JPH0820332A - ハンガートロリーのスパイラル搬送装置 - Google Patents
ハンガートロリーのスパイラル搬送装置Info
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- JPH0820332A JPH0820332A JP17309994A JP17309994A JPH0820332A JP H0820332 A JPH0820332 A JP H0820332A JP 17309994 A JP17309994 A JP 17309994A JP 17309994 A JP17309994 A JP 17309994A JP H0820332 A JPH0820332 A JP H0820332A
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- hanger
- trolley
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- hanger trolley
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハンガー商品を少ない空間で昇降搬送するス
パイラル（螺旋）搬送装置の提供。 【構成】 スパイラル搬送装置１１は、搬送物を吊り下
げて搬送するハンガートロリーＴを走行案内する水平方
向のレール４３に接続された垂直方向のスパイラル状レ
ール４１と、ハンガートロリーに係脱する係合片２５を
有し且つスパイラル状レール４１に沿って設けられたス
パイラル状案内レール２３に案内されて移動しハンガー
トロリーを走行起動するブシュドチェーン２４とを有し
ている。ブシュドチェーン２４は、内周面を両端外側に
拡径する円錐面に形成したブシュ６４を有し、スパイラ
ル状に移動するとき捻りが許容される。トロリーはブシ
ュドチェーンの係合片に押されて走行レール上をスパイ
ラル状に昇って行く。トロリーはスパイラル状に移動す
るようになっているため、ハンガートロリーの傾きとス
パイラル搬送装置の設置スペースが少なくてすむ。
パイラル（螺旋）搬送装置の提供。 【構成】 スパイラル搬送装置１１は、搬送物を吊り下
げて搬送するハンガートロリーＴを走行案内する水平方
向のレール４３に接続された垂直方向のスパイラル状レ
ール４１と、ハンガートロリーに係脱する係合片２５を
有し且つスパイラル状レール４１に沿って設けられたス
パイラル状案内レール２３に案内されて移動しハンガー
トロリーを走行起動するブシュドチェーン２４とを有し
ている。ブシュドチェーン２４は、内周面を両端外側に
拡径する円錐面に形成したブシュ６４を有し、スパイラ
ル状に移動するとき捻りが許容される。トロリーはブシ
ュドチェーンの係合片に押されて走行レール上をスパイ
ラル状に昇って行く。トロリーはスパイラル状に移動す
るようになっているため、ハンガートロリーの傾きとス
パイラル搬送装置の設置スペースが少なくてすむ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送物、例えばハンガ
ー商品を少ない空間で昇降搬送するための、スパイラル
（螺旋）搬送装置に関する。
ー商品を少ない空間で昇降搬送するための、スパイラル
（螺旋）搬送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、衣服が吊り下げられたまま商品と
して取り扱われるハンガー商品を吊り下げて搬送する搬
送車として、実開平5-37751号（実願平3-92952号）公
報、実開平5-37759号（実願平3-92953号）公報に記載さ
れているようなハンガートロリー（図示省略）がある。
このハンガートロリーは、走行レール上をチェーンに牽
引されて、例えば、保管倉庫内、或いは、仕分発送セン
ター内を走行するようになっている。
して取り扱われるハンガー商品を吊り下げて搬送する搬
送車として、実開平5-37751号（実願平3-92952号）公
報、実開平5-37759号（実願平3-92953号）公報に記載さ
れているようなハンガートロリー（図示省略）がある。
このハンガートロリーは、走行レール上をチェーンに牽
引されて、例えば、保管倉庫内、或いは、仕分発送セン
ター内を走行するようになっている。
【０００３】そして、ハンガートロリーは、搬送するハ
ンガー商品によっては、異なる階の間を走行する場合が
ある。この場合、ハンガートロリーは、エレベータ（昇
降搬送機）に吊り下げられて異なる階に運ばれるか、或
いは、異なる階に跨がって直線的に傾斜して敷設された
走行レール上を走行させられるかして、異なる階の間を
走行させられている。
ンガー商品によっては、異なる階の間を走行する場合が
ある。この場合、ハンガートロリーは、エレベータ（昇
降搬送機）に吊り下げられて異なる階に運ばれるか、或
いは、異なる階に跨がって直線的に傾斜して敷設された
走行レール上を走行させられるかして、異なる階の間を
走行させられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ハンガート
ロリーを異なる階にエレベータで運ぶ場合、エレベータ
の昇降中には、他のハンガートロリーを異なる階に運ぶ
ことができず、間欠的な搬送となり、ハンガートロリー
の待時間を設定しなければならない。このため、全体の
ハンガートロリーの走行制御が複雑になるという問題点
を有している。又、エレベータでハンガートロリーを運
ぶ場合、エレベータとの間でハンガートロリーの受け渡
しを行なう移載装置を各階に設置しなければならず、ハ
ンガートロリーの走行ラインの構造が複雑になるという
問題点も有している。
ロリーを異なる階にエレベータで運ぶ場合、エレベータ
の昇降中には、他のハンガートロリーを異なる階に運ぶ
ことができず、間欠的な搬送となり、ハンガートロリー
の待時間を設定しなければならない。このため、全体の
ハンガートロリーの走行制御が複雑になるという問題点
を有している。又、エレベータでハンガートロリーを運
ぶ場合、エレベータとの間でハンガートロリーの受け渡
しを行なう移載装置を各階に設置しなければならず、ハ
ンガートロリーの走行ラインの構造が複雑になるという
問題点も有している。
【０００５】異なる階に跨がって直線的に敷設された走
行レールでハンガートロリーを運ぶ場合、走行レールの
傾斜が緩やかな程、ハンガートロリーの走行が容易にな
るが、その分、走行レールが長くなるという問題点を有
している。逆に、走行レールを短くしようとして、走行
レールの傾斜をきつくすると、ハンガートロリーを搬送
しにくくなるという別の問題点が生じる。
行レールでハンガートロリーを運ぶ場合、走行レールの
傾斜が緩やかな程、ハンガートロリーの走行が容易にな
るが、その分、走行レールが長くなるという問題点を有
している。逆に、走行レールを短くしようとして、走行
レールの傾斜をきつくすると、ハンガートロリーを搬送
しにくくなるという別の問題点が生じる。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、第１に、搬送
物を吊り下げて搬送するハンガートロリーの走行レール
を水平方向のレールと該水平方向のレールに接続された
垂直方向のスパイラル状レールとで形成したスパイラル
搬送装置により、第２に、搬送物を吊り下げて搬送する
ハンガートロリーを走行案内する水平方向のレールに接
続された垂直方向のスパイラル状レールと、前記ハンガ
ートロリーに係脱する係合片を有し且つ前記スパイラル
状レールに沿って設けられたスパイラル状案内レールに
案内されて移動し前記ハンガートロリーを走行起動する
ブシュドチェーンとを有し、前記ブシュドチェーンは、
内周面を両端外側に拡径する円錐面に形成したブシュを
具えたスパイラル搬送装置により、前記の課題を解決し
た。
物を吊り下げて搬送するハンガートロリーの走行レール
を水平方向のレールと該水平方向のレールに接続された
垂直方向のスパイラル状レールとで形成したスパイラル
搬送装置により、第２に、搬送物を吊り下げて搬送する
ハンガートロリーを走行案内する水平方向のレールに接
続された垂直方向のスパイラル状レールと、前記ハンガ
ートロリーに係脱する係合片を有し且つ前記スパイラル
状レールに沿って設けられたスパイラル状案内レールに
案内されて移動し前記ハンガートロリーを走行起動する
ブシュドチェーンとを有し、前記ブシュドチェーンは、
内周面を両端外側に拡径する円錐面に形成したブシュを
具えたスパイラル搬送装置により、前記の課題を解決し
た。
【０００７】
【作用】第１のスパイラル搬送装置のハンガートロリー
は走行レール上をスパイラル状に垂直方向に走行する。
は走行レール上をスパイラル状に垂直方向に走行する。
【０００８】第２のスパイラル搬送装置のハンガートロ
リーは、ハンガー商品を吊り下げて或いは空のまま、ブ
シュドチェーンの係合片に押されて或いは牽引されて走
行レール上をスパイラル状に垂直方向に走行する。係合
片は、ハンガートロリーが上昇走行するとき自重によっ
て下降走行しないようにハンガートロリーに係合してい
る。さらに、係合片は、ハンガートロリーが下降走行す
るとき自重によってブシュドチェーンより先に下降走行
しないようにハンガートロリーに係合している。ブシュ
ドチェーンは案内レールに案内されて走行する。ブシュ
ドチェーンのブシュの内周面は円錐面に形成されてい
る。このため、ブシュドチェーンはスパイラル状に循環
移動するときの捻りが許容される。
リーは、ハンガー商品を吊り下げて或いは空のまま、ブ
シュドチェーンの係合片に押されて或いは牽引されて走
行レール上をスパイラル状に垂直方向に走行する。係合
片は、ハンガートロリーが上昇走行するとき自重によっ
て下降走行しないようにハンガートロリーに係合してい
る。さらに、係合片は、ハンガートロリーが下降走行す
るとき自重によってブシュドチェーンより先に下降走行
しないようにハンガートロリーに係合している。ブシュ
ドチェーンは案内レールに案内されて走行する。ブシュ
ドチェーンのブシュの内周面は円錐面に形成されてい
る。このため、ブシュドチェーンはスパイラル状に循環
移動するときの捻りが許容される。
【０００９】第１、第２のスパイラル搬送装置のハンガ
ートロリーはスパイラル状に下降或いは上昇するように
なっているため、ハンガートロリーの傾きとスパイラル
搬送装置の設置スペースを少なくて済む。
ートロリーはスパイラル状に下降或いは上昇するように
なっているため、ハンガートロリーの傾きとスパイラル
搬送装置の設置スペースを少なくて済む。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１乃至図５に基づ
いて説明する。スパイラル搬送装置は１階に設置され、
１階と２階の間を走行するハンガートロリーＴによっ
て、ハンガー商品の搬送を行なう装置である。図１にお
いて、右側のスパイラル搬送装置１１は上昇専用のスパ
イラル搬送装置であり、左側のスパイラル搬送装置１２
は下降専用のスパイラル搬送装置である。
いて説明する。スパイラル搬送装置は１階に設置され、
１階と２階の間を走行するハンガートロリーＴによっ
て、ハンガー商品の搬送を行なう装置である。図１にお
いて、右側のスパイラル搬送装置１１は上昇専用のスパ
イラル搬送装置であり、左側のスパイラル搬送装置１２
は下降専用のスパイラル搬送装置である。
【００１１】この２台の上昇、下降専用のスパイラル搬
送装置１１，１２によってハンガートロリー搬送システ
ム１０が形成されている。ハンガートロリーＴは、複数
のハンガー商品Ｈが吊り下げられるようになっている公
知のハンガートロリーであり、走行レール２２上を走行
するローラ（図示省略）を有している。
送装置１１，１２によってハンガートロリー搬送システ
ム１０が形成されている。ハンガートロリーＴは、複数
のハンガー商品Ｈが吊り下げられるようになっている公
知のハンガートロリーであり、走行レール２２上を走行
するローラ（図示省略）を有している。
【００１２】スパイラル搬送システム１０は、吊下レー
ル２１、走行レール２２、案内レール２３、ブシュドチ
ェーン２４等で構成されている。吊下レール２１は、後
述する走行レール２２、案内レール２３を吊り下げるレ
ールである。吊下レール２１は、上昇用吊下レール３
１、水平用吊下レール３３、下降用吊下レール３２を互
いに接続した１本の丸棒状のレールで構成されている。
上昇用吊下レール３１、下降用吊下レール３２は、床Ｆ
に立設された支柱３５，３６から水平に突出された吊下
バー３７，３８に取り付けられて、垂直方向にスパイラ
ル状に形成されている。
ル２１、走行レール２２、案内レール２３、ブシュドチ
ェーン２４等で構成されている。吊下レール２１は、後
述する走行レール２２、案内レール２３を吊り下げるレ
ールである。吊下レール２１は、上昇用吊下レール３
１、水平用吊下レール３３、下降用吊下レール３２を互
いに接続した１本の丸棒状のレールで構成されている。
上昇用吊下レール３１、下降用吊下レール３２は、床Ｆ
に立設された支柱３５，３６から水平に突出された吊下
バー３７，３８に取り付けられて、垂直方向にスパイラ
ル状に形成されている。
【００１３】走行レール２２は、ハンガートロリーＴを
走行案内するレールである。走行レール２２は、上昇用
走行レール４１、水平用走行レール４３、下降用走行レ
ール４２を互いに接続した１本の丸棒状のレールで構成
されている。上昇用走行レール４１、下降用走行レール
４２は、吊下レール２１に取り付けられたブラケット４
４，４５によって吊下レール２１に平行に吊り下げら
れ、垂直方向にスパイラル状に形成されている。
走行案内するレールである。走行レール２２は、上昇用
走行レール４１、水平用走行レール４３、下降用走行レ
ール４２を互いに接続した１本の丸棒状のレールで構成
されている。上昇用走行レール４１、下降用走行レール
４２は、吊下レール２１に取り付けられたブラケット４
４，４５によって吊下レール２１に平行に吊り下げら
れ、垂直方向にスパイラル状に形成されている。
【００１４】案内レール２３は、ブシュドチェーン２４
を走行案内するチャネル状のレールである。案内レール
２３も、ブラケット４４，４５によって吊下レール２１
に平行に吊り下げられ、スパイラル状に形成されてい
る。案内レール２３の下部には幅方向の断面形状が円弧
状のカバー５４が取り付けられている。案内レール２３
内は、走行ローラ６１に支持されたブシュドチェーン２
４が移動するようになっている。案内レール２３のチャ
ネル形状における隙間Ｓ１はブシュドチェーン２４のガ
イドローラ６２が走行するようになっている。
を走行案内するチャネル状のレールである。案内レール
２３も、ブラケット４４，４５によって吊下レール２１
に平行に吊り下げられ、スパイラル状に形成されてい
る。案内レール２３の下部には幅方向の断面形状が円弧
状のカバー５４が取り付けられている。案内レール２３
内は、走行ローラ６１に支持されたブシュドチェーン２
４が移動するようになっている。案内レール２３のチャ
ネル形状における隙間Ｓ１はブシュドチェーン２４のガ
イドローラ６２が走行するようになっている。
【００１５】ブシュドチェーン２４（図４、図５参照）
は、内周面７０を両端外側に拡径する円錐面に形成され
両端に内リンクプレート６３，６３が圧入されたブシュ
６４と、このブシュ６４を貫通する連結ピン６５と、こ
の連結ピン６５の中間に圧入された外リンクプレート６
６，６６と、ガイドローラ６２と、連結ピン６５の両端
に回転自在に設けられた走行ローラ６１，６１とで構成
されている。内、外リンクプレート６３，６４の間には
隙間Ｓ２が形成されている。ガイドローラ６２は、支持
板６７に設けられている。
は、内周面７０を両端外側に拡径する円錐面に形成され
両端に内リンクプレート６３，６３が圧入されたブシュ
６４と、このブシュ６４を貫通する連結ピン６５と、こ
の連結ピン６５の中間に圧入された外リンクプレート６
６，６６と、ガイドローラ６２と、連結ピン６５の両端
に回転自在に設けられた走行ローラ６１，６１とで構成
されている。内、外リンクプレート６３，６４の間には
隙間Ｓ２が形成されている。ガイドローラ６２は、支持
板６７に設けられている。
【００１６】支持板６７は、複数の内リンクプレート６
３の内、何枚置きかの内リンクプレート６３の下縁を下
方に延長して互いに離れる方向に水平に折り曲げて形成
された折曲片６８に渡して設けられている。支持板６７
にはガイドローラ６２の回転軸６９が上向に突設されて
いる。支持板６７の下面には、係合片２５が設けられて
いる。
３の内、何枚置きかの内リンクプレート６３の下縁を下
方に延長して互いに離れる方向に水平に折り曲げて形成
された折曲片６８に渡して設けられている。支持板６７
にはガイドローラ６２の回転軸６９が上向に突設されて
いる。支持板６７の下面には、係合片２５が設けられて
いる。
【００１７】折曲片６８、支持板６７、係合片２５は、
案内レール２３の下面の下方に位置しカバー５４によっ
て覆われている。係合片２５は、ブシュドチェーン２４
の脇から水平に延びてカバー５４と案内レール２３との
間の隙間Ｓ３からカバー５４の外部に突出し、ハンガー
トロリーＴに当接する長さを有している。
案内レール２３の下面の下方に位置しカバー５４によっ
て覆われている。係合片２５は、ブシュドチェーン２４
の脇から水平に延びてカバー５４と案内レール２３との
間の隙間Ｓ３からカバー５４の外部に突出し、ハンガー
トロリーＴに当接する長さを有している。
【００１８】次に動作を説明する。ハンガートロリーＴ
は、１階の水平用走行レール４３上を駆動チェーン７１
に押されて上昇用走行レール４１の入口まで、ハンガー
商品Ｈを吊り下げて走行してくる。ハンガートロリーＴ
は、案内レール２３を案内にして循環移動しているブシ
ュドチェーン２４の係合片２５に押されて上昇用走行レ
ール４１上をスパイラル状に上昇する。ハンガートロリ
ーＴは、係合片２５に押されて上昇するため、自重によ
って、下降するようなことがない。
は、１階の水平用走行レール４３上を駆動チェーン７１
に押されて上昇用走行レール４１の入口まで、ハンガー
商品Ｈを吊り下げて走行してくる。ハンガートロリーＴ
は、案内レール２３を案内にして循環移動しているブシ
ュドチェーン２４の係合片２５に押されて上昇用走行レ
ール４１上をスパイラル状に上昇する。ハンガートロリ
ーＴは、係合片２５に押されて上昇するため、自重によ
って、下降するようなことがない。
【００１９】ブシュドチェーン２４のブシュ６４は内周
面７０を両端外側に拡径する円錐面に形成され、内、外
リンクプレート６３，６６の間には隙間Ｓ２が形成され
ているため、ブシュドチェーン２４は捻られた状態でス
パイラル状に循環移動することができる。
面７０を両端外側に拡径する円錐面に形成され、内、外
リンクプレート６３，６６の間には隙間Ｓ２が形成され
ているため、ブシュドチェーン２４は捻られた状態でス
パイラル状に循環移動することができる。
【００２０】２階にハンガートロリーＴを押し上げた係
合片２５は、ブシュドチェーン２４が循環移動している
ため、ハンガートロリーＴから離れる。ハンガートロリ
ーＴは２階の水平用走行レール４３上に乗り移り、駆動
チェーン７２に押されて２階を走行する。ハンガートロ
リーＴに吊り下げられたハンガー商品Ｈは、ハンガート
ロリーＴが２階を走行している間に仕分脱荷される。空
になったハンガートロリーＴは、駆動チェーン７２によ
って走行を継続させられ、下降用走行レール４２の入口
まで走行する。
合片２５は、ブシュドチェーン２４が循環移動している
ため、ハンガートロリーＴから離れる。ハンガートロリ
ーＴは２階の水平用走行レール４３上に乗り移り、駆動
チェーン７２に押されて２階を走行する。ハンガートロ
リーＴに吊り下げられたハンガー商品Ｈは、ハンガート
ロリーＴが２階を走行している間に仕分脱荷される。空
になったハンガートロリーＴは、駆動チェーン７２によ
って走行を継続させられ、下降用走行レール４２の入口
まで走行する。
【００２１】その後、ハンガートロリーＴは、下降用走
行レール４２を自重によって滑り降り、１階に到達す
る。そして、ハンガートロリーＴは、１階の水平用走行
レール４３上を駆動チェーン７２によって走行して行
き、新たなハンガー商品Ｈが吊り下げられて、再度、上
昇用走行レール４１上をブシュドチェーン２４によって
上昇走行させられて行く。このようにして、ハンガート
ロリーＴは、１階と２階を停止することなく循環移動し
てハンガー商品を搬送する。
行レール４２を自重によって滑り降り、１階に到達す
る。そして、ハンガートロリーＴは、１階の水平用走行
レール４３上を駆動チェーン７２によって走行して行
き、新たなハンガー商品Ｈが吊り下げられて、再度、上
昇用走行レール４１上をブシュドチェーン２４によって
上昇走行させられて行く。このようにして、ハンガート
ロリーＴは、１階と２階を停止することなく循環移動し
てハンガー商品を搬送する。
【００２２】なお、以上の説明では、１階から２階に移
動するハンガートロリーＴにハンガー商品Ｈが吊り下げ
られ、２階から１階に移動するハンガートロリーＴにハ
ンガー商品Ｈが吊り下げられていないが、逆に、１階か
ら２階に移動するハンガートロリーＴにハンガー商品Ｈ
が吊り下げられておらず、２階から１階に移動するハン
ガートロリーＴにハンガー商品Ｈが吊り下げられていて
もよい。或いは、全体のハンガートロリーＴにハンガー
商品Ｈが吊り下げられていてもよい。
動するハンガートロリーＴにハンガー商品Ｈが吊り下げ
られ、２階から１階に移動するハンガートロリーＴにハ
ンガー商品Ｈが吊り下げられていないが、逆に、１階か
ら２階に移動するハンガートロリーＴにハンガー商品Ｈ
が吊り下げられておらず、２階から１階に移動するハン
ガートロリーＴにハンガー商品Ｈが吊り下げられていて
もよい。或いは、全体のハンガートロリーＴにハンガー
商品Ｈが吊り下げられていてもよい。
【００２３】又、図１における左側のスパイラル搬送装
置１２は、下降用走行レール４２と下降用吊下レール３
２を具えているが、チェーンと、このチェーンの案内レ
ール（図示省略）を具え、チェーン（図示省略）によっ
て、ハンガートロリーＴの走行案内をしてもよい。この
場合、チェーンに設けられてハンガートロリーに係合し
た係合片によって、ハンガートロリーが自重にまかせて
加速して下降しないように、阻止することができる。
置１２は、下降用走行レール４２と下降用吊下レール３
２を具えているが、チェーンと、このチェーンの案内レ
ール（図示省略）を具え、チェーン（図示省略）によっ
て、ハンガートロリーＴの走行案内をしてもよい。この
場合、チェーンに設けられてハンガートロリーに係合し
た係合片によって、ハンガートロリーが自重にまかせて
加速して下降しないように、阻止することができる。
【００２４】又、この場合のチェーンには、図１におけ
る右側のスパイラル搬送装置１１と同様なブシュドチェ
ーン、或いは、公知のユニバーサルチェーンが使用され
る。さらに、図１における左側のスパイラル搬送装置１
２に、チェーンと、このチェーンの案内レールを設ける
ことによって、図１における左側のスパイラル搬送装置
１２を上昇用に、右側のスパイラル搬送装置１１を下降
用に使用することができる。
る右側のスパイラル搬送装置１１と同様なブシュドチェ
ーン、或いは、公知のユニバーサルチェーンが使用され
る。さらに、図１における左側のスパイラル搬送装置１
２に、チェーンと、このチェーンの案内レールを設ける
ことによって、図１における左側のスパイラル搬送装置
１２を上昇用に、右側のスパイラル搬送装置１１を下降
用に使用することができる。
【００２５】
【発明の効果】請求項１，２のハンガートロリーは、垂
直方向のスパイラル状レールを走行するため、水平方向
のレールから垂直方向へ搬送する際に、従来のように移
載機によって搬送物を昇降搬送装置で移載することな
く、一連の搬送装置で水平及び垂直搬送することができ
る。又、ハンガートロリーがスパイラル状に走行するた
め、緩やかな勾配であってもスパイラル搬送装置の設置
スペースを少なくすることができる。そして、勾配が緩
やかであると、ハンガートロリーの傾きが少なくなり、
ハンガートロリーに吊り下げられたハンガー商品同士の
重なりが殆どなくなる。このため、ハンガートロリーか
らハンガー商品を脱荷するときのハンガー商品同士の引
っ掛かりがなくなり、ハンガー商品の脱荷を円滑に行な
うことができるようになる。請求項２のハンガートロリ
ーを走行駆動するブシュドチェーンは、ブシュ内周面が
両端外側に拡径する円錐面に形成されているので、スパ
イラル状案内レール内を走行しても３次元に屈曲するこ
とができ、スパイラル状レールを上昇或いは下降すると
き、確実にハンガートロリーに係合してハンガートロリ
ーの逸走を防止し、チェーンの循環移動速度でハンガー
トロリーの速度を制御することができる。
直方向のスパイラル状レールを走行するため、水平方向
のレールから垂直方向へ搬送する際に、従来のように移
載機によって搬送物を昇降搬送装置で移載することな
く、一連の搬送装置で水平及び垂直搬送することができ
る。又、ハンガートロリーがスパイラル状に走行するた
め、緩やかな勾配であってもスパイラル搬送装置の設置
スペースを少なくすることができる。そして、勾配が緩
やかであると、ハンガートロリーの傾きが少なくなり、
ハンガートロリーに吊り下げられたハンガー商品同士の
重なりが殆どなくなる。このため、ハンガートロリーか
らハンガー商品を脱荷するときのハンガー商品同士の引
っ掛かりがなくなり、ハンガー商品の脱荷を円滑に行な
うことができるようになる。請求項２のハンガートロリ
ーを走行駆動するブシュドチェーンは、ブシュ内周面が
両端外側に拡径する円錐面に形成されているので、スパ
イラル状案内レール内を走行しても３次元に屈曲するこ
とができ、スパイラル状レールを上昇或いは下降すると
き、確実にハンガートロリーに係合してハンガートロリ
ーの逸走を防止し、チェーンの循環移動速度でハンガー
トロリーの速度を制御することができる。
【図１】 本発明の実施例のスパイラル搬送装置の概略
正面図である。
正面図である。
【図２】 図１においてブシュドチェーンと走行レール
を示す概略平面図である。
を示す概略平面図である。
【図３】 吊下レール、走行レール、案内レール、ブシ
ュドチェーンの斜視図である。
ュドチェーンの斜視図である。
【図４】 ブシュドチェーンの側面図であり、一部分を
連結ピンに沿った断面で表した図である。
連結ピンに沿った断面で表した図である。
【図５】 図４の左側面図である。
Ｔ ハンガートロリー １１，１２ スパ
イラル搬送装置 ２２ 走行レール ２３ 案内レール ２４ ブシュドチェーン ２５ 係合片 ４１ 上昇用走行レール（スパイラル状レール） ４２ 下降用走行レール（スパイラル状レール） ４３ 水平用走行レール ６４ ブシュ ７０ 内周面
イラル搬送装置 ２２ 走行レール ２３ 案内レール ２４ ブシュドチェーン ２５ 係合片 ４１ 上昇用走行レール（スパイラル状レール） ４２ 下降用走行レール（スパイラル状レール） ４３ 水平用走行レール ６４ ブシュ ７０ 内周面
Claims (2)
- 【請求項１】 搬送物を吊り下げて搬送するハンガート
ロリーの走行レールを水平方向のレールと該水平方向の
レールに接続された垂直方向のスパイラル状レールとで
形成したことを特徴とする、ハンガートロリーのスパイ
ラル搬送装置。 - 【請求項２】 搬送物を吊り下げて搬送するハンガート
ロリーを走行案内する水平方向のレールに接続された垂
直方向のスパイラル状レールと、前記ハンガートロリー
に係脱する係合片を有し且つ前記スパイラル状レールに
沿って設けられたスパイラル状案内レールに案内されて
移動し前記ハンガートロリーを走行起動するブシュドチ
ェーンとを有し、前記ブシュドチェーンは、内周面を両
端外側に拡径する円錐面に形成したブシュを具えている
ことを特徴とする、ハンガートロリーのスパイラル搬送
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17309994A JPH0820332A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | ハンガートロリーのスパイラル搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17309994A JPH0820332A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | ハンガートロリーのスパイラル搬送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0820332A true JPH0820332A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15954166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17309994A Pending JPH0820332A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | ハンガートロリーのスパイラル搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0820332A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102700889A (zh) * | 2012-06-01 | 2012-10-03 | 安徽同曦金鹏铝业有限公司 | 铝型材吊挂输送装置 |
| JPWO2021220636A1 (ja) * | 2020-05-01 | 2021-11-04 |
-
1994
- 1994-07-04 JP JP17309994A patent/JPH0820332A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102700889A (zh) * | 2012-06-01 | 2012-10-03 | 安徽同曦金鹏铝业有限公司 | 铝型材吊挂输送装置 |
| JPWO2021220636A1 (ja) * | 2020-05-01 | 2021-11-04 | ||
| WO2021220636A1 (ja) * | 2020-05-01 | 2021-11-04 | 村田機械株式会社 | 有軌道台車システム |
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