JPH04105025U - トロリコンベヤ - Google Patents

トロリコンベヤ

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JPH04105025U
JPH04105025U JP788691U JP788691U JPH04105025U JP H04105025 U JPH04105025 U JP H04105025U JP 788691 U JP788691 U JP 788691U JP 788691 U JP788691 U JP 788691U JP H04105025 U JPH04105025 U JP H04105025U
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JP
Japan
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load chains
conveyed object
right load
carrier
support frame
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Application number
JP788691U
Other languages
English (en)
Inventor
堯雄 若林
Original Assignee
中西金属工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) トロリコンベヤ 【目的】 電着槽に浸漬された搬送物を大きい範囲で揺
動ないし回転させて搬送物内に空気溜りができないよう
にする。 【構成】 キャリヤ19から略U字状に弛まされて垂下し
ている左右のロードチェーン43,44のU字状の両直線部
を巻上げ装置21で別々に巻上げる。左右のロードチェー
ン43,44の垂下部下端に左右の垂直伝動ホイール52をそ
れぞれ掛ける。左右の垂直伝動ホイール52に搬送物支持
フレーム26を渡し止める。左右のロードチェーン43,44
を、それぞれエンドレスとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、トロリコンベヤ、とくに、自動車工場の塗装ライン等において、 電着槽の液中に浸漬された車体を、これの内部に空気溜りができないように揺動 させながら搬送するのに用いられるコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のコンベヤとしては、例えば特開昭59−141883号公報に開示さ れているように、キャリヤに前後方向に間隔を取付けられた前後の巻胴を有する 巻き上げ装置と、上端部が前後の巻胴に巻き付けられている左右の吊下げ索と、 左右の吊下げ索の下端に吊下げられているハンガ吊下げフレームと、上端部がハ ンガ吊下げフレームに固定されかつ下端部に搬送物載置部が設けられている左右 のハンガとよりなり、搬送物塗装用電着槽内においてハンガ吊下げフレームを揺 動させるために吊下げ索の垂下部長さを別々に代えうるものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記コンベヤでは、ハンガ吊下げフレームを揺動させることによりハンガを揺 動させ、もってハンガに掛けられた搬送物を揺動させ、これにより、搬送物内に 空気溜りができないようにしているが、搬送物の揺動範囲が狭く、そのため、空 気溜りを完全に除去するには揺動回数を多くしなければならず、また、そうして も、空気溜りを完全に除去することができないという問題点があった。
【0004】 この考案の目的は、上記問題点を解決したトロリコンベヤを提供することにあ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案によるトロリコンベヤは、キャリヤから略U字状に弛まされて垂下し ている左右のロードチェーンを有しかつ左右のロードチェーンのU字状の両直線 部を別々に巻上げる巻上げ装置と、左右のロードチェーンの垂下部下端に掛けら れている左右の垂直伝動ホイールと、左右の垂直伝動ホイールに渡し止められて いる搬送物支持フレームとを備えており、左右のロードチェーンが、それぞれエ ンドレスとなされているものである。
【0006】
【作用】
この考案によるトロリコンベヤには、キャリヤから略U字状に弛まされて垂下 している左右のロードチェーンを有しかつ左右のロードチェーンのU字状の両直 線部を別々に巻上げる巻上げ装置と、左右のロードチェーンの垂下部下端に掛け られている左右の垂直伝動ホイールと、左右の垂直伝動ホイールに渡し止められ ている搬送物支持フレームとが備わっているから、左右のロードチェーンのU字 状の両直線部を同時に巻上げ・巻下げると、同両直線部の長さが同じように変わ って、伝動ホイールは回転することなく、伝動ホイールとともに搬送物支持フレ ームが昇降し、同両直線部の一方を巻上げ、他方を巻下げると、同両直線部の長 さが変わらずに、移動方向が変わって、伝動ホイールが回転し、これにしたがっ て搬送物支持フレームが回転する。
【0007】 さらに、左右のロードチェーンが、それぞれエンドレスとなされているから、 左右のロードチェーンのU字状の両直線部の一方を巻上げ、他方を巻下げる際、 その巻上げ・巻下げの長さが制約されない。
【0008】
【実施例】
この考案の実施例を、図面を参照してつぎに説明する。
【0009】 この実施例において、前後とは、トロリの移動方向を基準として、トロリが進 む側を前、これと反対側を後といい、左右とは、前に向かってその左右を左右と いうものとする。
【0010】 トロリコンベヤは、電着槽11上方を横切って前後方向にのびている主レール12 と、主レール12の左方をこれと平行にのびている副レール13と、主レール12にそ って移動する自走式駆動トロリ14、前主従動トロリ15および後主従動トロリ16と 、副レール13にそって移動する前副トロリ17および後副トロリ18と、上記トロリ 14〜18とともに移動するキャリヤ19と、キャリヤ19に装備されている巻き上げ装 置21と、キャリヤ19から巻き上げ装置21によって吊下げられている搬送物支持フ レーム26とを備えている。
【0011】 電着槽11内には、互いの開口を向き合せた一対の横断面コの字状垂直下方ガイ ドレール31が配置固定されている。下方ガイドレール31の上端部には、上方に向 かって拡げられた導入ガイド部32が設けられている。
【0012】 キャリヤ19は、駆動トロリ14と水平ロッド33で連結されかつ前後の従動主トロ リ15,16に渡し止められた主ロードバー34と、前後の副トロリ17,18に渡し止め られた副ロードバー35と、主および副ロードバー34,35の前後両端部よりそれぞ れ下向きにのびた左右二対の垂直状吊り持ロッド36,37と、吊り持ちロッド36, 37の下端に渡し止められた方形枠38と、方形枠38の前後枠部材に渡し止められた 左右一対の補強部材39とよりなる。方形枠38の左右枠部材の長さの中程には、互 いの開口を向き合せた一対の横断面コの字状垂直上方ガイドレール41がそれぞれ の上端部で固定されている。上方ガイドレール41の下端部には、下方に向かって 拡げられた導入ガイド部42が設けられている。
【0013】 巻き上げ装置21は、左右のエンドレス・ロードチェーン43,44を有している。 これらのロードチェーン43,44は、主ロードバー34に前後方向に間隔をおいて取 付けられた前後の巻上げスプロケット45,46に別々に巻き掛けられている。前後 の巻上げスプロケット45,46の間にはチェーンバケット47が備えられており、こ れに、両ロードチェーン43,44のアンロード側が収容されている。前後の巻上げ スプロケット45,46のそれぞれの下方に、前後の中央ガイドスプロケット48が2 つずつ配置されるとともに、前後の中央ガイドスプロケット48のそれぞれ左方に 前後の左ガイドスプロケット49が、同右方に前後の右ガイドスプロケット51がそ れぞれ1つずつ配置されている。左ロードチェーン43のロード側は、前後の巻上 げスプロケット45,46から、中央ガイドスプロケット48および左ガイドスプロケ ット49で順次案内されてキャリヤ19の左縁部まで導かれ、そこから略U字状に弛 まされて垂下している。右ロードチェーン44のロード側は、前後の巻上げスプロ ケット45,46から、中央ガイドスプロケット48およびおよび右ガイドスプロケッ ト51で順次案内されてキャリヤ19右縁部まで導かれ、そこから、左ロードチェー ン43と同じように、略U字状に弛まされて垂下している。
【0014】 そして、左右のロードチェーン43,44の垂下部下端に、左右の垂直伝動ホイー ル52がそれぞれ掛けられている。
【0015】 搬送物支持フレーム26は、両伝動ホイール52に渡し止められているものであっ て、両伝動ホイール52に固定されている梯子形の左右サイドフレーム53と、これ ら両サイドフレーム53の下端に渡し止められている前後一対の水平平行バー状ボ トムフレーム54とよりなる。両伝動ホイール52,53の軸中心には、側方突出状短 円柱ガイド部材55がそれぞれ設けられ、これらガイド部材55が左右の上方ガイド 41にそれぞれはめ合わされている。ボトムフレーム54にはチャック機構56が備え られ、これに、搬送物である車体Wがチャッキングされている。
【0016】 電着槽11の上方にキャリヤ19が運ばれてくると、キャリヤ19を停止させて両ロ ードチェーン43,44のU字状の両直線部を同時に巻下げる。そうすると、両ロー ドチェーン43,44のU字状の両直線部の長さが長くなって、伝動ホイール52は回 転することなく、搬送物支持フレーム26とともに下降する。このときに、ガイド 部材52は、始めは上方ガイドレール41に案内され、続いて下方ガイドレール31に 案内されるため、搬送物支持フレーム26はぐらつくことなく、安定した姿勢で下 降する。やがて、搬送物支持フレーム26に支持された車体Wが電着槽11の液に浸 漬されると、今度は、両ロードチェーン43,44のU字状の両直線部の一方を巻下 げ、他方を巻上げる。そうすると、両ロードチェーン43,44のU字状の両直線部 分の一方は引き上げられ、その他方は引き下げられることとなって、伝動ホイー ル52が回転させられ、伝動ホイール52とともに搬送物支持フレーム26も回転する 。その結果、搬送物支持フレーム26に支持された搬送物Wが回転させられ、搬送 物W内に空気溜りがあったとしても、そこの空気が液と置換されて空気溜りが無 くなる。
【0017】 第1図において、搬送物Wが、電着槽11内で搬送時より90度回転させられた 状態が示されているが、通常はこの程度で十分である。ところが、例えば搬送物 の形状が複雑で、空気溜りが無くなり難い場合、360度以上連続して回転させ てもよく、正転と逆転を交互に行うようにしてもよい。このようにすると、回転 中に空気溜りが移動するため、効率よく空気溜りを無くすことができる。
【0018】 ところで、塗料の電着厚さは搬送物Wと電着槽11の周壁間の間隔に左右される 。上記のようにして搬送物Wを回転させた場合、回転の中心は搬送物Wの高さの 中間レベルにあるため、回転の前後で搬送物Wと電着槽11の周壁間の間隔がさほ ど変化しないため、塗料の電着むらが生じることが少ない。また、上記間隔に変 化があったとしても、その変化は、搬送物Wの各部に対して、同間隔が大きい場 合と、小さい場合とが均等に生じるため、搬送物Wを回転させることにより、塗 料の電着むらが防止される。
【0019】 さらに、上記搬送物Wの回転は、搬送物Wが液に浸漬された後に行うのみなら ず、必要ならば、搬送物Wを昇降させながら回転させることも可能である。搬送 物Wの液に対する出入りの際に、適当な角度に搬送物Wを傾斜させておくと、液 に対し搬送物がスムースに出入りさせられる。
【0020】
【考案の効果】
この考案によれば、左右のロードチェーンのU字状の両直線部を同時に巻上げ ・巻下げると、同両直線部の長さが同じように変わって、伝動ホイールは回転す ることなく、伝動ホイールとともに搬送物支持フレームが昇降し、同両直線部の 一方を巻上げ、他方を巻下げると、同両直線部の長さが変わらずに、移動方向が 変わって、伝動ホイールが回転し、これにしたがって搬送物支持フレームが回転 するから、搬送物支持フレームに支持された搬送物を昇降させることは勿論、搬 送物を大きな範囲で揺動もしくは回転させることができる。
【0021】 さらに、左右のロードチェーンが、それぞれエンドレスとなされているから、 左右のロードチェーンのU字状の両直線部の一方を巻上げ、他方を巻下げる際、 その巻上げ・巻下げの長さが制約されないから、必要ならば、搬送物を連続して 回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図である。
【図2】正面図である。
【図3】搬送物の昇降状態を示す側面図である。
【図4】搬送物の回転状態を示す側面図である。
【符号の説明】
19 キャリヤ 21 巻き上げ装置 26 搬送物支持フレーム 43,44 ロードチェーン 45,46 巻上げスプロケット 52 伝動ホイール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリヤ19から略U字状に弛まされて垂
    下している左右のロードチェーン43,44を有しかつ左右
    のロードチェーン43,44のU字状の両直線部を別々に巻
    上げる巻上げ装置21と、左右のロードチェーン43,44の
    垂下部下端に掛けられている左右の垂直伝動ホイール52
    と、左右の垂直伝動ホイール52に渡し止められている搬
    送物支持フレーム26と、を備えており、左右のロードチ
    ェーン43,44が、それぞれエンドレスとなされている、
    トロリコンベヤ。
JP788691U 1991-02-21 1991-02-21 トロリコンベヤ Pending JPH04105025U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100975306B1 (ko) * 2003-01-24 2010-08-12 가부시키가이샤 다이후쿠 처리공정용 반송방법 및 설비
JP2017052627A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 株式会社ダイフク 吊下げ搬送装置

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JPS49115953A (ja) * 1973-03-10 1974-11-06
JPS60171994A (ja) * 1984-02-13 1985-09-05 株式会社キト− 電動昇降反転装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970408