JPH08188341A - コイル横置き支持方法及びコイル横置き支持装置 - Google Patents

コイル横置き支持方法及びコイル横置き支持装置

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JPH08188341A
JPH08188341A JP183495A JP183495A JPH08188341A JP H08188341 A JPH08188341 A JP H08188341A JP 183495 A JP183495 A JP 183495A JP 183495 A JP183495 A JP 183495A JP H08188341 A JPH08188341 A JP H08188341A
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JP
Japan
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coil
supporting
support
angle
high temperature
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Application number
JP183495A
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English (en)
Inventor
Osamu Miyamoto
治 宮本
Keiji Mizuta
桂司 水田
Masashi Yoshikawa
雅司 吉川
Tadahisa Miyaguchi
周久 宮口
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯材コイルの耳折れ発生の防止、内径及び外
径の変形を防止することを目的とする。 【構成】 横置きの高温帯板コイルを双方の軸方向線支
持部で支持する方法であって、前記高温帯材コイルのコ
イル鉛直方向に対する前記支持部のコイル軸心からの支
持角を35°〜55°の範囲に形成して前記高温帯材コ
イルを支持することにより、その自重による高温帯材コ
イルの内径及び外径の変形を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延又は熱処理さ
れた高温の金属帯材コイルを横置きで支持する方法及び
その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、熱間圧延後の高温の帯材コイル
9を他のラインに搬送し、コイルヤードに仮置きすると
き、従来は図4(a)に示すように、この帯材コイル9
のコイル軸を鉛直方向にして置く縦置き方法が一般的で
ある。しかし、この方法では、前記帯材コイル9に耳折
れを生じ易く、歩留りが悪くなる。そこで、図4(b)
に示すように、この帯材コイル9の水平軸を水平方向に
して横置きすれば耳折れを生じ難くて歩留りの向上が期
待される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この横
置き方法では、図5に破線で示すように、その自重で帯
板コイル9の内径及び外径が変形し、巻出しリールへの
装着が困難となると言った問題点が生じている。このた
め、図6に示すように、一対の傾斜支持面22aを有す
る支持台22によって帯材コイル9を支持し、その内外
径の変形及び転動を防止している。
【0004】ところが、この傾斜支持面22aのコイル
鉛直方向中心CLに対する傾斜角θ 2が図6(a)に示
すように大き過ぎると、コイル中心点Cから支持点Sを
結ぶ線のコイル鉛直方向中心CLに対する支持角θが小
さくなり、帯板コイル9の内径及び外径が破線で示すよ
うに変形する。また、図6(b)に示すように傾斜角θ
2が小さ過ぎると支持角θが大きくなり、帯材コイル9
の内径及び外径が破線で示すように変形する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、次に示す手段
によって前記課題を解決するものである。 (1).横置きの高温帯板コイルを双方の軸方向線支持
部で支持する方法であって、前記高温帯材コイルのコイ
ル鉛直方向に対する前記支持部のコイル軸心からの支持
角を35°〜55°の範囲に形成して前記高温帯材コイ
ルを支持する。 (2).ロール間隔を固定した一対の支持ロールを具備
したコイル横置き支持装置によって高温帯板コイルを支
持する方法であって、前記高温帯材コイルのコイル鉛直
方向中心に対するコイル軸心からの支持角を、そのコイ
ル外径値によって35°〜55°の範囲に形成すること
が可能なロール間隔を有するコイル横置き支持装置によ
って前記高温帯材コイルを支持する。
【0006】(3).ロール間隔が変更可能な一対の支
持ロールを具備したコイル横置き支持装置によって高温
帯板コイルを支持する方法であって、前記高温帯材コイ
ルのコイル鉛直方中心に対するコイル軸心からの支持角
を35°〜55°の範囲に形成するように、前記高温帯
材コイルの外径値によって前記ロール間隔を調製して前
記高温帯板コイルを支持する。 (4).高温帯板コイルを一対の傾斜支持面の軸方向線
状支持部で横置きに支持する装置であって、前記傾斜支
持面のコイル鉛直方向中心に対する傾斜角を35°〜5
5°の範囲に成形した。
【0007】
【作用】
(1).前記(1)項の手段においては、前記支持角を
35°〜55°の範囲に形成して高温帯材コイルを支持
し、その自重による高温帯材コイルの内径及び外径の変
形を防止する。 (2).前記(2)項の手段においては、当該高温帯材
コイルの外径値ニヨッテ前記支持角が35°〜55°の
範囲に形成される支持ロール間隔固定式のコイル横置き
支持装置で高温帯材コイルを支持し、その自重による高
温帯材コイルの内径及び外径の変形を防止する。
【0008】(3).前記(3)項の手段においては、
当該高温帯材コイルの外径によって前記支持角が35°
〜55°の範囲に形成されるように、前記支持ロールの
ロール間隔を調製して高温帯材コイルを支持し、その自
重による高温帯材コイルの内径及び外径の変形を防止す
る。 (4).前記(4)項の手段においては、前記傾斜角を
35°〜55°の範囲に形成した一対の傾斜支持面の軸
方向線状支持部で高温帯材コイルを支持し、その支持角
を35°〜55°の範囲に形成してその自重による高温
帯材コイルの内径及び外径の変形を防止する。
【0009】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。
【0010】〔実施例1〕図1に本発明の第1の実施例
を示す。同図に示すように、コイルカー1の台車3には
支持台2が昇降可能に装設されると共にこの支持台2に
は一対の傾斜支持面2aが形成され、この傾斜支持面2
aには帯材コイル9が軸方向線状支持部Sにより横置き
に支持されている。図7に示すように、支持台2の長さ
は、帯材コイル9のコイル巾よりも大きくなっている。
【0011】傾斜支持面2aのコイル鉛直方向中心CL
に対する傾斜角θ2は45°である。この帯材コイル9
の鉛直方向中心CLに対するコイル軸心Cから支持点S
を結ぶ線の支持角θは、90°から傾斜角θ2を差し引
いたものであるので、傾斜角θ2が45°であれば支持
角θは45°となる。なお、傾斜支持面2aの傾斜角θ
2が一定であれば、帯材コイル9の外径が変化しても、
支持点Sが移動するだけで、支持角θは一定である。
【0012】また、従来の技術と同一の支持台22によ
って帯材コイル9を支持する場合も、前述と同様に傾斜
支持面22aの傾斜角θ2を45°に形成する。図2
に、約650℃に冷却した板厚1.8mm、内径d=7
60mm、外径D=2150mm、板幅=1000mm
の熱間圧延された帯綱の帯材コイル9を支持角θで支持
した場合の、支持角θと帯材コイル9の内径の上下方向
相対変化量εとの相関関係の、実験によるデータを示
す。
【0013】図2から明らかなように、支持角θが45
°であれば、ε=(d−d2)/d=0である。また、
支持角θが35°〜55°の範囲であれば、ε<0.6
mmであり、巻出しリールへの装着に問題が無いことが
考察できる。
【0014】〔実施例2〕図3に本発明の第2の実施例
を示す。同図に示すように、台盤13上に一対の支持ロ
ール12が軸着されたクレードルロール11によって、
帯材コイル9を横置きで支持したものである。クレード
ルロール11は、軸受板12aにより支持ロール12を
軸着している。図8に示すように、支持ロール12の長
さは、帯材コイル9のコイル巾よりも大きくなってい
る。
【0015】支持ロール12のコイル鉛直方向CLに対
するロール間隔lが固定式であれば、コイル外径D、支
持角θ、ロール間隔lの相対関係は、次式で示される。 sinθmax=2l/(Dmin+D12) 2l=sinθmax・(Dmin+D12) sinθmin=2l/(Dmax+D12) Dmax=2l/sinθmin−D12
【0016】例えば、最大支持角θmax=55°,最小
コイル外径Dmin=1000mm,支持ロール外径D12
=300mmとすると、ロール間隔2lは次式で示され
る。 ロール間隔2l=sin55°・(1000+300) ≒0.8192×(1000+300) ≒1064mm
【0017】例えば、最小支持角θmin=35°,コイ
ル鉛直方向CLに対するロール間隔l=532mm,支
持ロール外径D12=300mmとすると、 最大コイル外径Dmax=2l/sin55°−300 ≒(1064÷0.5736−300) ≒1555mm
【0018】故に、最大支持角θmax=55°における
最小コイル外径Dminを1000mmとすると、最小支
持角θmin=35°における最大コイル外径Dmaxは15
55mmとなる。つまり、ロール間隔2l=1064m
mのクレードルロール11では、外径Dが1000mm
〜1555mmの範囲の帯材コイル9を35°〜55°
の範囲の支持角θに形成して支持することができる。
【0019】また、支持ロール12のコイル鉛直方向中
心Cからの間隔lが移動式のクレードルロール11であ
れば、支持する帯材コイル9の外径Dに合ったロール間
隔2lを次式により設定する。 sinθ=2l/(D+D12) 2l=sinθ・(D+D12
【0020】例えば、θ=45°(ε=0),D=27
00mm,D12=300mmとすると、ロール間隔2l
は次式で示される。 2l=sin45°・(2700+300) ≒0.7071×(2700+300) ≒2122mm 従って、外径D=2700mmの帯材コイルを、ε=0
である支持角45°を形成して支持するには、ロール間
隔2lを2122mmに調製すればよい。
【0021】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明によれば、高温帯材コイルをコイル軸
心に対する支持ロール又は傾斜支持面の軸方向線状支持
部の支持角を35°〜55°の範囲に形成して横置きで
支持することにより、帯材コイルの耳折れ発生の防止、
内径及び外径の変形を防止することができる。従って、
高温帯材コイルの耳折れによる歩留り向上、横置きにお
ける高温帯材コイルの内径の変形による巻出しリールへ
の装着性を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る、例えば、熱間圧
延後の650℃の温度を有する高温の帯材コイルを支持
したコイルカーを示す正面図である。
【図2】帯材コイルの支持角とコイル内径相対変化量と
の相関関係を示すグラフである。
【図3】本発明の第2の実施例に係る、高温の帯材コイ
ルを一対の支持ロールで支持したグレードルロールを示
す正面図である。
【図4】従来の帯材コイルの支持方法の説明図である。
【図5】横置きされた帯材コイルの変形を示す説明図で
ある。
【図6】傾斜支持面上で横置きされる帯材コイルの変形
を示す説明図である。
【図7】図1の平面図である。
【図8】図3の平面図である。
【符号の説明】
1 コイルカー 2 支持台 2a 傾斜支持面 3 台車 9 帯材コイル 12 支持ロール 12a 軸受板 13 台盤 S 軸方向線状支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮口 周久 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横置きの高温帯板コイルを双方の軸方向
    線支持部で支持する方法であって、前記高温帯材コイル
    のコイル鉛直方向に対する前記支持部のコイル軸心から
    の支持角を35°〜55°の範囲に形成して前記高温帯
    材コイルを支持することを特徴とするコイル横置き支持
    方法。
  2. 【請求項2】 ロール間隔を固定した一対の支持ロール
    を具備したコイル横置き支持装置によって高温帯板コイ
    ルを支持する方法であって、前記高温帯材コイルのコイ
    ル鉛直方向中心に対するコイル軸心からの支持角を、そ
    のコイル外径値によって35°〜55°の範囲に形成す
    ることが可能なロール間隔を有するコイル横置き支持装
    置によって前記高温帯材コイルを支持することを特徴と
    するコイル横置き支持方法。
  3. 【請求項3】 ロール間隔が変更可能な一対の支持ロー
    ルを具備したコイル横置き支持装置によって高温帯板コ
    イルを支持する方法であって、前記高温帯材コイルのコ
    イル鉛直方中心に対するコイル軸心からの支持角を35
    °〜55°の範囲に形成するように、前記高温帯材コイ
    ルの外径値によって前記ロール間隔を調製して前記高温
    帯板コイルを支持することを特徴とするコイル横置き支
    持方法。
  4. 【請求項4】 高温帯板コイルを一対の傾斜支持面の軸
    方向線状支持部で横置きに支持する装置であって、前記
    傾斜支持面のコイル鉛直方向中心に対する傾斜角を35
    °〜55°の範囲に成形したことを特徴とするコイル横
    置き支持装置。
JP183495A 1995-01-10 1995-01-10 コイル横置き支持方法及びコイル横置き支持装置 Pending JPH08188341A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013522042A (ja) * 2010-03-12 2013-06-13 エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト コイルを載置するための方法及び装置
CN104960838A (zh) * 2015-07-17 2015-10-07 昆山宝锦激光拼焊有限公司 叠垛钢卷防滑落治具
JP2021020808A (ja) * 2019-07-30 2021-02-18 住友重機械搬送システム株式会社 貯蔵ヤードシステム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013522042A (ja) * 2010-03-12 2013-06-13 エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト コイルを載置するための方法及び装置
CN104960838A (zh) * 2015-07-17 2015-10-07 昆山宝锦激光拼焊有限公司 叠垛钢卷防滑落治具
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Effective date: 20011225