JPH0818547A - ピンポン伝送制御システム - Google Patents

ピンポン伝送制御システム

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Publication number
JPH0818547A
JPH0818547A JP6170254A JP17025494A JPH0818547A JP H0818547 A JPH0818547 A JP H0818547A JP 6170254 A JP6170254 A JP 6170254A JP 17025494 A JP17025494 A JP 17025494A JP H0818547 A JPH0818547 A JP H0818547A
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JP
Japan
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ping
exchange
transmission
pong
control system
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JP6170254A
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Inventor
Hiroyuki Arikawa
裕之 有川
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 交換機100と端末200とは伝送路300
を介してピンポン伝送方式で通信接続されている。伝送
路300上には、中継制御装置400が接続されてい
る。中継制御装置400は、交換機100側から見た場
合にスレーブとしての機能を有するスレーブ部401
と、端末200側から見た場合にマスタとしての機能を
有するマスタ部402を備えている。中継制御装置40
0の符号変換部403は端末200からの音声情報を交
換機100側の符号化法則に変換して交換機100に出
力する。符号変換部404は、交換機100からの音声
情報を端末200の符号化法則に変換して端末200に
出力する。 【効果】 交換機と端末とが異なる符号化法則であって
も接続することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信と受信の時間を分
けて伝送路上で情報を交互に伝送するピンポン伝送通信
を行うピンポン伝送制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネットワークの交換機と、この交換機に
よってディジタル通信交換が行われる端末とがピンポン
伝送方式(時分割方向制御方式)で通信を行う構成が広
く用いられている。このピンポン伝送方式とは、2線式
の伝送路上で、一定の時間間隔毎に伝送方向を切り替え
て、双方向のディジタル伝送を実現するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなピンポン
伝送方式では、その音声情報は、交換機内の符号化方式
と端末は同じ符号化方式で通信を行っている。例えば、
交換機の音声圧縮の符号化方式がμ法則(μ-law)方式
であれば、その交換機に接続される端末は必ずμ法則方
式でなければならず、A法則(A-law)方式の端末を接
続しても会話はできなかった。
【0004】また、世界各国で標準的に使用されている
符号化法則は必ずしも一致せず、日本ではμ法則PCM
(パルス符号変調)が標準であるが、他国ではA法則P
CMである。この場合、国内向けの電話機と他国向けの
電話機とに搭載されるCODEC(符号化・復号化回
路)を替えた別電話機が製造されている。従って、両者
の電話機は、符号化法則の異なるデジタル交換機への収
容はできなかった。
【0005】従って、例えば、PBX(構内交換機)−
端末間通信が上記のようなピンポン伝送方式を用いてい
る電子交換システムにおいて、交換機とは異なる音声符
号化方式の端末を接続する場合、その端末に改造を加え
ることなく接続し、通話するためには、端末と交換機の
間で、音声符号を交換する装置がなければならない。
【0006】ところが、ピンポン伝送方式は、ポイント
・ツー・ポイント通信が基本であり、伝送路の途中に端
末を接続するマルチドロップ通信は原理的に不可能であ
る。これは、上述したように、時分割方向制御の通信方
式をとっているためであり、伝送路上の端末によって異
なる対向の遅延時間が発生すると、互いに同期がとれな
くなること等の理由からである。このような点から、ピ
ンポン伝送方式であっても、異なる符号化法則の端末が
接続することのできるピンポン伝送制御システムの実現
が望まれていた。
【0007】また、ピンポン伝送方式では、交換機−端
末間の通信可能距離には限度があり、このため、ピンポ
ン伝送方式を用いて、更に通信可能距離を延ばすことの
できるピンポン伝送制御システムが求められていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のピンポン伝送制
御システムは、通信可能距離の延長要求の課題を解決す
るために、送信と受信の時間を分けて伝送路上で情報を
交互に伝送するピンポン伝送通信を行うピンポン伝送制
御システムにおいて、伝送路中に、一方側からのピンポ
ン伝送を終端するスレーブ部と、このスレーブ部で終端
したデータを他方側に送出するマスタ部とを有する中継
制御装置を設けたものである。
【0009】また、本発明のピンポン伝送制御システム
は、異なる符号化方式での通信要求という課題を解決す
るために、中継制御装置に、異なる符号化法則を変換す
る符号変換部を設けたものである。
【0010】
【作用】本発明のピンポン伝送制御システムにおいて、
中継制御装置は、一方側から見た場合はあたかも、中継
制御装置で終端するよう動作し、また、他方側から見た
場合も中継制御装置で終端するよう動作する。また、本
発明のピンポン伝送制御システムにおいて、中継制御装
置は、一方側の符号化方式と他方側の符号化方式が異な
る場合、その符号変換部が相手側の符号化方式に変換し
て出力する。従って、一方側と他方側は、相手側の符号
化方式を意識する必要がない。
【0011】
【実施例】以下、本発明のピンポン伝送制御システムの
実施例を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の
ピンポン伝送制御システムの実施例1を示す構成図であ
るが、これに先立ち、ピンポン伝送制御システムの基本
的な構成および動作を説明する。
【0012】PBX(構内交換機)−端末間通信がピン
ポン伝送方式を用いている電子交換システムは、例え
ば、PBXにおいて、収容される端末は、2B(トラヒ
ックチャネル)+D(データ制御チャネル)+保守チャ
ネルを持つデジタル端末が普及しており、回線は2ワイ
ヤ(一対)のケーブルで所定の距離のピンポン通信が可
能となっている。
【0013】図2は、このような交換機と端末との構成
を示す構成図である。図示のように、交換機1と端末2
とは、2ワイヤからなる伝送路3で接続されている。こ
のような構成において、ピンポン通信は、マスタ(交換
機1側)と、このマスタに同期して動作するスレーブ
(端末2側)の対向通信形式で行われている。尚、レイ
ヤ1とは、OSI(開放型システム間相互接続)の参照
モデルにおける物理レイヤを示している。また、このよ
うなOSIの階層プロトコルを用いれば、レイヤ1とレ
イヤ2間をバス状に構成し、レイヤ2を複数個接続する
ことができる。
【0014】図3は、このようなシステムの構成図であ
る。図において、端末2は、n個の端末2−1〜2−n
が伝送路3に対して接続されている。これらの端末2−
1〜2−nは、レイヤ1とレイヤ2間をバス状に構成
し、各端末のレイヤ2の機能を複数個接続している。
尚、ここで、レイヤ2とは、フレーム同期や誤り制御を
行うデータリンク層の機能を実現するモジュールであ
る。
【0015】交換機1は、複数の端末2−1〜2−nを
効率良く収容するために、端末→交換機1への上り制御
情報の送信権(キー情報・選択信号情報)を交換機1か
ら端末2−1〜2−nへのポーリング信号により行う場
合がある(こうすると、PBXが制御するのに比べてP
BXの回路装置が小さくなる利点がある)。
【0016】そして、図3に示すように、一つの回線に
複数の端末2−1〜2−nが接続されるシステムでは、
交換機1からのポーリング信号に応じて、各端末2−1
〜2−nが送信権を獲得するため、レイヤ2間でバス競
合制御を行う機能を持っている。尚、このバス競合制御
としては、例えば各端末2−1〜2−nが予めポーリン
グ信号検出から送信要求を行うまでの時間が異なるよう
設定しておき、バス競合が生じないようにする方法等が
ある。
【0017】次に、このようなシステムに対し、伝送路
3の距離を延長することができると共に、交換機1と異
なる符号化法則を有する各端末2−1〜2−nを接続す
ることを可能とした実施例1を説明する。
【0018】《実施例1の構成》図1において、交換機
100、端末200および伝送路300の構成は、図
2、3で示した交換機1、端末2および伝送路3と同様
である。また、中継制御装置400は、伝送路300中
に接続されたものである。
【0019】中継制御装置400は、スレーブ部401
とマスタ部402を備え、交換機100側から見れば、
中継制御装置400があたかも端末(スレーブ)として
終端し、端末200に対しては、交換機100の代わり
(マスタ)として動作する。即ち、スレーブ部401
は、交換機100に対して、スレーブとしてのレイヤ1
の機能を行い、マスタ部402は、端末200に対して
マスタとしてのレイヤ1の機能を行うよう構成されてい
る。
【0020】また、中継制御装置400は、符号変換部
403、404は、それぞれ上り方向と下り方向の音声
圧縮符号化法則の変換部である。即ち、符号変換部40
3は、例えば、端末200からのA法則の音声情報を交
換機100側のμ法則方式に変換し、一方、符号変換部
404は、これとは逆に、交換機100からのμ法則方
式の音声情報を端末200側のA法則方式に戻す機能を
有している。
【0021】交換機100の交換機加入者制御部101
は、交換機100−端末200間のピンポン伝送制御を
行う回路ブロックであり、1回線の場合を示している。
また、交換機加入者制御部101のマスタ部101a
は、レイヤ1の機能を有するもので、図示しない交換機
100内の制御部からのSYNC1(同期信号)、CL
K1(クロック信号)の受信を行い、中継制御装置40
0のスレーブ部401との通信を行うものである。
【0022】中継制御装置400のスレーブ部401
は、交換機加入者制御部101のマスタ部101aに従
属同期して動作し、その同期信号をSYNC2、CLK
2として出力する。SYNC1とは、交換機100の図
示しないクロック制御部から入力されるピンポン伝送用
フレーム同期用クロック(8KHz)である。また、C
LK1は、レイヤ1との間でトラヒックチャネル(Bチ
ャネル)の入出力を行うための同期信号である。
【0023】そして、SYNC2は中継制御装置400
のスレーブ部401から出力されるピンポン伝送用フレ
ーム同期信号であり、次段のマスタ部402のフレーム
同期信号として用いられる。更に、スレーブ部401か
ら出力されるCLK2も、スレーブ部402のトラヒッ
クチャネル入出力信号の同期信号として用いられる。
尚、端末200において、200aはスレーブ部を示し
ている。
【0024】次に、上記実施例1の動作について説明す
る。 《実施例1の動作》先ず、中継制御装置400のスレー
ブ部401は、交換機100側から伝送路300を介し
て受信したSYNC1およびCLK1に同期して動作
し、また、そのSYNC1およびCLK1に従属同期し
た信号であるSYNC2およびCLK2を出力する。こ
れにより、マスタ部402は、伝送路300を介してS
YNC2およびCLK2を端末200に対して出力し、
端末200は、このSYNC2およびCLK2に同期し
てその送受信動作を行う。従って、中継制御装置400
および端末200も、同様の同期信号で動作することが
できる。
【0025】また、中継制御装置400において、Dc
h(データ制御チャネル)、および保守チャネル(ここ
ではポーリング信号に使用)は、単に中継し、スレーブ
部401の出力がマスタ部402に入力され、これが、
端末200に出力される。
【0026】このように、実施例1のピンポン伝送制御
システムでは、伝送路300中、中継制御装置400で
一旦、終端するため、その伝送路300の距離を2倍に
することができる。
【0027】また、符号変換動作は次のように行われ
る。例えば、交換機100の音声符号化方式がμ法則方
式で、端末200がA法則であるとした場合は、以下の
ような動作となる。 (1) 交換機100からのμ法則音声情報は、Bchを通
して中継制御装置400の符号変換部404に入る。そ
して、ここで端末仕様に合うA法則に変換し、端末20
0に出力する。 (2) 端末200からのA法則音声情報は、符号変換部4
03でμ法則に変換し、交換機100に出力する。 (3) Dch(データ制御チャネル)、および保守チャネ
ル(ここではポーリング信号に使用)は、単に中継し、
スレーブ部401の出力が、マスタ部402の入力とな
る。
【0028】従って、交換機100とは異なる符号化方
式の端末200であっても、中継制御装置400を介す
ことによって、その端末200に改造を加える必要もな
く、同様の符号化方式のように使用することができる。
また、符号変換部403、404でデータ圧縮が行われ
るため、交換機100のスイッチ部が、例えば、ATM
(非同期転送モード)スイッチのように、トラヒックチ
ャネル容量に比例する場合には、既存の端末200を改
造することなく、スイッチの有効利用を図ることもでき
る。
【0029】次に、複数の符号化法則の変換部を備えた
実施例2を説明する。 《実施例2の構成》図4は、実施例2のピンポン伝送制
御システムの構成図である。このシステムは、伝送路3
00上に中継制御装置500を備え、この中継制御装置
500が複数の符号化法則の変換を行うよう構成された
ものである。中継制御装置500は、スレーブ部50
1、マスタ部502、符号変換部503、504、選択
制御部505、1/2制御部506を備えている。
【0030】スレーブ部501およびマスタ部502
は、それぞれ実施例1におけるスレーブ部401および
マスタ部402と同様の機能を有している。また、符号
変換部503、504は3種類の異なる符号化法則の変
換部を備えている。尚、これらの符号化法則としては、
μ法則方式、A法則方式やADPCM方式およびLDC
ELP方式等の音声圧縮方式がある。
【0031】選択制御部505は、レイヤ2、3の機能
を行うモジュールであり、1/2制御部506の出力信
号とDチャネルの信号に基づき、交換機100から指示
される符号変換部503および504の変換を行う符号
化法則を選択する機能を備えている。また、1/2制御
部506は、後述するポーリング信号のうち、半分は端
末200に対して出力し、残りの半分は中継制御装置5
00自身で交換機100への送信用として使用するため
の制御を行う機能を有している。
【0032】交換機100は、複数の交換機加入者制御
部101−1〜101−nを備え、また、これらの交換
機加入者制御部101−1〜101−nの制御を行うた
めの加入者回路制御部102を備えている。加入者回路
制御部102は、交換機加入者制御部101−1〜10
1−nが出力するポーリング信号の周期を制御する機能
を備えている。
【0033】図5は、交換機100におけるポーリング
信号と中継制御装置500の動作を示すタイムチャート
である。加入者回路制御部102は、例えば、交換機加
入者制御部101−1が(a)のポーリング周期、交換
機加入者制御部101−2が(b)のポーリング周期と
なるよう制御を行う。
【0034】そして、中継制御装置500の1/2制御
部506は、ポーリング信号の半分を端末200側に出
力し、残りの半分を選択制御部505に与えるよう制御
を行う。即ち、図5(c)に示すように、(a)のポー
リング信号のうち最初のポーリング信号を中継制御装置
500が用い、次のポーリング信号を(d)に示すよう
に端末200が用いるといったようにポーリング信号を
交互に使用する。尚、この制御は、ポーリング信号のカ
ウント等によって行うものである。
【0035】次に、実施例2の動作を説明する。 《実施例2の動作》先ず、交換機100の交換機加入者
制御部101−1〜101−nは、加入者回路制御部1
02の制御により、図5(a)(b)に示すように、複
数回線を時分割で送信許可信号を送出する。また、交換
機加入者制御部101−1〜101−nは、中継制御装
置500の選択制御部505が選択制御を行うための指
示を行う。この指示は、Dチャネルを用いて行う。
【0036】図6に、交換機100から中継制御装置5
00に対して出力するデータのフレーム構成を示す。こ
こで、アドレスAが、端末200か中継制御装置500
かを指示するためのアドレスである。これによって、中
継制御装置500は、端末200に対する指示をスルー
とし、その選択制御部505は、中継制御装置500に
対する指示のみ読み取るものである。
【0037】尚、図6において、DLEはドゥレ、Hは
ヘッダであり、これらのビットでデータブロックの先頭
を表すものである。また、Cはコントロール用のビット
であり、更に、フレーム後部のDLE、ETXはデータ
末尾を表し、LRCはデータチェックのためのビットで
ある。また、レイヤ3部のデータ部に選択制御部505
の選択制御を行う符号化方式の指定等のデータが含まれ
ている。
【0038】中継制御装置500の選択制御部505
は、交換機100から受信した指示情報に基づき、指定
された符号化方式の選択制御信号を符号変換部503、
504に対して出力する。これにより、符号変換部50
3、504は指示された符号化方式の変換部が動作を行
う。また、1/2制御部506は、交換機100から保
守チャネルを使用して送られてくるポーリング信号を利
用して、送信競合を行う。即ち、ポーリング信号に応じ
て2回に1回は中継制御装置500用で、残り1回は端
末200用で使用できるように2分の1制御を行う。
【0039】従って、端末200はそのポーリング信号
が与えられた場合に、データ送信を行い、中継制御装置
500は、自身へのポーリング信号によって、符号変換
部503の変換した音声情報を交換機100に対して出
力する。
【0040】以上のように、実施例2では、複数の異な
る符号化法則を変換する符号変換部503、504を備
え、かつ、上位の指示に従って符号変換部503、50
4の変換を実行する符号化法則を選択制御する選択制御
部505を備えたので、選択制御部505のレイヤ2、
3機能によって上位とのデータ制御通信が行えると共
に、上位からの指示により、中継制御装置500の符号
変換方式の選択を行うことができる。
【0041】また、上記実施例2では、中継制御装置5
00が1/2制御部を有するため、送信競合制御のため
の複雑な構成を必要とせず、端末200と中継制御装置
500双方の送信競合制御を行うことができる。
【0042】更に、上記実施例2では、交換機100に
対して複数の回線が接続されている場合を説明したが、
例えば、交換機100に対して1回線しか接続されてい
ない場合がある。このような場合、従来はポーリング信
号が常時出力される(図5の場合は、常時ローレベルと
なる)が、本実施例では、加入者回路制御部102は、
管理する回線数にかかわらず、所定周期で非ポーリング
状態となるよう制御を行う。
【0043】これにより、1回線しか接続されていない
場合であっても、中継制御装置500で、複雑な制御を
行うことなく、ポーリング信号の1/2制御を行うこと
ができる。即ち、1/2制御は、ポーリング信号のエッ
ジ検出で動作するため、変化点のない信号では、有効な
動作を行うことができない。従って、実装端末が1回線
のみの場合であっても、交換機100から出力するポー
リング信号を、その実装回線に固定とせず、必ず、ポー
リング状態と非ポーリング状態が存在するよう(移動ポ
ーリングを行うよう)交換機100側で制御を行うもの
である。
【0044】尚、上記各実施例における符号変換部40
3、503および404、504において、音声情報の
処理としてスクランブル機能とデスクランブル機能を備
えることによって、トラヒックチャネルのスクランブル
通信を行うことができる。即ち、この場合は、交換機1
00を介して両側に音声情報のスクランブル機能とデス
クランブル機能を備えた中継制御装置を設ける。
【0045】図7は、この構成を示す説明図である。図
において、交換機100の端末200A側の伝送路30
0Aと、端末200Bがわの伝送路300Bに、それぞ
れ音声情報のスクランブル機能とデスクランブル機能を
備えた中継制御装置600Aと600Bとが接続されて
いる。そして、このようなシステムにおいて、例えば、
端末200A、200B間で通信を行う場合、一方の中
継制御装置600A(600B)で、スクランブルをか
け、他方の中継制御装置600B(600A)でデスク
ランブルを行うものである。
【0046】また、上記のようなピンポン伝送制御シス
テムにおいて、データ通信に適用した場合、中継制御装
置として、例えば、DMI(ディジタル多重インタフェ
ース)モードとCCITT勧告V.110のデータフォ
ーマット変換を行う機能を付加することによって、この
ような異なるデータフォーマットの端末を接続すること
も可能である。
【0047】尚、上記各実施例では、ピンポン伝送制御
システムとして、PBXと端末とのピンポン通信の場合
を説明したが、この例に限定されるものではなく、ピン
ポン方式でディジタル伝送を行う構成であれば、同様に
適用可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のピンポン
伝送制御システムによれば、伝送路中に、ピンポン伝送
を終端する機能と、終端したデータを送出する機能を備
えた中継制御装置を接続するようにしたので、伝送路の
距離を延長することができる。また、中継制御装置は、
異なる符号化法則を変換する符号変換部を備えたので、
異なる符号化法則の装置であっても、ピンポン伝送を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピンポン伝送制御システムの実施例1
の構成図である。
【図2】ピンポン伝送制御システムの基本的な構成を示
す図である。
【図3】ピンポン伝送制御システムの複数の端末を有す
る基本的な構成を示す図である。
【図4】本発明のピンポン伝送制御システムにおける実
施例2の構成図である。
【図5】本発明のピンポン伝送制御システムにおけるポ
ーリング信号のタイムチャートである。
【図6】本発明のピンポン伝送制御システムにおけるデ
ータフォーマットの構成図である。
【図7】本発明のピンポン伝送制御システムにおける他
の接続例の構成図である。
【符号の説明】
100 交換機 101a、101−1〜101−n 交換機加入者制御
部 102 加入者回路制御部 200、200A、200B 端末 300、300A、300B 伝送路 400、500、600A、600B 中継制御装置 401、501 スレーブ部 402、502 マスタ部 403、404、503、504 符号変換部 505 選択制御部 506 1/2制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信と受信の時間を分けて伝送路上で情
    報を交互に伝送するピンポン伝送通信を行うピンポン伝
    送制御システムにおいて、 前記伝送路中に、一方側からのピンポン伝送を終端する
    スレーブ部と、このスレーブ部で終端したデータを他方
    側に送出するマスタ部とを有する中継制御装置を備えた
    ことを特徴とするピンポン伝送制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のピンポン伝送制御システ
    ムにおいて、 中継制御装置は、異なる符号化法則を変換する符号変換
    部を備えたことを特徴とするピンポン伝送制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のピンポン伝送制御システ
    ムにおいて、 中継制御装置は、複数の異なる符号化法則を変換する符
    号変換部と、 上位の指示に従い、前記符号変換部の変換を行う符号化
    法則を選択制御する選択制御部とを備えたことを特徴と
    するピンポン伝送制御システム。
  4. 【請求項4】 交換機と、この交換機に伝送路を介して
    接続される端末とがピンポン伝送通信を行うと共に、前
    記交換機から前記端末に対して所定のポーリング周期で
    出力されるポーリング信号により、当該端末から前記交
    換機への送信タイミング制御を行うピンポン伝送制御シ
    ステムにおいて、 前記伝送路中に、一方側からのピンポン伝送を終端する
    スレーブ部と、このスレーブ部で終端したデータを他方
    側に送出するマスタ部とを有する中継制御装置を備え、 かつ、前記中継制御装置は、前記ポーリング信号のう
    ち、半分は前記端末に対して出力し、残りの半分は当該
    中継制御装置で前記交換機への送信制御として使用する
    ための制御を行う1/2制御部を有することを特徴とす
    るピンポン伝送制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のピンポン伝送制御システ
    ムにおいて、 交換機は、管理する回線数にかかわらず、所定周期で非
    ポーリング状態を有するポーリング信号を送出する加入
    者回路制御部を備えたことを特徴とするピンポン伝送制
    御システム。
JP6170254A 1994-06-29 1994-06-29 ピンポン伝送制御システム Pending JPH0818547A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009267628A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Oki Electric Ind Co Ltd コーデック変換装置、ゲートウェイ装置及びコーデック変換方法

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