JPH08177307A - 車両用窓ガラスホルダー - Google Patents

車両用窓ガラスホルダー

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JPH08177307A
JPH08177307A JP2552495A JP2552495A JPH08177307A JP H08177307 A JPH08177307 A JP H08177307A JP 2552495 A JP2552495 A JP 2552495A JP 2552495 A JP2552495 A JP 2552495A JP H08177307 A JPH08177307 A JP H08177307A
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JP
Japan
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glass plate
holder
convex piece
main body
vehicle
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Pending
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JP2552495A
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Inventor
Hiroshi Fukuda
博 福田
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】様々な板厚のガラス板に対応した窓ガラス用ホ
ルダーを得る。 【構成】ホルダー1は、ガラス板を嵌入する凹部を有す
る本体部10と、ガラス板を上下動させる駆動手段に取
り付けられる脚部11とからなり、本体部10の対向側
部の端面20に、ガラス板の嵌入にともなって変形可能
な凸片21、21’が、凹部2の内側に向かうように設
けられた車両用窓ガラスホルダー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、窓ガラスを上下動させ
る駆動手段に取り付けるための車両用窓ガラスホルダー
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用窓ガラスホルダーは、ガラ
ス板の厚みや大きさに応じて、その厚みがまちまちであ
った。そのため、例えば3.5mm厚のガラス板用の窓
ガラスホルダーを4.0mm厚のガラス板に用いようと
しても、ガラス板をホルダーの凹部に嵌入できなかっ
た。これを無理に嵌入しようとすると、ホルダー自体が
割れたりガラス板が割れてしまうこともあった。
【0003】逆に、4.0mm厚のガラス板用の窓ガラ
スホルダーを3.5mm厚のガラス板に用いようとした
場合、ホルダーの側端部から接着剤がはみだしてしまっ
ていた。このはみだしを放置しておくと、接着剤を乾燥
させる養生時に他部材が一緒にくっついてしまったり、
ごみ等がガラス板面に付着する恐れがあった。そのため
のはみだし取り除き作業は、とても煩雑であった。
【0004】さらにこの場合、ホルダーの取り付け位置
にばらつきが生じ、車体にガラス板を組みつける際に、
寸法の違いからガラス板の脱落等も懸念されるものであ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の接着剤のはみだ
しを防止するために、例えば実公昭55−1261号公
報等には、ホルダーのガラス板を嵌入する凹部の対向側
部の端面に、接着剤はみだし防止用の凸条部を設けるこ
とが開示されている。
【0006】しかし、上記のように凸条部を設けても、
対向する凸条部間の間隔が決まっているため、接着剤の
はみだしを防止できる、ある特定のガラス板用のホルダ
ーしか得られなかった。すなわち、単に接着剤のはみだ
し防止能力がアップしただけであって、ガラス板の板厚
に関しては、凸条部がない場合となんら変わりがなかっ
た。
【0007】このため、窓ガラスホルダーはガラス板の
様々な厚みに応じて、その厚みのバリエーション分だけ
種類を用意する必要があった。また、ホルダーのガラス
板への取り付け作業時にも、そのガラス板の厚み用のホ
ルダーの選別を要し、作業の自動化を困難とし、かつ、
煩雑な作業が増加するものであった。
【0008】本発明の目的は、前述の従来技術に挙げた
種々の課題を解決し、従来知られていなかった車両用窓
ガラスホルダーを新規に提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、車両用窓ガラス板を嵌
入する断面略U字状の凹部を2つの対向側部と底部とに
よって形成する本体部と、該本体部に連接して前記ガラ
ス板を上下動させる駆動手段に取り付けられる脚部とか
らなり、凹部に備えられる接着剤を介して前記ガラス板
に取り付けられる車両用窓ガラスホルダーにおいて、前
記本体部の対向側部の側端面には、接着剤のはみだしを
防止する凸片が前記対向側部の対向方向の凹部内側に張
り出すように設けられていて、この対向方向の凹部内側
に張り出した凸片間の間隔aはガラス板の厚み以下であ
り、前記凸片はガラス板の嵌入にともなって変形可能で
あることを特徴とする車両用窓ガラスホルダーを提供す
るものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、ガラス板を嵌入するホルダー
の本体部の対向側部の端面に設けられた凸片は、ガラス
板の嵌入にともなって変形する。そして、変形後の凸片
は、ほぼガラス板に当接しており、ガラス板とホルダー
との隙間をふさぎ、ホルダーの凹部に備えられた接着剤
のはみだしを防止できる。
【0011】一方、対向する凸片間の間隔aは、想定さ
れるガラス板の厚みの最も小さい値に等しいか、それよ
りも小さく設定されるのが好ましい。こうして、厚みの
大きいガラス板を凹部に嵌入する場合、嵌入にともなっ
て凸片が変形することによって、ガラス板は十分凹部に
嵌入され、しかも接着剤のはみだしも防止されている。
逆に、厚みの小さいガラス板を嵌入する場合、凸片を変
形させることなくガラス板を嵌入でき、しかも凸片とガ
ラス板の間に隙間がないため、接着剤のはみだしも防止
できる。
【0012】また、車両用のガラス板は通常曲げ加工さ
れており、成形加工上、ガラス板の曲率にはどうしても
誤差が生じてしまう。この場合、対向する凸片の一方を
もう一方よりも大きく変形させるように、ガラス板を凹
部の厚み方向の中心線よりも偏位させて嵌入することに
よって、上記の曲率の成形誤差を吸収できる。
【0013】さらに、凸片が対向側部の対向方向の凹部
内側に張り出す対向凸片部だけでなく、底部の端面から
凹部の開口方向に向かって張り出す底凸片部を有するこ
とによって、接着剤のもれをさらに効果的に防止でき
る。
【0014】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を説
明するが、本発明はこれに限定されない。
【0015】図1は、本発明における窓ガラスホルダー
の一例を示す斜視図、図2はその上面図(A)と断面図
(B)と側面図(C)である。ホルダー1は、ガラス板
を嵌入する断面が略U字状の凹部2を有する本体部10
と、ガラス板を上下動させる駆動手段(図示せず)に取
り付けられる脚部11とからなる。ホルダー1は、この
凹部2に備えられるウレタン系やシリコーン系等の接着
剤を介して、ガラス板に取り付けられる。
【0016】本体部10の対向側部12、12’の端面
20、20’には、対向凸片部31、31’が対向側部
12、12’の対向方向の凹部内側に張り出すように設
けられて、接着剤のはみだしを防止する凸片21、2
1’を形成する。対向する凸片21、21’(対向凸片
部31、31’)の間の間隔aは、想定されるガラス板
の最小厚みに略等しく設定される。この凸片21は、ガ
ラス板を凹部2に嵌入する際に、ガラス板からの外力に
よって両凸片あわせて略(a−b(ガラス板の厚み))
分だけ削られる。この結果、削られた後の凸片21、2
1’間の間隔a’は、bとほぼ等しくなる。
【0017】例えば、対向する凸片21、21’の端部
間の間隔aを3.0mmとした場合、b=3.5mm厚
のガラス板をホルダーに嵌入することによって、両凸片
あわせて0.5mm分だけが削れる。このようなホルダ
ーには、厚みの異なるガラス板、例えば4.0mm厚の
ガラス板を嵌入させることができる。この場合、両凸片
あわせて1.0mm分が削れることによって、ガラス板
はホルダーに嵌入される。しかも、この際に削れずに残
った凸片部分によって接着剤のはみだしが防止されてい
る。
【0018】さらに、上記のホルダーに3.0mm厚の
ガラス板を嵌入する場合、aとbとが等しいため、接着
剤がはみだすことなくガラス板はホルダーに嵌入され
る。
【0019】凸片がガラス板の嵌入によって削れる場
合、削れ屑が本体部10の底部13に落下することがあ
る。そこで、この底部13にセッティングブロック22
を備えることによって、底部13に削れ屑が落下しても
削れ屑によってガラス板の嵌入位置が上方になることが
防止される。さらに、このセッティングブロック22の
配置位置を本体部10の側端面よりも内側にすることに
よって、セッティングブロック上に削れ屑が残留するこ
ともなく好ましい。
【0020】図3は、本発明における窓ガラスホルダー
の別の例を示す斜視図であり、図4はその上面図(A)
と断面図(B)と側面図(C)である。図1、2に示し
た例と同様に、ホルダー1は、ガラス板を嵌入する断面
が略U字状の凹部2を有する本体部10と、ガラス板を
上下動させる駆動手段(図示せず)に取り付けられる脚
部11とからなる。ホルダー1は、この凹部2に備えら
れるウレタン系やシリコーン系等の接着剤を介して、ガ
ラス板に取り付けられる。
【0021】接着剤はみだしを防止する凸片40は、本
体部10の対向側部12、12’の端面20、20’か
ら対向側部12、12’の対向方向の凹部内側に張り出
すように設けられた対向凸片部31、31’と、底部1
3の端面30から凹部2の開口方向に向かって張り出す
ように設けられた底凸片部32とから形成される。
【0022】対向する対向凸片部31、31’の間の間
隔aは、想定されるガラス板の最小厚みに略等しく設定
される。この対向凸片部31は、ガラス板を凹部2に嵌
入する際に、ガラス板からの外力によって両対向凸片部
あわせて略(a−b(ガラス板の厚み))分だけ削られ
る。この結果、削られた後の両対向凸片部31、31’
間の間隔a’は、bとほぼ等しくなる。
【0023】一方、対向凸片部をもってしても、ガラス
板を凹部2に嵌入する際にガラス板の圧入力によって、
接着剤がガラス板の完全に嵌入される前の底部13付近
からはみだすことがある。そこで、本例では、底部13
の端面から凹部2の開口方向に向かって張り出すよう
に、底凸片部32をホルダー1に設けている。
【0024】そして、ガラス板が凹部2の底凸片部32
の上端に達するまでは、ガラス板の圧入力によって接着
剤の底部13付近からのはみだしを防止する。さらにガ
ラス板を圧入することによって底凸片部32が削られ、
セッティングブロック22にガラス板が到達するまで底
凸片部32が削られる。なお、底凸片部32が削られつ
つガラス板が完全に嵌入されるまでの間は、接着剤はガ
ラス板と対向側部12と削れずに残っている対向凸片部
31、31’と底部13と底凸片部32とによって囲ま
れており、この領域からはみだすことはない。
【0025】図1、2に示した例と同様に、対向する対
向凸片部31、31’の間の間隔aを3.0mmとした
場合、b=3.5mm厚のガラス板をホルダーに嵌入す
ることによって、両凸片あわせて0.5mm分だけが削
れる。また、厚みの異なるガラス板、例えば4.0mm
厚のガラス板を嵌入させた場合、両対向凸片部あわせて
1.0mm分が削れることによって、ガラス板はホルダ
ーに嵌入される。
【0026】さらに、上記のホルダーに曲げ成形の精度
が0.1mm分だけ異なる(例えばガラス板の端末にお
いて0.1mm分だけ曲がりきらない場合や逆に曲がり
過ぎた場合の)3.1mm厚のガラス板を嵌入する際
に、凹部2の中心線から0.1mmだけガラス板の嵌入
位置を偏位させることによって、上記の成形誤差を吸収
できる。具体的には、対向凸片部31に沿うようにガラ
ス板を嵌入することによって、対向凸片部31’を削
り、凹部2の中心線から0.1mmだけガラス板の末端
を偏位させることができる。こうして、車両の駆動手段
に取り付けられるホルダー1の脚部11の位置を正確に
保ちさえすれば、ガラス板の曲率精度に誤差が生じてい
ても、ガラス板を車両の正確な位置に取り付けることが
できる。
【0027】本例において、底凸片部32の張り出し幅
cは、接着剤の量に応じて適宜決定できる。接着剤の量
が多い場合、ガラス板を少し圧入しただけで、接着剤が
はみだすことが懸念される。そこで、張り出し幅cを大
きくすることによってこのはみだしを防止できる。逆に
接着剤の量が少なくてすむ場合には、張り出し幅cは小
さくてよい。
【0028】接着剤の量によっては、対向凸片部31、
31’と底凸片部32(すなわち凸片21全体)で本体
部10の側端面をすべて覆うことも考えられる。しか
し、ガラス板によって凸片を削る量は、削れ屑の増加、
ガラス板の圧入の容易さに鑑みると、なるべく少ない方
がよい。そこで、接着剤の量が過剰にならないように調
整して、対向凸片部や底凸片部の張り出しを極力小さく
することが好ましい。
【0029】接着剤の量は、ガラス板とホルダーとの接
着力に応じて決定されるものである。そのため、ホルダ
ーの材質や接着剤の種類等から、接着剤の最低限必要な
量はおのずと決まる。このように接着剤の量との兼ね合
いから、必要な凸片の張り出しを決定する。そこで、本
例ではc=5.0mmとした(ガラス板の嵌め込みしろ
d=12.0mm)。以下に示すようなホルダーの好ま
しい材質等に鑑みると、cの値としては4.0mm〜
6.0mm程度の範囲が例示される。
【0030】なお、図2(B)、(C)や図4(B)、
(C)のように、ホルダー1の凹部の開きが上方と下方
とで異なる場合には、対向する対向凸片部31、31’
の間の間隔がホルダー1の上方から下方にかけて最も大
きな値をもってaの値とするものとする。このホルダー
1の凹部の開きは、これらの図に示すように上方から下
方にかけて若干大きくなる形状が好ましい。これは、凹
部にガラス板を嵌入した後に、ガラス板がより抜けにく
くなるからである。この場合、ガラス板の嵌入による対
向凸片部の削れ量は、上方が下方に比べて多くなる。
【0031】また、凹部の開きが上方と下方とで異なる
場合に、上記のように対向凸片部の端部間の間隔を凹部
の開きにともなって異なるように構成すること以外に、
例えば対向凸片部自身の幅を上方と下方とで変えること
によって、対向する対向凸片部間の間隔を上方から下方
にかけて一様にすることもできる。このように、凹部の
開きと対向凸片部間の間隔とを適宜調整することによっ
て、本発明におけるホルダーは、ガラス板を嵌入しやす
く、しかも嵌入後にはガラス板がぬけにくい構造となし
うる。
【0032】なお、凹部の開き、すなわち対向側部間の
間隔は、ガラス板の厚み以上であることが好ましい。ガ
ラス板の圧入によって変形、とりわけ削れるのは凸片で
あって、本体部の対向側部はガラス板の圧入によっても
削れないため、ガラス板を嵌入させるためには対向側部
間の間隔はガラス板の厚み以上が好ましい。また、この
間隔がガラス板の厚みよりも小さくても、ガラス板の圧
入によって間隔が広げられた際に、本体部に損傷が生じ
ない程度の間隔であれば、ガラス板の嵌入後にガラス板
を強固に保持できる面からは好ましい。
【0033】ホルダーの材質としては、例えばポリオキ
シメチレン、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレ
ート等の硬質プラスチックや、これらにガラス繊維を2
0〜30%程度含有したものを好ましく用いうる。この
場合、凸片の厚み(本体部の端面方向の幅ではなく、凹
部の長手方向の厚み)を0.2mm〜0.4mm程度と
することが、ガラス板の嵌入によって凸片が容易に削ら
れるので好ましい。
【0034】また、ホルダーは、本体部、脚部、凸片と
も同材質で一体に成形されてもよく、一部が別材質でも
よい。例えば、凸片を可撓性を有する樹脂とすることに
よって、ガラス板の嵌入にともなって可撓変形し、対向
する凸片端の間隔をガラス板の厚みに略等しくすること
もできる。この可撓変形は、ホルダーの本体部、脚部、
凸片をすべて同材質にすることでも可能であり、よりガ
ラス板の上下動を安定化させるために脚部のみを硬質プ
ラスチックとしてもよい。
【0035】なお、本発明では、上記の凸片が削れるこ
とによって、凸片の幅が小さくなることや、凸片を可撓
性としてガラス板の嵌入によって凸片が可動変形するこ
と等を含めて、凸片の変形と呼んでいる。これらのう
ち、凸片が削られることによって変形するように凸片の
幅や厚み、材質等を決定して、凸片の変形がガラス板の
嵌入による削れによって起こるように構成することが好
ましい。これは、ホルダー全体のうち一部を特別に別材
質とする必要がなく、さらに、凸片がもとの形状に戻ろ
うとする力が生じずに、ガラス板の嵌入後のガラス板の
脱落を防止できるからである。
【0036】さらに、図3、4に示したように、接着剤
のはみだしをより効果的に防止する底凸片部が設けられ
ている場合には、ホルダー全体を同一の硬質プラスチッ
クで成形し、特に凸片を除く他部分にはガラス繊維が含
有されるように成形することが好ましい。こうして、凸
片を容易に削ることができる。
【0037】対向する対向凸片部31、31’の間の間
隔aは、通常の車両用窓ガラスに用いられるガラス板の
最小厚みに略等しければ十分である。こうして、aの値
をすべての通常の車両用窓ガラスに用いられるガラス板
の厚み以下になしうる。さらに、aの値を上記の最小厚
みよりも小さくすることによって、ガラス板の曲率の成
形誤差を吸収できる。
【0038】脚部としては、上記例のように本体部の下
方に連接して一体化したもののほか、本体部の側面に取
り付けられたボルト等、駆動手段に取り付け可能な部分
を総称して脚部とする。また、図示のように、駆動手段
との取り付けをさらに容易にするために、脚部にナット
が埋め込まれたものでもよい。
【0039】セッティングブロックの位置は、図示のよ
うに端面からやや内側に二つ備えられることに限らず、
中央部に一つであってもよい。セッティングブロックの
厚みにも特に制限はなく、上記の削れ屑によってガラス
板の嵌入位置が不安定になることを防止できればよい。
【0040】凹部2には、図示のように凹部の開口から
底部13に向かって伸びる複数の突起部23が備えられ
ていることが好ましい。これは、突起部23を備えるこ
とによって、ホルダー1の接着面積が大きくなり、より
強固にガラス板をホルダーに取り付けることができるか
らである。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、接着剤のはみだしを防
止する凸片が、ガラス板の嵌入によって変形が可能であ
るため、凸片の変形によって厚みの大きなガラス板を嵌
入でき、しかもその際の接着剤のはみだしも防止されて
いる。一方、厚みの小さなガラス板を嵌入する場合に
も、凸片によって接着剤のはみだしが防止されている。
こうして、本発明におけるホルダーは、様々な板厚のバ
リエーションに対応でき、取り付け作業時の煩雑な選別
作業を削減でき、工程の自動化を可能とする。
【0042】しかも、ホルダーの仕様を一種類に統一で
きるため、ホルダーを作製する工程やデリバリーを簡素
化でき、ホルダー自身の型が一種類で十分になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における窓ガラスホルダーの一例を示す
斜視図。
【図2】図1における上面図(A)、断面図(B)、側
面図(C)。
【図3】本発明における窓ガラスホルダーの別の例を示
す斜視図。
【図4】図3における上面図(A)、断面図(B)、側
面図(C)。
【符号の説明】
1:ホルダー 2:凹部 10:本体部 11:脚部 12:対向側部 13:底部 21:凸片 31:対向凸片部 32:底凸片部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用窓ガラス板を嵌入する断面略U字状
    の凹部を2つの対向側部と底部とによって形成する本体
    部と、該本体部に連接して前記ガラス板を上下動させる
    駆動手段に取り付けられる脚部とからなり、凹部に備え
    られる接着剤を介して前記ガラス板に取り付けられる車
    両用窓ガラスホルダーにおいて、前記本体部の対向側部
    の側端面には、接着剤のはみだしを防止する凸片が前記
    対向側部の対向方向の凹部内側に張り出すように設けら
    れていて、この対向方向の凹部内側に張り出した凸片間
    の間隔aはガラス板の厚み以下であり、前記凸片はガラ
    ス板の嵌入にともなって変形可能であることを特徴とす
    る車両用窓ガラスホルダー。
  2. 【請求項2】前記凸片は、ガラス板の嵌入によって削ら
    れることにより変形することを特徴とする請求項1の車
    両用窓ガラスホルダー。
  3. 【請求項3】前記本体部の底部には、ガラス板と本体部
    との接触を防止するセッティングブロックが備えられて
    いて、該セッティングブロックは本体部の側端面よりも
    内側に位置していることを特徴とする請求項1または2
    の車両用窓ガラスホルダー。
  4. 【請求項4】前記凸片は、対向側部の側端面から対向方
    向の凹部内側に張り出す対向凸片部と、底部の端面から
    凹部の開口方向に張り出す底凸片部とからなることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかの車両用窓ガラスホル
    ダー。
JP2552495A 1994-10-28 1995-02-14 車両用窓ガラスホルダー Pending JPH08177307A (ja)

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