JPH081978Y2 - ナンバープレートの取付け用補助具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車やオートバイなどに取付けられるナン
バープレートの取付け角度を用意に可変することができ
るとともに、好みの角度に固定化することが可能な取付
け用補助具に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、自動車やオートバイなどの後部にそのナンバー
プレート（登録番号標）を取付ける場合には、車体に開
設した取付け穴にボルトなどを螺合させることにより取
付けを行っていた。

〔考案が解決しようとする課題〕

しかして、そのような従来の取付け方法では、車体に
対するナンバープレートの取付け角度は一定となり、使
用者が任意の角度にナンバープレートを設定することが
できなかった。

本考案は、このような事情に基づいてなされたもので
あり、その目的とするところは、自動車などの使用者が
好みの角度にナンバープレートを取付けることができる
取付け用補助具を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本考案は、上記のような目的を達成するために、車体
側に板状本体部分を着脱可能に取付けるとともに、板状
本体における下部左右端より垂直に突設される一対の支
持用フランジを有する第１補助具と、板状本体部分に着
脱自在にナンバープレートを取付けるとともに、板状本
体における左右端より上記した支持用フランジと摺合可
能に接合される摺合用フランジを突設する第２補助具
と、第１補助具における支持用フランジの取付け穴と、
第２補助具における摺合用フランジの取付け穴とが一致
するように第１補助具と第２補助具とを接合し、両補助
具におけるフランジの取付け穴内にボルトを挿通し、こ
のボルトにナットを螺着するよう構成される角度可変機
構とよりなり、角度可変機構におけるボルトとナットと
を緩めることにより第１補助具に対する第２補助具の取
付け角度を可変可能とし、角度可変機構におけるボルト
とナットとを締め付けることにより第１補助具に対する
第２補助具の取付け角度を一定状態に固定化することを
特徴とする。

〔作用〕

本考案によれば、車体側に固着された第１補助具の支
持用フランジに、ナンバープレートを取付けた第２補助
具の摺合用フランジ接合し、第１補助具における支持用
フランジの取付け穴と第２補助具における摺合用フラン
ジの取付け穴とにボルトを挿通し、このボルトにナット
を螺着し、ボルトとナットとを緩めることにより第１補
助具に対する第２補助具の取付け角度を可変可能とし、
ボルトとナットとを締め付けることにより第１補助具に
対する第２補助具の取付け角度を一定状態に固定化す
る。

〔実施例〕

以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。

第１図は、本考案の構成を示す分解斜視図であり、第
２図は、本考案の取付け状態を示す分解説明図である。

図に示すように、本考案に係る取付け用補助具は、車
体７側に着脱自在に取付けられる第１補助具１と、ナン
バープレート８を取付けるとともに、第１補助具１に対
して回動可能に取付けられる第２補助具４と、第１補助
具１に対して第２補助具４を自在の角度に設定させる角
度可変機構11とにより構成される。

第１補助具１は、板状本体３の部分にナンバープレー
ト８の取付け穴8a,8bと同じ間隔の取付け穴1a,1bが開設
されている。そして、この第１補助具１は、取付け穴1
a,1bを挿通するボルト12によって車体７に固着される。

また、板状本体３の下部左右端からは、車体７の後方
に向かうように突出された一対の支持用フランジ3a,3b
が設けられており、この支持用フランジ3a,3bには、そ
れぞれボルト９の挿通用取付け穴2a,2bが開設されてい
る。

第２補助具４は、細巾の板状本体６の部分にナンバー
プレート８の取付け穴8a,8bと同じ間隔の取付け穴5a,5b
が開設されている。そして、この第２補助具４は、取付
け穴5a,5bを挿通するボルト13がナット14によって締め
付けられナンバープレート８が固着される。

また、板状本体６の左右端は折曲され、車体７側に向
かう一対の摺合用フランジ6a,6bが突出されており、こ
の摺合用フランジ6a,6bには、それぞれボルト９の挿通
用取付け穴4a,4bが開設されている。

すなわち、第２補助具４における摺合用フランジ6a,6
bが、第１補助具１における支持用フランジ3a,3bに摺合
可能に接合されることにより、車体７側に一定角度で取
付けられた第１補助具１に対し、第２補助具４が回動可
能に取付けられるものである。

支持用フランジ3a,3bと摺合用フランジ6a,6bとを回動
可能に取付ける角度可変機構11は、次のように構成され
る。

第１補助具１における支持用フランジ3a,3bに開設さ
れた一対の取付け穴2a,2bには、第２補助具４の摺合用
フランジ6a,6bに開設された取付け穴4a,4bがそれぞれ一
致するように配置される。

そして、この取付け穴2a-4a,2b-4bにボルト9,9が挿通
されるとともに、このボルト9,9にそれぞれナット10,10
が螺着されることにより、角度可変機構11は構成され
る。

したがって、この実施例によれば、まず車体７に第１
補助具１を接合し、車体７の取付け穴7a,7bと第１補助
具１の取付け穴1a,1bとを一致させた後、ボルト12,12を
挿通して第１補助具１を車体７に固着する。

これにより、第１補助具１における支持用フランジ3
a,3bは、車体７の後方より突出することとなる。

この支持用フランジ3a,3bに対し、第２補助具４の摺
合用フランジ6a,6bを接合し、支持用フランジ3a,3bの取
付け穴2a,2bと摺合用フランジ6a,6bの取付け穴4a,4bと
を一致するようにし、取付け穴2a-4a,2b-4bにボルト9,9
を挿通し、ボルト9,9にナット10,10を螺着する。

この際、ボルト９を強く締め付ける前に、第２補助具
４を所望の角度に回動し、好みの角度に設定した状態で
保持し、そのままの状態でボルト９を強く締め付けるこ
とにより、第２補助具４に取付けられているナンバープ
レート８は、使用者の好みの角度に固定されることとな
る。

なお、第２補助具４とナンバープレート８との取付け
は、予め取付けた状態としておいてもよいが、後付けに
よるものとしてもよい。

〔考案の効果〕

以上説明したように、本考案によれば、車体に対して
第１補助具１を固着し、この第１補助具に対してナンバ
ープレートを取り付けた第２補助具を角度可変機構を介
して回動可能に取付けるとともに、角度可変機構のボル
トの締め付けによりナンバープレートを所望の角度とし
て固定化し、ボルトの緩めによりナンバープレートの角
度を変えることができるので、ナンバープレートを使用
者の好みに応じた角度として容易に設定することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の構成を示す分解斜視図であり、第２
図は、本考案の取付け状態を示す分解説明図である。 １……第１補助具、1a,1b……第１補助具の板状本体に
開設された取付け穴、2a,2b……第１補助具のフランジ
に開設された取付け穴、３……第１補助具の板状本体、
3a,3b……支持用フランジ、４……第２補助具、4a,4b…
…第２補助具のフランジに開設された取付け穴、5a,5b
……第２補助具の本体に開設された取付け穴、６……第
２補助具の板状本体、７……車体、7a,7b……車体に開
設された取付け穴、８……ナンバープレート、8a,8b…
…ナンバープレートに開設された取付け穴、9,12,13…
…ボルト、10……ナット、11……角度可変機構、10,14
……ナット

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】車体側に板状本体部分を着脱可能に取付け
   るとともに、板状本体における下部左右端より垂直に突
   設される一対の支持用フランジを有する第１補助具と、
   板状本体部分に着脱自在にナンバープレートを取付ける
   とともに、板状本体における左右端より上記した支持用
   フランジと摺合可能に接合される摺合用フランジを突設
   する第２補助具と、第１補助具における支持用フランジ
   の取付け穴と、第２補助具における摺合用フランジの取
   付け穴とが一致するように第１補助具と第２補助具とを
   接合し、両補助具におけるフランジの取付け穴内にボル
   トを挿通し、このボルトにナットを螺着するよう構成さ
   れる角度可変機構とよりなり、角度可変機構におけるボ
   ルトとナットとを緩めることにより第１補助具に対する
   第２補助具の取付け角度を可変可能とし、角度可変機構
   におけるボルトとナットとを締め付けることにより第１
   補助具に対する第２補助具の取付け角度を一定状態に固
   定化することを特徴とするナンバープレートの取付け用
   補助具。