JPH08176085A - N−メタクリロイル−アミノ酸エステル、これらの製法およびこれらの重合体 - Google Patents

N−メタクリロイル−アミノ酸エステル、これらの製法およびこれらの重合体

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JPH08176085A
JPH08176085A JP32628894A JP32628894A JPH08176085A JP H08176085 A JPH08176085 A JP H08176085A JP 32628894 A JP32628894 A JP 32628894A JP 32628894 A JP32628894 A JP 32628894A JP H08176085 A JPH08176085 A JP H08176085A
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methacryloyl
amino acid
acid ester
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tyrosine
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JP32628894A
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Takeshi Endo
藤 剛 遠
Noboru Kuzuha
葉 昇 葛
Toru Abe
部 亨 阿
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AIBAITSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記(I)式にて示されるN−メタクリロイ
ル−アミノ酸エステルから導かれる構成単位を含有する
(共)重合体。 【化1】 (式中、Xは、アラニン、フェニルアラニン、プロリ
ン、チロシン、側鎖保護チロシン、グルタミン酸および
側鎖保護グルタミン酸から選択されるアミノ酸の残基で
あり、R1 は炭素数1〜20の炭化水素基を示す。) 【効果】 本発明に係るN−メタクリロイル−アミノ酸
エステル系(共)重合体は、アミノ酸エステル構造に由
来する光学活性、生理活性とを合わせ持ち、液晶性、生
体適合性、生分解性等の特性を発現すると期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、新規化合物であるN−メ
タクリロイル−アミノ酸エステル、これらの製造方法、
およびこれら化合物の(共)重合体に関する。
【0002】
【従来の技術】α-アミノ酸構造を側鎖にもつビニルモ
ノマーは種々知られており、側鎖のキラリティーに基づ
く光学物性に興味が持たれている。たとえば、日本化学
雑誌第88巻第10号(1967年)第1087頁〜第
1091頁において、光学活性アクリロイル−α−アミ
ノ酸メチルエステルのオスミウム酸エステルの旋光分散
について報告されているが、その重合体については全く
検討されていない。
【0003】さらに、側鎖にアミノ酸エステル構造をも
つメタクリルアミドの合成およびこの重合体に関しては
これまで報告されていない。本発明者らは、アミノ酸エ
ステル構造に由来する光学活性、生理活性とを合わせ持
ち、液晶性、生体適合性、生分解性等の特性を発現する
新規重合体を得るべく鋭意検討の結果、ポリメタクリル
アミドの側鎖にアミノ酸エステル構造を導入することを
着想し、本発明を完成するに至った。
【0004】
【発明の目的】本発明は、液晶性、生体適合性、生分解
性等の特性を有すると期待される新規重合体を提供する
ことを目的としている。また本発明はこのような新規重
合体の出発物質となる単量体化合物およびその製造方法
を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の概要】本発明に係る新規化合物であるN−メタ
クリロイル−アミノ酸エステルは、下記(I)式にて示
される構造を有する。
【0006】
【化5】
【0007】(式中、Xは、アラニン、フェニルアラニ
ン、プロリン、チロシン、側鎖保護チロシン、グルタミ
ン酸および側鎖保護グルタミン酸から選択されるアミノ
酸の残基であり、R1 は炭素数1〜20の炭化水素基を
示す。) ここで、R1 はメチル基であることが特に好ましく、ま
た上記アミノ酸は、用途に応じ適宜に選択され、L-体で
あってもよく、またD-体であってもよい。
【0008】本発明に係るN−メタクリロイル−アミノ
酸エステルは、下記(II)式にて示されるアミノ酸エス
テルとメタクリロイルクロライドとを反応させることに
より得られる。
【0009】
【化6】
【0010】(式中、XおよびR1 は前記と同様であ
る。) 本発明に係るN−メタクリロイル−アミノ酸エステル系
重合体は、下記(III)式にて示される繰り返し単位か
らなる。
【0011】本発明に係るN−メタクリロイル−アミノ
酸エステル系共重合体は、下記(III)式にて示される
繰り返し単位と、N−メタクリロイル−アミノ酸エステ
ルとラジカル共重合可能な不飽和単量体から導かれる繰
り返し単位とからなる。
【0012】
【化7】
【0013】(式中、XおよびR1 は前記と同様であ
る。) このような本発明に係るN−メタクリロイル−アミノ酸
エステル系(共)重合体は、液晶性、生体適合性、生分
解性等の特性を有すると期待される。
【0014】
【発明の具体的説明】本発明に係るN−メタクリロイル
−アミノ酸エステルは下記(I)式にて示される構造を
有している。
【0015】
【化8】
【0016】ここで、Xは、アラニン、フェニルアラニ
ン、プロリン、チロシン、側鎖保護チロシン、グルタミ
ン酸および側鎖保護グルタミン酸から選択されるアミノ
酸の残基である。
【0017】アラニン残基、フェニルアラニン残基、プ
ロリン残基、チロシン残基、側鎖保護チロシン残基、グ
ルタミン酸残基および側鎖保護グルタミン酸残基は、具
体的には、下記式に示すような構造を有している。
【0018】
【化9】
【0019】式中、Prtは、アミノ残側鎖のOH基を
エーテル化したり、あるいはCOOH基をエステル化す
ることにより保護するための保護基であり、ペプチド合
成の分野で汎用の保護基から適宜に選択される。たとえ
ば、OH基に対する保護基としては−Bzl、−Zt
f、−Boc、−Tos、−cHex、−But、−Z
などが用いられ、COOH基に対する保護基としては、
−OMe、−OEt、−OBzl、−OBut 、−ON
pなどが用いられる。このような保護基は、後述するよ
うな所要の反応に先立ち、アミノ酸の側鎖に導入され、
OH基、COOH基を保護し、所要の反応の途中または
終了後に、必要に応じ脱保護され、OH基、COOH基
を与える。保護基の導入/脱保護には、汎用の試薬類が
特に制限なく用いられる。
【0020】上記のアミノ酸残基は、L-体アミノ酸の残
基であってもよく、またD-体アミノ酸の残基であっても
よく、これらの混合物(ラセミ体)であってもよいが、
液晶性の観点からは、L-体またはD-体の何れか一種であ
ることが好ましく、また生体適合性、生分解性の観点か
らは、L-体であることが好ましい。
【0021】R1 は炭素数1〜20の炭化水素基であ
り、たとえば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘ
キシル、シクロヘキシル、オクチル、ノニル、ドデシ
ル、アイコシル、ノルボルニル、アダマンチルなどのア
ルキル基;ビニル、プロペニル、シクロヘキセニルなど
のアルケニル基、ベンジル、フェニルエチル、フェニル
プロピルなどのアリールアルキル基;フェニル、トリ
ル、ジメチルフェニル、トリメチルフェニル、エチルフ
ェニル、プロピルフェニル、ビフェニル、α−またはβ
−ナフチル、メチルナフチル、アントラセニル、フェナ
ントリル、ベンジルフェニル、ピレニル、アセナフチ
ル、フェナレニル、アセアントリレニル、テトラヒドロ
ナフチル、インダニル、ビフェニリルなどのアリール基
を例示することができる。
【0022】上記の中でも、R1 としては、メチル基、
エチル基、n-プロピル基、i-プロピル基、n-ブチル基、
i-ブチル基、t-ブチル基等の炭素数1〜6の低級アルキ
ル基、炭素数6〜10の低級アリール基、ベンジル基が
好ましく、特にメチル基、ベンジル基が好ましい。
【0023】このような本発明に係るN−メタクリロイ
ル−アミノ酸エステルの構造は、核磁気共鳴分析(NM
R)、赤外線吸光分析(IR)、元素分析等によって決
定することができる。
【0024】本発明のN−メタクリロイル−アミノ酸エ
ステルは、アミノ酸エステルと、メタクリロイル酸また
はその誘導体とから、活性エステル法、混合酸無水物
法、アジド法、酸塩化物法、対称酸無水物法、DCC
法、DCC−アディティブ法、カルボニルイミダゾール
法等のアミド結合合成方法により得られ、特に、酸塩化
物法が好ましい。
【0025】アミノ酸エステルは、アミノ酸とアルコー
ル(R1 OH、ここでR1 は炭素数1〜20の炭化水素
基を示す)とを公知の手法により反応させることにより
得られる。アミノ酸は、L-体であってもまたD-体であっ
てもよく、これらの混合物(ラセミ体)であってもよ
い。また、アルコールとしては、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、ベンジルアルコール等が好ましく用
いられ、特にメタノールまたはベンジルアルコールが好
ましい。このような反応により得られるアミノ酸エステ
ルは、通常は塩酸塩あるいはTosOH塩等の形態で存
在する。本発明においては、これら塩の形態でアミノ酸
エステルを用いることもできるし、また脱塩し単離した
アミノ酸エステルを用いることもできる。
【0026】アミノ酸エステルとメタクリロイルクロラ
イドとの反応は、水系溶媒中または塩化メチレン、クロ
ロホルム等のハロゲン系炭化水素溶媒;THF、アセト
ニトリル、DMF等の非プロトン性極性溶媒等の非水系
溶媒中あるいは混合溶媒中で、−20〜40℃程度で、
1〜24時間程度行なわれる。また、反応に際して、通
常は、当量のトリエチルアミン、t−BuOK、K2
3、Na2CO3、NaOH等の塩基を触媒として添加
することが特に好ましい。この反応は次式にて表され
る。
【0027】
【化10】
【0028】(式中、XおよびR1 は前記と同様であ
る。) さらに、N−メタクリロイル−アミノ酸を調製した後、
これとアルコール(R 1 OH)とを縮合剤の存在下で反
応させ、エステル化することによっても、N−メタクリ
ロイル−アミノ酸エステルを得ることもできる。
【0029】本発明に係るN−メタクリロイル−アミノ
酸エステル系重合体は、上記のN−メタクリロイル−ア
ミノ酸エステルを重合開始剤の存在下に重合することに
より得られる。またN−メタクリロイル−アミノ酸を重
合した後、得られた重合体をエステル化してもよい。な
お、本発明におけるN−メタクリロイル−アミノ酸エス
テル系重合体は、上記のN−メタクリロイル−アミノ酸
エステルを2種以上適宜に組み合わせて得られるN−メ
タクリロイル−アミノ酸エステル系共重合体をも包含す
る。
【0030】重合開始剤としては、アゾビスイソブチル
ニトリル(AIBN)、過酸化ベンゾイル(BPO)、
過酸化アセチル等の従来より公知のラジカル重合開始剤
が好ましく用いられる。
【0031】重合反応は、固相(塊状重合)で行なって
もよく、また反応溶媒として、クロロベンゼン、ジメチ
ルホルムアミド、メタノール等を用い液相にて重合を行
なうこともできる。
【0032】重合開始剤の使用量は、全モノマー1モル
に対して0.1〜10モル%程度の割合で用いることが
好ましい。また液相重合の場合、反応系内おけるモノマ
ー濃度は、通常0.1〜10モル/リットル程度である
ことが好ましい。重合温度は、使用される重合開始剤の
種類に応じて適宜に設定される。重合時間は、通常は1
〜72時間程度である。所定の時間反応後、重合を停止
し、洗浄、乾燥することによりN−メタクリロイル−ア
ミノ酸エステル系重合体が得られる。得られるN−メタ
クリロイル−アミノ酸エステル系重合体の分子量は、通
常は5,000〜1,000,000程度であり、好ま
しくは10,000〜800,000程度である。この
重合反応は、下記式にて示される。
【0033】
【化11】
【0034】(式中、XおよびR1 は前記と同様であ
る。) かくして得られる重合体は、アミノ酸エステル構造に由
来する光学活性、生理活性とを合わせ持ち、液晶性、生
体適合性、生分解性等の特性を発現すると期待される。
【0035】本発明に係るN−メタクリロイル−アミノ
酸エステル系共重合体は、上記(I)式にて示されるN
−メタクリロイル−アミノ酸エステルと、これとラジカ
ル共重合可能な不飽和単量体とを、ラジカル重合開始剤
の存在下でラジカル共重合して得られる。
【0036】ここで、N−メタクリロイル−アミノ酸エ
ステルとラジカル共重合可能な不飽和単量体としては、
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸など
の不飽和カルボン酸、およびこれらのエステル、スチレ
ン、置換スチレン類、アリルベンゼン、置換アリルベン
ゼン類、ビニルナフタレン類、置換ビニルナフタレン
類、アリルナフタレン類、置換アリルナフタレン類など
の芳香族ビニル化合物、ビニルシクロペンタン、置換ビ
ニルシクロペンタン類、ビニルシクロヘキサン、置換ビ
ニルシクロヘキサン類、ビニルシクロヘプタン、置換ビ
ニルシクロヘプタン類、アリルノルボルナンなどの脂環
族ビニル化合物が挙げられる。
【0037】これらの中でも特に好ましくはメチルアク
リレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレー
ト、エチルメタクリレート、マレイン酸、マレイン酸エ
ステル、フマル酸、フマル酸エステル等が用いられる。
【0038】N−メタクリロイル−アミノ酸エステルと
不飽和単量体との共重合は、前述したN−メタクリロイ
ル−アミノ酸エステル系重合体の調製と同様の条件下で
行なわれる。
【0039】このような本発明に係るN−メタクリロイ
ル−アミノ酸エステル系共重合体は、前述したN−メタ
クリロイル−アミノ酸エステルから誘導される構成単位
(III) と、不飽和単量体から誘導される構成単位(I
V)とからなる。
【0040】本発明の共重合体中における、N−メタク
リロイル−アミノ酸エステルから誘導される構成単位
(III)と、不飽和単量体から誘導される構成単位(I
V)との比は、特に限定はされないが、通常(III)/
(IV)(モル比)で、99/1〜1/99、好ましくは
95/5〜5/95程度である。このような共重合体の
組成は、用途に応じて適宜に設定され、たとえば生体適
合性、生分解性の観点からは、N-メタクリロイル-L-ア
ミノ酸エステル系単量体から誘導される構成単位の割合
の大きな共重合体が好ましい。このような本発明に係る
共重合体の分子量は、通常は5,000〜1,000,
000程度であり、好ましくは10,000〜800,
000程度である。
【0041】また、本発明のN−メタクリロイル−アミ
ノ酸エステル系共重合体には、本発明の目的を損なわな
い範囲で、種々の単量体が共重合されていてもよい。
【0042】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて、さらに具
体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。
【0043】なお、以下の実施例において、 1H−NM
Rの測定は、CDCl3 を溶媒とし、90MHzにて行
い、13C−NMRの測定は、CDCl3 を溶媒とし、2
2.5MHzにて行った。
【0044】
【実施例1】 〔N-メタクリロイル-L-アラニンメチルエステル(MAM)の
合成〕L-アラニンメチルエステル塩酸塩(14.0 g, 100
ミリモル)、トリエチルアミン(29.2 ml, 210ミリモ
ル)の塩化メチレン(200 ml)に溶液に、メタクリロイ
ルクロライド(8.5 ml, 105 ミリモル)を窒素気流下、
0℃で滴下し、室温で一日攪拌した。反応混合物を1M-H
Cl(200 ml X 2)、飽和NaHCO3水溶液(200 ml X1)、
飽和NaCl水溶液(200 ml X 1)で洗浄後、無水MgSO4
て乾燥、濾過した。濾液の溶媒を減圧留去し粗生成物を
得た。これをn-ヘキサン/酢酸エチル混合溶媒(4/1
→2/1)を展開溶媒としたシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて分取し、9.75 g(収率57%)のN-メタ
クリロイル-L-アラニンメチルエステル(以下、MAM と
略記することがある)を得た。
【0045】得られたMAM の融点、27℃での比旋光度
[α]D、IR分析結果を以下に示す。 融点:28〜30℃ [α]D:+16.9°(c 1.00g/dl、CHCl3) IR (KBr):3339, 2955, 1746, 1661, 1622, 1528, 120
6, 1155, 932 cm-1 また得られたMAM の 1H−NMRおよび13C−NMRス
ペクトルを図1および図2に示す。
【0046】
【実施例2】 〔N-メタクリロイル-L-アラニンメチルエステル(MAM)
の重合〕実施例1において得られたMAM 0.51g(3ミリ
モル)に、2,2'-アゾビスイソブチロニトリル(AIB
N)を1モル%(0.03ミリモル)添加し、脱気封管し6
0℃にて20時間固相重合を行なった。
【0047】20時間経過後、反応液をクロロホルムに
溶解し、ジエチルエーテルでポリマーを析出、濾過し、
さらにジエチルエーテルで洗浄し、減圧乾燥することに
よりポリマーを回収した。 1H−NMRにより測定した
MAM の転化率は47%であり、生成物のジエチルエーテ
ル不溶成分(収率)は47%であった。
【0048】得られたポリマーの分子量および分子量分
布をGPCによるポリスチレン換算から求めた。またポ
リマーのガラス転移温度(Tg)をDSCにより測定し
た。ポリマーのTd10(10%重量減少温度)を、窒素
気流中の熱重量分析により測定した。27℃(c 1.00 g
/dl, CHCl3) にて比旋光度[α]D を測定した。これら
の結果を表1に示す。
【0049】また、生成物(N-メタクリロイル-L-アラ
ニンメチルエステル重合体)の 1H−NMRを図3に示
す。
【0050】
【表1】
【0051】
【実施例3】 〔N-メタクリロイル-L-フェニルアラニンメチルエステ
ル(MPM)の合成〕L-フェニルアラニンメチルエステル塩
酸塩(21.6 g, 100 ミリモル)、トリエチルアミン(2
9.2 ml, 210ミリモル)の塩化メチレン(200 ml)に溶
液に、メタクリロイルクロライド(8.5 ml, 105 ミリモ
ル)を窒素気流下、0℃で滴下し、室温で一日攪拌し
た。反応混合物を1M-HCl(200 ml X 2)、飽和NaHCO3
溶液(200 ml X 1)、飽和NaCl水溶液(200 ml X 1)で
洗浄後、無水MgSO4にて乾燥、濾過した。濾液の溶媒を
減圧留去し粗生成物を得た。これをn-ヘキサン/酢酸エ
チル混合溶媒(4/1→2/1)を展開溶媒としたシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて分取し、14.8 g
(収率60%)のN-メタクリロイル-L-フェニルアラニ
ンメチルエステル(以下、MPM と略記することがある)
を得た。
【0052】得られたMPM の融点、27℃での比旋光度
[α]D、IR分析結果、元素分析結果を以下に示す。 融点:53〜55℃ [α]D:+83.4°(c 1.00g/dl、CHCl3) IR (KBr):3349, 3032, 1746, 1657, 1618, 1537, 1202
cm-1 元素分析(計算値):C=68.00, H=6.93, N=5.66 元素分析(測定値):C=68.24, H=7.13, N=5.92 また得られたMPM の 1H−NMRおよび13C−NMRス
ペクトルを図4および図5に示す。
【0053】
【実施例4】 〔N-メタクリロイル-L-フェニルアラニンメチルエステ
ル(MPM)の重合〕実施例3において得られたMPM 0.7 g
(3ミリモル)に、2,2'-アゾビスイソブチロニトリル
(AIBN)を1モル%(0.03ミリモル)添加し、脱気
封管し60℃にて20時間固相重合を行なった。
【0054】20時間経過後、反応液をクロロホルムに
溶解し、メタノールでポリマーを析出、濾過し、さらに
メタノールで洗浄し、減圧乾燥することによりポリマー
を回収した。 1H−NMRにより測定したMPM の転化率
は48%であり、生成物のメタノール不溶成分(収率)
は0.23 g(33%)であった。
【0055】得られたポリマーの分子量および分子量分
布をGPCによるポリスチレン換算から求めた。またポ
リマーのガラス転移温度(Tg)をDSCにより測定し
た。ポリマーのTd10(10%重量減少温度)を、窒素
気流中の熱重量分析により測定した。27℃(c 1.00 g
/dl, CHCl3) にて比旋光度[α]D を測定した。これら
の結果を表2に示す。
【0056】また、生成物(N-メタクリロイル-L-フェ
ニルアラニンメチルエステル重合体)の 1H−NMRを
図6に示す。
【0057】
【実施例5〜7】MPM 3ミリモルを、重合溶媒としての
クロロベンゼン(実施例5)、ジメチルホルムアミド
(実施例6)およびメタノール(実施例7)に、濃度1
モル/リットルとなるように溶解し、AIBN(0.03ミ
リモル)を用いて液相重合を行なった以外は、実施例4
と同様の操作を行なった。反応終了後、反応混合物中の
溶媒を減圧留去後、重合体をクロロホルムに溶解させ、
メタノールで再沈澱を行なった。結果を表2に示す。
【0058】
【表2】
【0059】
【実施例8】 〔N-メタクリロイル-L-プロリンベンジルエステル(MPB)
の合成〕L-プロリンベンジルエステル塩酸塩(24.1 g,
100 ミリモル)、トリエチルアミン(29.2 ml, 210ミリ
モル)の塩化メチレン(200 ml)に溶液に、メタクリロ
イルクロライド(8.5 ml, 105 ミリモル)を窒素気流
下、0℃で滴下し、室温で一日攪拌した。反応混合物を
1M-HCl(200 ml X 2)、飽和NaHCO3水溶液(200 mlX
1)、飽和NaCl水溶液(200 ml X 1)で洗浄後、無水MgS
O4にて乾燥、濾過した。濾液の溶媒を減圧留去し粗生成
物を得た。これをn-ヘキサン/酢酸エチル混合溶媒(4
/1→2/1)を展開溶媒としたシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにて分取し、21.3 g(収率78%)のN-
メタクリロイル-L-プロリンベンジルエステル(以下、M
PB と略記することがある)を得た。
【0060】得られたMPB は油状であった。24℃での
比旋光度[α]D、IR分析結果、元素分析結果を以下
に示す。 [α]D:−65.6°(c 1.00g/dl、CHCl3) IR (KBr):3474, 2976, 2359, 1744, 1620, 1429, 116
7, 920, 750 cm-1 元素分析(計算値):C=70.31, H=7.01, N=5.12 元素分析(測定値):C=70.15, H=7.19, N=5.06 また得られたMPB の 1H−NMRおよび13C−NMRス
ペクトルを図7および図8に示す。
【0061】
【実施例9】 〔N-メタクリロイル-L-プロリンベンジルエステル(MP
B)の重合〕実施例8において得られたMPB 0.82g(3ミ
リモル)に、2,2'-アゾビスイソブチロニトリル(AI
BN)を1モル%(0.03ミリモル)添加し、脱気封管し
60℃にて20時間固相重合を行なった。
【0062】20時間経過後、反応液をクロロホルムに
溶解し、メタノールでポリマーを析出、濾過し、さらに
メタノールで洗浄し、減圧乾燥することによりポリマー
を回収した。生成物のメタノール不溶成分(収率)は3
5%であった。
【0063】得られたポリマーの分子量および分子量分
布をGPCによるポリスチレン換算から求めた。また2
7℃(c 1.00 g/dl, CHCl3) にて比旋光度[α]D を測
定した。これらの結果を表3に示す。
【0064】
【表3】
【0065】
【実施例10】 〔N-メタクリロイル-L-チロシンメチルエステル(MTM)の
合成〕L-チロシンメチルエステル塩酸塩(22.3 g, 100
ミリモル)、トリエチルアミン(29.2 ml, 210ミリモ
ル)の塩化メチレン(200 ml)に溶液に、メタクリロイ
ルクロライド(8.5 ml, 105 ミリモル)を窒素気流下、
0℃で滴下し、室温で一日攪拌した。反応混合物を1M-H
Cl(200 ml X 2)、飽和NaHCO3水溶液(200 ml X1)、
飽和NaCl水溶液(200 ml X 1)で洗浄後、無水MgSO4
て乾燥、濾過した。濾液の溶媒を減圧留去し粗生成物を
得た。これをn-ヘキサン/酢酸エチル混合溶媒(4/1
→2/1)を展開溶媒としたシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて分取し、20.5 g(収率78%)のN-メタ
クリロイル-L-チロシンメチルエステル(以下、MTM と
略記することがある)を得た。
【0066】得られたMTM の融点、27℃での比旋光度
[α]D、IR分析結果、元素分析結果を以下に示す。 融点:72〜74℃ [α]D:+63.2°(c 1.00g/dl、CHCl3) IR (KBr):3353, 3245, 2955, 1759, 1651, 1516, 117
1, 943 cm-1 元素分析(計算値):C=63.87, H=6.51, N=5.32 元素分析(測定値):C=63.68, H=6.24, N=5.25 また得られたMTM の 1H−NMRおよび13C−NMRス
ペクトルを図9および図10に示す。
【0067】
【実施例11】 〔N-メタクリロイル-L-チロシンメチルエステル(MTM)
の重合〕実施例10において得られたMTM 0.79g(3ミ
リモル)に、2,2'-アゾビスイソブチロニトリル(AI
BN)を1モル%(4.9 mg、0.03ミリモル)、DMFを
3ml添加し、脱気封管し60℃にて20時間溶液重合を
行なった。
【0068】20時間経過後、反応液をジエチルエーテ
ルに注ぎ、ポリマーを析出させ、濾取した後、さらにジ
エチルエーテルで洗浄し、減圧乾燥することによりポリ
マーを回収した。 1H−NMRにより測定したMTM の転
化率は100%であり、生成物のメタノール不溶成分
(収率)は94%であった。
【0069】得られたポリマーの分子量および分子量分
布をGPCによるポリスチレン換算から求めた。またポ
リマーのガラス転移温度(Tg)をDSCにより測定し
た。ポリマーのTd10(10%重量減少温度)を、窒素
気流中の熱重量分析により測定した。これらの結果を表
4に示す。
【0070】
【表4】
【0071】
【実施例12】 〔N-メタクリロイル-L-グルタミン酸-α-γ-ジメチルエ
ステル(MDM)の合成〕L-グルタミン酸-α-γ-ジメチルエ
ステル塩酸塩(21.1g , 100 ミリモル)、トリエチルア
ミン(29.2 ml, 210ミリモル)の塩化メチレン(200 m
l)に溶液に、メタクリロイルクロライド(8.5 ml, 105
ミリモル)を窒素気流下、0℃で滴下し、室温で一日
攪拌した。反応混合物を1M-HCl(200 ml X 2)、飽和Na
HCO3水溶液(200 ml X 1)、飽和NaCl水溶液(200 ml X
1)で洗浄後、無水MgSO4にて乾燥、濾過した。濾液の
溶媒を減圧留去し粗生成物を得た。これをn-ヘキサン/
酢酸エチル混合溶媒(4/1→2/1)を展開溶媒とし
たシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて分取し、2
0.6 g(収率84.8%)のN-メタクリロイル-L-グルタ
ミン酸-α-γ-ジメチルエステル(以下、MDM と略記す
ることがある)を得た。
【0072】得られたMDM の比旋光度[α]D、IR分
析結果を以下に示す。 [α]D:+22.1°(c 1.00g/dl、CHCl3) IR (KBr):3339, 2955, 1740, 1661, 1624, 1526, 1206
cm-1 また得られたMDM の 1H−NMRおよび13C−NMRス
ペクトルを図11および図12に示す。
【0073】
【実施例13】 〔N-メタクリロイル-L-グルタミン酸-α-γ-ジメチルエ
ステル(MDM)の重合〕実施例12において得られたMDM
0.73g(3ミリモル)に、2,2'-アゾビスイソブチロニト
リル(AIBN)を1モル%(0.03ミリモル)添加し、
脱気封管し60℃にて20時間固相重合を行なった。
【0074】20時間経過後、反応液をクロロホルムに
溶解し、メタノールでポリマーを析出、濾過し、さらに
メタノールで洗浄し、減圧乾燥することによりポリマー
を回収した。 1H−NMRにより測定したMDM の転化率
は100%であり、生成物のメタノール不溶成分(収
率)は97%であった。
【0075】得られたポリマーの分子量および分子量分
布をGPCによるポリスチレン換算から求めた。またポ
リマーのガラス転移温度(Tg)をDSCにより測定し
た。ポリマーのTd10(10%重量減少温度)を、窒素
気流中の熱重量分析により測定した。27℃(c 1.00 g
/dl, CHCl3) にて比旋光度[α]D を測定した。これら
の結果を表5に示す。
【0076】
【実施例14〜16】MDM 3ミリモルを、重合溶媒とし
てのクロロベンゼン(実施例14)、ジメチルホルムア
ミド(実施例15)およびメタノール(実施例16)
に、濃度1モル/リットルとなるように溶解し、AIB
N(0.03ミリモル)を用いて液相重合を行なった以外
は、実施例13と同様の操作を行なった。反応終了後、
反応混合物中の溶媒を減圧留去後、重合体をクロロホル
ムに溶解させ、メタノールで再沈澱を行なった。結果を
表5に示す。
【0077】また、生成物(N-メタクリロイル-L-グル
タミン酸-α-γ-ジメチルエステル重合体)の 1H−N
MRを図13に示す。
【0078】
【表5】
【0079】
【発明の効果】本発明に係るN−メタクリロイル−アミ
ノ酸エステル系(共)重合体は、アミノ酸エステル構造
に由来する光学活性、生理活性とを合わせ持ち、液晶
性、生体適合性、生分解性等の特性を発現すると期待さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、N-メタクリロイル-L-アラニンメチ
ルエステルの 1H−NMRスペクトルを示す。
【図2】 図2は、N-メタクリロイル-L-アラニンメチ
ルエステルの13C−NMRスペクトルを示す。
【図3】 図3は、N-メタクリロイル-L-アラニンメチ
ルエステル重合体の 1H−NMRスペクトルを示す。
【図4】 図4は、N-メタクリロイル-L-フェニルアラ
ニンメチルエステルの 1H−NMRスペクトルを示す。
【図5】 図5は、N-メタクリロイル-L-フェニルアラ
ニンメチルエステルの13C−NMRスペクトルを示す。
【図6】 図6は、N-メタクリロイル-L-フェニルアラ
ニンメチルエステル重合体の 1H−NMRスペクトルを
示す。
【図7】 図7は、N-メタクリロイル-L-プロリンベン
ジルエステルの 1H−NMRスペクトルを示す。
【図8】 図8は、N-メタクリロイル-L-プロリンベン
ジルエステルの13C−NMRスペクトルを示す。
【図9】 図9は、N-メタクリロイル-L-チロシンメチ
ルエステルの 1H−NMRスペクトルを示す。
【図10】 図10は、N-メタクリロイル-L-チロシン
メチルエステルの13C−NMRスペクトルを示す。
【図11】 図11は、N-メタクリロイル-L-グルタミ
ン酸-α-γ-ジメチルエステルの 1H−NMRスペクト
ルを示す。
【図12】 図12は、N-メタクリロイル-L-グルタミ
ン酸-α-γ-ジメチルエステルの13C−NMRスペクト
ルを示す。
【図13】 図13は、N-メタクリロイル-L-グルタミ
ン酸-α-γ-ジメチルエステル重合体の 1H−NMRス
ペクトルを示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(I)式にて示されるN−メタクリ
    ロイル−アミノ酸エステル。 【化1】 (式中、Xは、アラニン、フェニルアラニン、プロリ
    ン、チロシン、側鎖保護チロシン、グルタミン酸および
    側鎖保護グルタミン酸から選択されるアミノ酸の残基で
    あり、R1 は炭素数1〜20の炭化水素基を示す。)
  2. 【請求項2】 Xがアラニンであり、R1 がメチル基で
    あることを特徴とする請求項1に記載のN−メタクリロ
    イル−アミノ酸エステル。
  3. 【請求項3】 Xがフェニルアラニンであり、R1 がメ
    チル基であることを特徴とする請求項1に記載ののN−
    メタクリロイル−アミノ酸エステル。
  4. 【請求項4】 Xがプロリンであり、R1 がメチル基で
    あることを特徴とする請求項1に記載のN−メタクリロ
    イル−アミノ酸エステル。
  5. 【請求項5】 Xがチロシンまたは側鎖保護チロシンで
    あり、R1 がメチル基であることを特徴とする請求項1
    に記載のN−メタクリロイル−アミノ酸エステル。
  6. 【請求項6】 Xがグルタミン酸または側鎖保護グルタ
    ミン酸であり、R1がメチル基であることを特徴とする
    請求項1に記載のN−メタクリロイル−アミノ酸エステ
    ル。
  7. 【請求項7】 下記(II)式にて示されるアミノ酸エス
    テルとメタクリロイルクロライドとを反応させることを
    特徴とする上記(I)式にて示されるN−メタクリロイ
    ル−アミノ酸エステルの製造方法。 【化2】 (式中、Xは、アラニン、フェニルアラニン、プロリ
    ン、チロシン、側鎖保護チロシン、グルタミン酸および
    側鎖保護グルタミン酸から選択されるアミノ酸の残基で
    あり、R1 は炭素数1〜20の炭化水素基を示す。)
  8. 【請求項8】 下記(III)式にて示される繰り返し単
    位からなるN−メタクリロイル−アミノ酸エステル系重
    合体。 【化3】 (式中、Xは、アラニン、フェニルアラニン、プロリ
    ン、チロシン、側鎖保護チロシン、グルタミン酸および
    側鎖保護グルタミン酸から選択されるアミノ酸の残基で
    あり、R1 は炭素数1〜20の炭化水素基を示す。)
  9. 【請求項9】 下記(III)式にて示されるN−メタク
    リロイル−アミノ酸エステルから導かれる繰り返し単位
    と、これとラジカル共重合可能な不飽和単量体から導か
    れる繰り返し単位とからなるN−メタクリロイル−アミ
    ノ酸エステル系共重合体。 【化4】 (式中、Xは、アラニン、フェニルアラニン、プロリ
    ン、チロシン、側鎖保護チロシン、グルタミン酸および
    側鎖保護グルタミン酸から選択されるアミノ酸の残基で
    あり、R1 は炭素数1〜20の炭化水素基を示す。)
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6329399B1 (en) 1997-08-05 2001-12-11 Pola Chemical Industries, Inc. Antifungal amine derivatives and processing for producing the same
WO2011070402A1 (en) * 2009-12-11 2011-06-16 Ridvan Say Photosensitive aminoacid-monomer linkage and bioconjugation applications in life sciences and biotechnology
WO2012043102A1 (ja) * 2010-09-29 2012-04-05 株式会社クラレ アクリルアミド誘導体、高分子化合物およびフォトレジスト組成物
JP2014153702A (ja) * 2013-02-14 2014-08-25 Konica Minolta Inc 静電荷像現像用トナー

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