JP2002269979A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2002269979A
JP2002269979A JP2001063741A JP2001063741A JP2002269979A JP 2002269979 A JP2002269979 A JP 2002269979A JP 2001063741 A JP2001063741 A JP 2001063741A JP 2001063741 A JP2001063741 A JP 2001063741A JP 2002269979 A JP2002269979 A JP 2002269979A
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memory cell
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Yutaka Ito
伊藤  豊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で高信頼で大記憶容量化を実現
し、使い勝手のよい半導体装置を提供する。 【解決手段】 第1及び第2電極を有する容量と、複数
のワード線のうちの対応するワード線に接続された制御
端子と上記第1電極及び複数のビット線のうちの対応す
るビット線との間に接続された電流経路とを有するスイ
ッチ素子とを有するメモリセルの複数を1つの半導体基
板上に含み、上記スイッチ素子の電流経路は、上記半導
体基板に垂直な方向であり、かかるメモリセルと同一の
構造からなるダミーセルを用い、その情報保持電圧をモ
ニタして上記メモリセルのリフレッシュ周期を設定する
ことにより、メモリセルのデータ保持時間に対応した周
期でのリフレッシュ動作によって、簡単な構成で高信頼
で大記憶容量化と使い勝手のよいメモリ回路を実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置に関
し、高信頼で大記憶容量の半導体メモリ回路を備えたも
のに利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリには大別してRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)とROM(リードオンメモリ)が
ある。なかでも計算機の主記憶として最も大量に使われ
るのはダイナミックRAM(DRAM)である。記憶を
蓄えるメモリセルは、一つの蓄積静電容量(キャパシ
タ)とそれに電荷を蓄え読み出すトランジスタから構成
される。このメモリはRAMとして最小の構成要素で実
現されるため、大規模化に適している。従って相対的に
安価で大量に生産されてきた。
【0003】従来のDRAMでは、メモリセル内に存在
するpn接合(リーク)電流によってキャパシタに蓄え
られた情報電荷は消失してしまう。そこで消失する前に
メモリセルを周期的にリフレッシュ(再生書きこみ)動
作をさせて記憶情報を保持させる。この周期はリフレッ
シュ時間と称し、現状では100ms程度であるが、記
憶容量が増大するにつれてますま長くする必要がある。
すなわちリーク電流を抑える必要があるが、これは素子
の微細化とともにますます困難になってきている。リフ
レッシュ動作を省略する技術として、本願出願人におい
てはPLEDメモリを特願平10−280663号によ
り提案している。
【0004】PLEDトランジスタは、積層した例えば
5層のポリシリコンの両側に酸化膜を介してゲート電極
が配置されている縦型構造であり、両側のポリシリコン
で形成されたゲート電極が一体で形成され常に等電位で
ある。トランジスタのドレイン−とソース間に設けられ
たポリシリコンをきわめて低濃度リンがドープされたイ
ントリンシックポリシリコン(intrinsic poly Si )で
トランジスタの基板(チャネル)を構成し、各イントリ
ンシックポリシリコン間には、例えば薄いシリコン窒化
膜から成るトンネル膜が形成されている。トンネル膜
は、トランジスタ形成時に、ドレインあるいはソース領
域の高濃度のリンが内部の低濃度層に拡散しないように
ストッパーの役割をも持つようにされる。ドレイン・ソ
ース間に電流を流すためには、これらの膜厚は余り厚く
ないトンネル膜である必要がある。中央部には、トンネ
ル膜を形成し、トランジスタのオフ電流を小さく抑える
ようにしている。すなわちオフ状態にあるトランジスタ
内のポリシリコンで発生した正孔あるいは電子が、電流
となってドレイン・ソース間を流れないようにするスト
ッパーの役割を持たせることによってリーク電流を理論
的にはゼロにすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
製造技術のもとでは、上記のようなPLEDトランジス
タを形成した場合、上記ドレイン・ソース間のイントリ
ンシックポリシリコンあるいはトンネル膜に生じる欠陥
を理論上のようにリーク電流を無視することができない
ことが考えられる。したがって、前記のようにリーク電
流がゼロとなるようなPLEDトランジスタの特徴を生
かしたメモリ回路を得るには、PLEDトランジスタの
製造技術のいっそうの改善を待たなければならないであ
ろう。
【0006】そこで、本願発明者においては、上記PL
EDトランジスタに生じる欠陥を前提としたメモリ回路
を構成することを考えた。つまり、PLEDトランジス
タのリーク電流によって容量に保持された情報電圧が失
われるので、リフレッシュ動作によって、メモリセルの
情報電圧が失われる前に、それを読み出して増幅しても
との情報電圧に戻せばよい。しかしながら、PLEDト
ランジスタの欠陥によるリーク電流は、MOSFETを
スイッチ素子とする公知のDRAMでのリーク電流経路
そのものが異なり、仮に公知のDRAMのリフレッシュ
制御回路をそのまま流用すると、MOSFETを用いた
場合の情報保持電圧に対応した比較的短い周期でリフレ
ッシュ動作を行うこととなり、PLEDトランジスタの
特徴である長い情報保持時間に適合させることが困難と
なる。
【0007】この発明の目的は、簡単な構成で高信頼で
大記憶容量化を実現した半導体メモリ回路を備えた半導
体装置を提供することにある。この発明の他の目的は、
高信頼で大記憶容量化を実現ししつつ、使い勝手のよい
半導体装置を提供することにある。この発明の前記なら
びにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述お
よび添付図面から明らかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。第1及び第2電極を有する容量と、複
数のワード線のうちの対応するワード線に接続された制
御端子と上記第1電極及び複数のビット線のうちの対応
するビット線との間に接続された電流経路とを有するス
イッチ素子とを有するメモリセルの複数を1つの半導体
基板上に含み、上記スイッチ素子の電流経路は、上記半
導体基板に垂直な方向であり、かかるメモリセルと同一
の構造からなるダミーセルを用い、その情報保持電圧を
モニタして上記メモリセルのリフレッシュ周期を設定す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1と図2には、この発明に係る
半導体記憶装置として構成される半導体装置の一実施例
の回路図が示されている。この実施例の半導体記憶装置
は、特に制限されないが、メモリアレイがワード線方向
に対して複数に分割され、同様にビット線方向にも複数
に分割される。かかる分割されたワード線、ビット線に
対応してメモリマットMEMORY−MATが設けられ
るという、いわゆる階層ワード線方式、階層ビット線方
式とされる。
【0010】上記メモリマットMEMORY−MATを
挟んでセンスアンプSA及びワードドライバWDに囲ま
れるよう配置とされる。同図では、メモリマットMEM
ORY−MATに対して設けられるセンスアンプSAの
うち、一方のみが示されている。上記センスアンプSA
と上記ワードドライバWDの交差部とされて、例えばセ
ンスアンプの駆動回路SDV等が設けられる。上記セン
スアンプSAに設けられる単位増幅回路USAは、図2
に示すようにシェアードセンス方式により構成され、セ
ンスアンプの単位増幅回路USAを中心にして左右に相
補ビット線が設けられ、左右いずれかのメモリマットM
EMORY−MATの相補ビット線BL,BLBに選択
的に接続される。
【0011】ワードドライバWDは、図1に示すように
ワード線WLの選択信号/非選択信号を形成する。前記
のような階層ワード線方式においては、同図では省略さ
れていが、メインワード線の数を減らすために、言い換
えるならば、メインワード線の配線ピッチを緩やかにす
るために、特に制限されないが、1つのメインワード線
に対して、相補ビット線方向に複数からなるワード線を
配置させる。ワードドライバWDは、このように相補ビ
ット線方向に対して複数本ずつが割り当てられたワード
線WLの中から1本のワード線WLを選択する機能を持
つ。このため、ワードドライバWDは、メインワード線
と複数のワード選択線の中から1つを選択するワード線
選択信号とによりワード線WLを選択する。
【0012】メモリセルは、図1に示すように上記ワー
ド線WLと、相補ビット線BL,BLBのうちの一方の
ビット線BLとの間に設けら、PLEDトランジスタか
らなるスイッチ素子PDと、記憶用の容量Cから構成さ
れる。スイッチ素子PDの制御端子(ゲート)はワード
線WLに接続され、このスイッチ素子のドレインがビッ
ト線BLに接続され、ソースに記憶用の容量Cの一方の
電極が接続される。容量Cの他方の電極は、共通化され
てプレート電圧VPLTが与えられる。
【0013】上記センスアンプSAを内部降圧電圧VD
Lで動作させるようにした場合、センスアンプにより増
幅されてビット線BL(又はBLB)に与えられるハイ
レベルは、上記内部電圧VDLレベルにされる。したが
って、上記ワード線WLの選択レベルに対応した高電圧
VPPはVDL+Vth+αにされる。ここで、VthはP
LEDトランジスタのしきい値電圧である。
【0014】図2に示すように、センスアンプの単位回
路は、ゲートとドレインとが交差接続されてラッチ形態
にされたNチャンネル型の増幅MOSFETQ15,Q
16及びPチャンネル型の増幅MOSFETMOSFE
TQ17,Q18から構成される。Nチャンネル型MO
SFETQ1とQ16のソースは、共通ソース線NCS
に接続される。Pチャンネル型MOSFETQ1とQ1
8のソースは、共通ソース線PCSに接続される。上記
共通ソース線NCSとPCSには、前記交差領域に設け
られるパワースイッチMOSFETが接続される。
【0015】特に制限されないが、Nチャンネル型の増
幅MOSFETQ15とQ16のソースが接続された共
通ソース線NCSには、上記交差領域に設けられたセン
スアンプ駆動回路SDVにより駆動される。つまり、セ
ンスアンプ活性化信号SANを受けるNチャンネル型の
パワースイッチMOSFETにより、上記共通ソース線
NCSに接地電位に対応した動作電圧VSSが与えられ
る。上記Pチャンネル型の増幅MOSFETQ17とQ
18のソースが接続された共通ソース線PCSには、同
様に上記交差領域に設けられたセンスアンプ駆動回路S
DVのPチャンネル型のパワースイッチMOSFETに
より降圧電圧VDLが与えられる。
【0016】上記センスアンプの単位回路USAの一対
の入出力ノードには、相補ビット線を短絡させるイコラ
イズMOSFETQ21と、相補ビット線にハーフプリ
チャージ電圧VBLRを供給するスイッチMOSFET
Q19とQ20からなるプリチャージ回路(又はイコラ
イズ回路)が設けられる。これらのMOSFETQ19
〜Q21のゲートは、共通にプリチャージ(イコライ
ズ)信号BLEQが供給される。このプリチャージ信号
BLEQを形成するドライバ回路は、上記交差領域に設
けられたCMOSインバータ回路により構成される。メ
モリアクセスの開始時にワード線選択タイミングに先行
して、各交差領域に分散して設けられたインバータ回路
を通して上記プリチャージ回路を構成するMOSFET
Q19〜Q21を高速に切り替える。
【0017】センスアンプの単位回路USAは、シェア
ードスイッチMOSFETQ11とQ12を介して図左
側のメモリマット相補ビット線BL,BLBと接続さ
れ、シェアードスイッチMOSFETQ1とQ14を介
して同図右側のメモリマット同様な相補ビット線BL,
BLB(図示せず)に接続される。スイッチMOSFE
TQ22とQ23は、カラムスイッチ回路を構成するも
のであり、カラム選択信号YSが選択レベル(ハイレベ
ル)にされるとオン状態となり、上記センスアンプの単
位回路USAの一対の入出力ノードとローカル入出力線
LIOとを接続させる。センスアンプ部には、同様なロ
ーカル入出力線LIOT0とLIOB0が設けられる。
【0018】上記シェアードスイッチ回路は、例えば左
側のメモリマットのワード線WLが選択されたときに
は、信号SHLのハイレベルにより左側のシェアードス
イッチMOSFETQ11とQ12はオン状態のままに
し、信号SHRのロウレベルにより右側シェアードスイ
ッチMOSFETQ13とQ14とをオフ状態にさせ
る。逆に、右側のメモリマットのワード線WLが選択さ
れたときには、センスアンプの右側のシェアードスイッ
チMOSFETQ23とQ24はオン状態のままにし、
左側シェアードスイッチMOSFETQ11とQ12と
をオフ状態にさせる。これにより、センスアンプでは、
選択された側のメモリマットの相補ビット線BL,BL
Bの信号の増幅を行うものである。
【0019】センスアンプ(USA)の入出力ノード
は、例えば左側のメモリマットのワード線WLが選択さ
れたなら、上記左側の相補ビット線BL,BLBとの接
続が維持されて、選択されたワード線WLに接続された
メモリセルの微小信号を増幅し、上記カラムスイッチ回
路(Q12とQ13)を通してローカル入出力線LIO
に伝える。上記ローカル入出力線LIOは、図示しない
けれどれも、交差領域にに設けられたNチャンネル型M
OSFETとPチャンネル型MOSFETからなるCM
OSスイッチ回路を介して、図示しないメインアンプ及
びライトアンプに接続されるメイン入出力線MIOに接
続される。このメイン入出力線MIOは、ビット線の延
長方向にワードドライバWDに沿って延長される。
【0020】図1に示すようにメモリマットMEMOR
Y−MATの両側に設けられたワードドライバWDは、
ワード線WLの両端に交互に分散して配置される。これ
により、メモリセルの配置に対応して高密度に配列され
るワード線WLのピッチと、それを駆動するワードドラ
イバを構成するPチャンネル型MOSFETQ1とNチ
ャンネル型MOSFETQ2を含むようなワードドライ
バとのピッチを合わせるようにすることができる。上記
Pチャンネル型MOSFETQ1のソースが接続される
オン電圧VONは、前記昇圧電圧VPPに対応した動作
電圧VPPが供給される。
【0021】上記Nチャンネル型MOSFETQ2のソ
ースが接続されるオフ電圧VOFFは、特に制限されな
いが、切替回路SWを介して接地電位VSS又は基板電
圧VBBが供給される。この実施例では、データ保持モ
ードでワード線WLの電圧を負電圧にしてメモリセルの
情報保持時間を長くするようにするものである。つま
り、ワード線WLの非選択レベルとしての動作電圧端子
OFFに伝えられる電圧が、回路の接地電位VSSと、
基板バイアス電圧回路VBBで形成された負電圧とのい
ずれかが切替回路SWを介して供給される。
【0022】切替回路SWは、動作モード信号MODE
を受けてメモリセルへの書き込みや読み出しが許可され
る通常動作モードのときには上記回路の接地電位VSS
を供給し、メモリセルへの選択的な書き込みや読み出し
動作が停止されてデータ保持動作のみを行うデータ保持
モードのときには負電圧VBBを供給する。このような
負電圧を制御端子に供給することにより、PLEDトラ
ンジスタの欠陥等により生じるデータ保持モードでのリ
ーク電流を大幅に低減でき、前記論理値に近ずけること
ができる。これにより、データ保持モードでのメモリセ
ルのリフレッシュ周期を大幅に長くすることができ、デ
ータ保持モードでの消費電流を減少させることができ
る。もちろん、上記切替回路SWを省略して、データ保
持モードでもワード線WLのオフ電圧を通常動作と同じ
くVSSとしてもよい。
【0023】更に、切替回路SWに対して、同図の接地
電位VSSに代えて基板電圧VBB1とし、基板電圧V
BBに対して基板電圧VBB2を供給するようにするも
のであってもよい。これにより、ワードドライバWD
は、動作モード信号MODEに対応して通常動作のとき
にはワード線WLの非選択レベル、つまりオフ電圧VO
FFを接地電位VSS又は負電圧VBB1とし、データ
保持モードのときにはワード線WLの非選択レベル、つ
まりオフ電圧VOFFを接地電位VBB又は負電圧VB
B2に切り替えるようしてもよい。
【0024】図3には、この発明に係る半導体記憶装置
の動作の一例を説明するための波形図が示されている。
この実施例は、前記のようにワード線WLのオフ電圧を
VBB1とVBB2に切り替える例に対応している。動
作モード信号MODEがロウレベルのときには通常動作
モードとされ、信号BLEQのロウレベルによりプリチ
ャージ動作が終了して、相補ビット線BL,BLBは、
フローティング状態で等しいプリチャージレベルに維持
される。
【0025】ワード線WLは、通常動作モードでのオフ
電圧VOFF(VBB1)に対応した約−1.5Vから
オン電圧VON(VPP)に対応した約3Vのようなハ
イレベルにされる。これにより、FLEDトランジスタ
PDがオン状態となり、容量Cとビット線BLとが接続
され、同図のように蓄積ノードSNの電位がハイレベル
VDLのとき、かかる電圧VDLに対応した電荷とビッ
ト線BLのプリチャージによる電荷とのチャージシェア
によりビット線BLの電位は容量Cの記憶電荷に対応し
て例えば微小電圧だけハイレベルに変化する。
【0026】信号SANがハイレベルとなり(図示しな
いが信号SAPがロウレベルとなって)センスアンプS
Aが活性化されて上記ビット線BLBとBLの電位差を
増幅し、VDLに対応したハイレベルとVSSに対応し
たロウレベルに増幅する。この増幅されたビット線BL
のハイレベル(VDL)は、上記オン状態のPLEDト
ランジスタPDを介して容量Cに再書き込みされる。読
み出し動作なら、かかるセンスアンプの増幅信号がカラ
ムスイッチ回路、ローカル入出力線LIO及びメインI
O線MIOを通してメインアンプに伝えられて増幅さ
れ、出力回路を通して外部端子から読み出し信号として
出力される。書き込み動作なら、書き込み信号に対応し
て上記ビット線BLとBLBの電位が決定され、それが
メモリセルの容量Cに書き込まれる。
【0027】上記読み出し動作又は書き込み動作が終了
すると、信号SANがロウレベル(SAPがハイレベ
ル)となってセンスアンプの動作が停止され、ワード線
WLはオフ電圧VOFFに対応したロウレベル(VBB
1)にされて、上記PLEDトランジスタPDがオフ状
態にされる。そして、信号BLEQがハイレベルにされ
て、相補ビット線BLとBLBとが短絡されてハーフプ
リチャージレベルに戻される。
【0028】動作モード信号MODEのハイレベルによ
ってデータ保持モードとされると、に示すようにワー
ド線WLのオフ電圧はVBB1からVBB2のように低
い電圧に切り替えられる。これにより、PLEDトラン
ジスタPDのゲート,ソース間には−3Vのような逆バ
イアスが与えられるためにリーク電流がいっそう小さく
される。かかるワード線WLのオフ電圧VOFF(VB
B2)のもとでは、図6に示すようなリフレッシュ動作
のみが実施される。リフレッシュ動作はロウ系の選択動
作は前記図3の実施例と同じである。つまり、リフレッ
シュ動作は容量Cの情報電荷を読み出して、それを増幅
してもとの電荷の状態に戻すための動作であり、読み出
し動作におけるカラム系の選択動作が省略されたものと
同等である。そして、動作モード信号MODEのロウレ
ベルによって通常モードとされると、図示しないが、ワ
ード線WLのオフ電圧はVBB2からVBB1のように
切り替えられる。
【0029】この実施例では、通常動作時においてもワ
ード線WLのオフ電圧VOFFを−1.5V程度にして
PLEDトランジスタのゲート,ソース間を逆バイアス
状態にするものであるために、前記のように電流経路
(チャネル)に欠陥が存在してもリーク電流を低減で
き、容量Cに蓄えられた情報電荷のリーク電流による低
減を補うためのリフレッシュ周期を長くすることができ
る。上記オフ電圧VOFFは、VSSとVBBのように
切り替えるもの、あいいはVSSの一定にするものであ
ってもよい。それぞれのオフ電圧に対応してメモリセル
のデータ保持時間が変化するので、以下の発振回路を用
いることにより、それぞれのデータ保持時間に対応して
リフレッシュ周期を設定することができる。
【0030】図4には、この発明に係る半導体記憶装置
のリフレッシュ動作を説明するためのタイミング図が示
されている。発振回路より、メモリセルのデータ保持時
間に対応した周期の発振パルスOSCが形成される。こ
の発振パルスOSCによりリフレッシュ起動信号STA
RTが形成され、セルフリフレッシュ(Self-Rehresh)
用の発振回路が動作状態となり、発振パルスOSC2が
形成される。つまり、上記発振パルスOSCの1周期
(リフレッシュ周期)内に、全メモリセルのリフレッシ
ュ動作が終了するような発振パルスOSC2が形成さ
れ、ロウ系アドレス信号をインクリメントして全メモリ
セルのリフレッシュ動作を終了させる。
【0031】図5には、図1及び図2示した半導体記憶
装置のリフレッシュ周期を設定するための発振回路の一
実施例の回路図が示されている。発振パルスOSCの周
波数を前記メモリセルのデータ保持時間に対応させて設
定するために、メモリセルと同一の構造にされたダミー
セルDC1とDC2が用いられる。ダミーセルDC1
は、PLEDトランジスタと容量からなり、Pチャンネ
ル型MOSFETQ35とNチャンネル型MOSFET
Q36からなる電圧切替回路を介して、PLEDトラン
ジスタがオン状態にされる書き込み時には、Pチャンネ
ル型MOSFETQ35がオン状態となり電源電圧VC
Cに対応したハイレベルが書き込まれる。
【0032】前記図1の実施例のようにメモリセルに書
き込まれるハイレベルがVDLのような降圧電圧なら、
上記電源電圧VCCが降圧電圧VDLにされる。上記書
き込みの終了によって、前記PLEDトランジスタがオ
フ状態にされると、Nチャンネル型MOSFETQ36
がオン状態となって、ビット線に接続されるメモリセル
と同じ条件とするために、ハーフプリチャージ電圧VB
LRを切り替えDPLEDトランジスタに供給する。
【0033】上記ダミーセルDC1の容量の保持電圧
は、電圧比較回路を構成する一方のNチャンネル型の差
動MOSFETQ38のゲートに供給される。他方のN
チャンネル型の差動MOSFETQ37のゲートには、
上記ハイレベルの保持電圧に対応した許容上限電圧VH
が供給される。つまり、この電圧VHは、前記のように
センスアンプSAにより保持電圧をハイレベルとしてセ
ンスすることができる下限電圧に対応している。
【0034】上記差動MOSFETQ37とQ38のソ
ースは共通化されて、定電圧VNを受けるNチャンネル
型の定電流源MOSFETQ39が設けられ、上記MO
SFETQ37とQ38のドレインには、電流ミラー形
態にされたPチャンネル型の負荷MOSFETQ40と
Q41が設けられる。この電圧比較回路は、ダミーセル
DC1の保持電圧が、上記電圧VHよりも高いときに
は、MOSFETQ38がオン状態となり、ロウレベル
の出力信号を形成する。これにより、インバータ回路I
N5及びIN6を通してロウレベル(論理0)がノアゲ
ート回路G1に伝えらる。
【0035】ダミーセルDC2も、PLEDトランジス
タと容量からなり、切替回路を介して、PLEDトラン
ジスタがオン状態にされる書き込み時には、Nチャンネ
ル型MOSFETがオン状態となり接地電位VSSに対
応したロウレベルが書き込まれる。上記書き込みの終了
によって、前記PLEDトランジスタがオフ状態にされ
ると、Pチャンネル型MOSFETがオン状態となっ
て、ビット線に接続されるメモリセルと同じ条件とする
ために、ハーフプリチャージ電圧VBLRに切り替えて
PLEDトランジスタに供給する。
【0036】上記ダミーセルDC2の容量の保持電圧
は、前記同様な電圧比較回路により許容上限電圧VLと
比較される。この電圧VLは、前記のようにセンスアン
プSAにより保持電圧をロウレベルとしてセンスするこ
とができる上限電圧に対応している。この電圧比較回路
は、ダミーセルDC2の保持電圧が、上記電圧VLより
も低いときには、ハイレベルの出力信号を形成する。こ
れにより、インバータ回路IN7を通してロウレベル
(論理0)がノアゲート回路G1に伝えらる。
【0037】ノアゲート回路G1は、上記2つの信号が
共にロウレベルのときには、出力信号OSCをハイレベ
ルにし、遅延回路Delayを介してインバータ回路IN1
とIN3の入力信号をハイレベルにする。インバータ回
路IN1に伝えられ発振パルスOSCのハイレベルは、
インバータ回路IN1とIN2を通して上記切り替え回
路のNチャンネル型MOSFETQ36をオン状態にし
て、上記ダミーセルDC1のPLEDトランジスタにV
BLRを伝える。同様に、インバータ回路IN3に伝え
られ発振パルスOSCのハイレベルは、インバータ回路
IN3を通して上記切り替え回路のPチャンネル型MO
SFETをオン状態にして、上記ダミーセルDC2のP
LEDトランジスタにVBLRを伝える。
【0038】上記インバータ回路IN2とIN4の出力
信号は、レベル変換機能持つPLEDトランジスタの駆
動回路に供給される。この駆動回路は、ソースに昇圧電
圧VPPが供給され、ゲートとドレインとが交差接続さ
れてラッチ形態にされたPチャンネル型MOSFETQ
30とQ31と、上記MOSFETQ30のドレインと
上記インバータ回路IN2の出力端子との間に設けら
れ、ゲートに電源電圧VCCが印加されたNチャンネル
型MOSFETQ32と、上記MOSFETQ31のド
レインと回路の接地電位との間に設けられた2つのNチ
ャンネル型MOSFETQ33とQ34からなり、上記
MOSFETQ33のゲートには、電源電圧VCCが供
給され、MOSFETQ34のゲートには上記インバー
タ回路IN2の出力信号が供給される。
【0039】上記発振パルスOSCのハイレベルによ
り、Nチャンネル型MOSFETQ34がオン状態にさ
れる。ゲートに電源電圧VCCが供給されたNチャンネ
ル型MOSFETQ33のオン状態によって、Pチャン
ネル型MOSFETQ30のゲートを回路の接地電位に
するので、ダミーセルDC1のPLEDトランジスタを
オフ状態にする。この接地電位によりPチャンネル型M
OSFETQ30がオン状態にされて、そのドレイン電
圧VPPによりPチャンネル型MOSFETQ31をオ
フ状態にする。ダミーセルDC2に対応したPLEDト
ランジスタの駆動回路も前記同様な回路により構成され
ており、PLEDトランジスタは同様にオフ状態にされ
る。
【0040】上記のような電圧保持状態において、ダミ
ーセルDC1の保持電圧は、PLEDトランジスタから
VBLR側に抜けるリーク電流によって低下する。逆
に、ダミーセルDC2の保持電圧は、VBLRからPL
EDトランジスタに流れるリーク電流によって上昇す
る。いずれか早いタイミングでダミーセルDC1の保持
電圧がVHよりも低くなるか、あるいはダミーセルDC
2の保持電圧がVLよりも高くなったときに対応して、
ノアゲート回路G1の出力信号がロウレベルに変化す
る。
【0041】ダミーセルDC1を例にして説明すると、
インバータ回路IN2の出力信号がロウレベルとなり、
切り替え回路のPチャンネル型MOSFETQ35がオ
ン状態となって、書き込みハイレベル(VCC)を出力
し、駆動回路ではMOSFETQ32を介してPチャン
ネル型MOSFETQ31をオン状態にして、PLED
トランジスタにVPPに対応したハイレベルを供給す
る。これにより、ダミーセルDC1の容量にはPLED
トランジスタを介してハイレベル(VCC)が書き込ま
れる。上記駆動回路では、上記MOSFETQ31のオ
ン状態により、MOSFETQ30をオフ状態にする。
つまり、この駆動回路は、上記インバータ回路IN2の
出力信号のVCC/VSSをVPP/VSSのような信
号振幅に変換するレベル変換動作を行う。
【0042】ダミーセルDC2においても、上記発振パ
ルスOSCのロウレベルにより、切り替え回路がロウレ
ベルVSSを出力し、駆動回路では同様に昇圧電圧VP
Pを出力するのでPLEDトランジスタがオン状態とな
り、容量に接地電位VSSのようなロウレベルの書き込
みを行う。上記のような書き込み動作によって、ダミー
セルDC1の保持電圧がVHより高くされ、ダミーセル
DC2の保持電圧がVLよりも低くなると、発振パルス
OSCがハイレベルとなり、遅延回路Delayでの遅延時
間の経過後に前記のような電圧保持状態にされる。上記
遅延回路Delayでの遅延時間は、上記電圧比較動作及び
インバータ回路やゲート回路での信号遅延時間ととも
に、容量CにVCCとVSSがフルライトされるのに要
する時間が確保するために設けられる。
【0043】前記実施例のように半導体記憶装置が通常
モードとデータ保持モードの2種類に設定される場合、
上記駆動回路のオフ電圧VOFFは、前記のような切替
回路SWにより供給される。つまり、通常モードからデ
ータ保持モードにされるときには、ダミーセルDC1と
DC2においても、VSSからVBB(又はVBB1か
らVBB2)に切り替えられる。上記のような発振回路
により発振パルスOSCを形成することにより、例えば
図4に示したようなセルフリフレッシュ動作を行わせる
ことにより、メモリセルのデータ保持時間に対応させた
リフレッシュ動作を実施することができる。
【0044】図6と図7には、この発明に係る半導体記
憶装置として構成される半導体装置の他の一実施例の回
路図が示されている。この実施例は、前記図1と図2に
示した実施例に比べて、メモリセル部,ワードドライブ
部及びセンスアンプ部の一部が異なる。したがって、説
明の重複を避けるために、以下においては前記実施例と
相違する部分について主に説明する。
【0045】図6に示すように、メモリセルは、上記ワ
ード線WLと、ビット線BLとの間に設けら、PLED
トランジスタからなるスイッチ素子PDと、記憶用の容
量C及び増幅MOSFETQmから構成される。スイッ
チ素子PDの制御端子(ゲート)はワード線WLに接続
され、このスイッチ素子のドレインがビット線BLに接
続され、ソースに記憶用の容量Cの一方の電極が接続さ
れる。記憶用の容量Cの他方の電極は、上記ワード線W
Lに接続される。上記増幅MOSFETQmのソース
は、ビット線BLに接続され、ドレインには電源電圧V
CCが与えられて、ソースフォロワ増幅動作を行うよう
にされる。
【0046】上記センスアンプSAを内部降圧電圧VD
Lで動作させるようにした場合、センスアンプにより増
幅されてビット線BL(又はBLB)に与えられるハイ
レベルは、上記内部電圧VDLレベルにされる。したが
って、スイッチ素子PDをオン状態にして、ビット線の
電位を容量Cに書き込むときの上記ワード線WLは、前
記同様な高電圧VPPとされ、かかる昇圧電圧VPPは
VDL+Vth+αである。
【0047】ワードドライバWDは、スイッチ素子PD
をオン状態にする容量Cへの書き込み時の選択レベル
(VPP)と、かかるスイッチ素子PDがオフ状態で増
幅MOSFETのソースからビット線に容量Cに保持さ
れた情報電圧を出力させる読み出し時の選択レベル(V
DL2)の切り替え機能が付加される。すなわち、Pチ
ャンネル型MOSFETQ9のソースに昇圧電圧VPP
を供給し、Nチャンネル型MOSFETQ10のソース
に降圧電圧VDL2を供給し、これらのMOSFETQ
9とQ10のゲートに制御信号R/Wを供給して、MO
SFETQ9とQ10のドレインからワード線WLのオ
ン電圧VONを出力させる。つまり、信号R/Wがハイ
レベルのきには、Nチャンネル型MOSFETQ10が
オン状態となり、ワード線WLのオン電圧VONをVD
L2のような降圧電圧とし、信号R/Wがロウレベルの
きにはPチャンネル型MOSFETQ9がオン状態とな
り、ワード線WLのオン電圧VONをVPPのような昇
圧電圧とする。
【0048】ワードドライバWDにおいては、前記同様
に上記スイッチ素子PDのオフ状態でのリーク電流を減
少させるために動作モードに対応してオフ電圧VOFF
の切り替えが前記実施例と同様に行われる。
【0049】ワードドライバWDにおいて、同一レベル
の選択信号ADのもとでワード線の選択レベルをVDL
2からVPPに切り替えられ、かつ、ワード線の非選択
レベルをVSS又はVBB(VBB1又VBB2)のよ
うにするよう、Pチャンネル型MOSFETQ5、Q8
とラッチ形態のNチャンネル型MOSFETQ6とQ7
からなるレベル変換回路が設けられて、ワード線WLを
駆動するMOSFETQ3とQ4のゲート電圧が形成さ
れる。
【0050】特に制限されないが、この実施例では、セ
ンスアンプを中心にして相補ビット線BLとBLBとが
両側に延長される、いわゆる1交点方式とされる。この
1交点方式では、センスアンプの単位増幅回路の一対の
入出力ノードにはビット線BLとBLBとが直結される
で、前記のようなシェアードスイッチMOSFETは設
けられない。センスアンプの単位増幅回路は、前記同様
なNチャンネル型の増幅MOSFETQ15とQ16と
Pチャンネル型MOSFETQ17とQ18から構成さ
れる。そして、前記同様にカラムスイッチ回路を構成す
るMOSFETQ22とQ23が設けられる。そして、
前記メモリセルの増幅MOSFETQmからの増幅信号
を得るために、ビット線BLとBLBには読み出し用の
プリチャージ信号を供給するMOSFETQ24とQ2
5が設けられる。
【0051】前記実施例と同様に、上記Nチャンネル型
MOSFETQ4のソースが接続されるオフ電圧VOF
Fは、切替回路SWを介してVBB1又はVBB2(あ
るいは接地電位VSS又は基板電圧VBB)が供給され
る。これにより、ワードドライバWDは、動作モード信
号MODEに対応して通常動作のときにはワード線WL
の非選択レベル、つまりオフ電圧VOFFを接地電位V
SS又は負電圧VBB1とし、データ保持モードのとき
にはワード線WLの非選択レベル、つまりオフ電圧VO
FFを接地電位VBB又は負電圧VBB2に切り替え
る。あるいは、ワードドライバWDに供給される上記オ
フ電圧VOFFは、回路の接地電位VSSに固定化する
ものであってもよい。
【0052】図8には、この発明に係る半導体記憶装置
の動作の一例を説明するための波形図が示されている。
この実施例は、前記図6と図7に示した実施例に対応し
ている。動作モード信号MODEがロウレベルのときに
は通常動作モードとされ、信号BLEQのロウレベルに
よりプリチャージ動作が終了して、相補ビット線BL,
BLBは、フローティング状態で等しいプリチャージレ
ベルされる。
【0053】ワード線WLが選択される側のビット線B
Lには、ワード線WLの選択動作に先立って読み出し用
プリチャージ信号PREがハイレベルにされてビット線
BLの電位が低くされる。ワード線WLは、通常動作モ
ードでのオフ電圧VOFF(VBB1)に対応した約−
1.5Vからオン電圧VON(VDL2)に対応した約
0.5Vのようなハイレベルにされる。これにより、蓄
積ノードSNの電位は容量Cの両端に蓄えられたハイレ
ベルの電圧にワード線WLの選択レベル(0.5V)が
重畳されて高くされる。増幅MOSFETQmのゲート
電圧に対応してソースに接続されたビット線BLの電位
がビット線BLBのプリチャージ電圧よりも高される。
もしも、容量Cの電荷が零なら増幅MOSFETQmの
ゲート電圧(VDL2)に対応してソースに接続された
ビット線BLの電位がビット線BLBのプリチャージ電
圧よりも低される。
【0054】容量Cに蓄えられたハイレベルの電圧VH
(VDL1)と、上記ワード線WLの選択レベル(VD
L2)を加えた電圧(VDL2+VDL1)から、増幅
MOSFETQmのしきい値電圧Vthを差し引いた電
圧が、上記BLBのプリチャージ電圧(VBLR)より
も高くなり、容量Cに蓄えられたロウレベル電圧VL
(0V)と、上記ワード線WLの選択レベル(VDL
2)を加えた電圧(VDL2+0V)から、増幅MOS
FETQmのしきい値電圧Vthを差し引いた電圧が、
上記BLBのプリチャージ電圧(VBLR)よりも高く
くなるよう、そして、かかるワード線WLの電圧VDL
2ではPLEDトランジスタがオフ状態であるように各
電圧が設定される。
【0055】信号SANがハイレベルとなり(図示しな
いが信号SAPがロウレベルとなって)センスアンプS
Aが活性化されて上記ビット線BLBとBLの電位差を
増幅し、VDLに対応したハイレベルとVSSに対応し
たロウレベルに増幅する。特に制限されないが、この増
幅されたビット線BLのハイレベル(VDL)は、ワー
ド線WLが昇圧電圧VPPに対応したハイレベルにされ
て、上記PLEDトランジスタPDをオン状態にして容
量Cに再書き込みされる。前記図1又は図2の実施例の
ように、かかる容量Cの再書き込みは、読み出し動作の
ときに常に行う必要はない。つまり、容量Cの情報電荷
は、前記のような読み出し動作のもとでは失われからそ
のままワード線WLをオフ電圧にするものであってもよ
い。
【0056】しかしながら、この発明では、PLEDト
ランジスタにおいて欠陥により生じるリーク電流が無視
できないことを前提にしているので、言い換えるなら
ば、リフレッシュ動作を必要とすることを前提としてい
るので,上記実施例のような読み出し動作のときにも容
量Cの再書き込みを行うようにする。読み出し動作な
ら、かかるセンスアンプの増幅信号がカラムスイッチ回
路、ローカル入出力線LIO及びメインIO線MIOを
通してメインアンプに伝えられて増幅され、出力回路を
通して外部端子から読み出し信号として出力される。書
き込み動作なら、書き込み信号に対応して上記ビット線
BLとBLBの電位が決定され、それがメモリセルの容
量Cに書き込まれる。
【0057】上記読み出し動作又は書き込み動作が終了
すると、信号SANがロウレベル(SAPがハイレベ
ル)となってセンスアンプの動作が停止され、ワード線
WLはオフ電圧VOFFに対応したロウレベル(VBB
1)にされて、上記PLEDトランジスタPDがオフ状
態にされる。そして、信号BLEQがハイレベルにされ
て、相補ビット線BLとBLBとが短絡されてハーフプ
リチャージレベルに戻される。
【0058】動作モード信号MODEのハイレベルによ
ってデータ保持モードとされると、に示すようにワー
ド線WLのオフ電圧はVBB1からVBB2のように低
い電圧に切り替えられる。これにより、PLEDトラン
ジスタPDのゲート,ソース間には−3Vのような逆バ
イアスが与えられるためにリーク電流がいっそう小さく
される。かかるワード線WLのオフ電圧VOFF(VB
B2)のもとでは、図11に示すようなリフレッシュ動
作のみが実施される。リフレッシュ動作はロウ系の選択
動作は前記の実施例と同じである。
【0059】つまり、リフレッシュ動作は容量Cの情報
電荷を読み出して、それを増幅してリーク電流により減
少した蓄積電荷をもとの電荷の状態に戻すための動作で
あり、前記実施例での読み出し動作におけるカラム系の
選択動作が省略されたものと同等である。そして、図示
しないが、動作モード信号MODEのロウレベルによっ
て通常モードとされると、ワード線WLのオフ電圧はV
BB2からVBB1のように切り替えられる。
【0060】この実施例でも、通常動作時においてもワ
ード線WLのオフ電圧VOFFを−1.5V程度にして
PLEDトランジスタのゲート,ソース間を逆バイアス
状態にするものであるために、前記のように電流経路
(チャネル)に欠陥が存在してもリーク電流を低減で
き、容量Cに蓄えられた情報電荷のリーク電流による低
減を補うためのリフレッシュ周期を長くすることができ
る。データ保持モードのときにのみ、PLEDトランジ
スタのゲート,ソース間を逆バイアス状態にしてリーク
電流を低減させるなら、通常動作時のワード線WLのオ
フ電圧VOFFをVSSのような0Vにするものであっ
てもよい。あるいは、VSSの固定電位とするものであ
ってもよい。
【0061】図9には、前記図6の実施例に対応したメ
モリセルの一実施例の構造断面図が示されている。同図
には、メモリセルの等価回路と、ワード線WL方向断面
及びビット線BL方向の断面が示されている。この実施
例では、ソース,ドレイン拡散層n+の間に、前記PL
EDトランジスタのソース,ドレインからなるストレー
ジノード(蓄積ノード)SNをゲート電極とする増幅
(センス)MOSFETQmが形成される。増幅MOS
FETQmの電流は、基板表面と平行に流れるのに対
し、PLEDトランジスタPDの電流はそれと垂直方向
に流れる。このために、2トランジスタ構成でありなが
ら、小面積で表面の凹凸の少ないメモリセルを製造する
ことができる。したがってメモリチップは、比較的に作
り易くなり低価格になる。
【0062】図1の実施例に対応したメモリセルは、図
示しないけれども、増幅MOSFETQmを省略すれば
そのまま利用できる。あるいは、図1の実施例のメモリ
セルでは、図6の実施例のメモリセルのような増幅MO
SFETを持たないので、n+(SUB)拡散層が容量
Cの共通電極PLTとされ、かかるサブストレートSU
Bに溝を掘って、誘電体膜としての絶縁膜を介してスト
レージノードSNを形成してもよい。かかるストレージ
ノードSNの上に、前記図9と同様にPLEDトランジ
スタの一方のソース,ドレインを構成し、チャネル及び
ビット線を構成する他方のソース,ドレインを積層構造
に形成する。ゲート電極は、ワード線WLと一体的に構
成されてチャネル部の側面に対応した部分にゲート電極
を設けるようにするればよい。
【0063】PLEDトランジスタは、バリヤ絶縁膜の
構造を持つトランジスタであり、例えばSOI(Silic
on on Insulator) で、完全空乏型MOS(チャネル部
が導体)からなる。PLEDトランジスタは、前記のよ
うに積層した多層のポリシリコン( n+ poly Si - intr
insic poly Si - n+ poly Si)の両側に酸化膜を介して
ゲート電極が配置されている縦型構造に大きな特徴があ
る。
【0064】両側のポリシリコンで形成されたゲート電
極は、一体で形成され常に等電位である。ビット線BL
とストレージノード(記憶ノード)SNに対応したポリ
シリコンは、ポリシリコンに1020cm-3程度のリンが
ドープされており、トランジスタのドレインD(あるい
はソースS)とソース(あるいはドレイン)を構成す
る。その間に設けられたポリシリコンはきわめて低濃度
(1015〜1017cm-3程度)にリンがドープされたイ
ントリンシックポリシリコン(intrinsic poly Si )で
トランジスタの基板(チャネル)を構成する。
【0065】各イントリンシックポリシリコン間には、
例えば薄い(2〜3nm)シリコン窒化膜(Si3N
4)から成るトンネル膜が形成されている。トンネル膜
は、トランジスタ形成時に、ドレインあるいはソース領
域の高濃度のリンが内部の低濃度層に拡散しないように
ストッパーの役割をも持つようにされる。ドレイン・ソ
ース間に電流を流すためには、これらの膜厚は余り厚く
ないトンネル膜である必要がある。また、チャネルの中
央部には、トランジスタのオフ電流を小さく抑えるよう
にするためのトンネル膜が必要に応じて形成される。
【0066】PLEDトランジスタでは、オフ状態にあ
るトランジスタ内のポリシリコンで発生した正孔あるい
は電子が、電流となってドレイン・ソース間を流れない
ようにするストッパーの役割を持たせることによって、
理論的にはリーク電流を実質的にゼロにすることができ
る。しかしながら、現状の製造技術のもとでは、欠陥に
よりリーク電流をゼロにすることは難しいので、一定周
期でのリフレッシュ動作を実施しつつ、本願発明では、
特に制限されないが、ゲートに逆バイアス電圧を供給す
るという回路的な手段によって、リーク電流の大幅な低
減を図るようにするものである。
【0067】図10には、上記図6及び図7の実施例に
対応した半導体記憶装置のリフレッシュ周期を設定する
ための発振回路の一実施例の回路図が示されている。発
振パルスOSCの周波数を前記メモリセルのデータ保持
時間に対応させて設定するために、メモリセルと同一の
構造にされたダミーセルDC1とDC2が用いられる。
つまり、前記図5の実施例のダミーセルDC1とCD2
が、同図では前記図6に示したメモリセルと同一構造に
置き換えられる。これにより、前記同様にメモリセルの
データ保持時間に対応させたリフレッシュ周期でリフレ
ッシュ動作を実施することができる。
【0068】図11には、この発明に係る半導体記憶装
置として構成される半導体装置の更に他の一実施例の回
路図が示されている。同図には、メモリアレ部とワード
ドライバが代表として例示的に示されている。メモリセ
ルは3トランジスタによって構成される。この実施例で
は、増幅MOSFETQmに選択MOSFETQsが直
列形態に接続される。つまり、増幅MOSFETQmに
対して選択MOSFETを直列に接続し、ソースフォロ
ワ増幅信号を読み出し用ビット線RBLに伝えるように
する。つまり、増幅MOSFETQmのゲートに蓄積さ
れた情報電圧を、ゲート,ソースを介してしきい値電圧
Vthだけレベルシフトされた電圧をソース側から選択M
OSFETQsを介して読み出しビット線RBLに出力
させる。
【0069】PLEDトランジスタのゲートは、書き込
み用ワード線WWLに接続され、選択MOSFETQs
のゲートは、読み出し用ワード線RWLに接続される。
そして、上記増幅MOSFETQmのドレインは、ワー
ド線方向に延長された電源線VDに接続される。書き込
みビット線WBL0と上記増幅MOSFETQmのゲー
トとの間には、前記のようなPLEDトランジスタPD
が書き込み用として設けられる。
【0070】同図において、代表として例示的に示され
ているように、PLEDトランジスタのゲートが接続さ
れる書き込みワード線WWLに対応したワードドライバ
は、デコード信号/XAを受けるPチャンネル型MOS
FETQ2とNチャンネル型MOSFETQ3からなる
CMOSインバータ回路と、かかるCMOSインバータ
回路の出力と回路の接地電位との間に設けられたリセッ
ト用MOSFETQ1から構成され、上記CMOSイン
バータ回路の出力が上記書き込みワード線WWL1に接
続される。上記CMOSインバータ回路のPチャンネル
型MOSFETQ2のソースには、書き込み制御電圧W
T(前記VPP)が供給され、上記MOSFETQ1の
ゲートには書き込み制御電圧WBが供給される。上記電
圧WTとWBは相補電圧であり、書き込み動作が指示さ
れたとき、上記電圧WTがハイレベルで、電圧VBがロ
ウレベルとなる。
【0071】代表として例示的に示されているように、
選択MOSFETのゲートが接続される読み出しワード
線RWL1に対応したワードドライバも、前記同様にデ
コード信号/XAを受けるPチャンネル型MOSFET
とNチャンネル型MOSFETからなるCMOSインバ
ータ回路と、かかるCMOSインバータ回路の出力と回
路の接地電位との間に設けられたリセット用MOSFE
TQから構成され、上記CMOSインバータ回路の出力
が上記読み出しワード線RWL1に接続される。上記C
MOSインバータ回路のPチャンネル型MOSFETの
ソースには、読み出し制御電圧RTが供給され、上記リ
セットMOSFETのゲートには読み出し制御電圧RB
が供給される。上記電圧RTとRBは、相補の電圧であ
り、前記書き込み用の電圧VPPに比べて低い電圧VC
C又はVDLとされる。
【0072】この実施例では、書き込み用のビット線W
BLと読み出し用のビット線RBLとが設けられている
ので、読み出し動作と書き込み動作とを同時に行うよう
にすることもできる。言い換えるならば、前記図6の実
施例のようにビット線を書き込みと読み出しとで共通に
用いる場合には、ワード線も共通化するものでは前記の
ようなワード線を時系列的に3値に設定する必要がある
が、図11の実施例では読み出しと書き込みを同時にで
きるので、ワード線のタイミング制御及び選択レベルの
設定が簡素化できる。
【0073】図12には、上記図11の実施例に対応し
た半導体記憶装置のリフレッシュ周期を設定するための
発振回路の一実施例の回路図が示されている。発振パル
スOSCの周波数を前記メモリセルのデータ保持時間に
対応させて設定するために、メモリセルと同一の構造に
された増幅MOSFET及び選択MOSFETとが直列
形態にされたダミーセルDCが用いられる。この実施例
では、増幅MOSFETのゲート容量に保持されたハイ
レベルをモニタして発振動作を行うようにされる。前記
同様に、ロウレベル側のダミーセルを設けて、いずれか
短い方のデータ保持時間に合わせるようにするものであ
ってもよい。
【0074】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。 (1) 第1及び第2電極を有する容量と、複数のワー
ド線のうちの対応するワード線に接続された制御端子と
上記第1電極及び複数のビット線のうちの対応するビッ
ト線との間に接続された電流経路とを有するスイッチ素
子とを有するメモリセルの複数を1つの半導体基板上に
含み、上記スイッチ素子の電流経路は、上記半導体基板
に垂直な方向であり、かかるメモリセルと同一の構造か
らなるダミーセルを用い、その情報保持電圧をモニタし
て上記メモリセルのリフレッシュ周期を設定することに
より、メモリセルのデータ保持時間に対応した周期での
リフレッシュ動作によって、簡単な構成で高信頼で大記
憶容量化と使い勝手のよいメモリ回路を実現できるとい
う効果が得られる。
【0075】(2) 上記に加えて、上記複数のメモリ
セルに対応した容量の第2電極を共通化してハイレベル
とロウレベルの中間電位に対応したバイアス電圧を印加
し、上記ダミーセルをハイレベルが書き込まれる第1ダ
ミーセルと、ロウレベルが書き込まれる第2ダミーセル
とし、上記第1のダミーセルの保持電圧をメモリセルの
ハイレベルの許容下限値に対応した第1基準電圧を用い
て比較し、上記第2のダミーセルの保持電圧をロウレベ
ルの許容上限値に対応した第2基準電圧を用いて比較
し、その比較結果のうちいずれか早いタイミングで上記
メモリセルのリフレッシュ動作を起動するタイミングを
形成することにより、メモリセルのデータ保持特性に対
応したリフレッシュ周期の設定を行うようにすることが
できるという効果が得られる。
【0076】(3) 上記メモリセルを構成するスイッ
チ素子は、PLEDトランジスタを用いることで、高集
積化を図りつつ長いリフレッシュ周期のメモリ回路を得
ることができるという効果が得られる。
【0077】(4) 上記に加えて、増幅MOSFET
を設け、上記容量に保持された電圧が増幅MOSFET
のゲートに印加されて、かかる増幅MOSFETを介し
て保持電圧が出力させることにより、読み出し動作が簡
単に行えるという効果が得られる。
【0078】(5) 上記に加えて更に選択MOSFE
Tを設け、上記増幅MOSFETと選択MOSFETと
はソース・ドレイン経路を直列形態に接続し、選択MO
SFETのゲートを読み出し用のワード線に接続し、P
LEDトランジスタのゲートを書き込み用ワード線に接
続することにより、メモリセルの選択動作の簡略化が簡
単に行うようにすることができるという効果が得られ
る。
【0079】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図5
又は図10の発振回路において、ダミーセルは1つで構
成し、それにハイレベル又はロウレベルの保持させるよ
うにするものであってもよい。メモリセルのアドレス選
択回路や入出力インターフェイス回路及び制御回路は、
公知のダイナミック型RAM、シンクロナスDRAMあ
るいはDDR構成のシンクロナスDRAM等のような汎
用メモリ回路と同等のものを用いることができる。
【0080】この発明に用いられるメモリセルは、PL
EDトランジスタを代表とするようなバリヤ絶縁膜の構
造を持つトランジスタのようにpn接合のようなリーク
電流経路を持たないスイッチ素子を利用するものであれ
ばよい。この発明は、上記のようなバリア絶縁膜の構造
を持つトランジスタを用い、リフレッシュ動作を行うよ
うにしたものに広く利用することができる。
【0081】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。第1及び第2電極を有する容量と、複
数のワード線のうちの対応するワード線に接続された制
御端子と上記第1電極及び複数のビット線のうちの対応
するビット線との間に接続された電流経路とを有するス
イッチ素子とを有するメモリセルの複数を1つの半導体
基板上に含み、上記スイッチ素子の電流経路は、上記半
導体基板に垂直な方向であり、かかるメモリセルと同一
の構造からなるダミーセルを用い、その情報保持電圧を
モニタして上記メモリセルのリフレッシュ周期を設定す
ることにより、メモリセルのデータ保持時間に対応した
周期でのリフレッシュ動作によって、簡単な構成で高信
頼で大記憶容量化と使い勝手のよいメモリ回路を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体記憶装置のメモリマット
とその周辺回路の一実施例を示す一部回路図である。
【図2】この発明に係る半導体記憶装置のメモリマット
とその周辺回路の一実施例を示す残り一部回路図であ
る。
【図3】この発明に係る半導体記憶装置の動作の一例を
説明するための波形図である。
【図4】この発明に係る半導体記憶装置のリフレッシュ
動作を説明するためのタイミング図である。
【図5】図1及び図2に示した半導体記憶装置のリフレ
ッシュ周期を設定するための発振回路の一実施例を示す
回路図である。
【図6】この発明に係る半導体記憶装置として構成され
る半導体装置の他の一実施例を示す一部回路図である。
【図7】この発明に係る半導体記憶装置として構成され
る半導体装置の他の一実施例を示す残り一部回路図であ
る。
【図8】図6及び図7に示した半導体記憶装置の動作の
一例を説明するための波形図である。
【図9】図6の実施例に対応したメモリセルの一実施例
を示す構造断面図てある。
【図10】図6及び図7に示した半導体記憶装置のリフ
レッシュ周期を設定するための発振回路の一実施例を示
す回路図である。
【図11】この発明に係る半導体記憶装置として構成さ
れる半導体装置の更に他の一実施例を示す回路図であ
る。
【図12】図11に示した半導体記憶装置のリフレッシ
ュ周期を設定するための発振回路の一実施例を示す回路
図である。
【符号の説明】
WL…ワード線、BL,BLB…ビット線、PD…PL
EDトランジスタ、Q1〜Q41…MOSFET、C…
容量、Qm…増幅MOSFET、Qs…選択MOSFE
T、IN1〜IN7…インバータ回路、G1…ゲート回
路、SA…センスアンプ、USA…単位増幅回路、WD
…ワードドライバ、SDV…センスアンプ駆動回路、M
EMORY−MAT…メモリマット。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線と、 複数のビット線と、 第1及び第2電極を有する容量と、上記複数のワード線
    のうちの対応するワード線に接続された制御端子と上記
    第1電極及び上記複数のビット線のうちの対応するビッ
    ト線との間に接続された電流経路とを有するスイッチ素
    子とを有するメモリセルの複数とを1つの半導体基板上
    に含む半導体装置であって、 上記スイッチ素子の電流経路は、上記半導体基板に垂直
    な方向であり、 上記メモリセルと同一の構造からなるダミーセルを用
    い、その情報保持電圧をモニタして、上記メモリセルの
    リフレッシュ周期を設定してなることをことを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記複数のメモリセルに対応した容量の第2電極は共通
    化され、上記スイッチ素子を介して書き込まれるハイレ
    ベルとロウレベルの中間電位に対応したバイアス電圧が
    印加され、 上記ダミーセルは、ハイレベルが書き込まれる第1ダミ
    ーセルと、ロウレベルが書き込まれる第2ダミーセルか
    らなり、 上記第1のダミーセルの保持電圧は、メモリセルのハイ
    レベルの許容下限値に対応した第1基準電圧と比較さ
    れ、 上記第2のダミーセルの保持電圧は、メモリセルのロウ
    レベルの許容上限値に対応した第2基準電圧と比較さ
    れ、 上記第1のダミーセルの保持電圧が上記第1基準電圧以
    下にされたとき、又は第2のダミーセルの保持電圧が上
    記第2基準電圧以上にされたときのいずれか早いタイミ
    ングで上記メモリセルのリフレッシュ動作を起動するタ
    イミングが形成されることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記メモリセルを構成するスイッチ素子は、PLEDト
    ランジスタからなることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、 上記メモリセルは、更に増幅MOSFETを備え、上記
    容量に保持された電圧が増幅MOSFETのゲートに印
    加されて、かかる増幅MOSFETを介して保持電圧が
    出力されるものであることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記メモリセルは、更に選択MOSFETを備え、上記
    増幅MOSFETと選択MOSFETとはソース・ドレ
    イン経路が直列形態に接続され、 選択MOSFETのゲートは、読み出し用のワード線に
    接続され、 上記PLEDトランジスタのゲートは、書き込み用ワー
    ド線に接続されるものであることを特徴とする半導体装
    置。
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