JPH08187698A - 集合配線基板の切断装置 - Google Patents

集合配線基板の切断装置

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JPH08187698A
JPH08187698A JP32916394A JP32916394A JPH08187698A JP H08187698 A JPH08187698 A JP H08187698A JP 32916394 A JP32916394 A JP 32916394A JP 32916394 A JP32916394 A JP 32916394A JP H08187698 A JPH08187698 A JP H08187698A
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cutter
board
drive unit
wiring board
unit
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JP32916394A
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Mitsuhiro Ito
光浩 伊東
Masaaki Chiba
公明 千葉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品基板部に実装された実装部品や配線パタ
ーンに影響を及ぼさずに製品基板部と捨て基板部とを良
好な状態で分離する。 【構成】 ベース2と、このベース2上に配設され切断
ガイド溝23によって子基板部21とステ基板部22と
に区割りされた集合配線基板20を載置する載置部6A
を有する基板載置テーブル6と、基板載置テーブル6を
第1の方向へ移動動作させる第1の駆動ユニット4と、
ベース2に立設されたスタンド3と、スタンド3に支持
されたカッタユニット10と、カッタユニット10を第
1の方向と直交する第2の方向に移動動作させる第2の
駆動ユニット8と、カッタ15を首振り動作させる第3
の駆動ユニット13と、カッタユニット10を基板載置
テーブル6に対して昇降動作させる第4の駆動ユニット
16と、各駆動ユニットを制御する制御部とから構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集合配線基板の切断装
置に関し、特に電気部品や電子素子等が実装される領域
である子基板部と、最終工程でこの子基板部から切断除
去される領域であるいわゆるステ基板部とからなる集合
配線基板の前記子基板部とステ基板部とを切断分離する
に好適な集合配線基板の切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】集合配線基板は、例えば自動搬送装置に
よって搬送される過程で、自動供給装置から供給される
電気部品や電子部品等の実装部品が実装される。集合配
線基板は、主面上に所定の配線パターンが予め印刷形成
されており、この配線パターンに対応してそれぞれ実装
部品が実装されて半田付け固定される。集合配線基板
は、所定の配線パターンが形成されるとともに実装部品
が実装される領域である子基板部と、この子基板部の外
周部を縁取るようにして形成されるステ基板部とから構
成されている。
【0003】ステ基板部は、上述したように集合配線基
板を自動搬送装置によって搬送する際に必要な搬送部、
保持部或いは位置決め部等を形成するための領域として
設けられる。また、ステ基板部は、搬送等に際して基板
の端部が破損して配線パターンや実装部品の取付け部等
が損なわれたり傷付けられたりするといった不都合の発
生を回避するために、子基板部の外周部を保護する領域
として設けられる。さらに、ステ基板部は、製品番号や
端子ガイド部或いは配線パターンを形成する際の外部端
子部等を形成するための領域として設けられる。ステ基
板部は、このように製造段階で必要な領域であって、所
定の実装部品を実装して動作試験等が実施された後、集
合配線基板が装置に組み込まれる際には子基板部から切
断分離される。
【0004】集合配線基板は、子基板部とステ基板部と
が比較的簡単に分離されるように、これら子基板部とス
テ基板部とを区割りする切断用のガイド溝やミシン目が
予め形成されている。そして、子基板部とステ基板部と
は、通常、この切断用ガイド溝に設けられた多数個のブ
リッジ片によって一体化されており、装置に組み込む際
にこれらブリッジ片から切断されて分離される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】集合配線基板は、例え
ばプレス装置等によって、ブリッジ片を折り曲げるよう
にして切断したりステ基板部を打ち抜いたりすることに
よって子基板部とステ基板部との分離が行われている。
このため、集合配線基板は、ステ基板部の切断工程に際
して、ブリッジ片の周囲に大きな応力が作用されて子基
板部に負荷されるために、主面に形成された配線パター
ンの剥離、半田付けされた実装部品の半田付け部の剥
離、脱落或いは破損といった不都合が発生することがあ
った。
【0006】また、プレス装置は、集合配線基板の形状
によってそれぞれ専用金型が必要であり、汎用性が無い
とともに、金型の費用負担も大きくさらに仕様を異にす
る集合配線基板毎の段取り作業も面倒であるといった問
題点があった。さらに、このプレス装置を用いたステ基
板部の切断方法は、ブリッジ片の切断面の仕上がり精度
が確保されないため、分離された子基板部の仕様によっ
てはバリ取りの追加工が必要となるといった問題点もあ
った。
【0007】したがって、本発明は、子基板部とステ基
板部とを、極めて簡単な操作によって子基板部に過大な
力が作用されることなくかつ良好な状態で切断ガイド溝
に沿って切断分離し得るようにした配線基板の切断装置
を提供することを目的に提案されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係る配線基板の切断装置は、ベースと、このベース
上に配設され切断ガイド溝によって子基板部とステ基板
部とに区割りされた集合配線基板を位置決めした状態で
載置固定する載置部を有する基板載置テーブルと、この
基板載置テーブルをベースに沿って第1の方向へと往復
移動させる第1の駆動ユニットと、基板載置テーブルを
挟んでベース上に立設されたスタンドと、このスタンド
に支持されカッタとこのカッタを駆動するカッタ駆動手
段とを備えるカッタユニットと、このカッタユニットを
スタンドに沿って第1の方向と直交する方向に往復移動
させる第2の駆動ユニットと、カッタユニットを首振り
動作させる第3の駆動ユニットと、カッタユニットを基
板載置テーブルに載置された集合配線基板に対して昇降
動作させる第4の駆動ユニットと、第1の駆動ユニット
乃至第4の駆動ユニットを制御する制御部とを備えて構
成される。
【0009】また、カッタは、集合配線基板に設けた切
断ガイド溝の溝寸法とほぼ等しい厚み寸法を有する円盤
状に形成される。
【0010】
【作用】以上のように構成された本発明に係る集合配線
基板の切断装置によれば、基板載置テーブルの載置部上
に位置決めされた状態で集合配線基板が載置され、制御
部の出力によって第4の駆動ユニットが動作されてカッ
タユニットを集合配線基板側に下降動作させる。カッタ
ユニットのカッタは、集合配線基板の子基板部とステ基
板部とを区割りする切断ガイド溝中に相対係合される。
カッタは、制御部の出力によって集合配線基板を載置し
た基板載置テーブルが第1の駆動ユニットによってX軸
方向に往復動作されるとともに、カッタユニットが第2
の駆動ユニットによってY軸方向に往復動作されさらに
第3の駆動ユニットによって首振り動作されることによ
り、切断ガイド溝に沿って倣い移動してこの切断ガイド
溝中に位置して子基板部とステ基板部とを連結するブリ
ッジ片を切断してこれらを分離する。集合配線基板は、
このようにカッタによってブリッジ片が切断されるため
に、子基板部に対して過大な力が作用されことは無く、
この子基板部の主面上に形成された配線パターンの剥
離、或いは実装された電子部品等の破損、脱落、半田付
け部の剥離といった不都合の発生を防止する。
【0011】
【実施例】以下、本発明について図面に示した実施例を
詳細に説明する。実施例切断装置1は、図1に示すよう
に、ベース2と、このベース2上に相対向して立設され
たスタンド部材3A、3Bと、集合配線基板20が載置
される基板載置テーブル6と、カッタユニット10とを
備えている。ベース2は、水平状態を保持されて作業台
等に設置され、前面側の一方コーナ部にはスイッチ操作
部18が配設されている。このスイッチ操作部18に
は、詳細を省略するが、起動スイッチ、停止スイッチ等
が配設されている。
【0012】ベース2には、中央部に外形形状が前後方
向の矩形ブロック体を呈して構成された第1の駆動ユニ
ット4が配設されている。第1の駆動ユニット4は、詳
細を省略するが、両側面部をそれぞれ走行する一対のタ
イミングベルト5Aと、これらタイミングベルト5Aを
往復駆動する駆動モータ5Bを備えており、基板載置テ
ーブル6をベース2の前後方向に移動自在に支持してい
る。第1の駆動ユニット4は、図示しない制御部の出力
によって駆動モータ5Bが往復駆動され、後述するよう
に切断装置1のX軸方向の駆動部を構成している。
【0013】基板載置テーブル6は、天井面6Aを平坦
とされて両側面部に駆動ユニット4の幅よりもやや大と
された間隔でガイド部6B、6Cが設けられた断面形状
が下向きコ字状の部材によって構成されている。基板載
置テーブル6は、ガイド部6B、6Cを駆動ユニット4
の両側面部に位置させてこの駆動ユニット4を跨ぐよう
にして組み合わされている。これらガイド部6B、6C
には、タイミングベルト5Aの両端がそれぞれ固定され
ている。また、基板載置テーブル6は、後述するように
集合配線基板20の載置部として構成される天井面6A
の四隅近傍に位置して、それぞれ位置決めピン7が設け
られている。基板載置テーブル6は、駆動モータ5Bに
よってタイミングベルト5Aが駆動されることにより、
駆動ユニット4に沿ってベース2に対して前後方向に移
動動作される。
【0014】スタンド部材3A、3Bは、駆動ユニット
4を挟むようにしてベース2上に互いに対向して立設さ
れている。これらスタンド部材3A、3B間には、第2
の駆動ユニット8が梁状に取り付けられている。第2の
駆動ユニット8は、詳細を省略するが、側面部を走行す
る一対のタイミングベルト9Aと、これらタイミングベ
ルト9Aを往復駆動する駆動モータ9Bを備えている。
第2の駆動ユニット8は、図示しない制御部の出力によ
って駆動モータ9Bが往復駆動され、後述するように切
断装置1のY軸方向の駆動部を構成している。
【0015】第2の駆動ユニット8には、カッタユニッ
ト10が支持されている。このカッタユニット10は、
ブラケット11と、ガイド部材12と、回転シリンダユ
ニット13と、カッタ取付け部14と、カッタ15及び
エアーシリンダ16等によって構成されている。ガイド
部材12は、第2の駆動ユニット8の側面部に沿って移
動自在に組み付けられており、タイミングベルト9Aの
両端がそれぞれ固定されている。ブラケット11は、ベ
ース2に対向するようにしてガイド部材12に対して上
下方向に移動自在に支持されている。このブラケット1
1には、回転シリンダユニット13が出力軸をベース2
側に向けて取付けられている。
【0016】回転シリンダユニット13は、出力軸の先
端部にカッタ取付け部14を取り付けている。回転シリ
ンダユニット13は、制御部からの出力によって駆動さ
れ、出力軸を介してカッタ取付け部14を首振り動作さ
せる。このカッタ取付け部14には、詳細を省略する
が、周知のチャッキング機構が設けられており、カッタ
15が着脱される。したがって、回転シリンダユニット
13は、カッタ15を首振り動作させる第3の駆動ユニ
ットを構成する。
【0017】カッタ15は、回転軸の先端部に例えば円
盤状のダイヤモンドバイトが取付けられて構成されてい
る。このダイヤモンドバイトは、厚み寸法が後述する集
合配線基板20の切断ガイド溝23の幅寸法とほぼ等し
い。カッタ15は、図示しない制御部の出力によって駆
動されるエアーシリンダ16によって駆動される。エア
ーシリンダ16は、エアーパイプ17を介して駆動エア
ーが吸排されることによって、カッタ取付け部14を上
下方向に移動動作させる。カッタ15は、このカッタ取
付け部14の上下方向の動作によって、後述するように
基板載置テーブル6の載置部6Aに載置された集合配線
基板20の切断ガイド溝23に対して進退動作する。し
たがって、エアーシリンダ16は、カッタ15を上下方
向、すなわちZ軸方向に駆動する第4の駆動ユニットを
構成する。
【0018】カッタユニット10は、制御部からの出力
によって第2の駆動ユニット8の駆動モータ9Bが駆動
されると、タイミングベルト9Aを介してガイド部材1
2が第2の駆動ユニット8に沿って図1において左右方
向、すなわち基板載置プレート6の移動方向と直交する
方向に移動動作する。カッタ15は、このガイド部材1
2の移動動作によって、Y軸方向に移動動作する。カッ
タ15は、制御部からの出力によって回転シリンダユニ
ット13が駆動されて出力軸が回転動作することによ
り、カッタ取付け部14を介してZ軸方向の移動動作が
行われる。
【0019】以上のように構成された切断装置1は、例
えば基板搬送装置の最終工程に設置され、搬送された集
合配線基板20を基板載置部6A上に位置決め固定した
状態で子基板部21とステ基板部22との切断分離を行
う。集合配線基板20は、全体形状が矩形とされ、図2
に示すように、所定の形状仕様の子基板部21が切断ガ
イド溝23によって外周部のステ基板部22と区割りさ
れて構成されている。この集合配線基板20は、実装部
品の実装工程、半田付け工程、動作試験等を行った後、
装置に対する基板組立て工程に際して上述した切断装置
1によってこれら子基板部21とステ基板部22とが切
断分離される。なお、この集合配線基板20の構成並び
に取扱いについては、従来の集合配線基板と同様であ
る。
【0020】子基板部21は、図示しないが例えば一方
の主面に所定の配線パターンが印刷形成されるととも
に、他方の主面に実装部品の実装位置のガイドマークや
仕様等が印刷されている。また、子基板部21には、実
装部品を取付けるためのスルーホール或いは取付け穴等
が設けられており、製品基板として装置に組み立てられ
る。
【0021】ステ基板部22は、図2に示すように子基
板部21の外周部を全周に亘って縁取る領域であり、図
示しないが例えば製品番号や子基板部21側の各端子の
ガイドマーク或いは配線パターンを形成する際の電極端
子、動作試験の際のテスト端子等が形成されている。ま
た、ステ基板部22には、上述した各工程間を自動搬送
される際に、自動搬送装置に位置決めされて載置される
ための位置決め穴25が適宜の位置に設けられている。
【0022】切断ガイド溝23は、上述したように子基
板部21とステ基板部22とを区割りしかつ子基板部2
1の外形を決定する。したがって、切断ガイド溝23
は、子基板部21の外形仕様によって複雑な形状を呈す
ることがある。子基板部21とステ基板部22とは、切
断ガイド溝23を分断するようにして切り残された多数
個のブリッジ片24によって一体化されている。これら
ブリッジ片24は、切断工程までは子基板部21とステ
基板部22とがしっかりと一体化されるための機械的強
度が保持されるようにし、また切断工程において子基板
部21とステ基板部22とが簡単に切断されるように適
宜の位置に設けられている。
【0023】なお、集合配線基板20については、図示
した形状のものに限定されず、例えば切断ガイド溝23
がいわゆるミシン目で構成されていてもよい。また、集
合配線基板20は、切断ガイド溝23によって区割りさ
れた領域内にさらにミシン目等によって複数個の子基板
部が形成されたものであってもよい。
【0024】集合配線基板20は、切断装置1に供給さ
れると、ステ基板部22に設けた位置決め穴25を位置
決めピン7にそれぞれ係合することによって、基板載置
テーブル6の載置部6A上に位置決め固定した状態で載
置される。切断装置1には、切断処理すべき集合配線基
板20の仕様情報、すなわち切断ガイド溝23の形状仕
様が制御部にインプットされる。この仕様情報のインプ
ット操作は、工作機器等において一般に採用されている
テンキー入力等によって行われる。
【0025】切断装置1は、制御部にインプットされた
集合配線基板20の仕様情報に基づいて、後述するよう
に原点位置からカッタユニット10が切断ガイド溝23
に沿って移動動作され、ブリッジ片24の切断動作を行
う。切断装置1は、基板載置テーブル6がベース2の前
後方向に対して所定の位置(初期位置)に復帰停止され
るように制御している。切断装置1は、初期位置で停止
された基板載置テーブル6の載置部6A上に集合配線基
板20を位置決め固定した後、スイッチ操作部18の起
動スイッチが操作されると、制御部からの出力によって
第2の駆動ユニット8が動作してカッタユニット10を
集合配線基板20の切断開始位置へと移動させる。
【0026】カッタユニット10は、制御部からの出力
によって第3の駆動ユニットである回転シリンダユニッ
ト13が駆動されると、カッタ15が集合配線基板20
の切断ガイド溝23と同方向に首振り動作される。ま
た、カッタユニット10は、制御部からの出力によって
第4の駆動ユニットを構成するエアシリンダ16が動作
されることによって集合配線基板20側へと下降動作さ
れ、これによってカッタ15が切断ガイド溝23と相対
係合する。
【0027】第1の駆動ユニット4は、制御部からの出
力によって基板載置テーブル6を初期位置からX軸方向
に往復移動させる。また、第2の駆動ユニット8は、カ
ッタユニット10をY軸方向に往復移動させる。さら
に、第3の駆動ユニット13は、カッタ15を首振り動
作させる。したがって、カッタ15は、これら第1の駆
動ユニット4、第2の駆動ユニット8及び第3の駆動ユ
ニット13の制御部の出力に基づく動作によって、集合
配線基板20の切断ガイド溝23に沿って倣い動作す
る。カッタ15は、切断ガイド溝23中を倣い動作する
過程で、この切断ガイド溝23中に設けられた各ブリッ
ジ片24をそれぞれ切断していく。
【0028】集合配線基板20は、カッタ15が第1の
駆動ユニット4、第2の駆動ユニット8及び第3の駆動
ユニット13に駆動されて切断ガイド溝23中を1周倣
い動作することによって、全てのブリッジ片24が切断
されて子基板部21とステ基板部22が分離される。切
断装置1は、集合配線基板20のブリッジ片24をカッ
タ15によって切断するため、これらブリッジ片24の
近傍の子基板部21に対して応力集中を生じさせない。
したがって、集合配線基板20は、子基板部21の主面
上に形成された配線パターンの剥離、或いは実装された
電子部品等の破損、脱落、半田付け部の剥離といった不
都合の発生が防止される。また、子基板部21は、ブリ
ッジ片24の切断面が良好な状態とされるため、バリ取
りの追加工が不要である。
【0029】本発明は、上述した実施例切断装置1に限
定されるものでは無く、各部の構成について種々展開さ
れる。例えば、切断装置1は、基板載置テーブル6を移
動動作させる第1の駆動ユニット4及びカッタユニット
10を移動動作させる第2の駆動ユニット8を駆動モー
タ5B、9Bと一対のタイミングベルト5A、9Aによ
って構成したが、例えばラックとピニオン等の精密送り
機構を採用して構成してもよいことは勿論である。
【0030】また、制御部に対する切断ガイド溝23の
形状仕様のインプット操作は、上述したテンキー入力に
限定されるものではなく、工作機器等において一般に採
用されているテープ入力、カード入力等の方法も採用さ
れる。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る集合配線基板の切断装置によれば、集合配線基板を基
板載置テーブルの載置部上に位置決めした状態で載置
し、子基板部とステ基板部とに区割りする切断ガイド溝
に沿ってカッタを倣い動作させてこれら子基板部とステ
基板部とを連結するブリッジ片を切断するように構成し
たことにより、切断分離されるブリッジ片の近傍の子基
板部への応力集中が防止され、この子基板部の主面上に
形成された配線パターンの剥離、或いは実装された電子
部品等の破損、脱落、半田付け部の剥離といった種々の
不都合の発生が防止される。また、切断分離された子基
板部は、安定な状態で得られるため、切断分離後の再動
作試験の実施が不要であり、さらにブリッジ片の切断面
が良好な状態とされるため、バリ取りの追加工も不要で
ある。
【0032】さらに、本発明に係る集合配線基板の切断
装置によれば、形状仕様を異にする集合配線基板に対し
て、型交換等を必要とせずに対応可能であり、金型費用
の削減、段取り工数の短縮等が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る集合配線基板の切断装置の要部斜
視図である。
【図2】切断装置によって製品基板部と捨て基板部とが
切断分離される集合配線基板の平面図である。
【符号の説明】
1 切断装置 2 ベース 3 スタンド 4 基板載置テーブルを移動動作するための第1の駆動
ユニット(X軸方向駆動ユニット) 6 基板載置テーブル 7 位置決めピン 8 カッタユニットを移動動作するための第2の駆動ユ
ニット(Y軸方向駆動ユニット) 10 カッタユニット 13 カッタを首振り動作させるための第3の駆動ユニ
ットを構成する回転シリンダユニット 14 カッタ取付け部 15 カッタ 16 カッタ上下方向に駆動するための第4の駆動ユニ
ットを構成するエアーシリンダ(Z軸方向駆動ユニッ
ト) 20 集合配線基板 21 子基板部 22 ステ基板部 23 切断ガイド溝 24 ブリッジ片 25 位置決め穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと、 このベース上に配設され切断ガイド溝によって子基板部
    とステ基板部とに区割りされた集合配線基板を位置決め
    した状態で載置固定する載置部を有する基板載置テーブ
    ルと、 この基板載置テーブルをベースに沿って第1の方向へと
    往復移動させる第1の駆動ユニットと、 基板載置テーブルを挟んでベース上に立設されたスタン
    ドと、 このスタンドに支持されカッタとこのカッタを駆動する
    カッタ駆動手段とを備えるカッタユニットと、 このカッタユニットをスタンドに沿って第1の方向と直
    交する方向に往復移動させる第2の駆動ユニットと、 カッタを首振り動作させる第3の駆動ユニットと、 カッタユニットを基板載置テーブルに載置された集合配
    線基板に対して昇降動作させる第4の駆動ユニットと、 カッタユニットのカッタを集合配線基板の切断ガイド溝
    に相対係合させるとともにカッタユニットと基板載置テ
    ーブルとを移動動作させてカッタを切断ガイド溝に沿っ
    て倣い移動させて子基板部とステ基板部とを切り離すよ
    うに第1の駆動ユニット乃至第4の駆動ユニットとをそ
    れぞれ制御する制御部とを備えた集合配線基板の切断装
    置。
  2. 【請求項2】 カッタは、配線基板に設けた切断ガイド
    溝の溝寸法とほぼ等しい厚み寸法を有する円盤状のカッ
    タであることを特徴とする請求項1に記載の集合配線基
    板の切断装置。
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