JPH08188946A - 繊維成形体および繊維成形体の製造方法 - Google Patents

繊維成形体および繊維成形体の製造方法

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JPH08188946A
JPH08188946A JP109895A JP109895A JPH08188946A JP H08188946 A JPH08188946 A JP H08188946A JP 109895 A JP109895 A JP 109895A JP 109895 A JP109895 A JP 109895A JP H08188946 A JPH08188946 A JP H08188946A
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JP
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fiber
fibers
composite
molding
weight ratio
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JP109895A
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Masumi Fujimoto
倍已 藤本
Tokuji Nakagami
得次 中上
Noriyoshi Shintaku
知徳 新宅
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】少なくとも2種の繊維で構成された繊維成形体
であって、構成繊維の1種は融点が他の繊維より低い熱
可塑性重合体R1を鞘部とし、R1より融点が高い熱可
塑性重合体R2をR1/R2で表される重量比が20/
80〜60/40の範囲で芯部として複合されてなる複
合繊維であり、該複合繊維を20〜60重量%含み、複
合繊維相互間および複合繊維と他の繊維との接触点の少
なくとも一部が接着し、さらに、構成繊維の表面にポリ
エステル系樹脂が付与されてなることを特徴とする繊維
成形体。 【効果】本発明によれば、形態固定性が良好で、かつ、
ソフトであり、圧縮残留歪が低く、嵩へたりが少なく、
さらに、通気性、透湿性が大きいため蒸れにくく、快適
な使い心地を有する繊維成形体を得ることができる。ま
た、多方向裁断性に優れ、使用目的に応じて成形が容易
なため、繊維成形体の製造の際に作業性が向上し、製造
コストが削減される利点を有する。また、難燃性を有し
難燃性が要求される用途に好適に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維成形体および繊維
成形体の製造方法に関する。
【0002】さらに詳しくは、電車や自動車などで使用
される車両用シート中材,パット材,ドアトリム,サン
バイザー,寝装用ベッド中材,マットレス,こたつ,家
具用ソファー,クッション,衣料用パッド,その他フィ
ルター,住宅用遮音,断熱材などクッション材や遮蔽材
として好適に使用される繊維成形体および繊維成形体の
製造方法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、クッション材としては、一般にポ
リウレタンなどの樹脂発泡体や特公昭62−2155号
公報、特公平1−18183号公報、特公平4−334
78号公報、特開平3−140185号公報などに熱接
着性の繊維として低融点の繊維を使用することや、高融
点の熱可塑性樹脂を芯部とし低融点の熱可塑性樹脂を鞘
部とする芯鞘構造の複合繊維を使用することが提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
樹脂発泡体のクッション材は通気性や透湿性に劣り、吸
湿性にも劣っているため蒸れやすく、水や水飛沫のあた
る場所に設置されたシート等に用いると、水が溜まり、
シートの腐食や着座時に水が滲みだして使用者に不快感
を与える問題があった。
【0005】また、低融点の繊維を使用したクッション
材ではソフトでありながらへたりにくく、難燃性に優れ
たものは開示されていなかった。
【0006】本発明は前記の問題を解決する繊維成形体
および繊維成形体の製造方法を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の繊維成形体は、
前記の課題を解決するために、以下の構成を有する。す
なわち、少なくとも2種の繊維で構成された繊維成形体
であって、構成繊維の1種は融点が他の繊維より低い熱
可塑性重合体R1を鞘部とし、R1より融点が高い熱可
塑性重合体R2をR1/R2で表される重量比が20/
80〜60/40の範囲で芯部として複合されてなる複
合繊維であり、該複合繊維を20〜60重量%含み、複
合繊維相互間および複合繊維と他の繊維との接触点の少
なくとも一部が接着し、さらに、構成繊維の表面にポリ
エステル系樹脂が付与されてなることを特徴とする繊維
成形体である。
【0008】また、本発明の繊維成形体の製造方法は以
下の構成を有する。
【0009】すなわち、少なくとも2種の繊維を用い、
構成繊維の1種は融点が他の繊維より低い熱可塑性重合
体R1を鞘部とし、R1より融点が高い熱可塑性重合体
R2をR1/R2で表される重量比が20/80〜60
/40の範囲で芯部として複合した複合繊維であり、該
複合繊維を20〜60重量%混綿し、開繊して、シート
状に積層したものを熱処理成型した後、または前記構成
繊維を気体と共に、通気性型枠内に吹き込んで充填した
ものを熱処理成形した後、ポリエステル系樹脂を付与
し、さらに、熱処理して固着させることを特徴とする繊
維成形体の製造方法である。
【0010】以下、本発明について詳細に説明する。
【0011】本発明の繊維成形体は少なくとも2種の複
合繊維と繊維とから構成され、繊維成形体は複合繊維相
互間および複合繊維と繊維との間の接触点の少なくとも
一部が接着して成形され、構成繊維の表面にポリエステ
ル系樹脂が付与されてなる。本発明の繊維成形体に用い
る複合繊維とは融点が他の繊維より低い熱可塑性重合体
R1を鞘部とし、R1より融点が高い熱可塑性重合体R
2が芯部に複合されてなるものをいう。
【0012】熱可塑性重合体R1としては、例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレンプロピレン共重
合体、エチレンブテン共重合体、エチレン酢酸ビニル共
重合体等のポリオレフィンあるいはオレフィン共重合
体、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリヘキサメ
チレンブチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレンテ
レフタレートイソフタレート等のポリエステルあるいは
共重合ポリエステル等の熱可塑性ポリマーから選ばれ
る、少なくとも一種類のポリマーを挙げることができ
る。熱可塑性重合体R1の選択において、R1の融点は
熱可塑性重合体R2および他の繊維の融点より低くする
ものである。
【0013】熱接着性の観点から、R1の融点は他の繊
維またはR2の融点のうち低いものよりも20℃以上低
いのが好ましく、25℃以上低いのはより好ましい。
【0014】また、圧縮に対する回復性を向上し、接着
性の効果向上や熱劣化を防止する観点からR1の融点は
80〜170℃の範囲に含まれるのが好ましく、100
〜170℃の範囲に含まれるのはより好ましい。
【0015】熱可塑性重合体R2は、特に限定されない
が、例えば、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸あるいはそれらのエステルを主たるジカルボン酸
成分とし、エチレングリコールもしくはテトラメチレン
グリコールを主たるグリコール成分とするポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレートあるい
は、ポリエチレン−2,6−ナフタレートなどのポリエ
ステルがあげられる。
【0016】本発明では、熱可塑性重合体R1,R2の
R1/R2で表される重量比は20/80〜60/40
とするものである。熱接着性やソフト性を繊維成形体に
付与する観点から、好ましくは20/80〜50/50
の範囲である。
【0017】熱可塑性重合体R1の重量が複合繊維中で
20%に満たないと、繊維間の熱接着性が十分に得られ
なくなり、製造した繊維成形体の形態固定性が悪くなる
問題がある。
【0018】一方、R1の重量が複合繊維中で60%を
越えると、繊維成形体のソフト性が劣ったものとなり、
圧縮残留歪も大きくなる問題がある。
【0019】また、複合繊維には、この他必要に応じて
R1,R2以外の重合体成分、酸化チタン、カーボンブ
ラック等の顔料のほか、抗酸化剤、着色防止剤、耐光
剤、帯電防止剤等を添加することができる。このような
複合繊維は通常の複合紡糸法によって製造することがで
きる。
【0020】次に、本発明の繊維成形体に嵩高性、ソフ
ト感を付与し、圧縮に対する回復性を向上させるため、
複合繊維は機械捲縮等を有するのが好ましい。
【0021】この捲縮数は繊維成形体の用途によって適
宜選択すればよいが、捲縮数は少なくとも3山/25m
mで捲縮度が少なくとも5%となるのが好ましく、より
好ましくは捲縮数が少なくとも5山/25mm、捲縮度
が少なくとも15%である。複合繊維としては、嵩高
性、ソフト性の観点から繊度が1〜10デニール、繊維
長が10〜100mmの短繊維が好ましく用いられる。
【0022】次に、本発明の繊維成形体に用いる他の繊
維について説明する。
【0023】他の繊維はその融点が熱可塑性重合体R1
の融点より高くするものである。
【0024】熱接着性の観点からは、20℃以上高いの
が好ましく、25℃以上高いのがより好ましい。他の繊
維として用いられるものは、特に限定されない。例え
ば、ポリエステル、ナイロン−6、ナイロン−6,6、
ナイロン−6,10、ナイロン−10,9、ナイロン−
11、ナイロン−12等のポリアミドを挙げることがで
きる。
【0025】次に、本発明の繊維成形体に嵩高性、ソフ
ト性を付与し、圧縮に対する回復性を向上させるため、
他の繊維が機械捲縮等を有するのが好ましい。
【0026】この捲縮数は繊維成形体の用途によって適
宜選択すればよいが、捲縮数は少なくとも3山/25m
mで捲縮度が少なくとも5%となるのが好ましい。
【0027】さらに、より好ましくは捲縮数が少なくと
も5山/25mm、捲縮度が少なくとも15%である。
【0028】他の繊維としては、繊維成形体の形態固定
性やソフト性付与の観点から、繊度が0.5〜30デニ
ール、繊維長が10〜100mmの短繊維が好ましく用
いられる。
【0029】本発明の繊維成形体は、前記の複合繊維を
20〜60重量%とするものである。複合繊維が20重
量%に満たないと、複合繊維相互間および複合繊維と他
の繊維との熱接着点が少なくなって形態固定性が悪くな
る問題がある。
【0030】また、60重量%を越えると、繊維成形体
のソフト性が低下し、触感が粗硬になる問題がある。
【0031】本発明の繊維成形体は、ポリエステル系樹
脂が構成繊維の表面に付与されてなる。
【0032】このポリエステル系樹脂の付与により、構
成繊維間の平滑性が高まり、ソフトでへたり難くすると
同時に、使用環境が高温の際に問題となる膠着による圧
縮回復性の低下を防止できる。
【0033】本発明で用いるポリエステル系樹脂は平滑
性を高め、膠着を防止できるものであれば特に限定され
るものではないが、温度安定性や構成繊維への均一付与
の観点から、ポリエステルにポリエチレングリコールを
ブロック重合し、自己乳化性を有しているものが好まし
く用いられる。
【0034】次に、本発明の繊維成形体の製造方法を以
下に説明する。
【0035】本発明の繊維成形体の製造方法では、前記
の複合繊維および他の繊維を用いるものである。
【0036】最初に、前記の複合繊維を20〜60重量
%含む繊維混合物を、通常の紡績工程で使用する給綿
機、混綿機、開繊機等によって、十分に混綿、開繊し、
製綿成形してシート状に積層したものまたは繊維混合物
を気体と共に、通気性型枠に、吹き込んで充填したもの
に熱処理を施すものである。
【0037】次に、熱処理を施したものにポリエステル
系の樹脂を付与し、さらに熱処理を施してポリエステル
系樹脂を固着させるものである。このポリエステル系樹
脂付与で、構成繊維間の平滑性を高め、ソフトでへたり
難くすると同時に、高温環境における繊維接触点での膠
着を防ぐ作用が期待しうる。
【0038】好ましい具体的な加工方法としては、例え
ば、目的に応じた形状の型枠に、送綿ファンによる空気
流などの気体と共に、繊維混合物を吹き込んで充填する
方法が挙げられる。吹き込んで充填するためには、型枠
が、適度の通気性を有する必要がある。例えば、JIS
L 1079−1966フラジール型通気性試験機に
より測定した際においては、通気性は5〜200cc/
cm2 ・secの範囲が好ましい。このような型枠とし
ては、例えば、図1に示すパンチング金属板を用いた金
型4,5を用いることができる。通気性型枠内に吹き込
まれた繊維は、タテ、ヨコ、厚み方向にランダムに配列
した状態となる。
【0039】次に、得ようとする繊維成形体の用途に応
じて、適当な密度になるように圧縮するのが好ましい。
例えば、ソフト性に優れた繊維成形体を得る観点から
は、密度は0.01〜0.1g/cm3 が好ましい。よ
り好ましくは0.015〜0.095g/cm3 であ
る。
【0040】圧縮した充填物を熱処理して、複合繊維相
互間および複合繊維と他の繊維との接触点の少なくとも
一部を接着して形態を固定することができる。熱処理の
温度は複合繊維のR1が溶融接着する温度であればよ
く、一般的には、80〜200℃が好ましい。
【0041】熱処理後、前記繊維成形体に前記ポリエス
テル系樹脂を付与し、熱処理して固着させるものであ
る。このポリエステル系樹脂付与で、構成繊維間の平滑
性を高め、ソフトでへたり難くくすると同時に、繊維接
触点での膠着防止および難燃性を付与せしめることが期
待しうる。
【0042】ポリエステル系樹脂の付与量は単位繊維重
量当たりの付与量で表し、以下%owfという。膠着防
止、平滑性付与および経済性の観点から、ポリエステル
系樹脂を0.1〜2%owf程度付着させるのが好まし
い。
【0043】ポリエステル系樹脂を構成繊維に固着させ
るための熱処理の温度は、一般的に構成繊維の熱劣化等
の観点から80〜200℃が好ましい。
【0044】熱処理時間は繊維成形体の密度等によって
適宜選択しうる。
【0045】
【実施例】次に本発明を実施例、比較例によりさらに詳
細に説明する。本発明に記載した諸特性の測定法は次の
通りである。
【0046】[捲縮数および捲縮度]捲縮数および捲縮
度はJIS L 1015−7−12−1およびJIS
L1015−7−12−2の方法に準じて測定した。
【0047】[極限粘度]o−クロロフェノール溶液中
25℃で常法に従い測定した。
【0048】[繊度]JIS L 1015−7−51
Aの方法に準じて測定した。
【0049】[平均繊維長(カット長)]JIS L
1015A法(ステープルダイヤグラム法)に準じて測
定した。 [圧縮残留歪]一辺が100mmの正方形、厚さ100
mmの試験片を、厚み方向に50%圧縮した状態で、7
0±1℃の温度の恒温漕中で22時間処理した後、圧縮
を解き室温で30分間放置した。その後、厚さ(t1
m)を測定し、次式により圧縮残留歪を求めた。
【0050】圧縮残留歪(%)=[(100−t1 )/
100]×100 [形態固定性・ソフト性]触感によって、優(◎)から
不可(×)まで6段階に分類した。
【0051】[多方向裁断性]試験片を任意の方向に裁
断した際の、裁断の容易さによって優(◎)から不可
(×)まで6段階に分類した。
【0052】[難燃性]日本鉄道車両機械協会の燃焼試
験室による方法に準じて測定した。
【0053】[実施例1]熱可塑性重合体R1として極
限粘度が0.55、融点が110℃であるイソフタル酸
40モル%共重合したポリエチレンテレフタレート系ポ
リエステルを用い、熱可塑性重合体R2として、極限粘
度が0.65、融点が255℃である通常のポリエチレ
ンテレフタレートを用いて、紡糸温度285℃、紡糸口
金孔数24孔、引取り速度1350m/分、吐出量3
6.22g/分、重量比R1/R2を20/80とし、
R1を鞘部、R2を芯部とする芯鞘複合繊維を紡糸し
た。
【0054】次いで、この未延伸糸を延伸後のトウデニ
ールが10万デニールとなるべく合糸して、延伸倍率
3.0倍、延伸浴温度80℃で延伸し、クリンパで機械
捲縮を付与した。さらに、70℃の熱セッターで乾燥し
た後、仕上げ油剤を付与して、カット長32mmに切断
して、繊度3.9デニール、表面層の融点が約110℃
の複合繊維を得た。
【0055】これとは別に、極限粘度0.65、融点が
255℃であるポリエチレンテレフタレートを用い、通
常の紡糸・延伸した後、カット長32mm、繊度約1
3.1デニールの中空(中空率38%)丸断面の繊維を
得た。
【0056】得られた繊維を重量割合で複合繊維を40
%、他の繊維を60%として混綿し、ローラカードでさ
らに混綿・開繊し、繊維混合物を得た。この繊維混合物
を、金型の吹込口3から、各面にパンチングが施され
た、内面の幅×長さが500×500mmの下金型1
に、空気流と共に吹き込んだ。各面にパンチングが施さ
れた上金型2で吹き込まれた繊維混合物4を圧縮して、
厚さ100mm、密度0.041g/cm3 まで圧縮し
固定した。金型に圧縮固定した繊維混合物4を、紡績糸
のセットに使用するヒートセッターを用いて、蒸熱13
0℃×20分間熱セットし、繊維成形体を得た。さら
に、前記繊維成形体を市販のポリエステル系樹脂(高松
油脂株式会社製SR1800)の溶液に浸漬し、遠心脱
水後、乾熱セッターを用いて140℃で30分間熱処理
して固着させた。ポリエステル系樹脂の付着量はいずれ
も0.8%owfであった。
【0057】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0058】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を表1に示す。
【0059】
【表1】 また、繊維成形体の特性を表2に示す。
【0060】
【表2】 [実施例2]使用するR1〜R2は実施例1と同一のも
のとし、R1/R2で表される重量比が50/50の複
合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0061】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0062】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.041g/cm3 の繊維成形体
を得た。
【0063】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0064】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0065】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0066】[実施例3]使用するR1〜R2は実施例
1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が6
0/40の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0067】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0068】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.040g/cm3 の繊維成形体
を得た。
【0069】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0070】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0071】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0072】[実施例4]使用するR1〜R2は実施例
1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が5
0/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0073】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0074】得られた繊維を重量比で複合繊維を20
%、他の繊維を80%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.041g/cm3 の繊維成形体
を得た。
【0075】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0076】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0077】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0078】[実施例5]使用するR1〜R2は実施例
1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が5
0/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0079】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0080】得られた繊維を重量比で複合繊維を60
%、他の繊維を40%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.041g/cm3 の繊維成形体
を得た。
【0081】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0082】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0083】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0084】[実施例6]使用するR1〜R2は実施例
1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が5
0/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0085】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0086】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.012g/cm3 の繊維成形体
を得た。
【0087】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0088】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0089】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0090】[実施例7]使用するR1〜R2は実施例
1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が5
0/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0091】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0092】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.021g/cm3 の繊維成形体
を得た。
【0093】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0094】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0095】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0096】[実施例8]使用するR1〜R2は実施例
1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が5
0/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0097】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0098】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.051g/cm3 の繊維成形体
を得た。
【0099】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0100】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0101】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0102】[実施例9]使用するR1〜R2は実施例
1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が5
0/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0103】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0104】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.078g/cm3 の繊維成形体
を得た。
【0105】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0106】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0107】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0108】[実施例10]使用するR1〜R2は実施
例1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が
50/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0109】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0110】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.099g/cm3 の繊維成形体
を得た。
【0111】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0112】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0113】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0114】[実施例11]使用するR1〜R2は実施
例1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が
50/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0115】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0116】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.042g/cm3 、ポリエステ
ル系樹脂付着量0.1%owfの繊維成形体を得た。
【0117】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0118】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0119】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0120】[実施例12]使用するR1〜R2は実施
例1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が
50/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0121】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0122】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.041g/cm3 、ポリエステ
ル系樹脂付着量0.4%owfの繊維成形体を得た。
【0123】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0124】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0125】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0126】[実施例13]使用するR1〜R2は実施
例1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が
50/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0127】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0128】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.042g/cm3 、ポリエステ
ル系樹脂付着量2.1%owfの繊維成形体を得た。
【0129】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0130】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0131】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0132】[実施例14]使用するR1〜R2は実施
例1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が
50/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0133】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0134】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.040g/cm3 、ポリエステ
ル系樹脂付着量2.5%owfの繊維成形体を得た。
【0135】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0136】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0137】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0138】[実施例15]使用するR1〜R2は実施
例1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が
50/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0139】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0140】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.040g/cm3 、ポリエステ
ル系樹脂付着量0.05%owfの繊維成形体を得た。
【0141】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性お
よび多方向裁断性に優れ、かつ、日本鉄道車両機械協会
の評価方法によって難燃性が示されるものであった。
【0142】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0143】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0144】[実施例16]使用するR1〜R2は実施
例1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が
50/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0145】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0146】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.008g/cm3 、ポリエステ
ル系樹脂付着量0.8%owfの繊維成形体を得た。
【0147】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0148】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0149】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0150】[実施例17]使用するR1〜R2は実施
例1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が
50/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0151】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0152】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.012g/cm3 、ポリエステ
ル系樹脂付着量0.8%owfの繊維成形体を得た。
【0153】この繊維成形体は形態固定性、ソフト性、
圧縮に対する回復性および多方向裁断性に優れ、かつ、
日本鉄道車両機械協会の評価方法によって難燃性が示さ
れるものであった。
【0154】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0155】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0156】[比較例1]使用するR1〜R2は実施例
1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が1
0/90の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0157】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0158】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.041g/cm3 、ポリエステ
ル系樹脂付着量0.8%owfの繊維成形体を得た。
【0159】複合繊維の鞘部を構成するR1の重量比が
20%に満たないため形態固定性に劣ったものであっ
た。
【0160】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0161】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0162】[比較例2]使用するR1〜R2は実施例
1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が7
0/30の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0163】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0164】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.042g/cm3 、ポリエステ
ル系樹脂付着量0.8%owfの繊維成形体を得た。
【0165】複合繊維の鞘部を構成するR1の重量比が
60%を越えたためソフト性に劣ったものであった。
【0166】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0167】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0168】[比較例3]使用するR1〜R2は実施例
1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が5
0/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0169】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0170】得られた繊維を重量比で複合繊維を10
%、他の繊維を90%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.040g/cm3 、ポリエステ
ル系樹脂付着量0.8%owfの繊維成形体を得た。
【0171】複合繊維の混合割合が20%に満たないた
め、熱接着による形態固定性に劣ったものであり、多方
向裁断性にも劣ったものであった。
【0172】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0173】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0174】[比較例4]使用するR1〜R2は実施例
1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が5
0/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0175】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0176】得られた繊維を重量比で複合繊維を70
%、他の繊維を30%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.042g/cm3 、ポリエステ
ル系樹脂付着量0.8%owfの繊維成形体を得た。
【0177】複合繊維の混合割合が60%を越えたた
め、ソフト性に劣ったものであった。繊維成形体を構成
する複合繊維、他の繊維の特性を併せて表1に示す。
【0178】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0179】[比較例5]使用するR1〜R2は実施例
1と同一のものとし、R1/R2で表される重量比が5
0/50の複合繊維を実施例1と同じ方法で得た。
【0180】また、他の繊維は実施例1と同一のものと
した。
【0181】得られた繊維を重量比で複合繊維を40
%、他の繊維を60%となるように実施例1と同じ方法
で圧縮し、充填密度0.040g/cm3 、ポリエステ
ル系樹脂付着量0%owfの繊維成形体を得た。
【0182】ポリエステル系樹脂が付着していないた
め、残留圧縮歪が大きく、ソフト性に劣ったものであっ
た。
【0183】繊維成形体を構成する複合繊維、他の繊維
の特性を併せて表1に示す。
【0184】また、繊維成形体の特性を併せて表2に示
す。
【0185】
【発明の効果】本発明によれば、形態固定性が良好で、
かつ、ソフトであり、圧縮残留歪が低く、嵩へたりが少
なく、さらに、通気性、透湿性が大きいため蒸れにく
く、快適な使い心地を有する繊維成形体を得ることがで
きる。また多方向裁断性に優れ、使用目的に応じて成形
が容易なため、繊維成形体の製造の際に作業性が向上
し、製造コストが削減される利点を有する。
【0186】また難燃性を有し難燃性が要求される用途
に好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の繊維成形体の製造方法に用いられる金
型の一例を示す模式的斜視図である。
【図2】本発明の繊維成形体の製造方法に用いられる金
型の一例を示す模式的縦断面図である。
【符号の説明】
1:下金型 2:上金型 3:気体の吹き込み口 4:繊維混合物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2種の繊維で構成された繊維成
    形体であって、構成繊維の1種は融点が他の繊維より低
    い熱可塑性重合体R1を鞘部とし、R1より融点が高い
    熱可塑性重合体R2をR1/R2で表される重量比が2
    0/80〜60/40の範囲で芯部として複合されてな
    る複合繊維であり、該複合繊維を20〜60重量%含
    み、複合繊維相互間および複合繊維と他の繊維との接触
    点の少なくとも一部が接着し、さらに、構成繊維の表面
    にポリエステル系樹脂が付与されてなることを特徴とす
    る繊維成形体。
  2. 【請求項2】ポリエステル系樹脂が自己乳化性を有して
    いることを特徴とする請求項1に記載の繊維成形体。
  3. 【請求項3】構成繊維が、いずれもポリエステルである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の繊維成形
    体。
  4. 【請求項4】少なくとも2種の繊維を用い、構成繊維の
    1種は融点が他の繊維より低い熱可塑性重合体R1を鞘
    部とし、R1より融点が高い熱可塑性重合体R2をR1
    /R2で表される重量比が20/80〜60/40の範
    囲で芯部として複合した複合繊維であり、該複合繊維を
    20〜60重量%混綿し、開繊して、シート状に積層し
    たものを熱処理成型した後、または前記構成繊維を気体
    と共に、通気性型枠内に吹き込んで充填したものを熱処
    理成形した後、ポリエステル系樹脂を付与し、さらに、
    熱処理して固着させることを特徴とする繊維成形体の製
    造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999043903A1 (fr) * 1998-02-26 1999-09-02 Kanebo Limited Isolant thermique pour maisons et procede d'utilisation
JP2002115159A (ja) * 2000-08-03 2002-04-19 Kanebo Ltd 断熱材およびその製造方法

Cited By (3)

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