JPH08173432A - 電子走査型超音波プローブ - Google Patents

電子走査型超音波プローブ

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JPH08173432A
JPH08173432A JP6318034A JP31803494A JPH08173432A JP H08173432 A JPH08173432 A JP H08173432A JP 6318034 A JP6318034 A JP 6318034A JP 31803494 A JP31803494 A JP 31803494A JP H08173432 A JPH08173432 A JP H08173432A
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JP
Japan
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ultrasonic
type ultrasonic
ultrasonic probe
array
electronic scanning
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JP6318034A
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English (en)
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Masahiko Komuro
雅彦 小室
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、電子走査型超音波プローブにおいて
超音波放射面の被検体への当接角度の調整を容易に行う
ことができ、所望の超音波画像が短時間に得られるよう
にした電子走査型超音波プローブを提供することを目的
とする。 【構成】一軸上に配列された複数の振動エレメント
(2)を有し前記軸に直交する方向に超音波を放射する
アレイ型超音波振動子(1,13a,13b,13c)
を、上記軸が互いに平行になる状態で複数配設し、前記
複数のアレイ型超音波振動子から放射された超音波の伝
播方向を互いに相違させるようにしたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体腔内に挿入して医療
診断に用いる超音波断層像を得るための電子走査型超音
波プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、腹部に小さな孔を開け、そこから
腹腔鏡や鉗子などの処置具を挿入して、外科手術を行う
腹腔鏡下手術が飛躍的に普及してきた。さらに最近で
は、腹腔鏡下手術において、電子走査型超音波プローブ
を体腔内に挿入し、結石の有無の確認や生検針のガイド
などに用いられるようになってきた。
【0003】電子走査型超音波プローブは体内組織の超
音波断層像をリアルタイムで得ることができることか
ら、腫瘍の浸潤の具合など種々の診断に用いられてい
る。
【0004】従来用いられてきた電子走査型超音波プロ
ーブを、リニア走査型のものを例にとって、図5及び図
6を参照しながら説明する。図5は、電子走査型超音波
プローブに設けられるアレイ型超音波振動子の動作原理
を示す概念図であり、図6は実際の電子走査型超音波プ
ローブの構成を示す断面図である。
【0005】電子走査型超音波プローブは図5に示すよ
うに、圧電体からなる多数の短冊型の振動エレメント2
─1乃至2─nがX−X’で示す一軸上に配列されたア
レイ型超音波振動子1を有している。振動エレメント2
は切換スイッチ3によって、隣合う複数個が1ブロック
として同時に選択される。このブロックに属する各振動
エレメント2が電気的な遅延駆動を行われて上記軸方向
への集束効果等が付与され、超音波断層像の一走査線に
対応する超音波ビームとなり被検体に放射される。そし
て、このブロックに属する各振動エレメント2により受
波された被検体からの反射信号は、上と同様な遅延処理
を受けて超音波断層像の一走査線に合成される。
【0006】ブロックを上記軸方向に順次移動しなが
ら、上述の送受信手順を行うことにより、被検体の断層
像が得られる。
【0007】図6のように、電子走査型超音波プローブ
4は多層構造を有し、超音波放射面5から超音波が放射
される。上述のように、アレイ型超音波振動子1は電気
的な遅延駆動を行うことにより、そのエレメント配列軸
と超音波の放射方向を含む面内では集束超音波を形成す
ることができる。一方、エレメント配列軸に垂直な面内
では電気的な処理によってビームを集束することができ
ないので、珪素系の高分子樹脂など、被検体と異なる音
速を有する材料を用いて例えば軸に平行に切り出された
円筒形状に加工してなる音響レンズ6をアレイ型超音波
振動子1の放射振動面7に対向させて設け、集束効果を
付与することが行われる。
【0008】そして、PZT等の圧電セラミクスからな
るアレイ型超音波振動子1と樹脂製の音響レンズ6は、
著しく音響インピーダンスが異なるので、この間にはエ
ポキシ樹脂等の音響整合層8が設けられる。
【0009】アレイ型超音波振動子1の放射振動面7の
反対側の制動振動面9には、例えばタングステンを混合
したエポキシ樹脂等でできたバッキング材10が設けら
れる。そして制動振動面9の不所望な振動を吸収して、
アレイ型超音波振動子のダンピング特性を向上させ、鋭
いインパルス状の超音波ビームが得られるようにしてい
る。
【0010】アレイ型超音波振動子1、音響レンズ6、
音響整合層8及びバッキング材10はケース11に収納
固定される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の電子走査型超音
波プローブ4によれば、被検体の表面にこのプローブを
当てるだけで、超音波断層像が得られる。この場合組織
の層構造や病変部を正確に描出するためには、電子走査
型超音波プローブ4の超音波放射面5を組織面に対して
できるだけ平行に当てなければならない。これは、断層
像における距離方向(すなわち電子走査型超音波プロー
ブの放射する超音波ビームの伝播方向)の分解能が描出
する対象物への超音波ビームの入射角に依存し、対象物
へ垂直に入射するときに最も高い距離方向分解能が得ら
れることによるものである。
【0012】ところが、前記の腹腔鏡下手術に電子走査
型超音波プローブ4を用いる場合、直視下ではなく、手
探りで超音波断層像を得ることが多い。そして、所望の
画像が得られるまで何度も電子走査型超音波プローブ4
を当てる角度を変えなければならなかった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の電子走査型超音
波プローブは、一軸上に配列された複数の振動エレメン
トを有し前記軸に直交する方向に超音波を放射するアレ
イ型超音波振動子を、上記軸が互いに平行になる状態で
複数配設し、前記複数のアレイ型超音波振動子から放射
された超音波の伝播方向を互いに相違させるようにした
ことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の構成では、放射される超音波の伝播方
向が異なる複数のアレイ型超音波振動子からの受波信号
により、プローブの角度を変えなくても一度に異なる方
向についての超音波断層像が得られる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて述べる。なお、図5および図6に示した電子走査
型超音波プローブと同一の部材については、同一の符号
を付して説明を省略する。
【0016】図1ないし図3は本発明の第1実施例に係
り、図1は電子走査型超音波プローブの構成を示す一部
破断した斜視図、図2は電子走査型超音波プローブの構
成を示す断面図、図3は電子走査型超音波プローブの作
用を説明する説明図である。
【0017】図1に示すように、電子走査型超音波プロ
ーブ12は3つのアレイ型超音波振動子13a、13
b、13cが各々のエレメント配列軸X1、X2、X3
を平行にして設けられている。
【0018】そして、アレイ型超音波振動子13a、1
3b、13cはそれぞれの超音波の放射方向のなす角が
αとなるように、超音波放射面がエレメント配列軸の周
りに角度αだけ傾斜して電子走査型超音波プローブ12
に固定されている。これにより、アレイ型超音波振動子
13a、13b、13cから放射された超音波は角度α
ずつ傾いた伝播方向に向けて伝播していく。
【0019】電子走査型超音波プローブ12は、図2に
示すような断面構造を有する。ケース14には紙面に垂
直な方向に沿って略直方体の溝15a、15b、15c
が形成されている。そして、この溝15a、15b、1
5cはそれぞれの底面の法線が角度αにて交わるように
傾斜している。
【0020】各アレイ型超音波振動子13a、13b、
13cは、それぞれのエレメント配列軸が紙面に垂直な
方向になるようにして溝15a、15b、15cに挿入
固定されている。このとき、各アレイ型超音波振動子1
3a、13b、13cの放射振動面7a、7b、7cと
バッキング材10a、10b、10cの底面はそれぞれ
平行に作られており、該バッキング材の底面は上記溝の
底面に当接して固定される。
【0021】このように、溝15a、15b、15cは
複数のアレイ型振動子を互いに平行に支持すると同時
に、各アレイ型超音波振動子13a、13b、13cの
放射振動面7a、7b、7cは互いに角度αだけ傾け、
超音波の放射方向を偏向させるものである。
【0022】また各アレイ型超音波振動子13a、13
b、13cに設けられた音響レンズ6の間は補填部材1
6により隙間を埋めて、被検体を損傷するのを防止して
いる。
【0023】次に、上記構成を有する実施例における作
用を説明する。本実施例による電子走査型超音波プロー
ブ12が接続される図示しない超音波観測装置は、各ア
レイ型超音波振動子13a、13b、13cを順次選択
しながら駆動走査を行い、各々についての超音波断層像
を取得する。
【0024】つまり、アレイ型超音波振動子13aを選
択して駆動走査することにより、図3の17aに示す走
査面についての超音波断層像を取得し、次にアレイ型超
音波振動子13bを選択して、上記走査面17aから角
度αだけ傾いた17bに示す走査面についての超音波断
層像を取得し、そしてアレイ型超音波振動子13cを選
択して、上記走査面17bから角度αだけ傾いた17c
に示す走査面について超音波断層像を取得する。
【0025】この動作を繰り返すことにより、3つの異
なる角度の走査面についての超音波断層像がリアルタイ
ムで得られる。
【0026】超音波観測装置は、上記3つの異なる角度
の走査面についての超音波断層像を同一モニタ上の別の
位置に表示する。そして、3つのアレイ型超音波振動子
13a、13b、13cのうち所望の画像が得られるア
レイ型超音波振動子が判別された時点で、操作者の入力
動作により該アレイ型超音波振動子のうちの一つを駆動
走査するように構成されている。
【0027】このように、本実施例による電子走査型超
音波プローブを用いれば、1度に3つの異なる角度の走
査面についての超音波断層像が得られるので、従来の単
一のアレイ型超音波振動子しか設けられていない電子走
査型超音波プローブに比べ早く所望の画像が得られる。
【0028】また、所望の画像を得るために電子走査型
超音波プローブを被検体に当接しながら回転させる必要
が少ないので、被検体を損傷する危険性を著しく減ずる
ことができる。
【0029】次に、図4に示された本発明の第2実施例
について説明する。なお、第1実施例と同様の部材につ
いては、同一符号を付して説明を省略する。
【0030】図4には第2実施例に係る電子走査型超音
波プローブの断面が示されている。第1実施例と同様
に、電子走査型超音波プローブ18は3つのアレイ型超
音波振動子13a、13b、13cが各々のエレメント
配列軸を平行にして設けられている。
【0031】アレイ型超音波振動子13aの放射振動面
7aに対向して、音響プリズム部材19aが設けられて
いる。
【0032】音響プリズム部材19aは、例えば音波の
伝播媒質の音速とは異なる音速を有する材料を楔型に形
成した部材からなり、音波の伝播経路中に挿入されると
スネルの法則に従って音波を屈折させる作用効果を奏す
るものである。
【0033】本実施例においては、音響プリズム部材1
9aは珪素樹脂(例えば信越シリコーン社製の商品名シ
リコーンが使用できる。)で形成されており、放射振動
面7aから垂直に放射された超音波の伝播方向を、エレ
メント配列軸について反時計回りに角度αだけ偏向させ
るように略楔形状に形成されている。
【0034】さらに、音響プリズム部材19aには、エ
レメント配列軸に垂直な面内にて上記屈折した超音波の
伝播方向に沿って超音波を集束するために、単なる楔形
状ではなく円筒状の表面が形成されており、音響レンズ
効果が付与されている。
【0035】また、アレイ型超音波振動子13aの放射
振動面7aには、エポキシ樹脂による音響整合層20a
が設けられている。
【0036】音響整合層20aと音響プリズム部材19
aの間は、流体の音響整合層21aが設けられており、
音響的には良好に結合されているが、機械的な局所歪な
ど両者の相対的な微小変位は吸収可能に構成されてい
る。
【0037】流体音響整合層21aの材料を選定するた
めには、光学における多層膜の反射コートの理論が適用
できる(例えば、エル・エム・ブレコフスキー著、ロバ
ート・ティー・ベイヤー訳の「ウェイブズインレイヤー
ドミーディア、セカンドエディション」(アカデミック
プレス、1980)の第134頁ないし第138頁の記
載参照)。
【0038】そして、上記音響整合層20aと流体音響
整合層21aの厚さを共に、4分の1波長に選んだと
き、各層の音響インピーダンスを
【0039】
【数1】Z2 2=Z1 3 2
【0040】とすればよい。ここで、Z1 、Z2 、Z3
は順に音響プリズム部材19aの音響インピーダンスを
1とした場合の、アレイ型超音波振動子13a、音響整
合層20a、流体音響整合層21aの音響インピーダン
スである。アレイ型超音波振動子13aをPZT、音響
整合層20aを珪素樹脂で形成した場合、上式により計
算すれば分かるように、流体音響整合層21aとしては
例えばグリセリン、ポリエチレングリコールまたは高重
量パーセント(好適には60パーセント程度の重量比の
もの)ショ糖液などが使用可能である。
【0041】アレイ型超音波振動子13b上には、音響
整合層20bと音響レンズ6bの間に上記21aと同様
な流体音響整合層21bが設けられ、その放射振動面に
垂直な方向に集束超音波が放射され伝播してしていく。
アレイ型超音波振動子13c上には、アレイ型超音波振
動子13aと同様に音響プリズム部材19c、音響整合
層20cおよび流体整合層21cが設けられている。
【0042】音響プリズム部材19cは、上記の音響プ
リズム部材19aと対称な形状に作られており、振動放
射面7cから垂直に放射された超音波の伝播方向を、エ
レメント配列軸について時計回りに角度αだけ偏向させ
る。
【0043】ケース22には紙面に垂直な方向に沿って
略直方体の溝23a、23b、23cが形成されてい
る。そして、この溝15a、15b、15cは深さを同
一にしてそれぞれの底面が同一平面上にあるように形成
される。
【0044】各アレイ型超音波振動子13a、13b、
13cは、それぞれのエレメント配列軸が紙面に垂直な
方向になるようにして溝15a、15b、15cに挿入
固定されている。このとき、各アレイ型超音波振動子1
3a、13b、13cの放射振動面7a、7b、7cと
バッキング材10a、10b、10cの底面はそれぞれ
平行に作られており、また両面間の距離は同一に形成さ
れている。そして、該バッキング材の底面は上記溝の底
面に当接して固定される。
【0045】この結果、各アレイ型超音波振動子13
a、13b、13cの放射振動面7a、7b、7cさら
には超音波放射面24a、24b、24cは略同一平面
上に並ぶことになる。
【0046】本実施例による電子走査型超音波プローブ
18は、第1実施例と同様な作用効果を奏する。
【0047】さらに、ほぼ同一平面上に超音波放射面2
4a、24b、24cを並べることができるので、第1
実施例の電子走査型超音波プローブ12に比べて、生体
への密着性を向上することができる。
【0048】なお、音響プリズム部材19a、19cは
略楔型の断面形状を有し対称性が悪いために、熱等が加
わると局所的に不均一な歪みを発生することがあるが、
この場合でも流体整合層21a、21cが緩衝効果を有
するので、環境変化による音響プリズム部材19a、1
9cの音響整合層20a、21cからの剥離を防止する
ことができる。
【0049】また、流体整合層は音響プリズム部材ばか
りでなく、形状的に対称性のある音響レンズ6bとアレ
イ型超音波振動子13b(もしくはその上に形成された
音響整合層20b)の間に設けても、剥離防止効果を奏
する。
【0050】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく種々の変形が可能である。すなわち、アレ
イ型超音波振動子の上の音響整合層を省き、流体整合層
のみで単層の整合層を形成してもよい。
【0051】さらに、音響レンズの代わりにアレイ型超
音波振動子の振動放射面を凹面に加工して、集束超音波
ビームを得るようにしてもよい。
【0052】なお、本発明の実施態様を包摂する技術思
想は以下の如く要約され得る。 (1)一軸上に配列された複数の振動エレメントを有し
前記軸に直交する方向に超音波を放射するアレイ型超音
波振動子を、上記軸が互いに平行になる状態で複数配設
し、前記複数のアレイ型超音波振動子から放射された超
音波の伝播方向を互いに相違させるようにしたことを特
徴とする電子走査型超音波プローブ。 (2)隣接するアレイ型超音波振動子から放射された上
記超音波の伝播方向のなす角は鋭角とされていることを
特徴とする(1)に記載の電子走査型超音波プローブ。 (3)前記電子走査型超音波プローブは、前記振動エレ
メントを配列する軸が前記複数のアレイ型超音波振動子
について平行になるように前記複数のアレイ型超音波振
動子を支持する支持手段を有し、該支持手段は前記複数
のアレイ型超音波振動子をそれぞれの前記振動エレメン
トを配列する軸の周りに前記超音波の伝播方向のなす角
だけ傾斜支持することを特徴とする(1)に記載の電子
走査型超音波プローブ。 (4)前記電子走査型超音波プローブは、前記振動エレ
メントを配列する軸を前記複数のアレイ型超音波振動子
について平行としかつ前記複数のアレイ型超音波振動子
の超音波を放射する放射振動面を同一平面上に並べて前
記複数のアレイ型超音波振動子を支持する支持手段と、
前記複数のアレイ型超音波振動子から放射された超音波
の伝播方向を互いに相違させる放射方向偏向手段とをゆ
うすることを特徴とする(1)に記載の電子走査型超音
波プローブ。 (5)前記放射方向偏向手段は、前記複数のアレイ型超
音波振動子の放射振動面に対向して設けられ、前記超音
波の伝播方向のなす角だけ超音波を偏向させる音響プリ
ズム部材であることを特徴とする(4)に記載の電子走
査型超音波プローブ。 (6)前記音響プリズム部材に、前記アレイ型超音波振
動子の振動エレメントを配列する軸に垂直な面内にて、
前記アレイ型超音波振動子の放射する超音波を集束させ
る音響レンズ効果を付与したことを特徴とする(5)に
記載の電子走査型超音波プローブ。 (7)前記複数のアレイ型超音波振動子の放射振動面に
対向して設けられ前記アレイ型超音波振動子の振動エレ
メントを配列する軸に垂直な面内にて、前記アレイ型超
音波振動子の放射する超音波を集束させる音響レンズ部
材と、前記音響レンズ部材と前記アレイ型超音波振動子
の間に、流体の音響整合層を設けたことを特徴とする
(1)に記載の電子走査型超音波プローブ。 (8)前記音響プリズム部材と前記アレイ型超音波振動
子の間に、流体の音響整合層を設けたことを特徴とする
(6)に記載の電子走査型超音波プローブ。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のアレイ型超音波振動子がそれぞれ異なる角度を走査
面に沿って被検体を走査するように構成したので、一度
に異なる角度の超音波断層像を複数取得することがで
き、所望の画像を短時間でえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子走査型超音波プローブの第1
実施例の概略の構成を示す斜視図
【図2】図1の電子走査型超音波プローブの詳細な構成
を示す断面図
【図3】本発明による電子走査型超音波プローブの第1
実施例の作用を示す斜視図
【図4】本発明による電子走査型超音波プローブの第2
実施例の詳細な構成を示す断面図
【図5】従来の電子走査型超音波プローブの動作を説明
するための概念図
【図6】従来の電子走査型超音波プローブの構成を示す
断面図
【符号の説明】
1 アレイ型超音波振動子 2 振動エレメント 4 電子走査型超音波プローブ 12 電子走査型超音波プローブ 13a、13b、13c アレイ型超音波振動子 15a、15b、15c 溝 18 電子走査型超音波プローブ 19a、19c 音響プリズム部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一軸上に配列された複数の振動エレメント
    を有し前記軸に直交する方向に超音波を放射するアレイ
    型超音波振動子を、上記軸が互いに平行になる状態で複
    数配設し、前記複数のアレイ型超音波振動子から放射さ
    れた超音波の伝播方向を互いに相違させるようにしたこ
    とを特徴とする電子走査型超音波プローブ。
JP6318034A 1994-12-21 1994-12-21 電子走査型超音波プローブ Withdrawn JPH08173432A (ja)

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