JPH081955Y2 - 燃料フイラパイプ - Google Patents

燃料フイラパイプ

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JPH081955Y2
JPH081955Y2 JP1989049458U JP4945889U JPH081955Y2 JP H081955 Y2 JPH081955 Y2 JP H081955Y2 JP 1989049458 U JP1989049458 U JP 1989049458U JP 4945889 U JP4945889 U JP 4945889U JP H081955 Y2 JPH081955 Y2 JP H081955Y2
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JP
Japan
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fuel
filler pipe
filler
pipe
breather
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JP1989049458U
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JPH0332521U (ja
Inventor
民佳 大橋
宰 保刈
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Isuzu Motors Ltd
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車等の燃料タンクに接続される燃料フ
イラパイプに関する。
〈従来の技術〉 燃料タンク10内にフイラーホース2を介して接続され
るフイラパイプ3としては、燃料蒸気の大気中への逸散
を防止する等の見地から、フイラパイプ3中に燃料注入
ノズル4挿入時に燃料注入ノズル4外周とフイラパイプ
3内周との間をシールするシール機構(シール部材)5
が組み込まれた、例えば第5図に示すような構造のフイ
ラパイプ3が提案されている(「SAE Technical Paper
Series851204」1985年5月発行)。
そして、このフイラパイプ3は、通常、フイラキヤツ
プ6が前端に嵌着されるフイラネツク部7および、フイ
ラネツク部7の後端に接続されるパイプ本体部8とから
なる。そして上記フイラネツク部7とパイプ本体部8と
は、成形性およびシール機構組み込み性等の見地から、
通常、別体成形したものを、後工程で一体化してフイラ
パイプ3としている。また、燃料タンク10には、該タン
ク10の中央部上面から電磁弁12を介してキヤニスタ13に
直結する配管で構成される主ブリーザ機構B1の他に、燃
料の注入を円滑にするための副ブリーザ機構B2が具備さ
れている。この副ブリーザ機構B2は、燃料タンク10の上
部とフイラパイプ3の後端部上壁とを接続するブリーザ
ホース15と、フイラパイプ3における該ブリーザホース
接続口16とシール部材5組み込み位置との間からキヤニ
スタ13に接続させるキヤニスタホース17とからなる構成
である。
この構成の場合、平時(フイラキヤツプ閉時)には、
上記電磁弁12が開状態で、主ブリーザ機構B1が働く。ま
た、燃料注入(給油)時には、電磁弁12が閉状態となり
副ブリーザ機構B2が働く。
〈考案が解決しようとする課題〉 この際、下記のような問題点が発生するおそれがあ
る。
燃料注入(給油)ノズル4からの燃料液は泡立ちなが
ら燃料タンク10内に流入する。そしてその際発生するミ
スト(液体微粒子)がタンク内に充満している燃料蒸気
Vとともに、ブリーザホース15、キヤニスタホース17を
経てキヤニスタ13に流入しキヤニスタ13内の活性炭に捕
獲される。
しかし、活性炭がミスト(蒸気でない)を吸着した場
合、ミストが活性炭のガス吸着孔を塞いでしまい、活性
炭の吸着性能が低下するおそれがある。
本考案は、燃料注入時、キヤニスタ内にミストが流入
せず、活性炭の吸着性能を著しく低下させるおそれのな
い燃料フイラパイプを提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、下記構成により上記課題を解決する。
自動車等の燃料タンクに接続されるフイラパイプであ
つて、該フイラパイプは、フイラキヤツプが嵌着される
フイラネツク部と該フイラネツク部の後端に形成される
パイプ本体部とからなり、燃料注入ノズル挿入時に燃料
供給ノズル外周とフイラパイプ内周との間をシールする
シール機構が組込まれ、また、前記フイラパイプにブリ
ーザホース接続口とキヤニスタホース接続口とを設ける
とともに、両接続口間にフイラパイプ上壁にブリーザホ
ースからの燃料ミスト流れに直交する方向のミスト流れ
阻止凸条が形成されていることを特徴とする。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を第1〜4図に基づいて詳細に
説明する。既述例と同一部分については同一符号を、類
似部分については、接尾符号を付してその説明の全部ま
たは一部を省略する。
本実施例のフイラパイプ3は、フイラキヤツプ6が嵌
着されるフイラネツク部7と、該フイラネツク部7の後
端に接続されるパイプ本体部8とからなる。図例では、
フイラネツク部7とパイプ本体部8とは別体に成形さ
れ、後工程で、接着・螺着・クリツプ止め等の固着手段
で一体化されているが、両者を当初から一体成形しても
よい。
これらのフイラネツク部7およびパイプ本体部8は、
合成樹脂材料又は鋳物材料で成形(合成樹脂材料の場
合、通常、射出又はブロー)される。合成樹脂材料とし
ては、耐熱料油性を有するポリアミド、ポリアセタール
等の熱可塑性樹脂、鋳物材料としては、鋳物用アルミニ
ウム合金等を挙げることができる。
そして、当該フイラパイプ3には、前述の第5図に示
すものと同様、図示しないが、燃料注入ノズル挿入時に
燃料供給ノズル外周とフイラパイプ内周との間をシール
するシール機構が組込まれている。
また、この燃料フイラパイプ3の後端部上壁にブリー
ザホース接続口16を、ブリーザホース接続口16より前方
で前記シール部材5組み込み位置より後方のフイラパイ
プ周壁に、キヤニスタホース接続口18を具備する構成で
ある。
ここまでは、前述の従来例と同様の構成である。
そして、ブリーザホース接続口16の直前位置のフイラ
パイプ3上壁にブリーザホースからの燃料ミスト流れに
直交する方向のミスト流れ阻止凸条20が形成され、該凸
条20に前記燃料ミストの流れが衝突して燃料ミストが凝
縮滴下するようにされている。この位置に阻止凸条20を
設けた場合は、燃料ミストが大きな速度で凸条に衝突
し、かつバツフル作用も大であるので、燃料ミストの凝
縮効率が良好である。
そして該凸条20の形態は、燃料ミストのキヤニスタホ
ース接続口18側への流れを阻止し、かつ、ガス流れには
大きな影響を与えない大きさ形状なら特に限定されな
い。例えば、図例の如く内周縁が円弧上の三日月形20
(第2図)、割円形20A(第3図)、部分円環形20B(第
4図)など任意である。そしてそれらの高さは、凸条20
(20A、20B)の下端が、ブリーザホース接続口(ニツプ
ル)16の内周下端の延長線l上にくるものとされている
が、少なくとも、ブリーザホース接続口16の軸線cより
下方に来るようにすることが望ましい。また、この凸条
20の突出方向は図例ではフイラパイプ3の軸線Lと直交
する方向であるが、ブリーザホース接続口16の軸線と直
交する方向までの範囲で任意に選択できる。
上記実施例の燃料フイラパイプは、前述と同様に、第
5図に示すような燃料タンクに燃料注入口の一部を構成
するものとして組み込んで使用する。
そして前述と同様に、燃料フイラパイプ3に燃料注入
ノズルを使用して、燃料注入する。すると、燃料注入
(給油)ノズル4からの燃料液は泡立ちながら燃料タン
ク10内に流入する。そしてその際発生するミスト(液体
微粒子)がタンク内に充満している燃料蒸気Vととも
に、ブリーザホース15を上昇してくる。しかし、ミスト
流れは、ブリーザホース接続口16の直前位置のフイラパ
イプ3上壁に形成された、ミスト流れに直交する方向の
ミスト流れ阻止凸条20(20A、20B)に衝突し、凝縮落下
する。そして、再び、燃料注入口1を流下して、燃料タ
ンク10内に還流する。
従つて、ミストが、従来の如く、キヤニスタホース17
を経てキヤニスタ13に流入することはほとんどない。よ
つて、キヤニスタ内の活性炭の性能が著しく低下するこ
ともない。
〈考案の作用・効果〉 本考案の燃料フイラパイプは、自動車等の燃料タンク
に接続されるフイラパイプであつて、該フイラパイプは
フイラキヤツプが嵌着されるフイラネツク部と該フイラ
ネツク部の後端に形成されるパイプ本体部とからなり、
燃料注入ノズル挿入時に燃料供給ノズル外周とフイラパ
イプ内周との間をシールするシール機構が組込まれ、ま
た、前記フイラパイプにブリーザホース接続口とキヤニ
スタホース接続口とを設けるとともに、両接続口間のフ
イラパイプ上壁にブリーザホースからの燃料ミスト流れ
に直交する方向のミスト流れ阻止凸条が形成されている
ことを特徴とする構成であるので、下記のような作用効
果を奏する。
本考案の燃料フイラパイプを使用して燃料注入口を形
成し、燃料注入をした場合において、その際発生する燃
料ミスト(液体微粒子)がタンク内に充満している燃料
蒸気とともに、ブリーザホースを上昇してくる。しか
し、ミスト流れは、ブリーザホース接続口とキヤニスタ
ホース接続口との間のフイラパイプ内壁に形成された、
ミスト流れに直交する方向のミスト流れ阻止凸条に衝突
し、凝縮落下する。そして、再び、燃料注入口を流下し
て、燃料タンク内に還流する。即ち、即時的にブリーザ
時の気液分離された燃料がタンク内に回収される。
従つて、ミストが、従来の如く、キヤニスタホースを
経てキヤニスタに流入することはほとんどない。よつ
て、キヤニスタ内の活性炭の性能が低下するおそれもさ
らには、ミスト流れ阻止凸条は、フィラパイプ上壁に形
成される単一構成体であり、ブリーザホースからのガス
流れにほとんど影響を与えない、即ち、ブリーザ作用に
ほとんど悪影響を与えない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す燃料フイラパイプの要
部縦断面図、 第2図は第1図における凸条の一形態を示すA−A線矢
視図、 第3図は同じく凸条の他の形態を示すA−A線矢視図、 第4図は同じく凸条さらに他の形態を示すA−A線矢視
図、 第5図は従来の燃料フイラパイプ構造と燃料タンクおよ
びブリーザ機構との関係を示す全体概略図である。 1……燃料注入口、2……フイラーホース、4……燃料
注入ノズル、5……シール機構(シール部材)、7……
フイラネツク部、8……パイプ本体部、10……燃料タン
ク、13……キヤニスタ、15……ブリーザホース、16……
ブリーザホース接続口、17……キヤニスタホース、18…
…キヤニスタホース接続口、20……ミスト流れ阻止凸
条、B1……主ブリーザ機構、B2……副ブリーザ機構、V
……燃料蒸気。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭64−32456(JP,U) 実開 昭61−113024(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車等の燃料タンクに接続されるフイラ
    パイプであって、 該フイラパイプは、フイラキヤツプが嵌着されるフイラ
    ネツク部と、該フイラネツク部の後端に形成されるパイ
    プ本体部とからなり、燃料注入ノズル挿入時に燃料供給
    ノズル外周とフイラパイプ内周との間をシールするシー
    ル機構が組込まれ、また、 前記フイラパイプにブリーザホース接続口とキヤニスタ
    ホース接続口とを設けるとともに、 両接続口間にフイラパイプ上壁にブリーザホースからの
    燃料ミスト流れに直交する方向のミスト流れ阻止凸条が
    形成されている、 ことを特徴とする燃料フイラパイプ。
JP1989049458U 1989-04-26 1989-04-26 燃料フイラパイプ Expired - Lifetime JPH081955Y2 (ja)

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JP1989049458U JPH081955Y2 (ja) 1989-04-26 1989-04-26 燃料フイラパイプ

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JP1989049458U JPH081955Y2 (ja) 1989-04-26 1989-04-26 燃料フイラパイプ

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JPH0332521U JPH0332521U (ja) 1991-03-29
JPH081955Y2 true JPH081955Y2 (ja) 1996-01-24

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JP6100207B2 (ja) * 2014-05-23 2017-03-22 八千代工業株式会社 フューエルインレット

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