遠赤外線放射体3が取付けられ
ている(図2参照)。
【0014】遠赤外線放射体3は、床面側に配置されて
いる載置台4に向けて効率よく遠赤外線の放射が行える
ように、例えば載置台4に平行に対向する中央部分と傾
斜する左右部分とによって形成し、3方向から載置台4
に向けて遠赤外線の放射を行うように構成する。
【0015】格子状に形成された載置台4の下部側には
重量センサ5が設けられており、脱水・乾燥処理を行う
放射性汚染動物の重量を測定する。また、この重量セン
サ5は後述するシーケンス用制御手段に電気的に接続さ
れている。
【0016】放射性汚染動物は、ドライパック9に収納
された上でステンレス製の網状かご10に挿入され、乾
燥台2上に載置されて脱水・乾燥処理されるため、滲み
出る体液や血液あるいは糞尿などは乾燥室1内に滞留す
ることがない。
【0017】6は熱交換機であり、適当間隔を隔てて上
下方向に連続するパイプ61・・・と気液分離を図る空
間部62とにより構成され、熱交換機6の始端側と終端
側からは循環路20,21が引出され、この循環路2
0,21は冷凍機7の冷媒により冷却される熱交換機8
に接続されている。
【0018】パイプ61・・・と循環路20,21には
クーラントが循環されて熱交換機6を冷却し、乾燥室1
から排気路30,31を介して排気された冷却気体分を
気液分離し、分離された凝縮水は排水槽63より開閉弁
65を有する排水路64を介して廃棄処分される。
【0019】凝縮水が分離された後の冷却気体分は、排
水槽6の空間部から排気路32へ送気される。この排気
路32は、外部への放出路33と乾燥室1内への還流路
34とに分岐され、還流路34は扉2内を挿通し扉2を
冷却した後に乾燥室1内へと連通される。なお、還流路
34は扉2内を挿通せず直接乾燥室1内へ連通させても
よい。
【0020】放出路33の開閉弁35は、脱水・乾燥時
には閉状態とされ、乾燥室1内から排気される蒸発気体
分を熱交換器6へ排気して気液分離し、その後の冷却気
体分を排気路32から還流路34を介して乾燥室1へ戻
す閉ループの循環系を形成する。
【0021】また、この開閉弁35は開扉時などには開
状態とされ、開ループの循環系を形成し、これにより乾
燥室1内の蒸発気体分を乾燥室1内より吸引し、開扉に
伴い乾燥室1内の蒸発気体分が外部へ散逸するのを防止
する。なお、22はポンプであり、36はブロアであ
る。
【0022】次に、図3を参照しつつ装置のシーケンス
動作について説明する。図示は省略をするが、装置のメ
モリ手段103における第1記憶部104には、脱水・
乾燥能力に基づいて処理する放射性汚染動物の重量別
に、脱水・乾燥の目標値、例えば初期重量の70%を達
成するシーケンス・プログラムが格納されている。
【0023】制御手段100は後述する装置の各手段を
統括する。また、101は作動開始により経過時間をカ
ウントするカウント手段,102は処理操作マニアルに
おける種々の指令を入力する入力手段である。
【0024】106は脱水・乾燥途中における一時停止
がなされた場合に、カウント手段101における経過時
間に基づいて残存シーケンス・プログラムを演算する演
算手段,105はメモリ手段104を構成する第2記憶
部であって、演算手段106により演算された残存シー
ケンス・プログラムを随時記憶する。
【0025】まず、図示しないがスイッチがオンされて
装置が作動開始状態とされると、脱水・乾燥処理の目標
値を達成すべく、重量センサ5によって検出された放射
性汚染動物の初期重量に基づいて、第1記憶部104よ
り好適なシーケンス・プログラムを抽出する。
【0026】そして、制御手段100の指令により第1
記憶部104のシーケンス・プログラムに基づき、装置
は目標値を達成すべく脱水・乾燥処理の自動制御動作を
連続して行う。
【0027】また、作動の一時停止を行った場合には、
第2記憶部105に演算された残存シーケンス・プログ
ラムが随時記憶される。そして、再作動が開始されると
制御手段100の指令により第2記憶部105における
残存シーケンス・プログラムに基づき、装置は目標値を
達成すべく残りの脱水・乾燥処理の自動制御動作を継続
する。
【0028】脱水・乾燥処理の動作中には、冷凍機7,
熱交換器8により熱交換機6の各パイプ61・・・が冷
却され、また遠赤外線放射体4からは8〜15ミクロン
前後の遠赤外線が乾燥台4に向けて放射され、かつ乾燥
台4はヒータ6により加熱される。
【0029】また、乾燥室1内の蒸発気体分は排気路3
0,31より熱交換機6へと排気される。熱交換機6で
気液分離された後の冷却気体分は、排気路32を介して
送流されるのであるが、開閉弁35を閉状態とすれば、
放出路33は閉状態とされ閉ループの循環系とすること
ができ、冷却気体分は外部へ放出されず還流路34へ向
かうこととなる。
【0030】冷却気体分が扉2などを冷却しつつ乾燥室
1内に戻される場合には、この冷却気体分は循環再活用
される。また、開扉時などには排気路32のブロア36
が作動し、かつ放出路33の開閉弁35が開状態とされ
るので、開ループの循環系となり、乾燥室1内の蒸発気
体分は外部への放出路33へと吸引され、開かれた扉部
2から外部に流出して散逸することはない。
【0031】これら一連の動作は、温度センサ3などか
らの各種検出値に基づいてシーケンス制御手段100に
より自動制御されつつ行われる。
【0032】なお、メモリ手段103における第1記憶
部104のシーケンス・プログラムは、放射性汚染動物
の重量別とともに、冷凍・非冷凍別や放射性汚染動物の
種別などの入力指令に基づいて好適なシーケンス・プロ
グラムで、高精度な脱水・乾燥処理を行うように構成し
てもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、装置の連続運転に際しては、重量センサによる初期
重量の検出値に基づいて抽出された好適なシーケンス・
プログラムに基づいて始動から完了までの作動を行い、
脱水・乾燥途中において一時停止がなされた場合には、
残存シーケンス・プログラムに基づいてその後の作動の
続行を行うので、目標値の脱水・乾燥処理を高精度で行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る脱水・乾燥装置を示す概略構成
図である。
【図2】この発明に係る乾燥室の説明図である。
【図3】この発明におけるシーケンス制御動作を行うた
めのブロック図である。
【符号の説明】
1 乾燥室 3 遠赤外線放射体 4 載置台 5 重量センサ 6 熱交換機 100 制御手段 101 タイマー手段 102 入力手段 103 メモリ手段 104 第1記憶部 105 第2記憶部 106 演算手段 107 駆動指令手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F26B 25/00 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥室内の載置台にラットなど脱水・乾
    燥を行う放射性汚染動物の重量センサを設け、乾燥室内
    に収納された放射性汚染動物に遠赤外線を放射して脱水
    ・乾燥処理を行う装置において、上記重量センサからの
    初期重量の検出信号に基づいて、処理すべき放射性汚染
    動物の脱水・乾燥の目標値を達成するシーケンス・プロ
    グラムをメモリ手段の第1記憶部より抽出し、このシー
    ケンス・プログラムに基づいて装置の連続運転を開始
    し、脱水・乾燥途中において一時停止がなされた場合に
    は、残存シーケンス・プログラムを演算してメモリ手段
    の第2記憶部に格納し、再作動においては第2記憶部に
    格納されている残存シーケンス・プログラムに基づいて
    その後の脱水・乾燥処理を続行することを特徴とする汚
    染動物の脱水・乾燥装置。
JP4893495A 1995-01-31 1995-01-31 汚染動物の脱水・乾燥装置 Pending JPH08211195A (ja)

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JP (1) JPH08211195A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6355891B1 (en) 1998-10-30 2002-03-12 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Operating apparatus
CN114526579A (zh) * 2022-01-21 2022-05-24 上海田枫实业有限公司 一种方便脱水的冻干机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6355891B1 (en) 1998-10-30 2002-03-12 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Operating apparatus
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