JPH081933A - 圧電振動子配列体 - Google Patents

圧電振動子配列体

Info

Publication number
JPH081933A
JPH081933A JP6160521A JP16052194A JPH081933A JP H081933 A JPH081933 A JP H081933A JP 6160521 A JP6160521 A JP 6160521A JP 16052194 A JP16052194 A JP 16052194A JP H081933 A JPH081933 A JP H081933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
common electrode
piezoelectric
piezoelectric vibrator
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6160521A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Kitahara
公平 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP6160521A priority Critical patent/JPH081933A/ja
Priority to IT95TO000326A priority patent/IT1282822B1/it
Priority to FR9504976A priority patent/FR2719804B1/fr
Priority to GB9508508A priority patent/GB2288766B/en
Priority to DE19515406A priority patent/DE19515406C2/de
Priority to US08/427,831 priority patent/US5929881A/en
Publication of JPH081933A publication Critical patent/JPH081933A/ja
Priority to US08/877,184 priority patent/US6073321A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電振動子を振動板に確実に接合するととも
に、共通電極の途切れを防止すること。 【構成】 板材5の表面に一定のピッチで列状に形成さ
れた駆動電極30、31と、板材5の表面に駆動電極3
0、31と一定の間隙を持たせて駆動電極の配列方向に
延長して形成され、端部において外部接続可能な共通電
極引出用電極32aと、駆動電極30、31に裏面が接
し、かつ一端が共通電極引出用電極32aを覆い、かつ
この部分で連続するように形成された圧電振動子6a、
6bとで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性変形可能な板に複
数の圧電振動子を形成した圧電振動板配列体に関する。
【0002】
【従来の技術】電子デバイス等に組み込まれる配列体
は、できる限り小型で、しかも高い信頼性を備えること
が求められる。このような要求に応えるため、圧電振動
体を弾性変形可能な板材に配列したアクチュエータが様
々な分野で利用されている。例えば、インクジェット式
記録ヘッドに組み込まれる圧電振動子配列体は、インク
滴を吐出させる圧力発生室の一部を構成している振動板
をたわませ、これにより圧力発生室内のインクに圧力を
印加してノズル開口からインクを吐出させるように機能
する。ところで、このようなインクジェット式記録ヘッ
ドに組み込まれる配列体は、極めて微小な圧電振動子を
弾性変形可能な板材に列状に配置し、圧電振動板の表裏
に設けられた電極に印加された駆動信号によりたわみ振
動を生じるように構成されている。このように圧電振動
子のたわみ振動を利用する場合には、圧電振動子の表面
が振動板と十分に接合している必要があるため、特開平
5-267742号公報に示されたように、圧電振動板を取り付
ける基板の駆動電極領域に、導電性を備え、かつ圧電材
料の焼成時に十分な接合力を持つ材料で駆動電極形成す
るとともに、また圧電振動に直接寄与しない領域にも同
様の材料により共通電極の引出し用電極を形成し、これ
ら両者に跨るように圧電振動子を形成して、圧電振動子
と基板との接合力を高めることが提案されている。
【0003】これによれば、板材と圧電振動子との接合
力を可及的に高めることが可能とはなるが、圧電振動子
のサイズがより小さくなると、圧電振動子と共通電極引
出用電極との接触面積にばらつきが生じて、図8に示し
たように圧電振動子の先端Aが、引出用電極Bから浮き
上がって、基板との接合力が弱まったり、また上面に形
成されている共通電極Cと引出用電極Bとの接続点Dの
電極肉厚が薄くなる等、信頼性が低下するという問題を
抱えている。さらには、各圧電振動子が物理的に分離さ
れ相互間に段差部が存在するため、これら上面に形成さ
れる共通電極を蒸着やスパッタリング等の膜形成手段に
より造り付けようとすると、段差部により膜が分断され
る可能性があり、信頼性に欠けるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの問題
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、列状に配設される圧電振動子と板材との接合力を可
及的に高めるとともに、共通電極の分断を防止すること
ができる圧電振動子配列体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、少なくとも表面が電気絶縁
性を備えて弾性変形可能な板材と、該板材の表面に一定
のピッチで列状に形成された駆動電極と、前記板材の表
面に前記駆動電極と一定の間隙を持たせて前記駆動電極
の配列方向に延長して形成され、端部において外部接続
可能な共通電極引出用電極と、前記駆動電極に裏面が接
し、かつ一端が前記共通電極引出用電極を覆うように形
成された圧電振動子と、前記圧電振動子の表面に形成さ
れ、かつ前記共通電極引出用電極に接続する共通電極と
からなる圧電振動子配列体において、前記圧電振動子が
前記共通電極引出用電極の領域で連続するようにした。
【0006】
【作用】列状に配列された圧電振動子の一端が共通電極
引出用電極上で固定されるとともに、ここで相互が連続
するため、圧電振動板の端面が確実に板材に固定され、
また共通電極が可及的に平坦な面に形成されて各圧電振
動子に対して導通を確保する。
【0007】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。図1、図2は、それぞれは本発明
の圧電振動子配列体が使用されたインクジェット式記録
ヘッドの一実施例を示す分解斜視図と、断面図であっ
て、図中符号1、1、1は、それぞれ本発明の圧電振動
子配列体であり、また符号2は記録ヘッドを構成するス
ペーサ部材で、この実施例では両者は一体に固定されて
いる。
【0008】圧電振動子配列体1は、図3に示したよう
に少なくとも表面が電気絶縁性を備えた振動板5、この
実施例で厚さ10μmのジルコニアの薄板の表面に形成
された駆動電極に対応して、圧電振動子6a、6a、6
a‥‥、6b、6b、6b‥‥が一定のピッチで、この
実施例では2列に形成され、後述する共通電極引出用電
極に対応する中央領域6cで全てのものが連続するよう
に形成されている。一方、圧電振動子配列体1が固定さ
れるスペーサ部材2は、深さ150μm程度の圧力発生
室50、51を構成するの適した厚みを持つジルコニア
(ZrO2)などのセラミックス板からなる基板に圧力
発生室50、51となる通孔3、3、3‥‥、及び4、
4、4‥‥をそれぞれ列状に穿設して構成されている。
【0009】図中符号7は、スペーサ部材2の他面に一
体に貼着される蓋板で、この実施例では厚さ150μm
のジルコニアの薄板からなり、ノズル開口21、21、
21‥‥、22、22、22‥‥と圧力発生室50、5
0、50‥‥、51、51、51‥‥とを接続する通孔
8、8、8‥‥、及び9、9、9‥‥と、後述するリザ
ーバ53、54を形成する通孔10、11と圧力発生室
50、50、50、‥‥51、51、51‥‥とを接続
する通孔12、12、12‥‥、13、13、13‥‥
を穿設して構成されている。
【0010】15は、インク供給流路構成板で、インク
流路を構成するに適した例えば150μmのステンレス
鋼などの耐蝕性を備えた板材に、リザーバ53、54を
形成する略V字状に配列された通孔10、11と、圧力
発生室50、51とノズル開口21、21、21‥‥、
22、22、22‥‥とを結ぶ通孔16、17を穿設し
て構成されている。リザーバ53、54となる通孔1
0、11は、蓋板7に設けられたインク供給口18、1
8、18‥‥と連通して、ここから通孔12、13を介
して各列の圧力発生室50、50、50‥‥、51、5
1、51‥‥に印刷により消費されたインクを供給する
ことができる。
【0011】20は、ノズルプレートで、直径40μm
のノズル開口21、21、21‥‥、22、22、22
‥‥を穿設するのに適した厚さ60μmのステンレス鋼
板からなり、各ノズル開口は21、21、21‥‥、2
2、22、22‥‥、それぞれ蓋板7の通孔8、9、イ
ンク流路構成板15の通孔16、17を介してに対向す
る圧力発生室50、50、50‥‥、51、51、51
‥‥に連通されている。
【0012】これら各部材1、7、15、20は、それ
ぞれ積層されて、構成されている材料に適した接合方法
で接合されてインクジェット式記録ヘッドに纏められて
いる。
【0013】図4は、振動子配列体1の振動板5の表面
に作り付けられた前述の圧電振動子6a、6a、6a‥
‥、6b、6b、6b‥‥の表面構造の一実施例を示す
ものであって、図中符号30、30、30‥‥は、一方
の列の被駆動体、この実施例では圧力発生室50、5
0、50‥‥に対向して形成された駆動電極であり、ま
た31、31、31‥‥は、他の被駆動体である圧力発
生室51、51、51‥‥に対向させて形成された駆動
電極で、それぞ共通電極引出用電極32の中央領域32
aと一定の距離、すなわち中央領域32aと電気絶縁性
を確保でき、かつ後述する共通電極33を膜形成方法で
作り付けたときに途切れが生じない程度、例えば150
ミクロン程度の間隙を持ち、また他端が振動板5の端部
近傍に位置して外部接続端子を兼ねるように矩形状に構
成されている。
【0014】32は、前述の共通電極引出電極で、駆動
電極30、30、30‥‥、31、31、31‥‥の中
間で、その配列方向に延長する中央領域32aと、これ
に直交する領域32bとを有するように形成されてい
る。
【0015】そしてこれら電極の内、圧電振動子6a、
6a、6a‥‥、6b、6b、6b‥‥と接触する駆動
電極30、31、及び共通電極引出用電極の中央領域3
2aは、振動板5と圧電振動子6とに対して共に強い接
合力を発揮するとともに、導電性を有する材料、例えば
白金や白金系合金などを蒸着したり、スパッタリングし
て構成されている。
【0016】これら駆動電極30、30、30‥‥、3
1、31、31‥‥の表面には、振動板5の側端から共
通電極引出用電極の中央領域32aの近傍まで、駆動電
極30、31の側端を覆い隠す幅を有し、また共通電極
引出用電極の中央領域32aの少なくとも中心線を一定
の幅で覆う中央領域6cを有する、全体として櫛歯状に
形成された圧電振動子6a、6a、6a‥‥、6b、6
b、6b‥‥が造り付けられている(図中、クロスハッ
チングで示す領域)。
【0017】33は、共通電極で、圧電振動子6a、6
a、6a‥‥、6b、6b、6b‥‥の側端6d、6e
よりも中央寄りの領域を全て覆うととも、少なくとも共
通電極引出用電極32と重なるように導電材料の蒸着
や、スパッタリング等の膜形成手段により構成されてい
る。
【0018】この実施例において、共通電極33と選択
された1つの駆動電極30に駆動信号を印加すると、こ
れに挟まれた圧電振動子6aが長手方向を軸とするよう
に幅方向に湾曲する。この変形は被駆動体である圧力発
生室50を収縮させてノズル開口21からインク滴を吐
出させることになる。
【0019】このとき、振動子6aは、ノズル開口側が
共通電極引出用電極32の中央領域32aで振動板5に
固定されているため、振動板5に十分な変位を起こさせ
ることができる。
【0020】駆動信号の印加が解除されて圧電振動子6
aが元の形状に復帰すると、圧力発生室50の容積が膨
張して圧力発生室50に陰圧が生じ、蓋板7の通孔12
を通ってリザーバ10から圧力発生室50に、消費分に
相当するインクが補給される。以下、インク滴を発生さ
せるべき被駆動体である圧力発生室50、50、50‥
‥、51、51、51‥‥に対応する圧電振動子6a、
6a、6a‥‥、6b、6b、6b‥‥の駆動電極3
0、30、30‥‥、31、31、31‥‥が選択さ
れ、これと共通電極33とに駆動信号が印加されて印刷
が実行される。
【0021】各圧電振動子6a、6a、6a‥‥、及び
6b、6b、6b‥‥は、一端を中央領域6cにより連
続する形成され、かつ共通電極引出用電極32の中央領
域32aでこれと接触していて可及的に広い面積で端部
が振動板5に固定されているから、端部のめくれが生じ
にくく、しかも表面、側面を共通電極33により被覆さ
れているから、環境中の湿気の侵入も防止されて、長期
間の使用においても劣化を来すことがない。
【0022】さらには、インク吐出には直接寄与しない
ものの、ノズル開口近傍にも圧電振動子6の中央領域6
cが共通電極引出用電極の中央領域32cを介して振動
板5に固着されているため、この部分が圧電振動子によ
り機械的に補強され、1つの振動子の変位が他の領域に
伝搬するのが防止され、インクジェット式記録ヘッドに
適用した場合にはクロストーク等、印字品質を低下させ
る要因を減じるのに寄与することになる。
【0023】次に上述した記録ヘッドの製造方法を図5
に基づいて説明する。少なくとも表面が電気絶縁性を備
えた振動板5の表面に、被駆動体、例えば圧力発生室5
0、51の位置に合わせて駆動電極となるパターン5
5、55、55‥‥、56、56、56‥‥を、導電性
を備え、かつ振動板5と後述する圧電材料のグリーンシ
ートの焼成時に強い接合力を発揮する高い材料、例えば
白金や、白金系合金、銀、銀系合金の材料を用いて蒸着
やスパッタリング、スクリーン印刷等、導電パターン形
成技術を適用して形成する。
【0024】同時にこれら駆動電極のパターン55、5
6の形成に合わせて、これら駆動電極のパターン55、
56が対向する側の中央部に共通電極引出用電極の中央
領域32aとなるパターン57a、及び外部接続用のパ
ターン57bを、導電性を備え、かつ振動板5と後述す
る圧電材料のグリーンシートの焼成時に強い接合力を発
揮する高い材料、例えば白金や、白金系合金、銀、銀系
合金の材料を用いて蒸着やスパッタリング、スクリーン
印刷等、導電パターン形成技術を適用して形成する(図
5(イ))。
【0025】これら電極のパターン55、56、57
a、57bが形成された段階で、これら駆動電極のパタ
ーン55、56の幅よりも若干大きめで、一方の駆動電
極のパターン55の側端近傍から共通電極引出用電極の
パターン57aを覆うようにして他方の駆動電極のパタ
ーン56の先端側近傍まで延び、ここから各パターン5
5、56を個別に覆うように側端近傍にまで連続して延
びる圧電材料のパターン58を、テンプレート等を用い
て厚膜印刷法により振動子に適したグリーンシートを形
成する(図5(ロ))。この圧電材料としては、例えば
ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)等が望ましい。
【0026】この圧電材料の厚膜印刷に際しては、すく
なくとも共通電極引出用電極近傍においては連続する大
きな窓を介して圧電振動材料が塗布されるため、駆動電
極毎に対応する独立した窓を介して圧電振動材料を塗布
する従来の方法に比較して、圧電材料を駆動電極、及び
共通電極引出用電極のパターンに均一に付着させること
ができる。
【0027】圧電材料が所定の乾燥度となった段階で、
圧電材料を焼成するのに適した温度、例えば1000乃
至1200°C程度で加熱する。焼成の過程においても
圧電材料のパターン58は、共通電極引出用電極のパタ
ーン57a上で連続しているため、従来起こりがちであ
った圧電材料のめくれが防止される。
【0028】そして圧電材料の焼成が終了した段階で、
各圧電振動子の両端近傍、及び共通電極引出用電極のパ
ターン57a、57bを覆う導電パターン59を、銅、
及びニッケルの層を順番に蒸着等の膜形成手段により形
成して、各圧電振動子に対する他方の電極を構成する
(図5(ハ))。もとより、駆動電極のパターン55、
56は、外部接続部となる側端以外の領域では圧電振動
子となるパターン55、56により覆われているから、
共通電極59と短絡するようなことはない。
【0029】これにより、図6に示したように2つの駆
動電極の導電パターン55と56に連続するように形成
された圧電振動子58は、その中央部において共通電極
引出用電極57a上で連続することになるから、共通電
極がすべての圧電振動子に対して可及的に小さな段差と
なり、したがってこれらの上に膜形成法により共通電極
59を形成しても途切れが生じることがなく、確実な導
電性を確保できることになる。
【0030】なお、上述の実施例においては、圧電振動
板を対称線を中心とするように複数列配置したものに例
を採って説明したが、1列のものに適用しても同様の作
用を奏することは明らかである。すなわち、図7に示し
たように、駆動電極56の外部接続端側とは反対の側に
共通電極引出用電極70を形成するとともに、この共通
電極引出用電極70上で連続するように櫛歯状に圧電振
動子71、71、71‥‥を形成することにより、これ
らの表面に形成される共通電極72は、少なくとも共通
電極引出用電極70の表面が平坦であるから、共通電極
形成の途切れが防止されることになる。
【0031】なお、この実施例においてはインクジェッ
ト式記録ヘッドに例を採って説明したが、他の被駆動体
に適用しても同様の作用を奏することは明らかである。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
少なくとも表面が電気絶縁性を備えて弾性変形可能な板
材と、板材の表面に一定のピッチで列状に形成された駆
動電極と、板材の表面に駆動電極と一定の間隙を持たせ
て駆動電極の配列方向に延長して形成され、端部におい
て外部接続可能な共通電極引出用電極と、駆動電極に裏
面が接し、かつ一端が共通電極引出用電極を覆うように
形成された圧電振動子と、圧電振動子の表面に形成さ
れ、かつ共通電極引出用電極に接続する共通電極とから
なる圧電振動子配列体において、圧電振動子が共通電極
引出用電極の領域で連続するように形成したので、圧電
振動子表面に形成される共通電極がすべての圧電振動子
に対して同一の平面を有することになり、圧電振動子の
厚みに起因する段差による途切れを防止して確実な動作
を確保することができるばかりでなく、共通電極引出用
電極に可及的に広い面積で固定されることになり、めく
れの発生が防でき、さらにはこの部分が振動板の補強材
としても機能し、信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電振動子配列体の一適用例であるイ
ンクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図である。
【図2】本発明の圧電振動子配列体の一適用例であるイ
ンクジェット式記録ヘッドの断面図である。
【図3】本発明の圧電振動子配列体とスペーサとを分離
して示す分解斜視図である。
【図4】本発明の圧電振動子配列体の一実施例を示す上
面図である。
【図5】図(イ)、(ロ)、(ハ)は、それぞれ本発明
の圧電振動子配列体の製造工程を示す図である。
【図6】図(イ)、(ロ)、(ハ)は、それぞれ中央の
共通電極引出電極と圧電振動子と駆動電極の関係を示す
図であって、図(イ)は上面図、(ロ)はA−A線で
の、また(ハ)はB−B線での断面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す上面図である。
【図8】従来の圧電振動子配列体の圧電振動子先端を拡
大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 圧電振動子配列体 5 板材 6a、6b 圧電振動子 30、31 駆動電極 32a、32b 共通電極引出用電極 33 共通電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面が電気絶縁性を備えて弾
    性変形可能な板材と、該板材の表面に一定のピッチで列
    状に形成された駆動電極と、前記板材の表面に前記駆動
    電極と一定の間隙を持たせて前記駆動電極の配列方向に
    延長して形成され、端部において外部接続可能な共通電
    極引出用電極と、前記駆動電極に裏面が接し、かつ一端
    が前記共通電極引出用電極を覆うように形成された圧電
    振動子と、前記圧電振動子の表面に形成され、かつ前記
    共通電極引出用電極に接続する共通電極とからなる圧電
    振動子配列体において、 前記圧電振動子が前記共通電極引出用電極の領域で連続
    していることを特徴とする圧電振動子配列体。
  2. 【請求項2】 前記圧電振動子が前記共通電極引出用電
    極に対してほぼ対象となるように複数列形成されている
    請求項1の圧電振動板配列体。
  3. 【請求項3】 前記振動板は、ジルコニアからなり、ま
    た前記振動板の表面に形成される前記各電極は、白金、
    白金系合金、銀、銀系合金から選択された材料で形成さ
    れた請求項1の圧電振動板配列体。
JP6160521A 1994-04-26 1994-06-20 圧電振動子配列体 Pending JPH081933A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6160521A JPH081933A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 圧電振動子配列体
IT95TO000326A IT1282822B1 (it) 1994-04-26 1995-04-26 Testa di registrazione a getto di inchiostro e idoneo metodo di fabbricazione per la testa di registrazione a getto di inchiostro
FR9504976A FR2719804B1 (fr) 1994-04-26 1995-04-26 Tête d'enregistrement à jets d'encre et son procédé de fabrication.
GB9508508A GB2288766B (en) 1994-04-26 1995-04-26 Ink jet recording head and manufacturing method suitable for the ink jet recording head
DE19515406A DE19515406C2 (de) 1994-04-26 1995-04-26 Tintenstrahl-Schreibkopf und Herstellungsverfahren für den Tintentstrahl-Schreibkopf
US08/427,831 US5929881A (en) 1994-04-26 1995-04-26 Ink jet recording head having improved arrangement of electrodes
US08/877,184 US6073321A (en) 1994-04-26 1997-06-17 Manufacturing method for an ink jet recording head

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6160521A JPH081933A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 圧電振動子配列体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH081933A true JPH081933A (ja) 1996-01-09

Family

ID=15716761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6160521A Pending JPH081933A (ja) 1994-04-26 1994-06-20 圧電振動子配列体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH081933A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6364468B1 (en) 1998-11-16 2002-04-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Ink-jet head and method of manufacturing the same
JP2004096070A (ja) * 2002-03-18 2004-03-25 Seiko Epson Corp 圧電アクチュエータ及びその製造方法、並びに、液体噴射ヘッド及びその製造方法
JP2006168004A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Brother Ind Ltd インクジェットヘッド及びその製造方法
JP2010280221A (ja) * 1998-04-17 2010-12-16 Technology Partnership Plc 液体噴射装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010280221A (ja) * 1998-04-17 2010-12-16 Technology Partnership Plc 液体噴射装置
US6364468B1 (en) 1998-11-16 2002-04-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Ink-jet head and method of manufacturing the same
US6443566B1 (en) 1998-11-16 2002-09-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Ink-jet head and method of manufacturing the same
JP2004096070A (ja) * 2002-03-18 2004-03-25 Seiko Epson Corp 圧電アクチュエータ及びその製造方法、並びに、液体噴射ヘッド及びその製造方法
JP2006168004A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Brother Ind Ltd インクジェットヘッド及びその製造方法
JP4627655B2 (ja) * 2004-12-14 2011-02-09 ブラザー工業株式会社 インクジェットヘッド及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5028936A (en) Pulsed droplet deposition apparatus using unpoled crystalline shear mode actuator
US5381171A (en) Ink-jet recording head
US4992808A (en) Multi-channel array, pulsed droplet deposition apparatus
US5003679A (en) Method of manufacturing a droplet deposition apparatus
US5929881A (en) Ink jet recording head having improved arrangement of electrodes
JPH08187848A (ja) 積層式圧電素子およびその製造方法
EP0709200A1 (en) A printing head for an ink jet printer and a method for producing the same
JP2006231909A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2000158645A (ja) インクジェットヘッド
KR19990076888A (ko) 잉크젯 프린트헤드 및 잉크젯 프린터
US5945773A (en) Piezoelectric actuator for ink-jet printer and method of manufacturing the same
JP2000246888A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP3221470B2 (ja) インクジェットヘッド、及びその製造方法
JPH09272206A (ja) 圧電振動子配列体
JPH081933A (ja) 圧電振動子配列体
US7229161B2 (en) Piezoelectric ink jet head
JP3414495B2 (ja) 積層型インクジェット式記録ヘッド、及びこれに適した駆動体の製造方法
JPH05198861A (ja) 積層形圧電変位素子及びインクジェット式印字ヘッド
JP2002210989A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法
JP3728932B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド
JP3456519B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド
JP3298755B2 (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP3506356B2 (ja) インクジェットプリンタヘッド
JP2000062173A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置
GB2401824A (en) Piezoelectric ink jet head

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030709