JPH08198545A - エレベータ用配線ケーブルの異常検出装置 - Google Patents
エレベータ用配線ケーブルの異常検出装置Info
- Publication number
- JPH08198545A JPH08198545A JP919095A JP919095A JPH08198545A JP H08198545 A JPH08198545 A JP H08198545A JP 919095 A JP919095 A JP 919095A JP 919095 A JP919095 A JP 919095A JP H08198545 A JPH08198545 A JP H08198545A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car
- elevator
- wiring cable
- displacement
- hoistway
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- Pending
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 建物の最上階に乗りかごが位置しているとき
に取付金具へ加わる配線ケーブルの自重が大きく相違し
ても、通常走行の場合は運転を停止させることなく、か
つ、配線ケーブルが昇降路内の機器等に引掛った場合に
は、運転を停止させることのできるエレベータ用配線ケ
ーブル異常検出装置の提供。 【構成】 本発明の特徴は、昇降路内を昇降する乗りか
ご１と、この乗りかご１の下面に弾性体５を介して設け
た取付金具２と、この取付金具２に一端を、かつ、前記
乗りかご１下面と前記取付金具２との距離の変位を検出
する変位検出装置とを備えた点にある。
に取付金具へ加わる配線ケーブルの自重が大きく相違し
ても、通常走行の場合は運転を停止させることなく、か
つ、配線ケーブルが昇降路内の機器等に引掛った場合に
は、運転を停止させることのできるエレベータ用配線ケ
ーブル異常検出装置の提供。 【構成】 本発明の特徴は、昇降路内を昇降する乗りか
ご１と、この乗りかご１の下面に弾性体５を介して設け
た取付金具２と、この取付金具２に一端を、かつ、前記
乗りかご１下面と前記取付金具２との距離の変位を検出
する変位検出装置とを備えた点にある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ用配線ケー
ブル異常検出装置に係り、特に、昇降路内の機器に配線
ケーブルが引掛って引っ張られ、その配線ケーブルが切
断するなどの異常事態を未然に防止するのに好適なエレ
ベータ用配線ケーブルの異常検出装置に関するものであ
る。
ブル異常検出装置に係り、特に、昇降路内の機器に配線
ケーブルが引掛って引っ張られ、その配線ケーブルが切
断するなどの異常事態を未然に防止するのに好適なエレ
ベータ用配線ケーブルの異常検出装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】この種の異常検出装置としては、特開昭
６０−２５８０７８号公報に示すように一端を昇降路内
の取付部に、かつ、他端を乗りかご下面に、それぞれ取
り付けてなる配線ケーブルを設け、この配線ケーブルを
乗りかご下面に取り付けるための取付金具を、弾性体を
介して支持するとともに、この弾性体の変位を検出する
ところのマイクロスイッチからなる荷重検出器を乗りか
ご下面に設けたものが知られている。
６０−２５８０７８号公報に示すように一端を昇降路内
の取付部に、かつ、他端を乗りかご下面に、それぞれ取
り付けてなる配線ケーブルを設け、この配線ケーブルを
乗りかご下面に取り付けるための取付金具を、弾性体を
介して支持するとともに、この弾性体の変位を検出する
ところのマイクロスイッチからなる荷重検出器を乗りか
ご下面に設けたものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記荷重検出器では取
付金具が下方に引っ張られて弾性体が大きく変位すると
言い換えれば取付金具が乗りかご下面から所定距離以上
離れると、動作してエレベータを停止させるようにして
ある。そのために、高い建物、たとえば１０階の建物
に、エレベータ装置を設置した場合には、最上階である
１０階に乗りかごが位置しているときの取付金具に加わ
る配線ケーブルの自重と、最下階である１階に乗りかご
が位置しているときの取付金具に加わる配線ケーブルの
自重とでは、大きく相違するのでエレベータの通常走行
での配線ケーブル自重変化による弾性体の変化によって
は大きく荷重検出器が動作しないようにするのは、困難
である。
付金具が下方に引っ張られて弾性体が大きく変位すると
言い換えれば取付金具が乗りかご下面から所定距離以上
離れると、動作してエレベータを停止させるようにして
ある。そのために、高い建物、たとえば１０階の建物
に、エレベータ装置を設置した場合には、最上階である
１０階に乗りかごが位置しているときの取付金具に加わ
る配線ケーブルの自重と、最下階である１階に乗りかご
が位置しているときの取付金具に加わる配線ケーブルの
自重とでは、大きく相違するのでエレベータの通常走行
での配線ケーブル自重変化による弾性体の変化によって
は大きく荷重検出器が動作しないようにするのは、困難
である。
【０００４】本発明の目的は、建物の最上階に乗りかご
が位置しているときに取付金具へ加わる配線ケーブルの
自重が大きく相違していても、エレベータの通常走行の
場合は、そのエレベータ運転を停止させることなく、か
つ、配線ケーブルが何らかの原因で昇降路内の機器等に
引掛った場合には、エレベータ運転を停止させて、配線
ケーブルの切断等の異常事態を未然に防止しえるエレベ
ータ用配線ケーブルの異常検出装置を提供することにあ
る。
が位置しているときに取付金具へ加わる配線ケーブルの
自重が大きく相違していても、エレベータの通常走行の
場合は、そのエレベータ運転を停止させることなく、か
つ、配線ケーブルが何らかの原因で昇降路内の機器等に
引掛った場合には、エレベータ運転を停止させて、配線
ケーブルの切断等の異常事態を未然に防止しえるエレベ
ータ用配線ケーブルの異常検出装置を提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的は、昇降路内を
昇降する乗りかごと、この乗りかご下面に弾性体を介し
て設けた取付金具と、この取付金具に一端を、かつ、前
記昇降路内の取付部に他端をそれぞれ取り付けてなる配
線ケーブルと、前記取付金具若しくは前記乗りかご下面
のいずれか一方に設けられ、かつ、前記乗りかご下面と
前記取付金具との距離の変位を検出する変位検出装置と
を備え、前記距離の変位が規定値を越えた時のみエレベ
ータ運転を停止するようにしたことにより達成される。
昇降する乗りかごと、この乗りかご下面に弾性体を介し
て設けた取付金具と、この取付金具に一端を、かつ、前
記昇降路内の取付部に他端をそれぞれ取り付けてなる配
線ケーブルと、前記取付金具若しくは前記乗りかご下面
のいずれか一方に設けられ、かつ、前記乗りかご下面と
前記取付金具との距離の変位を検出する変位検出装置と
を備え、前記距離の変位が規定値を越えた時のみエレベ
ータ運転を停止するようにしたことにより達成される。
【０００６】
【作用】かかる構成によればエレベータの通常走行にお
いては、高い建物に設けた昇降路の最上階乗りかごが位
置していても、乗りかご下面と取付金具との距離の変位
が規定値を越えないので、エレベータ運転が停止するこ
とはない。
いては、高い建物に設けた昇降路の最上階乗りかごが位
置していても、乗りかご下面と取付金具との距離の変位
が規定値を越えないので、エレベータ運転が停止するこ
とはない。
【０００７】また、エレベータの走行中に、地震や強風
などにより配線ケーブルが大きく揺れて、その配線ケー
ブルが昇降路内の機器に引掛った場合には、配線ケーブ
ルにより強く引っ張られ、取付金具と乗りかご下面との
距離の変位が大きくなる。そのため、その変位を変位検
出装置が検出し、かつ、変位検出装置が動作する。従っ
て、配線ケーブルが昇降路内の機器に引掛った状態で、
エレベータ運転が行われることがなくなり、エレベータ
運転を停止させられる。
などにより配線ケーブルが大きく揺れて、その配線ケー
ブルが昇降路内の機器に引掛った場合には、配線ケーブ
ルにより強く引っ張られ、取付金具と乗りかご下面との
距離の変位が大きくなる。そのため、その変位を変位検
出装置が検出し、かつ、変位検出装置が動作する。従っ
て、配線ケーブルが昇降路内の機器に引掛った状態で、
エレベータ運転が行われることがなくなり、エレベータ
運転を停止させられる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。
する。
【０００９】図１に示すように昇降路１０内には、乗り
かご１が昇降可能に設けられている。乗りかご１の下面
には、図２に示すように弾性体５を介して取付金具２が
設けられている。乗りかご１のかご内外の電気的接続を
行う配線ケーブル３は、一端３ａを取付金具２に、か
つ、他端３ｂを昇降路１０内に設けられた接続箱４に、
それぞれ取り付けられている。取付金具２には、乗りか
ご１の下面と取付金具２との距離Ｘの変位を検出すると
ころの変位センサ等からなる変位検出器６が取り付けら
れている。
かご１が昇降可能に設けられている。乗りかご１の下面
には、図２に示すように弾性体５を介して取付金具２が
設けられている。乗りかご１のかご内外の電気的接続を
行う配線ケーブル３は、一端３ａを取付金具２に、か
つ、他端３ｂを昇降路１０内に設けられた接続箱４に、
それぞれ取り付けられている。取付金具２には、乗りか
ご１の下面と取付金具２との距離Ｘの変位を検出すると
ころの変位センサ等からなる変位検出器６が取り付けら
れている。
【００１０】変位検出装置６の制御回路１１は図３に示
すように、乗りかご１が昇降路１０の最上階に位置する
ときにおける距離Ｘ１の変位を越える値を規定値Ｙと
し、その規定値Ｙを予め記憶させてなる記憶装置８と、
この記憶装置８に記憶させた規定値Ｙと変位検出装置６
の変位センサ６ａが検出してなる乗りかご１の下面と取
付金具２との距離Ｘの変位とを比較し、かつ、その比較
した結果が、前記規定値Ｙ＜前記距離Ｘの変位であると
きのみエレベータ制御回路９にエレベータ運転の停止信
号を出力する比較器７とを備えている。
すように、乗りかご１が昇降路１０の最上階に位置する
ときにおける距離Ｘ１の変位を越える値を規定値Ｙと
し、その規定値Ｙを予め記憶させてなる記憶装置８と、
この記憶装置８に記憶させた規定値Ｙと変位検出装置６
の変位センサ６ａが検出してなる乗りかご１の下面と取
付金具２との距離Ｘの変位とを比較し、かつ、その比較
した結果が、前記規定値Ｙ＜前記距離Ｘの変位であると
きのみエレベータ制御回路９にエレベータ運転の停止信
号を出力する比較器７とを備えている。
【００１１】以上の構成であるので、配線ケーブル３が
昇降路１０内の機器に引掛ることにより乗りかご１の下
面と取付金具２との距離Ｘの変位が、ＲＯＭ８に予め記
憶させた規定値Ｙ以上になると、エレベータ制御回路９
に停止信号が送られ、エレベータ運転が停止させられる
ため、配線ケーブル３の切断事故を未然に防ぐことがで
きる。
昇降路１０内の機器に引掛ることにより乗りかご１の下
面と取付金具２との距離Ｘの変位が、ＲＯＭ８に予め記
憶させた規定値Ｙ以上になると、エレベータ制御回路９
に停止信号が送られ、エレベータ運転が停止させられる
ため、配線ケーブル３の切断事故を未然に防ぐことがで
きる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、最上階に乗りかごが位
置している時の取付金具に加わる配線ケーブルの自重
と、最下階に乗りかごが位置している時の取付金具に加
わる配線ケーブルの自重とが大きく相違するエレベータ
であっても、エレベータの通常走行時にはエレベータ運
転が停止することなく、かつ、配線ケーブルが昇降路に
機器に引掛った時には確実にエレベータ運転を停止させ
て、配線ケーブルの切断を未然に防止することを可能に
した。
置している時の取付金具に加わる配線ケーブルの自重
と、最下階に乗りかごが位置している時の取付金具に加
わる配線ケーブルの自重とが大きく相違するエレベータ
であっても、エレベータの通常走行時にはエレベータ運
転が停止することなく、かつ、配線ケーブルが昇降路に
機器に引掛った時には確実にエレベータ運転を停止させ
て、配線ケーブルの切断を未然に防止することを可能に
した。
【図１】本発明のエレベータ用配線ケーブルの異常検出
装置の一実施例を示すエレベータの全体図である。
装置の一実施例を示すエレベータの全体図である。
【図２】図１の要部拡大図である。
【図３】変位検出装置とエレベータ制御回路との関係を
示す説明図である。
示す説明図である。
１ 乗りかご ２ 取付金具 ３ 配線ケーブル ４ 接続箱 ５ 弾性体 ６ 変位検出装置 ６ａ 変位センサ ７ 比較器 ８ ＲＯＭ ９ エレベータ制御回路 １０ 制御回路
Claims (2)
- 【請求項１】 昇降路内を昇降する乗りかごと、この乗
りかご下面に弾性体を介して設けた取付金具と、この取
付金具に一端を、かつ、前記昇降路内の取付部に他端を
それぞれ取り付けてなる配線ケーブルと、前記取付金具
若しくは前記乗りかご下面のいずれか一方に設けられ、
かつ、前記乗りかご下面と前記取付金具との距離の変位
を検出する変位検出装置とを備え、前記距離の変位が規
定値を越えた時のみエレベータ運転を停止するようにし
たことを特徴とするエレベータ用配線ケーブルの異常検
出装置。 - 【請求項２】 前記規定値を前記乗りかごが前記昇降路
の最上階に位置するときにおける前記距離の変位を越え
る値に設定したことを特徴とする請求項１記載のエレベ
ータ用配線ケーブルの異常検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP919095A JPH08198545A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | エレベータ用配線ケーブルの異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP919095A JPH08198545A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | エレベータ用配線ケーブルの異常検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08198545A true JPH08198545A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11713617
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP919095A Pending JPH08198545A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | エレベータ用配線ケーブルの異常検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08198545A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6962089B2 (en) | 2003-01-29 | 2005-11-08 | Inventio Ag | Device for monitoring cables of a lift |
| JP2007261724A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの制御ケーブル装置 |
| CN112225038A (zh) * | 2020-10-21 | 2021-01-15 | 南京卓欧信息技术有限公司 | 用于电梯随行电缆信号缆线健康状态监测的检测*** |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP919095A patent/JPH08198545A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6962089B2 (en) | 2003-01-29 | 2005-11-08 | Inventio Ag | Device for monitoring cables of a lift |
| SG135015A1 (en) * | 2003-01-29 | 2007-09-28 | Inventio Ag | Device for monitoring cables of a lift |
| JP2007261724A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの制御ケーブル装置 |
| CN112225038A (zh) * | 2020-10-21 | 2021-01-15 | 南京卓欧信息技术有限公司 | 用于电梯随行电缆信号缆线健康状态监测的检测*** |
| CN112225038B (zh) * | 2020-10-21 | 2022-02-22 | 南京卓欧信息技术有限公司 | 用于电梯随行电缆信号缆线健康状态监测的检测*** |
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