JPH0817183A - 半導体回路及びmos−dram - Google Patents

半導体回路及びmos−dram

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JPH0817183A
JPH0817183A JP6282306A JP28230694A JPH0817183A JP H0817183 A JPH0817183 A JP H0817183A JP 6282306 A JP6282306 A JP 6282306A JP 28230694 A JP28230694 A JP 28230694A JP H0817183 A JPH0817183 A JP H0817183A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速のスイッチング特性と小サブスレッショ
ルド電流特性とが両立可能なMOS−FETで構成され
る半導体回路を提供する。 【構成】 MOS−FETQ1,Q2により構成される
論理回路1を有した半導体回路において、MOS−FE
TQ1,Q2のバックゲートバイアス電圧Vcc,VSS
は異なる電圧Vpp,Vbbを供給する電圧供給手段15,
13と、MOS−FETQ1,Q2のバックゲートバイ
アス電圧を、電圧Vcc,VSSと電圧Vcc,VSSとは異な
る電圧Vpp,Vbbとに切り換えるスイッチング手段10
とを備えた構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MOS−FETを使用
した半導体回路及びMOS−DRAMの改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図23は、従来の半導体回路に使用される
コンプリメンタリMOSインバータを示す回路図であ
る。pMOSのFETQ1のソースとバックゲート(基
板)とに電源電位Vccを印加し、nMOSのFETQ2
のソースとバックゲートとに接地電位Vssを印加してお
り、FETQ1及びFETQ2の各々のゲートを接続し
て、その接続点を入力節点INとし、各々のドレインを
接続して、その接続点を出力節点OUTとしている。こ
のようなコンプリメンタリMOSインバータの動作を、
以下に説明する。入力節点INからHレベル(電源電位
cc)の論理信号が入力されるとき、FETQ1はオ
フ、FETQ2はオンとなり、FETQ2を介してLレ
ベル(接地電位Vss=0V)の論理信号が出力節点OU
Tから出力される。一方、入力節点INからLレベル
(接地電位Vss=0V)の論理信号が入力されるとき、
FETQ1はオン、FETQ2はオフとなり、FETQ
1を介してHレベル(電源電位VCC)の論理信号が出力
節点OUTから出力される。
【0003】ところで、半導体回路の微細化が進み、半
導体回路内のMOS−FETのサイズがスケールダウン
される都度、MOS−FETは高性能になっている。具
体的には、チャネル長を短くし、ゲート酸化膜を薄く
し、閾値電位の絶対値を小さくすることで、より高速の
スイッチング特性を得ている。ところが、MOS−FE
Tの高速のスイッチング特性を得る為に、閾値を低くし
たり、チャネル長を短くしたりする場合、ドレイン空乏
層とソース空乏層とが繋がることにより、チャネルが形
成されていないときでも、ソース−ドレイン間に電流が
流れるパンチスルーが起こり易くなり、閾値電位近傍の
閾値に達しないゲート電位のときに流れる弱反転状態で
のサブスレッショルド電流が増加する問題が生じる。
【0004】図24は、MOS−DRAMに使用される従
来のメモリセルの一例の構造を模式的に示した断面構造
図である。pウエル52上にnMOSのFET53とキ
ャパシタ50とを設け、FET53のゲート54にワー
ド線WLを、ドレイン56にビット線BLを、ソース5
5にキャパシタ50の一方の電極を、キャパシタ50の
他方の電極にセルプレート51を各々接続している。こ
のような構成のメモリセル57では、ワード線WLから
ゲート54へHレベル信号が与えられてFET53が導
通するときに、キャパシタ50の電荷を、ソース55、
ドレイン56、ビット線BLを介して、充電/放電する
ことにより書き込み又はリフレッシュ/読み出しを行う
ようになっている。ところで、メモリセル57では、キ
ャパシタ50の電荷が絶えずリ─クしており、このリー
クには、矢符58に示すFET53のチャネル部を介す
るサブスレッショルドリークと、矢符59に示すp−n
接合部での接合リークとがある。この内、周辺回路とビ
ット線BLとがスタンドバイ状態のときは、接合リーク
が主となり、周辺回路とビット線BLとがアクティブ状
態のときは、サブスレッショルドリークが主となる。
【0005】また、MOS−DRAMでは、メモリセル
57の上述のリークの損失分を補う為に記憶内容を周期
的に更新するリフレッシュ(再書き込み)を行っている
が、このリフレッシュには、周辺回路とビット線BLと
がスタンドバイ状態のときのポーズリフレッシュと、周
辺回路とビット線BLとがアクティブ状態のときのディ
スターブリフレッシュとがあり、リークが大きい程、リ
フレッシュの周期を短くして、頻度を上げなければなら
ない。そこで、接合リークを減らす為に、FET53の
通常負電位であるバックゲートバイアス電位(pウエル
電位)の絶対値を小さくするときは、FET53の閾値
電位の絶対値が小さくなり、接合リークは減少するが、
逆にサブスレッショルドリークが増加すると言う問題が
生じる。
【0006】“MT(ulti−hreshold)-CMOS:1V高
速CMOSディジタル回路技術, 1994年電子情報通信学会春
季大会,C-627,5-195”及び“1V High-speed Digital
Circuit Technology with 0.5 μm Multi-Threshold(M
T) CMOS,(Proc.IEEE ASIC Conf.,1993,pp186-189)”に
は、高,低2種類の閾値電圧を有するpMOS,nMO
SのFETを用いたCMOS回路が記載されている。M
T−MOSを使用したCMOS回路は、スタンバイ時に
流れるサブスレッショルド電流の低減、及びアクティブ
時の動作の高速化を図るものであり、以下のように構成
される。即ち論理回路は低閾値電圧(0.3〜0.4V) のFE
Tで構成する。そしてリークパス遮断用である高閾値電
圧(0.7V)のFETを介して電源線と副電源線とを接続す
る。また高閾値電圧(0.7V)のFETを介して接地線と副
接地線とを接続する。これら副電源線,副接地線間に論
理回路を接続する。
【0007】図25は、論理回路がインバータ列である場
合にMT−MOSを使用した従来のCMOS回路を示す
回路図である。インバータI5 のpMOSのFETQ5
1, nMOSのFETQ52のゲートの接続点を入力節点
INとしており、pMOSのFETQ51,nMOSのF
ETQ52のドレインの接続点は、インバータI6 のpM
OSのFETQ53及びnMOSのFETQ54のゲートの
接続点と接続されている。同様にpMOSのFETQ53
及びnMOSのFETQ54のドレインの接続点は、イン
バータI7 のpMOSのFETQ55及びnMOSのFE
TQ56のゲートの接続点と接続されており、pMOSの
FETQ55及びnMOSのFETQ56のドレインの接続
点は、インバータI8 のpMOSのFETQ57及びnM
OSのFETQ58のゲートの接続点と接続されている。
pMOSのFETQ57及びnMOSのFETQ58のドレ
インの接続点は出力節点OUTとなしてある。
【0008】pMOSのFETQ51, Q53, Q55, Q57
のソースは副電源線Vcc1 に接続されており、nMOS
のFETQ52, Q54, Q56, Q58のソースは副接地線V
ss1に接続されている。副電源線Vcc1 は、反転クロッ
ク信号バーφがゲートに与えられるpMOSのFETQ
59を介して電源線Vcc(電源電位:Vcc)と接続されて
いる。副接地線Vss1 は、クロック信号φがゲートに与
えられるnMOSのFETQ60を介して接地線Vss(接
地電位:Vss)と接続されている。FETQ59, 60の閾
値電圧は、インバータI5 ,I6 ,I7 ,I8 を構成す
るFETQ51,Q52, Q53, Q54, Q55, Q56, Q57,
Q58の閾値電圧より高い。
【0009】MT−MOSのFETを使用したインバー
タ列では、アクティブ時にはFETQ59, 60をオンさせ
る。これによりpMOSのFETQ51, Q53, Q55, Q
57のソースには副電源線Vcc1 を介して電源電位Vcc
与えられ、nMOSのFETQ52, Q54, Q56, Q58の
ソースには副接地線Vss1 を介して接地電位Vssが与え
られる。
【0010】またスタンバイ時にはFETQ59, 60をオ
フさせる。これにより副電源線Vcc 1 には電源電位Vcc
が与えられなくなり、副接地線Vss1 には接地電位Vss
が与えられなくなる。従って電源, 接地間の電流パスが
切断され、サブスレッショルド電流も低減される。
【0011】インバータI5 ,I6 ,I7 ,I8 を構成
するFETQ51, Q52, Q53, Q54, Q55, Q56, Q5
7, Q58の閾値電圧が小さいため、アクティブ時におけ
る高速動作が可能である。しかしながら、スタンバイ時
にインバータ列でサブスレッショルド電流が流れるとと
により、副電源線Vcc1 の電位が降下したり、副接地線
ss1 の電位が上昇したりすることがある。そうすると
スタンバイ状態からアクティブ状態への移行時に、この
ような副電源線Vcc1 の電位,副接地線Vss1 の電位の
へたりによってスイッチングに大きな遅延が生じたり、
最悪の場合は論理が変わる可能性がある。このような現
象はアクティブ時の期間が長い場合に顕著である。
【0012】図26は、従来のワードドライバを示す回路
図である。ワードドライバWDは、昇圧電源に接続され
た電源線Vpp,接地間にpMOSのFETQ61, nMO
SのFETQ62が直列に接続されており、pMOSのF
ETQ61, nMOSのFETQ62のゲートにデコーダ信
号Xが入力され、pMOSのFETQ61, nMOSのF
ETQ62のドレインの接続点にワード線WLが接続され
ている。このような構成のワードドライバWDが縦方向
にn個,横方向にm列並設されている(WD11〜W
mn)。そして選択されたワードドライバWD(例えば
ワードドライバWD11)にデコーダ信号X11が入力され
ることにより、ワード線WLがアクティブ状態になる。
【0013】このような構成ではスタンバイ状態にある
ワードドライバWDにおいてサブスレッショルド電流が
流れ、低消費電力化を実現する上で問題である。そこで
特開平5−210976号公報には、ワードドライバWDのp
MOSのFETQ61への電源電位供給をスイッチングす
るスイッチング手段(FET)を備えて、サブスレッシ
ョルド電流が流れないようにしたワードドライバが開示
されている。
【0014】さらに“Subthreshold-Current Reduction
Circuits for Multi-Gigabit DRAM's,Symposium on VL
SI Circuit Dig. of Tech. Papers,pp.45-46”には、ワ
ードドライバWDのpMOSのFETQ61の電源電位供
給を列単位でスイッチングするスイッチング手段(FE
T)を前記スイッチング手段とワードドライバとの間に
備えた階層構成のワードドライバが記載されている。図
27はこのワードドライバを示す回路図である。電源線V
ppは、pMOSのFETQ70を介して、各ワードドライ
バ列B1,B2,…Bm に夫々接続されたpMOSのFET
Q71, Q72, …Q7mに接続されている。FETQ71, Q
72, 〜Q7mのゲートには、対応するワードドライバ列B
1,B2,…Bm が、選択されるべきワードドライバWDを
含む場合にのみLレベルとなる列選択信号K1,K2,…K
m が与えられる。
【0015】これによりpMOSのFETQ61のソース
電位がやや低下しているスタンバイ状態からアクティブ
状態への移行時に、全てのワードドライバWDのpMO
SのFETQ61のソース電位を上げる必要がなく、選択
されたワードドライバが含まれるワードドライバ列のソ
ース電位を上げればよいので、このときの消費電流を低
減することができる。
【0016】図27に示すワードドライバでは、スタンバ
イ状態からアクティブ状態への移行時に、pMOSFE
TQ61のソース電位をやや低下している電位から電源電
位まで上げる必要があるので、選択されたワード線の立
ち上がりが遅延するという問題がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に鑑みてなされたものであり、第1〜4発明で
は、MOS−FETのバックゲートバイアス電位を切り
換える手段を設けることにより、高速のスイッチング特
性と小サブスレッショルド電流特性とが両立可能なMO
S−FETで構成される半導体回路を提供することを目
的とする。
【0018】第6,7発明では、MOS−FETのバッ
クゲートバイアス電位を切り換える手段を設けることに
より、高速のスイッチング特性と小サブスレッショルド
電流特性とが両立可能なMOS−FETで構成されるM
OS−DRAMを提供することを目的とする。
【0019】第8,9発明では、メモリセルを構成する
MOS−FETのバックゲートバイアス電位を切り換え
る手段を設けることにより、リークの少ないメモリセル
で構成されるMOS−DRAMを提供することを目的と
する。
【0020】第10〜13発明では、SOI構造のMO
S−FETのボディバイアス電位を切り換える手段を設
けることにより、高速のスイッチング特性と小サブスレ
ッショルド電流特性とが両立可能なMOS−FETで構
成される半導体回路を提供することを目的とする。
【0021】第15〜18発明では、SOI構造のMO
S−FET間がLOCOS法及び/又はFS法にて素子
分離されている場合に、高速のスイッチング特性と小サ
ブスレッショルド電流特性とが両立可能なMOS−FE
Tで構成される半導体回路を提供することを目的とす
る。
【0022】第19,20発明では、SOI構造のMO
S−FETのボディバイアス電位を切り換える手段を設
けることにより、高速のスイッチング特性と小サブスレ
ッショルド電流特性とが両立可能なMOS−FETで構
成されるMOS−DRAMを提供することを目的とす
る。
【0023】第21,22発明では、メモリセルを構成
するSOI構造のMOS−FETのボディバイアス電位
を切り換える手段を設けることにより、リークの少ない
メモリセルで構成されるMOS−DRAMを提供するこ
とを目的とする。
【0024】第23〜28発明では、インバータ列又は
ワードドライバを構成するバックゲートバイアス電位又
はボディバイアス電位をを切り換える手段を設けること
により、高速のスイッチング特性と小サブスレッショル
ド電流特性とが両立可能な半導体回路又はMOS−DR
AMを提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
半導体回路は、第1の電位又は第2の電位がバックゲー
トバイアス電位として与えられるべきMOS−FET
と、第1の電位又は第2の電位をMOS−FETへ選択
的に与えるスイッチング手段とを備えることを特徴す
る。
【0026】第2発明に係る半導体回路は、第1の電位
又は第2の電位がバックゲートバイアス電位として与え
られるべきMOS−FETと、該MOS−FETの動作
態様に従って、第1の電位又は第2の電位をMOS−F
ETへ選択的に与えるスイッチング手段とを備えること
を特徴する。
【0027】第3発明に係る半導体回路は、第1の電位
又は第2の電位がバックゲートバイアス電位として与え
られるべきMOS−FETと、該MOS−FETを活性
化するコントロールクロック信号を発生するクロック信
号発生手段と、該コントロールクロック信号に従って、
第1の電位又は第2の電位をMOS−FETへ選択的に
与えるスイッチング手段とを備えることを特徴とする。
【0028】第4発明に係る半導体回路は、第1,2,
又は3発明において、スイッチング手段は、第1の電位
又は第2の電位へ変換するための信号を出力するレベル
シフト回路と、該レベルシフト回路からの出力信号に従
って、第1の電位又は第2の電位をMOS−FETへ選
択的に与えるスイッチ回路とを備えることを特徴する。
【0029】第5発明に係る半導体回路は、第1,2,
又は3発明において、MOS−FETにより構成される
論理回路を有することを特徴する。
【0030】第6発明に係るMOS−DRAMは、第1
の電位又は第2の電位がバックゲートバイアス電位とし
て与えられるべきMOS−FETにより構成され、行系
の動作回路及び列系の動作回路に使用される論理回路
と、該論理回路の動作態様に従って、第1の電位又は第
2の電位をMOS−FETへ選択的に与えるスイッチン
グ手段とを備えることを特徴とする。
【0031】第7発明に係るMOS−DRAMは、第1
の電位又は第2の電位がバックゲートバイアス電位とし
て与えられるべきMOS−FETにより構成され、行系
の動作回路及び列系の動作回路に使用される論理回路
と、該論理回路を活性化するコントロールクロック信号
を発生するクロック信号発生手段と、該コントロールク
ロック信号に従って、第1の電位又は第2の電位をバッ
クゲートバイアス電位として前記MOS−FETへ選択
的に与えるスイッチング手段とを備えることを特徴とす
る。
【0032】第8発明に係るMOS−DRAMは、第1
の電位又は第2の電位がバックゲートバイアス電位とし
て与えられるべきMOS−FETにより構成されるメモ
リセルと、該メモリセルの動作態様に従って、第1の電
位又は第2の電位をバックゲートバイアス電位として前
記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチング手段と
を備えることを特徴とする。
【0033】第9発明に係るMOS−DRAMは、第1
の電位又は第2の電位がバックゲートバイアス電位とし
て与えられるべきMOS−FETにより構成されるメモ
リセルと、該メモリセルを活性化させる信号に従って、
第1の電位又は第2の電位をバックゲートバイアス電位
として前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチン
グ手段とを備えることを特徴とする。
【0034】第10発明に係る半導体回路は、第1の電
位又は第2の電位がボディバイアス電位として与えられ
るべきMOS−FETと、第1の電位又は第2の電位を
MOS−FETへ選択的に与えるスイッチング手段とを
備えることを特徴とする。
【0035】第11発明に係る半導体回路は、第1の電
位又は第2の電位がボディバイアス電位として与えられ
るべきMOS−FETと、該MOS−FETの動作態様
に従って、第1の電位又は第2の電位をMOS−FET
へ選択的に与えるスイッチング手段とを備えることを特
徴とする。
【0036】第12発明に係る半導体回路は、第1の電
位又は第2の電位がボディバイアス電位として与えられ
るべきMOS−FETと、該MOS−FETを活性化す
るコントロールクロック信号を発生するクロック信号発
生手段と、該コントロールクロック信号に従って、第1
の電位又は第2の電位をMOS−FETへ選択的に与え
るスイッチング手段とを備えることを特徴とする。
【0037】第13発明に係る半導体回路は、第10,
11,又は12発明において、スイッチング手段は、第
1の電位又は第2の電位へ変換するための信号を出力す
るレベルシフト回路と、該レベルシフト回路からの出力
信号に従って、第1の電位又は第2の電位をMOS−F
ETへ選択的に与えるスイッチ回路とを備えることを特
徴とする。
【0038】第14発明に係る半導体回路は、第10,
11,又は12発明において、SOI構造のMOS−F
ETにより構成される論理回路を有することを特徴とす
る。
【0039】第15発明に係る半導体回路は、第10,
11,12,又は13発明において、SOI構造のMO
S−FET間は分離酸化膜にて素子分離されていること
を特徴とする。
【0040】第16発明に係る半導体回路は、第10,
11,12,又は13発明において、SOI構造のMO
S−FET間は、チャネル層を部分的にチャネルオフし
て形成されたFS分離層にて素子分離されており、前記
FS分離層はスイッチング手段に接続されていることを
特徴とする。
【0041】第17発明に係る半導体回路は、第10,
11,12,又は13発明において、SOI構造のMO
S−FET間は、分離酸化膜及びチャネル層を部分的に
チャネルオフして形成されたFS分離層にて素子分離さ
れており、FS分離層はスイッチング手段に接続されて
いることを特徴とする。
【0042】第18発明に係る半導体回路は、第10,
11,12,又は13発明において、SOI構造の一導
電型MOS−FET間は、チャネル層を部分的にチャネ
ルオフして形成されたFS分離層にて素子分離されてお
り、1つの一導電型MOS−FETの両側のFS分離層
は前記スイッチング手段に接続されており、他の一導電
型MOS−FETの両側のFS分離層は所定電位に接続
されており、FS分離層間の分離層は他の所定電位が印
加されていることを特徴とする。
【0043】第19発明に係るMOS−DRAMは、第
1の電位又は第2の電位がボディバイアス電位として与
えられるべきSOI構造のMOS−FETにより構成さ
れ、行系の動作回路及び列系の動作回路に使用される論
理回路と、該論理回路の動作態様に従って、第1の電位
又は第2の電位をMOS−FETへ選択的に与えるスイ
ッチング手段とを備えることを特徴とする。
【0044】第20発明に係るMOS−DRAMは、第
1の電位又は第2の電位がボディバイアス電位として与
えられるべきSOI構造のMOS−FETにより構成さ
れ、行系の動作回路及び列系の動作回路に使用される論
理回路と、該論理回路を活性化するコントロールクロッ
ク信号を発生するクロック信号発生手段と、該コントロ
ールクロック信号に従って、第1の電位又は第2の電位
をMOS−FETへ選択的に与えるスイッチング手段と
を備えることを特徴とする。
【0045】第21発明に係るMOS−DRAMは、第
1の電位又は第2の電位がボディバイアス電位として与
えられるべきSOI構造のMOS−FETにより構成さ
れるメモリセルと、MOS−DRAMの動作態様に従っ
て、第1の電位又は第2の電位をMOS−FETへ選択
的に与えるスイッチング手段とを備えることを特徴とす
る。
【0046】第22発明に係るMOS−DRAMは、第
1の電位又は第2の電位がボディバイアス電位として与
えられるべきSOI構造のMOS−FETにより構成さ
れるメモリセルと、MOS−DRAMを活性化させる信
号に従って、第1の電位又は第2の電位をMOS−FE
Tへ選択的に与えるスイッチング手段とを備えることを
特徴とする。
【0047】第23発明に係る半導体回路は、第5又は
14発明において、論理回路は、一導電型MOS−FE
T及び他導電型MOS−FETにて構成されたインバー
タが直列に接続されたインバータ列であり、スタンバイ
時にオフするMOS−FETのバックゲートが前記スイ
ッチング手段に接続されていることを特徴とする。
【0048】第24発明に係る半導体回路は、第5又は
14発明において、論理回路は、一導電型MOS−FE
T及び他導電型MOS−FETにて構成されたインバー
タが直列に接続されたインバータ列であり、インバータ
列は、スイッチング素子を介して電源に接続された副電
源線とスイッチング素子を介して接地された副接地線と
の間に配されていることを特徴とする。
【0049】第25発明に係る半導体回路は、第24発
明において、スイッチング素子は、前記論理回路を構成
するMOS−FETより閾値電圧が大きいMOS−FE
Tであり、アクティブ時にオンすることを特徴とする。
【0050】第26発明に係る半導体回路は、第23又
は25発明において、インバータ列を構成するMOS−
FETのうち、アクティブ時にオンするMOS−FET
の閾値電圧は、アクティブ時にオフするMOS−FET
の閾値電圧より小さいことを特徴とする。
【0051】第27発明に係るMOS−DRAMは、第
6,7,19,又は20発明において、前記動作回路
は、ワードドライバであることを特徴とする。
【0052】第28発明に係るMOS−DRAMは、第
27発明において、ワードドライバを構成するMOS−
FETは列単位でスイッチング手段と接続されているこ
とを特徴とする。
【0053】
【作用】本発明の第1発明に係る半導体回路では、スイ
ッチング手段が、MOS−FETのバックゲートバイア
ス電位を第1の電位又は第2の電位に切り換えて、MO
S−FETの閾値電位の絶対値を切り換えるので、スイ
ッチング特性及びサブスレッショルド電流特性が切り換
え可能となる。
【0054】第2発明に係る半導体回路では、MOS−
FETの動作態様に従って、スイッチング手段が、MO
S−FETのバックゲートバイアス電位を第1の電位又
は第2の電位に切り換えて、MOS−FETが作動する
ときは、閾値電位の絶対値を小さくし、MOS−FET
が作動しないときは、閾値電位の絶対値を大きくする。
【0055】第3発明に係る半導体回路では、クロック
信号発生手段が発生するコントロールクロック信号に従
って、MOS−FETのバックゲートバイアス電位を第
1の電位又は第2の電位に切り換えて、MOS−FET
が作動するときは、閾値電位の絶対値を小さくし、MO
S−FETが作動しないときは、閾値電位の絶対値を大
きくする。
【0056】第4発明に係る半導体回路では、レベルシ
フト回路が、論理レベルの電位に基づいて論理回路を構
成するMOS−FETのバックゲートバイアス電位へ変
換し、このレベルシフト回路からの出力に従って、スイ
ッチ回路が、論理回路を構成するMOS−FETのバッ
クゲートバイアス電位を、第1の電位又は第2の電位に
切り換えるので、スイッチング手段は、MOS−FET
のバックゲートバイアス電位を第1の電位又は第2の電
位へ変換することができる。
【0057】第5発明に係る半導体回路では、MOS−
FETにより構成される論理回路を有する場合も第1,
2,又は3発明の作用を実現することができる。
【0058】第6発明に係るMOS−DRAMでは、ス
イッチング手段が、MOS−DRAMの行系の動作回路
及び列系の動作回路に使用される各論理回路を構成する
MOS−FETのバックゲートバイアス電位を、各論理
回路の動作態様に従って、第1の電位又は第2の電位に
切り換えるので、MOS−FETが構成する論理回路の
アクティブ時のみ、そのMOS−FETの閾値電位の絶
対値を小さくすることができる。
【0059】第7発明に係るMOS−DRAMでは、ス
イッチング手段が、MOS−DRAMの行系の動作回路
及び列系の動作回路に使用される各論理回路を構成する
MOS−FETのバックゲートバイアス電位を、クロッ
ク信号発生手段が発生する各論理回路を活性化するコン
トロールクロック信号に従って、第1の電位又は第2の
電位に切り換えるので、MOS−FETが構成する論理
回路のアクティブ時のみ、そのMOS−FETの閾値電
位の絶対値を小さくすることができる。
【0060】第8発明に係るMOS−DRAMでは、ス
イッチング手段が、MOS−DRAMのメモリセルを構
成するMOS−FETのバックゲートバイアス電位を、
MOS−DRAMの動作態様に従って、第1の電位又は
第2の電位に切り換えるので、メモリセルのポーズリフ
レッシュ時には、MOS−FETの閾値電位の絶対値を
小さくして、接合リークを減らすと共に、メモリセルの
ディスターブリフレッシュ時には、MOS−FETの閾
値電位の絶対値を大きくして、サブスレッショルドリー
クを減少させることができる。
【0061】第9発明に係るMOS−DRAMでは、ス
イッチング手段が、MOS−DRAMのメモリセルを構
成するMOS−FETのバックゲートバイアス電位を、
MOS−DRAMを活性化させる信号に従って、第1の
電位又は第2の電位に切り換えるので、メモリセルのポ
ーズリフレッシュ時には、MOS−FETの閾値電位の
絶対値を小さくして、接合リークを減らすと共に、メモ
リセルのディスターブリフレッシュ時には、MOS−F
ETの閾値電位の絶対値を大きくして、サブスレッショ
ルドリークを減少させることができる。
【0062】第10発明に係る半導体回路は、スイッチ
ング手段が、SOI構造のMOS−FETのボディバイ
アス電位を第1の電位又は第2の電位に切り換えて、M
OS−FETの閾値電位の絶対値を切り換えるので、ス
イッチング特性及びサブスレッショルド電流特性が切り
換え可能となる。
【0063】第11発明に係る半導体回路は、SOI構
造のMOS−FETの動作態様に従って、スイッチング
手段が、MOS−FETのボディバイアス電位を第1の
電位又は第2の電位に切り換えて、MOS−FETが作
動するときは、閾値電位の絶対値を小さくし、MOS−
FETが作動しないときは、閾値電位の絶対値を大きく
する。
【0064】第12発明に係る半導体回路は、クロック
信号発生手段が発生するコントロールクロック信号に従
って、SOI構造のMOS−FETのボディバイアス電
位を第1の電位又は第2の電位に切り換えて、MOS−
FETが作動するときは、閾値電位の絶対値を小さく
し、MOS−FETが作動しないときは、閾値電位の絶
対値を大きくする。
【0065】第13発明に係る半導体回路は、レベルシ
フト回路が、論理レベルの電位に基づいて論理回路を構
成するSOI構造のMOS−FETのボディバイアス電
位へ変換し、このレベルシフト回路からの出力に従っ
て、スイッチ回路が、論理回路を構成するMOS−FE
Tのボディバイアス電位を、第1の電位又は第2の電位
に切り換えるので、スイッチング手段は、MOS−FE
Tのボディバイアス電位を第1の電位又は第2の電位へ
変換することができる。
【0066】第14発明に係る半導体回路は、SOI構
造のMOS−FETにより構成される論理回路を有する
場合も第10,11,又は12発明の作用を実現するこ
とができる。
【0067】第15発明に係る半導体回路は、第10,
11,12,又は13発明における作用を、LOCOS
法にて素子分離されているSOI構造のMOS−FET
において実現することができる。
【0068】第16発明に係る半導体回路は、第10,
11,12,又は13発明における作用を、FS法にて
素子分離されているSOI構造のMOS−FETにおい
て実現することができる。
【0069】第17発明に係る半導体回路は、第10,
11,12,又は13発明における作用を、LOCOS
法及びFS法にて素子分離されているSOI構造のMO
S−FETにおいて実現することができる。
【0070】第18発明に係る半導体回路は、第10,
11,12,又は13発明における作用を、FS法にて
素子分離されているSOI構造の複数の一型MOS−F
ETにおいて実現することができる。
【0071】第19発明に係るMOS−DRAMは、ス
イッチング手段が、MOS−DRAMの行系の動作回路
及び列系の動作回路に使用される各論理回路を構成する
SOI構造のMOS−FETのボディバイアス電位を、
各論理回路の動作態様に従って、第1の電位又は第2の
電位に切り換えるので、MOS−FETが構成する論理
回路のアクティブ時のみ、そのMOS−FETの閾値電
位の絶対値を小さくすることができる。
【0072】第20発明に係るMOS−DRAMは、ス
イッチング手段が、MOS−DRAMの行系の動作回路
及び列系の動作回路に使用される各論理回路を構成する
SOI構造のMOS−FETのボディバイアス電位を、
クロック信号発生手段が発生する各論理回路を活性化す
るコントロールクロック信号に従って、第1の電位又は
第2の電位に切り換えるので、MOS−FETが構成す
る論理回路のアクティブ時のみ、そのMOS−FETの
閾値電位の絶対値を小さくすることができる。
【0073】第21発明に係るMOS−DRAMは、ス
イッチング手段が、MOS−DRAMのメモリセルを構
成するSOI構造のMOS−FETのボディバイアス電
位を、MOS−DRAMの動作態様に従って、第1の電
位又は第2の電位に切り換えるので、メモリセルのポー
ズリフレッシュ時には、MOS−FETの閾値電位の絶
対値を小さくして、接合リークを減らすと共に、メモリ
セルのディスターブリフレッシュ時には、MOS−FE
Tの閾値電位の絶対値を大きくして、サブスレッショル
ドリークを減少させることができる。
【0074】第22発明に係るMOS−DRAMは、ス
イッチング手段が、MOS−DRAMのメモリセルを構
成するSOI構造のMOS−FETのボディバイアス電
位を、MOS−DRAMを活性化させる信号に従って、
第1の電位又は第2の電位に切り換えるので、メモリセ
ルのポーズリフレッシュ時には、MOS−FETの閾値
電位の絶対値を小さくして、接合リークを減らすと共
に、メモリセルのディスターブリフレッシュ時には、M
OS−FETの閾値電位の絶対値を大きくして、サブス
レッショルドリークを減少させることができる。
【0075】第23発明に係る半導体回路は、第5又は
14発明の作用に加えて、MOS−FETがインバータ
列を構成する場合に、全てのMOS−FETのバックゲ
ートバイアス電位又はボディバイアス電位を切り換える
構成よりも、切り換えに要する電力が半分でよい。
【0076】第24,25発明に係る半導体回路は、第
5又は14発明の作用に加えて、インバータ列は、スイ
ッチング素子(例えば閾値電圧が高いMOS−FET)
を介して電源に接続され、スイッチング素子(例えば閾
値電圧が高いMOS−FET)を介して接地されている
ので、スタンバイ時にスイッチング素子をオフしておけ
ば、電源,接地間の電流パスを遮断することができる。
【0077】第26発明に係る半導体回路は、第25発
明の作用に加えて、インバータ列を構成するMOS−F
ETのうち、アクティブ時にオンするMOS−FETの
閾値電圧を、アクティブ時にオフするMOS−FETの
閾値電圧より小さくなしてあるので、スタンバイ状態か
らアクティブ状態へ移行するときにこれらMOS−FE
Tにおける電流の増加が速く行える。これにより動作速
度が向上する。
【0078】第27発明に係るにMOS−DRAMは、
ワードドライバにおいて第6,7,19,又は20発明
の作用で記載したサブスレッショルド電流の低減及び高
速動作を実現することができる。
【0079】第28発明に係るにMOS−DRAMは、
第27発明の作用に加えて、ワードドライバを構成する
MOS−FETのバックゲートバイアス電位又はボディ
バイアス電位を列単位に制御するので、切り換えに要す
る電力を低減することができる。
【0080】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づき説明する。 実施例1.図1は、第1〜4発明に係る半導体回路を構
成する論理回路の一例を示すコンプリメンタリMOSイ
ンバータの回路図である。FETQ1のソースに電源電
位Vccを印加し、FETQ2のソースに接地電位Vss
印加しており、FETQ1とFETQ2の各々のゲート
を接続して、その接続点を入力節点INとし、各々のド
レインを接続して、その接続点を出力節点OUTとして
いる。また、FETQ2のバックゲートは、接地電位V
ss(=0V)と接地電位Vssより低い電位V bb(<0
V)とを切り換えるスイッチ回路10へ接続され、FE
TQ1のバックゲートは、電源電位Vccと電源電位Vcc
より高い電位Vppとを切り換えるスイッチ回路11に接
続されている。
【0081】ここで、FETQ1及びFETQ2は、電
源電位Vccより高い電位Vpp及び接地電位Vssより低い
電位Vbbが各々のバックゲートへ印加されるときに、例
えば従来と同程度のサブスレッショルド電流となるよう
にする。そうすると、電源電位Vcc及び接地電位Vss
各々のバックゲートへ印加されるとき、閾値電位の絶対
値が従来より小さくなるので、サブスレッショルド電流
は増加するが、スイッチング速度は従来より高速にする
ことができる。そこで、コンプリメンタリMOSインバ
ータ1が作動するときに、このように閾値電位の絶対値
が小さくなるようにしておくと、コンプリメンタリMO
Sインバータ1が作動する時間の割合に応じて、サブス
レッショルド電流は増加するが、作動する時間の割合が
大きくなければ、僅かな電流増加を伴うだけで、スイッ
チング速度を従来より高速にすることができる。
【0082】図2は、図1に示した接地電位Vssと電位
bbとを切り換えるスイッチ回路10の一例を示す回路
図である。pMOSのFETQ3,Q4、nMOSのF
ETQ5,Q6及びインバータ12とでレベルシフト回
路10aが構成されており、FETQ3及びFETQ5
のドレイン同士、FETQ4及びFETQ6のドレイン
同士、FETQ5,Q6の各々のドレインとゲートとが
接続されている。レベルシフト回路10aの入力節点
は、FETQ3のゲートに設けられ、インバータ12を
介してFETQ4のゲートに接続されており、クロック
信号発生器14から入力信号バーφを受けるようになっ
ている。FETQ3,Q4のソース及びバックゲートに
は電源電位Vccが印加され、FETQ5,Q6のソース
及びバックゲートには、電圧供給手段13から供給され
る接地電位Vssより低い電位Vbbが印加されている。レ
ベルシフト回路10aの出力節点は、FETQ4及びF
ETQ6のドレイン同士の接続点に設けられ、この出力
節点は切り換えスイッチ10bの入力節点と接続されて
いる。
【0083】切り換えスイッチ10bは、nMOSのF
ETQ7とpMOSのFETQ8とで構成され、FET
Q7及びFETQ8のゲート同士を接続して切り換えス
イッチ10bの入力節点とし、ドレイン同士を接続して
出力節点としている。FETQ7のソース及びバックゲ
ートには、電圧供給手段13から供給される接地電位V
ssより低い電位Vbbが印加され、FETQ8のソースに
は接地電位Vssが印加されている。
【0084】図3は、図1に示した電源電位Vccと電位
ppとを切り換えるスイッチ回路11の一例を示す回路
図である。pMOSのFETQ9,Q10、nMOSの
FETQ11,Q12及びインバータ14とでレベルシ
フト回路11aが構成されており、FETQ9及びFE
TQ11のドレイン同士、FETQ10及びFETQ1
2のドレイン同士、FETQ11,Q12の各々のドレ
イン及びゲートが接続されている。レベルシフト回路1
1aの入力節点は、FETQ9のゲートに設けられ、イ
ンバータ12を介してFETQ10のゲートに接続され
ており、クロック信号発生器14から入力信号バーφを
受けるようになっている。FETQ9,Q10のソース
及びバックゲートには、電圧供給手段15から供給され
る電源電位Vccより高い電位Vppが印加され、FETQ
11,Q12のソースには、接地電位Vssが印加されて
いる。レベルシフト回路11aの出力節点は、FETQ
9及びFETQ11のドレイン同士の接続点に設けら
れ、この出力節点は切り換えスイッチ11bの入力節点
と接続されている。
【0085】切り換えスイッチ11bは、pMOSのF
ETQ13とnMOSのFETQ14とで構成され、F
ETQ13及びFETQ14のゲート同士を接続して切
り換えスイッチ11bの入力節点とし、ドレイン同士を
接続して出力節点としている。FETQ13のソース及
びバックゲートには、電圧供給手段15から供給される
電源電位Vccより高い電位Vppが印加され、FETQ1
4のソースには電源電位Vccが印加されている。
【0086】図4は、図1に示したコンプリメンタリM
OSインバータ1のウエル構造を示す断面構造図であ
る。p基板21内の上部に電源ライン用のnウエル19
とFETQ1用のnウエル20とが形成され、さらにn
ウエル19内の上部にFETQ2用のpウエル18が形
成されて、トリプルウエル構造になっている。また、n
ウエル20内の上部には、バックゲート、ソース、ドレ
インの各電極の為の不純物拡散層11d,25,23
が、pウエル18内の上部には、バックゲート、ソー
ス、ドレインの各電極の為の不純物拡散層10d,2
4,22が各々形成され、nウエル20及びpウエル1
8の上部には、絶縁層(図示せず)を挟んで、各々のゲ
ート17,16が形成されている。スイッチ回路10,
11は、電位が固定された図示されないウエルに形成さ
れる。
【0087】以下に、このようなコンプリメンタリMO
Sインバータ1の動作を説明する。コンプリメンタリM
OSインバータ1が作動しないときには、クロック信号
発生器14からコントロールクロック信号バーφのHレ
ベル信号がスイッチ回路10,11へ入力されており、
スイッチ回路10からは接地電位Vssより低い電位Vbb
(<0)が、スイッチ回路11からは電源電位Vccより
高い電位Vppが出力され、各々FETQ2、FETQ1
のバックゲートへ印加される。このとき、FETQ2、
FETQ1は、各々のバックゲートへ接地電位Vss、電
源電位Vccが印加されているときよりも、絶対値の大き
な閾値電位になっており、サブスレッショルド電流は小
さくなっている。
【0088】コンプリメンタリMOSインバータ1が作
動するときには、クロック信号発生器14からコントロ
ールクロック信号バーφのLレベル信号がスイッチ回路
10,11へ入力されており、スイッチ回路10からは
接地電位Vssが、スイッチ回路11からは電源電位Vcc
が出力され、各々FETQ2、FETQ1のバックゲー
トへ印加される。このとき、FETQ2及びFETQ1
は、各々のバックゲートへ接地電位Vssより低い電位V
bb及び電源電位Vccより高い電位Vppが印加されている
ときよりも、絶対値の小さな閾値電位になっており、サ
ブスレッショルド電流は増加するが、スイッチング速度
はより高速になる。
【0089】入力節点INからHレベル(電源電位
cc)の論理信号が入力されるとき、FETQ1はオ
フ、FETQ2はオンとなり、FETQ2を介してLレ
ベル(接地電位Vss=0V)の論理信号が出力節点OU
Tから出力される。一方、入力節点INからLレベル
(接地電位Vss=0V)の論理信号が入力されるとき、
FETQ1はオン、FETQ2はオフとなり、FETQ
1を介してHレベル(電源電位Vcc)の論理信号が出力
節点OUTから出力される。
【0090】以下に、図2に示したスイッチ回路10の
動作を説明する。上述のように、コンプリメンタリMO
Sインバータ1が作動しないときには、クロック信号発
生器14からコントロールクロック信号バーφのHレベ
ル信号が入力されており、このとき、FETQ4がオ
ン、FETQ5がオンになり、FETQ4を介して、電
源電位Vccがレベルシフト回路10aから出力される。
このとき、FETQ3及びFETQ6はオフになり、F
ETQ5及びFETQ4においてショートすることはな
い。電源電位Vccがレベルシフト回路10aから入力さ
れるとき、切り換えスイッチ10bでは、FETQ7が
オン、FETQ8がオフとなって、FETQ7を介し
て、接地電位Vssより低い電位Vbbが出力される。
【0091】一方、上述のように、コンプリメンタリM
OSインバータ1が作動するときには、クロック信号発
生器14からコントロールクロック信号バーφのLレベ
ル信号が入力されており、このとき、FETQ3がオ
ン、FETQ6がオンになり、このFETQ6を介し
て、接地電位Vssより低い電位Vbbがレベルシフト回路
10aから出力される。このとき、FETQ4及びFE
TQ5はオフになり、FETQ6及びFETQ3におい
てショートすることはない。電位Vbbがレベルシフト回
路10aから入力されるとき、切り換えスイッチ10b
では、FETQ8がオン、FETQ7がオフとなってF
ETQ8を介して、出力節点が接地電位Vssとなる。
【0092】以下に、図3に示したスイッチ回路11の
動作を説明する。上述のように、コンプリメンタリMO
Sインバータ1が作動しないときには、クロック信号発
生器14からコントロールクロック信号バーφのHレベ
ル信号が入力されており、このとき、FETQ10がオ
ン、FETQ11がオンになり、FETQ11を介し
て、レベルシフト回路11aの出力節点は接地電位Vss
になる。このとき、FETQ9及びFETQ12はオフ
になり、FETQ11及びFETQ10においてショー
トすることはない。接地電位Vssがレベルシフト回路1
1aから入力されるとき、切り換えスイッチ11bで
は、FETQ13がオン、FETQ14がオフとなっ
て、FETQ13を介して、電源電位Vccより高い電位
ppが出力される。
【0093】一方、上述のように、コンプリメンタリM
OSインバータ1が作動するときには、クロック信号発
生器14からコントロールクロック信号バーφのLレベ
ル信号が入力されており、このとき、FETQ9がオ
ン、FETQ12がオンになり、FETQ9を介して、
電源電位Vccより高い電位Vppがレベルシフト回路11
aから出力される。このとき、FETQ10とFETQ
11はオフになり、FETQ12とFETQ9でショー
トすることはない。電位Vppがレベルシフト回路11a
から入力されるとき、切り換えスイッチ11bでは、F
ETQ13がオフ、FETQ14がオンとなってFET
Q14を介して、電源電位Vccが出力される。
【0094】なお、上述の説明においては、pMOS−
FET、nMOS−FET共にバックゲートバイアスの
切り換え可能な構成の例を示したが、pMOS−FET
のみ、又はnMOS−FETのみバックゲートバイアス
の切り換え可能な構成にすることもできる。その場合、
pMOS−FETのみバックゲートバイアスの切り換え
可能な構成は、p基板のツインウエル構造で、nMOS
−FETのみ切り換え可能な構成は、n基板のツインウ
エル構造で各々実現でき、図4に示したようなトリプル
ウエル構造にしなくてもよい。また、電圧供給手段1
3,15は、当該半導体回路の内部に備えられた回路で
ある必要は無く、当該半導体回路の外部から与えられる
電位を当該半導体回路内部へ中継する端子であってもよ
い。
【0095】実施例2.図5、図6は、第5,6発明に
係るMOS−DRAMの一例の構成を示すブロック図で
ある。外部行アドレス信号は、入力端子ex.A0 〜e
x.An から入力バッファ26へ入力され、ラッチ回路
27にラッチされた後、バッファゲート列39を介して
行デコーダ29へ送られる。行デコーダ29ではワード
線WL0〜WLm を選択し、選択されたワード線WL0
〜WLm はワードドライバ30により駆動されて、メモ
リセルアレイ33内の当該ワード線上のメモリセル57
をアクセスする。アクセスされたメモリセル57の内容
はビット線BL0 〜BLk に転送され、センスアンプS
0 〜SAk において増幅されると同時に、元のメモリ
セル57へ再書き込みされる。
【0096】一方、図示されない入力端子、入力バッフ
ァ、ラッチ回路、バッファゲート列を経て入力された外
部列アドレス信号は、列デコーダ31へ送られ、列デコ
ーダ31ではセンスアンプSA0 〜SAk を選択し、こ
の選択されたセンスアンプSA0 〜SAk の上述におい
て増幅された出力が、I/Oゲート40、I/Oバス4
1を経て、プリアンプ34にて増幅され、出力バッファ
35から出力される。
【0097】また、MOS−DRAM42の行系の動作
回路である入力バッファ26、ラッチ回路27、N段の
バッファゲート39、行デコーダ29、ワードドライバ
30の論理回路が作動するとき、当該論理回路を構成す
るpMOS−FETのバックゲートバイアス電位は、後
述されるコントロールクロック信号バーφ1 を受けたス
イッチ回路43Rにより、電圧供給手段44Rからの電
位Vppから電源電位V ccへ切り換えられる。同様に、当
該論理回路を構成するnMOS−FETのバックゲート
バイアス電位は、コントロールクロック信号バーφ1
受けたスイッチ回路45Rにより、電圧供給手段46R
からの電位Vbbから接地電位Vssへ切り換えられる。
【0098】一方、MOS−DRAM42の列系の動作
回路であるI/Oゲート40、プリアンプ34、列デコ
ーダ31、M段のバッファゲート(図示せず)、出力バ
ッファ35の論理回路が作動するとき、当該論理回路を
構成するpMOS−FETのバックゲートバイアス電位
は、後述されるコントロールクロック信号バーφ2 を受
けたスイッチ回路43Cにより、電圧供給手段44Cか
らの電位Vppから電源電位Vccへ切り換えられる。同様
に、当該論理回路を構成するnMOS−FETのバック
ゲートバイアス電位は、コントロールクロック信号バー
φ2 を受けたスイッチ回路45Cにより、電圧供給手段
46Cからの電位Vbbから電源電位Vssへ切り換えられ
る。なお、スイッチ回路43R,43Cは図3に示され
たスイッチ回路11と同様のものであり、スイッチ回路
45R,45Cは図2に示されたスイッチ回路10と同
様のものである。
【0099】上述の一連の動作は、クロック信号発生器
49が、イネーブル信号の反転信号バーWE、外部RA
S(Row Address Strobe)信号(外部行選択信号)の反
転信号バーex.RAS等を受けて出力するコントロー
ルクロック信号バーφ1 ,バーφ2 、ワードドライバ3
0の活性化信号φW 、センスアンプSA0 〜SAk の活
性化信号φS 等により制御される。
【0100】図7は、このようなMOS−DRAM42
の内部各部における外部RAS信号の伝達時間の内訳を
示したタイミングチャートである。図において、T0 は
入力バッファ26におけるTTL回路の電位からMOS
回路の電位への変換時間、T1 はラッチ回路27におけ
る外部行アドレスラッチ時間、Td1は行デコーダ29及
びワードドライバ30からなるブロック28における行
デコーダセットアップ時間、TS ,Tb はセンスアンプ
SA0 〜SAk 及びプリアンプ34からなるブロック3
2におけるメモリセル選択時間及びセンス時間、Td2は
プリアンプ34から出力バッファ35迄の遅延時間であ
る。
【0101】ここで、MOS−DRAM42の行系の動
作回路である入力バッファ26、ラッチ回路27、N段
のバッファゲート39、行デコーダ29、ワードドライ
バ30の論理回路を構成するMOS−FETのバックゲ
ートバイアス電位を切り換える為のコントロールクロッ
ク信号をバーφ1 、列系の動作回路であるプリアンプ3
4、出力バッファ35の論理回路を構成するMOS−F
ETのバックゲートバイアス電位を切り換える為のコン
トロールクロック信号をバーφ2 とする。この場合、例
えば、クロック信号発生器49において、コントロール
クロック信号バーφ1 は、外部RAS信号の反転信号バ
ーex.RASの立ち下がりと、ワードドライバ30の
活性化信号φW の立ち上がりとで作成し、コントロール
クロック信号バーφ2 は、センスアンプSA0 〜SAk
の活性化信号φS の立ち上がりと、外部RAS信号の反
転信号バーex.RASの立ち上がりとで作成する。
【0102】図8(a)〜(c)は、MOS−DRAM
42において、上述のように作成されたコントロールク
ロック信号バーφ1 ,バーφ2 及び外部RAS信号の反
転信号バーex.RASの関係を示したタイミングチャ
ートである。MOS−DRAM42の行系の動作回路で
ある入力バッファ26、ラッチ回路27、N段のバッフ
ァゲート39、行デコーダ29、ワードドライバ30に
おいて消費される時間T0 ,T1 ,Td1、つまり、入力
バッファ26、ラッチ回路27、N段のバッファゲート
39、行デコーダ29、ワードドライバ30が作動する
時間T0 ,T1,Td1の間(図8(a))は、コントロ
ールクロック信号バーφ1 のLレベル信号がスイッチ回
路43Rとスイッチ回路45Rとへ入力される(図8
(b))。一方、MOS−DRAM42の列系の動作回
路であるプリアンプ34、出力バッファ35において消
費される時間Tb,Td2、つまり、プリアンプ34、出
力バッファ35の動作時間Tb,Td2の間(図8
(a))は、コントロールクロック信号バーφ2 のLレ
ベル信号がスイッチ回路43Cとスイッチ回路45Cと
へ入力される(図8(c))。
【0103】従って、MOS−DRAM42の行系の動
作回路である入力バッファ26、ラッチ回路27、N段
のバッファゲート39、行デコーダ29、ワードドライ
バ30が作動するときには、スイッチ回路43R及びス
イッチ回路45Rからは電源電位Vcc及び接地電位Vss
が出力され、各々上述の動作回路の各pMOS−FET
と各nMOS−FETのバックゲートへ印加される。こ
のとき、各pMOS−FET及び各nMOS−FET
は、各々のバックゲートへ電源電位Vccより高い電位V
pp及び接地電位Vssより低い電位Vbbが印加されている
ときよりも、絶対値の小さな閾値電位になっており、サ
ブスレッショルド電流は増加するが、スイッチング速度
はより高速になる。
【0104】一方、入力バッファ26、ラッチ回路2
7、N段のバッファゲート39、行デコーダ29、ワー
ドドライバ30が作動しないときには、スイッチ回路4
3R及びスイッチ回路45Rからは電源電位Vccより高
い電位Vpp及び接地電位Vssより低い電位Vbbが出力さ
れ、各々上述の動作回路の各pMOS−FET及び各n
MOS−FETのバックゲートへ印加される。このと
き、各pMOS−FET及び各nMOS−FETは、各
々のバックゲートへ電源電位Vcc及び接地電位Vssが印
加されているときよりも、絶対値の大きな閾値電位にな
っており、サブスレッショルド電流は小さくなってい
る。
【0105】同様に、MOS−DRAM42の列系の動
作回路であるプリアンプ34、出力バッファ35が作動
するときには、スイッチ回路43C及びスイッチ回路4
5Cからは電源電位Vcc及び接地電位Vssが出力され、
各々上述の動作回路の各pMOS−FET及び各nMO
S−FETのバックゲートへ印加される。このとき、各
pMOS−FET及び各nMOS−FETは、各々のバ
ックゲートへ電源電位Vccより高い電位Vpp及び接地電
位Vssより低い電位Vbbが印加されているときよりも、
絶対値の小さな閾値電位になっており、サブスレッショ
ルド電流は増加するが、スイッチング速度はより高速に
なる。
【0106】一方、出力バッファ35が作動しないとき
には、スイッチ回路43Cとスイッチ回路45Cからは
電源電位Vccより高い電位Vpp及び接地電位Vssより低
い電位Vbbが出力され、各々上述の動作回路の各pMO
S−FET及び各nMOS−FETのバックゲートへ印
加される。このとき、各pMOS−FET及び各nMO
S−FETは、各々のバックゲートへ電源電位Vcc及び
接地電位Vssが印加されているときよりも、絶対値の大
きな閾値電位になっており、サブスレッショルド電流は
小さくなっている。
【0107】実施例3.図9は、第7,8発明に係るM
OS−DRAMを構成するメモリセルの1実施例の構成
を示すブロック図である。nMOSのFET37とキャ
パシタ50とはFET37のソースとキャパシタ50の
一方の電極とで接続され、FET37のゲートにワード
線WLが、ドレインにビット線BLが、キャパシタ50
の他方の電極にセルプレート51が各々接続されてい
る。FET37のバックゲートには、電圧供給手段48
bからのバックゲートバイアス電位Vbb2 又は電圧供給
手段48aからの電位Vbb1 (Vbb1 <Vbb2 とす
る。)に切り換えるスイッチ回路36が接続されてい
る。
【0108】図10は、スイッチ回路36の構成例を示
す回路図であり、図2に示したスイッチ回路10の回路
図と略同様である。図2における電圧供給手段13、接
地電位VSS、クロック信号発生器14、コントロールク
ロック信号バーφ、レベルシフト回路10a、切り換え
スイッチ10bが、各々図10における電圧供給手段4
8a、電圧供給手段48bの出力電位Vbb2 、クロック
信号発生器49、外部RAS(Row Address Strobe)信
号(外部行選択信号)のex.RAS、レベルシフト回
路36a、切り換えスイッチ36bに相当し、図10に
は電圧供給手段48bが追加されている。スイッチ回路
36においては、外部RAS信号のex.RASのHレ
ベル信号がクロック信号発生器49から入力されたと
き、電位Vbb1 が出力され、外部RAS信号のex.R
ASのLレベル信号が入力されたとき、電位Vbb2 が出
力される。その他の動作については、図2に示したスイ
ッチ回路10と同様なので説明を省略する。
【0109】このような構成のメモリセル38を使用す
るMOS−DRAMの1実施例の構成は、図5、図6に
示した第5,6発明に係る半導体回路のMOS−DRA
Mの構成を示すブロック図と略同様である。第7,8発
明においては、上述の第5,6発明の実施例の構成に加
えて、スイッチ回路36、電圧供給手段48a、電圧供
給手段48bが付加された構成になっている。このよう
な構成のMOS−DRAM42では、外部行アドレス信
号及び外部RAS信号(外部行選択信号)の反転信号バ
ーex.RASのLレベル信号が入力バッファ26へ入
力された後、行デコーダ29でワード線WL0 〜WLm
が選択される。選択されたワード線WL0 〜WLm がワ
ードドライバ30によりHレベル信号を与えられ、ワー
ド線WL0 〜WLm 上のFET37が導通するときに、
キャパシタ50の電荷がビット線BLを介して充電/放
電されることにより書き込み又はリフレッシュ/読み出
しが行われる。
【0110】一方、外部RAS信号の反転信号バーe
x.RASのLレベル信号がクロック信号発生器49へ
入力されるとき、クロック信号発生器49は、外部RA
S信号ex.RASのHレベル信号をスイッチ回路36
へ出力する。スイッチ回路36は、この外部RAS信号
ex.RASのHレベル信号が入力されたとき、出力を
電位Vbb2 (Vbb2 <0)からそれより低い電位Vbb1
に切り換え、メモリセルアレイ33の全メモリセル38
を構成するFET37のバックゲートバイアス電位を電
位Vbb2 (Vbb2 <0)からそれより低い電位Vbb1
切り換える。このとき、全メモリセル38を構成するF
ET37の閾値電位の絶対値は、電位Vbb2 がバックゲ
ートに印加されているときより大きくなり、サブスレッ
ショルドリークが減少する。従って、DRAM42が活
性状態にあり、周辺回路とビット線BLとがアクティブ
状態のときに、そのときの主たるリークであるサブスレ
ッショルドリークを減少させることができるので、ディ
スターブリフレッシュの周期を長くして、頻度を下げる
ことができる。
【0111】DRAM42へ外部RAS信号(外部行選
択信号)の反転信号バーex.RASのHレベル信号が
入力バッファ26へ入力されるとき、DRAM42は不
活性となる。一方、外部RAS信号の反転信号バーe
x.RASのHレベル信号がクロック信号発生器49へ
入力されるとき、クロック信号発生器49は、外部RA
S信号ex.RASのLレベル信号をスイッチ回路36
へ出力する。スイッチ回路36は、この外部RAS信号
ex.RASのLレベル信号が入力されたとき、出力を
電位Vbb1 から電位Vbb2 へ切り換え、メモリセルアレ
イ33の全メモリセル38を構成するFET37のバッ
クゲートバイアス電位を電位Vbb1 から電位Vbb 2 へ切
り換える。
【0112】このとき、全メモリセル38を構成するF
ET37の閾値電位の絶対値は、電位Vbb2 より低い電
位Vbb1 がバックゲートに印加されているときより小さ
くなり、接合リークが減少する。従って、DRAM42
が不活性状態にあり、周辺回路とビット線BLとがスタ
ンドバイ状態のときに、そのときの主たるリークである
接合リークを減少させることができるので、ポーズリフ
レッシュの周期を長くして、頻度を下げることができ
る。
【0113】なお、メモリセル内でリフレッシュできる
セルフリフレッシュ形メモリセルを使用したDRAMの
場合も、セルフリフレッシュ時はポーズリフレッシュと
同様の状態であるので、上述と同様に行うことにより、
セルフリフレッシュの周期を長くすることができる。ま
た、上述の第5〜8発明に係るMOS−DRAMにおけ
る電圧供給手段は、当該MOS−DRAMの内部に備え
られた回路である必要は無く、当該MOS−DRAMの
外部から与えられる電位を当該MOS−DRAM内部へ
中継する端子であってもよい。
【0114】実施例4.図11は、本発明に係る半導体回
路を構成する論理回路の他の実施例を示す断面構造図で
あり、図4に相当するものである。図12はこの平面図で
ある。本実施例ではSi基板上にSOI構造のnMO
S,pMOS−FETが並設された場合を示す。Si基
板61上にSiO2 層62が形成されている。pMOS−F
ETQ21のソース・ドレイン領域にはp+ 層63, 64が形
成されており、この間にはn- チャネル層65が形成され
ている。pMOS−FETQ21,nMOS−FETQ22
間はSiO2 層71が形成されており、LOCOS法にて
素子分離されている。nMOS−FETQ22のソース・
ドレイン領域にはn+ 層66, 67が形成されており、この
間にはp- チャネル層68が形成されている。pMOS−
FETQ21のソースへは電源電位Vccが印加され、nM
OS−FETQ22のソースへは接地電位Vssが印加され
るようになっている。
【0115】図12に示す如くゲート電極69によってソー
ス・ドレインから分離されたn- チャネル層65は、図
1,図3に示すものと同様のスイッチ回路11に接続され
ており、スイッチ回路11からボディバイアス電位Vbody
-nが印加される。スイッチ回路11は、ボディバイアス電
位Vbody-nを電源電位Vcc又は昇圧電位Vppに切り替え
ることができる。またゲート電極70によってソース・ド
レインから分離されたp - チャネル層68は、図1,図2
に示すものと同様のスイッチ回路10に接続されており、
スイッチ回路10からボディバイアス電位Vbody-pが印加
される。スイッチ回路10は、ボディバイアス電位Vbody
-pを接地電位Vss又は負電位Vbbに切り替えることがで
きる。
【0116】さらにn- チャネル層65上に形成されたp
MOS−FETQ21のゲート電極69及びp- チャネル層
68上に形成されたnMOS−FETQ22のゲート電極70
へは入力信号が与えられるようになっている。そしてp
MOS−FETQ21のドレイン及びnMOS−FETQ
22のドレインから出力信号が出力されるようになってい
る。
【0117】以上の如き構成の論理回路の動作について
説明する。この論理回路が作動しないときは、クロック
信号発生器14から反転コントロールクロック信号バー
φのHレベル信号がスイッチ回路10,11へ入力され
ており、スイッチ回路10からは接地電位Vssより低い
電位Vbb(<0)が、スイッチ回路11からは電源電位
ccより高い電位Vppが出力され、各々nMOS−FE
TQ22、pMOS−FETQ21のボディバイアス電位V
body-p, ボディバイアス電位Vbody-nとされている。こ
のとき、nMOS−FETQ22、pMOS−FETQ21
は、各々のチャネル層へ接地電位Vss、電源電位Vcc
印加されているときよりも、絶対値の大きな閾値電位に
なっており、サブスレッショルド電流は小さくなってい
る。
【0118】逆に論理回路が作動するときには、クロッ
ク信号発生器14から反転コントロールクロック信号バ
ーφのLレベル信号がスイッチ回路10,11へ入力さ
れており、スイッチ回路10からは接地電位Vssが、ス
イッチ回路11からは電源電位Vccが出力され、各々n
MOS−FETQ22、pMOS−FETQ21のボディバ
イアス電位Vbody-p, ボディバイアス電位Vbody-nとさ
れている。このとき、nMOS−FETQ22及びpMO
S−FETQ21は、各々のチャネル層へ接地電位Vss
り低い電位Vbb及び電源電位Vccより高い電位Vppが印
加されているときよりも、絶対値の小さな閾値電位にな
っており、サブスレッショルド電流は増加するが、スイ
ッチング速度はより高速になる。
【0119】入力節点INからHレベル(電源電位
cc)の論理信号が入力されるとき、pMOS−FET
Q21はオフ、nMOS−FETQ22はオンとなり、nM
OS−FETQ22を介してLレベル(接地電位Vss=0
V)の論理信号が出力節点OUTから出力される。一
方、入力節点INからLレベル(接地電位Vss=0V)
の論理信号が入力されるとき、pMOS−FETQ21は
オン、nMOS−FETQ22はオフとなり、pMOS−
FETQ21を介してHレベル(電源電位Vcc)の論理信
号が出力節点OUTから出力される。
【0120】以上のように本実施例においては、高速の
スイッチング特性と小サブスレッショルド電流特性とが
両立可能である。また図4に示す素子構成では、容量が
比較的大きいバルク構造のウエルのバイアス電圧を変更
するため、スイッチング時間が比較的長く、それに伴う
充放電電流が比較的大きい。しかしながら図11に示す素
子構成では、n- チャネル層65及びp- チャネル層68の
容量は上述のウエルの容量より小さいのでスイッチング
時間を短縮することができ、それに伴う充放電電流も比
較的小さくすることができる。さらにボディ電圧の固定
によりSOIトランジスタのキンクが無くなり、耐圧性
が向上する。
【0121】実施例5.図13は、本発明に係る半導体回
路を構成する論理回路のさらに他の実施例を示す断面構
造図である。本実施例では、pMOS−FETQ21,n
MOS−FETQ22間の素子分離をLOCOS法にかえ
てフィールドシールド(FS)法にて行ってある。即ち
pMOS−FETQ21のp+ 層63, 64の両外側は、ポリ
シリコンからなるFS層74, 74を形成して0Vを印加す
ることにより、チャネルをOFFしてn- 層72, 73が形
成されている。またnMOS−FETQ22のn+ 層66,
67の両外側は、FS層74, 74を形成して負バイアスを印
加することにより、チャネルをOFFしてp- 層75, 76
が形成されている。n- 層73, p- 層75間にはp+層77
が形成されている。
【0122】n- チャネル層65及びn- 層72, 73へはス
イッチ回路11からボディバイアス電位Vbody-nが印加さ
れるようになっている。またp+ 層77, p- チャネル層
68及びp- 層75, 76へはスイッチ回路10からボディバイ
アス電位Vbody-pが印加されるようになっている。pM
OS−FETQ21のFS層74, 74には電源電位Vccが印
加され、nMOS−FETQ22のFS層74, 74には接地
電位Vssが印加されるようになっている。その他の構成
は図11に示すものと同様であり、同符号を付して説明を
省略する。
【0123】本実施例においても上述の実施例と同様の
効果が得られる。また本実施例では図12に示す如きボデ
ィバイアス電位用のレイアウトを必要とせず、FS層74
の下のn- 層72, 73又はp- 層75, 76にて電位固定を行
うことができる。なおn- 層73, p- 層75間にn+ 層を
形成し、このn+ 層にボディバイアス電位Vbody-nが印
加される構成としてもよい。
【0124】実施例6.図14は、本発明に係る半導体回
路を構成する論理回路のさらに他の実施例を示す断面構
造図である。本実施例では、FS法及びLOCOS法に
て素子分離を行ってある。即ち図13に示すp+ 層77にか
えてSiO2 層71を形成してある。そしてn- チャネル
層65及びn- 層72, 73へはスイッチ回路11からボディバ
イアス電位Vbody-nが印加されるようになっている。ま
たp- チャネル層68及びp- 層75, 76へはスイッチ回路
10からボディバイアス電位Vbody-pが印加されるように
なっている。その他の構成は図13に示すものと同様であ
り、同符号を付して説明を省略する。本発明は、このよ
うにFS法及びLOCOS法にて素子分離を行ってある
場合にも適用することができ、前述の実施例と同様の効
果が得られる。
【0125】実施例7.図15は、本発明に係る半導体回
路を構成する論理回路のさらに他の実施例を示す断面構
造図である。本実施例では、pMOS−FETQ21にか
えてnMOS−FETQ22と同じ構成のnMOS−FE
TQ23を形成し、nMOS−FETが併置された場合を
示している。nMOS−FETQ22, Q23間にはn+
78が形成してある。nMOS−FETQ22, Q23のFS
層74, 74, 74, 74とnMOS−FETQ22のp- 層75,
76及びp- チャネル層68とには接地電位Vssが印加さ
れ、n+ 層78には電源電位Vccが印加されるようになっ
ている。nMOS−FETQ23のp- 層75, 76及びp-
チャネル層68にはスイッチ回路10が接続されている。そ
の他の構成は図13に示すものと同様であり、同符号を付
して説明を省略する。本発明は、このようなnMOS−
FETが併置された場合にも適用することができ、前述
の実施例と同様の効果が得られる。
【0126】また、上述の各実施例においては、電源電
位Vcc<電位Vpp、電位Vbb<接地電位Vss、電位V
bb1 <電位Vbb2 として記述したが、各々相対的のもの
であり、電源電位Vcc>電位Vpp、電位Vbb>接地電位
ss、電位Vbb1 >電位Vbb2としても、各々同様のこ
とを記述することができる。
【0127】実施例8.図16は、本発明(第23発明)
に係る半導体回路の実施例8を示す回路図である。図16
では、ウエルを形成したバルク構造のFETにより構成
した3つのインバータI11,I12,I13が直列に接続さ
れている場合を示している。インバータI11は、電源線
cc(電源電位:Vcc),接地線Vss(接地電位:
ss)間にpMOSのFETQ81と、nMOSのFET
Q82とが直列に接続されている。同様にインバータI12
(I13)は、電源線Vcc,接地線Vss間にpMOSのF
ETQ83(Q85)と、nMOSのFETQ84(Q86)と
が直列に接続されている。
【0128】そしてpMOSのFETQ81及びnMOS
のFETQ82のゲートが接続されており、この接続点を
入力節点INとしている。またpMOSのFETQ81,
nMOSのFETQ82のドレインが接続され、その接続
点は、インバータI12のpMOSのFETQ83及びnM
OSのFETQ84のゲートの接続点と接続されている。
同様にpMOSのFETQ83及びnMOSのFETQ84
のドレインの接続点は、インバータI13のpMOSのF
ETQ85及びnMOSのFETQ86のゲートの接続点と
接続されており、pMOSのFETQ85及びnMOSの
FETQ86のドレインの接続点は出力節点OUTとなし
てある。
【0129】pMOSのFETQ81,Q85のバックゲー
トは、電源電位Vccと電位Vppとを切り換えるスイッチ
回路11と接続されており、FETQ83のバックゲートは
ソースと同じ電源線Vccに接続されている。nMOSの
FETQ82,Q86のバックゲートはソースと同じ接地線
ssに接続されており、FETQ84のバックゲートは、
接地電位Vssと電位Vbbとを切り換えるスイッチ回路10
と接続されている。
【0130】本実施例では、スタンバイ時、入力節点I
NへはHレベルであるクロック信号が入力される。pM
OSのFETQ81,Q85のバックゲートへはスイッチ回
路11から電位Vppが印加され、FETQ83のバックゲー
トへは電源電位Vccが印加される。またnMOSのFE
TQ82,Q86のバックゲートへは接地電位Vssが印加さ
れ、FETQ84のバックゲートへはスイッチ回路10から
電位Vbbが印加される。
【0131】一方アクティブ時には、入力節点INへは
Lレベルであるクロック信号が入力される。FETQ8
1,Q85のバックゲートへはスイッチ回路11から電源電
位Vccが印加され、FETQ83のバックゲートへはソー
ス電位と同じ電源電位Vccが印加される。またFETQ
82,Q86のバックゲートへはソース電位と同じ接地電位
ssが印加され、FETQ84のバックゲートへはスイッ
チ回路10から接地電位V ssが印加される。
【0132】このようにバックゲートへ印加する電位を
制御することにより、スタンバイ時はオフしているpM
OSのFETQ81,Q85の閾値電圧が、アクティブ時の
閾値電圧よりも大きくなり、またスタンバイ時はオフし
ているnMOSのFETQ84の閾値電圧が、アクティブ
時の閾値電圧よりも大きくなる。従ってスタンバイ時に
オフしているFETにおいて流れるサブスレッショルド
電流を低減することができる。低電圧回路に対しても閾
値スケーリングを行ってインバータ列における高速動作
を実現することができる。
【0133】実施例9.図17は、本発明(第23発明)
に係る半導体回路の実施例9を示す回路図である。図17
では、SOI構造のFETにより構成した4つのインバ
ータI1 ,I2,I3 ,I4 が直列に接続されている場
合を示している。インバータI1 は、電源線Vcc(電源
電位:Vcc),接地線Vss(接地電位:Vss)間にpM
OSのFETQ31と、nMOSのFETQ32とが直列に
接続されている。同様にインバータI2 (I3 ,I4
は、電源線Vcc,接地線Vss間にpMOSのFETQ33
(Q35,Q37)と、nMOSのFETQ34(Q36,Q3
8)とが直列に接続されている。
【0134】そしてpMOSのFETQ31及びnMOS
のFETQ32のゲートが接続されており、この接続点を
入力節点INとしている。またpMOSのFETQ31,
nMOSのFETQ32のドレインが接続され、その接続
点は、インバータI2 のpMOSのFETQ33及びnM
OSのFETQ34のゲートの接続点と接続されている。
同様にpMOSのFETQ33及びnMOSのFETQ34
のドレインの接続点は、インバータI3 のpMOSのF
ETQ35及びnMOSのFETQ36のゲートの接続点と
接続されており、pMOSのFETQ35及びnMOSの
FETQ36のドレインの接続点は、インバータI4 のp
MOSのFETQ37及びnMOSのFETQ38のゲート
の接続点と接続されている。pMOSのFETQ37及び
nMOSのFETQ38のドレインの接続点は出力節点O
UTとなしてある。
【0135】pMOSのFETQ31,Q35のボディ(チ
ャネル層,FS層下のチャネルオフ層を含む)はソース
と同じ電源線Vccに接続されており、nMOSのFET
Q34,Q38のボディはソースと同じ接地線Vssに接続さ
れている。またpMOSのFETQ33,Q37のボディ
は、電位Vpp1 又は電位Vpp2 (Vpp1 >Vpp2 )を選
択的に与えるスイッチ回路81と接続されており、nMO
SのFETQ32,Q36のボディは、電位Vbb1 又は電位
bb2 (Vbb1 <Vbb2 )を選択的に与えるスイッチ回
路82と接続されている。
【0136】スイッチ回路81へは、電圧供給手段83によ
って電位Vpp1 が与えられ、電圧供給手段84によって電
位Vpp2 が与えられ、さらにクロック信号発生回路85か
ら反転クロック信号バーφが与えられるようになってい
る。またスイッチ回路82へは、電圧供給手段86によって
電位Vbb1 が与えられ、電圧供給手段87によって電位V
bb2 が与えられ、さらにクロック信号発生回路85から反
転クロック信号バーφが与えられるようになっている。
以上、スイッチ回路81, 82, 電圧供給手段83,84,86,87
及びクロック信号発生回路85を含む回路を基板(ボデ
ィ)バイアス切換回路88とする。
【0137】スイッチ回路82は、図10に示す外部RAS
信号ex.RASをクロック信号発生回路85にて発生さ
れるクロック信号(φまたはバーφ)としたものと同様
である。そして切り換えスイッチ(36b)の出力側を
nMOSのFETQ34,Q38のボディと接続しておく。
なお電位Vbb1 又は電位Vbb2 のいずれかを接地電位V
ssとすることができ、電位Vbb2 を接地電位Vssとすれ
ば図2に示す構成と同様になる。このときVbb1 <V
bb2 でなければならない。
【0138】またスイッチ回路81は、図3に示す電圧供
給手段15を電圧供給手段83にかえて電位Vppを電位V
pp1 とし、電源電位Vccを電圧供給手段84から得られる
電位V pp2 すればよい。なおなお電位Vpp1 又は電位V
pp2 のいずれかを電源電位Vccとすることができ、電位
pp2 を電源電位Vccとすれば図3に示す構成と同様に
なる。このときVpp1 >Vpp2 でなければならない。
【0139】以上の如く構成された半導体回路の動作に
ついて説明する。スタンバイ時に入力節点INより入力
される入力信号はLレベルであり、スタンバイ時にオン
しているFETQ31, Q34, Q35, Q38のボディバイア
ス電位はソース電位と同じである。またスタンバイ時に
オフしているnMOSのFETQ32, Q36のボディバイ
アス電位は電位Vbb1 であり、pMOSのFETQ33,
Q37のボディバイアス電位は電位Vpp1 である。
【0140】アクティブ時には入力節点INより入力さ
れる入力信号はHレベルとなり、FETQ32, Q33, Q
36, Q37がオンする。このときnMOSのFETQ32,
Q36のボディには基板(ボディ)バイアス切換回路88に
て電位Vbb2 が印加され、pMOSのFETQ33, Q37
のボディには基板(ボディ)バイアス切換回路88にて電
位Vpp2 が印加される。またオフしているFETQ31,
Q34, Q35, Q38のボディバイアス電位はソース電位と
同じである。
【0141】実施例1と同様に、スタンバイ時にはnM
OSのFETのボディバイアス電位はアクティブ時より
低くし、pMOSのFETのボディバイアス電位はアク
ティブ時より高くして閾値電圧を大きくしている。これ
によりサブスレショールド電流を低減することができ
る。またアクティブ時には閾値電圧を小さくしているの
でインバータ列のスイッチング速度を上昇させることが
できる。
【0142】本実施例では、インバータを構成する全て
のFETのボディバイアス電位を制御するのではなく、
スタンバイ時にオフするFETQ32, Q33, Q36, Q37
のみ基板(ボディ)バイアス切換回路88に接続してボデ
ィバイアス電位を制御している。従ってボディバイアス
電位の切り換えに要する消費電流は、全てのFETのボ
ディバイアス電位を制御する場合の半分である。またボ
ディバイアス電位の切り換え速度も高い。
【0143】なおインバータ列を図4に示す如く、ウエ
ルを形成したバルク構造にて作製すると、基板電位が4
種類あるので4つのウエルが必要である。この場合はウ
エル間分離等の理由でレイアウト面積が大きくなった
り、ウエルの寄生容量に対する充放電が大きいという問
題がある。しかしながら図11に示す如きSOI構造のM
OSFETでインバータ列を作製すると、このような問
題は生じない。従って本実施例はSOI構造のMOSF
ETで構成されたインバータ列に適用すると良好な効果
が得られる。以上より、低閾値電圧であり且つスタンバ
イ電流(サブスレッショルド電流)が小さく、高速動作
が可能な論理回路を実現することができる。
【0144】実施例10.図18は、本発明(第23,26
発明)に係る半導体回路の実施例10を示す回路図であ
る。本実施例では実施例9におけるpMOSのFETQ
31, Q35(例えば閾値電圧:0.7V)にかえてこれらより
閾値電圧が小さい(例えば 0.3〜0.4V)pMOSのFE
TQ41, Q45を使用している。また実施例9におけるn
MOSのFETQ34, Q38(例えば閾値電圧:0.7V)に
かえてこれらより閾値電圧が小さい(例えば 0.3〜0.4
V)nMOSのFETQ44, Q48を使用している。その
他の構成は図17に示す構成と同様であり同符号を付して
説明を省略する。なおバルク構造のFETを使用しても
よい。
【0145】本実施例においては、アクティブ時にオン
するFETQ41, Q44, Q45, Q48の閾値電圧が小さく
なしてあることにより、スタンバイ時からアクティブ時
への移行時において瞬時に電流が流れる。従って実施例
9よりも高速なスイッチング動作が可能となる。
【0146】実施例11.図19は、本発明(第24,25
発明)に係る半導体回路の実施例11を示す回路図であ
る。本実施例では、MT−MOS構造を使用した4つの
インバータI5 ,I6 ,I7 ,I8 を示す。インバータ
5 のpMOSのFETQ51, nMOSのFETQ52の
ゲートの接続点を入力節点INとしており、pMOSの
FETQ51,nMOSのFETQ52のドレインの接続点
は、インバータI6 のpMOSのFETQ53及びnMO
SのFETQ54のゲートの接続点と接続されている。同
様にpMOSのFETQ53及びnMOSのFETQ54の
ドレインの接続点は、インバータI7 のpMOSのFE
TQ55及びnMOSのFETQ56のゲートの接続点と接
続されており、pMOSのFETQ55及びnMOSのF
ETQ56のドレインの接続点は、インバータI8 のpM
OSのFETQ57及びnMOSのFETQ58のゲートの
接続点と接続されている。pMOSのFETQ57及びn
MOSのFETQ58のドレインの接続点は出力節点OU
Tとなしてある。
【0147】pMOSのFETQ51, Q53, Q55, Q57
のソースは副電源線Vcc1 に接続されており、nMOS
のFETQ52, Q54, Q56, Q58のソースは副接地線V
ss1に接続されている。副電源線Vcc1 は、反転クロッ
ク信号バーφがゲートに与えられ、電源電位Vccがボデ
ィ(バックゲート)に与えられるpMOSのFETQ59
を介して電源線Vccと接続されている。副接地線Vss1
は、クロック信号φがゲートに与えられ、接地電位Vss
がボディ(バックゲート)に与えられるnMOSのFE
TQ60を介して接地線Vssと接続されている。FETQ
59, Q60の閾値電圧は、インバータI5 ,I6 ,I7
8 を構成するFETQ51, Q52, Q53, Q54, Q55,
Q56, Q57, Q58の閾値電圧より大きい。
【0148】pMOSのFETQ51, Q53, Q55, Q57
のボディ(バックゲート)は、基板(ボディ)バイアス
切換回路88のスイッチ回路(81)に接続されており、nM
OSのFETQ52, Q54, Q56, Q58のボディ(バック
ゲート)は、基板(ボディ)バイアス切換回路88のスイ
ッチ回路(82)に接続されている。
【0149】以上の如き構成の半導体回路では、スタン
バイ時にはFETQ59, 60をオフさせる。これにより副
電源線Vcc1 には電源電位Vccが与えられなくなり、副
接地線Vss1 には接地電位Vssが与えられなくなる。さ
らにpMOSのFETQ51,Q53, Q55, Q57のボディ
(バックゲート)には電位Vpp1 が印加され、nMOS
のFETQ52, Q54, Q56, Q58のボディ(バックゲー
ト)には電位Vbb1 が印加される。
【0150】またアクティブ時にはFETQ59, 60をオ
ンさせる。これによりpMOSのFETQ51, Q53, Q
55, Q57のソースには副電源線Vcc1 を介して電源電位
ccが与えられ、nMOSのFETQ52, Q54, Q56,
Q58のソースには副接地線V ss1 を介して接地電位Vss
が与えられる。さらにpMOSのFETQ51, Q53,Q5
5, Q57のボディ(バックゲート)には電位Vpp2 が印
加され、nMOSのFETQ52, Q54, Q56, Q58のボ
ディ(バックゲート)には電位Vbb2 が印加される。
【0151】本発明ではインバータ列で電流が流れて副
電源線Vcc1 の電位,副接地線Vss 1 の電位のへたりが
生じても、スタンバイ時の閾値電圧を高くするようにF
ETのボディ(バックゲート)バイアス電位を制御する
ので、スイッチングに遅延が生じたり、論理が変わった
りすることを防止することができる。
【0152】実施例12.図20は、本発明(第23,2
5)に係る半導体回路の実施例12を示す回路図である。
本実施例では図19に示すpMOSのFETQ51, Q55の
ボディ(バックゲート)を電源線Vccに接続し、pMO
SのFETQ53, Q57のみのボディ(バックゲート)を
基板(ボディ)バイアス切換回路88に接続している。ま
た図19に示すnMOSのFETQ54, Q58のボディ(バ
ックゲート)を接地線Vssに接続し、nMOSのFET
Q52, Q56のみのボディ(バックゲート)を基板(ボデ
ィ)バイアス切換回路88に接続している。その他の構成
は図19に示すものと同様であり、同符号を付して説明を
省略する。
【0153】本実施例では、スタンバイ時にオフするF
ETQ52, Q53, Q56, Q57のみの基板バイアス電位を
可変としている。これにより基板(ボディ)バイアス切
換回路88によって基板バイアス電位を変更するFETの
数が実施例11の場合の半分となるので、基板バイアス電
位の切換に要する消費電力を1/2に低減することがで
き、また高速にて切り換えることができる。
【0154】実施例13.図21は、本発明(第27発明)
に係る半導体回路の実施例13を示す回路図であり、図26
に示すワードドライバに本発明を適用した場合を示す。
ワードドライバWDは、昇圧電源に接続された電源線V
pp2 (電位:Vpp2 ),接地間にpMOSのFETQ6
1, nMOSのFETQ62が直列に接続されており、p
MOSのFETQ61, nMOSのFETQ62のゲートに
デコーダ信号Xが入力され、pMOSのFETQ61, n
MOSのFETQ62のドレインの接続点にワード線WL
が接続されている。このような構成のワードドライバW
Dが縦方向にn個,横方向にm列並設されている(WD
11〜WDmn)。そして各ワードドライバWDのpMOS
のFETQ61のボディ(バックゲート)は、上述の実施
例と同様のスイッチ回路81に接続されている。
【0155】このような構成の半導体回路においては、
pMOSのFETQ61のボディ(バックゲート)バイア
ス電位を、スイッチ回路81によりスタンバイ時に電位V
pp1とする。そしてアクティブ時には電位Vpp2 (V
pp1 >Vpp2 )とし、選択されたワードドライバWD
(例えばワードドライバWD11)にデコーダ信号X1
入力されることにより、ワード線WLがアクティブ状態
になる。本実施例においてもスタンバイ時に流れるスタ
ンバイ電流(サブスレッショルド電流)が少ないDRA
Mを実現することができる。
【0156】実施例14.図22は、本発明(第28発明)
に係る半導体回路の実施例14を示す回路図であり、階層
構造のワードドライバを本発明を利用して実現した場合
を示す。図21に示す縦方向に配置されたワードドライバ
WDを列単位にワードドライバ列B1,B2,…Bm とす
る。pMOSのFETQ61のボディ(バックゲート)
は、ワードドライバ列B毎にスイッチ回路81と接続され
ている。各スイッチ回路81へは電圧供給手段83, 84から
電位Vpp1 , Vpp2 が与えられる。またアクティブ時に
Lレベルとなるクロック信号φとワードドライバ列Bを
選択するための列選択信号Kとを入力とする NOR回路N
1,N2,…Nm の出力信号が各スイッチ回路81へ与えられ
るようになしてある。その他の構成は図21に示すものと
同様であり、同符号を付して説明を省略する。
【0157】このような構成の半導体回路においては、
スタンバイ時には、クロック信号φ及び列選択信号K1
,K2 ,…Km はHレベルであり、pMOSのFET
Q61のボディ(バックゲート)へ電位Vpp1 を印加す
る。これによりpMOSのFETQ61の閾値電圧が高く
なり、ほとんどサブスレッショルド電流は流れない。
【0158】そしてアクティブ時には、クロック信号が
Lレベルとなり、選択されたワードドライバWD(例え
ばワードドライバWD11)に接続されたスイッチ回路81
へ与えられる列選択信号K1 がLレベルとなる。その他
の列選択信号K2 ,…Km はHレベルである。そしてp
MOSのFETQ61にデコーダ信号X1 が入力されるこ
とによりワード線WLが立ち上がる。アクティブ時には
選択されたワードドライバWDのpMOSのFETQ61
の閾値電圧が小さくなるので、ワード線WLは高速にて
立ち上がる。
【0159】本実施例においては、選択されたワードド
ライバWDを含むワードドライバ列Bのみのソース電位
を上昇させるだけでよいので、実施例12よりもワード線
WLの立ち上がり時間を短縮することができる。
【0160】実施例10〜14は、バルク構造又はSOI構
造のいずれに適用してもよい。但しバルク構造の場合は
制御する電位をバックゲートバイアス電位とし、SOI
構造の場合はボディバイアス電位とする。
【0161】
【発明の効果】本発明の第1発明に係る半導体回路によ
れば、MOS−FETの閾値電位の絶対値を切り換え
て、MOS−FETのスイッチング特性とサブスレッシ
ョルド電流特性とを可変にすることができるので、高速
のスイッチング特性と小サブスレッショルド電流特性と
が両立可能なMOS−FETで構成される半導体回路を
実現することができる。
【0162】第2発明に係る半導体回路によれば、論理
回路の動作態様に従って、論理回路を構成するMOS−
FETの閾値電位の絶対値を切り換えるので、MOS−
FETが作動しないときは、MOS−FETを小サブス
レッショルド電流特性とし、MOS−FETが作動する
ときは、MOS−FETを高速のスイッチング特性とす
ることができる。
【0163】第3,4発明に係る半導体回路によれば、
MOS−FETが作動するときは、閾値電位の絶対値を
小さくし、MOS−FETが作動しないときは、閾値電
位の絶対値を大きくするので、高速のスイッチング特性
と小サブスレッショルド電流特性とが両立可能なMOS
−FETで構成される半導体回路を実現することができ
る。
【0164】第6,7発明に係るMOS−DRAMによ
れば、MOS−FETが作動するときは、閾値電位の絶
対値を小さくし、MOS−FETが作動しないときは、
閾値電位の絶対値を大きくするので、高速のスイッチン
グ特性と小サブスレッショルド電流特性とが両立可能な
MOS−FETで構成されるMOS−DRAMを実現す
ることができる。
【0165】第8,9発明に係るMOS−DRAMによ
れば、メモリセルのポーズリフレッシュ時には、メモリ
セルを構成するMOS−FETの閾値電位の絶対値を小
さくして、接合リークを減らすと共に、メモリセルのデ
ィスターブリフレッシュ時には、メモリセルを構成する
MOS−FETの閾値電位の絶対値を大きくして、サブ
スレッショルドリークを減少させることができるので、
リークの少ないメモリセルで構成されるOS−DRAM
を実現することができる。また、それに伴って、ポーズ
リフレッシュ、ディスターブリフレッシュ各々の周期の
長いメモリセルで構成されるMOS−DRAMを実現す
ることができる。
【0166】第10発明に係る半導体回路によれば、S
OI構造のMOS−FETの閾値電位の絶対値を切り換
えて、MOS−FETのスイッチング特性とサブスレッ
ショルド電流特性とを可変にすることができるので、高
速のスイッチング特性と小サブスレッショルド電流特性
とが両立可能なMOS−FETで構成される半導体回路
を実現することができる。
【0167】第11発明に係る半導体回路によれば、論
理回路の動作態様に従って、論理回路を構成するSOI
構造のMOS−FETの閾値電位の絶対値を切り換える
ので、MOS−FETが作動しないときは、MOS−F
ETを小サブスレッショルド電流特性とし、MOS−F
ETが作動するときは、MOS−FETを高速のスイッ
チング特性とすることができる。
【0168】第12,13発明に係る半導体回路によれ
ば、SOI構造のMOS−FETが作動するときは、閾
値電位の絶対値を小さくし、MOS−FETが作動しな
いときは、閾値電位の絶対値を大きくするので、高速の
スイッチング特性と小サブスレッショルド電流特性とが
両立可能なMOS−FETで構成される半導体回路を実
現することができる。
【0169】第15〜18発明に係る半導体回路によれ
ば、LOCOS法及び/又はFS法にて素子分離された
SOI構造のMOS−FETにおいて、高速スイッチン
グ特性及び小サブスレッショルド電流特性を実現するこ
とができる。
【0170】第19,20発明に係るMOS−DRAM
によれば、SOI構造のMOS−FETが作動するとき
は、閾値電位の絶対値を小さくし、MOS−FETが作
動しないときは、閾値電位の絶対値を大きくするので、
高速のスイッチング特性と小サブスレッショルド電流特
性とが両立可能なMOS−FETで構成されるMOS−
DRAMを実現することができる。
【0171】第21,22発明に係るMOS−DRAM
によれば、メモリセルのポーズリフレッシュ時には、メ
モリセルを構成するSOI構造のMOS−FETの閾値
電位の絶対値を小さくして、接合リークを減らすと共
に、メモリセルのディスターブリフレッシュ時には、メ
モリセルを構成するMOS−FETの閾値電位の絶対値
を大きくして、サブスレッショルドリークを減少させる
ことができるので、リークの少ないメモリセルで構成さ
れるOS−DRAMを実現することができる。また、そ
れに伴って、ポーズリフレッシュ、ディスターブリフレ
ッシュ各々の周期の長いメモリセルで構成されるMOS
−DRAMを実現することができる。
【0172】第23発明に係る半導体回路によれば、M
OS−FETがインバータ列を構成する場合に、全ての
MOS−FETのバックゲートバイアス電位又はボディ
バイアス電位を切り換える構成よりも、半分の電力で高
速のスイッチング特性と小サブスレッショルド電流特性
とが両立可能である。
【0173】第24,25発明に係る半導体回路によれ
ば、インバータ列は、スイッチング素子、例えば閾値電
圧が高いMOS−FETを介して電源に接続され、スイ
ッチング素子(例えば閾値電圧が高いMOS−FET)
を介して接地されているので、スタンバイ時にスイッチ
ング素子をオフしておけば、電源,接地間の電流パスを
遮断することができる。サブスレッショルド電流の低減
が実現される。
【0174】第26発明に係る半導体回路によれば、イ
ンバータ列を構成するMOS−FETのうち、スタンバ
イ時にオンするMOS−FETの閾値電圧を、スタンバ
イ時にオンするMOS−FETの閾値電圧より小さくな
してあるので、スタンバイ状態からアクティブ状態へ移
行するときにこれらMOS−FETにおける電流の増加
が速く行え、スイッチング特性が向上する。
【0175】第27,28発明に係るにMOS−DRA
Mによれば、ワードドライバにおいてサブスレッショル
ド電流の低減及び高速動作を実現することができ、バッ
クゲートバイアス電位又はボディバイアス電位を列単位
に制御する構成とすれば、切り換えに要する電力を低減
することができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1〜4発明に係る半導体回路を構成する論
理回路の一例を示すコンプリメンタリMOSインバータ
の回路図である。
【図2】 図1に示したスイッチ回路の一例を示す回路
図である。
【図3】 図1に示したスイッチ回路の一例を示す回路
図である。
【図4】 図1に示したコンプリメンタリMOSインバ
ータのウエル構造を示す断面構造図である。
【図5】 第5,6発明に係るMOS−DRAMの一例
の構成を示すブロック図である。
【図6】 第5,6発明に係るMOS−DRAMの一例
の構成を示すブロック図である。
【図7】 図5、図6に示したMOS−DRAMの内部
各部における外部RAS信号の伝達時間の内訳を示した
タイミングチャートである。
【図8】 MOS−DRAM内におけるコントロールク
ロック信号と外部RAS信号との関係を示したタイミン
グチャートである。
【図9】 第7,8発明に係るMOS−DRAMを構成
するメモリセルの1実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】 図9に示したスイッチ回路の構成例を示す
回路図である。
【図11】 本発明に係る半導体回路を構成する論理回
路の他の実施例を示す断面構造図である。
【図12】 図11に示す半導体回路の要部のレイアウト
を示す図である。
【図13】 本発明に係る半導体回路を構成する論理回
路のさらに他の実施例を示す断面構造図である。
【図14】 本発明に係る半導体回路を構成する論理回
路のさらに他の実施例を示す断面構造図である。
【図15】 本発明に係る半導体回路を構成する論理回
路のさらに他の実施例を示す断面構造図である。
【図16】 第23発明に係る半導体回路を示す回路図
である。
【図17】 第23発明に係る半導体回路の他の実施例
を示す回路図である。
【図18】 第26発明に係る半導体回路を示す回路図
である。
【図19】 第24発明に係る半導体回路を示す回路図
である。
【図20】 第23,24発明に係る半導体回路を示す
回路図である。
【図21】 第27発明に係る半導体回路を示す回路図
である。
【図22】 第28発明に係る半導体回路を示す回路図
である。
【図23】 従来の半導体回路に使用されるコンプリメ
ンタリMOSインバータを示す回路図である。
【図24】 DRAMに使用される従来のメモリセルの
構造例を模式的に示した断面構造図である。
【図25】 論理回路がインバータ列である場合にMT
−MOSを使用した従来のCMOS回路を示す回路図で
ある。
【図26】 従来のワードドライバを示す回路図であ
る。
【図27】 従来の階層構成のワードドライバを示す回
路図である。
【符号の説明】
1 コンプリメンタリMOSインバータ、10,11,
36,43C,43R,45C,45R,81,82
スイッチ回路、10a,11a レベルシフト回路、1
0b,11b 切り換えスイッチ、13,15,44
C,44R,46C,46R,48a,48b,83,
84,86,87 電圧供給手段、14 クロック信号
発生器、57 メモリセル、42 MOS−DRAM、
85 クロック信号発生回路、88 基板バイアス切換
回路、φ,φ1 ,φ2 コントロールクロック信号、V
cc 電源電位(通常のバックゲートバイアス電位)、V
ss 接地電位(通常のバックゲートバイアス電位)、V
pp,Vbb,Vbb1 ,Vbb2 電圧供給手段からの電位、
ex.RAS 外部行選択信号、I1 ,I2 ,I3 ,I
4 ,I5 ,I6 ,I7 ,I8 ,I11,I12,I13 イン
バータ、WD ワードドライバ、B ワードドライバ
列。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/04 E 9184−5K 17/30 K 9184−5K 17/687 19/094 9184−5K H03K 17/687 F 19/094 D

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOS−FETを有した半導体回路にお
    いて、第1の電位又は第2の電位がバックゲートバイア
    ス電位として与えられるべきMOS−FETと、第1の
    電位又は第2の電位をバックゲートバイアス電位として
    前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチング手段
    とを備えることを特徴とする半導体回路。
  2. 【請求項2】 MOS−FETを有した半導体回路にお
    いて、第1の電位又は第2の電位がバックゲートバイア
    ス電位として与えられるべきMOS−FETと、該MO
    S−FETの動作態様に従って、第1の電位又は第2の
    電位をバックゲートバイアス電位として前記MOS−F
    ETへ選択的に与えるスイッチング手段とを備えること
    を特徴とする半導体回路。
  3. 【請求項3】 MOS−FETを有した半導体回路にお
    いて、第1の電位又は第2の電位がバックゲートバイア
    ス電位として与えられるべきMOS−FETと、該MO
    S−FETを活性化するコントロールクロック信号を発
    生するクロック信号発生手段と、該コントロールクロッ
    ク信号に従って、第1の電位又は第2の電位をバックゲ
    ートバイアス電位として前記MOS−FETへ選択的に
    与えるスイッチング手段とを備えることを特徴とする半
    導体回路。
  4. 【請求項4】 スイッチング手段は、第1の電位又は第
    2の電位へ変換するための信号を出力するレベルシフト
    回路と、該レベルシフト回路からの出力信号に従って、
    第1の電位又は第2の電位をバックゲートバイアス電位
    として前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチ回
    路とを備えることを特徴とする請求項1,2,又は3記
    載の半導体回路。
  5. 【請求項5】 MOS−FETにより構成される論理回
    路を有することを特徴とする請求項1,2,又は3記載
    の半導体回路。
  6. 【請求項6】 第1の電位又は第2の電位がバックゲー
    トバイアス電位として与えられるべきMOS−FETに
    より構成され、行系の動作回路及び列系の動作回路に使
    用される論理回路と、該論理回路の動作態様に従って、
    第1の電位又は第2の電位をバックゲートバイアス電位
    として前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチン
    グ手段とを備えることを特徴とするMOS−DRAM。
  7. 【請求項7】 第1の電位又は第2の電位がバックゲー
    トバイアス電位として与えられるべきMOS−FETに
    より構成され、行系の動作回路及び列系の動作回路に使
    用される論理回路と、該論理回路を活性化するコントロ
    ールクロック信号を発生するクロック信号発生手段と、
    該コントロールクロック信号に従って、第1の電位又は
    第2の電位をバックゲートバイアス電位として前記MO
    S−FETへ選択的に与えるスイッチング手段とを備え
    ることを特徴とするMOS−DRAM。
  8. 【請求項8】 第1の電位又は第2の電位がバックゲー
    トバイアス電位として与えられるべきMOS−FETに
    より構成されるメモリセルと、該メモリセルの動作態様
    に従って、第1の電位又は第2の電位をバックゲートバ
    イアス電位として前記MOS−FETへ選択的に与える
    スイッチング手段とを備えることを特徴とするMOS−
    DRAM。
  9. 【請求項9】 第1の電位又は第2の電位がバックゲー
    トバイアス電位として与えられるべきMOS−FETに
    より構成されるメモリセルと、該メモリセルを活性化さ
    せる信号に従って、第1の電位又は第2の電位をバック
    ゲートバイアス電位として前記MOS−FETへ選択的
    に与えるスイッチング手段とを備えることを特徴とする
    MOS−DRAM。
  10. 【請求項10】 SOI構造のMOS−FETを有した
    半導体回路において、第1の電位又は第2の電位がボデ
    ィバイアス電位として与えられるべきMOS−FET
    と、第1の電位又は第2の電位をボディバイアス電位と
    して前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチング
    手段とを備えることを特徴とする半導体回路。
  11. 【請求項11】 SOI構造のMOS−FETを有した
    半導体回路において、第1の電位又は第2の電位がボデ
    ィバイアス電位として与えられるべきMOS−FET
    と、該MOS−FETの動作態様に従って、第1の電位
    又は第2の電位をボディバイアス電位として前記MOS
    −FETへ選択的に与えるスイッチング手段とを備える
    ことを特徴とする半導体回路。
  12. 【請求項12】 SOI構造のMOS−FETを有した
    半導体回路において、第1の電位又は第2の電位がボデ
    ィバイアス電位として与えられるべきMOS−FET
    と、該MOS−FETを活性化するコントロールクロッ
    ク信号を発生するクロック信号発生手段と、該コントロ
    ールクロック信号に従って、第1の電位又は第2の電位
    をボディバイアス電位として前記MOS−FETへ選択
    的に与えるスイッチング手段とを備えることを特徴とす
    る半導体回路。
  13. 【請求項13】 スイッチング手段は、第1の電位又は
    第2の電位へ変換するための信号を出力するレベルシフ
    ト回路と、該レベルシフト回路からの出力信号に従っ
    て、第1の電位又は第2の電位をボディバイアス電位と
    して前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチ回路
    とを備えることを特徴とする請求項10,11,又は1
    2記載の半導体回路。
  14. 【請求項14】 SOI構造のMOS−FETにより構
    成される論理回路を有することを特徴とする請求項1
    0,11,又は12記載の半導体回路。
  15. 【請求項15】 SOI構造のMOS−FETを複数有
    しており、これらMOS−FET間は分離酸化膜にて素
    子分離されていることを特徴とする請求項10,11,
    12,又は13記載の半導体回路。
  16. 【請求項16】 SOI構造のMOS−FETを複数有
    しており、これらMOS−FET間は、チャネル層を部
    分的にチャネルオフして形成されたFS分離層にて素子
    分離されており、前記FS分離層はスイッチング手段に
    接続されていることを特徴とする請求項10,11,1
    2,又は13記載の半導体回路。
  17. 【請求項17】 SOI構造のMOS−FETを複数有
    しており、これらMOS−FET間は、分離酸化膜及び
    チャネル層を部分的にチャネルオフして形成されたFS
    分離層にて素子分離されており、FS分離層はスイッチ
    ング手段に接続されていることを特徴とする請求項1
    0,11,12,又は13記載の半導体回路。
  18. 【請求項18】 SOI構造の一導電型MOS−FET
    を複数有しており、これら一導電型MOS−FET間
    は、チャネル層を部分的にチャネルオフして形成された
    FS分離層にて素子分離されており、1つの一導電型M
    OS−FETの両側のFS分離層は前記スイッチング手
    段に接続されており、他の一導電型MOS−FETの両
    側のFS分離層は所定電位に接続されており、FS分離
    層間の分離層は他の所定電位が印加されていることを特
    徴とする請求項10,11,12,又は13記載の半導
    体回路。
  19. 【請求項19】 第1の電位又は第2の電位がボディバ
    イアス電位として与えられるべきSOI構造のMOS−
    FETにより構成され、行系の動作回路及び列系の動作
    回路に使用される論理回路と、該論理回路の動作態様に
    従って、第1の電位又は第2の電位をボディバイアス電
    位として前記MOS−FETへ選択的に与えるスイッチ
    ング手段とを備えることを特徴とするMOS−DRA
    M。
  20. 【請求項20】 第1の電位又は第2の電位がボディバ
    イアス電位として与えられるべきSOI構造のMOS−
    FETにより構成され、行系の動作回路及び列系の動作
    回路に使用される論理回路と、該論理回路を活性化する
    コントロールクロック信号を発生するクロック信号発生
    手段と、該コントロールクロック信号に従って、第1の
    電位又は第2の電位をボディバイアス電位として前記M
    OS−FETへ選択的に与えるスイッチング手段とを備
    えることを特徴とするMOS−DRAM。
  21. 【請求項21】 第1の電位又は第2の電位がボディバ
    イアス電位として与えられるべきSOI構造のMOS−
    FETにより構成されるメモリセルと、MOS−DRA
    Mの動作態様に従って、第1の電位又は第2の電位をボ
    ディバイアス電位として前記MOS−FETへ選択的に
    与えるスイッチング手段とを備えることを特徴とするM
    OS−DRAM。
  22. 【請求項22】 第1の電位又は第2の電位がボディバ
    イアス電位として与えられるべきSOI構造のMOS−
    FETにより構成されるメモリセルと、MOS−DRA
    Mを活性化させる信号に従って、第1の電位又は第2の
    電位をボディバイアス電位として前記MOS−FETへ
    選択的に与えるスイッチング手段とを備えることを特徴
    とするMOS−DRAM。
  23. 【請求項23】 論理回路は、一導電型MOS−FET
    及び他導電型MOS−FETにて構成されたインバータ
    が直列に接続されたインバータ列であり、スタンバイ時
    にオフするMOS−FETのバックゲートが前記スイッ
    チング手段に接続されていることを特徴とする請求項5
    又は14記載の半導体回路。
  24. 【請求項24】 論理回路は、一導電型MOS−FET
    及び他導電型MOS−FETにて構成されたインバータ
    が直列に接続されたインバータ列であり、インバータ列
    は、スイッチング素子を介して電源に接続された副電源
    線とスイッチング素子を介して接地された副接地線との
    間に配されていることを特徴とする請求項5又は14記
    載の半導体回路。
  25. 【請求項25】 スイッチング素子は、前記論理回路を
    構成するMOS−FETより閾値電圧が大きいMOS−
    FETであり、アクティブ時にオンすることを特徴とす
    る請求項24記載の半導体回路。
  26. 【請求項26】 インバータ列を構成するMOS−FE
    Tのうち、アクティブ時にオンするMOS−FETの閾
    値電圧は、アクティブ時にオフするMOS−FETの閾
    値電圧より小さいことを特徴とする請求項23又は25
    のいずれかに記載の半導体回路。
  27. 【請求項27】 前記動作回路は、ワードドライバであ
    ることを特徴とする請求項6,7,19,又は20に記
    載のMOS−DRAM。
  28. 【請求項28】 ワードドライバを構成するMOS−F
    ETは列単位でスイッチング手段と接続されていること
    を特徴とする請求項27記載のMOS−DRAM。
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