JPH08206193A - 腹腔内留置カテーテル - Google Patents

腹腔内留置カテーテル

Info

Publication number
JPH08206193A
JPH08206193A JP7016891A JP1689195A JPH08206193A JP H08206193 A JPH08206193 A JP H08206193A JP 7016891 A JP7016891 A JP 7016891A JP 1689195 A JP1689195 A JP 1689195A JP H08206193 A JPH08206193 A JP H08206193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catheter
collagen
indwelling
cuff
catheter body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7016891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3623002B2 (ja
Inventor
Hideki Tsukamoto
秀樹 塚本
Hideki Watanabe
秀樹 渡辺
Masatomi Sasaki
正富 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP01689195A priority Critical patent/JP3623002B2/ja
Publication of JPH08206193A publication Critical patent/JPH08206193A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3623002B2 publication Critical patent/JP3623002B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カテーテルの経皮部から細菌が体内に侵入す
ることを防止することのできる腹腔内留置カテーテルの
提供。 【構成】 中間部3の留置部側に設けられた第1のカフ
6を腹膜101に縫合固定し、中間部3のループ頂点に
設けられた第2のカフ7を腹直筋筋膜103に縫合固定
する。そして、中間部3の延出部側に設けられたコラー
ゲン多孔質体からなる部材5を表皮105下に位置させ
る。カテーテルの経皮部付近の生体組織がコラーゲン多
孔質体からなる部材5内に入り込み、コラーゲンを生成
すると共に、コラーゲン多孔質体からなる部材5が生体
組織に置換されていくので、カテーテルの経皮部付近に
生体組織が密集する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、腹膜透析法
において、腹腔内に留置して透析液を注排出するために
用いる腹腔内留置カテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】透析療法は、主として腎機能の一部を代
行して体内に蓄積された水や尿素、クレアチニン等の尿
毒物質の除去を目的として行われる。そして、多くの場
合に血液透析療法による治療が行われているが、特別な
装置の監視下での治療であるため、週2〜3回の通院を
余儀なくされ、また、1回の治療も4〜5時間と患者あ
るいはその家族にかかる負担が大きく、患者の社会復帰
の大きな妨げとなっている。
【0003】一方、腹膜透析療法は、患者に対する時間
的拘束を軽減させ、社会復帰を可能とした治療法である
ため、患者数が増加している。この腹膜透析療法におい
ては、透析液(透析潅流液)を腹膜内に注入し、一定時
間経過した後に透析液の排液を腹腔外に排出するといっ
た手技がなされる。そして、このような透析液の注入、
排液の排出は、腹腔内に留置されている腹腔内留置カテ
ーテルと、このカテーテルに接続される透析液交換シス
テムとにより行われる。
【0004】従来、腹腔内留置カテーテルは、腹腔内に
留置される留置部と、腹壁外に延出される延出部と、留
置部と延出部の間の中間部とからなるカテーテル本体
と、カテーテル本体の通路とからなり、中間部の留置部
側と延出部側の2カ所にダクロン製不織布などからなる
カフ部材が設けられていた。そして、中間部の留置部側
に設けられた第1のカフを腹膜に縫合固定し、延出部側
に設けられた第2のカフを皮下組織に位置させて、患者
にカテーテルを移植していた。この際には、汗やバクテ
リアなどの細菌を含有する水分がカテーテルの延出部の
透析液注入・排出口や腹壁におけるカテーテルの経皮部
から侵入することを防止するため、延出部の透析液注入
・排出口を下向きにして患者にカテーテルを移植させる
必要があった。
【0005】しかしながら、上述のカテーテルは、直線
状に形成されていたため、カテーテルの回復力により、
透析液注入・排出口を下向きにしてカテーテルを留置す
ることは困難であった。また、このことにより、生体組
織をカフ部材内に増殖させてカテーテルを固定すること
も困難であった。さらに、患者にカテーテルを移植した
際に、生体組織がカテーテルを異物認識し、生体組織が
カテーテルと密着しないため、表皮がカテーテルに沿っ
て内側に入り込む、いわゆるダウングロース(Down Gro
wth)が生じるという問題があった。ダウングロースが
深くなると、消毒が行き届かず、細菌の感染経路を形成
することとなり、皮膚の炎症やひいては腹膜炎まで引き
起こす可能性があり問題となっている。
【0006】そこで、カテーテルの中間部(皮下トンネ
ル部)を予め逆U字状に屈曲形成したスワンネック型カ
テーテル(「Swan Neck」は、ACCURATE SURGICAL INSTR
UMENT社の登録商標)が開発なされ、汎用されている。
この腹腔内留置カテーテルは、延出部の透析液注入・排
出口を下向きにして患者に移植することを可能とした。
しかし、このカテーテルにおいても、第2のカフとして
ダクロン製不織布などからなるカフ部材を用いており、
カテーテルを患者に移植したときにカテーテルの経皮部
から所定長離れて配置されていた。このため、カテーテ
ルの経皮部付近の生体組織をカテーテルの周囲に密集さ
せることは困難であり、ダウングロースが深くなってい
く恐れがあった。このため、腹壁におけるカテーテルの
経皮部から細菌が体内に侵入することを完全に防止する
ことは困難であった。
【0007】ここで、従来の腹腔内留置カテーテルにお
いて、多孔質セラミックスからなる経皮素子を設けられ
たもの、アミノ酸系生体適合性物質を付着させたシリコ
ン発泡体からなるカフ部材を中間部(皮下トンネル部)
に設けたものなどが提案されている。しかしながら、多
孔質セラミックスからなる経皮素子を設けたものは、経
皮素子が硬質であると共に経皮的に設けられていること
により、透析液の注入・排液の排出する際などに腹部の
動きに伴って、カテーテルの経皮部付近の組織が追従す
ることは困難であるため、経皮素子から生体組織が脱落
する可能性があった。また、シリコン発泡体からなるカ
フ部材を設けたものは、ダクロン製不織布からなるカフ
部材を設けたものと比較すると、生体組織をカフ部材内
に増殖させる点で優れているが、カテーテルの経皮部付
近の生体組織をカテーテルの周囲に密集させることは困
難であり、腹部の動きに伴ってカテーテルの延出部が動
いたときにカフ部材が追従し難いので、生体組織がカフ
部材から脱落する可能性がある。このため、上述のカテ
ーテルは、いずれもカテーテルの経皮部から細菌が体内
に侵入する恐れがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カテ
ーテルの経皮部付近の生体組織をカテーテルの動きに追
従させることを可能とすることにより、カテーテルの経
皮部から細菌が体内に侵入することを防止することので
きる腹腔内留置カテーテルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明の腹腔内留置カテーテルにより達成される。
【0010】すなわち、本発明の腹腔内留置カテーテル
は、腹腔内に留置される留置部と、腹壁外に延出される
延出部と、該留置部と該延出部の間の中間部とからなる
カテーテル本体と、該カテーテル本体に設けられた通路
とを有する腹腔内留置カテーテルであって、前記中間部
の外表面にコラーゲンを主材料とする部材を備えること
を特徴とする。
【0011】また、前記コラーゲンを主材料とする部材
が前記中間部の延出部側に設けられていることが好まし
い。
【0012】さらに、前記コラーゲンを主材料とする部
材が線維化コラーゲンと変性コラーゲンとからなるコラ
ーゲン多孔質体により形成されていることが好ましい。
【0013】また、前記コラーゲンを主材料とする部材
がメッシュ状に形成された保護部材により覆われている
ことが好ましい。
【0014】さらに、前記コラーゲンを主材料とする部
材がカテーテル本体の外表面に沿って移動可能に設けら
れていることが好ましい。
【0015】また、前記中間部の前記留置部側にはカテ
ーテル本体を固定する第1のカフが備えられていること
が好ましい。
【0016】また、前記中間部がループ状に湾曲して形
成されており、該中間部のループ頂点付近にはカテーテ
ル本体を固定する第2のカフが備えられていることが好
ましい。
【0017】
【作用】本発明の腹腔内留置カテーテルによれば、中間
部にコラーゲンを主材料とする部材が設けられているの
で、コラーゲンを主材料とする部材が腹壁内に位置さ
れ、コラーゲンを主材料とする部材が生体組織に置換さ
れると共に、カテーテルの経皮部付近の生体組織がコラ
ーゲンを主材料とする部材内に入り込み、コラーゲンを
生成される。これにより、カテーテルの周辺の生体組織
がカテーテルの周囲に密集される。
【0018】また、コラーゲンを主材料とする部材が中
間部の延出部側に設けられていることにより、コラーゲ
ンを主材料とする部材が表皮下に位置され、カテーテル
の経皮部付近の生体組織がカテーテルの周囲に密集さ
れ、ダウングロースが深くなっていくことが防止され
る。
【0019】ここで、ダウングロースの深度が5.0mm
程度以下であるときには、透析液の注入・排液の排出す
る際などに腹部の動きに対して、ダウングロースが適度
なクッションとなり、腹部の動き伴ってカテーテルが追
従し易く、また、消毒を行うことにより皮膚の炎症など
が発生することはないが、ダウングロースの深度が5.
0mm程度以上であるときには、消毒をしても深部に消毒
が行き届かず、細菌が体内に侵入する恐れがあり、皮膚
の炎症やひいては腹膜炎まで引き起こす可能性もある。
【0020】また、コラーゲンを主材料とする部材が線
維化コラーゲンと変性コラーゲンとからなるコラーゲン
多孔質体により形成されていることにより、早期に生体
組織がカテーテル本体に密集する。さらに、コラーゲン
を主材料とする部材がメッシュ状に形成された保護部材
により覆われていることにより、カテーテル本体からコ
ラーゲンを主材料とする部材が脱落することが防止され
る。また、コラーゲンを主材料とする部材がカテーテル
本体の外表面に沿って移動可能に設けられていることに
より、患者にカテーテルを移植するときにコラーゲンを
主材料とする部材の位置を調節することが可能である。
【0021】また、中間部の留置部側にはカテーテル本
体を固定する第1のカフが備えられていることにより、
留置部を腹腔内で固定することが容易である。また、中
間部がループ状に湾曲して形成されており、中間部のル
ープ頂点付近にはカテーテル本体を固定する第2のカフ
が備えられていることにより、透析液注入・排出口を下
向きにして、中間部を生体組織に固定することが容易で
ある。
【0022】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の好適実
施例に係る腹腔内留置カテーテルを具体的に説明する。
なお、図1は、本発明の実施例に係る腹腔内留置カテー
テルの全体側面図であり、図2は、図1におけるA−A
線断面図である。
【0023】本発明の腹腔内留置カテーテル1は、腹膜
透析法において、透析液を腹腔内に注入し、一定時間経
過した後に透析液の排液を腹腔外に排出するといった手
技を行う際、その透析液の交換流路として用いられる。
すなわち、この腹腔内留置カテーテル1の先端部を患者
の腹腔内に腹壁を貫通させて挿入し、この腹腔内留置カ
テーテル1の先端部を腹腔内に留置すると共に、腹腔内
留置カテーテル1の基端部を腹壁外に延出させた状態を
維持しながら患者は日常生活を営み、一定時間毎にこの
腹腔内留置カテーテル1を介して透析液を交換するもの
である。
【0024】この腹腔内留置カテーテル1は、腹腔内に
留置される留置部2と、腹壁外に延出される延出部4
と、留置部2と延出部4の間の中間部3とからなるカテ
ーテル本体10と、カテーテル本体10に設けられた通
路11とを有し、中間部3の外表面にコラーゲンを主材
料とする部材5が備えられている。そして、コラーゲン
を主材料とする部材5は、中間部3の延出部4側に設け
られている。
【0025】カテーテル本体10は、管状体であって、
腹腔内に挿入される先端側は留置部2となっており、腹
壁外に延出される基端側は延出部4となっている。ま
た、留置部2と延出部4の間は、コラーゲンを主材料と
する部材5を備えた中間部3となっている。そして、中
間部3は、カテーテル本体10の通路によって、腹腔内
と腹壁外との間に皮下トンネルを形成する。
【0026】そして、留置部2の先端には、カテーテル
本体10の軸方向に向けて通路11の開口21が形成さ
れており、また、留置部2の外表面に軸方向に沿った溝
23と、溝23の底部に穿設された側孔22を有してい
る。この側孔22は、図2に示すように、横断面図にお
いて、周方向に等間隔で4つ設けられており、カテーテ
ル本体10の軸に平行な直線上に等間隔で配設されてい
る。透析液は、開口21と複数の側孔22を介して交換
される。
【0027】また、溝23の形成によって、溝23と溝
23との間は厚肉となり、凸部9が形成される。このよ
うに形成してなる複数の凸部9は、腹腔内壁との接触す
る面積が広くなるため、腹腔内壁と接触したときに与え
る圧力が分散され、体内に与える影響が少ない。また、
凸部9の先端92は、留置部2の先端から突出してお
り、その先端92は円弧状に形成されており、腹腔内壁
やダグラス喬に接触して、傷付けないような形状となっ
ている。この先端92が設けられていることによって、
腹腔内の最も低い所に位置するダグラス喬に留置部2が
接触したときに通路(以下、「内腔」ともいう。)11
の開口21が閉塞させずに確保される。
【0028】なお、このような厚肉、幅広の凸部9を形
成する方法としては、例えば、押し出し成形により厚肉
の管体を形成し、その後に外表面を削って溝23を形成
する方法や、押し出し成形時に、凸部9を形成するダイ
を用いる方法などがある。押し出し成形時に、凸部9を
形成するダイを用いる方法により、凸部9を形成する場
合には、全長に渡って凸部9が形成されたチューブを成
形した後に、所定の長さだけ凸部9の形成によりできた
溝23を埋没させるか、あるいは所定の長さだけ凸部9
を削り取る方法がある。また、いずれの方法によりに凸
部9を形成した場合でも、所定間隔で溝23を埋めて形
成された連結部91を設けて、隣接する凸部9をつなげ
ることにより、強度の向上を図ることができる。
【0029】また、留置部2(あるいは留置部2の先
端)を独立して形成し、中間部3及び延出部4と連結さ
せても良いが、留置部2、中間部3及び延長部4を一体
的にカテーテル本体10として形成しても良い。
【0030】一方、延出部4の基端には、コネクタ(図
示せず)等が設けられており、このコネクタ等を介し
て、透析液バッグや排液バッグ等をチューブで接続して
なる腹膜透析システムなどが接続される。
【0031】中間部(以下、「皮下トンネル部」ともい
う。)3は、ループ状に湾曲して形成されており、U字
形状(スワンネック形状)をなしている。そして、皮下
トンネル部3の留置部2側には第1のカフ6が、ループ
頂点付近には第2のカフ7がそれぞれシリコーン系接着
剤等により固定されており、さらに皮下トンネル部3の
延出部4側にはコラーゲン多孔質体からなる部材(以
下、「カフ部材」ともいう。)5がカテーテル本体10
の外表面に沿って移動可能に設けられている。
【0032】そして、第1のカフ6及び第2のカフ7
は、ダクロン製不織布により管状に形成され、このカフ
6,7を生体組織に縫合固定することにより、生体組織
である線維芽細胞がカフ6,7内に増殖して、カテーテ
ル本体10は一定の位置に留置される。また、カフ部材
5は、線維化コラーゲンと変成コラーゲンからなるコラ
ーゲン多孔質体により管状に構成されるので、線維芽細
胞がカフ部材5内に入り込み、コラーゲンを生成すると
共に、カフ部材5が線維芽細胞に置換されていく。この
ため、カテーテル本体10の周囲に線維芽細胞が密集
し、カテーテル本体10が固定される。また、カフ部材
5が真皮下に位置されるので、適度な深さのダウングロ
ースが維持され、ダウングロースが深くなっていくこと
が防止される。
【0033】ここで、カフ部材5を構成するコラーゲン
多孔質体を生成する方法としては、例えば、コラーゲン
溶液をリン酸緩衝液のような平衡塩溶液と混合して、3
7℃において4時間程度インキュベートすることによ
り、コラーゲンを線維化する。一方、コラーゲン溶液を
加熱することにより熱変性させ、変性処理する。なお、
コラーゲンの熱変性は、37℃前後を境として起こるの
で、40〜100℃の範囲で変性させるが、好ましくは
60〜80℃で変性させる。好適な加熱変性処理は、6
0℃で30分間である。このようにして得られた線維化
されたコラーゲン溶液と変性コラーゲン溶液とを混合し
て、管状容器内で凍結乾燥した後、熱脱水架橋を行うこ
とにより、コラーゲン多孔質体からなるカフ部材5が得
られる。なお、線維化コラーゲンと熱変性コラーゲン
は、30分間〜12時間、好ましくは1〜6時間熱脱水
することにより架橋されるが、好適な熱脱水架橋は、1
10℃で2時間である。
【0034】また、コラーゲン多孔質体からなる管状体
(カフ部材5)の外表面及び内表面をメッシュ状に形成
されたダクロン製の保護部材51で覆うことにより、コ
ラーゲン多孔質体が線維芽細胞化される際に、カテーテ
ル本体10から脱落する恐れがなくなる。また、ダクロ
ン製の不織布を所定の肉厚でカテーテル本体10に接着
剤などで固定し、その不織布の上にコラーゲン多孔質体
からなるカフ部材5を設置することによっても、カテー
テル本体10からカフ部材5が脱落する恐れがなくな
る。
【0035】また、カテーテル本体10にカフ部材5を
設置するときには、カテーテル本体10を伸張し、カテ
ーテル本体10の外径を小さくした状態で、このカフ部
材5をカテーテル本体の外表面に沿って移動し、カフ部
材5を所定の位置に設置することによっても、カフ部材
5がカテーテル本体10に密着し、カテーテル本体10
からカフ部材5が脱落する恐れがなくなる。
【0036】以上のように構成されているカテーテル本
体10は、例えば、シリコーンゴム、熱可塑性フッ素樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリウレ
タン、等が用いられ、可撓性を有する構成材料によって
構成されることが好ましい。特に、生体適合性に優れる
ことから、シリコーンゴムを用いることが好ましく、ま
た、加工性が容易であることから、熱可塑性フッ素樹脂
を用いることも好ましい。また、生体適合性を向上させ
るため、例えば、ポリウレタンエラストマー、ポリアミ
ドエラストマー、無可塑塩化ビニル樹脂、シリコーンゴ
ム、等を表面に被覆してもよい。
【0037】また、カテーテル本体10の少なくとも留
置部2には、X線不透過材料よりなるマーカー12を埋
設または内外表面に付着しておくことが好ましい。これ
により、カテーテル移植時に、X線透視下においてカテ
ーテル本体10の位置を確認することができる。このマ
ーカー12の形状は、図示のように線状として留置部2
から皮下トンネル部3に渡って設けても良く、カテーテ
ル本体10の全長に渡って設けても良い。さらには、留
置部2から皮下トンネル部3にかけて所定の位置に点在
させて設けても良い。マーカー12を構成するX線不透
過材料としては、例えば、タングステン、硫酸バリウ
ム、金、白金、あるいはそれらの合金、等が挙げられ
る。
【0038】また、カテーテル本体10の内腔11に
は、少なくとも留置部2から皮下トンネル部3に渡っ
て、複数のフィンを設けることにより、腹腔内や腹壁内
でカテーテル移植時や透析液の交換時に腹壁内や腹腔内
で内腔11が潰れて閉塞することを防止することが可能
である。
【0039】ここで、カテーテル本体10の全長は、症
例によって異なるが、250〜600mm程度、好ましく
は300〜550mm程度、より好ましくは350〜50
0mm程度であり、このうち留置部2は、150〜200
mm程度であり、皮下トンネル部3は、100〜150mm
程度であり、延出部4は、100〜150mm程度である
ことが好ましい。さらに、留置部2の凸部9形成部は、
110〜60mm程度であり、皮下トンネル部3に位置す
るカフ部材5は、3.0〜50mm程度、好ましくは5.
0〜50mm程度、第1及び第2のカフ6,7は、5.0
〜15mm程度であることが好ましい。また、凸部の先端
92の突出長は、1.0〜20mm程度、好ましくは2.
0〜10mm程度である。
【0040】カフ部材5においては、全長が3.0mm以
下であるとカテーテル本体10の周囲に生体組織を密集
させることが難しく、ダウングロースを適度に維持する
ことが困難であり、全長が50mm以上であると第2のカ
フ7を設置する位置を変更する必要が生じる。なお、第
2のカフ7を設置する位置は、カテーテル1の透析液注
入・排出口を下向きにして、カテーテル本体10を腹壁
に固定するためには、ループ状に湾曲されて形成された
皮下トンネル部3のループ頂点付近であることが好まし
い。また、カフ部材5は、先端側がカテーテル1経皮部
付近に位置されれば、基端側が第2のカフの設置位置の
までの間にどのような長さで位置しても良く、全長3.
0〜25mm程度のものを複数個、隣接して用いても良
く、所定間隔だけあけて縦列しても良い。また、カフ部
分5の肉厚は、1.0〜4.0mm程度、好ましくは1.
5〜2.5mm程度であり、肉厚が1.0mm以下であると
カテーテル本体10の周囲に生体組織を密集させること
が難しく、ダウングロースを適度に維持することが困難
であり、肉厚が4.0mm以上であると患者にカテーテル
を移植する際に腹壁に与える損傷が大きくなり、ダウン
グロースを形成するのに時間を要することとなる恐れが
ある。
【0041】そして、カテーテル本体10の内径は、
1.0〜3.5mm程度、好ましくは2.0〜3.0mm程
度であり、カテーテル本体10の肉厚は、留置部2のみ
あるいは留置部2の凸部9形成部のみを厚肉に形成して
も良く、全長に渡って同じ肉厚でも良いが、具体的に
は、厚肉な部分において1.0〜3.0mm程度、好まし
くは2.0〜2.5mm程度である。そして、留置部2に
形成された凸部9の高さ(溝23の深さ)は、0.5〜
1.5mm程度、好ましくは1.0〜1.3mm程度であ
る。
【0042】また、凸部9あるいは溝23の数は、4つ
に限らず、1つから3つまたは5つ以上であっても良
く、カテーテル本体10の外径等にあわせて決められ、
凸部9の数に応じて凸部9の高さを設定することが好ま
しい。さらに、連結部91は、カテーテル本体10を形
成する材質、肉厚等により、必要に応じて設ければ良
い。また、側孔22の数は、溝23の数にもよるが溝2
3の数1つあたり、6〜20個程度、好ましくは8〜1
6個程度である。
【0043】以上説明した腹腔内留置カテーテル1の少
なくとも留置部2から皮下トンネル部3に渡って、少な
くとも外表面に親水化処理を施すことが好ましく、この
ような親水化処理として、例えば、ポリ(2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート)、ポリヒドロキシエチルアク
リレート、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルビニ
ルエーテル無水マレイン酸共重合体、ポリエチレングリ
コール、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン、
等の親水性ポリマーをコーティングする方法が挙げられ
る。
【0044】このような処理を施した場合には、カテー
テルを腹腔内へ挿入するときの挿入抵抗を軽減すること
ができ、カテーテル移植手術の時間が短縮されるので、
患者にカテーテルを移植する際に患者の負担が低減され
る。また、粘膜の損傷をより少なくし、組織癒着の抑制
効果もある。
【0045】次に、本発明の好適実施例に係る腹腔内留
置カテーテル1を患者に移植したときの状態について具
体的に説明する。なお、図3は、本発明の実施例に係る
腹腔内留置カテーテルを患者の腹壁に移植した状態を示
す部分断面図である。
【0046】腹腔内留置カテーテル1の皮下トンネル部
3は、図3に示すように、腹壁100を貫通して移植さ
れており、カテーテル本体10の内腔11により腹腔内
120と腹壁外110との間に皮下トンネルを形成して
いる。この皮下トンネルを介して、透析液が交換され
る。また、ループ状に湾曲して形成された皮下トンネル
部3の先端側は、腹膜101を貫通して腹腔内120に
留置されており、皮下トンネル部3の基端側は、表皮1
05を貫通して腹壁外110に延出されている。そし
て、腹腔内120に留置された留置部2の先端は、ダグ
ラス喬に位置され、また、腹壁外110に延出された延
出部4の基端にはコネクタが接続される。
【0047】皮下トンネル部3の留置部2側に設けられ
た第1のカフ6は、筋層組織102の底部に位置され、
腹膜101に縫合固定されている。この第1のカフ6に
より、カテーテル本体10が腹壁100に固定され、留
置部2が一定の位置に留置される。また、この第1のカ
フ6は、腹腔120に透析液を注入したときに透析液が
腹腔120外に漏出することを防止する。
【0048】皮下トンネル部3のループ頂点付近に設け
られた第2のカフ7は、皮下組織104の底部に位置さ
れ、腹直筋筋膜103に縫合固定されている。この第2
のカフ7により、透析液注入・排出口を下向きにして、
皮下トンネル部3が生体組織に固定される。
【0049】皮下トンネル部3の延出部4側に設けられ
たカフ部材5は、表皮105下に位置される。このカフ
部材5は、コラーゲン多孔質体からなり、線維芽細胞に
変換される。また、皮下組織104の線維芽細胞もカフ
部材5内に入り込み、コラーゲンを生成する。このカフ
部材5により、透析液を注入・排出するときなどにカテ
ーテル1の延出部4が上下方向等に動かされても、カテ
ーテル1の動きにカテーテル1の経皮部付近の生体組織
が追従する。このため、適度な深さのダウングロース1
50が維持され、ダウングロース150が深くなってい
くことは防止される。また、メッシュ状に形成された保
護部材により、予めカフ部材5を覆っておくと、コラー
ゲン多孔質体(カフ部材5)が線維芽細胞に置換されて
いくときにカテーテル本体10からカフ部材5が脱落し
てしまうことなどがない。
【0050】[実施例1]シリコーンゴム1kgを押し
出し成形機に入れ、吐出速度35rpmで、入口部、中
間部(スクリューブ部)及び出口部の温度は常温とし、
チューブを成形した。なお、押し出し成形機のダイ形状
は、インダイ径2.7mm、アウトダイ径5.0mm、アウ
トダイ凸部数4個、アウトダイ凸部高さ1.3mm、アウ
トダイ凸部幅0.4mmのものを使用した。得られたチュ
ーブは、外面の軸方向に等間隔で4つの凸部を有し、内
径2.5mm、外径4.7mm、肉厚1.1mm、凸部の高さ
0.4mm、凸部幅1.2mmであった。
【0051】この得られたチューブの長さ440mm分を
切り取り、ステンレス製の芯金をチューブの内腔に差し
込んだ後、基端から350mmの溝に線状のシリコーンゴ
ムを詰めて埋没し、先端から90mm部分に凸部を残し
た。次いで、チューブの先端から190mm付近より29
0mm付近の100mm程度をループ状に湾曲させた。そし
て、この状態で160℃程度の温度で加熱し、チューブ
を硬化させた。
【0052】次いで、この硬化されたチューブの先端か
ら5.0mmのところまでの溝を削り取って、突出部を形
成した。そして、この突出部の先端を丸く加工した。次
いで、1本の溝あたりに9つの側孔を各溝に形成した。
なお、側孔の大きさは、直径0.5mmである。
【0053】この得られたチューブの先端から180mm
の位置と250mmの位置に、先端をあわせて全長10mm
の第1のカフ及び第2のカフをそれぞれ設置し、シリコ
ーン系接着剤で接着固定した。なお、この第1及び第2
のカフは、ダクロン製不織布により成形したものであ
る。
【0054】[実施例2] 線維化コラーゲンの生成:アテロコラーゲン粉末(高研
株式会社製)を4℃の温度下でpH3.0の希塩酸に溶
解して0.3〜0.4(w/v)%に調整した。この溶液
を0.8μm及び0.2μmの直径の空孔を有する2種類
のフィルターに順次通して濾過滅菌した後に、4℃に維
持しつつ撹拌しながら、pH7.0のリン酸緩衝液を加
え、最終濃度が0.1〜0.15(w/v)%のアテロコ
ラーゲン(30mMリン酸2ナトリウム、100mM塩化ナ
トリウム)であるコラーゲン溶液とした。
【0055】次いで、37℃の恒温槽内に4時間放置
し、線維化アテロコラーゲン(FC)溶液を調整した。
そして、このFC溶液を無菌条件下で遠心操作による濃
縮を行って、濃度を4.0(w/v)%に調整した。
【0056】変性コラーゲンの生成:一方、上述のフィ
ルターを順次通過させた0.3〜0.4(w/v)%のア
テロコラーゲン溶液を凍結乾燥し、再び無菌の蒸留水に
4.0(w/v)%となるよう再溶解した。
【0057】この溶液を60℃の恒温槽内に30分間放
置して熱変性を生じせしめ変性アテロコラーゲン(HA
C)溶液とした。そして、このHAC溶液を37℃の温
度下で0.45μmの直径の空孔を有するフィルターを
通して、濾過した。
【0058】コラーゲン多孔質体の生成:このようにし
て得られたFC溶液とHFC溶液を9:1の割合で混合
し、全長50mm、内径4.3mm、外径8.0mmの管状容
器に入れて、凍結乾燥し、110℃の温度下で2時間熱
脱水架橋を行った。
【0059】得られたコラーゲン多孔質体の管状体を全
長20mmに切断し、内径4.3mm、肉厚2.0mmのカフ
部材を得た。次いで、実施例1により作製したカテーテ
ルを伸張し、カテーテル本体の外径を小さくした状態
で、このカフ部材をカテーテル本体の外表面に沿って移
動し、カフ部材の基端側をカテーテルの基端から130
mmのところに位置させた。そして、カテーテル本体の外
径を復元することにより、実施例1のカテーテルにカフ
部材を設置した。
【0060】[実験例]実施例1により作成したチュー
ブを65mmの長さに切断したもの2本を用意し、そのう
ち1本のチューブには、実施例2により作成した全長2
0mmのカフ部材2つをその端部が先端から10mmのとこ
ろと基端から10mmのところに位置するように設置し
た。そして、このカフ部材を設置したチューブとカフ部
材を設置していないチューブを用いて評価実験を行っ
た。
【0061】ラットの背部にメスを入れ、2つのカフ部
材が表皮下に位置するようにし、チューブの両端約10
mmを腹壁外に延出させて、カフ部材を設けたチューブを
移植した。また、カフ部材を設けていないチューブをカ
フ部材を設けたチューブに縦列して、同様にして移植し
た。
【0062】チューブを移植して4週間後、カフ部材を
設けたチューブにおいては、コラーゲン多孔質体からな
るカフ部材が線維芽細胞に置換されており、チューブの
延出部を摘まんで動かすと、チューブ経皮部の周辺の皮
膚が追従し、ダウングロースを深くさせることはなかっ
た。一方、カフ部材を設けていないチューブにおいて
は、著名なダウングロースが認められ、チューブの経皮
部らら細菌が侵入したことを思わせる発赤が確認させ
た。
【0063】以上の評価実験により、実施例2のカフ部
材は、チューブの経皮部から細菌が侵入することを防止
できることが解った。また、チューブの動きにチューブ
経皮部の周辺組織を追従させることができるので、ダウ
ングロースを深くなることを防止できることが解る。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の腹腔内留
置カテーテルによれば、腹腔内に留置される留置部と、
腹壁外に延出される延出部と、該留置部と該延出部の間
の中間部とからなるカテーテル本体と、該カテーテル本
体に設けられた通路とを有する腹腔内留置カテーテルで
あって、前記中間部の外表面にコラーゲンを主材料とす
る部材を備えることにより、早期に生体組織をカテーテ
ル本体に密集させることができるので、カテーテルの経
皮部から細菌が体内に侵入することがない。このため、
腹膜炎発生頻度を低減できる。
【0065】また、前記コラーゲンを主材料とする部材
が前記中間部の延出部側に設けられていることにより、
カテーテルの経皮部付近の生体組織をカテーテル本体に
密集させることを可能とし、カテーテルの経皮部付近の
生体組織をカテーテルの動きに追従させることができ
る。このため、ダウングロースを深くなることを防止で
きるので、カテーテルの経皮部から細菌が体内に侵入す
ることがない。
【0066】さらに、前記コラーゲンを主材料とする部
材が線維化コラーゲンと変性コラーゲンとからなるコラ
ーゲン多孔質体により形成されていることにより、早期
に生体組織をカテーテル本体に密集させることを可能と
し、ダウングロースが深くなることを防止できるので、
カテーテルの経皮部から細菌が体内に侵入することがな
い。
【0067】また、前記コラーゲンを主材料とする部材
がメッシュ状に形成された保護部材により覆われている
ことにより、カテーテル本体からコラーゲンを主材料と
する部材が脱落することを防止することができるので、
生体組織をカテーテル本体に密集させて、カテーテルの
経皮部から細菌が体内に侵入することを防止できる。
【0068】さらに、前記コラーゲンを主材料とする部
材がカテーテル本体の外表面に沿って移動可能に設けら
れていることにより、患者にカテーテルを移植するとき
にコラーゲンを主材料とする部材の位置を調節すること
ができるので、形成されるダウングロースの深さを調節
して、カテーテルの経皮部から細菌が体内に侵入するこ
とを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る腹腔内留置カテーテルの
全体側面図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】本発明の実施例に係る腹腔内留置カテーテルを
患者の腹壁に移植した状態を示す部分断面図。
【符号の説明】 1 腹腔内留置カテーテル 10 カテーテル本体 11 通路 12 マーカー 2 留置部 21 開口 22 側孔 23 溝 3 皮下トンネル部 4 延出部 5 コラーゲンを主材料とする部材 6 第1のカフ 7 第2のカフ 9 凸部 91 連結部 92 凸部の先端 100 腹壁 101 腹膜 102 筋層組織 103 腹直筋筋膜 104 皮下組織 110 腹壁外 120 腹腔 150 ダウングロース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】腹腔内に留置される留置部と、腹壁外に延
    出される延出部と、該留置部と該延出部の間の中間部と
    からなるカテーテル本体と、該カテーテル本体に設けら
    れた通路とを有する腹腔内留置カテーテルであって、 前記中間部の外表面にコラーゲンを主材料とする部材を
    備えることを特徴とする腹腔内留置カテーテル。
  2. 【請求項2】前記コラーゲンを主材料とする部材が前記
    中間部の延出部側に設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の腹腔内留置カテーテル。
  3. 【請求項3】前記コラーゲンを主材料とする部材が線維
    化コラーゲンと変性コラーゲンとからなるコラーゲン多
    孔質体により形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の腹腔内留置カテーテル。
  4. 【請求項4】前記コラーゲンを主材料とする部材がメッ
    シュ状に形成された保護部材により覆われていることを
    特徴とする請求項1に記載の腹腔内留置カテーテル。
  5. 【請求項5】前記コラーゲンを主材料とする部材がカテ
    ーテル本体の外表面に沿って移動可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の腹腔内留置カテーテ
    ル。
JP01689195A 1995-02-03 1995-02-03 腹腔内留置カテーテル Expired - Fee Related JP3623002B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01689195A JP3623002B2 (ja) 1995-02-03 1995-02-03 腹腔内留置カテーテル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01689195A JP3623002B2 (ja) 1995-02-03 1995-02-03 腹腔内留置カテーテル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08206193A true JPH08206193A (ja) 1996-08-13
JP3623002B2 JP3623002B2 (ja) 2005-02-23

Family

ID=11928792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01689195A Expired - Fee Related JP3623002B2 (ja) 1995-02-03 1995-02-03 腹腔内留置カテーテル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3623002B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005342508A (ja) * 2004-05-07 2005-12-15 Japan Science & Technology Agency 経皮端子および医療用チューブ
WO2007061100A1 (ja) 2005-11-28 2007-05-31 Japan Science And Technology Agency フロック加工された体内留置型医療機器、該体内留置型医療機器の製造方法、および該体内留置型医療機器の製造装置
US8515524B2 (en) 2008-06-04 2013-08-20 National Cerebral And Cardiovascular Center Extracorperal ultrasonic irradition of titanium oxide (TiO2) coated implant for angiogenesis stimulation
JP2019511338A (ja) * 2016-04-12 2019-04-25 セイフ・メディカル・デザイン・インコーポレイテッド 安全な導尿カテーテル及びその製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005342508A (ja) * 2004-05-07 2005-12-15 Japan Science & Technology Agency 経皮端子および医療用チューブ
WO2007061100A1 (ja) 2005-11-28 2007-05-31 Japan Science And Technology Agency フロック加工された体内留置型医療機器、該体内留置型医療機器の製造方法、および該体内留置型医療機器の製造装置
JP5002784B2 (ja) * 2005-11-28 2012-08-15 独立行政法人科学技術振興機構 フロック加工された体内留置型医療機器、該体内留置型医療機器の製造方法、および該体内留置型医療機器の製造装置
US8360000B2 (en) 2005-11-28 2013-01-29 Japan Science And Technology Agency Flocked medical instrument to be placed in the body, method of producing the medical instrument to be placed in the body and apparatus for producing the medical instrument to be placed in the body
US8515524B2 (en) 2008-06-04 2013-08-20 National Cerebral And Cardiovascular Center Extracorperal ultrasonic irradition of titanium oxide (TiO2) coated implant for angiogenesis stimulation
JP2019511338A (ja) * 2016-04-12 2019-04-25 セイフ・メディカル・デザイン・インコーポレイテッド 安全な導尿カテーテル及びその製造方法
US11541203B2 (en) 2016-04-12 2023-01-03 Safe Medical Design, Inc. Safe urinary catheter and manufacturing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3623002B2 (ja) 2005-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4335523B2 (ja) 腹膜透析カテーテル
US5171227A (en) Separable peritoneal dialysis catheter
US7048729B2 (en) Catheter and method of fluid removal from a body cavity
EP0787021B1 (en) Systems for promoting tissue growth
US5647855A (en) Self-healing diaphragm in a subcutaneous infusion port
US4256102A (en) Subcutaneous dialysis system
US5752939A (en) Catheter for continuous ambulatory peritoneal dialysis
US3633585A (en) Catheter
US4184497A (en) Peritoneal dialysis catheter
US4681570A (en) Peritoneal catheter
WO1997012643A1 (en) Subcutaneously implanted cannula and method for arterial access
JPH064095B2 (ja) 経皮導管を取り扱うための位置決め自在な組織界面装置
WO1992020382A1 (en) Subcutaneous access device for peritoneal dialysis
CA2577614A1 (en) Implantable medical site
JP2004524905A (ja) 内方成長を阻止する留置カテーテル組立体
Kathuria et al. Peritoneal dialysis access and exit-site care including surgical aspects
US20070198053A1 (en) Cuff member
US20090131919A1 (en) Implantable medical device
US20060155250A1 (en) Dialysis catheter set and method of using same
JPH08206193A (ja) 腹腔内留置カテーテル
JP3938606B2 (ja) 腹腔内留置カテーテル感染防止用カフ部材
JPH08266618A (ja) 留置カテーテル
JPH08266616A (ja) 腹腔内留置カテーテル
JP4130495B2 (ja) ろう孔カテーテルセット
JPH048917Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees