JPH08177980A - トーショナルダンパー及びその製造方法 - Google Patents

トーショナルダンパー及びその製造方法

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JPH08177980A
JPH08177980A JP33826394A JP33826394A JPH08177980A JP H08177980 A JPH08177980 A JP H08177980A JP 33826394 A JP33826394 A JP 33826394A JP 33826394 A JP33826394 A JP 33826394A JP H08177980 A JPH08177980 A JP H08177980A
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JP
Japan
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peripheral surface
outer peripheral
damper mass
cylindrical
synthetic resin
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Pending
Application number
JP33826394A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Takano
和也 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Publication of JPH08177980A publication Critical patent/JPH08177980A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/36Pulleys
    • F16H2055/366Pulleys with means providing resilience or vibration damping

Landscapes

  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Pulleys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダンパーマスの外周面の精度を簡単に向上さ
せ、ベルトのスリップを防止する。 【構成】 ダンパーマス6の動力伝達用ベルトが巻き掛
けられる外周面を合成樹脂材料で形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のエンジンの
クランクシャフト等の回転軸に取付けられ、回転軸にお
ける捩り方向の振動を吸収するようにしたトーショナル
ダンパー及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のトーショナルダンパーは、回転
軸に取付けられるボスと、このボスの半径方向外側に位
置する円筒状の円筒部と、この円筒部とボスとをつなぐ
連結部とから成るプーリー本体の前記円筒部の半径方向
外側にスリーブ及び弾性体を介して円筒状で外周面に動
力伝達用ベルトが巻き掛けられるダンパーマスを円筒部
と同心位置になるように取付けたものが知られている。
そして、弾性体を除く全体が鋳鉄等の金属材料で形成さ
れていた。スリーブ及びダンパーマスに接着された弾性
体は、円筒部に圧入されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】金属製のダンパーマス
の外周面に巻き掛けられる動力伝達用ベルトがスリップ
しないようにするには、外周面の溝部と山部の寸法に高
い精度が要求され、そのため溝部と山部との機械加工に
よる加工工数も増大し、コストアップになっていた。
【0004】そこで、この発明は、ダンパーマスの外周
面の精度を簡単に向上させ、ベルトのスリップを防止し
たトーショナルダンパー及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、ダンパーマスの動力伝達用ベルトが巻
き掛けられる外周面を含む部分を合成樹脂材料で形成し
たものである。
【0006】
【作用】ダンパーマスの外周面は合成樹脂材料で形成さ
れるので、機械加工を必要とせず、精度の高い外周面形
状を容易に実現でき、コストダウンを図ることができ
る。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
【0008】図1に示す第1実施例では、図示しない回
転軸に取付けられるボス1と、このボス1の半径方向外
側に位置する円筒状の円筒部2と、この円筒部2とボス
1とをつなぐ連結部3とから成るプーリー本体10の前
記円筒部2の半径方向外側にスリーブ4及び弾性体5を
介して円筒状で外周面に動力伝達用ベルト(図示せず)
が巻き掛けられるダンパーマス6を円筒部2と同心位置
になるように取付けてある。ダンパーマス6の外周面は
溝部6Aと山部6Bとを有し、このダンパーマス6の外
周面を含む部分を合成樹脂材料で形成してある。
【0009】図2に示す第2実施例では、ダンパーマス
6の外周面を合成樹脂材料で形成するのは第1実施例と
同様であるが、ダンパーマス6全体における合成樹脂材
料の形成部分を多くしてある。
【0010】図3に示す実施例は、プーリー本体10の
形状を変え、ダンパーマス6の溝部6Aと山部6Bの形
状を変えたものを示し、ダンパーマス6の外周面を含む
部分は合成樹脂材料で形成したものである。
【0011】図4に示す第4実施例では、ダンパーマス
6の外周面を含む部分を合成樹脂材料で形成し、この合
成樹脂材料の部分がダンパーマス6の半分程度を占めて
いる点は、図2の実施例と同様であるが、円筒部2と連
結部3も合成樹脂材料で形成した点が異なるものを示
す。また、この第4実施例では、円筒部2および連結部
3を合成樹脂材料で一体成形したので、従来必要とされ
た金属製のスリーブ4は不要となる。
【0012】図5に示す第5実施例は、第3実施例とほ
ぼ同様の構成であるが、円筒部2と連結部3とを合成樹
脂材料で一体成形してあり、この実施例においても金属
製のスリーブ4は不要となる。
【0013】第4および第5実施例においては、スリー
ブ4が不要になるので、その分のコストを低減すること
ができる。また、円筒部2に対しスリーブ4を圧入する
作業も不要となる。さらに、円筒部2と連結部3とが合
成樹脂材料で一体成形されるため、全体の重量も軽くな
る。全体の重量が大きいと、エンジンのクランクシャフ
トに取付けた場合、クランクシャフトとともに高速で回
転するのでエネルギー的にも反応性の面でも軽量化が望
ましい。なおまた、クランクシャフト等の回転軸には、
通常、捩り方向の振動だけでなく、曲げ方向(軸直角方
向)の振動も同時に発生せしめられるものであるところ
から、かかる回転軸にそのようなダンパーを取り付ける
ことによって、回転部分の重量が大きく増加せしめられ
て、かかる回転軸における軸直角方向の振れが増大させ
られることとなり、それ故かかる回転軸およびエンジン
において、該回転軸の曲げ方向の振動に起因する振動、
騒音が著しく増大されるといった問題もあったが、軽量
化によりこのような問題も解消される。
【0014】図6は、図5に示す第5実施例の合成樹脂
材料部分の成形方法の一例を示すものであり、成形金型
20内にボス1,弾性体5,ダンパーマス6をセット
し、成形金型20内に形成される円筒部2と連結部3と
を成形するためのキャビティ21内およびダンパーマス
6の外周面を含む一部分を成形するためのキャビティ2
2内に夫々合成樹脂材料を注入する。キャビティ21,
22内に合成樹脂材料を注入し、この合成樹脂材料が冷
却・固化した後に成形金型20を開いて円筒部2と弾性
体5並びに連結部3とボス1、さらにダンパーマス6と
その外周面を構成する一部分とがそれぞれ一体化した製
品を取り出す。図6において符号23,24はゲートを
示し、成形金型20は上型と下型とから構成されてい
る。弾性体5とダンパーマス6とは予め加硫接着してお
き、両者が一体化されたものを成形金型20内にセット
しても良いし、両者が接着されていない状態で、弾性体
5の片面に例えばエポキシ系の接着剤により接着処理を
施しておき、合成樹脂材料の成形時にダンパーマス6に
弾性体5を接着させるようにしても良い。さらにまた、
弾性体5の合成樹脂材料と接触する面に予め上述と同様
の接着処理を施しておいても良い。合成樹脂材料がキャ
ビティ21,22内で冷却・固化した状態では、ボス
1,弾性体5,ダンパーマス6の夫々と合成樹脂材料と
が互いに固着される。なお、ボス1の合成樹脂材料に接
触する面には突条または突起を形成しておくことによ
り、ボス1と合成樹脂材料で成形される連結部3との固
着がより一層強固なものとなる。
【0015】図1ないし図3に示す各実施例では、キャ
ビティ21やゲート23が存在せず、ゲート24とキャ
ビティ22だけを形成した成形金型20を用い、ゲート
24から合成樹脂材料をキャビティ22に射出し、この
キャビティ22内においてダンパーマス6の外周面を含
む一部を成形すれば良い。すなわち、最初に弾性体5の
両面にダンパーマス6及び円筒部2を加硫接着し(ダン
パーマス6と円筒部2のいずれか一方のみ加硫接着でも
よい)、又は弾性体5の両面(加硫接着しない方の片面
でもよい)に接着処理を施す。次いで、プーリー本体1
0,弾性体5,ダンパーマス6を成形金型20内の所定
の位置にセットする。それからゲート24からキャビテ
ィ22内へ合成樹脂材料を射出してダンパーマス6の外
周面を含む部分(図1ないし図3における溝部6A,山
部6Bを含む部分)を成形し、冷却固化後に全体が一体
化されたものを取出す。外周面を含む部分の成形と全体
を一体化する工程とは同時に行なわれる。
【0016】図7に示す第6実施例では、円筒部2と連
結部3とを合成樹脂材料で成形し、円筒部2の外周面の
一部に溝部2Aと山部2Bを形成し、ダンパーマス6の
溝部6Aと山部6Bと共働してベルト巻き掛け部分を形
成したものである。
【0017】以上説明したいずれの実施例においても、
ダンパーマス6はダイナミックダンパーの機能を発揮す
るためには重量が大きいことが必要であり、そのため、
ダンパーマス6の合成樹脂材料部分は溝部6Aや山部6
Bの表面部分かその近傍のみとする。なおまた、ダンパ
ーマス6の合成樹脂材料で形成される外周面には細かい
凹凸を形成しておくことにより、ベルトのスリップがよ
り一層防止できる。このような凹凸の形成は、成形金型
20の表面に加工することにより容易にダンパーマス6
の外周面を疎にすることが可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ダンパーマスの動力伝達用ベルトが巻き掛けられる
外周面を含む部分を合成樹脂材料で形成したので、少な
い工数で精度の高い寸法の外周面形状が得られ、このよ
うな精度の高い溝部や山部にベルトが正確に嵌合し、ス
リップが防止されることとなる。また、従来のように機
械加工ではなく、射出成形手段によりダンパーマスの外
周面を形成するので、製造も容易となり、コストダウン
を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す断面図。
【図2】第2実施例を示す断面図。
【図3】第3実施例を示す断面図。
【図4】第4実施例を示す断面図。
【図5】第5実施例を示す断面図。
【図6】第5実施例のトーショナルダンパーの樹脂部分
の成形手段の一例を示す断面図。
【図7】第6実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 ボス 2 円筒部 3 連結部 5 弾性体 6 ダンパーマス 10 プーリー本体 20 成形金型

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に取付けられるボスと、このボス
    の半径方向外側に位置する円筒状の円筒部と、この円筒
    部とボスとをつなぐ連結部とから成るプーリー本体の前
    記円筒部の半径方向外側に弾性体を介して円筒状で外周
    面に動力伝達用ベルトが巻き掛けられるダンパーマスを
    円筒部と同心位置になるように取付けたトーショナルダ
    ンパーにおいて、 ダンパーマスの動力伝達用ベルトが巻き掛けられる外周
    面を含む部分を合成樹脂材料で形成したことを特徴とす
    るトーショナルダンパー。
  2. 【請求項2】 合成樹脂材料で形成されたダンパーマス
    の外周面の表面に凹凸を形成したことを特徴とする請求
    項1に記載のトーショナルダンパー。
  3. 【請求項3】 前記円筒部と連結部を合成樹脂材料で一
    体成形したことを特徴とする請求項1又は2に記載のト
    ーショナルダンパー。
  4. 【請求項4】 回転軸に取付けられるボスと、このボス
    の半径方向外側に位置する円筒状の円筒部と、この円筒
    部とボスとをつなぐ連結部とから成るプーリー本体の前
    記円筒部の半径方向外側に弾性体を介して円筒状で外周
    面に動力伝達用ベルトが巻き掛けられるダンパーマスを
    円筒部と同心位置になるように取付けたトーショナルダ
    ンパーの製造方法において、 弾性体にダンパーマス及び円筒部を加硫接着又は弾性体
    の両面に接着処理する工程と、 射出成形金型内にプーリー本体並びに弾性体及びダンパ
    ーマスをセットする工程と、 成形金型内に合成樹脂材料を射出してダンパーマスの外
    周面を含む部分を成形する工程と、 合成樹脂材料の冷却固化後にプーリー本体と弾性体とダ
    ンパーマス及びその外周面を含む部分を一体化する工程
    とから成ることを特徴とするトーショナルダンパーの製
    造方法。
JP33826394A 1994-12-27 1994-12-27 トーショナルダンパー及びその製造方法 Pending JPH08177980A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006025166A1 (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Sanden Corporation 動力伝達装置
CN103603941A (zh) * 2013-11-11 2014-02-26 一拖(姜堰)动力机械有限公司 风冷曲轴皮带轮
CN112824711A (zh) * 2019-11-21 2021-05-21 广州汽车集团股份有限公司 一种车辆、发动机曲轴皮带轮及其生产工艺

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