JPH08189501A - 油圧モータの駆動回路 - Google Patents

油圧モータの駆動回路

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JPH08189501A
JPH08189501A JP233095A JP233095A JPH08189501A JP H08189501 A JPH08189501 A JP H08189501A JP 233095 A JP233095 A JP 233095A JP 233095 A JP233095 A JP 233095A JP H08189501 A JPH08189501 A JP H08189501A
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JP
Japan
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motor
hydraulic motor
oil passage
pressure
valve
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Withdrawn
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JP233095A
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English (en)
Inventor
Kimimasa Onda
公正 恩田
Junichi Tabata
潤一 田畑
Nobumi Toyoura
信海 豊浦
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
Application filed by Caterpillar Mitsubishi Ltd, Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd filed Critical Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication of JPH08189501A publication Critical patent/JPH08189501A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
    • F16H61/4061Control related to directional control valves, e.g. change-over valves, for crossing the feeding conduits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
    • F16H61/42Control of exclusively fluid gearing hydrostatic involving adjustment of a pump or motor with adjustable output or capacity
    • F16H61/421Motor capacity control by electro-hydraulic control means, e.g. using solenoid valves

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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧モータの駆動性能を確保しつつ、油圧モ
ータの停止操作時における操作フィーリングを改善する
こと。 【構成】 リリーフ弁のパイロット回路は、モータ制御
弁の作用時にリリーフ弁に油圧ポンプの吐出圧が作用す
るモータ駆動圧作用油路と、モータ制御弁の中立時にリ
リーフ弁にパイロットポンプの吐出圧が作用するモータ
容量制御圧作用油路とを含んでいる。リリーフ弁の設定
圧力は、油圧モータの駆動時には所定の一定値となるよ
う規定され、油圧モータの駆動停止時には油圧モータの
容量に略逆比例した可変値となるよう規定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械における油圧
モータの駆動回路、更に詳しくは、油圧ショベル等に備
えられた、走行装置あるいは旋回装置等の慣性体を回転
駆動する可変容量油圧モータの駆動回路、に関する。
【0002】
【従来の技術】上記種類の可変容量油圧モータの駆動回
路の従来例について説明する。油圧ポンプと可変容量油
圧モータ(以下単に油圧モータと称する)の入口とは、
モータ制御弁を通る供給油路により接続されている。油
圧モータの出口と油タンクとは、前記モータ制御弁を通
る排出油路により接続されている。供給油路と排出油路
との間はバイパス油路により接続されている。バイパス
油路には排出油路の圧力を規定するリリーフ弁が配設さ
れている。回路の、モータ制御弁と油圧モータとの間に
はカウンタバランス弁が配置されている。カウンタバラ
ンス弁は、供給油路の圧油により中立位置から一方の作
用位置に切り換えられ、中立位置で閉じられている排出
油路を開く。供給油路の、カウンタバランス弁への作用
位置より下流側にはチェック弁が配置され、下流方向へ
のみ圧油の流れを許容する。前記バイパス油路は、チェ
ック弁の下流側に配設されている。油圧モータには容量
制御機構が備えられている。パイロットポンプと容量制
御機構とは、切換弁を通るモータ容量制御油路により接
続されている。切換弁が一方の位置にある状態では、モ
ータ容量制御油路は閉じられ、容量制御機構にはパイロ
ット圧が供給されないので、油圧モータの容量は大で、
油圧モータは低速回転する。切換弁が他方の位置に切り
換えられると、容量制御機構にはパイロット圧が供給さ
れ、油圧モータの容量が小となって、油圧モータは高速
回転する。油圧モータには、例えば旋回装置のような慣
性体が駆動結合されている。
【0003】モータ制御弁を中立位置から一方の作用位
置に切り換えると、油圧ポンプの吐出圧油は、供給油
路、油圧モータ及び排出油路を通り油タンクへリターン
し、油圧モータが回転駆動される。油圧モータの回転駆
動を停止すべく、モータ制御弁を中立位置に戻すと、油
圧ポンプの吐出圧油は、供給油路、モータ制御弁を経て
油タンクへリターンされ、油圧モータへは供給されな
い。カウンタバランス弁は中立位置に復帰し、排出油路
が閉じられる。一方、供給油路も、前記チェック弁によ
り下流側から上流側への圧油の流れは閉じられる。この
状態で、油圧モータは、慣性体によって駆動方向と同方
向に回転させられるので、油圧モータの排出油は、カウ
ンタバランス弁との間の排出油路及びリリーフ弁の上流
側におけるバイパス油路において閉塞状態となる。排出
油路及びバイパス油路(リリーフ弁の上流側)の圧力が
上昇し、リリーフ弁の設定圧(設定されたリリーフ圧)
B に達すると、油圧モータの排出油は、リリーフ弁を
経て供給油路に流出する。すなわち、油圧モータの停止
作動時における制動圧力PB は、前記リリーフ弁の設定
圧PB により規定される。油圧モータの容量は、切換弁
の操作により複数段に制御されるが、この操作は、オペ
レータにより任意に、あるいは自動変速信号により行な
われる。なお、油圧モータを逆転させる場合には、モー
タ制御弁を中立位置から他方の作用位置に切り換える
と、油圧ポンプの吐出圧油は、前記排出油路、油圧モー
タ及び供給油路を通り油タンクへリターンし、油圧モー
タが逆方向に回転駆動される。これに付随して前記駆動
回路には、前記と同様な機能を有する各構成要素が備え
られているが、説明は省略する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、油圧
モータの容量は複数段、例えば二段に制御される。切換
弁が一方の位置にある状態では、容量制御機構へはパイ
ロット圧が供給されないので、モータ容量制御圧PC
小(比較的低い)、油圧モータの容量qは大となり、油
圧モータは低速回転する。切換弁が他方の位置にある状
態では、容量制御機構にはパイロット圧が供給されるの
で、モータ容量制御圧PC は大(比較的高い)、油圧モ
ータの容量qは小となり、油圧モータは高速回転する。
油圧モータを停止させる場合、停止直前の油圧モータの
回転数はモータ容量によって決定されるから、モータ制
御弁による停止操作時にリリーフ弁で吸収すべき慣性体
のエネルギも、モータ容量qに逆比例して複数段、例え
ば二段である。すなわち、モータ容量制御圧PC が小の
とき、モータ容量qは大となり、その結果、モータ回転
数は小(比較的低い)、慣性体回転数は小(比較的低
い)、慣性エネルギは小となる。またモータ容量制御圧
C が大のとき、モータ容量qは小となり、その結果、
モータ回転数は大(比較的高い)、慣性体回転数は大
(比較的高い)、慣性エネルギは大となる。
【0005】前記した作用から明らかなように、モータ
制御弁の操作により油圧モータの回転を停止させる時の
制動圧力PB は、リリーフ弁の設定圧PB により規定さ
れる。そしてこのリリーフ弁の設定圧PB は一定値に規
定されている。油圧モータによって発生する制動トルク
Tは次式で示される。 T=モータ容量q×制動圧力PB すなわち制動圧力PB は一定であるので、制動トルクT
はモータ容量qに比例する。以上の記載を要約すると、
下記表1に示すとおりである。
【0006】
【表1】
【0007】表1から明らかなように、前記従来の駆動
回路においては、慣性エネルギが大の時は制動トルクT
が小、慣性エネルギが小の時は制動トルクTが大とな
り、慣性エネルギと制動トルクTとの関係が逆転状態と
なり、油圧モータ停止操作時、すなわち慣性体の停止操
作時におけるオペレータフィーリングが良くない。更に
具体的には、油圧モータの低速作動(モータ容量qは
大、慣性エネルギは小)からの停止操作時における衝撃
が大きく、操作フィーリングが悪い。
【0008】本発明の目的は、油圧モータの駆動性能を
確保しつつ、油圧モータの停止操作時における操作フィ
ーリングが改善された、新規な油圧モータの駆動回路を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、油圧ポ
ンプと、慣性体を回転駆動しかつ容量制御機構を備えた
可変容量油圧モータと、該油圧ポンプの吐出圧油をモー
タ制御弁を介して該油圧モータに供給する供給油路と、
該油圧モータからの排出油を該制御弁を介して油タンク
へ戻す排出油路と、該排出油路の圧力を規定するよう該
供給油路と該排出油路とを接続するバイパス油路に配設
されたリリーフ弁手段と、該油圧モータの駆動が停止さ
れる該制御弁の中立時に、該供給油路、該油圧モータ、
該排出油路及び該バイパス油路により閉塞回路を構成す
る回路閉塞弁手段と、モータ容量制御弁を介してパイロ
ットポンプの吐出圧油を該容量制御機構に供給するモー
タ容量制御油路とを備えた油圧モータの駆動回路におい
て、該リリーフ弁手段はパイロット制御型リリーフ弁か
ら構成され、該リリーフ弁に関連して、該リリーフ弁に
パイロット圧を作用させることによりその設定圧を規定
するパイロット回路が付設され、該パイロット回路は、
該油圧モータが駆動される該制御弁の作用時に該リリー
フ弁に該制御弁を介して該油圧ポンプの吐出圧が作用す
るモータ駆動圧作用油路と、該油圧モータの駆動が停止
される該制御弁の中立時に該リリーフ弁に該モータ容量
制御弁を介して該パイロットポンプの吐出圧が作用する
モータ容量制御圧作用油路とを含み、該リリーフ弁の設
定圧は、該油圧モータの駆動時には所定の一定値となる
よう規定され、該油圧モータの駆動停止時には該油圧モ
ータの容量に略逆比例した可変値となるよう規定されて
いる、ことを特徴とする油圧モータの駆動回路、が提供
される。
【0010】
【作用】油圧モータが駆動されるモータ制御弁の作用時
には、リリーフ弁にはモータ駆動圧作用油路を介してモ
ータ駆動圧Pm が作用する。この駆動状態において、リ
リーフ弁の設定圧PB は所定の一定値となるよう規定さ
れているので、油圧モータの駆動トルクは従来通り確保
される。すなわち、牽引力、登坂力等の駆動性能は従来
通り確保される。一方、油圧モータの駆動が停止される
モータ制御弁の中立時には、リリーフ弁にはモータ容量
制御圧作用油路を介してモータ容量制御圧PC が作用す
る。この停止操作時において、リリーフ弁の設定圧力P
BCはモータ容量qに略逆比例した可変値となるよう規定
されている。したがって、制動トルクT(モータ容量q
×制動圧力PBC)は、モータ容量qの大小にかかわら
ず、概ね一定となる。その結果、油圧モータの低速作動
(モータ容量qは大、慣性エネルギは小)からの停止操
作時における衝撃は緩和され、操作フィーリングが向上
する。
【0011】
【実施例】以下、図1を参照して、本発明に従って改良
された、油圧モータの駆動回路の一実施例を説明する。
なおこの回路は図示しない油圧ショベルに装着されてい
る。油圧ポンプ2と可変容量油圧モータ(以下単に油圧
モータと称する)4の入口とは、モータ制御弁6を通る
供給油路8により接続されている。油圧モータ4の出口
と油タンクTとは、モータ制御弁6を通る排出油路10
により接続されている。供給油路8と排出油路10との
間はバイパス油路12及び14によりそれぞれ接続され
ている。バイパス油路12には排出油路10の圧力を規
定するリリーフ弁16が配設されている。バイパス油路
14には供給油路8の圧力を規定するリリーフ弁18が
配設されている。供給油路8の上流部は油路20により
油タンクTに接続され、油路20には、油圧ポンプ2の
吐出圧を規定するリリーフ弁22が配設されている。回
路の、モータ制御弁6とバイパス油路12との間にはカ
ウンタバランス弁24が配置されている。供給油路8
の、カウンタバランス弁24への作用位置より下流側に
はチェック弁26が配置され、下流方向へのみ圧油の流
れを許容する。供給油路8の、カウンタバランス弁24
の上流側とチェック弁26の下流側とは、カウンタバラ
ンス弁24を介して油路28により接続されている。排
出油路10は、カウンタバランス弁24を通ってモータ
制御弁6に接続されている。排出油路10の、カウンタ
バランス弁24の上流側と下流側とは油路30によりバ
イパスして接続されている。油路30にはチェック弁3
2が配置されている。チェック弁32は、油路30の、
カウンタバランス弁24への作用位置より、排出油路1
0に関して上流側寄りの位置に配置され、油路30の下
流方向への圧油の流れを阻止する。
【0012】油圧モータ4には容量制御機構34が備え
られている。なお油圧モータ4は、斜板型アキシャルピ
ストンモータから構成され、旋回装置のような慣性体3
6を回転駆動するよう、慣性体36の図示しない駆動系
と駆動結合されている。パイロットポンプ38と容量制
御機構34とは、モータ容量制御弁である比例電磁制御
弁40を通るモータ容量制御油路42により接続されて
いる。モータ容量制御油路42の上流部は油路44によ
り油タンクTに接続され、油路44には、パイロットポ
ンプ38の吐出圧を規定するリリーフ弁46が配設され
ている。
【0013】それぞれリリーフ弁手段を構成するリリー
フ弁16及び18はパイロット制御型リリーフ弁から構
成されている。リリーフ弁16及び18に関連して、リ
リーフ弁16及び18にそれぞれパイロット圧を作用さ
せることによりそれぞれの設定圧を規定するパイロット
回路が付設されている。以下、このパイロット回路につ
いて説明する。モータ制御弁6の下流側における、供給
油路8と排出油路10との間の油路には、高圧選択弁で
あるシャトル弁50が配設されている。すなわちシャト
ル弁50の入力側の一方は供給油路8に接続され、入力
側の他方は排出油路10に接続されている。シャトル弁
50の出力側と他の高圧選択弁であるシャトル弁52の
入力側の一方とは油路54により接続され、シャトル弁
52の入力側の他方と、比例電磁制御弁40の下流側に
おけるモータ容量制御油路42とは、油路56により接
続されている。シャトル弁52の出力側は、油路58に
より、それぞれリリーフ弁16及び18のパイロットポ
ートに接続されている。
【0014】図1に示す実施例において、油圧ポンプ2
の吐出圧すなわちモータ駆動圧Pmの上限値を規定する
リリーフ弁22の設定圧は概ね30〜40MPa (メガ
パスカル)、パイロットポンプ38の吐出圧、すなわち
モータ容量制御圧PC の上限値を規定するリリーフ弁4
6の設定圧は概ね3〜4MPa 、リリーフ弁16及び1
8の設定圧は、油路58を介してそれぞれのパイロット
ポートに作用するパイロット圧が概ね5MPa 以上で一
定値PB となるよう規定されている。すなわち、それぞ
れのパイロットポートに作用するパイロット圧が概ね5
MPa 以上で、リリーフ弁16及び18のリリーフ圧P
B を規定するばね力の最大値が一定に保持されるよう構
成されている。
【0015】モータ制御弁6を図示の中立位置から一方
の作用位置Aに切り換えると、油圧ポンプ2の吐出圧油
は、供給油路8を介して油圧モータ4に供給される。供
給油路8のモータ駆動圧Pm の作用により、カウンタバ
ランス弁24が図示の中立位置から一方の作用位置Aに
切り換えられ、中立位置で閉じられていた排出油路10
を開く。その結果、油圧ポンプ2の吐出圧油は、供給油
路8、油圧モータ4及び排出油路10を通り油タンクT
へリターンし、油圧モータ4が回転駆動される。したが
って慣性体36が回転駆動される。比例電磁制御弁40
は、二段に切り換えられるよう構成されており、図示の
位置Aから位置Bに切り換えられると、モータ容量制御
圧作用油路42が一段目の開度をもって開かれる。容量
制御機構34には、所定の圧力小であるモータ容量制御
圧PC が作用し、油圧モータ4の容量は所定の容量大に
制御される。油圧モータ4は所定の低速で回転駆動され
る。シャトル弁52の入力側の一方には、供給油路8か
らシャトル弁50、油路54を介してモータ駆動圧Pm
が作用し、シャトル弁52の入力側の他方には、モータ
容量制御圧作用油路42から油路56を介して圧力小の
モータ容量制御圧PC が作用する。Pm >PC であるか
ら、シャトル弁52の出力側はモータ駆動圧Pm とな
る。モータ駆動圧Pm は油路58を介してリリーフ弁1
6及び18のパイロットポートに作用し、それぞれの設
定圧が一定値PB となる。なお、この状態におけるシャ
トル弁50、油路54、シャトル弁52、油路58等は
モータ駆動圧作用油路を構成する。
【0016】比例電磁制御弁40は、図示しない別の操
作手段である増速スイッチにより二段目に切り換えられ
るよう構成されている。比例電磁制御弁40が二段目に
切り換えられると、位置Bの状態でモータ容量制御圧作
用油路42が二段目の開度をもって開かれる。容量制御
機構34には、所定の圧力大であるモータ容量制御圧P
C が作用し、油圧モータ4の容量は所定の容量小に制御
される。油圧モータ4は所定の高速で回転駆動される。
シャトル弁52の入力側の他方には、一段目より圧力大
のモータ容量制御圧PC が作用するが、Pm >PC の関
係は変わらない。したがって油圧モータ4の回転駆動中
は、モータ容量qが大小二段(複数段)に変化してもリ
リーフ弁16及び18の設定圧は一定値PB に保持され
る。これにより油圧モータ4の駆動トルクは従来通り確
保される。すなわち、牽引力、登坂力等の駆動性能は従
来通り確保される。
【0017】油圧モータ4の回転駆動を停止すべく、モ
ータ制御弁6を図示の中立位置に戻すと、油圧ポンプ2
の吐出圧油は、供給油路8、モータ制御弁6を経て油タ
ンクTへリターンされ、油圧モータ4へは供給されな
い。カウンタバランス弁24は図示の中立位置に復帰
し、排出油路10が閉じられる。これにより、供給油路
8におけるモータ駆動圧Pm は概ね0MPaとなり、モ
ータ容量制御圧PC より小さくなる。すなわち、Pm
C となる。この関係は、PC の大小にかかわりなく成
立する。シャトル弁52の出力はモータ容量制御圧PC
となるので、リリーフ弁16及び18へのパイロット圧
がモータ駆動圧Pm からモータ容量制御圧PC に低下す
る。その結果、リリーフ弁16及び18の設定圧は、前
記一定値であるPB からPBCに低下する。モータ容量制
御圧PC が大の時、モータ容量qは小、リリーフ弁16
及び18の設定圧PBCは大となり、モータ容量制御圧P
C が小の時、モータ容量qは大、リリーフ弁16及び1
8の設定圧PBCは小となる。すなわち、油圧モータ4の
回転駆動停止時における、リリーフ弁16及び18の設
定圧PBCは、概ねモータ容量制御圧PC に比例した値と
なる。なお、この状態における油路56、シャトル弁5
2、油路58等はモータ容量制御圧作用油路を構成す
る。
【0018】モータ制御弁6が図示の中立位置に戻され
た時の作動についての説明を更に続けると、カウンタバ
ランス弁24により油路28及び排出油路10が閉じら
れ、チェック弁26及び32により供給油路8及び油路
30が閉じられる。すなわちカウンタバランス弁24、
各チェック弁26及び32により、油圧モータ4側の回
路が閉塞される。カウンタバランス弁24、各チェック
弁26及び32は回路閉塞弁手段を構成する。この状態
で、油圧モータ4は、慣性体36によって駆動方向と同
方向に回転させられる。排出油路10及びバイパス油路
12(リリーフ弁16の上流側)の圧力が上昇し、リリ
ーフ弁16の設定圧PBCに達すると、油圧モータ4の排
出油は、リリーフ弁16を経て供給油路8に流出する。
油圧モータ4の停止作動時における制動圧力は、前記リ
リーフ弁16の設定圧PBCにより規定される。すなわち
油圧モータ4の停止作動時においては、モータ容量qに
概ね逆比例した制動圧力PBCが得られるので、制動トル
クT(モータ容量q×制動圧力PBC)は、モータ容量q
の大小にかかわらず概ね一定となる。したがって、従来
の駆動回路において発生した「慣性エネルギと制動トル
クTとの関係が逆転状態となる」現象が解消され、油圧
モータ4の停止操作時におけるオペレータフィーリング
が向上する。更に具体的には、油圧モータの低速作動
(モータ容量qは大、慣性エネルギは小)からの停止操
作時における衝撃が緩和され、操作フィーリングが良く
なる。モータ容量qが複数段に制御され、慣性体の作動
速度(回転速度)が複数段となっても、制動トルクTは
概ね一定であるから、作動速度に応じた停止距離が得ら
れる(高速時は停止距離大、低速時は停止距離小)。こ
のことによっても停止操作フィーリングが向上する。な
お、前記実施例により説明した、本発明による駆動回路
における、モータ容量q、制動圧力PBC、制動トルクT
等の相互の関係を、前記表1に対応して下記表2に示
す。
【0019】
【表2】
【0020】なお、油圧モータ4を逆転させる場合に
は、モータ制御弁6を中立位置から他方の作用位置Bに
切り換えると、油圧ポンプ2の吐出圧油は、前記したと
は逆に、前記排出油路10、油圧モータ4及び供給油路
8を通り油タンクTへリターンし、油圧モータ4が前記
とは逆方向に回転駆動される。カウンタバランス弁24
は、中立位置から他方の作用位置Bに切り換えられ、中
立位置で閉じられていた供給油路8を開く。モータ制御
弁6を図示の中立位置に戻すことによる、油圧モータ4
の停止作動時における制動圧力は、リリーフ弁18の設
定圧PBCにより規定される。油圧モータ4の逆転時にお
いても、先に説明した正転時におけると実質上同一の作
用が行なわれる。したがって説明は省略する。
【0021】図2には、本発明に従って構成された、油
圧モータの駆動回路の他の実施例が示されている。なお
図2において、図1に示す部分と同一部分は同一符号で
示し、説明は省略する。図2に示す駆動回路が図1に示
す駆動回路と相違するところは、リリーフ弁16及び1
8のパイロット回路に関する部分の構成である。そして
作用、効果は、図1に示す実施例と実質上同一である。
パイロット回路に関する部分の相違は、図1に示すシャ
トル弁50及び52による選択機能を、カウンタバラン
ス弁24に備えたことである。すなわち、カウンタバラ
ンス弁24とリリーフ弁16及び18とは、それぞれに
パイロット圧を作用させるための油路60により接続さ
れている。モータ容量制御圧作用油路42とカウンタバ
ランス弁24とは油路62により接続されている。カウ
ンタバランス弁24が図2に示す中立位置にある状態
(油圧モータ4の回転駆動停止状態)では、油路62と
油路60が接続される。リリーフ弁16及び18にはモ
ータ容量制御圧PC がパイロット圧として作用する。リ
リーフ弁16及び18の設定圧は前記PBCに規定され
る。カウンタバランス弁24が中立位置から位置Aに移
動された状態(油圧モータ4の回転駆動状態)では、供
給油路8と油路60とが接続される。リリーフ弁16及
び18にはモータ駆動圧Pm がパイロット圧として作用
する。リリーフ弁16及び18の設定圧は前記一定値P
B に規定される。
【0022】なお図2に示す実施例の場合、モータ容量
の制御は二段であるため、モータ容量制御弁40は、O
N−OFF電磁切換弁が使用されているが、他のON−
OFF切換弁、例えば、パイロット圧式、あるいは手動
操作式ON−OFF切換弁であってもよい。モータ容量
制御弁40の切り換え操作を行なわない場合には、電磁
切換弁40は、図示の位置Aに位置付けられ、容量制御
機構34にはモータ容量制御圧PC は作用しない。油圧
モータ4の容量は所定の容量大に制御される。油圧モー
タ4は所定の低速で回転駆動される。図示しない別の操
作手段である増速スイッチにより電磁切換弁40が位置
Bに切り換えられると、容量制御機構34には所定のモ
ータ容量制御圧PC が作用する。油圧モータ4の容量は
所定の容量小に制御される。油圧モータ4は所定の高速
で回転駆動される。モータ容量の制御が三段以上の場合
には、比例電磁制御弁が使用される。もちろん比例圧力
制御弁等の圧力制御弁であれば、電磁式に限られるもの
ではない(このことは、図1に示す実施例についても同
様である。
【0023】カウンタバランス弁24が中立位置から位
置Bに移動された状態(油圧モータ4の逆転駆動状態)
では、供給油路10と油路60とが接続される。その他
の作用については図2から容易に理解できるので説明は
省略する。この実施例においては、カウンタバランス弁
24の自動切換作動により、リリーフ弁16及び18へ
のパイロット圧(モータ駆動圧Pm 又はモータ容量制御
圧PC )を選択するよう構成されているので、一層確実
な選択作動が行なわれる。
【0024】以上、本発明を、実施例に基づいて詳細に
説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の範囲内において、さまざまな変形あるい
は修正ができるものである。
【0025】
【発明の効果】本発明に従って構成された油圧モータの
駆動回路によれば、油圧モータの駆動性能を確保しつ
つ、油圧モータの停止操作時における操作フィーリング
が改善される。このことに起因して、オペレータの疲労
が軽減され、油圧モータの駆動系の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された、油圧モータの駆動
回路の一実施例を示す図。
【図2】本発明に従って構成された、油圧モータの駆動
回路の他の実施例を示す図。
【符号の説明】
2 油圧ポンプ 4 油圧モータ 6 モータ制御弁 8 供給油路 10 排出油路 12及び14 パイロット油路 16及び18 パイロット制御型リリーフ弁 24 カウンタバランス弁 34 容量制御機構 36 慣性体 38 パイロットポンプ 40 比例電磁制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F15B 11/00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプと、慣性体を回転駆動しかつ
    容量制御機構を備えた可変容量油圧モータと、該油圧ポ
    ンプの吐出圧油をモータ制御弁を介して該油圧モータに
    供給する供給油路と、該油圧モータからの排出油を該制
    御弁を介して油タンクへ戻す排出油路と、該排出油路の
    圧力を規定するよう該供給油路と該排出油路とを接続す
    るバイパス油路に配設されたリリーフ弁手段と、該油圧
    モータの駆動が停止される該制御弁の中立時に、該供給
    油路、該油圧モータ、該排出油路及び該バイパス油路に
    より閉塞回路を構成する回路閉塞弁手段と、モータ容量
    制御弁を介してパイロットポンプの吐出圧油を該容量制
    御機構に供給するモータ容量制御油路とを備えた油圧モ
    ータの駆動回路において、 該リリーフ弁手段はパイロット制御型リリーフ弁から構
    成され、該リリーフ弁に関連して、該リリーフ弁にパイ
    ロット圧を作用させることによりその設定圧を規定する
    パイロット回路が付設され、該パイロット回路は、該油
    圧モータが駆動される該制御弁の作用時に該リリーフ弁
    に該制御弁を介して該油圧ポンプの吐出圧が作用するモ
    ータ駆動圧作用油路と、該油圧モータの駆動が停止され
    る該制御弁の中立時に該リリーフ弁に該モータ容量制御
    弁を介して該パイロットポンプの吐出圧が作用するモー
    タ容量制御圧作用油路とを含み、 該リリーフ弁の設定圧は、該油圧モータの駆動時には所
    定の一定値となるよう規定され、該油圧モータの駆動停
    止時には該油圧モータの容量に略逆比例した可変値とな
    るよう規定されている、ことを特徴とする油圧モータの
    駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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