JPH08205435A - 回転電機の固定子鉄心 - Google Patents

回転電機の固定子鉄心

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JPH08205435A
JPH08205435A JP780095A JP780095A JPH08205435A JP H08205435 A JPH08205435 A JP H08205435A JP 780095 A JP780095 A JP 780095A JP 780095 A JP780095 A JP 780095A JP H08205435 A JPH08205435 A JP H08205435A
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JP
Japan
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stator
slot
electric machine
core
ventilation
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Application number
JP780095A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yoda
博行 依田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、固定子鉄心通風ダクト部の
スロット歯先部3における冷媒の通風面積を拡大させ冷
媒流量を確保することにより円滑な冷媒通風を行い、固
定子巻線6に通風スペーサを設けることにより、固定子
巻線6の冷媒効果の高い回転電機の固定子鉄心を得るこ
とにある。 【構成】 本発明の回転電機の固定子鉄心は、回転電機
の鉄心として用いられる抜板鉄心2と、この抜板鉄心2
を積層するとともに所定の積層毎にスロット部4に納め
られる固定子巻線6を通風するための内側間隔片5とを
有する回転電機の固定子鉄心において、回転軸周方向に
対し前記スロット部4と交互に形成されるスロット歯先
部3に用いられこのスロット歯先部3の端となる側に形
成したテーパ部8を有する第一の内側間隔片5を備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転電機の固定子鉄心
に係り、特に運転中の固定子鉄心の冷却能力を向上させ
る内側間隔片を用いた回転電機の固定子鉄心に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転電機の固定子鉄心について図
面を参照して説明する。図3は回転電機の固定子を示す
部分側面図、図4は固定子鉄心の通風ダクト部の拡大断
面図である。回転電機の固定鉄心1は、鉄心部10および
通風ダクト部11とを有し、鉄心部10は、スロット歯先部
3およびスロット部4を形成した概扇形の抜板鉄心2を
所定数量回転電機の円周方向に積層することにより成
る。一方通風ダクト部11は、鉄心部10相互間、すなわ
ち、抜板鉄心2の所定数量積層毎に内側間隔片5を挿入
することにより成る。また、内側間隔片5は、固定子鉄
心1の強度上の問題から、スロット底部12までの長さを
有する内側間隔片5Sおよびスロット歯先部3まで達す
る長さを有する内側間隔片5Tからなる。
【0003】こうして得られた固定子鉄心1のスロット
部3に、上側固定子巻線6Uおよび下側固定子巻線6L
からなる固定子巻線6を挿入し、楔7により固定するこ
とにより回転電機の固定子が得られる。
【0004】このような固定子を備えた回転電機を運転
すると、特に固定子巻線6において、流れる電流による
ジュール損のため熱が発生する。このため、通常は、回
転電機の中心側となる回転子側から矢印のように、通風
ダクト部11から冷媒を流入させ、固定子巻線6およびこ
の固定子巻線6と隣接する鉄心部10の冷却を行ってい
る。
【0005】すなわち、通風ダクト部11となる鉄心は部
3から流入した冷媒は、内側間隔片5Tにより分流され
て、固定子巻線6およびこの固定子巻線6に隣接する抜
板鉄心2の積層より成る鉄心部10を冷却した後、内側間
隔片5T,5S間を通過して、外周方向に流出する。流
出した冷媒は図示しない冷却器により冷却された後、中
心部より最循環する。一方、近年の発電需要から、発電
機の単機容量の増大に伴い、固定子巻線6に流れる電流
が増加する。このため固定子巻線6からの発熱量が増加
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、固定子巻線
6を冷却する冷媒の流入路となる通風ダクト部11におい
て、内側間隔片5Tによる流入損失が大きく、固定子巻
線6の冷却効果の向上が望めなかった。さらに、従来の
内側間隔片5の配置から、固定子巻線6および湖の固定
子巻線6に隣接する鉄心部10の冷却には限界があった。
【0007】本発明の目的は、通風ダクト部のスロット
歯先部における冷媒の通風面積を拡大させ冷媒流量を確
保すると同時に円滑な冷媒通風を行い、固定子巻線に通
風スペーサを設けることにより、固定子巻線の冷媒効果
の高い回転電機の固定子鉄心を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の回転電機の固定
子鉄心は、回転電機の鉄心として用いられる抜板鉄心
と、この抜板鉄心を積層するとともに所定の積層毎にス
ロットに納められる固定子巻線を通風するための内側間
隔片とを有する回転電機の固定子鉄心において、回転軸
周方向に対しスロットと交互に形成されるスロット歯先
部に用いられこのスロット歯先部の端となる側に形成し
たテーパ部を有する第一の内側間隔片を備えたことを特
徴とする。
【0009】また、固定子巻線相互間あるいは固定子巻
線及びスロット間に挿入され回転軸に対して周方向に通
風させるための通風スペーサと、テーパ部は内側間隔片
の端部から通風スペーサの導通部にかけて形成されかつ
その配置は導通部に通風を行う通風スペーサ側に寄せて
配置させた第二の内側間隔片とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】本発明の回転電機の固定子鉄心1は、回転軸周
方向に対しスロット4と交互に形成されるスロット歯先
部3に用いられこのスロット歯先部3の端となる側に形
成したテーパ部8を有する第一の内側間隔片5を備えた
ことにより、回転電機機内の冷媒流入面積が広がると同
時に、スロット歯先部3から流入する冷媒が内側間隔片
5の先端部による流入損失を生じること無く円滑に通風
ダクト部12を通過でき、また、機内の冷媒がテーパ部8
を通過することによりスロット4の幅方向の分力が得ら
れることから、固定子巻線6を有効に冷却できるため、
固定子巻線6および固定子鉄心部10の冷却特性が向上す
る。
【0011】また、固定子巻線6U,6L相互間あるい
は固定子巻線6およびスロット底部12間に挿入され、回
転軸に対して周方向に通風させるための通風スペーサ9
を用いることにより、回転電機機内の冷媒と固定子巻線
6との熱交換特性を向上させ、テーパ部8は内側間隔片
5の端部から通風スペーサ9の導通部にかけて形成され
かつその配置は導通部に通風を行う通風スペーサ9側に
寄せて配置させた第二の内側間隔片5を備えたことによ
り、内側間隔片5の先端部による流入損失を生じること
無く、回転電機内の冷媒が通風スペーサ9を通過する流
量が向上するため、固定子巻線6および固定子鉄心部10
の冷却能力を向上させることが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第一の実施例を図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例に係る回転電機の
固定子鉄心1の通風ダクト部の拡大断面図である。図1
のように抜板鉄心2はスロット歯先部3およびスロット
部4を有し、所定数量積層するごとに第一の内側間隔片
5を設ける。こうして積層された抜板鉄心2に設けられ
たスロット部4には、固定子巻線6が挿入された後、楔
7により固定される。
【0013】このように回転電機の固定子鉄心1は、所
定数量積層された抜板鉄心2に、内側間隔片5を設けて
いるので、回転電機中心部から矢印のように冷媒を流す
通風ダクトを形成する。これは、スロット部4に挿入す
る固定子巻線6の銅帯部6aから絶縁部6bを介して発
生する熱を冷媒により冷却する必要があるためである。
【0014】また、本実施例で用いる内側間隔片5に
は、回転電機の中心部側の端にテーパ部8を設けてい
る。このため固定子鉄心1の通風ダクト部となるスロッ
ト歯先部3から図中矢印のように冷媒が流入する。
【0015】このようなテーパ部8を設けることによ
り、通風ダクト部に流入する冷媒の流路が拡大すると同
時に、回転電機の中心側からの冷媒は、スロット歯先部
3側の内側間隔片5近傍による流入損失が生じることは
ない。このため、通風ダクト部に流入する冷媒の絶対量
が増大する。さらに、通風ダクト部に流入した冷媒は、
テーパ部8に沿って流れることにより、回転電機の円周
方向の分力が得られるため、固定子巻線6を効率よく冷
却することができる。
【0016】以下、本発明の第二の実施例を図面を参照
して説明する。図2は本発明の一実施例に係る回転電機
の固定子鉄心1の通風ダクト部の拡大断面図である。図
2のように抜板鉄心2はスロット歯先部3およびスロッ
ト部4を有し、所定数量積層するごとに第二の内側間隔
片5を設ける。こうして積層された抜板鉄心2に設けら
れたスロット部4には、固定子巻線6が挿入された後、
楔7により固定される。
【0017】このように回転電機の固定子鉄心1は、所
定数量積層された抜板鉄心2に、内側間隔片5を設けて
いるので、回転電機中心部から矢印のように冷媒を流す
通風ダクトを形成する。これは、スロット部4に挿入す
る固定子巻線6の銅帯部6aから絶縁部6bを介して発
生する熱を冷媒により冷却する必要があるためである。
【0018】また本実施例においては、あらかじめスロ
ット部4に挿入する固定子巻線6について、上側固定子
巻線6Uと下側固定子巻線6Lとの間に、無機または有
機高分子材料からなり、相隣るスロット歯先部3間を導
通する通風部を有する通風スペーサ9を挟んでいる。さ
らに内側間隔片5には、回転電機の中心部側の端にテー
パ部8を設け、このテーパ部8により、通風スロット9
の導通部へ流入する冷媒を増加させるように、内側間隔
片5を、テーパ部8を設けた側に寄せて配置する。この
ため固定子鉄心1の通風ダクト部となるスロット歯先部
3から図中矢印のように冷媒が流入し、通風スロット9
の導通部を通過した後回転電機の外周側へ流出する。
【0019】このようなテーパ部8および通風スペーサ
9を設けることにより、通風ダクト部に流入する冷媒の
流路が拡大すると同時に、回転電機の中心側からの冷媒
は、スロット歯先部3側の内側間隔片5近傍による流入
損失が生じることはない。このため、通風ダクト部に流
入する冷媒の絶対量が増大する。さらに、通風ダクト部
に流入した冷媒は、テーパ部8に沿って流れることによ
り、回転電機の円周方向の分力が得られるうえ、固定子
巻線6間に配置した通風スペーサ9の導通部を通過する
ため、固定子巻線6を効率よく冷却することができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、大電
流が流れる回転電機の固定子巻線を納める固定子鉄心に
挿入する第一内側間隔片、あるいは、第二の内側間隔片
及び通風スペーサを用いたことにより、回転電機機内の
冷媒による固定子巻線の冷却の際の熱収支が増大し、回
転電機の運転中における信頼性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る回転電機の固定子鉄心
を示す構成図。
【図2】本発明の一実施例に係る回転電機の固定子鉄心
を示す構成図。
【図3】回転電機の固定子を示す部分側面図。
【図4】従来の回転電機の固定子鉄心を示す構成図。
【符号の説明】
1…固定子鉄心、2…抜板鉄心、3…スロット歯先部、
4…スロット部、5…内側間隔片、5S…内側間隔片、
5T…内側間隔片、6…固定子巻線、6a…銅帯部、6
b…絶縁部、6U…上側固定子巻線、6L…下側固定子
巻線、7…楔、8…テーパ部、9…通風スペーサ、10…
鉄心部、11…通風ダクト部、12…スロット底部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転電機の鉄心として用いられる抜板鉄
    心と、この抜板鉄心を積層するとともに所定の積層毎に
    スロットに納められる固定子巻線を通風するための内側
    間隔片とを有する回転電機の固定子鉄心において、回転
    軸周方向に対し前記スロットと交互に形成されるスロッ
    ト歯先部に用いられこのスロット歯先部の端となる側に
    形成したテーパ部を有する第一の内側間隔片を備えたこ
    とを特徴とする回転電機の固定子鉄心。
  2. 【請求項2】 前記固定子巻線相互間あるいは前記固定
    子巻線及び前記スロット間に挿入され回転軸に対して周
    方向に通風させるための通風スペーサと、前記テーパ部
    は内側間隔片の端部から前記通風スペーサの導通部にか
    けて形成されかつその配置は前記導通部に通風を行う通
    風スペーサ側に寄せて配置させた第二の内側間隔片とを
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の固
    定子鉄心。
JP780095A 1995-01-23 1995-01-23 回転電機の固定子鉄心 Pending JPH08205435A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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