JPH08191305A - ワイヤレスlanシステム - Google Patents

ワイヤレスlanシステム

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JPH08191305A
JPH08191305A JP248195A JP248195A JPH08191305A JP H08191305 A JPH08191305 A JP H08191305A JP 248195 A JP248195 A JP 248195A JP 248195 A JP248195 A JP 248195A JP H08191305 A JPH08191305 A JP H08191305A
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尚史 小林
Kiyotaka Yomo
清隆 四方
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セル間移動により新たな親局との接続が必要
になった時、親局探索を行なうことなく短時間で親局の
切り替えを行なう。 【構成】 移動子局14は定期的に接続可能な親局を探
索し、求まった接続可能な親局のアドレスを親局管理テ
ーブル25に記憶する。かかる状態で、移動子局14が
セル間移動すると旧親局121間の通信状態が悪化す
る。旧親局間の通信状態が悪化して、新たな親局に接続
が必要になった時、移動子局14は親局管理テーブル2
5に保持されている親局に接続依頼を送出し、該新親局
122を介して通信を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤレスLANシステ
ムに係わり、特にバックボーンLANに接続される親局
と、端末に接続されると共に親局との間でワイヤレスで
信号の送受を行なう子局を備えたワイヤレスLANシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術及び問題点】
・ワイヤレスLAN 近年、同一敷地内の離れた部署に設置されているパソコ
ンやワークステーション等の複数の端末相互間あるいは
ホストコンピュータとの間でデータ通信を行なうと共
に、プログラムやデータファイルを共有するLANが急
速に普及しつつある。かかるLANは、基本的には、ネ
ットワークの基幹ケーブル(LANケーブル)に各端末
装置やホストコンピュータを接続する有線LANであ
る。有線LANではネットワークに接続される端末数が
増加すると、室内に敷設される配線が非常に複雑となる
問題がある。又、端末装置が携帯用の場合に、該端末装
置を基幹ケーブルに接続してしまうと本来の可搬性とい
うメリットがなくなる問題がある。
【0003】かかる有線LANの問題点を解決すべく、
ワイヤレスLANが提案され、実用化されつつある。ワ
イヤレスLANにおいては、基幹ケーブルを天井等に敷
設し、該基幹ケーブルに発信/受信可能な無線装置を備
えた複数の親局を配置して基幹LAN(バックボーンL
AN)を構成し、端末装置に接続された子局(無線装置
を内蔵)が無線によりバックボーンLANを介して相手
子局と通信を行なう。かかるワイヤレスLANによれ
ば、子局を基幹ケーブルに接続する必要がないため、有
線LANにおける配線上の問題点を解消でき、しかも、
携帯用端末装置の本来の特徴を損なうことがない。
【0004】・ワイヤレスLANにおけるセル間移動 かかるワイヤレスLANシステムは標準化されつつある
が、子局による接続可能な親局の探査、子局のセル間移
動時における新親局との接続・データ転送・旧親局との
通信パスの切断手順などの移動子局管理についてのシー
ケンスの詳細は未確定の部分が多く、このため、現状で
は子局によるセル間の自由な移動ができない。すなわ
ち、移動子局管理が確実に行なえる手段がなくては、移
動体との通信が可能であるというワイヤレスLANの最
大の利点が十分に生かされない。尚、セルとは、親局に
よる信号送受信可能領域のことであり、ワイヤレスLA
Nでは、複数の親局のセルが隣接セルと一部重なるよう
にマルチセルが構成されている。従来技術では、子局が
セル間移動により新たな親局に接続しようとする場合に
は、その直前に接続可能な親局の探索を行ない、接続可
能な親局を把握してから接続手続を行なっている。しか
し、接続可能な親局の探索に要する時間は数10ミリ秒
から1秒程度であり、LANシステムに取っては決して
小さな時間とはいえない。
【0005】又、自動車電話等のセル間移動方法は、旧
セルを支配する基地局との切断を行なってから新しい基
地局へ接続を行なっている。しかし、切断を最初に行な
うこの方法をワイヤレスLANシステムに適用した場合
には、移動子局用のバッファ領域が解放されるため、旧
親局内の移動子局用バッファに蓄積されている移動子局
宛データが廃棄されその転送が不可能となる。しかも、
旧親局との通信パスの切断から新親局との通信パスの接
続までに長時間を要し、その間に到来する移動子局宛デ
ータの喪失を招く。更に、従来技術では、移動子局の管
理は旧親局と新親局間でのフレームのやり取りによって
行なわれており、これに付随した問題がある。以上よ
り、従来のマルチセルワイヤレスLANシステムにおい
て子局がセル間移動する場合、以下の(1)〜(3)を満足す
るようにする必要がある。
【0006】すなわち、移動子局がある親局の管理する
セルから別のセルへ移動して新たな親局に接続する必要
が生じた場合、(1) ネットワークとの良好な通信を維持
するために、通信状態が最良の新親局に対してできる限
り短時間で接続を行なうこと、(2) これまで配下であっ
た旧親局のバッファに蓄積されているデータを移動子局
に転送すること、(3) 旧親局との通信パスの切断を適切
に行なうことである。具体的に説明すると、現状方式で
は移動子局が新親局に接続する際には、接続依頼を行な
う直前に移動子局は接続可能な親局の探索動作を実行し
ており、そのため、新親局との接続に時間がかかる。
又、現状方式では旧親局のバッファ内に蓄積されている
移動子局宛のデータは、接続/切断手続きの際に廃棄さ
れてしまうことが多い。更に、現状方式では切断依頼等
の移動子局管理のための処理を新旧親局間のフレームの
やり取りだけで行なっている。このため、親局間にブリ
ッジ機能を持つネットワーク中継装置が存在する場合に
おいて、子局がセル間移動すると移動子局に対するネッ
トワーク中断装置内のブリッジングパスが切り替わら
ず、バックボーンLANからのデータが移動子局に届か
ず、該データを移動子局が受信できないという問題が起
こる。
【0007】・ワイヤレスLANにおける非アクセス端
末の把握 近年、LANは益々普及しLAN上で取り扱われるデー
タも増加している。しかし、あるセグメントにおいて常
時すべての端末がLANにアクセスしているとは限らな
い。このため、そのような端末はそのセグメント内のサ
ーバ、例えばメールサーバに自己宛のメッセージが存在
していても即座に知ることができず情報の伝達に遅延を
生じることになる。又、グループ内スケジュール管理ソ
フトウェアは各個人の何日かのスケジュールを集めて皆
のスケジュール一覧表を作成したり、皆の都合のよい日
時をサーチしたりする機能を備えている。従って、グル
ープ内スケジュール管理ソフトウェアにおけるグループ
内の全個人のスケジュールデータ等はサーバに集積され
るべきである。しかし、サーバにスケジュールデータを
転送するには各個人の端末それぞれがLANにアクセス
し、端末側から転送手順を実行しなくてはならず、手間
がかかる。
【0008】以上のように、LAN上で動作するグルー
プウェアが普及しつつあるが、サーバが把握しているの
はLANにアクセスしている端末だけであるため、端末
からLANにアクセスしなくてはLAN上のデータを処
理できない。このため、使用中にも係らずLANにアク
セスしていない端末に対して、メールサーバはメッセー
ジの存在を通知することも、メッセージを自動転送する
こともできない。又、スケジュールサーバは各端末に設
定されている個人のスケジュールデータを取り込むこと
ができない。LAN上におけるメッセージの伝達の遅
延、多大な手間をなくすためには、必要時にLANに接
続されたサーバ側から非アクセス端末(電源が投入され
ているがLANにアクセスしていない端末)にセッショ
ンを張り、メッセージの伝達あるいは自動転送操作を行
なうことである。尚、セッションを張るとは通信可能に
パスを張ることである。非アクセス端末との間でパスを
張るには、サーバの管轄するセグメント内で非アクセス
端末を探索し、非アクセス端末アドレステーブルを作成
するシステムが不可欠となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上から本発明の第1
の目的は、セル間移動により新親局との接続が必要にな
ったとき、移動子局が迅速に新親局との接続及び旧親局
との切断手続きを行ない、通信パスの切り替えを短時間
で行なうようにすることである。本発明の第2の目的
は、接続及び切断手続き中に旧親局のバッファに蓄積さ
れている移動子局宛のデータが廃棄されることがなく、
しかも、接続及び切断手続きを短時間で行なうことによ
り移動子局宛データの喪失がないようにすることであ
る。本発明の第3の目的は、ブリッジ等のネットワーク
中継機の移動子局に対する、通信パスの切り替えを確実
に、かつ簡単に行なえるようにすることである。本発明
の第4の目的は、バックボーンLANに接続された親局
がセグメント内の非アクセス端末を自動的に把握でき、
サーバから要求された時、非アクセス端末のリストを通
知できるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(A) セル間移動時の親局切り替え制御:図1は本発明
の第1の原理説明図であり、移動子局がセル間移動した
時の親局切り替え制御機能を備えたワイヤレスLANシ
ステムの構成図である。10はバックボーンLANであ
り、11は基幹ケーブル、121,122は基幹ケーブル
の適所に接続された無線送受信機能を備えた親局、13
はマルチセル、131,132は親局121,122に対応
するセル、14は端末に接続され親局との間でワイヤレ
スで信号の送受を行なう子局(移動子局)である。親局
において、34は配下の子局アドレスを記憶する子局管
理テーブル、子局14において25は接続可能な親局及
び通信環境の度合を示すデータ(優先順位、受信強度
等)を保持する親局管理手部である。
【0011】(B)非アクセス端末の把握制御:図2は
本発明の第2の原理説明図であり、セグメント内の非ア
クセス端末を把握する機能を備えたワイヤレスLANシ
ステムの構成図である。50はバックボーンLAN、5
1は基幹ケーブル、52はバックボーンLANに接続さ
れた無線送受信機能を備えた親局、53は親局52が管
理するセグメント、54は端末に接続され親局との間で
ワイヤレスで信号の送受を行なう子局、56は子局が接
続された端末である。親局52において、61は非アク
セス端末の検索制御を行なう非アクセス端末検索部、6
2は配下の子局の有無を管理する子局有無管理テーブ
ル、64は非アクセス状態の検索対象とする全端末のア
ドレスを登録しておくマスターアドレステーブル、63
は非アクセス端末を登録する非アクセス端末アドレステ
ーブルである。又、子局54において、81は非アクセ
ス端末の通知制御を行なう非アクセス端末通知部であ
る。
【0012】
【作用】
(A) セル間移動時の親局切り替え制御(図1):移動
子局14は事前に、例えば定期的に接続可能な親局を探
索し、求まった接続可能な親局のアドレスを親局管理テ
ーブル25に記憶する。かかる状態で、移動子局14が
セル間移動すると旧親局121間の通信状態が悪化す
る。旧親局間の通信状態が悪化して、新たな親局に接続
が必要になった時、移動子局14は親局管理テーブル2
5に保持されている親局に接続依頼を送出し、該新親局
122を介して通信を行なう。このように予め接続可能
な親局が判っているから、時間のかかる親局探索を行な
うことなく短時間で親局の切り替えができ、親局切り替
え時に到来する移動子局宛のフレームが喪失することは
ない。
【0013】又、親局の通信環境(例えばフレーム受信
強度)を検出し、通信環境が所定スレッショールドレベ
ル以上の親局を親局管理テーブル25に記憶すると共に
通信環境を示すデータ、あるいは優先順位を記憶し、新
たな親局に接続が必要になった時、通信環境が最良の親
局から接続依頼を送出する。この場合、親局管理テーブ
ル25に記憶されているいずれの親局とも接続が確立し
ない場合には、改めて接続可能な親局を探索して親局管
理テーブル25に登録し、再度、通信環境がよい親局よ
り順に接続依頼を送出する。以上のようにすれば、子局
が移動した先のセルに応じた親局が新親局になり、以後
良好な通信を行なうことができる。
【0014】移動子局14は、新たな親局との接続が必
要になった時、それまでの親局(旧親局)121との間
の通信パスを維持したまま、新親局122へ接続依頼を
送出する。新親局122は、移動子局14からの接続依
頼により該移動子局と自局との間の接続を確立し、接続
依頼を送出した移動子局のアドレスを子局管理テーブル
34に書き込み、又、移動子局宛のフレームのうち旧親
局121からのフレームのみ移動子局14に中継し、そ
の他の移動子局宛のフレームは廃棄する。移動子局14
は、新親局122との接続が確立した後、新親局を介し
て旧親局121に対して該旧親局のバッファに蓄積され
ている移動子局宛データを新親局122を介して移動子
局14に転送するよう依頼する転送依頼を送出する。旧
親局121は、転送依頼によりバッファ内に蓄積されて
いる移動子局宛のデータ及び転送完了通知を新親局12
2を介して移動子局14に一括転送あるいはフレーム単
位で転送し、以後、到来する移動子局宛のフレームは廃
棄する。移動子局14は、旧親局121よりの転送完了
通知の受信により、新親局122を介して旧親局121
切断依頼を送出する。旧親局121は、移動子局よりの
切断依頼により子局管理テーブル34より該移動子局の
アドレスを削除して該移動子局との通信パスを切断し、
切断したことを新親局122を介して移動子局14に通
知する。移動子局14は、旧親局121より切断通知を
受信後、新親局122に受信可能通知を送出する。新親
局122は受信可能通知を受信すれば、以後、移動子局
宛の全フレームを移動子局に中継する。
【0015】以上のように、移動子局は旧親局との通信
パスを維持したまま、新親局との通信接続を確立し、し
かる後、移動子局は新親局を介して旧親局に対して移動
子局宛データの転送を依頼し、転送完了後に旧親局に対
して通信パスの切断を指示するようにしているから、旧
親局のバッファに蓄積されている移動子局宛のデータが
廃棄されることはない。又、移動子局と新親局との接続
が確立したとき、該移動子局と旧親局との接続も維持さ
れているためバックボーンLAN10に対して2重にパ
スが存在する状態になる。しかし、新親局122は移動
子局宛のフレームのうち旧親局121からのフレームの
み移動子局14に中継し、その他の移動子局宛のフレー
ムは廃棄するため、2重パス状態による誤動作を防止す
ることができる。
【0016】更に、旧親局121より一括転送によりバ
ッファに蓄積されている移動子局宛データを新親局を介
して転送できるため、転送時間を短縮できる。又、移動
子局宛データをフレーム単位で転送することもでき、か
かる場合には、一括転送のようにバックボーンLANを
占有することがなく、しかも、新親局のバッファに負担
を掛けることもない。
【0017】又、新旧親局121,122を収容するバッ
クボーンLANが異なり、その間にネットワーク中継器
15(図1点線)が設けられている場合がある。かかる
場合、ネットワーク中継機15は、移動子局14が新親
局122を介して旧親局121に送信する移動通知フレー
ム(例えばデータ転送依頼フレーム)の送信元アドレス
に基づいて内蔵のブリッジパステーブルの内容を変更す
る。このため、子局がセル間移動してもネットワーク中
継機15は正しく移動子局宛フレームを該子局が属する
バックボーンLANに送出でき、移動子局は自分宛のフ
レームを確実に受信することができる。
【0018】又、移動子局14は、新親局122との接
続が確立した後、新親局を介して旧親局121に対し
て、該旧親局のバッファに蓄積されている移動子局宛
データを新親局を介して移動子局に転送するように、か
つ、移動子局のアドレスを子局管理テーブル34から
削除するように依頼する移動通知フレームを送出する。
旧親局121は、移動通知フレームの受信により、移動
子局宛の蓄積データの先頭に、データ転送を行ない、
かつ、アドレスを削除して移動子局との通信パスを切
断したことを通知する転送完了通知フレームを付加して
一括転送あるいはフレーム単位で転送する。このように
すれば、移動子局は新親局との接続確立後、移動通知フ
レーム1種類を転送するだけでよいため、親局切り替え
の時間を短縮できる。又、移動子局宛の蓄積データ転送
前に転送完了通知を受信できるから、直ちに新親局に受
信可能通知を送出して自己宛の全フレームを中継させる
ようにできる。この場合、旧親局は、バッファに蓄積さ
れている移動子局宛のデータ量を監視し、データ量が設
定値より少ない場合には一括転送し、多い場合にはフレ
ーム単位で転送するようにする。このようにすれば、バ
ックボーンLANを占有する時間を短く、しかも新親局
の負担をなくせ、更には、データの高速転送を実現でき
る。
【0019】(B)非アクセス端末の把握制御(図
2):親局52の非アクセス端末検索部61は定期的に
マスターアドレステーブル64に登録されている端末ア
ドレスを宛先アドレスとして含むリクエストフレームを
配下の子局54に送信する。子局54の非アクセス端末
通知部81は、リクエストフレームに含まれる宛先端末
が電源投入状態にあるがLANにアクセスしていない状
態(非アクセス状態)にあるとき、レスポンスフレーム
を親局に送信する。親局52の非アクセス端末検索部6
1はレスポンスフレームを受信すれば前記宛先端末のア
ドレスを非アクセス端末アドレステーブル63に登録す
る。以上のようにすることにより、親局は非アクセス状
態にあるセグメント内の全端末を把握でき、サーバより
問い合わせがあれば直ちに非アクセス端末のリストを通
知できる。この結果、サーバは非アクセス端末を知るこ
とができ、該端末へメッセージの有無通知、メッセージ
の自動転送、あるいは該端末に設定されているスケジュ
ールデータの取り込み処理等を行なうことができる。
【0020】又、子局の非アクセス端末通知部81は、
子局に接続された端末がLANにアクセスした時に、端
末のアドレスを含むデリートフレームを親局に送信す
る。親局の非アクセス端末検索部61は、子局より送信
されるデリートフレームを受信し、該デリートフレーム
に含まれる端末のアドレスを非アクセス端末アドレステ
ーブル63より削除し、デリートフレームの受信を子局
に通知する。このようにすることにより、非アクセス端
末を正確に把握することができる。更に、子局54は、
該子局に接続された端末の電源投入により、非アクセス
端末通知部81を起動して前記レスポンスフレームやデ
リートフレームの転送機能を開始させ、デリートACK
フレームの受信により、非アクセス端末通知部81を非
動作状態にして前記転送機能を停止する。これにより、
子局の省電力化を図ることができる。
【0021】又、端末がLANにアクセスしたときにデ
リートフレームを送信せず、親局の非アクセス端末検索
部61が実データフレームを受信したとき、該フレーム
に含まれる端末アドレスを抽出し、該端末のアドレスを
子局有無管理テーブル62に登録すると共に、該端末ア
ドレスを非アクセス端末アドレステーブル63より削除
することもできる。このようにすれば、子局有無管理テ
ーブル62により配下の子局を正確に管理できると共
に、非アクセス端末アドレステーブル63により非アク
セス端末を正しく把握することができる。更に、親局
は、リクエストフレームに対するレスポンスフレームを
受信しない場合には、予め設定した回数リクエストフレ
ームを再送し、それでもレスポンスフレームを受信しな
い場合には、端末は電源オフ状態にあるか、移動により
配下でなくなったと判断して端末のアドレスを非アクセ
ス端末アドレステーブル63より削除する。このように
することにより、正確に非アクセス端末アドレステーブ
ルを作成することができる。
【0022】
【実施例】
(A)本発明の第1実施例 (a) ワイヤレスLANシステム 図3は本発明の第1実施例のワイヤレスLANシステム
の構成図であり、10 1〜103はバックボーンLAN、
111〜113は基幹ケーブル、121,122はそれぞれ
バックボーンLAN101、102に接続された無線送受
信機能を備えた親局、13はマルチセル、131,132
はそれぞれ親局121,122に対応するセル、14は端
末に接続され親局との間でワイヤレスで信号の送受を行
なう子局(移動子局)、15は各バックボーンLAN間
に設けられたブリッジ機能を備えたネットワーク中継機
である。
【0023】ネットワーク中継機15は、図4に示すよ
うにバックボーンLAN毎に配下の子局、親局のアドレ
スを記憶するテーブル(ブリッジパステーブル)BPT
を備え、所定のバックボーンLANより取り込んだフレ
ームを該テーブルを参照して宛先である子局が属するバ
ックボーンLANに送出する。尚、システムによっては
図1に示すようにネットワーク中継機15がなく、親局
121,122が同一のバックボーンLANに接続される
場合もある。又、バックボーンLANに1つの親局のみ
示しているが幾つあってもよい。更に、子局は1つのみ
示しているが各セルに多数の子局が存在するものであ
り、ある子局は移動不可能であり、別の子局は携帯可能
になっている。各バックボーンLAN101〜103は例
えば天井に設置され、基幹ケーブル111〜113の適所
に親局が接続される。セルは、子局を携帯しながら移動
(セル間移動)してもLANを介した通信が途切れるこ
とがないように隣接セルと一部が重なるようになってい
る。
【0024】ワイヤレスLANにおいて使用するフレー
ムは有線LANと同様の構成を備えている。図5(A)
はフレームの基本構成図であり、スタートデリミタ(St
artDelimiter)SDとエンドデリミタ(End Delimiter)E
Dの間に制御部(control field)CF、レイヤ2のMA
Cアドレス(宛先アドレスDA、発信元アドレスS
A)、情報部INF、フレーム検査シーケンスFCSが
配置される。情報INFにはフレームの種別や、通信し
たいデータが含まれる。この図5(A)のフレームはブリ
ッジ対応のフレーム構成を有している。図5(B)はル
ータ対応のフレーム構成図であり、以上のフレーム構成
を備えると共に、情報部INFが更に細分化され、制御
情報部、ネットワークアドレスである宛先アドレスD
A′、発信元アドレスSA′、情報部Iが設けられてい
る。
【0025】図3において、子局14は最初親局121
の配下にあり、親局121を介してバックボーンLAN
10にアクセスしている。かかる状態において、子局1
4がセル131からセル132の方向に移動すると、子局
と親局121間の通信状態が悪化して行き、セル131
境界近くまで移動すると親局121から出力される制御
フレームの受信強度が設定レベル以下になる。かかる状
態になると、子局14は通信状態が最良の新たな親局1
2との間で接続を確立して以後該親局122を介してバ
ックボーンLAN102にアクセスする。
【0026】(b) 子局 (b-1) 構成 図6は子局の構成図であり、14aはアンテナ、14b
は無線部、14cはLAN機能部である。アンテナ14
aとして送信アンテナ21sと受信アンテナ21rが設
けられているが、これらを共用するように構成すること
もできる。無線部14bにおいて、22sは送信部、2
2rは受信部、23は電界強度検出部であり、親局が送
信するフレームを受信し、受信フレームの電界強度を検
出することにより、現親局との間の通信状態の悪化を判
定したり、探査時に、優れた通信環境にある接続可能な
他の親局を発見することができる。LAN機能部14c
において、24はLAN制御部、25は後述する探索制
御により得られた接続可能な親局のアドレス及び通信環
境の優劣を記憶する親局管理テーブル、26は親局管理
テーブルの内容を更新するテーブル処理部、27は定期
的に親局管理テーブル25の更新処理を実行させるテー
ブル更新タイマである。
【0027】親局管理テーブル25は図7に示すよう
に、接続可能な親局のアドレスPAD、通信環境の度合
あるいは優先順位CCL、ステータスSTS(接続未試
行、接続不可、接続依頼中、接続中の別)を記憶するよ
うになっている。接続可能な親局とは、該親局より受信
したフレームの受信電界強度が設定レベル以上のもので
あり、通信環境とは親局との通信状態の善し悪しを示す
ものであり、フレーム受信強度あるいはその順位等で表
現されるものである。順位付けは、例えば、受信強度が
ある範囲内であったら1、それ以下のある範囲であれば
2というように電界強度検出部23あるいはテーブル処
理部26内に予め受信強度に対応する順位付けテーブル
を設けておく。LAN制御部24において、24aはキ
ャリアの検出及びフレームの送受信制御を行なうキャリ
ア検出/送受信制御部である。24bはフレーム受信
部、24cはフレーム送信部、24dは処理部、24e
は端末とのインタフェース処理を行なう端末インタフェ
ース部である。
【0028】(b-2) 子局の制御 図8、図9は子局の処理フローである。 接続可能な親局の探索制御 親局管理テーブル25の更新時刻になると(ステップ1
01)、テーブル更新タイマ27より探査開始のトリガ
信号が出力する。処理部24dは該トリガ信号により接
続可能な親局の探索処理を行なう。すなわち、テーブ
ル処理部26を起動すると共に、各親局より送られて
来る制御フレームを受信し、該制御フレームの送出元
である親局のアドレスをテーブル処理部26に通知す
る。以上と並行してテーブル処理部26はフレーム受信
強度を電界強度検出部23より取り込む(ステップ10
2)。フレーム受信強度が設定レベル以上の場合には、
テーブル処理部26は、処理部24dより通知された親
局アドレス、優先順位及びステータス(接続未試行)を
親局管理テーブル25に登録し、設定レベル以下の場合
には廃棄する(ステップ103)。尚、探査の方法とし
ては、親局が定期的に自己セル内にブロードキャストす
る制御フレームを受信する方法と、子局がリクエストを
出し、親局がそれに応じて送信する制御フレームを子局
が受信して行う方法がある。
【0029】以後、同様に各親局より送信される制御フ
レームを順次受信して接続可能な親局のアドレス、通信
環境の優劣を示すデータ、ステータス(接続未試行)を
親局管理テーブル25に記憶すれば、通信可能な親局の
探索制御は終了する。以後、タイマ27より探査開始の
トリガ信号が出力される毎に、定期的に上記探索制御を
行なう。これにより、親局管理テーブル25に最新の子
局位置における通信可能な親局が保持される。尚、探索
制御は、タイマ満了時の他、子局の電源投入後にL
ANにアクセスする時、親局管理テーブルのいずれの
親局とも接続ができなかった時にも行なわれる。
【0030】 親局切り替え制御 処理部24dは現親局より定期的に送られて来る制御フ
レームや自局あてのデータフレームを受信し、その時の
フレーム受信強度が設定レベル以上か監視する。設定レ
ベル以上の場合には、定期的にステップ101以降の探
索処理を行なう。一方、子局14の移動によりフレーム
受信強度が設定レベル以下になると、すなわち、セル間
移動を検出すると(ステップ104)、処理部24dは
親局管理テーブル25を参照して、最良の通信環境の親
局(優先順位が最高の親局)に対して接続依頼フレーム
を送出する(ステップ105)。通常親局は接続依頼フ
レームに応答してACKフレームを送信するから、以
後、所定時間内にACKフレームを受信したか監視し
(ステップ106)、受信すれば、ステップ110以降
の親局切り替え制御を実行して親局との接続を確立す
る。このようにすることにより、親局切り替えに際し
て、子局は接続可能な親局の探索動作を行なうことな
く、常に優れた通信環境にある親局と短時間のうちに接
続を確立することができる。
【0031】ところで、最新の探査を行なった後、次の
探査を行なう前に子局の位置が相当変化すると、優先順
位第1位の親局とは接続が確立できない場合がある。か
かる場合には、所定時間内にACKフレームを受信しな
いから、親局管理テーブル25における該親局のステー
タスを「接続不可」とし、次の順位の親局が存在するか
判断し(ステップ107)、存在すればステップ105
に戻り、該親局に接続依頼フレームを送出し、該親局の
ステータスを「接続依頼中」とする。そして、接続でき
た場合にはステータスを「接続中」とする。又、急激な
子局の移動により親局管理テーブル25に記憶されてい
るいずれの親局とも接続が確立できない場合にはステッ
プ107において「YES」となる。かかる場合には、
処理部24dは直ちに探査制御を行ない(ステップ10
8)、しかる後、ステップ105に戻り、優先順に接続
依頼を行ない、最良の通信状態の親局に接続する。
【0032】新親局122との接続が確立すると、すな
わち、新親局122よりACKフレームを受信すると、
子局14の処理部24dは新親局122を介して旧親局
121に対して該旧親局のデータバッファに蓄積されて
いる移動子局宛データを介して移動子局14に転送する
よう依頼する転送依頼フレームを送出する(ステップ1
10)。旧親局121は、転送依頼によりバッファ内に
蓄積されている移動子局宛のデータを移動子局14に一
括転送あるいはフレーム単位で転送し、子局14は該デ
ータを新親局122を介して受信する(ステップ11
1)。旧親局121は蓄積データをすべて転送後、転送
完了通知フレームを移動子局宛に送出するから、移動子
局14は、転送完了通知フレームの受信を監視し(ステ
ップ112)、該フレームを新親局122を介して受信
すれば、新親局122を介して旧親局121に切断依頼フ
レームを送出し(ステップ113)、切断通知フレーム
の受信を待つ(ステップ114)。
【0033】旧親局121は、移動子局よりの切断依頼
により子局管理テーブル34より該移動子局のアドレス
を削除して該移動子局との通信パスを切断し、切断した
ことを切断フレームにより新親局122を介して移動子
局14に通知する。移動子局14は、旧親局121より
切断通知フレームを受信すれば、新親局122に受信可
能通知フレームを送出する(ステップ115)。新親局
122は受信可能通知フレームを受信すれば、以後、移
動子局宛の全フレームを移動子局に中継するように制御
し、かつ、ACKフレームを移動子局14に送出する。
子局14はACKフレームを受信すれば(ステップ11
6)、親局切り替え制御を終了する。
【0034】(c) 親局 (c-1) 構成 図10は親局の構成図であり、12aはアンテナ、12
bは無線部、12cはLAN機能部である。アンテナ1
2aとして、送信アンテナ31sと受信アンテナ31r
が設けられているが、これらを共用するように構成する
こともできる。無線部12bにおいて、32sは送信
部、32rは受信部である。LAN機能部12cにおい
て、33はLAN制御部、34は配下の子局のアドレス
を記憶する子局管理テーブル、35は子局宛のデータを
一時的に蓄積するデータバッファ、36は配下の子局宛
のデータを取り込んでデータバッファ35に記憶するデ
ータフィルタで、フィルタリングテーブルFLTを有し
ている。
【0035】データバッファ35は、図11に示すよう
に、配下の子局宛のデータを子局アドレスに対応させて
記憶するものであり、データバッファ量が設定量以上か
否かを示すバッファサイズフラグBFSが併せて記憶さ
れている。このバッファサイズフラグBFSは、子局が
移動して旧親局から新親局に該子局宛データを転送する
際に一括転送するか、フレーム毎に転送するかを決定す
る際に使用する。すなわち、一括転送する場合には、転
送時間を短縮できるが、バックボーンLANを占有し、
しかも、新親局のデータバッファの負担が大きくなる。
そこで、データバッファ量が設定値以下の時は、一括転
送し、設定値以上の時はフレーム単位で転送する。
【0036】データフィルタ36のフィルタリングテー
ブルFLTは、図12に示すように(1)配下の子局のア
ドレスCADと、(2)該子局宛データの受信可/一部可
/不可の受信識別データRIDTと、(3)一部可の場合
における送信元アドレスSADを記憶する。通常、配下
の子局宛データはすべてデータバッファ35に格納する
ため、配下の子局アドレスに対応させて「受信可」が記
憶される。ところが、子局14(図4)が移動して現親
局121との間の通信状態が悪化すると、子局14は現
親局との通信パスを維持したまま、新親局122との通
信接続を確立する。ついで、子局14は新親局122
介して旧親局121に対して移動子局宛データの転送を
依頼し、転送完了後に旧親局に対して通信パスの切断を
指示する。このため、子局14と新親局121との接続
が確立したとき、該子局14と旧親局121との接続も
依然として維持されているため、バックボーンLANに
対して2重にパスが存在する状態になる。そこで、旧親
局との通信パスが切断されるまで、フィルタリングテー
ブルFLTに、新親局122に接続した移動子局のアド
レスCADに対応させて受信識別データRIDTとして
「一部可」を記憶し、かつ、旧親局121からのフレー
ムをのみを中継するように該旧親局のアドレスSADを
記憶する。
【0037】又、旧親局121はバッファに蓄積されて
いる移動子局宛のデータ転送を完了した後は、後に述べ
るように、子局が旧親局に切断依頼を行うなどのために
移動子局にデータを転送できなくなる。そこで、蓄積デ
ータ転送後、移動子局との通信パスを切断するまで、該
移動子局宛のフレームを廃棄する必要がある。このた
め、フィルタリングテーブルFLTに、移動子局のアド
レスに対応させて識別データRIDTとして「受信不
可」を記憶する。LAN制御部33において、33aは
バックボーンLANとのインタフェース処理を行なうバ
ックボーンLANインタフェース部、33bはバックボ
ーンLAN上のキャリアを検出すると共にバックボーン
LANに対するフレームの送受信制御を行なうキャリア
検出/送受信制御部、33cはフレーム判別部、33d
はフレーム処理部、33eは子局管理テーブルの更新処
理を行なうテーブル処理部、33fはワイヤレスLAN
上のキャリアを検出すると共にワイヤレスLANに対す
るフレームの送受信制御を行なうキャリア検出/送受信
制御部、33gはフレーム判別部である。
【0038】(c-2) 新親局の処理 図13及び図14は新親局の親局切り替え時の処理フロ
ー図である。移動子局14(図4)は、新たな親局との
接続が必要になった時、それまでの親局(旧親局)12
1との間の通信パスを維持したまま、新親局122へ接続
依頼フレームを送出する。新親局122のフレーム処理
部33dは移動子局14より接続依頼フレームを受信す
ると(ステップ201)、テーブル処理部33eに接続
依頼フレームの送信元である移動子局14のアドレスを
渡す。これにより、テーブル処理部33eが子局管理テ
ーブル34に該移動子局のアドレスを書き込む。又、フ
レーム処理部33dは、移動子局宛のフレームのうち旧
親局121からのフレームのみ移動子局14に中継し、
その他の移動子局宛のフレームは廃棄するように、デー
タフィルタ36のフィルタリングテーブルFLTに、移
動子局14のアドレスと「受信一部可」と旧親局のアド
レス(接続依頼フレームに含まれている)を記憶する
(ステップ202)。ついで、フレーム処理部33dは
子局14に接続が確立したことを通知するためにACK
フレームを送信する(ステップ203)。
【0039】以後、子局14より旧親局宛の転送依頼フ
レームを受信すれば(ステップ204)、該転送依頼フ
レームをバックボーンLAN102に送出する(ステッ
プ205)。ネットワーク中継機15は該転送依頼フレ
ームを取り込み、ブリッジパステーブルBPTを参照し
て該フレームを宛先である旧親局121が属するバック
ボーンLAN101に中継する。又、ネットワーク中継
機15は、ブリッジパステーブルBPTにおいて、送信
元アドレス(移動子局14のアドレス)がバックボーン
LAN102に対応させて記憶されているか調べる。こ
の場合、移動子局14はバックボーンLAN101に対
応させて記憶されているから、ネットワーク中継機15
は移動子局14がセル間移動したものと判定し、該移動
子局のアドレスをバックボーンLAN102に対応させ
る(ブリッジパステーブルの更新)。
【0040】旧親局121はバックボーンLAN101
り転送依頼フレームを受信すれば、データバッファ内に
蓄積されている移動子局宛のデータを、該移動子局14
を宛先としてバックボーンLAN101に一括転送ある
いはフレーム単位で転送する。ネットワーク中継機15
は該データフレームを取り込み、バックボーンLAN1
2に送出する。新親局122は移動子局宛のデータフレ
ームをバックボーンLAN102より取り込みデータバ
ッファ35に記憶し、以後、順次移動子局14に転送す
る(ステップ206)。旧親局121は全蓄積データを
転送すれば、転送完了通知フレームを移動子局宛に送出
する。新親局122は該転送完了通知フレームを受信す
れば(ステップ207)、直ちに移動子局14に送信す
る(ステップ208)。
【0041】子局14は転送完了通知フレームを受信す
れば、切断依頼フレームを送出するから、新親局122
は該切断フレームを受信すると旧親局121に送信する
(ステップ209、210)。旧親局121は、移動子
局よりの切断依頼により子局管理テーブル34より該移
動子局のアドレスを削除して該移動子局との通信パスを
切断し、切断通知フレームを移動子局宛に送信する。新
親局122は切断通知フレームを受信すると、直ちに、
該切断通知フレームを移動子局14に送信する(ステッ
プ211、212)。移動子局14は、旧親局121
り切断通知フレームを受信すれば、新親局122に受信
可能通知フレームを送出する。新親局122は該受信可
能通知フレームを受信すれば、データバッファ36のフ
ィルタリングテーブルFLTにおける移動子局14のア
ドレスに対応させて「受信可」を記憶し、以後、移動子
局14宛の全フレームを移動子局に中継する(ステップ
213、214)以上により、新親局の切り替え制御が
終了する。
【0042】以上のように、移動子局は旧親局との通信
パスを維持したまま、新親局との通信接続を確立し、し
かる後、移動子局は新親局を介して旧親局に対して移動
子局宛データの転送を依頼し、転送完了後に旧親局に対
して通信パスの切断を指示するようにしているから、旧
親局のバッファに蓄積されている移動子局宛のデータが
廃棄されることはない。又、移動子局と新親局との接続
が確立したとき、2重にパスが存在する状態になるが、
新親局122は移動子局宛のフレームのうち旧親局121
からのフレームのみ移動子局14に中継し、その他の移
動子局宛のフレームは廃棄する。このため、2重パス状
態による誤動作を防止することができる。ネットワーク
中継機15はデータ転送依頼フレームの送信元アドレス
に基づいて内蔵のブリッジパステーブルBPTの内容を
変更するから、子局がセル間移動してもネットワーク中
継機は正しく移動子局宛フレームを該子局が属するバッ
クボーンLANに送出でき、移動子局は自分宛のフレー
ムを確実に受信することができる。
【0043】図15はネットワーク中継機15の処理フ
ローである。ネットワーク中継機15はバックボーンL
ANよりフレームを取り込み(ステップ251)、該フ
レームの送信元アドレスと宛先アドレスを抽出する(ス
テップ252)。ついで、ブリッジパステーブルBPT
を参照して宛先アドレスが属するバックボーンLANを
求め、取り込んだフレームを該バックボーンLANに送
出する(ステップ253)。又、ネットワーク中継機1
5は、ブリッジパステーブルBPTにおいて、送信元ア
ドレス(例えば移動子局14のアドレス)がフレームを
取り込んだバックボーンLANに対応させて記憶されて
いるか調べる。すなわち、移動子局がセル間移動したか
調べる(ステップ254)。セル間移動してなければ、
処理を終了し、セル間移動していれば、送信元アドレス
をフレームを取り込んだバックボーンLANに対応させ
るようにブリッジパステーブルBPTを更新し(ステッ
プ255)、処理を終了する。
【0044】(c-3) 旧親局の処理 図16は旧親局の処理フロー図である。旧親局121
フレーム処理部33dは、新親局121を介して移動子
局14より転送依頼フレームをバックボーンLAN10
1より受信すれば(ステップ301)、データバッファ
35内に蓄積されている移動子局14宛のデータを、該
移動子局14を宛先としてバックボーンLAN101
一括転送あるいはフレーム単位で転送する(ステップス
テップ302、303)。また、旧親局121のフレー
ム処理部33dは、全蓄積データの転送を完了すれば、
あるいは、転送すべくデータがない場合には直ちに転送
完了通知フレームを移動子局宛に送出する(ステップ3
04)。又、以後、移動子局14宛のフレームを取り込
んでも廃棄するようにデータフィルタ36のフィルタリ
ングテーブルFLTに「受信不可」を設定する(ステッ
プ305)。
【0045】移動子局14は転送完了通知フレームを受
信すれば、切断依頼フレームを旧親局121に送出す
る。旧親局121のフレーム処理部33dは切断依頼フ
レームを受信すれば、子局管理テーブル34より該移動
子局14のアドレスを削除して移動子局14との通信パ
スを切断すると共に、フィルタリングテーブルFLTよ
り移動子局14の設定データをクリアする(ステップ3
06,307)。ついで、し、切断通知フレームを移動
子局宛に送信し(ステップ308)、親局切り替え制御
を終了する。ところで、転送依頼フレームを受信したと
き、旧親局は蓄積データを一括転送してもよいし、通常
のフレーム送信のようにフレーム単位で転送してもよ
い。一括転送は、バックボーンLANの規格に沿った最
長のフレームを形成し(イーサネットの場合は、151
8バイト)、バッファの先頭データから順に転送を行な
うものである。
【0046】一括転送する場合には、転送時間を短縮で
きるが、転送するデータ量が多いとバックボーンLAN
を占有する時間が長くなり、しかも、新親局のデータバ
ッファの負担が大きくなる。又、フレーム毎に転送する
場合には、バックボーンLANを占有することもなく、
又、新親局のデータバッファの負担も軽いが、転送時間
が長くなる。例えば、子局が省電力モードで動作し間欠
的にアクティブ(受信可能)になるシステムでは、新親
局122はバッファ内の子局宛データを間欠的にしか送
信できない。このため、旧親局121の移動子局宛デー
タのバッファ量が多い場合に、データを一括転送すると
新親局122のバッファ35がなかなか空きにならず、
又、新親局122はすぐに移動子局宛のすべてのフレー
ムのバッファリング及び転送を開始し、次々にバッファ
に蓄積することになり、新親局のバッファに負担がかか
りすぎる。そこで、旧親局121より転送するデータ量
に応じて一括転送するか、フレーム単位で転送するかを
切り替え制御する。
【0047】図17はかかる転送制御の処理フローであ
り、転送データ量が規定量以上か否かをバッファサイズ
フラグBFSを参照して判断し(ステップ351)、規
定量以上の場合にはフレーム単位の転送を行ない(ステ
ップ352)、規定量以下の場合には一括転送する(ス
テップ353)。このように制御すれば、新親局12 2
のデータバッファに負担を掛けずにデータ転送を行なう
ことができる。
【0048】(d) 各部のフレーム送受信手順 図18は、移動子局、新親局、ブリッジ(ネットワーク
中継機)、旧親局間のフレーム及びデータ送受信の手順
説明図である。図18(A)は移動子局よりデータの転
送依頼フレームを送出するまでの手順、図18(B)は
転送依頼により、蓄積データを一括転送する場合の手
順、図18(C)は転送依頼により、蓄積データをフレ
ーム単位で転送する場合の手順、図18(D)は切断依
頼フレーム送出後の手順である。
【0049】(e) 別の切り替え制御 以上では、新親局122との接続確立後に移動子局14
と旧親局121の間で、転送依頼フレーム、転送完了通
知フレーム、切断依頼フレーム、切断通知フレームの送
受を行なって親局切り替えを行なうものであるが、送受
するフレームが多いため切り替えに時間がかかる。そこ
で、新親局との接続確立後に移動子局14より移動通知
フレームを旧親局121に送り、該移動通知フレームの
受信により旧親局121は、蓄積データの転送、転送完
了通知、移動子局との通信パスの切断を行なうようにし
て親局切り替え時間を短縮するように構成することもで
きる。図19(A)はかかる切り替え制御の手順説明図
である。すなわち、移動子局14は、新親局122との
接続が確立した後、新親局を介して旧親局121に対し
て、旧親局のバッファに蓄積されている移動子局宛デ
ータを転送するように、かつ、移動子局のアドレスを
子局管理テーブル34から削除するように依頼する移動
通知フレームを送出する。
【0050】旧親局121は、移動通知フレームの受信
により、移動子局宛の蓄積データの先頭に、データ転
送を行ない、かつ、アドレスを削除して移動子局との
通信パスを切断したことを通知する転送通知フレームを
付加して一括転送あるいはフレーム単位で転送する。一
括転送するか、フレーム単位で転送するかは、前述のよ
うに、バッファに蓄積されている移動子局宛のデータ量
を監視し、データ量が設定値より少ない場合には一括転
送し、多い場合にはフレーム単位で転送する。以上のよ
うにすれば、移動子局14は新親局122との接続確立
後、移動通知フレームを1種類転送するだけでよいた
め、親局切り替えの時間を短縮できる。又、移動子局宛
の蓄積データ転送前に転送完了通知フレームを受信でき
るから、直ちに(データ受信前に)新親局122に受信
可能通知フレームを送出して自己宛の全フレームを中継
させるようにできる。尚、転送完了通知フレームは、図
19(B)に示すように、データ転送後に移動子局に送
信するようにしてもよい。
【0051】又、以上は、バッファに蓄積されているデ
ータを転送してから、旧親局との通信パスを切断する場
合である。しかし、移動子局と新親局間の接続を早く確
立したい場合には、移動子局は新親局に接続依頼後、旧
親局にデータの転送依頼を行なわず直ちに切断依頼フレ
ームのみ送信し、旧親局は切断依頼により移動子局のア
ドレスを子局管理テーブルより削除して切断し、移動子
局宛の蓄積データを転送することなく廃棄するようにワ
イヤレスLANシステムを構築することもできる。ま
た、この場合でも、子局が切断依頼を行うのでネットワ
ーク中継機のブリッジングバスの更新は行うことができ
る。
【0052】(B)本発明の第2実施例 (a) ワイヤレスLANシステム 図20は本発明の第2実施例におけるワイヤレスLAN
システムの構成図である。50はバックボーンLAN、
51は基幹ケーブル、52はバックボーンLANに接続
された無線送受信機能を備えた親局、53は親局52が
管理するセグメント、54は端末に接続され親局との間
でワイヤレスで信号の送受を行なう子局、56は子局が
接続された端末、57はバックボーンLAN50に接続
されたサーバ、58は親局の送信フレーム、59は子局
の送信フレームである。親局52において、61は非ア
クセス端末の検索制御を行なう非アクセス端末検索部、
62は配下の子局の有無を管理する子局有無管理テーブ
ル、63は非アクセス端末を登録する非アクセス端末ア
ドレステーブル、64は非アクセス状態を検索される対
象の端末アドレスを登録しておくマスターアドレステー
ブルである。又、子局54において、81は非アクセス
端末の通知制御を行なう非アクセス端末通知部である。
【0053】親局52の非アクセス端末検索部61は定
期的にマスターアドレステーブル64に登録されている
端末アドレスを宛先アドレスとして含むリクエストフレ
ームを配下の子局54に送信する。子局54の非アクセ
ス端末通知部81は、リクエストフレームに含まれる宛
先端末が電源投入状態にあるがLANにアクセスしてい
ない状態(非アクセス状態)にあるとき、レスポンスフ
レームを親局に送信する。親局52の非アクセス端末検
索部61はレスポンスフレームを受信すれば前記宛先端
末のアドレスを非アクセス端末アドレステーブル62に
登録する。この結果、親局は非アクセス状態にあるセグ
メント内の全端末を把握でき、サーバ57より問い合わ
せがあれば直ちに非アクセス端末のリストを通知でき
る。
【0054】(b) 親局における非アクセス端末検索部 図21は親局における非アクセス端末検索部61の構成
図である。64はマスターアドレステーブルであり、非
アクセス状態の検索対象となるすべての端末のアドレス
を登録しておく。63はセグメント内の非アクセス端末
のアドレスを記憶する非アクセス端末アドレステーブ
ル、68はフレームの生成処理、送受信処理、非アクセ
ス端末の検索処理等を実行するフレーム処理部である。
65はユーザが設定可能なマスタータイマであり、一定
期間毎にあるいは設定時刻になると非アクセス端末アド
レステーブル63の更新開始を通報する。66は制御部
であり、更新時刻になると検索モードになりフレーム処
理部68に非アクセス端末の検索処理を実行させる制御
部、67はフレーム処理部68よりの指示に従って非ア
クセス端末アドレステーブル63の更新(アドレスの書
き込み、削除)を行なうアドレステーブル更新部であ
る。
【0055】フレーム処理部68において、71はフレ
ーム送信部であり、非アクセス端末検索制御に必要にな
るリクエストフレームやACKフレーム等の生成、送信
を行なうフレーム生成部71aと、マスターアドレステ
ーブル64より読み出した端末アドレスを宛先アドレス
として記憶する送信部メモリ71bを備えている。フレ
ーム生成部71aは送信部メモリ71bに記憶された端
末アドレスを宛先アドレスとしてフレーム(リクエスト
フレーム、ACKフレーム等)を生成して送信する。7
2はフレーム受信部であり、子局より送られて来るフレ
ーム(レスポンスフレーム、デリートフレーム等)を受
信し、正しいレスポンスフレームあるいはデリートフレ
ームであることを判別するフレーム判定部72aと、マ
スターアドレステーブル64より読み出した端末アドレ
ス(フレーム宛先の端末アドレス)を記憶する受信部メ
モリ72bを備えている。フレーム判定部72aは、受
信したレスポンスフレームの送信元アドレスと受信部メ
モリ72bに記憶されているアドレスを比較し、一致し
ている場合には正しいレスポンスフレームであると判定
する。
【0056】73はバックボーンLANやセグメントか
らのキャリアを検出するキャリア検出部、74はリクエ
ストフレームの再送間隔を決定する再送タイマであり、
フレーム送信部71はリクエストフレーム送信後、設定
時間を過ぎてもレスポンスフレームを受信しない場合に
はリクエストフレームを再送する。75は再送カウンタ
であり、リクエストフレームを再送する回数を決定する
ものであり、フレーム送信部はレスポンスフレームを受
信しない場合には、該回数を超えるまでリクエストフレ
ームを再送する。再送間隔は、親局がリクエストフレー
ムを送信し、子局が該リクエストフレームを受信し、内
部処理してレスポンスフレームを送信し、親局が受信し
たレスポンスフレームであるかを判定するまでの一連の
処理時間より十分長い時間間隔にする。
【0057】(c) 子局における非アクセス端末通知部 図22は子局における非アクセス端末通知部の構成図で
ある。82はフレームの受信・判定処理、フレームの生
成送出処理等を行なうフレーム処理部、83は制御部で
あり、子局に接続した端末56の電源がオンになった
時、フレーム処理部82を作動して非アクセス端末通知
機能を開始させ、端末56がLANにアクセスした時
点でフレーム処理部82を非動作状態にして非アクセス
端末通知機能を停止し、又、フレーム処理部82に各
種フレームの生成、送出指示を行なう。
【0058】フレーム処理部82において、84は受信
したフレームが自局宛のリクエストフレームあるいはデ
リートACKフレームであるかを判定して制御部に通知
するするフレーム判定部、85はフレーム送信部であ
り、制御部83の指示に従ってレスポンスフレームを
生成して送信すると共に、端末56がLANにアクセ
スした時(ログイン信号PLS発生時)、制御部83の
指示に従ってデリートフレームを生成して送信する。8
6はフレームの再送間隔を決定する再送タイマであり、
フレーム送信部85はデリートフレーム送信後、設定時
間を過ぎてもデリートACKフレームを受信しない場合
にはデリートフレームを再送する。87は親局より非ア
クセス端末検索を受け(リクエストフレームを受信
し)、レスポンスフレームを送信したことを記憶するレ
スポンスメモリである。
【0059】(d) 親局による非アクセス端末アドレステ
ーブルの更新処理 図23は親局による非アクセス端末アドレステーブルの
更新処理フローである。 マスタータイマ65が満了す
ると(ステップ401)、まず制御部66が起動し、非
アクセス端末アドレステーブル63の内容をクリアする
(ステップ402)。ついで、制御部66はマスターア
ドレステーブル62に記憶されている最初の端末アドレ
スを読み出し送信部メモリ71b及び受信部メモリ72
bに書き込む(ステップ403)。しかる後、フレーム
生成部71aは送信部メモリ71bに記憶された端末ア
ドレス及びネットワークアドレス、アドレスリクエスト
フレームフラグを付加したリクエストフレームを生成す
る(ステップ404)。
【0060】リクエストフレーム生成後、キャリア検出
部73はセグメントからあるいはバックボーンLANか
らキャリアを検出しているか調べ、検出結果をフレーム
送信部71に通知する。フレーム送信部71はキャリア
検出中は伝送路上でのフレームの衝突を防止するため
に、リクエストフレームの送信を停止する(ステップ4
05)、キャリアを検出してなければ、フレーム送信部
71はリクエストフレームを送信する。これにより、再
送タイマ74は計時を開始し、又、再送カウンタ75は
計数値をカウントアップする(ステップ406)。
【0061】ついで、再送カウンタ75はカウント値が
設定値になったか調べ(ステップ407)、その結果を
フレーム受信部72に通知する。フレーム受信部72
は、再送タイマが満了する前に子局よりレスポンスフレ
ームを受信するか監視する(ステップ408)。レスポ
ンスフレームを受信せず、しかも、再送カウンタ75の
計数値が設定値に達していない場合には、フレーム判定
部72aはフレーム送信部71に再送を指示する。これ
により、フレーム送信部71はリクエストフレームを子
局に再送する(ステップ405〜406)。尚、なんら
かのフレームを受信しても、受信フレームが直前に送信
したリクエストフレームの宛先アドレスと同一アドレス
からのレスポンスフレームでない場合にはフレーム判定
部72aはフレーム送信部71にリクエストフレームの
再送を指示する。すなわち、フレーム判定部72aは子
局からフレームを受信すると該フレームが直前に送信し
たリクエストフレームの宛先アドレス(受信部メモリ7
2bに記憶されている)と同一アドレスからのレスポン
スフレームであるかを判定し、アドレスが一致せず、正
しいアドレスのレスポンスフレームでない場合は、その
フレームを廃棄してフレーム送信部71にフレームの再
送を指示する。再送指示により、フレーム送信部71は
リクエストフレームを再送する。再送は再送回数を再送
カウンタで計数し、該計数値が設定値になるまで行な
う。
【0062】一方、再送タイマが満了する前に正しいレ
スポンスフレームを受信すれば、フレーム判定部72a
はアドレステーブル更新部67に受信部メモリ72bに
記憶されているアドレスの書き込みを指示する。これに
より、アドレステーブル更新部67は該アドレスを非ア
クセス端末のアドレスとして非アクセス端末アドレステ
ーブル63に書き込む(ステップ409)。又、フレー
ム判定部72aは再送カウンタ75、送信部メモリ71
b、受信部メモリ72bにはその内容をクリアするよう
に指示すると共に制御部66に非アクセス端末検索終了
を通知する(ステップ410)。制御部66は検索終了
通知を受信すると、マスターアドレステーブル64より
読み出してない端末アドレスが存在するかチェックし、
換言すれば、検索対象のすべての端末について非アクセ
ス端末検策処理を終了したかチェックし(ステップ41
1)、終了してなければ、次の端末アドレスをアドレス
テーブル64より読み出し、送信部メモリ71b及び受
信部メモリ72bに書き込み(ステップ403)、以降
の処理を繰り返す。
【0063】一方、ステップ407において、再送カウ
ンタ75のカウント値が設定値に等しい場合には、再送
カウンタはその旨をフレーム受信部72に通知する。フ
レーム受信部72は、再送タイマが満了する前に子局よ
りレスポンスフレームを受信するか監視する(ステップ
412)。再送タイマが満了しても、レスポンスフレー
ムを受信しない場合には、フレーム判定部72aは再送
カウンタ75、送信部メモリ71b、受信部メモリ72
bにその内容をクリアするように指示すると共に制御部
66に非アクセス端末検索終了を通知する(ステップ4
10)。制御部66は検索終了通知を受信すると、マス
ターアドレステーブル64より読み出してない端末アド
レスが存在するかチェックし(ステップ411)、終了
してなければ、次の端末アドレスをアドレステーブル6
4より読み出し、送信部メモリ71b及び受信部メモリ
71bに書き込み(ステップ403)、以降の処理を繰
り返す。
【0064】又、ステップ412において、再送タイマ
が満了する前に正しいレスポンスフレームを受信すれ
ば、フレーム判定部72aはアドレステーブル更新部6
7を制御し、受信部メモリ72bに記憶されているアド
レスを非アクセス端末のアドレスとして非アクセス端末
アドレステーブル63に書き込ませる(ステップ40
9)。以後、ステップ410以降の処理を繰り返す。以
上により、すべての配下の端末について、非アクセス端
末検策処理を終了すれば、制御部66はマスタータイマ
65を起動する(ステップ413)。そして、マスター
タイマが満了すると再び上記処理を繰り返す。
【0065】(e) 子局による非アクセス端末通知処理 図24は子局による非アクセス端末通知処理フローであ
る。制御部83(図22)は子局に接続されている端末
56の電源がオンすると、フレーム処理部82を起動
し、非アクセス端末通知機能を開始させる(ステップ5
01、502)。ついで、親局よりフレームを受信すれ
ば、フレーム判定部84は自局宛のリクエストフレーム
であるかチェックし(ステップ503)、自局宛のリク
エストフレームでない場合には、該フレームを廃棄す
る。ついで、端末がLANにアクセスしたかチェックし
(ステップ504)、アクセスしてなければステップ5
03に戻り以降の処理を繰り返す。一方、自局宛のリク
エストフレームを受信すれば、制御部83に通知する。
これにより、制御部83はフレーム送信部85にレスポ
ンスフレームの生成、送信を指示する。フレーム送信部
85はネットワークアドレス、親局アドレス、端末アド
レス、レスポンスフレームフラグを含むレスポンスフレ
ームを生成して親局に送信する(ステップ505)。こ
れにより、端末56は非アクセス端末として親局の非ア
クセス端末アドレステーブル63に書き込まれる。
【0066】ついで、フレーム送信部85はレスポンス
フレームを送信したこと(レスポンスフラグ)をレスポ
ンスメモリ87に書き込み(ステップ506)、しかる
後、端末がLANにアクセスしたかチェックし(ステッ
プ504)、アクセスしてなければステップ503に戻
り以降の処理を繰り返す。端末56がLANにアクセス
すると、ステップ504において「YES」となる。端
末がLANにアクセスするとログイン信号PLSが端末
より制御部83に入力されるから、制御部83はレスポ
ンスフラグがオンになっているかチェックする(ステッ
プ507)。レスポンスフラグがオンになっていれば、
親局の非アクセス端末アドレステーブル63に端末56
が非アクセス端末として書き込まれていることを意味す
る。このため、該書き込みを削除するために制御部83
はフレーム送信部85にデリートフレームの生成、送信
を指示する。フレーム送信部85はデリートフレームを
生成し、親局に送信すると共に、再送タイマ86を起動
する(ステップ508)。以後、制御部83は再送タイ
マが満了する前に、親局よりデリートACKフレームを
受信したか監視し(ステップ509)、受信しなけれ
ば、フレーム送信部85にデリートフレームの再送を指
示し、再送を行なうと共に再送タイマを起動する。
【0067】デリートACKフレームを受信すれば、フ
レーム判定部84は制御部83に通知する。デリートA
CKフレームの受信は、親局が非アクセス端末アドレス
テーブル63より端末アドレスを削除したことを意味す
るから、制御部83はフレーム処理部82を非動作状態
にして省電力化を図り、非アクセス端末通知機能を終了
する(ステップ510)。一方、ステップ507におい
て、レスポンスフラグがオフの場合には、親局の非アク
セス端末アドレステーブル63に端末56が非アクセス
端末として書き込まれていないことを意味するから、制
御部83は直ちに、フレーム処理部82を非動作状態に
し、非アクセス端末通知機能を終了する(ステップ51
0)。
【0068】(f) デリートフレーム受信時の親局の処理 親局のフレーム判定部72aはデリートフレームを受信
すると、アドレステーブル更新部67に通知する。これ
により、アドレステーブル更新部67はデリートフレー
ムに含まれる端末アドレスを非アクセス端末アドレステ
ーブル63より削除する(ステップ601)。しかる
後、フレーム判定部72aはフレーム送信部71にデリ
ートACKフレームの生成、送信を指示する。この指示
によりフレーム生成部71aは宛先端末アドレス、ネッ
トワークアドレスを含むデリートACKフレームを生成
する(ステップ602)。ついで、フレーム送信部71
は有線LAN及びセグメント上でキャリアが検出されて
いるかチェックし(ステップ603)、検出されていな
ければ、デリートACKフレームを送信し(ステップ6
04)、キャリアが検出されれば検出されなくなってか
ら送信する。尚、親局はリクエストフレームよりデリー
トACKフレームを優先して送信する。
【0069】(g) 第1変形例 以上では、端末がLANにアクセスした時、子局がデリ
ートフレームを送信し、親局がデリートフレームを受信
して非アクセス端末アドレステーブルより端末アドレス
を削除した場合である。しかし、デリートフレームを送
信せずに同様の制御を行なうことができる。すなわち、
親局のフレーム受信部72に実データアドレス(実デー
タの送信元アドレス)を検出し、該実データアドレスが
非アクセス端末アドレステーブル63に存在する場合に
削除するように構成できる。図26はかかる第1変形例
のフレーム受信部の構成図であり、図21と同一部分に
は同一符号を付している。72cは子局から受信したフ
レームが実データフレームの場合、該フレームより実デ
ータアドレスを検出する実データアドレス検出部、72
dは実データアドレスを記憶するメモリ部である。
【0070】図27は第1変形例における子局の非アク
セス端末通知部81の構成図であり、図22と同一部分
には同一符号を付している。図22と異なる点は、再送
タイマ、レスポンスメモリを削除し、デリートフレーム
送信機能を除去した点である。図28は第1変形例の親
局の処理フローである。尚、リクエストフレーム及びレ
スポンスフレームの送受により、非アクセス端末アドレ
ステーブル63を作成する処理は図21の場合と同一で
ある。端末がLANにアクセスして実データフレームを
子局を介して送信すると、フレーム受信部72は該フレ
ームを受信する(ステップ701)。実データアドレス
検出部72cは実データフレームの送信元アドレス(実
データアドレス)を抽出してメモリ部72dに格納する
と共に(ステップ702)、アドレステーブル更新部6
7にアドレス削除を指示する。これにより、アドレステ
ーブル更新部67は、非アクセス端末アドレステーブル
63に実データアドレスメモリ72dに格納されている
アドレス(実データアドレス)が書き込まれているかチ
ェックし(ステップ703)、登録されていれば該アド
レスを削除して非アクセス端末アドレステーブルを更新
する(ステップ704)。尚、実データアドレスが子局
管理テーブル62に登録されているかチェックし、登録
されていなければ登録する。このようにすれば、正しく
配下の子局(端末)を監理することができる。
【0071】図29は第1変形例における子局の処理フ
ローである。制御部83は子局に接続されている端末5
6の電源がオンすると、フレーム処理部82を起動し、
非アクセス端末通知機能を開始させる(ステップ75
1、752)。ついで、親局よりフレームを受信すれ
ば、フレーム判定部84は自局宛のリクエストフレーム
であるかチェックし(ステップ753)、自局宛のリク
エストフレームでない場合には、該フレームを廃棄す
る。ついで、端末がLANにアクセスしたかチェックし
(ステップ754)、アクセスしてなければステップ7
53に戻り以降の処理を繰り返す。
【0072】一方、フレーム判定部84は自局宛のリク
エストフレームを受信すれば、制御部83に通知する。
これにより、制御部83はフレーム送信部85にレスポ
ンスフレームの生成、送信を指示する。フレーム送信部
85はネットワークアドレス、親局アドレス、端末アド
レス、レスポンスフレームフラグを含むレスポンスフレ
ームを生成して親局に送信する(ステップ755)。こ
れにより、端末56は非アクセス端末として親局の非ア
クセス端末アドレステーブル63に書き込まれる。つい
で、制御部83は端末がLANにアクセスしたかチェッ
クし(ステップ754)、アクセスしてなければステッ
プ753に戻り以降の処理を繰り返す。
【0073】端末56がLANにアクセスする場合、端
末は当然、親局へ向けて実際の通信データ(実データ)
を送信することになる。この結果、親局は該実データフ
レームを受信して、端末56のアドレスを非アクセス端
末アドレステーブル63より削除する。又、端末がLA
Nにアクセスすると制御部83はフレーム処理部82の
非アクセス端末通知を停止する(ステップ756)。
【0074】(h) 第2変形例 以上では、非アクセス端末検索処理に先立って非アクセ
ス端末アドレステーブル63をクリアした場合である
が、クリアせずに非アクセス端末アドレステーブル63
を更新することができる。図30、図31はかかる変形
例における親局の処理フローである。マスタータイマ6
5(図21)が満了すると(ステップ801)、制御部
66が起動する。制御部66はマスターアドレステーブ
ル62に記憶されている最初の端末アドレスを読み出し
送信部メモリ71b及び受信部メモリ72bに書き込む
(ステップ802)。しかる後、フレーム生成部71a
は送信部メモリ71bに記憶された端末アドレス、ネッ
トワークアドレス、アドレスリクエストフレームフラグ
を付加したリクエストフレームを生成する(ステップ8
03)。
【0075】リクエストフレーム生成後、キャリア検出
部73はセグメントからあるいはバックボーンLANか
らキャリアを検出しているか調べ、検出結果をフレーム
送信部71に通知する。フレーム送信部71はキャリア
検出中は伝送路上でのフレームの衝突を防止するため
に、リクエストフレームの送信を停止する(ステップ8
04)。キャリアを検出してなければ、フレーム送信部
71はリクエストフレームを送信する。これにより、再
送タイマ74は計時を開始し、又、再送カウンタ75は
計数値をカウントアップする(ステップ805)。つい
で、再送カウンタ75はカウント値が設定値になったか
調べ(ステップ806)、その結果をフレーム受信部7
2に通知する。フレーム受信部72は、再送タイマが満
了する前に子局よりレスポンスフレームを受信するか監
視する(ステップ807)。レスポンスフレームを受信
せず、しかも、再送カウンタ75の計数値が設定値に達
していない場合には、フレーム判定部72aはフレーム
送信部71に再送を指示する。これにより、フレーム送
信部71はリクエストフレームを子局に再送する(ステ
ップ803,804)。
【0076】一方、再送タイマが満了する前に正しいレ
スポンスフレームを受信すれば、フレーム判定部72a
はアドレステーブル更新部67に受信部メモリ72bに
記憶されているアドレスの書き込みを指示する。これに
より、アドレステーブル更新部67は該アドレスが非ア
クセス端末アドレスとして非アクセス端末アドレステー
ブル63に書き込まれているかチェックし(ステップ8
08)、書き込まれていなければ該端末アドレスを非ア
クセス端末アドレステーブル63に書き込む(ステップ
809)。しかし、書き込まれていれば、書き込みは行
なわない。ついで、フレーム判定部72aは再送カウン
タ75、送信部メモリ71b、受信部メモリ72bにそ
の内容をクリアするように指示すると共に制御部66に
非アクセス端末検索終了を通知する(ステップ81
0)。制御部66は検索終了通知を受信すると、マスタ
ーアドレステーブル62より読み出してない端末アドレ
スが存在するかチェックし(ステップ811)、終了し
てなければ、次の端末アドレスをアドレステーブル62
より読み出し、送信部メモリ71b及び受信部メモリ7
2bに書き込み(ステップ802)、以降の処理を繰り
返す。
【0077】一方、ステップ806において、再送カウ
ンタ75のカウント値が設定値に等しい場合には、再送
カウンタはその旨をフレーム受信部72に通知する。フ
レーム受信部72は、再送タイマが満了する前に子局よ
りレスポンスフレームを受信するか監視する(ステップ
812)。再送タイマが満了する前に、レスポンスフレ
ームを受信すれば、ステップ808以降の処理を繰り返
す。しかし、再送タイマが満了しても、レスポンスフレ
ームを受信しない場合には、フレーム判定部72aはア
ドレステーブル更新部67に受信部メモリ72bに記憶
されているアドレスの削除を指示する。これにより、ア
ドレステーブル更新部67は該アドレスが非アクセス端
末アドレステーブル63に書き込まれているかチェック
し(ステップ813)、書き込まれていれば該端末アド
レスを非アクセス端末アドレステーブル63から削除す
る(ステップ814)。しかし、書き込まれていなけれ
ば、削除は行なわず、ステップ810以降の処理を繰り
返す。以上により、すべての配下の端末について、非ア
クセス端末検策処理を終了すれば、制御部66はマスタ
ータイマ65を起動する(ステップ815)。そして、
マスタータイマが満了すると再び上記処理を繰り返す。
【0078】(i) 応用例 (i-1) メール着信自動通知サービスの手順 図32はメール着信自動通知サービスの手順説明図であ
る。バックボーンLAN50に接続されたメールサーバ
57(図20)は、メールが着信すると親局に非アクセ
ス端末アドレステーブルの転送を要求する。これによ
り、親局は最新の非アクセス端末アドレステーブル63
の内容をメールサーバ57に送る。メールサーバ57は
受信メールの宛先又は未読メール(端末により読み取ら
れていないメール)の宛先が非アクセス端末アドレステ
ーブル中に存在するかチェックし、存在する場合には該
端末にアクセス要求を送信する。子局54はメールサー
バより親局を介してアクセス要求を受信すると、受信バ
ッファを起動すると共にACKフレームをメールサーバ
57に送信してメッセージの受信待ちになる。
【0079】メールサーバはACKフレームの受信によ
り、未読メールが存在することを通知するために存在メ
ッセージを端末に親局を介して送信する。端末は該メッ
セージを受信するとディスプレイ画面に未読メッセージ
がメールサーバに存在することを表示し、メールの存在
をユーザに通知する。又、端末はメッセージの受信をA
CKフレームによりメールサーバに通知する。
【0080】(i-2) 個人スケジュールの自動収集サービ
スの手順 図33はグループスケジュール管理における個人スケジ
ュールの自動収集サービス手順の説明図である。スケジ
ュール管理用サーバ57は、内蔵の個人スケジュール収
集タイマが満了すると、親局に非アクセス端末アドレス
テーブルの転送を要求する。これにより、親局は最新の
非アクセス端末アドレステーブル63の内容をメールサ
ーバ57に送る。スケジュール管理用サーバ57は、非
アクセス端末アドレステーブル中の端末に対して、個人
スケジュールを送信するように要求メッセージを送信す
る。尚、個人スケジュールは、端末のユーザが事前に作
成して該端末のメモリに登録されている。
【0081】端末は親局を介して要求メッセージを受信
すると、メモリにセーブしてある個人スケジュール情報
をサーバに送信しディスプレイ画面に送信終了を表示す
る。スケジュール管理用サーバ57は、個人スケジュー
ル情報を受信した場合、あるいは一定回数要求メッセー
ジを送信しても返答がない場合には、非アクセス端末ア
ドレステーブル中の次の端末に対して順次要求メッセー
ジを送信する。そして、非アクセス端末アドレステーブ
ル中のすべての端末に対する要求を行なった場合、個人
スケジュール収集タイマを再起動し、収集処理を終了す
る。
【0082】以上説明したように、第2実施例によれ
ば、ワイヤレスLANシステムにおいて制御局の役割を
果たす親局に、非アクセス端末アドレステーブルを作
成、更新する機能を持たせたから、サーバからの問い合
わせにより該テーブルをサーバに通知することができ、
サーバから非アクセス端末への自動アクセス、非アクセ
ス端末よりサーバへの自動ファイル転送等のサービスを
行なうことができる。又、必要時以外は、子局の非アク
セス端末通知機能を非動作状態にすることにより省電力
化を図ることができる。更に、端末の運用時間管理や時
刻の自動調節等のセグメント内の端末一括管理を実現す
る場合にも適用することができる。
【0083】又、実現形態として現状の流れはMAC層
及び物理層はLSI化され、LLC層(Logical Link C
ontrol sub-layer)はCPUを使ってソフトウェアで構
成されている。現状の実現方法は親局をブリッジとして
構成し、非アクセス端末アドレステーブルをMAC層で
管理し、子局有無管理テーブルをLLC層で管理する。
しかし、各管理テーブルのハードウェア的な大きさ及び
処理の複雑さから考えて、大規模ワイヤレスLANシス
テムでは非アクセス端末アドレステーブルもLLCで実
現することが望ましい。又、将来、LSIの集積度が向
上し、しかも、設計及び製造コストが減少すれば、両方
のテーブルはMAC層に実装され、親局はフィルタ付き
のレピータとして実現できると考えられる。このように
親局をレピータとして実現できれば、ブリッジとして実
現する場合に比較して約半分の価格で提供できるように
なる。以上、本発明を実施例により説明したが、本発明
は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形
が可能であり、本発明はこれらを排除するものではな
い。
【0084】
【発明の効果】
・第1実施例の効果 以上本発明によれば、移動子局は事前に、例えば定期的
に接続可能な親局を探索し、求まった接続可能な親局の
アドレスを親局管理テーブルに記憶するから、子局の移
動により親局を切り替える必要が生じたとき、該テーブ
ルを参照して直ちに接続可能な親局を認識できる。すな
わち、親局切り替え時に、時間のかかる親局探索を行な
うことなく短時間で親局の切り替えができ、切り替え時
に到来する移動子局宛のフレームの喪失を防止すること
ができる。又、本発明によれば、親局の通信環境(例え
ばフレーム受信強度)を検出し、親局管理テーブルに親
局アドレスと共に該通信環境を示すデータ、あるいは通
信環境の良好度に応じた優先順位を記憶し、新たな親局
に接続が必要になった時、通信環境が最高の親局から接
続依頼を送出するようにしたから、最良の通信状態の親
局、換言すれば、移動先セルの親局を新親局にでき、以
後良好な通信を行なうことができる。
【0085】更に、本発明によれば、新たな親局との接
続が必要になった時、それまでの親局(旧親局)との間
の通信パスを維持したまま、新親局との通信接続を確立
し、しかる後、新親局を介して旧親局に対して移動子局
宛データの転送を依頼し、転送完了後に旧親局に対して
通信パスの切断を指示するようにしているから、旧親局
のバッファに蓄積されている移動子局宛のデータが廃棄
されることはない。又、本発明によれば、移動子局と新
親局との接続が確立したとき、該移動子局と旧親局との
接続も維持されているため2重にパスが存在する状態に
なるが、新親局は移動子局宛のフレームのうち旧親局か
らのフレームのみ移動子局に中継し、その他の移動子局
宛のフレームは廃棄するようにしたから、2重パス状態
による誤動作を防止することができる。
【0086】更に、本発明によれば、旧親局より一括転
送によりバッファに蓄積されている移動子局宛データを
新親局を介して転送できるため、転送時間を短縮でき
る。又、移動子局宛データをフレーム単位で転送するこ
ともでき、かかる場合には、一括転送のようにバックボ
ーンLANを占有することがなく、しかも、新親局のバ
ッファに負担を掛けることもない。又、転送データ量が
規定量以下の場合には一括転送し、規定量以上の場合に
はフレーム単位で転送するようにしたから、両者の利点
を考慮したデータ転送を行なうことができる。
【0087】又、本発明によれば、新旧親局がネットワ
ーク中継機により接続されている場合、ネットワーク中
継機は、移動子局が新親局を介して旧親局に送信する移
動通知フレーム(例えばデータ転送依頼フレーム)の送
信元アドレスに基づいて内蔵のブリッジパステーブルB
PTの内容を変更するから、移動子局がセル間移動して
もネットワーク中継機は正しく移動子局宛フレームを該
子局が属するバックボーンLANに送出でき、移動子局
は自分宛のフレームを確実に受信することができる。更
に本発明によれば、移動子局は新親局との接続確立後、
1回だけ移動通知フレームを転送するだけで親局の切り
替えができるようにしているため、親局切り替えの時間
を短縮できる。又、旧親局は移動子局宛の蓄積データ転
送前に転送完了通知を送信するようにしているから、移
動子局は該転送完了通知の受信によりデータ受信前に新
親局に受信可能通知を送出して親局切り替えを短時間で
完了することができる。
【0088】・第2実施例の効果 本発明によれば、親局は非アクセス状態にあるセグメン
ト内の全端末を把握でき、サーバより問い合わせがあれ
ば直ちに非アクセス端末のリストを通知できる。この結
果、サーバは非アクセス端末を知ることができ、該端末
へメッセージの有無通知、メッセージの自動転送、ある
いは該端末に設定されているスケジュールデータの取り
込み処理等を行なうことができる。又、本発明によれ
ば、子局に接続された端末の電源投入により、子局の非
アクセス端末通知機能を起動し、デリートACKフレー
ムの受信により、該機能を停止するようにしたから、子
局の省電力化を図ることができる。
【0089】又、本発明によれば、端末から実データフ
レームを受信したとき、該フレームに含まれる端末アド
レスを抽出し、該端末アドレスを子局有無管理テーブル
に登録すると共に、該端末アドレスを非アクセス端末ア
ドレステーブルより削除するようにしたから、子局有無
管理テーブルにより配下の子局を正確に管理できると共
に、非アクセス端末アドレステーブルにより非アクセス
端末を正確に把握することができる。
【0090】更に、親局は、リクエストフレームに対す
るレスポンスフレームを受信しない場合には、予め設定
した回数リクエストフレームを再送し、それでもレスポ
ンスフレームを受信しない場合には、端末は電源オフ状
態にあるか、移動により配下でなくなったと判断して端
末のアドレスを非アクセス端末アドレステーブルより削
除するようにしたから、正確に非アクセス端末アドレス
テーブルを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理説明図である。
【図2】本発明の第2の原理説明図である。
【図3】第1実施例のワイヤレスLANシステムの構成
図である。
【図4】ネットワーク中継機(ブリッジ)のブリッジパ
ステーブルの構成図である。
【図5】フレーム構成図である。
【図6】子局の構成図である。
【図7】親局管理テーブルの構成図である。
【図8】子局の処理フロー(その1)である。
【図9】子局の処理フロー(その2)である。
【図10】親局の構成図である。
【図11】データバッファの構成図である。
【図12】フィルタリングテーブルの構成図である。
【図13】新親局の処理フロー(その1)である。
【図14】新親局の処理フロー(その2)である。
【図15】ブリッジパステーブルの管理処理フローであ
る。
【図16】旧親局の処理フローである。
【図17】転送ルーチンの処理フローである。
【図18】手順説明図である。
【図19】別の切り替え制御手順説明図である。
【図20】第2実施例のワイヤレスLANシステムの構
成図である。
【図21】親局における非アクセス端末検索部の構成図
である。
【図22】子局における非アクセス端末通知部の構成図
である。
【図23】親局の非アクセス端末アドレステーブルの更
新処理フローである。
【図24】子局の非アクセス端末通知処理フローであ
る。
【図25】デリートフレーム受信時の親局の処理フロー
である。
【図26】第1変形例におけるフレーム受信部の構成図
である。
【図27】第1変形例における非アクセス端末通知部の
構成図である。
【図28】第1変形例の親局の処理フローである。
【図29】第1変形例の子局の処理フローである。
【図30】第2変形例における親局の処理フロー(その
1)である。
【図31】第2変形例における親局の処理フロー(その
2)である。
【図32】メール着信自動通知サービスの手順説明図で
ある。
【図33】個人スケジュールの自動収集サービスの手順
説明図である。
【符号の説明】
10・・バックボーンLAN 121,122・・親局 13・・マルチセル 131,132・・セル 14・・子局(移動子局) 25・・親局管理テーブル 34・・子局管理テーブル 50・・バックボーンLAN 52・・親局 53・・セグメント 54・・子局 56・・子局に接続された端末 61・・非アクセス端末検索部 62・・子局有無管理テーブル 63・・非アクセス端末アドレステーブル 64・・マスターアドレステーブル 81・・非アクセス端末通知部

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LANにそれぞれ接続されると共に、配
    下の子局アドレスを管理する子局管理テーブルを有する
    2台以上の親局と、端末に接続されると共に、親局との
    間でワイヤレスで信号の送受を行なう子局を備え、子局
    は移動時に接続可能な親局の探索を行ない、新たな親局
    に接続し、該新たな親局との間で信号の送受を行なうワ
    イヤレスLANシステムにおいて、 子局は、 事前に接続可能な親局を探索する手段と、 該接続可能な親局のアドレスを保持する親局管理テーブ
    ルと、 新たな親局に接続が必要になった時、前記親局管理テー
    ブルに保持されている親局に接続依頼を送出する親局・
    子局間の接続制御手段を備えたワイヤレスLANシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記子局は、 接続可能な親局と子局間の通信環境を検出する検出部を
    備え、 前記親局管理テーブルに親局のアドレスと共に該通信環
    境を示すデータを記憶し、新たな親局に接続が必要にな
    った時、接続制御手段は通信環境が最良の親局に接続依
    頼を送出する請求項1記載のワイヤレスLANシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記子局は、 テーブル内容を更新するための更新タイマーを備え、 前記探索手段は、タイマー満了時に定期的に接続可能な
    親局を探索する請求項1又は請求項2記載のワイヤレス
    LANシステム。
  4. 【請求項4】 接続制御手段は通信環境がよい親局より
    順に接続依頼を送出し、いずれの親局とも接続が確立し
    ない場合には、前記探索手段は接続可能な親局を探索し
    て親局管理テーブルに登録し、接続制御手段は再度通信
    環境がよい親局より順に接続依頼を送出する請求項3記
    載のワイヤレスLANシステム。
  5. 【請求項5】 新たな親局との接続が必要になった時、
    前記接続制御手段はそれまでの旧親局との間の通信パス
    を維持したまま、新親局へ接続依頼を送出する請求項1
    記載のワイヤレスLANシステム。
  6. 【請求項6】 新親局は、 移動子局からの接続依頼により該移動子局と自局間の接
    続を確立する接続制御手段と、 接続依頼を送出した移動子局のアドレスを子局管理テー
    ブルに書き込む手段と、 移動子局と自局間の接続確立後、該移動子局宛のフレー
    ムのうち旧親局からのフレームのみ移動子局に中継し、
    その他の移動子局宛のフレームは廃棄するデータフィル
    タ手段とを備えた請求項5記載のワイヤレスLANシス
    テム。
  7. 【請求項7】 LANシステムは、 複数のLANを相互接続し、LAN毎に配下の子局、あ
    るいは接続する端末のアドレスを記憶するテーブルを備
    え、所定のLANより取り込んだフレームを前記テーブ
    ルを参照して宛先である子局、あるいは端末が属するL
    ANに送出するネットワーク中継機を備え、 子局は、新親局との接続が確立した後にセル間移動した
    ことを通知する移動通知フレームを該新親局を介して旧
    親局に送出する手段を備え、 ネットワーク中継機は、移動通知フレームの送信元アド
    レスに基づいて前記テーブル内容を変更する請求項1記
    載のワイヤレスLANシステム。
  8. 【請求項8】 移動子局は、新親局との接続が確立した
    後、新親局を介して旧親局に対して該旧親局のバッファ
    に蓄積されている移動子局宛データを移動子局に転送す
    るよう依頼する転送依頼を送出する手段を備えた請求項
    6記載のワイヤレスLANシステム。
  9. 【請求項9】 旧親局は、転送依頼により、バッファ内
    に蓄積されている移動子局宛のデータ及び転送完了通知
    を新親局を介して移動子局に一括転送あるいはフレーム
    単位で転送する手段を有する請求項8記載のワイヤレス
    LANシステム。
  10. 【請求項10】 旧親局は、移動子局宛のすべてのバッ
    ファ内蓄積データを転送した後に、移動子局宛のフレー
    ムを廃棄する手段を有する請求項9記載のワイヤレスL
    ANシステム。
  11. 【請求項11】 移動子局は、旧親局よりの転送完了通
    知の受信により、新親局を介して旧親局に切断依頼を送
    出する手段を備えた請求項10記載のワイヤレスLAN
    システム。
  12. 【請求項12】 旧親局は、移動子局よりの切断依頼に
    より子局管理テーブルより該移動子局のアドレスを削除
    して該移動子局との通信パスを切断する手段と、 切断したことを新親局を介して移動子局に通知する手段
    をを備えた請求項11記載のワイヤレスLANシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 移動子局は、旧親局より切断通知を受
    信後、新親局に受信可能通知を送出する手段を備え、 新親局の前記データフィルタ手段は、受信可能通知受信
    後、移動子局宛の全フレームを移動子局に中継する請求
    項12記載のワイヤレスLANシステム。
  14. 【請求項14】 移動子局は、新親局との接続が確立し
    た後、新親局を介して旧親局に対して、該旧親局のバッ
    ファに蓄積されている移動子局宛データを新親局を介し
    て移動子局に転送するように、かつ、移動子局のアドレ
    スを子局管理テーブルから削除するように依頼する移動
    通知を送出する手段を備えた請求項6記載のワイヤレス
    LANシステム。
  15. 【請求項15】 旧親局は、移動通知の受信により、転
    送するバッファ内蓄積データの先頭に、データ転送を行
    ない、かつ、アドレスを子局管理テーブルより削除して
    移動子局との通信パスを切断したことを通知する切断フ
    レームを付加して一括転送あるいはフレーム単位で転送
    する手段を備えた請求項14記載のワイヤレスLANシ
    ステム。
  16. 【請求項16】 旧親局は、旧親局のバッファに蓄積さ
    れている子局のデータ量を監視する手段と、 データ量が設定値より少ない場合には一括転送し、多い
    場合にはフレーム単位で転送する手段を備えた請求項1
    5記載のワイヤレスLANシステム。
  17. 【請求項17】 LANにそれぞれ接続された親局との
    間でワイヤレスで信号の送受を行なうと共に、移動時に
    接続可能な親局の探索を行ない、求まった新たな親局に
    接続し信号の送受を行なうワイヤレスLANシステムに
    おける子局において、該子局は、 予め、接続可能な親局を探索する手段と、 該接続可能な親局のアドレスを保持する親局管理テーブ
    ルと、 新たな親局に接続が必要になった時、前記親局管理テー
    ブルに保持されている親局に接続依頼を送出する親局・
    子局間の接続制御手段と、 新たな親局との接続が確立した後、新親局を介して旧親
    局に対して該旧親局のバッファに蓄積されている移動子
    局宛データを移動子局に転送するよう依頼する転送依頼
    フレームを送出する手段と、 旧親局より移動子局宛のデータの転送完了通知の受信に
    より、新親局を介して旧親局に切断依頼を送出する手段
    と、 旧親局より切断通知を受信後、新親局に受信可能通知を
    送出する手段を備えたワイヤレスLANシステムにおけ
    る子局。
  18. 【請求項18】 LANにそれぞれ接続され、配下の子
    局との間でワイヤレスで信号の送受を行なうワイヤレス
    LANシステムにおける親局において、該親局は、 移動子局からの接続依頼により該移動子局と自局間の接
    続を確立する接続制御手段と、 接続依頼を送出した移動子局のアドレスを子局管理テー
    ブルに書き込む手段と、 移動子局と自局間の接続確立
    後、該移動子局宛のフレームのうちそれ迄の親局からの
    フレームのみ移動子局に中継し、その他の移動子局宛の
    フレームは廃棄する手段と、 移動子局と旧親局間の制御フレームの中継制御を行なう
    手段と、 旧親局との間の通信パス切断後に移動子局から送出され
    る受信可能通知を受信した時、以後、移動子局宛の全フ
    レームを中継する手段を有するワイヤレスLANシステ
    ムにおける親局。
  19. 【請求項19】 親局は更に、 移動子局よりの転送依頼により、バッファ内に蓄積され
    ている移動子局宛のデータ及び転送完了通知を新親局を
    介して移動子局に一括転送あるいはフレーム単位で転送
    する手段と、 移動子局宛のすべてのバッファ内蓄積データを転送した
    後に、移動子局宛のフレームを廃棄する手段と、 移動子局より切断依頼を受信した時、子局管理テーブル
    より該移動子局のアドレスを削除して該移動子局との通
    信パスを切断する手段と、 切断したことを新親局を介して移動子局に通知する手段
    を備えた請求項18記載のワイヤレスLANシステムの
    親局。
  20. 【請求項20】 LANにそれぞれ接続されると共に、
    配下の子局の有無を管理する子局有無管理テーブルを有
    する親局と、端末に接続されると共に親局との間でワイ
    ヤレスで信号の送受を行なう子局を備えたワイヤレスL
    ANシステムにおいて、親局は、 電源投入状態にあるがLANにアクセスしていない状態
    の端末(非アクセス端末)のアドレスを記憶する非アク
    セス端末アドレステーブルと、 非アクセス状態の検索対象となる全ての端末アドレスを
    登録しているマスターアドレステーブルと、 宛先端末アドレスを含むリクエストフレームをマスター
    アドレステーブルに従い順次配下の子局に送信する手段
    と、 宛先端末が電源投入状態にあるがLANにアクセスして
    いない状態にあるとき、該リクエストフレームに応答し
    て子局から送信されて来るレスポンスフレームを受信
    し、該宛先端末のアドレスを前記非アクセス端末アドレ
    ステーブルに登録する手段を備えたワイヤレスLANシ
    ステム。
  21. 【請求項21】 前記親局は、定期的に非アクセス端末
    アドレステーブルをクリアする手段を備え、 非アクセス端末アドレステーブルをクリアした後で、非
    アクセス端末アドレステーブルへの端末アドレスの登録
    処理を行なう請求項20記載のワイヤレスLANシステ
    ム。
  22. 【請求項22】 前記親局は、更に、 端末がLANにアクセスした時に、子局より送信される
    端末アドレスを含むデリートフレームを受信し、該端末
    アドレスを非アクセス端末アドレステーブルより削除す
    る手段と、 デリートフレームの受信を子局に通知するデリートAC
    Kフレームを作成して送信する手段を備えた請求項20
    記載のワイヤレスLANシステム。
  23. 【請求項23】 子局は、前記リクエストフレームに含
    まれる宛先端末が電源投入状態にあるがLANにアクセ
    スしていない状態にあるとき、レスポンスフレームを親
    局に送信する手段と、 子局に接続された端末がLANにアクセスした時に、該
    端末のアドレスを含むデリートフレームを親局に送信す
    る手段を備えた請求項22記載のワイヤレスLANシス
    テム。
  24. 【請求項24】 子局は、該子局に接続された端末の電
    源投入により、前記レスポンスフレームやデリートフレ
    ームの転送機能を動作させる手段と、 デリートACKフレームの受信により、該転送機能を非
    動作にする手段を備えた請求項23記載のワイヤレスL
    ANシステム。
  25. 【請求項25】 前記親局は、更に、 LANへのアクセスにより子局を介して端末から実デー
    タフレームを受信したとき、該フレームに含まれる端末
    アドレスを抽出する手段と、 該端末のアドレスを前記子局有無管理テーブルに登録す
    る手段と、 該端末アドレスを非アクセス端末アドレステーブルより
    削除する手段を備えた請求項20記載のワイヤレスLA
    Nシステム。
  26. 【請求項26】 子局は、接続された端末の電源投入に
    より、前記レスポンスフレームの転送機能を動作させる
    手段と、 端末がLANにアクセスしたことにより該転送機能を非
    動作にする手段を備えた請求項25記載のワイヤレスL
    ANシステム。
  27. 【請求項27】 LANにそれぞれ接続されると共に、
    配下の子局の有無を管理する子局有無管理テーブルを有
    する親局と、端末に接続されると共に親局との間でワイ
    ヤレスで信号の送受を行なう子局を備えたワイヤレスL
    ANシステムにおいて、親局は、 電源投入状態にあるがLANにアクセスしていない状態
    の端末(非アクセス端末)のアドレスを記憶する非アク
    セス端末アドレステーブルと、 非アクセス状態の検索対象となる全ての端末アドレスを
    登録しおくマスターアドレステーブルと、 子局有無管理テーブルに登録されている宛先端末アドレ
    スを含むリクエストフレームを順次マスターアドレステ
    ーブルに登録されたアドレスに従い配下の子局に送信す
    る手段と、 宛先端末が電源投入状態にあるがLANにアクセスして
    いない状態にあるため、子局がリクエストフレームに応
    答してレスポンスフレームを送信した時、該レスポンス
    フレームを受信して前記宛先端末のアドレスを前記非ア
    クセス端末アドレステーブルに登録する手段と、 リクエストフレームに対するレスポンスフレームを受信
    しない場合には、前記宛先端末のアドレスを非アクセス
    端末アドレステーブルより削除する手段を備えたワイヤ
    レスLANシステム。
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