JPH0818590A - ループ式通信システム - Google Patents

ループ式通信システム

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Publication number
JPH0818590A
JPH0818590A JP6150275A JP15027594A JPH0818590A JP H0818590 A JPH0818590 A JP H0818590A JP 6150275 A JP6150275 A JP 6150275A JP 15027594 A JP15027594 A JP 15027594A JP H0818590 A JPH0818590 A JP H0818590A
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JP
Japan
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station
transmission
control
loop
loopback
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JP6150275A
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English (en)
Inventor
Satoshi Akimoto
智 秋元
Mitsuru Yahagi
満 矢作
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の障害による複数ループの発生回復時に
円滑に通信を維持できるループ式通信システムを提供す
る。 【構成】 フレーム上に複数ループの統合を行うために
使用する制御領域を設けるとともに、各制御局(図2
(a)、(b))および伝送局(図2(c)、(d))
に前記制御領域とアクセスし通信を行うために使用する
制御用送受信手段(ループ制御受信レジスタ5およびル
ープ制御送信レジスタ9)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はループ式通信システムに
関し、特に複数の障害による複数ループの発生回復時に
円滑に通信を維持できるループ式通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から複数の制御局と複数の伝送局と
を内外二重の伝送路によってループ状に接続し、伝送路
にフレームを周回させて通信を行うループ式ネットワー
クがある。
【0003】このような、ループ式ネットワークにおい
て障害が発生した場合に、障害処理としてループバック
が行われる。この時、障害箇所を切り離すように障害箇
所の前後に接続されている局がループバック状態となり
一つの閉ループを形成する。この状態から、さらに別の
箇所で障害箇所が発生した場合には、二つの閉ループが
形成される。
【0004】次に、前記二カ所の障害箇所のうち一カ所
の障害箇所の内外の伝送路が別々に復旧した場合にあっ
ては、二つのうち一方の閉ループが障害を復旧したこと
を伝送路を通ってきたフレームを受信することにより検
出する。あるいは、前記二カ所の障害箇所のうち内側ま
たは外側の伝送路のみを復旧させた場合にあっては、二
つの閉ループが障害を復旧したことを伝送路を通ってき
たフレームを受信することにより検出する。
【0005】このフレームを受信したことによりループ
バック状態となっていた局は、制御局に対してループが
復旧したことを通知する。制御局は、各局に対して、ル
ープバックの解除の指示と論理部を接続する伝送路を指
示するパケットを送信する。各局では、制御局からのパ
ケットを受信することによりループバック状態となって
いる局はループバックを解除し、制御局から指示された
伝送路に論理部を接続する。
【0006】しかし、二カ所の障害箇所のうち一カ所の
障害箇所の内外の伝送路が別々に復旧した場合にあって
は、二つの閉ループの内、一方の閉ループしか解除され
ない。 また、二カ所の障害箇所のうち内側または外側
の伝送路のみを復旧させた場合にあっては、複数の閉ル
ープが存在し内側または外側の伝送路のみが回復したこ
とを検出できないため、閉ループが解除されない。
【0007】したがって、上記のいずれの場合において
も、二つの障害箇所を同時に復旧させるか、人為的に回
復させる必要があり、復旧作業に制約があるという問題
が第一にある。
【0008】次に、第二の問題点を示す。
【0009】ローカルエリアネットワーク(LAN)の
一種としてのループ式通信システムにおいて、親局とな
りうる複数の制御局とその他の伝送局を伝送路を介して
二重ループ状に接続し、その伝送路上にフレームを周回
させ、フレームの回線交換領域を使用して各局間で通信
を行うループ式通信システムが従来から知られている。
例えば、従来のループ式LANシステムは、図13に
示すように、制御局201(親局),待機系の制御局2
02(子局)、子局203〜206、および伝送路20
7で構成されている。また、図14に示すように、フレ
ーム208は、フレーム同期(フレーム・へッダ:F
H)、制御領域、および通信領域で構成され、通信領域
は、回線交換領域であるSTN固有域209とSTN余
裕域210等で構成されている。そして、各局に対して
固定的に割り振っているSTN固有域209とこのST
N固有域209に不足が発生した場合に、自由に割り付
けるSTN余裕域210を使用し通信を行うシステムに
なっている。また、図15に示すように、伝送路207
には唯一のフレーム220を出力することができる親の
制御局(A−SVS)201が存在し、そのフレームに
おける状態情報領域223は、通常EMPTY(空き)
状態としてループ上を周回している。
【0010】この状態で、子局206(STN6)が親
の制御局(STN1)201に対して通信する場合は、
フレーム220を子局206が獲得し、フレーム220
の送信元アドレス(SA)221と相手先アドレス(D
A)222のエリアに子局206のアドレスと親の制御
局201のアドレスを挿入し、かつ、フレームの状態情
報領域223をBUSY(使用)状態とする(図15
a)。これを受信したと親の制御局201はフレーム2
20の状態情報領域223をEMPTY(空き)状態に
戻し、他のSTNが使用可能な状態とする(フレームを
解放する)(図15b)。
【0011】また、図16に示すように、子局206
(STN6)が子局203(STN3)に対して通信す
る場合は、フレーム220を子局206が獲得し、フレ
ーム220の送信元アドレス221と相手先アドレス2
22のエリアに子局206のアドレスと子局203のア
ドレスを挿入し、かつ、フレームの状態情報領域223
をBUSY(使用)状態とする(図16a)。これを受
信した子局203からはそのまま下流に流れ、これを受
信した親の制御局201はフレームの状態情報領域22
3をOLD(旧)状態に戻し(図16b)、また、これ
を受信した子局206はフレームの状態情報領域223
をEMPTY(空き)状態に戻し、他のSTNが使用可
能な状態とする(図16c)。
【0012】以上のような、通信を行う場合、例えば、
図17aに示すように、伝送路240に複数個所の障害
251と252が発生し、分離したループA(島A)と
分離したループB(島B)とに分かれてしまった場合で
あって、各々の島で自由に通信を行い、島Aを流れるフ
レーム249と島Bを流れるフレーム250で同一のタ
イムスロットを使用してしった場合、障害個所251と
252が復帰した後、ループ上を流れるフレーム255
では、同一のタイムスロットが重複してしまい、混線あ
るいは通話不可状態が発生する(図17b)。
【0013】これに対して、従来は、島ができた場合
に、図14に示すフレーム208のSTN固定域209
だけを使用するように使用制限を行うか、あるいは、島
が統合した場合に、島発生中に設定していたパスを強制
的に切断する方式を採用していた。
【0014】しかしながら、この場合、フレームのST
N固定域209だけを使用するように使用制限を行う場
合にあっては、島発生中の使用タイムスロットが制限さ
れてしまうという問題があり、島発生中に設定していた
パスを強制的に切断する方式を採用した場合にあって
は、島統合時に通話中呼の継続性が保てないという第二
の問題がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のルー
プ式通信システムでは、分離された二つの閉ループを統
合するためには、二つの障害箇所を同時に復旧しなけれ
ばループを自動的に復旧させることができず、復旧作業
に制約があるという問題が第一にある。
【0016】また、従来のループ式通信システムでは、
島発生中の使用タイムスロットが制限され、また、島統
合時に通話中呼の継続性が保持できないという問題が第
二にある。
【0017】そこで、本発明では、複数の障害による複
数ループの発生回復時に円滑に通信を維持できるループ
式通信システムの提供を目的とする。
【0018】すなわち、本第一発明では、復旧作業の制
約をなくし、短時間に分離された閉ループを統合して円
滑に通信を維持できるループ式通信システムの提供を目
的とする。
【0019】また、本第二発明は、ループ上に複数の障
害が発生し、複数の島ができた場合でも、島発生中の使
用タイムスロットを制限することなく有効利用でき、ま
た、島統合時にも通話中呼の継続性を最大限に保持でき
るループ式通信システムの提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の第一発明は、フレーム上に設けた複
数ループの統合を行うために使用する制御領域と、各制
御局および伝送局に設けた前記制御領域とアクセスし通
信を行うために使用する制御用送受信手段とを具備す
る。
【0021】請求項2記載の第一発明は、制御機能を有
する複数の制御局と伝送局を伝送方向が異なる二重の伝
送路によってループまたはリング状に接続しフレームを
前記伝送路に周回させて通信を行うループネットワーク
またはリングネットワークの複数の閉ループの統合方式
において、ループバック状態にある各局は前記フレーム
上に設けられた障害信号領域に対して伝送路に障害が発
生している旨を通知する伝送路障害信号を送信し続ける
機能と、障害が発生している伝送路を介して相対するル
ープバック状態にある局から送信された前記伝送路障害
信号の受信を契機に前記フレーム上に設けられた障害信
号領域に対して伝送路の障害が回復した旨を通知する伝
送路回復信号を送信し続ける機能と、前記障害が回復し
た伝送路を介して相対するループバック状態にある局か
ら送信された前記伝送路回復信号の受信を契機にループ
バックを解除し複数の閉ループを統合するする機能とを
具備する。
【0022】請求項3記載の第一発明は、フレーム上に
設けた複数ループの統合を行うために使用する制御領域
と、各制御局および伝送局に設けた前記制御領域とアク
セスし通信を行うために使用する制御用送受信手段と、
前記制御用送受信手段を用いて、ループバック状態とな
った局がフレーム上に伝送路障害情報を送信する手段
と、前記制御用送受信手段を用いて、制御局が複数のル
ープバック状態を識別するためのループバック状態情報
を送信する手段と、伝送路上の複数の障害箇所のうちど
ちらか一カ所の障害が復旧し、ループバック状態にある
局が、障害が発生していた伝送路を介して前記伝送路障
害信号を受信した場合、前記制御用送受信手段を用い
て、受信した伝送路とは反対の伝送路に伝送路回復信号
を送信する手段と、ループバック状態にある局が、前記
伝送路回復信号を受信した場合、ループバックを解除す
る手段と、ループバック状態にある局が、前記ループバ
ック状態情報を受信した場合、ループバックを解除する
手段と、制御局が、前記制御用送受信手段を用いて、常
にフレーム上に自局のアドレスを送信する手段と、前記
フレーム上のアドレスによりあらかじめ定めた優先順位
により真の制御局を決定する手段とを具備する。
【0023】請求項4記載の第一発明は、制御機能を有
する複数の制御局と伝送局を伝送方向が異なる二重の伝
送路によってループまたはリング状に接続しフレームを
前記伝送路に周回させて通信を行うループネットワーク
またはリングネットワークの複数の閉ループの統合方式
において、ループバック状態にある各局が前記フレーム
上に設けられた障害信号領域に対して伝送路に障害が発
生している旨を通知する伝送路障害信号を送信し続ける
機能と、制御局が、前記フレーム上に設けられた障害信
号領域に対して複数のループバック状態を識別するため
のループバック状態情報を送信する手段と、ループバッ
ク状態にある局が、障害が発生している伝送路を介して
相対するループバック状態にある局から送信された前記
伝送路障害信号の受信を契機に前記フレーム上に設けら
れた障害信号領域に対して伝送路の障害が回復した旨を
通知する伝送路回復信号を送信し続ける機能と、ループ
バック状態にある局が前記伝送路回復信号の受信を契機
に前記フレーム上に設けられた障害信号領域に対して伝
送路回復信号を送信し続ける機能と、相対するループバ
ック状態にある局から送信された前記伝送路回復信号の
受信を契機にループバックを解除する機能とループバッ
ク状態にある局が、前記ループバック状態情報の受信を
契機にループバックを解除する機能と、制御局が、前記
制御用送受信手段を用いて、常にフレーム上に自局のア
ドレスを送信する機能と、前記フレーム上のアドレスに
よりあらかじめ定めたる優先順位により真の制御局を決
定する機能とを具備する。
【0024】また、請求項5記載の第二発明は、二重ル
ープ構成で親局となりうる複数の制御局とその他の伝送
局で構成され、ループ上をフレームを周回させて通信を
行うループ式通信システムであって、前記フレームは、
親局が発生し、データを送信した局がフレームを解放す
る方式において、ループ上に同時に複数の親局のフレー
ムが存在することを許可し、予め定められたシステム全
体に対するタイムスロットの余裕域を設け、前記システ
ム余裕域を使用し、タイムスロットの使用数を任意に変
更する手段を設けて、通信速度を逓倍(タイムスロット
×n獲得)にし、前記タイムスロット使用数変更に伴
い、所定の局およびインタフェースに対して、任意にタ
イムスロット変換及び変更情報通知を行う構成としてあ
る。
【0025】請求項6記載の第二発明は、分離したルー
プの統合が発生した場合、分離したループの双方の親局
間で双方のタイムスロット情報を通知しあい、双方で競
合しているタイムスロットを検出し、かつ、前記競合し
ているタイムスロットをフレームが解放された後に使用
禁止とし、その後、前記競合しているタイムスロットが
なくなった時点で、通常の状態に復帰させる構成として
ある。
【0026】請求項7記載の第二発明は、分離したルー
プの統合が発生した場合、各ループの親局どうしが複数
の分離したループで使用していたタイムスロットの情報
を交換し合い、タイムスロットが競合した場合であっ
て、使用していない領域に余裕がある場合には、前記領
域を最終の親局が収集し、システム余裕域として再配分
し、その領域を使用することで、競合したタイムスロッ
トを使用していた局およびインタフェースに対して、優
先度で予め決められた一方に対して強制的にタイムスロ
ット変換及び変更情報通知を行うことによって通信の継
続を保証し、使用していない領域に余裕がない場合に
は、一方を強制切断し、その後、唯一の親局を決定し、
通常のタイムスロット管理にもどすことによって、運転
を再開する構成としてある。
【0027】請求項8記載の第二発明は、タイムスロッ
トの管理において、各STN固有域、余裕域とに加え、
システム全体に対する固有域と余裕域を新たに設けて、
これらの値を運用中に自由に変更可能とし、ループに障
害があって複数ループに分離した場合、各親局に予め指
定された、各局のSTN固定域と余裕域を使用し、それ
でも不足が発生した場合は、システム全体に対する固有
域と余裕域を使用する構成としてある。
【0028】
【作用】本第一発明では、フレーム上に複数ループの統
合を行うために使用する制御領域を設けるとともに、各
制御局および伝送局各局に前記制御領域をアクセスし通
信を行うために使用する制御用送受信手段を設ける。
【0029】そして、伝送路に複数の障害(複数の閉ル
ープ)が発生した場合、ループバック状態となっている
局は、前記制御用送受信手段を使って、フレーム上に伝
送路障害情報を送信する。また、制御局は、前記制御用
送受信手段を使って、複数のループバック状態を識別す
るためのループバック状態情報を送信する。
【0030】次いで、伝送路上の複数の障害箇所のうち
の一部の障害が復旧し、ループバック状態にある局が、
障害が発生していた伝送路を介して前記伝送路障害信号
を受信した場合、前記制御用送受信手段を用いて、伝送
路回復信号を送信する。
【0031】この伝送路回復信号をループバック状態に
ある局が受信した場合、ループバックを解除する。ま
た、ループバック状態にある局がループバック状態情報
を受信した場合にもループバックを解除する。
【0032】制御局は、前記制御用送受信手段を用い
て、常にフレーム上に自局のアドレスを送信しており、
このフレーム上のアドレスによりあらかじめ定めたる優
先順位により真の制御局を決定する。
【0033】また、本第二発明では、分離したループが
統合(障害復帰)した場合、ループ上に同時に複数の親
局のフレームが存在することを許可する。これにより、
通信が中断することを防ぐ。
【0034】さらに、障害復帰した場合、競合している
タイムスロットを検出し使用禁止とするか、あるいは、
競合しているタイムスロットの一方に対して強制的にタ
イムスロット変換を行う。これにより通信の継続を保証
する。
【0035】
【実施例】以下、本第一発明の第一実施例を図面に基づ
いて説明する。
【0036】図1は、伝送路上を周回するフレームの構
成を示す図である。
【0037】同図において、フレームは、フレームヘッ
ダ1、障害信号領域2、制御領域3、データ領域4によ
り構成されている。制御領域3は複数ループの統合を行
うため新規に設けたものである。
【0038】図2(a)および(b)は、制御局の構成
を示す図である。
【0039】同図において、制御局は、ループ制御受信
レジスタ5、受信論理部6、フレームアライナ7、フレ
ーム送信部8、ループ制御送信レジスタ9を有する。
【0040】なお、図2(a)は通常状態における制御
局の状態を示し、図2(b)は制御局が二つのループバ
ック局の間に組み入れられた時のループバック状態を示
す。図2(c)および(d)は、伝送局の構成を示す図
である。
【0041】同図において、伝送局は、論理部10、ル
ープ制御受信レジスタ5、ループ制御送信レジスタ9を
有する。
【0042】なお、図2(c)は、通常状態における伝
送局の状態を示し、(d)は伝送局がループバックした
ときのループバック状態を示す。
【0043】図2において、各制御局および伝送局各局
におけるループ制御受信レジスタ5およびループ制御送
信レジスタ9は、前記制御領域3とアクセスし通信を行
なって、複数ループの統合を行うため新規に設けたもの
である。
【0044】図3に示すように、制御局11、12と伝
送局13、14が、伝送路15、16によってループ状
に接続された、ループネットワークにおいて、伝送路1
5、16の障害箇所AとBに断線が発生した。その後、
障害処理により伝送路が再構成され制御局11、12と
伝送局13、14はループバック状態となる(図4)。
伝送局11、13は、伝送路15に、伝送局12、1
4は伝送路16にそれぞれループ制御送信レジスタ9を
使って障害情報を送信する。制御局11は、伝送路15
にループバックA状態情報、伝送路16にループバック
B状態情報を、制御局12は、伝送路15にループバッ
クA状態情報、伝送路16にループバックB状態情報を
ループ制御送信レジスタ9により送信する。
【0045】そして、制御局11は、伝送局14がルー
プバック状態となっていることにより、ループバックB
状態情報を伝送路15でループ制御受信レジスタ5によ
り検出し、制御局12は、伝送局13がループバック状
態となっていることにより、ループバックA状態情報を
伝送路16でループ制御受信レジスタ5により検出した
状態となる。
【0046】また、制御局11、12は、伝送路障害の
有無に関係なく伝送路15、16にループ制御送信レジ
スタ9を使い自局のアドレスも送信する。
【0047】その後、図4に示すようなループバック状
態により運営されているシステムにおいて、障害箇所A
の伝送路15が回復すると、伝送局14は障害情報をル
ープ制御受信レジスタ5により検出し、ループ制御レジ
スタ9を使い伝送路16に伝送路回復情報を送信する。
次に、障害箇所Aの伝送路16が回復し、伝送局13
は、ループ制御受信レジスタ5により伝送路回復情報を
受信するとループ制御レジスタ9による送信をやめ、ル
ープバック状態から通常状態になる。
【0048】伝送局14は、伝送局13がループバック
状態から通常状態に変わったことにより、制御局12が
送信しているループバックA状態情報をループ制御受信
レジスタ5で受信するようになり、ループバック状態か
ら通常状態に変わる。
【0049】そして、制御局11、12はそれぞれの局
が送信したアドレスと自局のアドレスを比較し決められ
た優先順位により真の制御局を決定し、一つの閉ループ
が形成される(図5)。
【0050】次に、一つの閉ループが形成された後、障
害箇所Bの伝送路15または16が回復すると、制御局
は、前記ループ制御レジスタ機能により、フレーム上に
有る伝送路障害情報(または伝送路回復信号およびルー
プバックB状態情報)を受信し、ループバック状態を解
除する。
【0051】以上のようにして二つの閉ループを統合す
る。
【0052】このように、本実施例は、障害箇所が複数
ありそれぞれの障害箇所が別々に回復した場合に、フレ
ーム上の各種情報により各局が個別に復旧処理すること
ができるため、処理時間が短く簡単に処理を行うことが
できる。
【0053】次に、本第一発明の第二実施例を図面に基
づいて説明する。
【0054】第二実施例は、伝送路15および16の回
復の仕方が第一実施例とは異なり、したがって、障害復
旧手順が異なる。
【0055】第二実施例において、フレーム、制御局お
よび伝送局の構成に関しては、上記第一実施例における
図1〜2と同様である。
【0056】図3に示すように、制御局11、12と伝
送局13、14が、伝送路15、16によってループ状
に接続された、ループネットワークにおいて、伝送路1
5、16の障害箇所AとBに断線が発生した。その後、
障害処理により伝送路が再構成され制御局11、12と
伝送局13、14はループバック状態となる(図4)。
伝送局11、13は、伝送路15に、伝送局12、1
4は伝送路16にそれぞれループ制御送信レジスタ9を
使って障害情報を送信する。制御局11は、伝送路15
にループバックA状態情報、伝送路16にループバック
B状態情報を、制御局12は、伝送路15にループバッ
クA状態情報、伝送路16にループバックB状態情報を
ループ制御送信レジスタ9により送信する。
【0057】そして、制御局11は、伝送局14がルー
プバック状態となっていることにより、ループバックB
状態情報を伝送路15でループ制御受信レジスタ5によ
り検出し、制御局12は、伝送局13がループバック状
態となっていることにより、ループバックA状態情報を
伝送路16でループ制御受信レジスタ5により検出した
状態となる。
【0058】また、制御局11、12は、伝送路障害の
有無に関係なく伝送路15、16にループ制御送信レジ
スタ9を使い自局のアドレスも送信する。
【0059】その後、図4に示すようなループバック状
態により運営されているシステムにおいて、障害箇所A
の伝送路15が回復すると、伝送局14は障害情報をル
ープ制御受信レジスタ5により検出し、ループ制御レジ
スタ9を使い伝送路15、16に伝送路回復情報を送信
する。
【0060】伝送局11は、ループ制御受信レジスタ5
により伝送路回復情報を伝送路15で受信し、伝送路1
5に伝送路回復情報を送信する。
【0061】次に、障害箇所Bの伝送路15が回復し、
制御局12は、ループ制御受信レジスタ5により伝送路
回復情報を受信するとループ制御レジスタ9による送信
をやめ、ループバック状態から通常状態になる。
【0062】伝送局13は、制御局12がループバック
状態から通常状態に変わったことにより、制御局12が
送信している、ループバックA状態情報をループ制御受
信レジスタ5で受信するようになり、ループバック状態
から通常状態に変わる。
【0063】次に伝送局14は、伝送局13がループバ
ック状態から通常状態に変わったことにより、制御局1
2が送信しているループバックA状態情報をループ制御
受信レジスタ5で受信するようになり、ループバック状
態から通常状態に変わる。
【0064】そして、制御局11、12はそれぞれの局
が送信したアドレスと自局のアドレスを比較し決められ
た優先順位により真の制御局を決定し、一つの閉ループ
が形成される(図6)。以上のようにして二つの閉ルー
プを統合する。
【0065】このように、本実施例は、障害箇所が複数
ありそれぞれの障害箇所が別々に回復した場合に、フレ
ーム上の各種情報により各局が個別に復旧処理すること
ができるため、処理時間が短く簡単に処理を行うことが
できる。
【0066】なお、本第一発明は上述した実施例に限定
されない。
【0067】例えば、上記実施例では、本発明の複数ル
ープの統合方式をループネットワークに適用した場合に
ついて説明したが、本発明の複数ループの統合方式をリ
ングネットワークに適用することも可能であり、この場
合ループネットワークの場合と同様な動作となる。
【0068】また、伝送路15、16の回復の態様に応
じ、各制御局および伝送局各局が、伝送路障害情報、伝
送路回復信号、ループバックA状態情報およびループバ
ックB状態情報を適宜使用して、複数ループの統合処理
を行うことも可能である。例えば、伝送路障害情報の受
信によって、ループバック状態から通常状態に変わるよ
うにすることも可能である。
【0069】次に、本第二発明の実施例を図面に基づい
て説明する。
【0070】図7は、本第二発明の一実施例に係るルー
プ式通信システムの概略構成を示す図である。
【0071】図7に示すように、ループ式通信システム
は、制御局120(親局)、子局121〜128、およ
び伝送路129で構成されている。
【0072】図8は、本第二発明の一実施例に係るルー
プ式通信システムにおけるフレーム構成を示す図であ
る。
【0073】図8に示すように、フレーム100は、フ
レーム同期102(フレーム・へッダ105:FH)、
制御領域103(106)、および通信領域104で構
成され、通信領域104は、回線交換領域であるSTN
固有域107、STN余裕域108およびシステム余裕
域109と、パケット領域110で構成されている。図
9〜11は本発明の一実施例に係るループ式通信システ
ムの動作を説明するための図であり、図9は島状態での
システム運用を示し、図10は島統合時の状態(過渡状
態)での運用を示し、図11は島統合後の状態(最終運
用状態)での運用を示す。
【0074】図9に示すように、例えば、伝送路129
に複数個所の障害134と135が発生し、分離したル
ープA(島A)と分離したループB(島B)とに分かれ
てしまった場合、使用するタイムスロットに制限を加え
ることなく、島Aを流れるフレーム130と島Bを流れ
るフレーム131を使用し、各々の通信を行う。このよ
うに本第二発明では障害発生時にタイムスロットの使用
制限を行わないので、タイムスロットの使用効率を低下
させない。
【0075】本第二発明では、ループ上に同時に複数の
親局のフレームが存在することを許可する。これは、障
害個所134および135が復帰した後、一時的に、ル
ープ上に同時に複数の親局のフレーム130および13
1が存在するこを許可することで、通信が中断すること
を防ぐためである。
【0076】具体的には、図10に示すように、障害個
所134および135が復帰した後、一時的(過渡的)
に、ループ上に同時に複数の親局120および123の
フレーム130および131が存在を許可することで、
通信が中断することを防ぐ。この場合、二つのフレーム
が同時に周回するため競合しない。
【0077】また本第二発明では、予め定められたシス
テム全体に対するタイムスロットの余裕域を設ける。こ
れは、ループに障害があって、2つ以上の島に分離した
場合、各親局に予め指定された、各システムの余裕域を
使用できるようにするためである。
【0078】さらに本第二発明では、上記システム余裕
域を使用してタイムスロットの使用数を任意に変更する
手段を設けて、通信速度を逓倍(タイムスロット×n獲
得)にする。また使用タイムスロット数変更に伴い、所
定の局およびインタフェースに対して、任意にタイムス
ロット変換及び変更情報通知を行う。
【0079】これは、二つのフレームが流れることを許
可するために、end−to−end間の通信速度が半
分になってしまうので、一時的に通信速度を補償してや
る必要があり、このため、予め定められたシステム全体
に対する余裕域を設け、ループに障害があって2つ以上
の島に分離した場合、各親局に予め指定された、図8に
示すシステム余裕域109を使用し、タイムスロットの
使用数を任意に変更できる手段を設けて、通信速度を倍
(タイムスロット×2獲得)にするためである。 本発
明では、分離したループの統合が発生した場合、分離し
たループの双方の親局間で双方のタイムスロット情報を
通知しあい、双方で競合しているタイムスロットを検出
し、かつ、前記競合しているタイムスロットをフレーム
が解放された後に使用禁止とし、その後、前記競合して
いるタイムスロットがなくなった時点で、通常の状態に
復帰させる。
【0080】すなわち、分離ループ(島)の統合が発生
した場合、調停状態とすることができ、調停状態では、
島間の親局(A−SVS)間で双方のタイムスロット情
報をやりとりし、競合しているタイムスロットを検出す
ることができ、かつ、競合しているタイムスロットは解
放された後に使用しないように設定することが可能で、
その後、競合しているタイムスロットがなくなった時点
で、調停状態を解除し、通常の状態に復帰することがで
きる。
【0081】この方法以外に次のような方法をとること
も可能である。
【0082】図12は、フレームにおけるシステム余裕
域の再配分を説明するための図である。
【0083】各ループ(島)の親局どうしが2つ以上の
島で使用していたタイムスロットの情報を交換し合い、
競合してしまった場合であって、使用していない領域に
余裕がある場合には、図12に示すように、その領域を
最終の親局が収集し、システム余裕域として再配分し、
その領域を使用することで、競合したタイムスロットを
使用していたSTNおよびインタフェース(I/F)に
対して、優先度で予め決められた一方に対して、強制的
にタイムスロット変換及び変更通知を行い、通信の継続
を保証する(図10)。また、使用していない領域に余
裕がない場合にのみ、優先度により、一方を強制的に切
断する。
【0084】上記状態で運転した後、競合したタイムス
ロットがなくなった場合においては、親局決定方式にし
たがって唯一の親局(A−SVS)を決定し、通常のタ
イムスロット管理にもどし、運転を再開する(図1
1)。
【0085】本第二発明では上述した構成を採用してい
るので、従来、ループの分離・統合の際、過渡的な混信
状態を防止するために、強制的に切断を行いパスの再設
定を行っていたことが原因で通信の停止時間が長時間に
渡っていたものを、単時間の瞬断(ループが乱れた時と
同程度)で復帰させることができる機能を有する。した
がって、障害の発生復旧に際し、円滑に通信を継続する
ことができる。
【0086】なお、本第二発明は上述した実施例に限定
されない。
【0087】例えば、本発明では、タイムスロットの管
理において、各STN固有域、余裕域とに加え、システ
ム全体に対する固有域と余裕域を新たに設けて、これら
の値を運用中に自由に変更可能とし、ループに障害があ
って複数ループに分離した場合、各親局に予め指定され
た、各局の固定域と余裕域を使用し、それでも不足が発
生した場合は、システムの余裕域を使用するようにする
ことも可能である。
【0088】また、システム余裕域に関し、固定値とす
ることも可能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のループ式
通信システムによれば、複数の障害による複数ループの
発生回復時に円滑に通信を維持できる。
【0090】すなわち、本第一発明によれば、障害時の
復旧作業の制約がなく、複数の閉ループの統合処理を短
時間に行うことができ円滑に通信を維持できる。
【0091】また、本第二発明によれば、ループ上に複
数の障害が発生し、複数の島ができた場合でも、島発生
中の使用タイムスロットを制限することなく有効利用で
き、また、島統合時にも通話中呼の継続性を最大限に保
持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フレームの構成を示す図である。
【図2】図2(a)、(b)は制御局の構成を示す図で
あり、図2(c)、(d)は伝送局の構成を示す図であ
る。
【図3】ループネットワークにおいて二箇所の断線が発
生した状態を示す図である。
【図4】ループバックにより複数の閉ループにてループ
ネットワークが運営されている状態を示す図である。
【図5】断線の一部が回復し一の閉ループにてループネ
ットワークが運営されている状態の一例を示す図であ
る。
【図6】断線の一部が回復し一の閉ループにてループネ
ットワークが運営されている状態の他の例を示す図であ
る。
【図7】本第二発明の一実施例に係るループ式通信シス
テムの概略構成を示す図である。
【図8】本第二発明の一実施例に係るループ式通信シス
テムにおけるフレーム構成を示す図である。
【図9】本第二発明の一実施例に係るループ式通信シス
テムの動作を説明するための図である。
【図10】本第二発明の一実施例に係るループ式通信シ
ステムの動作を説明するための図である。
【図11】本第二発明の一実施例に係るループ式通信シ
ステムの動作を説明するための図である。
【図12】フレームにおけるシステム余裕域の再配分を
説明するための図である。
【図13】従来のループ式通信システムの概略構成を示
す図である。
【図14】従来のループ式通信システムにおけるフレー
ム構成を示す図である。
【図15】従来のループ式通信システムの動作を説明す
るための図である。
【図16】従来のループ式通信システムの他の動作を説
明するための図である。
【図17】従来のループ式通信システムにおける障害時
の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
3…制御領域3 5…ループ制御受信レジスタ 9…ループ制御送信レジスタ 11、12…制御局 13、14…伝送局 15、16…伝送路 100…フレーム 107…STN固有域 108…STN余裕域 109…システム余裕域 120…制御局 121〜128…子局 129…伝送路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム上に設けた複数ループの統合を
    行うために使用する制御領域と、 各制御局および伝送局に設けた前記制御領域とアクセス
    し通信を行うために使用する制御用送受信手段とを具備
    することを特徴とするループ式通信システム。
  2. 【請求項2】 制御機能を有する複数の制御局と伝送局
    を伝送方向が異なる二重の伝送路によってループまたは
    リング状に接続しフレームを前記伝送路に周回させて通
    信を行うループネットワークまたはリングネットワーク
    の複数の閉ループの統合方式において、 ループバック状態にある各局は前記フレーム上に設けら
    れた障害信号領域に対して伝送路に障害が発生している
    旨を通知する伝送路障害信号を送信し続ける機能と、 障害が発生している伝送路を介して相対するループバッ
    ク状態にある局から送信された前記伝送路障害信号の受
    信を契機に前記フレーム上に設けられた障害信号領域に
    対して伝送路の障害が回復した旨を通知する伝送路回復
    信号を送信し続ける機能と、 前記障害が回復した伝送路を介して相対するループバッ
    ク状態にある局から送信された前記伝送路回復信号の受
    信を契機にループバックを解除し複数の閉ループを統合
    するする機能とを具備することを特徴とするループ式通
    信システム。
  3. 【請求項3】 フレーム上に設けた複数ループの統合を
    行うために使用する制御領域と、 各制御局および伝送局に設けた前記制御領域とアクセス
    し通信を行うために使用する制御用送受信手段と、 前記制御用送受信手段を用いて、ループバック状態とな
    った局がフレーム上に伝送路障害信号を送信する手段
    と、 前記制御用送受信手段を用いて、制御局が複数のループ
    バック状態を識別するためのループバック状態情報を送
    信する手段と、 伝送路上の複数の障害箇所のうちどちらか一カ所の障害
    が復旧し、ループバック状態にある局が、障害が発生し
    ていた伝送路を介して前記伝送路障害信号を受信した場
    合、前記制御用送受信手段を用いて、受信した伝送路と
    は反対の伝送路に伝送路回復信号を送信する手段と、 ループバック状態にある局が、前記伝送路回復信号を受
    信した場合、ループバックを解除する手段と、 ループバック状態にある局が、前記ループバック状態情
    報を受信した場合、ループバックを解除する手段と、 制御局が、前記制御用送受信手段を用いて、常にフレー
    ム上に自局のアドレスを送信する手段と、 前記フレーム上のアドレスによりあらかじめ定めた優先
    順位により真の制御局を決定する手段とを具備すること
    を特徴とするループ式通信システム。
  4. 【請求項4】 制御機能を有する複数の制御局と伝送局
    を伝送方向が異なる二重の伝送路によってループまたは
    リング状に接続しフレームを前記伝送路に周回させて通
    信を行うループネットワークまたはリングネットワーク
    の複数の閉ループの統合方式において、 ループバック状態にある各局が前記フレーム上に設けら
    れた障害信号領域に対して伝送路に障害が発生している
    旨を通知する伝送路障害信号を送信し続ける機能と、 制御局が、前記フレーム上に設けられた障害信号領域に
    対して複数のループバック状態を識別するためのループ
    バック状態情報を送信する手段と、 ループバック状態にある局が、障害が発生している伝送
    路を介して相対するループバック状態にある局から送信
    された前記伝送路障害信号の受信を契機に前記フレーム
    上に設けられた障害信号領域に対して伝送路の障害が回
    復した旨を通知する伝送路回復信号を送信し続ける機能
    と、 ループバック状態にある局が前記伝送路回復信号の受信
    を契機に前記フレーム上に設けられた障害信号領域に対
    して伝送路回復信号を送信し続ける機能と、 相対するループバック状態にある局から送信された前記
    伝送路回復信号の受信を契機にループバックを解除する
    機能と、 ループバック状態にある局が、前記ループバック状態情
    報の受信を契機にループバックを解除する機能と、 制御局が、前記制御用送受信手段を用いて、常にフレー
    ム上に自局のアドレスを送信する機能と、 前記フレーム上のアドレスによりあらかじめ定めたる優
    先順位により真の制御局を決定する機能とを具備するこ
    とを特徴とするループ式通信システム。
  5. 【請求項5】 二重ループ構成で親局となりうる複数の
    制御局とその他の伝送局で構成され、ループ上をフレー
    ムを周回させて通信を行うループ式通信システムであっ
    て、前記フレームは、親局が発生し、データを送信した
    局がフレームを解放する方式において、 ループ上に同時に複数の親局のフレームが存在すること
    を許可し、 予め定められたシステム全体に対するタイムスロットの
    余裕域を設け、 前記システム余裕域を使用し、タイムスロットの使用数
    を任意に変更する手段を設けて、通信速度を逓倍(タイ
    ムスロット×n獲得)にし、 前記タイムスロット使用数変更に伴い、所定の局および
    インタフェースに対して、任意にタイムスロット変換及
    び変更情報通知を行うことを特徴とするループ式通信シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 分離したループの統合が発生した場合、
    分離したループの双方の親局間で双方のタイムスロット
    情報を通知しあい、双方で競合しているタイムスロット
    を検出し、かつ、前記競合しているタイムスロットをフ
    レームが解放された後に使用禁止とし、その後、前記競
    合しているタイムスロットがなくなった時点で、通常の
    状態に復帰させることを特徴とするループ式通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 分離したループの統合が発生した場合、
    各ループの親局どうしが複数の分離したループで使用し
    ていたタイムスロットの情報を交換し合い、タイムスロ
    ットが競合した場合であって、使用していない領域に余
    裕がある場合には、前記領域を最終の親局が収集し、シ
    ステム余裕域として再配分し、その領域を使用すること
    で、競合したタイムスロットを使用していた局およびイ
    ンタフェースに対して、優先度で予め決められた一方に
    対して強制的にタイムスロット変換及び変更情報通知を
    行うことによって通信の継続を保証し、使用していない
    領域に余裕がない場合には、一方を強制切断し、その
    後、唯一の親局を決定し、通常のタイムスロット管理に
    もどすことによって、運転を再開することを特徴とする
    ループ式通信システム。
  8. 【請求項8】 タイムスロットの管理において、各ST
    N固有域、余裕域とに加え、システム全体に対する固有
    域と余裕域を新たに設けて、これらの値を運用中に自由
    に変更可能とし、ループに障害があって複数ループに分
    離した場合、各親局に予め指定された、各局のSTN固
    定域と余裕域を使用し、それでも不足が発生した場合
    は、システム全体に対する固有域と余裕域を使用するこ
    とを特徴とするループ式通信システム。
JP6150275A 1994-06-30 1994-06-30 ループ式通信システム Withdrawn JPH0818590A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006021988A1 (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 中継装置及びネットワーク
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JP2007526710A (ja) * 2004-03-03 2007-09-13 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ データ処理ユニットがネットワークを介し通信するデータ処理回路
CN114185724A (zh) * 2021-11-10 2022-03-15 成都申威科技有限责任公司 一种fc-ae通信板卡的故障定位***及方法

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