JPH0819504A - 食器洗い機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄槽に収納した食器類に洗浄水を噴射して
食器を洗浄する食器洗い機において、温度過昇防止用の
サーモスタットが動作した場合、洗浄槽内の食器類を高
温のまま放置することなく冷却する。 【構成】 食器類２を収納する洗浄槽１の洗浄水または
空気をヒータ７により加熱し、洗浄槽１内の温度をサー
ミスタ８により検知し、洗浄槽１内の蒸気を槽外に送風
ファン９により送り出す。サーモスタット１４は、洗浄
槽１内の所定温度を検知するとヒータ７への通電を遮断
する。制御手段１５は、食器類２の洗浄、すすぎ、乾燥
行程の一連のプログラムシーケンスを制御するととも
に、サーモスタット１４が動作した場合、第１の所定時
間が経過するまで、またはサーミスタ８が第１の所定温
度を検知するまで、送風ファン９を動作させるように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、洗浄槽に収納した食器
類に洗浄水を噴射して食器を洗浄する食器洗い機に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】近年、洗浄槽内の温度が所定温度になる
と負荷への通電を遮断するサーモスタット（温度過昇防
止手段）を搭載した食器洗い機が提案されている。

【０００３】従来、この種の食器洗い機は図６に示すよ
うに構成していた。以下、その構成について説明する。

【０００４】図に示すように、洗浄槽１は、食器類２を
内部に収納し底部に洗浄水を溜めている。洗浄ノズル３
は、洗浄槽１内に回転自在に支持され、食器類２に向け
て洗浄水を噴出する。洗浄ポンプ４は、洗浄水を洗浄ノ
ズル３に送り込むもので、この洗浄ポンプ４はモータ５
によって駆動される。水位センサ６は、洗浄槽１内の水
位を検知し電気信号として出力する。ヒータ７は、洗浄
槽１の底部に配設され洗浄水を加熱する。サーミスタ
（温度検知手段）８は、洗浄槽１の底部に外側より密着
するように取り付けられ、洗浄水の水温を検知する。

【０００５】送風ファン９（排気手段）は、洗浄槽１内
の蒸気を送り出すもので、排気口１０より機外へ排出さ
れる。食器かご１１は、食器類２を配置するもので洗浄
槽１内に配置している。給水手段１２は、洗浄槽１内に
水道水を給水し、排水手段１３は、洗浄槽１内の洗浄水
を槽外に排出する。サーモスタット（温度過昇防止手
段）１４は、洗浄槽１内の所定温度（たとえば、１００
℃）を検知すると、モータ５、ヒータ７などの負荷への
通電を遮断する。制御手段１５は、洗浄、すすぎ、乾燥
行程の一連のプログラムシーケンスの逐次動作を制御す
る。

【０００６】上記構成において動作を説明すると、利用
者が食器類２を食器かご１１に配置して洗浄槽１に収納
し、洗剤を入れた後運転を開始すると、まず、洗浄槽１
の底部に水位センサ６が所定の水位を検知するまで所定
量の水道水が給水手段１２により給水される。そして、
モータ５およびヒータ７に通電され、洗浄水は加熱され
ながら洗浄ポンプ４により食器類２に向けて洗浄ノズル
３から噴出される。このとき、サーミスタ８により洗浄
水の温度を検知し制御手段１５は常に洗浄水の温度を把
握している。

【０００７】洗浄水の温度が所定温度に到達し、かつ、
洗浄開始から所定時間経過したとき、制御手段１５は洗
浄行程を終了し排水手段１３により洗浄水を槽外に排水
する。つぎに、新たに水道水が給水され前述の洗浄行程
と同様の動作を数分間行い排水する。このすすぎ行程を
数回繰り返した後、加熱すすぎ行程と称する洗浄行程と
同様の動作を行い所定温度に到達した時点でこれを終了
して排水する。最後に送風ファン９を運転して洗浄槽１
内の蒸気を機外へ排出すると同時にヒータ７に間欠に通
電を行い食器類２を加熱して付着している水滴を乾燥さ
せる。

【０００８】上記逐次一連の動作において、ヒータ７に
よる加熱の際にヒータ駆動回路やサーミスタ８が故障し
たことなどの要因により、温度調整が適切に行うことが
できずに洗浄槽１内の温度が異常に高温になった場合、
図７のフローチャートを用いて説明すると、同図のステ
ップ２０にて、サーモスタット１４が洗浄槽１内の異常
温度（１００℃）を検知すると、サーモスタット１４は
ヒータ７への通電を回路的に強制遮断するが、ステップ
２１にて、制御手段１５はサーモスタット１４が動作し
たことを知り、ヒータ７への通電を一時的に遮断し、ス
テップ２２にて異常報知を行う。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の食器
洗い機では、サーモスタット１４はヒータ駆動回路やサ
ーミスタ８が故障したことにより、洗浄槽１内の温度が
異常に高温になった場合、ヒータ７への通電を遮断して
異常報知を行い、利用者に注意を促す反面、洗浄槽１内
の状態を高温のまま放置するため、とりわけプラスチッ
クからなる食器類２が高温により変色または変形すると
いう問題を有していた。

【００１０】本発明は上記課題を解決するもので、ヒー
タ駆動回路やサーミスタが故障したことにより洗浄槽内
の温度が異常に高温になってサーモスタットが動作した
場合、洗浄槽内の食器類を高温のまま放置することなく
冷却することを第１の目的としている。

【００１１】また、食器洗い機をとりまく雰囲気温度が
高い条件下においても、サーモスタットが動作した場
合、洗浄槽内の食器類を高温のまま放置することなく冷
却することを第２の目的としている。

【００１２】また、サーモスタット動作に伴い、洗浄槽
内の食器類を冷却する過程において、利用者が異常報知
に気づき洗浄槽内より食器類を取り出した場合、食器類
の冷却を速やかに止めることを第３の目的としている。

【００１３】

【課題を解決するための手段】本発明は上記第１の目的
を達成するために、食器類を収納する洗浄槽と、前記洗
浄槽内の洗浄水または空気を加熱するヒータと、前記洗
浄槽内の温度を検知するサーミスタ（温度検知手段）
と、前記洗浄槽内の蒸気を槽外に送り出す送風ファン
（排気手段）と、前記洗浄槽内の所定温度を検知すると
ヒータ（負荷）への通電を遮断するサーモスタット（温
度過昇防止手段）と、前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥
行程の一連のプログラムシーケンスを制御する制御手段
とを備え、前記制御手段は、前記サーモスタットが動作
した場合、第１の所定時間が経過するまで、または前記
サーミスタが第１の所定温度を検知するまで、前記送風
ファンを動作させるようにしたことを第１の課題解決手
段としている。

【００１４】また、第２の目的を達成するために、上記
第１の課題解決手段に加えて、洗浄槽内に水道水を給水
する給水手段と、前記洗浄槽内の洗浄水を食器類に向け
て噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に溜られた洗浄水
を前記洗浄ノズルに送り込む洗浄ポンプと、前記洗浄ポ
ンプを駆動するモータとを備え、制御手段は、サーモス
タットが動作し第２の所定時間が経過してもサーミスタ
が第２の所定温度を検知できない場合、前記給水手段に
より所定水位まで給水し、第３の所定時間が経過するま
で、または前記サーミスタが第３の所定温度を検知する
まで、前記洗浄ポンプを動作させるようにしたことを第
２の課題解決手段としている。

【００１５】また、第３の目的を達成するために、上記
第１の課題解決手段に加えて、食器類を洗浄槽に出し入
れするために設けられた開閉するドアを備え、制御手段
は、サーモスタットの動作に伴い送風ファンを動作さ
せ、前記ドアを第４の所定時間を越えて開閉した場合、
一義的に前記送風ファンを停止するようにしたことを第
３の課題解決手段としている。

【００１６】

【作用】本発明は上記した第１の課題解決手段により、
ヒータ駆動回路やサーミスタが故障したことにより、洗
浄槽内の温度が異常に高温になってサーモスタット（温
度過昇防止手段）が動作した場合、第１の所定時間が経
過するまで、またはサーミスタ（温度検知手段）が第１
の所定温度を検知するまで、送風ファン（排気手段）を
動作させるため、食器類を高温のまま放置されるのを防
ぐことができる。

【００１７】また、第２の課題解決手段により、食器洗
い機をとりまく雰囲気温度が高い条件下において、サー
モスタットが動作するのに伴い、送風ファンを動作させ
ても期待した冷却効果を十分得られない場合において
も、給水手段により所定水位まで給水し、第３の所定時
間が経過するまで、またはサーミスタが第３の所定温度
を検知するまで、洗浄ポンプを動作させるため、食器類
を高温のまま放置することなく効果的に食器類を冷却す
ることができる。

【００１８】また、第３の課題解決手段により、サーモ
スタット動作に伴い、送風ファンを動作させて洗浄槽内
の食器類を冷却する過程において、利用者が異常報知に
気づき洗浄槽内より食器類を取り出した場合、制御手段
はドアを開閉したことを知り、一義的に送風ファンを停
止するようにしたため、食器類の冷却を速やかに止める
ことができる。

【００１９】

【実施例】以下、本発明の第１の実施例を図１を参照し
ながら説明する。なお、上記従来例と同じ構成のものは
同一符号を付して説明を省略する。

【００２０】図に示すように、制御手段１６は、食器類
２の洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連のプログラムシーケ
ンスを制御するとともに、サーモスタット（温度過昇防
止手段）１４が動作した場合、サーミスタ（温度検知手
段）が第１の所定温度（たとえば、４０℃）を検知する
まで、送風ファン（排気手段）９を動作させるようにし
ている。

【００２１】上記構成において図２を参照しながら動作
を説明する。なお、制御手段１６による食器類２の洗
浄、すすぎ、乾燥行程の一連の逐次動作については従来
例と同じであるので説明を省略し、サーモスタット１４
による洗浄槽１内の異常温度検知と洗浄槽１内の食器類
２の冷却処理についての過程について説明する。

【００２２】利用者が食器類２を洗浄槽１内に収納し、
プログラムシーケンスを開始し、図２のステップ２０に
て洗浄槽１内の温度が異常温度（１００℃）を検知する
と、ステップ２１にて、制御手段１６によりヒータ７へ
の通電を遮断し、ステップ２２にて異常報知を行い利用
者に注意を促し、ステップ２３にて送風ファン９を動作
させて洗浄槽１内の高温の蒸気を槽外に排出し、ステッ
プ２４にてサーミスタ８により洗浄槽１内の温度が第１
の所定温度（４０℃）を検知するまで送風ファン９を動
作させる。

【００２３】これにより、サーモスタット１４が動作し
た場合、食器類２を高温のまま放置することを防ぐこと
ができる。

【００２４】なお、上記実施例では、サーモスタット１
４の動作温度や送風ファン９の動作終了を判定するサー
ミスタ８の具体的温度およびタイミングを示したが、こ
れは特にサーモスタット１４による洗浄槽１内の異常温
度検知方法や洗浄槽１内の食器類２の冷却処理の手段を
限定するものではない。

【００２５】また、上記実施例では、サーモスタット１
４が動作した場合、サーミスタ８が第１の所定温度を検
知するまで、送風ファン９を動作させるようにしている
が、第１の所定時間（洗浄槽１内の温度が４０℃程度に
なるまでの時間）経過するまで送風ファン９を動作させ
るようにしてもよい。

【００２６】つぎに、本発明の第２の実施例について説
明する。図１における制御手段１６は、サーモスタット
１４が動作し第２の所定時間（たとえば、２０分）が経
過してもサーミスタ８が第２の所定温度（たとえば、４
０℃）を検知できない場合、給水手段１２により所定水
位まで給水し、第３の所定時間（たとえば、１分）が経
過するまで、洗浄ポンプ４を動作させるようにしてい
る。他の構成は上記第１の実施例と同じである。

【００２７】上記構成において図３を参照しながら動作
を説明する。なお、図３におけるステップ２０からステ
ップ２２までは上記第１の実施例と同じであるので説明
を省略する。

【００２８】ステップ２０、ステップ２１、ステップ２
２にてサーモスタット１４が動作しヒータ７への通電を
遮断し異常報知を行い、利用者に注意を促した後に、ス
テップ２５にて、制御手段１６はタイマの計測を開始
し、ステップ２３にて送風ファン９の動作を開始し、ス
テップ２６にてタイマ計測時間ｔを知り、ステップ２７
にてタイマ計測時間ｔが第２の所定時間（２０分）以下
の場合、ステップ２４にてサーミスタ８により、洗浄槽
１内の温度が第２の所定温度（４０℃）になるまで送風
ファン９を動作させる。

【００２９】一方、ステップ２７にてタイマ計測時間ｔ
が第２の所定時間（２０分）を越える場合、ステップ２
８にて水位センサ６が示す所定水位まで給水手段１２に
より水道水を給水し、ステップ２９にてヒータ７は通電
することなく、第３の所定時間（１分間）洗浄行程を行
う。つまり、給水した冷たい水道水を直接食器類２に噴
射し、食器類２を冷却することができる。

【００３０】これにより、食器洗い機をとりまく雰囲気
温度が高い条件下において、サーモスタット１４が動作
するのに伴い、送風ファン９を動作させても期待した冷
却効果を十分得られない場合においても、食器類２を高
温のまま放置することなく効果的に食器類２を冷却する
ことができる。

【００３１】なお、上記実施例では、サーモスタット１
４が動作し第２の所定時間が経過してもサーミスタ８が
第２の所定温度を検知できない場合、給水手段１２によ
り所定水位まで給水し、第３の所定時間が経過するま
で、洗浄ポンプ４を動作させるようにしているが、サー
ミスタ８が第３の所定温度（たとえば、４０℃）を検知
するまで、洗浄ポンプ４を動作させるようにしてもよ
い。

【００３２】つぎに、本発明の第３の実施例を図４を参
照しながら説明する。なお、上記第１の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。

【００３３】図に示すように、ドア１７は、食器類２を
洗浄槽１に出し入れするために開閉可能に設けている。
制御手段１８は、サーモスタット１４の動作に伴い送風
ファン９を動作させ、ドア１７を第４の所定時間を越え
て開閉した場合、一義的に送風ファン９を停止するよう
にしている。ここで、第４の所定時間は、食器類２を取
り出すのに必要な時間で、たとえば、３０秒としてい
る。

【００３４】上記構成において図５を参照しながら動作
を説明する。なお、図５におけるステップ２０からステ
ップ２４までは上記第１の実施例と同じであるので説明
を省略する。

【００３５】ステップ２０、ステップ２１、ステップ２
２、ステップ２３にてサーモスタット１４が動作したこ
とを制御手段１８が知り、ヒータ７への通電を遮断し、
異常報知を行い利用者に注意を促し、送風ファン９の動
作を開始した後に、ステップ３０にてドア１７が開閉し
ていない場合、ステップ２４にてサーミスタ８により洗
浄槽１内の温度が４０℃になるまで送風ファン９を動作
させる。

【００３６】一方、ステップ３０にてドア１７を開閉し
たことを知ると、制御手段１８は洗浄槽１内の食器類２
を利用者が槽外に取り出したと判断する。ここで、実際
に食器類２を槽外に取り出さなくても、ドア１７を開閉
することにより十分に食器類２を冷却することが期待さ
れるため、ステップ３１にて一義的に送風ファン９の動
作を停止する。

【００３７】これにより、サーモスタット１４の動作に
伴い、送風ファン９を動作させて洗浄槽１内の食器類２
を冷却する過程において、利用者が異常報知に気づき洗
浄槽１内より食器類２を取り出した場合、食器類２の冷
却を速やかに止めることができる。

【００３８】

【発明の効果】以上の実施例から明かなように本発明に
よれば、食器類を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽内の洗
浄水または空気を加熱するヒータと、前記洗浄槽内の温
度を検知するサーミスタ（温度検知手段）と、前記洗浄
槽内の蒸気を槽外に送り出す送風ファン（排気手段）
と、前記洗浄槽内の所定温度を検知するとヒータ（負
荷）への通電を遮断するサーモスタット（温度過昇防止
手段）と、前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連
のプログラムシーケンスを制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記サーモスタットが動作した場合、
第１の所定時間が経過するまで、または前記サーミスタ
が第１の所定温度を検知するまで、前記送風ファンを動
作させるようにしたから、ヒータ駆動回路やサーミスタ
が故障したことにより洗浄槽内の温度が異常に高温にな
ってサーモスタットが動作した場合、第１の所定時間が
経過するまで、またはサーミスタが第１の所定温度を検
知するまで、送風ファンを動作させるため、食器類を高
温のまま放置することを防ぐことができ、ひいては食器
類の変色または変形を防ぐことができる。

【００３９】また、洗浄槽内に水道水を給水する給水手
段と、前記洗浄槽内の洗浄水を食器類に向けて噴出する
洗浄ノズルと、前記洗浄槽に溜られた洗浄水を前記洗浄
ノズルに送り込む洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプを駆動
するモータとを備え、制御手段は、サーモスタットが動
作し第２の所定時間が経過してもサーミスタが第２の所
定温度を検知できない場合、前記給水手段により所定水
位まで給水し、第３の所定時間が経過するまで、または
前記サーミスタが第３の所定温度を検知するまで、前記
洗浄ポンプを動作させるようにしたから、食器洗い機を
とりまく雰囲気温度が高い条件下において、サーモスタ
ットが動作するのに伴い、送風ファンを動作させても期
待した冷却効果を十分得られない場合においても、給水
手段により所定水位まで給水し、第３の所定時間が経過
するまで、またはサーミスタが第３の所定温度を検知す
るまで、洗浄ポンプを動作させるため、食器類を高温の
まま放置することなく効果的に食器類を冷却することが
でき、ひいては食器類の変色または変形を防ぐことがで
きる。

【００４０】また、食器類を洗浄槽に出し入れするため
に設けられた開閉するドアを備え、制御手段は、サーモ
スタットの動作に伴い送風ファンを動作させ、前記ドア
を第４の所定時間を越えて開閉した場合、一義的に前記
送風ファンを停止するようにしたから、サーモスタット
の動作に伴い、送風ファンを動作させて洗浄槽内の食器
類を冷却する過程において、利用者が異常報知に気づき
洗浄槽内より食器類を取り出した場合、制御手段はドア
を開閉したことを知り、一義的に送風ファンを停止する
ようにしたため、食器類の冷却を速やかに止めることが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例の食器洗い機のシステム
構成図

【図２】同食器洗い機のサーモスタットの動作と処理の
過程を示すフローチャート

【図３】本発明の第２の実施例の食器洗い機のサーモス
タットの動作と処理の過程を示すフローチャート

【図４】本発明の第３の実施例の食器洗い機のシステム
構成図

【図５】同食器洗い機のサーモスタットの動作と処理の
過程を示すフローチャート

【図６】従来の食器洗い機のシステム構成図

【図７】同食器洗い機のサーモスタットの動作と処理の
過程を示すフローチャート

【符号の説明】

１ 洗浄槽 ２ 食器類 ７ ヒータ（負荷） ８ サーミスタ（温度検知手段） ９ 送風ファン（排気手段） １４ サーモスタット（温度過昇防止手段） １６ 制御手段

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 食器類を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽
   内の洗浄水または空気を加熱するヒータと、前記洗浄槽
   内の温度を検知する温度検知手段と、前記洗浄槽内の蒸
   気を槽外に送り出す排気手段と、前記洗浄槽内の所定温
   度を検知すると負荷への通電を遮断する温度過昇防止手
   段と、前記食器類の洗浄、すすぎ、乾燥行程の一連のプ
   ログラムシーケンスを制御する制御手段とを備え、前記
   制御手段は、前記温度過昇防止手段が動作した場合、第
   １の所定時間が経過するまで、または前記温度検知手段
   が第１の所定温度を検知するまで、前記排気手段を動作
   させるようにした食器洗い機。
2. 【請求項２】 洗浄槽内に水道水を給水する給水手段
   と、前記洗浄槽内の洗浄水を食器類に向けて噴出する洗
   浄ノズルと、前記洗浄槽に溜られた洗浄水を前記洗浄ノ
   ズルに送り込む洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプを駆動す
   るモータとを備え、制御手段は、温度過昇防止手段が動
   作し第２の所定時間が経過しても温度検知手段が第２の
   所定温度を検知できない場合、前記給水手段により所定
   水位まで給水し、第３の所定時間が経過するまで、また
   は前記温度検知手段が第３の所定温度を検知するまで、
   前記洗浄ポンプを動作させるようにした請求項１記載の
   食器洗い機。
3. 【請求項３】 食器類を洗浄槽に出し入れするために設
   けられた開閉するドアを備え、制御手段は、温度過昇防
   止手段の動作に伴い排気手段を動作させ、前記ドアを第
   ４の所定時間を越えて開閉した場合、一義的に前記排気
   手段を停止するようにした請求項１記載の食器洗い機。