JPH08206325A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH08206325A
JPH08206325A JP29975795A JP29975795A JPH08206325A JP H08206325 A JPH08206325 A JP H08206325A JP 29975795 A JP29975795 A JP 29975795A JP 29975795 A JP29975795 A JP 29975795A JP H08206325 A JPH08206325 A JP H08206325A
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ball
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板ケースの組付作業の煩雑化を招くこ
となく、賞品玉の払出しに起因して帯電した機構板から
の回路基板への静電気による悪影響を抑える。 【解決手段】 遊技盤に配設された電気的遊技装置を少
なくとも制御するための回路基板251を、導電性の回
路基板ケースで包囲するとともに、上ケース107と下
ケース215とを螺子により止着して一体的に形成して
回路基板ケースを構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
アレンジボール式パチンコ遊技機等で代表される弾球遊
技機に関し、詳しくは、弾球遊技機の裏面側に設けられ
た主として合成樹脂材料で形成された機構板と、少なく
とも弾球遊技機の遊技盤に配設された電気的遊技装置
と、該電気的遊技装置を制御するための回路基板とを含
む弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機で従来から一般的に
知られているものに、たとえば、電気的に表示状態を変
化可能な電気的可変表示装置やモータにより回転ドラム
を駆動することによって機械的に表示状態を変化させる
機械的可変表示装置等の各種可変表示装置、または電気
的に駆動されて打込玉を入賞しやすくする可変入賞球装
置等の電気的遊技装置が遊技盤に配設されたものがあっ
た。そして、その電気的遊技装置を制御するための電子
回路を含む回路基板が前記遊技盤裏面側の機構板に設け
られていた。
【0003】そして、前記電気的遊技装置は、遊技者に
付与される遊技価値に直接影響を及ぼすものであり、こ
の電気的遊技装置の作動が狂った場合には遊技者に遊技
上の不満を与える場合が生ずるため、電気的遊技装置の
作動不良は特に許されないのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、遊技盤の裏面に
設けられている機構板は、一般にプラスチック等の合成
樹脂材料を射出成形して作られ、かつ打込玉のセーフ孔
等への入賞に伴って賞品玉を払出す賞品玉払出機構が備
えられているのが一般的である。このため、前記賞品玉
払出機構から賞品玉を払出す場合は、多量の賞品玉が一
度に狭い通路を介して放出されるので、玉と機構板との
間で摩擦によって静電気が発生しやすい。このようにし
て発生した静電気は、比較的早く放電されるとそれほど
問題にはならないのであるが、合成樹脂材料で形成され
た機構板に放電して蓄積されやすいので、ときには、数
KV程度まで高められた後放電される場合がある。この
ときには、前述の電気的遊技装置を駆動制御するための
回路基板に静電気の放電電圧が印加され、回路基板に含
まれるトランジスタまたは集積回路(以下ICと称す)
等の電子部品を破壊し、前記電気的遊技装置が良好に作
動しなくなり遊技者に不満を与えるおそれがあるという
欠点があった。
【0005】そこで、回路基板を回路基板用の収納ケー
スに収納し、その外周を回路基板ケースで覆った状態で
取付けることが考えられる。しかし、回路基板を回路基
板ケース内に収納する際に必要となる回路基板ケースの
組付け作業が煩雑となり、製造コストが高くなるという
製造段階での新たな不都合が生ずるおそれがある。
【0006】本発明は、主として合成樹脂製の機構板
に、静電気の原因となる賞品玉払出機構と静電気に弱い
回路基板との両者が備えられていることに鑑み、回路基
板ケースの組付作業の煩雑化を招くことなく、賞品玉払
出機構による賞品玉の払出しに起因して帯電した機構板
からの回路基板への静電気による悪影響を抑えることの
できる弾球遊技機を提供することを目的とる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る弾球遊技機
は、弾球遊技機の裏面側に設けられた主として合成樹脂
材料で形成された機構板と、少くとも弾球遊技機の遊技
盤に配設された電気的遊技装置と、該電気的遊技装置を
制御するための回路基板と、該回路基板を包囲した導電
性の回路基板ケースとを含み、前記機構板は、該機構板
の上部に遊技者に払出す賞品玉を貯留するための賞品玉
貯留部材と、該賞品玉貯留部材の下部に賞品玉を整列さ
せるための整列径路と、該整列径路の終端に入賞態様に
基づいて所定数の賞品玉を払出すための賞品玉払出機構
とを備え、前記回路基板ケースは、前記回路基板の平面
形状よりも大きな開口部が形成された第1の分割体と該
開口部を閉塞する第2の分割体とを含む分割体同士の一
体化によって構成され、前記第1,第2の分割体のいず
れか一方に形成された係合突片、および、他方の分割体
に穿設され、前記係合突片に係合するための係合孔を有
する係合部と、前記第1,第2の分割体を螺子により止
着し一体的に形成するための螺子止着部とを含むことを
特徴とする。
【0008】
【作用】賞品玉貯留部材に貯留されている賞品玉が、整
列径路を通って整列された状態で賞品玉払出機構に供給
され、賞品玉払出機構から所定数の賞品玉が払出可能と
なる。電気的遊技装置を制御するための回路基板が導電
性の回路基板ケースによって包囲されるため、前記賞品
玉の払出しに伴う機構板の帯電に起因した回路基板への
静電気による悪影響を極力抑えることができる。
【0009】第1,第2の分割体の一方に形成された係
合突片と他方に穿設された係合孔とを係合させることに
より、第1,第2の分割体を係合嵌着させ、次に、螺子
止着部を利用して前記第1,第2の分割体を螺子により
止着することができ、回路基板ケースを組付ける際に
は、係合部を設けることにより螺子による止着箇所を少
なくすることができ、螺子による煩雑な止着作業を軽減
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態では、弾
球遊技機の一例としてパチンコ遊技機を取上げて説明す
るが本発明はこれに限らず、たとえばパチンコ玉を投入
してアレンジボールができるいわゆるアレンジボール式
パチンコ遊技機等、賞品玉が払出される弾球遊技機であ
ればすべて含まれる。
【0011】図1は、本発明に係る弾球遊技機の一例の
パチンコ遊技機1を示す全体正面図である。
【0012】パチンコ遊技機1の下方右隅には、遊技盤
9の前面に形成された遊技領域23内にパチンコ玉を打
込むために遊技者によって操作される操作ハンドル19
が設けられている。この操作ハンドル19を操作するこ
とにより、打球供給皿13内にあるパチンコ玉が1つず
つ後述する打球発射機構79(図2参照)より弾発さ
れ、誘導レール21の間を通って前記遊技領域23内に
打込まれる。
【0013】遊技盤9には、そのほぼ中央位置に電気的
遊技装置の一例の可変表示装置25が設けられるととも
に、その下方に電気的遊技装置の一例の可変入賞球装置
29が配設される。なお前記可変表示装置25の上方に
は入賞玉装置35が設けられている。遊技盤9には、さ
らに始動入賞口33a,33b,33cや通常入賞口3
7a,37bが設けられている。前記始動入賞口33
a,33b,33cにパチンコ玉が入賞すれば、前記可
変表示装置25の回転ドラム27a,27b,27cが
回転を開始し、所定時間の経過または所定時間の経過以
前における遊技者の停止操作により、回転ドラム27
a,27b,27cが停止される。その停止した可変表
示装置25の表示結果が、予め定める組合わせ(たとえ
ば777)となれば、前記可変入賞球装置29の開閉板
31を開成させてパチンコ玉が入賞しやすい状態にする
大当り状態となる。そして、その開閉板31の開成は、
所定時間(たとえば30秒間)の経過またはパチンコ玉
の所定個数(たとえば10個)の入賞のいずれか早い方
の条件が成立したときに終了し、再び閉成状態に切換わ
る。なお、前記可変表示装置25の表示結果が、予め定
める特定の組合わせ(たとえば777)となったときに
所定数の賞品玉を前記打球供給皿13内に払出すよう構
成してもよい。さらに、前記可変表示装置25を常時回
転しているもので構成し、パチンコ玉の始動入賞に伴っ
てその回転が停止するよう構成してもよい。遊技領域2
3内に打込まれたパチンコ玉がいずれかの入賞口あるい
は入賞球装置にも入賞することなく落下した場合には、
アウト玉としてアウト口38から回収される。
【0014】図中、41a,41bは遊技効果ランプで
あり、前記大当り状態の発生に伴って点灯または点滅し
遊技効果を奏するよう構成されている。43a,43b
は前面枠3に設けられた枠ランプであり、前記大当り状
態のときに点灯または点滅したり異常状態の発生に伴っ
て点灯または点滅するよう構成されている。さらに、図
中15はスピーカであり、前記大当り状態の発生等に伴
って効果音を発生させるものである。前記前面枠3には
金属やプラスチック等から構成された扉保持枠5が設け
られている。この扉保持枠5に対し、ガラス扉7と前面
板11とが開閉自在に取付けられている。また、前記打
球供給皿13の下方には、余剰玉受皿17が設けられて
おり、打球供給皿13内のパチンコ玉が満杯となりそれ
以上貯留できなくなった余剰玉をこの余剰玉受皿17内
に放出できるよう構成されている。
【0015】なお、前記始動入賞口33a〜33cに打
玉が入賞した場合には比較的少ない数の賞品玉(たとえ
ば7個)が払出され、他の入賞口や入賞球装置に打玉が
入賞した場合には比較的多い賞品玉(たとえば13個)
が払出されるよう構成しているが、始動入賞時にも一律
に多い賞品玉(例えば13個)を払出すものであっても
よい。さらに、本発明の弾球遊技機は、打玉の入賞等に
よって賞品玉が払出されるものであれば何でもよく、遊
技者の持玉情報が特定できる磁気カード等の記録媒体を
用いて遊技が行なえるいわゆるカード式弾球遊技機であ
ってもよい。
【0016】図2は、パチンコ遊技機1の内部構造を示
す全体背面図である。パチンコ遊技機1の機枠2には、
前面枠3が開閉自在および着脱自在に取付けられてい
る。この前面枠3には遊技盤保持枠45が設けられてお
り、この遊技盤保持枠45に対し、遊技盤9(図1参
照)が遊技盤取付具47a,47b,47c(47cは
図示せず)により着脱自在に取付けられている。つま
り、この遊技盤取付具47a,47b,47cは図示矢
印で示すように回動可能に構成されており、この遊技盤
取付具47a,47b,47cを回動させることにより
遊技盤9を遊技盤保持枠45から取り外し可能に構成し
ている。このように、遊技盤9のみを取替え可能に構成
することにより、遊技場でのパチンコ遊技機1の入替え
時のコストを削減し得る利点がある。
【0017】機構板49を構成している機構板本体51
は一部に金属を含む合成樹脂材料で形成され、前記遊技
盤保持枠45に対し機構板取付具77a,77b,77
cにより着脱自在に取付けられている。また機構板本体
51は遊技盤保持枠45に対し回動自在にも取付けられ
ている。この機構板本体51には、その上方位置に賞品
玉貯留部材の一例の賞品玉タンク53が設けられてい
る。その賞品玉タンク53の下方に、賞品玉を3列に整
列させながら流下させる整列径路の一例の賞品玉導出樋
55が配設されている。またその賞品玉導出樋55を流
下してきたパチンコ玉を受入れる位置に賞品玉払出機構
の一例の賞品玉払出装置59b(59a)が配設されて
いる。
【0018】前面枠3の下方左隅には、打球発射機構7
9が設けられている。この打球発射機構79は、遊技者
の手が触れているか否かを検出するための触手検出回路
83とその触手検出回路83からの検出信号に応答して
駆動する駆動モータ81とその駆動モータ81によって
間欠揺動される打球杆85とその打球杆85の間欠揺動
に連動して昇降する連動杆87とから構成されている。
前記連動杆87が昇降する毎に打球供給皿13(図1参
照)内のパチンコ玉が1つずつ所定の打球発射位置に供
給され、打球杆85の揺動によって弾発される。
【0019】打球杆85によって遊技領域23内に打込
まれたパチンコ玉が通常入賞口37a,37bや可変入
賞球装置29(図1参照)に入賞すれば、機構板49の
前面側に設けられた入賞玉集合樋61a上に入賞玉が導
かれ、入賞玉処理機構65aに供給される。一方、打込
玉が始動入賞口33a,33b,33c(図1参照)に
入賞すれば、その入賞玉が機構板49の後方側に設けら
れた入賞玉集合樋61b上に導かれ、次に入賞玉処理機
構65bに供給される。この入賞玉処理機構65aと入
賞玉処理機構65bとはその構造および動作が全く同様
であるため、入賞玉処理機構65aについてのみ説明す
る。入賞玉処理機構65aに入賞玉Pが導かれると、駆
動モータ311によって常時回転されている回転カム3
13aにより左右に揺動している押出部材315aによ
って入賞玉Pが入賞玉排出通路323aに押出される。
このときストッパ部材317aが押出された入賞玉と当
接して回動され回動部材319aのロックを解除する。
その状態でさらに入賞玉Pが押出されると回動部材31
9aが入賞玉と当接して図示反時計回りに回動され連動
杆321aを上方に押上げる。
【0020】前記賞品玉払出装置59a,59bは、機
構板49の前後方向に1つずつ設けられている。そし
て、前方に設けられた賞品玉払出装置59aは前記入賞
玉処理機構65aに連動して作動する。また、後方の賞
品玉払出装置59bは、前記入賞玉処理機構65bに連
動して作動する。つまり、前記連動杆321aが押上げ
られることにより、作動機構310aが作動し、賞品玉
収容筒305a,305bの上方弁307a(通常時は
賞品玉を受入れ可能な状態になっている)を、屈曲樋5
7からの賞品玉を停止させる状態に作動させ、下方弁3
09aをフリー状態にする。フリー状態になった下方弁
309aは収容されている賞品玉の圧力によって反時計
回りに回動され所定個数(たとえば13個)の賞品玉が
払出される。一方、前記入賞玉集合樋61b上に入賞玉
が誘導されれば、前述と同様に、入賞玉処理機構65b
が作動し、連動杆321bが上方に押上げられ、作動機
構310bが作動して賞品玉収容筒305c内に収容さ
れている所定個数(たとえば7個)の賞品玉が払出され
る。
【0021】前記賞品玉払出装置59a,59bから払
出された賞品玉は、賞品玉放出径路67,賞品玉通路6
9を通って前記打球供給皿13(図1参照)内に放出さ
れる。一方、前記打球供給皿13内にパチンコ玉が満杯
となり、それ以上貯留できなくなれば、前記賞品玉通路
69から余剰玉が溢れ出し、その溢れ出した余剰玉が連
絡樋71を通って余剰玉通路73に導かれ、さらに連続
樋75から前記余剰玉受皿17(図1参照)内に放出さ
れる。
【0022】図中、63はアウト玉誘導樋であり、前記
アウト口38(図1参照)から回収されたアウト玉を機
外に誘導するためのものである。89は遊技制御部であ
り、前記電気的遊技装置25,29(図1参照)を制御
するためのものである。この遊技制御部89からの配線
が中継端子基板30に接続される。また28は回転ドラ
ム駆動部である。62は後述する入賞空間切換部材であ
り、機構板49は、この入賞空間切換部材62を操作す
ることにより、すべての入賞玉に対して多い賞品玉(例
えば13個)を払出す遊技内容の遊技機にも対応できる
ように構成されている。この場合、入賞したすべての打
玉は入賞玉集合樋61aに導かれる。また60は区画板
である。
【0023】図3は、遊技制御部89を機構板49に取
付ける取付方法を説明するための斜視図である。
【0024】機構板49に取付けられた区画板60に
は、取付部91が設けられており、この取付部91に取
付基板93が取付けられている。一方、前記取付基板9
3の下方にも、取付基板101が機構板本体51に取付
けられている。上方の取付基板93には、上部位置規制
突部95a,95bおよび左右の移動を規制するための
嵌合溝97が形成されている。また、上方の取付基板9
3には、弾性材料からなる取付付勢部材99が取付けら
れている。
【0025】下方の取付基板101には、下部ガイド溝
103と右方向位置規制部105とが形成されている。
【0026】そして、まず作業者が取付付勢部材99の
操作片部100を指で上方に引上げて弾性変形させ、そ
の状態で、遊技制御部89の固定辺部227bを前記下
部ガイド溝103に嵌合させ、嵌合した状態で遊技制御
部89が右方向位置規制部105に当接するまで遊技制
御部89を右方向にスライドさせる。次に、取付ビスを
兼用している位置規制突部297が、前記嵌合溝97に
嵌合するよう遊技制御部89を機構板49側に押付け
る。また、遊技制御部89を機構板49側に押付けた状
態で、遊技制御部89が前記上部位置規制突部95a,
95bの下側に入り込むよう、遊技制御部89の上下方
向の位置を調整する。そして、左右方向および上下方向
の位置調整が終了すれば、前記操作片部100を放し、
その取付付勢部材99の弾性力により固定片部227a
が取付基板93側に押圧され、遊技制御部89が弾性保
持されることとなる。
【0027】なお、図中209a,209bは放熱穴で
ある。283は配線カバーであり配線261a,261
b,261cを一側方にまとめて開口部295から外部
に導出するためのものである。また63はアウト玉誘導
樋である。
【0028】図4は、遊技制御部89の取付状態を示す
縦断面図である。図中、14は打球供給装置であり、打
球供給皿13内に貯留されているパチンコ玉を、打球杆
85の揺動毎に1つずつ打球発射位置に供給するための
ものである。打球供給装置14によって供給されてきた
パチンコ玉は、打球杆85によって弾発され、発射レー
ル20を通って遊技盤9内に打込まれる。遊技盤9の表
面側には、始動入賞口33aなどの各種入賞口が形成さ
れており、打込玉が入賞可能に構成されている。また、
各種入賞口に入賞しなかった打込玉は、アウト玉として
アウト口38から回収される。
【0029】遊技盤9の裏面側には、機構板49が設け
られており、この機構板49に設けられている入賞玉集
合カバー体39の入賞玉誘導樋40によって、前記始動
入賞口33aに入賞した入賞玉が所定径路に誘導され
る。この入賞玉誘導樋40には、始動入賞玉検出スイッ
チ34aが設けられており、入賞玉を検出し、その検出
出力に基づいて可変表示装置25(図1参照)を可変表
示する等の遊技制御に利用される。なお、始動入賞口
は、図示33aのもの以外に33b,33c(図1参
照)のものがあり、それぞれに始動入賞玉検出スイッチ
34b,34cが設けられている。そして前記始動入賞
口33a,33b,33cに入賞した入賞玉は、入賞玉
集合樋61bに導かれ、図2で説明したように入賞玉処
理機構65bに供給される。なお、始動入賞口33a,
33b,33c以外の入賞口37a,37b,29など
に入賞した入賞玉は、機構板49の前方側に設けられて
いる入賞玉集合樋61aに導かれ、図2で説明したよう
に、入賞玉処理機構65aに供給される。
【0030】いずれの入賞口にも入賞しなかった打込玉
は、アウト口38から回収されてアウト玉誘導部材38
aによりアウト玉誘導樋63内に誘導され、機外に排出
される。なお、図中62は入賞空間切換部材であり、こ
の入賞空間切換部材62を操作して上壁62aが入賞玉
集合樋61b上部を閉成しかつ側壁62bが入賞玉誘導
開口64を閉成することにより、入賞玉の誘導径路を切
換える。この場合、入賞玉集合樋40は入賞玉を入賞玉
集合樋61aに誘導するものが用いられる。なお図中7
1は連絡樋であり、図2でも説明したように、打球供給
皿13内のパチンコ玉が満杯となった場合の余剰玉を余
剰玉受皿17(図1参照)側に放出するための樋であ
る。また45は遊技盤9を保持するための遊技盤保持
枠、8はガラス扉7に設けられたガラス、21は誘導レ
ール、11は前面板である。
【0031】以上説明したように、入賞玉やアウト玉が
遊技盤9の裏面側に設けられた主として合成樹脂製で構
成された機構板49に誘導されるものであり、その機構
板49と入賞玉やアウト玉との摩擦により静電気が発生
しやすい状態となっている。
【0032】遊技制御部89は、上下1対の取付基板9
3,101によって機構板49側に取付けられている。
上方の取付基板93は、区画板60に突設された取付部
91に設けられており、前述したように取付付勢部材9
9により下ケース215を取付基板93側に押圧した状
態で保持し得るよう構成されている。また、下ケース2
15の下方側は下方の取付基板101に嵌合した状態で
保持されている。
【0033】上ケース107と下ケース215によって
構成された回路基板ケース内に収納されている回路基板
251は、下ケース215に取付けられている。図中2
31aは回路基板251を取付けるための取付部であ
り、回路基板251に形成されたグランドライン延在取
付孔263aに挿入されたビスを取付部231aにねじ
込むことにより回路基板251を固定し得る。一方、2
39bは取付片であり、回路基板251に形成されてい
るグランドラインが延在されていない取付孔263dに
前記取付片239bが挿入されてその取付片239bに
より取付孔263dの内周縁が嵌合保持されている。な
お図中271はグランドライン切欠部であり、回路基板
251の取付片239bへの嵌合状態でグランドライン
265が取付片239bに接触しないように構成されて
いる。回路基板251が以上のように固定保持されてい
るため、取付部231a,231bと接するグランドラ
イン延在取付孔263a,263とによって回路基板2
51のグランドライン265と下ケース215とが電気
的に導通状態となる。これにより、グランドライン26
5と下ケース215および上ケース107とが同電位と
なり、上ケース107および下ケース215と回路基板
251との間での静電気に起因した放電が防止でき、ノ
イズによる悪影響が極力防止できる利点がある。さら
に、回路基板251には、表と裏のグランドライン26
5を電気的に導通させるための導通孔267が複数穿設
されている。そして、機構板49と回路基板ケースとの
間で万一放電が発生した場合には、その放電電圧が前記
取付部231a,231bを通って回路基板251の裏
面のグランドライン265に流れ込むこととなるが、流
れ込んだ電流が前記複数の導通孔267を何回もくぐり
抜けグランドライン265の表と裏を何度も巡回し、M
PU,RAM273やROM275まで電流が到達する
までに電圧降下が生ずるよう構成されている。つまり、
この複数の導通孔267により、取付部231a,23
1bから主要部であるMPU,RAM273,ROM2
75までの電流の流れる距離が長くなるのであり、これ
によって主要部であるMPU,RAM273,ROM2
75をノイズによる悪影響から極力保護することができ
る。
【0034】遊技制御部89を機構板49側に取付けた
状態では、図示するように、機構板49と下ケース21
5との間に第1空間299が形成され、機構板49に発
生した静電気が下ケースに伝達されることを極力防止で
きる。また、回路基板251の回路基板ケースへの収納
状態で、下ケース215と回路基板251の間に第2空
間301が形成されるとともに回路基板251と上ケー
ス107との間に第3空間303が形成される。このよ
うに第2空間301と第3空間303を形成することに
より、回路基板ケースに印加された放電電圧が、前記正
規のルートである取付部231a,231bを通ること
なく直接回路基板251に印加されることが防止でき
る。さらに、第2空間301と第3空間303との容積
を異ならせているため、使用に伴って発生した回路基板
251からの熱に起因して、第2空間301と第3空間
303との空気の暖まる速度が異なり、その温度差によ
って第2空間301と第3空間303との間で空気の対
流が生じ、回路基板ケース内の熱をまんべんなく放熱穴
209a,209b,209cから放出することができ
る利点がある。なお図中109は上ケース107の上面
板である。また253は基板本体である。
【0035】図5は、遊技制御部89を示す分解斜視図
である。遊技制御部89は、第1の分割体の一例の上ケ
ース107と第2の分割体の一例の下ケース215とか
らなる回路基板ケースと、そ回路基板ケース内に収納さ
れる回路基板251とからなる。前記上ケース107と
下ケース215は導電性の金属板で形成されている。な
お導電性の合成樹脂で形成してもよい。回路基板251
には、接続端子257a〜257dが設けられていると
ともに、各種の回路素子255や電子回路の主要部であ
るMPU,RAM273,ROM275が取付けられて
おり、前記電気的遊技装置を制御する機能を有する。さ
らに、回路基板251の四隅には、回路基板のグランド
ラインを延在したグランドライン延在取付孔263a,
263bとグランドラインが延在されていない通常の取
付孔263c,263dとが穿設されており、これらグ
ランドライン延在取付孔263a,263bと取付孔2
63c,263dとにより、前記第2の分割体に回路基
板251を取付けるための取付孔が構成されている。
【0036】下ケース215は、1枚のプレートを打抜
き形成した後曲げ加工して構成されている。図中、23
1a,231bは取付部であり、239a,239bは
取付片である。この取付片239a,239bは、前記
回路基板251の取付孔263c,263dの直径より
も小幅に構成されており、取付片239a,239bが
前記取付孔263c,263d内に挿入し得るよう構成
されている。回路基板251を下ケース215に取付け
るには、まず取付片239a,239bを前記取付孔2
63c,263dに挿入し、取付片239a,239b
に形成されている嵌合溝241a,241bに取付孔2
63c,263dの内周縁がくい込むよう回路基板25
1をスライドさせる。次に、グランドライン延在取付孔
263a,263bから螺子の一例としてのビスを挿入
し、取付部231a,231bに形成されている取付穴
233a,233bに前記ビスをねじ込み、回路基板2
51を下ケース215に固定する。このように、回路基
板251の四隅すべてをビスによりねじ止め固定するの
ではなく、前記取付片239a,239bによる係合嵌
着保持を有効利用して最少のビス止め固定により回路基
板251を固定し得るように構成されている。前記取付
片239a,239bにより、回路基板の取付孔に係合
嵌着する係合嵌着部が構成されている。前記取付部23
1a,231bにより、回路基板の取付孔に対し、螺子
により止着可能な螺子止着部が構成されている。前記係
合嵌着部239a,239bと螺子止着部231a,2
31bとにより、前記回路基板に設けられた複数の取付
孔に対応させて前記第2の分割体に形成された複数の取
付部が構成されている。
【0037】図中217は下面板、223a〜223g
(223a,223c,223e,223gは図面上見
えない)、219は起立壁であり、それぞれ1枚のプレ
ートを曲げ加工して形成している。起立壁219の両側
縁には、係合突片の一例の1対の係合片221a,22
1bが形成されている。また、前記側面板223a(2
23b)には、螺子の一例であるビスがねじ込まれる取
付穴225a,225b(225aは図面上見えない)
が穿設されている。
【0038】上ケース107は、上面板109と側面板
111a,111b,111c(111cは図6参照,
111aは図面上見えない),113とを含み、上ケー
ス107と側面板111a,111b,111cには、
それぞれ放熱穴209a,209b,209cが穿設さ
れ、回路基板251から発生した熱を外部に放出し得る
よう構成されている。図中283は配線カバーであり、
取付孔287および嵌合凸部285a,285bが形成
されている。そして、上面板109の一側方に形成され
ている嵌合孔201a,201bに前記嵌合凸部285
a,285bを嵌合させて位置合わせをした状態で前記
取付孔287から螺子の一例であるビスを挿入し、上面
板109に形成して取付孔203に前記ビスをねじ込
み、側板部291を上ケース107に取付ける。図中、
259a〜259dは連結端子であり、前記接続端子2
57a〜257dにそれぞれ差込まれて接続される。そ
の接続状態で、それぞれの接続端子259a〜259d
に結線されている配線261a〜261dが前記側板部
291によって一側方に寄せ集められる(図3参照)。
なお、この側板部291には電源配線挿通溝293が形
成されており、この電源配線挿通溝293を通して電源
の配線が挿通可能となる。
【0039】図中117a,117bは係合部の一例で
ある係止片であり、それぞれ係合孔119a,119b
が穿設されている。この1対の係合孔119a,119
bに前記下ケース215側の係合片221a,221b
が挿入される。この状態で、上ケース107の側面板1
11a,111bに穿設さている取付孔115a,11
5b(115aは図面上見えない)から螺子の一例のビ
スを挿入し、下ケース215側に穿設された取付穴22
5a,225bにビスをねじ込み、上ケース107と下
ケース215とを一体的に固定する。前記取付孔115
a,115bにより、前記第1,第2の分割体を螺子に
より止着し一体的に形成するための螺子止着部が構成さ
れている。なお、係合孔119a,119bを下ケース
215側に穿設し、係合片221a,221bを上ケー
ス107側に突設させてもよい。
【0040】図6は、上ケース215に取付けた回路基
板251を表わした正面図である。図中265は、回路
基板251の表面と裏面とに設けられたグランドライン
であり、その両グランドライン265を電気的に導通す
るための導通孔267が複数形成されている。そして、
図中281a,281bは、そのグランドライン265
を取付孔にまで延在させたグランドライン延在部であ
り、そのグランドライが延在された取付孔であるグラン
ドライン延在取付孔が図中263a,263bにより示
されている。このグランドライン延在部281a,28
1bは、回路基板251の四隅に設けられている取付孔
263a〜263dのうち制御回路の主要部としてのM
PU,RAM273と制御回路の主要部としてのROM
275とが設けられている箇所に対し遠い方の取付孔2
63a,263bにのみ形成されている。つまり、前記
MPU,RAM273とROM275のすぐ近傍に形成
されている取付孔263c,263dには、グランドラ
イン切欠部271が形成されており、取付孔263c,
263dにグランドライン265を延在しないように構
成している。なお、図中239a,239bは取付孔2
63c,263dに挿入された取付片である。
【0041】回路基板251の主要部としてのMPU,
RAM273,ROM275や回路素子255などの電
源入力部とグランドライン265との間に図示しないバ
イパスコンデンサが設けられている。このバイパスコン
デンサは、電界コンデンサ(タンタルコンデンサ)とノ
ンポーラコンデンサとで構成された周知のものであり、
グランドラインに対する前記電源入力部への入力電圧の
サージ分を吸収し、電源入力部からのノイズの侵入が極
力防止できる。
【0042】図示一点鎖線で囲んだ部分は電源回路部2
77であり、その電源回路部277には、チョークコイ
ル279が設けられている。このチョークコイル279
により、電源から供給される電源のうち交流分が除去さ
れ、電源から侵入したノイズを減少することができる。
【0043】図中、257a〜257dは接続端子、2
19は起立壁、221a,221bは係合片227a,
227b,227cは固定片部である。また、図中26
9は回路基板251のパターン部である。 図7は、遊
技制御部89の断面図である。
【0044】下ケース215と上ケース107とによっ
て構成されている回路基板ケースおよびその回路基板ケ
ース内に収納されている回路基板251により遊技制御
部89が構成されている。
【0045】下ケース215から突設されている取付片
239a,239b(239aは図5参照)には、嵌合
溝241a,241b(241aは図5参照)が形成さ
れている。この嵌合溝241a,241bは、θの角度
を有するテーパ状に形成されており、回路基板251を
図示矢印で示す方向にスライドさせることによりこのテ
ーパ状の嵌合溝241a,241bに回路基板251の
取付孔263c,273dの周縁がくい込んだ状態で嵌
合保持されている。なお、図中237a,237b(2
37bは図9参照)は、回路基板251の裏面に当接す
る当接部である。そして、この嵌合状態にある回路基板
251に対し、グランドライン延在取付孔263a,2
63b(263aは図5参照)からビスを挿入して取付
部231a,231b(231aは図5参照)に回路基
板251を固定する。なお、この回路基板251の下ケ
ース215への固定状態では、前記取付片239a,2
39bがグランドライン265に接触しないように構成
されている。
【0046】上ケース107の上面板109の一側方に
は、嵌合孔201a,201b(201aは図5参照)
が穿設されており、この嵌合孔201a,201bに対
し、配線カバー283に形成されている嵌合凸部285
a,285b(285aは図5参照)が嵌合した状態
で、配線カバー283が上ケース107に取付けられて
いる。そしてこの配線カバー283が取付けられた状態
で、開口部295が形成され、この開口部295から配
線261a〜261dが外方に導出される。なお、図中
291は側板部、113は側面板である。
【0047】図中、221a,221b(221aは図
5参照)は、下ケース215の起立壁219に形成され
た係合片であり、上ケース107に穿設された係合孔1
19a,119b(119aは図5参照)に係合され
る。
【0048】図中、111cは側面板、223b,22
3d,223fは側面板、227cは固定片部、259
c,259dは連結端子、271はグランドライン切欠
部、253は基板本体である。
【0049】図8は、上ケース107の加工方法を説明
するための平面図である。まず、1枚のプレートをプレ
ス加工して図8に示すような外周形状を有する板に形成
するとともに、取付孔115a,115b,係合孔11
9a,119b,嵌合孔201a,201b,取付孔2
03ならびに放熱穴209a,209b,209cを穴
抜き加工する。次に、スポット溶接用凹部207a,2
07b、スポット溶接用凸部207c,207dを加工
し、溶接が確実に行なえるようにする。次に、第1の折
曲げ部211a〜211dを折曲げ加工し、さらに、第
2の折曲げ部213a〜213dを折曲げ加工し、溶接
部205a,205bと側面板111cとを溶接する。
なお、図中117a,117bは係止片、113は側面
板、109は上面板である。
【0050】図9は、下ケース215の加工方法を説明
するための平面図である。まず、1枚のプレートをプレ
ス加工して外径を打抜き、次に嵌合溝241a,241
bの穴抜き加工を行なう。次いで、図示一点鎖線部分を
カットし、取付穴225a,225b,233a,23
3bの穴抜き加工を行なう。次に、第1の折曲げ部24
3a,243bを折曲げ加工し、さらに第2の折曲げ部
245a〜245fを折曲げ加工する。この段階で、係
合片221a,221bが形成される。次に、第3の折
曲げ部247a〜247fを折曲げ加工する。この段階
で、起立壁219、取付部231a,231bが形成さ
れる。なお、図中229a,229bはそれぞれ取付部
231a,231bの垂直部である。最後に、第4の折
曲げ部249a〜249gを折曲げ加工する。これによ
って、側面板223a〜223g,固定片部227a〜
227c,取付片239a,239bが形成される。な
お、図中235a,235bはそれぞれ取付片239
a,239bの垂直部、237a,237bはそれぞれ
取付片239a,239bの当接部である。
【0051】以上のように、上ケース107および下ケ
ース215を、1枚の金属板の加工によって形成するた
め、わざわざ回路基板251を取付けるための部品等を
特別に形成して設ける必要がなく、部品点数を少なくす
ることができる利点がある。なお、本実施の形態では、
上ケース107,下ケース215を金属板で構成した
が、導電性の合成樹脂の一体成形によって上ケース10
7と下ケース215とを構成してもよい。
【0052】
【発明の効果】前記構成を有する本発明は、電気的遊技
装置を制御するための回路基板が導電性の回路基板ケー
スによって包囲されるため、前記賞品玉の払出しに伴う
機構板の帯電に起因した回路基板への静電気による悪影
響を極力抑えることができる。しかも、螺子による煩雑
な回路基板ケースの組付作業が軽減され、回路基板の取
付作業の煩雑化を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾球遊技機の一例であるパチンコ
遊技機を示す全体正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の内部構造を示す全体背面図で
ある。
【図3】遊技制御部の機構板への取付機構を説明するた
めの斜視図である。
【図4】遊技制御部を機構板に取付けた状態を示す縦断
面図である。
【図5】遊技制御部の全体の構造を説明するための分解
斜視図である。
【図6】上ケースに取付けた回路基板を示す正面図であ
る。
【図7】遊技制御部の要部を説明するための断面図であ
る。
【図8】上ケースの加工方法を説明するための平面図で
ある。
【図9】下ケースの加工方法を説明するための平面図で
ある。
【符号の説明】
1は弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機、49は機構
板、25は電気的遊技装置の一例の可変表示装置、29
は電気的遊技装置の一例の可変入賞球装置、251は回
路基板、53は賞品玉貯留部材の一例の賞品玉タンク、
55は整列径路の一例の賞品玉導出樋、59a,59b
は賞品玉払出機構の一例の賞品玉払出装置、108は開
口部、107は第1の分割体の一例の上ケース、215
は第2の分割体の一例の下ケース、263a,263b
は取付孔の一例のグランドライン延在取付孔、263
c,263dは取付孔、231a,231bは取付部、
239a,239bは取付部の一例の取付片、241
a,241bは嵌合溝、221a,221bは係合突片
の一例の係合片、119a,119bは係合孔、117
a,117bは係合部の一例の係止片である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
アレンジボール式パチンコ遊技機等で代表される弾球遊
技機に関し、詳しくは、弾球遊技機の裏面側に設けられ
た主として合成樹脂材料で形成された機構板と、弾球遊
技機に設けられた電気的装置を制御するための回路基板
とを含む弾球遊技機に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機で従来から一般的に
知られているものに、たとえば、電気的に表示状態を変
化可能な電気的可変表示装置やモータにより回転ドラム
を駆動することによって機械的に表示状態を変化させる
機械的可変表示装置等の各種可変表示装置、または電気
的に駆動されて打込玉を入賞しやすくする可変入賞球装
置等の電気的遊技装置で代表される電気的装置が設けら
れたものがあった。そして、この電気的装置を制御する
ための電子回路を含む回路基板がたとえば前記遊技盤裏
面側の機構板に設けられていた。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】そして、前記電気的装置は、遊技者に付与
される遊技価値に直接影響を及ぼすものであり、この電
気的遊技装置の作動が狂った場合には遊技者に遊技場の
不満を与える場合が生ずるため、電気的装置の作動不良
は特に許されないのである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、遊技盤の裏面に
設けられている機構板は、一般にプラスチック等の合成
樹脂材料を射出成形して作られ、かつ打込玉のセーフ孔
等への入賞に伴って賞品玉を払出す賞品玉払出機構が備
えられているのが一般的である。このため、前記賞品玉
払出機構から賞品玉を払出す場合は、多量の賞品玉が一
度に狭い通路を介して放出されるので、玉と機構板との
間で摩擦によって静電気が発生しやすい。このようにし
て発生した静電気は、比較的早く放電されるとそれ程問
題にはならないのであるが、合成樹脂材料で形成された
機構板に帯電して蓄積されやすいので、時には、数KV
程度まで高められた後放電される場合がある。このとき
には、前述の電気的装置を駆動制御するための回路基板
に静電気の放電電圧が印加され、回路基板に含まれるト
ランジスタまたは集積回路(以下ICと称する)等の電
子部品を破壊し、前記電気的装置が良好に作動しなくな
り遊技者に不満を与える恐れがあるという欠点があっ
た。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る弾球遊技機は、弾球遊技機の裏面側に設けられた
主として合成樹脂材料で形成された機構板と、弾球遊技
機に設けられた電気的装置を制御するための回路基板
と、該回路基板を包囲した回路基板ケースとを含み、該
回路基板ケースは、導電性の合成樹脂がケース構成部材
として使用されており、かつ、第1の分割体と第2の分
割体とを含む分割体同士の一体化によって構成されてい
ることを特徴とする。請求項2に記載の本発明は、請求
項1に記載の発明の構成に加えて、前記第1,第2の分
割体のいずれか一方に形成された係合突片、および、他
方の分割体に穿設され、前記係合突片に係合するための
係合孔を有する係合部と、前記第1,第2の分割体を螺
子により止着し一体的に形成するための螺子止着部とを
さらに含むことを特徴とする。請求項3に記載の本発明
は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、いずれかの
前記分割体には、前記回路基板に設けられた複数の取付
孔に対応させて複数の取付部を設け、該複数の取付部
は、前記回路基板の取付孔に係合嵌着する係合嵌着部を
有することを特徴とする。請求項4に記載の本発明は、
請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記回路基板
は、その表面と裏面にグラウンドラインが形成されると
ともに複数の取付孔が形成され、該複数の取付孔のうち
予め定められた取付孔に前記グラウンドラインを延在さ
せ、前記回路基板ケースには、前記複数の取付孔に対応
して複数の導電性の取付部を一体に設け、該複数の取付
部に回路基板を取付孔を介して止着し、前記グラウンド
ラインを延在させた取付孔と前記回路基板ケースの取付
部を接続させて、回路基板のグラウンドラインと回路基
板ケースとを導通させたことを特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、弾球遊技機
に設けられた電気的装置が回路基板により制御され、そ
の回路基板が、回路基板ケースにより包囲されている。
そして、その回路基板ケースは、導電性の合成樹脂がケ
ース構成部材として使用されており、かつ、第1の分割
体と第2の分割体とを含む分割体同士の一体化によって
構成されている。請求項2に記載の本発明によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、前記第1,第2の
分割体のいずれか一方に係合突片が形成され、かつ、他
方の分割体には、前記係合突片に係合するための係合孔
を有する係合部が穿設されている。そして、第1,第2
の分割体を螺子により止着し一体的に形成するための螺
子止着部がさらに設けられている。請求項3に記載の本
発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、
いずれかの前記分割体には、回路基板に設けた複数の取
付孔に対応させて複数の取付部が設けられており、その
複数の取付部は、前記回路基板の取付孔に係合嵌着する
係合嵌着部を有する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記回路基板には、そ
の表面と裏面にグラウンドラインが形成されているとと
もに複数の取付孔が形成されており、その複数の取付孔
のうち予め定められた取付孔に前記グラウンドラインが
延在されている。そして、前記回路基板ケースには、前
記複数の取付孔に対応して複数の導電性の取付部が一体
に設けられており、その複数の取付部に回路基板を取付
孔を介して止着している。また、前記グラウンドライン
を延在させた取付孔と前記回路基板ケースの取付部を接
続させ、回路基板のグラウンドラインと回路基板ケース
とを導通させている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】遊技盤9には、そのほぼ中央位置に電気的
装置を構成している電気的遊技装置の一例の可変表示装
置25が設けられるとともに、その下方に電気的遊技装
置の一例の可変入賞球装置29が配設される。なお前記
可変表示装置25の上方には、入賞玉装置35が設けら
れている。遊技盤9には、さらに始動入賞口33a,3
3b,33cや通常入賞口37a,37bが設けられて
いる。前記始動入賞口33a,33b,33cにパチン
コ玉が入賞すれば、前記可変表示装置25の回転ドラム
27a,27b,27cが回転を開始し、所定時間の経
過または所定時間の経過以前における遊技者の停止操作
により、回転ドラム27a,27b,27cが停止され
る。その停止した可変表示装置25の表示結果が、予め
定める組合せ(たとえば777)となれば、前記可変入
賞球装置29の開閉板31を開成させてパチンコ玉が入
賞しやすい状態にする大当り状態となる。そして、その
開閉板31の開閉は、所定時間(たとえば30秒間)の
経過またはパチンコ玉の所定個数(たとえば10個)の
入賞のいずれか早い方の条件が成立したときに終了し、
再び閉成状態に切換わる。なお、前記可変表示装置25
の表示結果が、予め定める特定の組合せ(たとえば77
7)となったときに所定数の賞品玉を前記打球供給皿1
3内に払出すように構成してもよい。さらに、前記可変
表示装置25を常時回転しているもので構成し、パチン
コ玉の始動入賞に伴ってその回転が停止するように構成
してもよい。遊技領域23内に打込まれたパチンコ玉が
いずれかの入賞口あるいは入賞球装置にも入賞すること
なく落下した場合には、アウト玉としてアウト口38か
ら回収される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】以上のように、上ケース107および下ケ
ース215は、1枚の金属板の加工によって形成するた
め、わざわざ回路基板251を取付けるための部品等を
特別に形成して設ける必要がなく、部品点数を少なくす
ることができる利点がある。なお、本実施の形態では、
上ケース107,下ケース215を金属板で構成した
が、前述したように、導電性の合成樹脂の一体形成によ
って上ケース107と下ケース215とを構成してもよ
く、本発明の特徴は、この導電性の合成樹脂により構成
した点にある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、電気
的装置を制御するための回路基板が回路基板ケースによ
って包囲され、その回路基板ケースは、導電性の合成樹
脂がケース構成部材として使用されているために、前記
賞品玉の払出に伴う機構板の帯電に起因した回路基板へ
の静電気による悪影響を極力抑えることかできる。請求
項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の
効果に加えて、第1,第2の分割体を螺子止着部を利用
して螺子による確実な止着を行なうことができながら
も、第1,第2の分割体の一方に係合突片が形成され他
方にその係合突片に係合する係合孔が形成されているた
めに、その係合突片と係合孔との係合を利用することに
より、螺子の止着箇所を少なくすることかでき、螺子に
よる煩雑な止着作業を軽減することができる。請求項3
に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の効果
に加えて、いずれかの分割体に設けられた複数の取付部
の係合嵌着部と回路基板に設けられた複数の取付孔とが
係合嵌着することができ、回路基板を係合嵌着部を介し
ていずれかの分割体に取付け固定することができる。請
求項4に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明
の効果に加えて、回路基板の外周を覆っている回路基板
ケースが、回路基板のグラウンドラインに電気的に導通
されているために、回路基板外周を、電気的な意味でグ
ラウンドラインで覆った状態となり、回路基板ケースと
他の部材との間に放電が生じてノイズがグラウンドライ
ンに入り込むことはあっても、回路基板ケースと回路基
板との間で放電が生ずることかなくなるために、ノイズ
が直接データ線内に入り込むことが防止できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球遊技機の裏面側に設けられた主とし
    て合成樹脂材料で形成された機構板と、 少くとも弾球遊技機の遊技盤に配設された電気的遊技装
    置と、 該電気的遊技装置を制御するための回路基板と、 該回路基板を包囲した導電性の回路基板ケースとを含
    み、 前記機構板は、 該機構板の上部に遊技者に払出す賞品玉を貯留するため
    の賞品玉貯留部材と、 該賞品玉貯留部材の下部に賞品玉を整列させるための整
    列径路と、 該整列径路の終端に入賞態様に基づいて所定数の賞品玉
    を払出すための賞品玉払出機構とを備え、 前記回路基板ケースは、前記回路基板の平面形状よりも
    大きな開口部が形成された第1の分割体と該開口部を閉
    塞する第2の分割体とを含む分割体同士の一体化によっ
    て構成され、 前記第1,第2の分割体のいずれか一方に形成された係
    合突片、および、他方の分割体に穿設され、前記係合突
    片に係合するための係合孔を有する係合部と、 前記第1,第2の分割体を螺子により止着し一体的に形
    成するための螺子止着部とを含むことを特徴とする、弾
    球遊技機。
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