JPH08171987A - 電子レンジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品を載せたターンテーブルをその回転時、
一時的に正逆転させ微振動を加えて食品内容物に対流現
象を発生させて、酒かんや牛乳などの液状の被加熱物場
合に上下加熱ムラなどのない仕上がりとなるように図
り、加熱性能を向上させることのできるようにした電子
レンジを提供することを目的とする。 【構成】 マグネトロン４からのマイクロ波が導波管２
を介して放射される加熱室１に食品載置用のターンテー
ブル７が設けられ、加熱時このターンテーブル７はギヤ
ードモータ８等の駆動手段で正転駆動される。そして食
品６が酒など液物のとき、ターンテーブル７を制御部で
一時的に正転（実線矢印）、逆転（点線矢印）を繰り返
す動作をさせるように前記ギヤードモータ８を制御し
て、中の液体を揺らし加熱ムラをなくす対流を助長でき
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、食品を加熱室内に設け
たターンテーブルに載せて回転させながら、マグネトロ
ンから出力されるマイクロ波により加熱する電子レンジ
に関する。

【０００２】

【従来の技術】今日広く普及している電子レンジにあっ
ては、被加熱物の加熱ムラを防ぎ加熱性能を良くするた
めに、いろいろな工夫を施している。例えば特開平６−
１４０１４８号公報の電子レンジに示すように、電波放
射部からのマイクロ波を加熱室へと導く導波管内に電波
を撹拌させる金属板を設置し、この金属板の形状、回転
速度を被加熱物に応じて変えることにより最適な電波の
マッチング状態を得て、加熱室内の電界強度を均一化さ
せる方法である。

【０００３】また、最もポピュラーな方法としては、食
品の受け皿であるターンテーブルを回転させることによ
り食品自身を回転させて、食品にマイクロ波が均一に照
射されるように図ることで加熱ムラを防止しようとする
ものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】こうした電波強度の均
一化、またマイクロ波の均一照射を高める方法で、ある
程度の加熱ムラの改善が得られるが、これらの方法をも
ってしても、マイクロ波給電口の形状、あるいは加熱室
キャビティ形状の影響から、マイクロ波の食品への照射
具合が微妙に変化し、加熱室内の電界分布の強弱は少な
からず発生し、このために食品の加熱ムラとなることが
多かった。

【０００５】また、一般にごはんなど、固形状の食品を
加熱する場合に、上述の方法は効果的であるが、酒かん
や牛乳などの液状の食品の加熱の場合は、今もなお上下
ムラなどが残り、完全に加熱ムラを抑えるというわけに
はいかなかった。

【０００６】本発明は、上述の問題に鑑みて成されたも
ので、ターンテーブルの回転による均一加熱という従来
の方法に加え、ターンテーブルをその回転運転中の適切
な一時期に振動装置により、あるいはターンテーブルを
正逆転させる等してターンテーブルに振動を生じさせる
ことができるようにして、酒かんや牛乳などの液状の被
加熱物の場合に微振動を加え対流現象を発生させて、マ
イクロ波加熱だけでは均一な温度上昇が得られなかった
上下ムラなどを最小限に防止し、加熱性能を向上させる
ことのできるようにした電子レンジを提供することを目
的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明はマグネトロンか
らのマイクロ波が導波管を介して放射される加熱室と、
この加熱室内に回転自在に設けられた食品載置用のター
ンテーブルと、このターンテーブルを回転駆動する駆動
手段とを備え、マイクロ波によりターンテーブル上の回
転する食品を加熱する電子レンジにおいて、加熱運転時
回転している前記ターンテーブルに一時的に振動を生じ
させることのできる振動手段を備えた電子レンジであ
る。

【０００８】また、本発明はマグネトロンからのマイク
ロ波が導波管を介して放射される加熱室と、この加熱室
内に回転自在に設けられた食品載置用のターンテーブル
と、このターンテーブルを回転駆動する駆動手段とを備
え、マイクロ波によりターンテーブル上の回転する食品
を加熱する電子レンジにおいて、加熱運転時正回転して
いる前記ターンテーブルを予め設定した時間正逆転させ
て振動を生じさせるように前記駆動手段を制御する制御
手段を設けた電子レンジである。

【０００９】また本発明は、前記ターンテーブルを正逆
転させる時間を加熱運転時終了の直前に設定すようにし
た電子レンジである。

【００１０】さらにまた、本発明は、マグネトロンから
のマイクロ波が導波管を介して放射される加熱室と、前
記加熱室内に正逆転自在に設けられた食品載置用のター
ンテーブルと、前記ターンテーブルを正逆転駆動する正
逆転可能な駆動モータと、加熱する食品の種類に応じて
操作される入力手段と、前記入力手段からの情報に応じ
て加熱食品が液体食品であるか否かを判定する判定手段
と、前記加熱食品が液体食品である場合には、加熱運転
時正回転している前記ターンテーブルを予め設定した時
間正逆転させて振動を生じさせるように前記駆動モータ
を正逆転駆動する制御手段とを備えた構成の電子レンジ
としたものである。

【００１１】

【作用】加熱がスタートしターンテーブルが正回転し、
マイクロ波が食品に照射されて加熱が行われている時、
その加熱運転中のある時期に振動手段が作動して、ター
ンテーブルが振動する。そのため、酒かんや牛乳などの
液状の被加熱物の中味がゆすられて、対流現象が強ま
り、上下の加熱ムラを少なくできる。

【００１２】また、加熱がスタートしターンテーブルが
正回転し、マイクロ波が食品に照射されて加熱が行われ
ている時、その加熱運転中のある定めた時間に亘って、
ターンテーブルが正逆転することで、ターンテーブルの
振動が起こり、ターンテーブル上の酒かんや牛乳などの
液状の被加熱物熱物に微振動を加え、対流現象を発生さ
せて、上下の温度ムラなどが極力抑えられる。

【００１３】ターンテーブルを加熱運転終了の直前に正
逆転させると、液体がある程度温まって対流が生じてい
る時に振動が加わるため、対流効果がより上がり、加熱
ムラの解消が顕著となる。

【００１４】入力手段からの食品情報で液体食品である
と判れば、電子レンジは自動的にある時間のターンテー
ブルの正逆転を実行し、ターンテーブルを振動すること
で、加熱ムラのない仕上がりの良い液体食品の加熱調理
が容易に行える。

【００１５】

【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。

【００１６】電子レンジの概略的構成を示す図１におい
て、１は図示しない電子レンジの本体内に形成され、食
品など被加熱物を収納し加熱する加熱室（キャビティ）
であり、この加熱室１の上面には方形状の導波管２が接
続されており、この導波管２と加熱室１とは加熱室１の
上面に形成したマイクロ波給電用の開口３を介して連絡
している。そして、導波管２の反対側には、マイクロ波
を発振するマグネトロン４が備えられるとともに、マグ
ネトロン４のマイクロ波放射アンテナ５が導波管２に突
き出して設けられている。よって、マグネトロン４の発
振によりアンテナ５より発射されたマイクロ波は導波管
２を介して開口３を通り抜けて、加熱室１内の食品６に
照射して加熱する。

【００１７】前記加熱室１には、食品６を載せる受け台
となるターンテーブル７が回転自在に配設されている。
実施例では、酒かんを温める場合を示している。そし
て、８はこのターンテーブル７を回転駆動する駆動モー
タであり、ギヤードモータなどが採用できると共に、こ
のモータ８は正逆転駆動式のものとなっており、このた
め、ターンテーブルを図２に示す実線矢印のように、通
常回転する正転方向とその逆方向の点線矢印に示す逆転
方向にと正逆転自在に駆動回転できるものとなってい
る。

【００１８】さて、電子レンジの本体正面に備えた操作
パネルにおいて、加熱する食品６に応じて設けた自動調
理メニュー釦あるいは食品種ごとに応じて加熱時間や加
熱温度を適宜設定する設定摘みを操作し、そして加熱開
始釦を操作することにより加熱が開始され、設定された
加熱運転時間の間、マグネトロン４からのマイクロ波が
食品６に照射されて加熱が行われる。そして、これと同
時にターンテーブル７も駆動モータ８により正転方向へ
加熱運転中の間回転されて、加熱運転時間の終了と共に
停止するという動作が行われて、一般的な食品加熱が成
される。

【００１９】ここで、加熱するものが牛乳や酒かんのよ
うに、液状の食品６の場合には、ターンテーブル７を加
熱運転中のある時間、微振幅で逆転させまた正転させる
という交互回転運動をさせて、中の液体を振動させ液体
の対流を促進させて、液の上下の加熱ムラをなくさせる
ようなターンテーブル７の回転制御が行えるようにして
いる。

【００２０】そして、その場合にターンテーブル７を正
逆転させる時期としては、少なくとも、液の上下加熱ム
ラを解消するのに効果的と考えられる加熱運転終了前の
ある時間に亘って行われるように設定することが望まし
い。それは加熱が進み、終了時間近くになると、中の液
体はかなり温まって対流現象も始まっており、そのよう
な状態の時にターンテーブルの振動が加われば、対流が
さらに十分となり液の上下加熱ムラを無くすのに有効だ
からである。

【００２１】勿論この終了前の時間の他に、加熱運転中
の任意に定めた時期、時間に亘って一回、若しくは数回
行うように設定するようにしても良い。

【００２２】次に、この制御に付いて説明する。図３に
おいて、９は操作パネルに設けられたキーボードにし
て、前述した自動調理メニュー釦や設定摘み、加熱開始
釦等に相当し、加熱時に操作されて、加熱する食品情報
や加熱時間、加熱温度、加熱開始等の指示情報を制御部
１０に入力する入力手段である。制御部１０はマイコン
を含み、マグネトロン４の発振停止制御、ターンテーブ
ル７の駆動制御など加熱運転全般に係る制御を統合的に
行っている。

【００２３】制御部１０には、ターンテーブル７の駆動
モータ８を正転させる正転駆動回路１１と駆動モータ８
を逆転させる逆転駆動回路１２とがそれぞれ接続されて
おり、正転駆動回路１１と逆転駆動回路１２は制御部１
０より出力される正転信号および逆転信号に基づき動作
して、ターンテーブル７を正逆転させる。

【００２４】１３は、加熱運転時間を計測するタイマー
で、このタイマー１３によって設定した加熱運転時間の
タイムアップとなると、その終了信号が制御部１０に入
力し、制御部１０はターンテーブル７を回転停止させる
停止信号を出力するものとなっている。

【００２５】更に、加熱する食品６が酒、牛乳など液状
食品６の場合に、ターンテーブル７の正逆転動作が行わ
れるように、制御部１０はキーボードから入力される情
報に基づき加熱食品６が液体食品であるか否かの判定を
行うようになっており、そのための判定手段を制御部１
０は有している。

【００２６】図４は、上記したターンテーブル７を加熱
運転中に正逆転させる制御フローを示す。

【００２７】キーボード９により制御部１０に加熱運転
開始信号が入力すると、制御フローがスタートし、加熱
運転がスタートしたかが判断される（判断１５）。加熱
運転開始信号の出力等を見て判断１５がＹｅｓとなる
と、制御部１０より正転信号が正転駆動回路１１に出力
してターンテーブル７を正転させる処理が実行される
（処理１６）。この時、加熱運転開始信号が無く、運転
がスタートしていなければ判断はＮｏとなり、ターンテ
ーブル７を停止したままとする処理（処理２１）を行
い、フローを終了する。

【００２８】ターンテーブル７が正転し、加熱運転が設
定した時間Ｔに基づき行われている処理１６の実行中
に、加熱運転が設定した時間Ｔの内、予め定めたある一
定時間Ｔ₀経過して運転終了前のｔｏの時間になったか
否かの判断がされる（判断１７）。その判断１７は加熱
運転時間を計測しているタイマー１３により、一定時間
Ｔ₀が経過した時点で出力する信号の有無を見て成さ
れ、信号の出力があって、判断１７がＹｅｓとなる運転
終了前ｔｏとなると、次の食品６が液体であるか否かの
判断を行う（判断１８）。一方、信号の出力が無い場合
の判断１７がＮｏの運転終了前ｔｏに至っていない間
は、処理１６に戻ってターンテーブル７を正転させ続け
る。

【００２９】そして、運転終了前ｔｏとなり判断１８に
移ると、判断１８ではたとえば、牛乳や酒の自動調理用
釦が押されて発生する食品情報等から液体食品６である
かを見て、判断１８がｙｅｓとなる液体食品６である
と、処理（処理１９）を実行する。

【００３０】この処理１９では、制御部１０の出力ポー
トから、ある一定周期の低周波にて正転駆動回路１１お
よび逆転駆動回路１２に、それぞれ交互に駆動信号を出
力し、正転駆動回路１１および逆転駆動回路１２を交互
に動作させて、ターンテーブル７の駆動用モータ８を一
定周期で正逆転駆動し、ターンテーブル７の正逆転微動
運転を行う。こうしてターンテーブル７を正逆転させな
がらの加熱運転を行う。

【００３１】そして、このターンテーブル７を正逆転さ
せながらの加熱運転は、次の予め設定した加熱運転時間
Ｔが経過して運転終了となったか否かの判断（判断２
０）に基づいて制御され、判断２０がＮｏ（加熱運転時
間Ｔが未経過）である間は正逆転動作させる処理１９が
継続して行われる。すなわち、ターンテーブル７を正逆
転させながらの加熱運転は、予め設定した加熱運転の時
間Ｔの内の残り時間ｔｏの間に亘って行われることとな
る。

【００３２】そして、加熱運転時間Ｔが経過し、判断２
０がＹｅｓとなると、制御部１０からの駆動信号は出力
停止となり、ターンテーブル７を停止させる処理（処理
２１）を実行して、運転終了となる。

【００３３】こうした処理１９が加わることにより、図
２に示すようにターンテーブル７に正逆転微振動を与え
ることができ、酒かんや牛乳などの液体食品６により強
い対流現象を発生させることができるようになって、食
品内部を間接的ながらも撹拌することができるようにな
り、従来のターンテーブル７だけの回転では解消できな
かった特に液体食品６の場合においての上下ムラなどの
加熱ムラを極力抑えることが可能となる。

【００３４】ところで、前述の判断１８でＮｏとなる液
体商品でない場合は、ターンテーブル７はそのまま正転
を続け、次の加熱時間Ｔが経過して運転終了となったか
どうかの判断２２に移って、加熱時間Ｔが経過すると運
転終了となる通常の加熱運転が行われる。

【００３５】また、実施例では、ターンテーブル７の正
逆転を実行する場合に、制御部１０に液体食品６の情報
が入力されたかどうかの判断（判断１８）でしている
が、この判断１８をたとえば、操作パネルに設けられ
て、ターンテーブル７の正逆転を望む場合に押圧操作す
る操作釦の押圧信号の有無を見る判断で行うようにして
も良い。

【００３６】上記実施例では、ターンテーブル７を正逆
転することで振動させているが、図１に示すように、振
動手段として、超音波発生装置２５をターンテーブル７
の下に近接して設け、超音波発生装置２５をマイコンに
より、運転開始時から適当の設定した時期に作動させる
ように制御して、ターンテーブル７を振動させることも
可能である。

【００３７】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、ターンテ
ーブルが駆動モータにより回転され加熱している時、適
当な時期に振動手段で、ターンテーブルを振動させるよ
うにしたので、ターンテーブル上の食品が液体物だとそ
の液の対流を促進し、加熱ムラを少なくできる。

【００３８】また、ターンテーブルが駆動モータにより
一定方向に回転している加熱運転時に、ある時間、駆動
モータを正逆転させターンテーブルに正逆微動運転を行
わせる制御ができるようにすることにより、ターンテー
ブル上の食品に微振動を加え対流現象を発生させるのに
役立ち、ターンテーブル回転でのマイクロ波加熱だけで
は、均一な温度上昇が得られなかった加熱性能を向上さ
せることができ、特に酒かんや牛乳などの液状の食品に
対して上下ムラなどの加熱ムラ改善に大きな効果をもた
らす。

【００３９】また、ターンテーブルを正逆転させる時期
を加熱運転終了前とし運転の最後に行うようにすると、
液の対流効果がより上がり、加熱ムラを一層抑えること
ができる。

【００４０】そして、キーボードから制御部に入力する
情報から食品が液体であると判断されると、自動的にタ
ーンテーブルの正逆転運動が行われるように構成したの
で、確実に液体商品の加熱ムラを無くした加熱調理がで
きるようになるとともに、操作の簡単な使い勝手性の良
い電子レンジが提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る電子レンジの加熱室の正面構造
図。

【図２】正逆転するターンテーブルの様子を示す平面
図。

【図３】ターンテーブルを正逆転させる制御装置のブロ
ック回路図。

【図４】ターンテーブルを正逆転させる制御フロー図。

【符号の説明】

１ 加熱室 ４ マグネトロン ６ 食品 ７ ターンテーブル ８ 駆動モータ １０ 制御部 １１ 正転駆動回路 １２ 逆転駆動回路 １３ タイマー ２５ 超音波発生装置

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 マグネトロンからのマイクロ波が導波管
   を介して放射される加熱室と、この加熱室内に回転自在
   に設けられた食品載置用のターンテーブルと、このター
   ンテーブルを回転駆動する駆動手段とを備え、マイクロ
   波によりターンテーブル上の回転する食品を加熱する電
   子レンジにおいて、 加熱運転時回転している前記ターンテーブルに一時的に
   振動を生じさせることのできる振動手段を備えることを
   特徴とする電子レンジ。
2. 【請求項２】 マグネトロンからのマイクロ波が導波管
   を介して放射される加熱室と、この加熱室内に回転自在
   に設けられた食品載置用のターンテーブルと、このター
   ンテーブルを回転駆動する駆動手段とを備え、マイクロ
   波によりターンテーブル上の回転する食品を加熱する電
   子レンジにおいて、 加熱運転時正回転している前記ターンテーブルを予め設
   定した時間正逆転させて振動を生じさせるように前記駆
   動手段を制御する制御手段を設けたことを特徴とする電
   子レンジ。
3. 【請求項３】 前記ターンテーブルを正逆転させる時間
   を加熱運転時終了の直前に設定したことを特徴とする請
   求項２記載の電子レンジ。
4. 【請求項４】 マグネトロンからのマイクロ波が導波管
   を介して放射される加熱室と、 前記加熱室内に正逆転自在に設けられた食品載置用のタ
   ーンテーブルと、 前記ターンテーブルを正逆転駆動する正逆転可能な駆動
   モータと、 加熱する食品の種類に応じて操作される入力手段と、 前記入力手段からの情報に応じて加熱食品が液体食品で
   あるか否かを判定する判定手段と、 前記加熱食品が液体食品である場合には、加熱運転時正
   回転している前記ターンテーブルを予め設定した時間正
   逆転させて振動を生じさせるように前記駆動手段を制御
   する制御手段を設けたことを特徴とする電子レンジ。