JPH08200295A - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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JPH08200295A
JPH08200295A JP1127695A JP1127695A JPH08200295A JP H08200295 A JPH08200295 A JP H08200295A JP 1127695 A JP1127695 A JP 1127695A JP 1127695 A JP1127695 A JP 1127695A JP H08200295 A JPH08200295 A JP H08200295A
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JP
Japan
Prior art keywords
centrifugal impeller
diffuser
electric motor
flow
peripheral side
Prior art date
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Pending
Application number
JP1127695A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Nakai
貴弘 中居
Hisanori Toyoshima
久則 豊島
Shigenori Sato
繁則 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to JP1127695A priority Critical patent/JPH08200295A/ja
Publication of JPH08200295A publication Critical patent/JPH08200295A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】案内翼間及びファンケーシングにより囲まれた
流路に流れ込む遠心羽根車より吐出された気流の流速は
軸方向において、ハブ側よりシュラウド側の方が遅く不
均一であるため、流路の出口付近でハウジング側に気流
の剥離が生じることによる送風機部の効率の改善を図
る。 【構成】電動機の一端側回転軸に一体化固定される遠心
羽根車26,遠心羽根車26から吐出された気流を電動
機内へ導く案内翼21及び戻り翼22を有するディフュ
ーザ,ディフューザの戻り翼22側に位置し中央に回転
軸を支える軸受部を有するエンドブラケット,遠心羽根
車26およびディフューザを覆いエンドブラケットに一
体化固定されるファンケーシングとを備え、遠心羽根車
26から吐出する気流を電動機内へ導く案内翼21の翼
高さを内周側から外周側に行くにつれ次第に低くなるよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は案内翼及び戻り翼を有す
るディフューザを備えた電動送風機に係り、特に、送風
機部の効率の向上に有効な電動送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ディフューザを用いたこの種の電動
送風機では特開昭55−136057号公報に記載されているよ
うな、電動機の一端側回転軸に一体化固定される遠心羽
根車,遠心羽根車から吐出された気流を電動機内へ導く
案内翼及び戻り翼を有するディフューザ,ディフューザ
の戻り翼側に位置し中央に回転軸を支える軸受部を有す
るエンドブラケット,遠心羽根車およびディフューザを
覆いエンドブラケットに一体化固定されるファンケーシ
ングとを備えた電動送風機において、遠心羽根車より吐
出された気流は案内翼間及びファンケーシングにより囲
まれた流路に流れ込み、戻り翼を通り電動機部内を通り
抜け、ほとんどが案内翼にて圧力回収される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例におい
て、案内翼間及びファンケーシングにより囲まれた流路
に流れ込む遠心羽根車より吐出された気流の流速は軸方
向においてハブ側よりシュラウド側の方が遅く不均一で
あるため、流路の出口付近でファンケーシング側に気流
の剥離が生じ流れが不安定になり送風機部の効率が低下
していた。
【0004】そこで本発明では、案内翼間及びファンケ
ーシングにより囲まれた流路の出口付近で気流の剥離を
抑制し部品点数を増やすことなく容易な手段で効率の向
上に有効な電動送風機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決する手段
として、本発明は電動機の一端側回転軸に一体化固定さ
れる遠心羽根車,前記遠心羽根車から吐出された気流を
前記電動機内へ導く案内翼及び戻り翼を有するディフュ
ーザ,前記ディフューザの戻り翼側に位置し中央に前記
回転軸を支える軸受部を有するエンドブラケット,前記
遠心羽根車および前記ディフューザを覆い前記エンドブ
ラケットに一体化固定されるファンケーシングとを備え
た電動送風機において、遠心羽根車から吐出する気流を
電動機内へ導く案内翼の翼高さを内周側から外周側に行
くにつれ次第に低くなるように構成した。
【0006】
【作用】そこで案内翼の翼高さを内周側から外周側に行
くにつれ次第に低くなるように構成することで気流の剥
離を抑止し、安定した圧力回収を可能とすることにより
送風機部の効率の向上が図れる。又、外周側の翼高さが
極端に低いときは、流路面積が小さくなりすぎるため、
気流通過の妨げとなり風量が得られなくなるので案内翼
の外周側の翼高さは内周側の翼高さの95%〜80%に
するとよいことがわかった。これにより部品点数を増や
すことなく容易な手段で送風機部の効率の向上が図れ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って説明す
る。
【0008】まず図1は、電気掃除機に用いられる電動
送風機1に適用した例を示す。
【0009】電動送風機1は、電動機部2及び送風機部
20から構成され、電動機部2は整流子形電動機で円筒
上に形成されたハウジング3とその開放端面に固定され
たエンドブラケット4内に回転子5及び固定子6が収納
される。回転子5は回転軸7の両端に設けた軸受8をハ
ウジング3及びエンドブラケット4に設けた軸受支持部
9にて支持される。送風機部20は、エンドブラケット
4の軸受支持部9より出る回転軸7に一体化固定される
円板状のハブ25及び中央部に吸気口が設けられたシュ
ラウド24を有する遠心羽根車26,遠心羽根車26の
外周には案内翼21及び戻り翼22を有するディフュー
ザ23がエンドブラケット4上にねじにより一体化固定
されて配置し、それらを覆ってハウジング27がエンド
ブラケット4の外周に圧入し固定される。
【0010】次に図2は従来の送風機部20を示してい
る。送風機部20は、エンドブラケット4の軸受支持部
9より出る回転軸7に一体化固定される円板状のハブ2
5及び中央部に吸気口が設けられたシュラウド24を有
する遠心羽根車26,遠心羽根車26の外周には案内翼
21及び戻り翼22を有するディフューザ23がエンド
ブラケット4上にねじにより一体化固定されて配置し、
それらを覆ってハウジング27がエンドブラケット4の
外周に圧入し固定される。この構成からなる送風機部2
0において、シュラウド24中央の吸気口より吸い込ま
れた空気は図3のように電動送風機1内を通り排気され
る。特に、送風機部20の遠心羽根車26の外周より吐
出される気流は図4の様な流速の分布になっており、軸
方向でハブ25側よりシュラウド24側の方が流速は遅
く、案内翼21間及びハウジング27により囲まれた流
路内でも戻り翼22側よりハウジング27側の方が流速
が遅く不均一なため案内翼21外周付近のハウジング2
7側に気流の剥離を生じやすくなる。流路内での気流の
剥離は安定した圧力回収の妨げとなり効率低下の原因と
なっていた。
【0011】図5は本発明の送風機部20の断面を示し
た図1の部分図、図6は案内翼21の内周と外周の翼高
さを示した図5の部分図で、送風機部20は、エンドブ
ラケット4の軸受支持部9より出る回転軸7に一体化固
定される円板状のハブ25及び中央部に吸気口が設けら
れたシュラウド24を有する遠心羽根車26,遠心羽根
車26の外周には案内翼21及び戻り翼22を有するデ
ィフューザ23がエンドブラケット4上にねじにより一
体化固定されて配置し、それらを覆ってハウジング27
がエンドブラケット4の外周に圧入し固定される。案内
翼21の翼高さは遠心羽根車26より吐出される気流が
流れ込む内周側より、戻り翼22側に吐出する外周側を
内周側から外周側に行くにつれて低くし、案内翼21の
開放端側にハウジング27が当接するように構成してい
る。この翼高さを内周側から外周側に行くにつれて低く
傾斜させた案内翼21間及びハウジング27により囲ま
れた流路内の軸方向の流速の分布は従来例と同様に遠心
羽根車26外周に吐出される気流はハブ25側よりシュ
ラウド24側の方が遅くなっており、案内翼21の外周
側でも戻り翼22側よりハウジング27側の流速が遅い
が、流速の遅いハウジング27側は案内翼21の高さが
内周側から外周側に行くにつれ次第に低くなっているた
め気流が満たされず剥離を生じていた空間の減少に伴い
気流の剥離も抑止できる。効率低下の原因となる気流の
剥離を抑制することにより安定した圧力回収が可能とな
り効率が改善される。又、図7に示した実験結果より案
内翼21の内周側と外周側の翼高さの割合は95%〜8
0%とすることが効率改善に有効であることが分かる。
同実験結果で、案内翼21の内周側と外周側の翼高さの
割合が80%以下になると流路面積が小さくなり過ぎる
ために設計点の風量で必要な圧力が得られず効率が低下
しており、同様の理由から大風量側では圧力が従来より
低下するため騒音の減少に有利になることが確認でき
た。尚、設計点とは、本実施例のように一般的に掃除機
に組ませる場合、掃除機の空力的出力が最大となる風量
(約1.0〜1.3m3/min)をいう。
【0012】図8は他の実施例の送風機部20を示して
いる。案内翼21の翼高さを内周側と外周側との間で段
差を設け内周側より外周側を低くすることによっても気
流が満たされず剥離を生じていた空間の減少に伴い気流
の剥離も抑止でき同様の効果を得ることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を得ること
ができる。
【0014】まず、案内翼の翼高さを内周側から外周側
に行くにつれ次第に低くすることにより、案内翼の外周
側のファンケーシング側で気流の剥離が生じるのを抑止
し安定した圧力回収が可能となり効率を改善することが
でき、案内翼の翼高さの内周側と外周側の割合を95%
〜80%とすることで特に設計点の効率向上に効果が得
られる。
【0015】又、案内翼の翼高さを内周側と外周側との
間で段差を設けて内周側より外周側を低くすることによ
っても気流が満たされず剥離を生じていた空間の減少に
伴い気流の剥離も抑止でき同様の効果が得られる。
【0016】従って、案内翼の外周側のファンケーシン
グ側で気流の剥離が生じるのを抑止でき安定した圧力回
収が可能となり部品点数を増やすことなく容易な手段で
送風機部の効率の向上に有利な電動送風機を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電動送風機の縦断面
図。
【図2】送風機部の従来例を示す部分断面図。
【図3】従来例の電動送風機内の気流を動き示す縦断面
図。
【図4】従来例の遠心羽根車外周の速度分布を示す部分
断面図。
【図5】本発明の一実施例を示す送風機部の縦断面図。
【図6】本発明の一実施例を示す送風機部の部分断面
図。
【図7】案内翼の内周側,外周側の割合による風量と効
率の関係を示す特性図。
【図8】他の実施例を示す送風機部の縦断面図。
【符号の説明】
21…案内翼、22…戻り翼、24…シュラウド、25
…ハブ、26…遠心羽根車、27…ハウジング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 繁則 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機の一端側回転軸に一体化固定される
    遠心羽根車,前記遠心羽根車から吐出された気流を前記
    電動機内へ導く案内翼及び戻り翼を有するディフュー
    ザ,前記ディフューザの前記戻り翼側に位置し中央に前
    記回転軸を支える軸受部を有するエンドブラケット,前
    記遠心羽根車及び前記ディフューザを覆い前記エンドブ
    ラケットに一体化固定されるファンケーシングとを備え
    た電動送風機において、 前記案内翼の翼高さを内周側から外周側に行くにつれて
    低く傾斜させたことを特徴とする電動送風機。
  2. 【請求項2】請求項1において、最外周部の翼高さを最
    内周部の翼高さの95%〜80%とした電動送風機。
  3. 【請求項3】電動機の一端側回転軸に一体化固定される
    遠心羽根車,前記遠心羽根車から吐出された気流を前記
    電動機内へ導く案内翼及び戻り翼を有するディフュー
    ザ,前記ディフューザの前記戻り翼側に位置し中央に前
    記回転軸を支える軸受部を有するエンドブラケット,前
    記遠心羽根車及び前記ディフューザを覆い前記エンドブ
    ラケットに一体化固定されるファンケーシングとを備え
    た電動送風機において、前記案内翼の翼高さを内周側よ
    り外周側が低くなるように段差を設けた電動送風機。
JP1127695A 1995-01-27 1995-01-27 電動送風機 Pending JPH08200295A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11125198A (ja) * 1997-10-22 1999-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動送風機
JP2004068724A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Hitachi Home & Life Solutions Inc 電動送風機および電気掃除機
JP2014042441A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd スイッチドリラクタンスモータアセンブリ
JP2014045639A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd スイッチドリラクタンスモータアセンブリ
CN111608937A (zh) * 2019-02-25 2020-09-01 信浓绢糸株式会社 送风机

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US11149740B2 (en) 2019-02-25 2021-10-19 Shinano Kenshi Kabushiki Kaisha Blower

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