JPH08171245A - 印刷装置および印刷装置の給排紙搬送方法 - Google Patents

印刷装置および印刷装置の給排紙搬送方法

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JPH08171245A
JPH08171245A JP6313485A JP31348594A JPH08171245A JP H08171245 A JPH08171245 A JP H08171245A JP 6313485 A JP6313485 A JP 6313485A JP 31348594 A JP31348594 A JP 31348594A JP H08171245 A JPH08171245 A JP H08171245A
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JP
Japan
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storing
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JP6313485A
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English (en)
Inventor
Yoko Nishikawa
陽子 西川
Yoji Furuya
陽二 古谷
Naomoto Doi
直基 土樋
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者が意図する画像に応じて再利用可能な
記録媒体または清書用の記録媒体に効率よく給紙あるい
は排紙して無駄なく印刷できる。 【構成】 給送される記録媒体の印刷面上の印刷有無を
検出する黒色センサ115の検出結果に基づいてCPU
105が給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態かど
うかを判定し、該判定結果に基づいて押し具モータ制御
部116が前記給送中の記録媒体の給送経路を排紙搬送
路または印刷給送路に切り換え、排紙搬送路を介して排
紙給送される印刷済み記録媒体を破棄トレイに収納する
構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部からの出力情報を
解析し、可視画像を用紙、フィルム等に形成する印刷装
置に係り、特に給送される用紙の印刷済み状態を判定し
て給送および排紙を制御する印刷装置および印刷装置の
給排紙搬送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザビームプリンタ(LBP)
等の印刷装置では、印刷する用紙は裏表まったくの白紙
であることを前提として給紙,印刷等の処理を行ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
省資源のために、片面の印刷済みの用紙を再利用し、裏
側の白い面に印刷する場合も少なくない。このような使
い方をする場合、用紙を給紙トレイやカセットにセット
する時に、印刷したい面をどちらに向けるかが機種によ
って異なっている。このようなとき上記従来例では、裏
表を間違えてセットされた用紙でもそのまま印刷を行っ
てしまい、印刷済みの面にさらに印刷をしてしまうこと
になる。
【0004】また、1台の印刷装置をネットワーク環境
等で多人数で使用する場合、清書として新しい白紙に印
刷したいときに、別の人が片面印字済みの用紙(以下、
裏紙と呼ぶ)をセットしていて、これに気づかずに印刷
をしてしまうと、上記従来例では、セットされている裏
紙に印刷されてしまい、新しい用紙に印刷したかった人
は再び印刷をすることになり、かえって紙が無駄となっ
てしまう。
【0005】さらに、ドラフト(下書き)印刷,エコノ
ミー印刷,低解像度印刷など印刷品位が比較的重要でな
い印刷と、印刷品位が重要な印刷とで、未印刷の用紙と
裏紙を使い分けるには、ユーザがいちいち給紙方法を選
択しなければならず、それを行わないと清書用の印刷に
裏紙を使ってしまうといったトラブルの可能性があっ
た。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第18の発
明の目的は、給紙された用紙がいずれかの面に印刷が施
された再利用用紙と両面とも何ら印刷されていない清書
用紙とを識別して排紙または給紙処理を切り換え制御す
ることにより、再利用可能な記録媒体と清書用の記録媒
体が混在して収容されていても使用者が意図する画像に
応じて再利用可能な記録媒体または清書用の記録媒体に
効率よく給紙あるいは排紙して無駄なく印刷できる印刷
装置および印刷装置の給排紙搬送方法を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段を有する印
刷装置において、給送する記録媒体を収納する第1の収
納手段と、この第1の収納手段から前記記録媒体を給送
する給送手段と、この給送手段により給送される記録媒
体の印刷面上の印刷有無を検出する検出手段と、この検
出手段の検出結果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面
が印刷済み状態かどうかを判定する判定手段と、この判
定手段の判定結果に基づいて前記給送中の記録媒体の給
送経路を排紙搬送路または印刷給送路に切り換える第1
の給送制御手段と、この第1の給送制御手段により前記
排紙搬送路を介して排紙給送される印刷済み記録媒体を
収納する第2の収納手段とを有するものである。
【0008】本発明に係る第2の発明は、排紙搬送路
は、画像形成手段の配置位置よりも手前位置に配設する
ものである。
【0009】本発明に係る第3の発明は、記録媒体に画
像を形成する画像形成手段を有する印刷装置において、
給送する記録媒体を収納する第1の収納手段と、この第
1の収納手段から前記記録媒体を給送する給送手段と、
この給送手段により給送される記録媒体の印刷面上の印
刷有無を検出する検出手段と、この検出手段の検出結果
に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態か
どうかを判定する判定手段と、この判定手段の判定結果
に基づいて前記記録媒体を給送する給送手段の給送方向
を逆転して逆給送させる第2の給送制御手段と、この第
2の給送制御手段により逆給送される印刷済み記録媒体
を収納する第2の収納手段とを有するものである。
【0010】本発明に係る第4の発明は、記録媒体に画
像を形成する画像形成手段を有する印刷装置において、
給送する記録媒体を収納する第1の収納手段と、この第
1の収納手段から前記記録媒体を給送する給送手段と、
この給送手段により給送される記録媒体の両面の印刷有
無を検出する検出手段と、この検出手段の検出結果に基
づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態かどう
かを判定する判定手段と、この判定手段の判定結果に基
づいて前記記録媒体を給送する給送手段の給送方向を逆
転して逆給送させる第1の給送制御手段と、前記判定手
段の判定結果に基づいて前記給送中の記録媒体の給送経
路を反転搬送路または印刷給送路に切り換える第2の給
送制御手段と、前記第1の給送制御手段により逆給送さ
れる印刷済み記録媒体を収納する第2の収納手段と、前
記第2の給送制御手段により反転搬送路に給送された記
録媒体を前記印刷給送路に再給送させる第3の給送制御
手段とを有するものである。
【0011】本発明に係る第5の発明は、ホストコンピ
ュータとの通信により受信した印刷情報に基づいて記録
媒体に画像を形成する画像形成手段を有する印刷装置に
おいて、給送する記録媒体を収納する複数の第1の収納
手段と、この第1の収納手段から前記記録媒体を給送す
る給送手段と、この給送手段により給送される記録媒体
の印刷面の印刷有無を検出する検出手段と、この検出手
段の検出結果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印
刷済み状態かどうかを判定する判定手段と、この判定手
段の判定結果を前記ホストコンピュータに通知する通知
手段と、この通知手段による通知に対する前記ホストコ
ンピュータからの応答情報に基づいて前記給送中の記録
媒体の給送経路を排紙搬送路または印刷給送路に切り換
える第1の給送制御手段と、この第1の給送制御手段に
より前記排紙搬送路を介して逆給送される印刷済み記録
媒体を収納する第2の収納手段と、前記第1の給送制御
手段により排紙搬送路に給送された後、前記応答情報に
基づいて異なる第1の収納手段から新たに記録媒体を前
記印刷給送路に給送させる第2の給送制御手段とを有す
るものである。
【0012】本発明に係る第6の発明は、ホストコンピ
ュータからの応答情報が印刷処理を中止する指示であっ
た場合に、第2の給送制御手段により排紙搬送路に給送
された後、受信した印刷情報を消去するものである。
【0013】本発明に係る第7の発明は、記録媒体に画
像を形成する画像形成手段を有する印刷装置において、
記録媒体を収納する複数の収納手段と、本体の印刷状態
が処理待機状態かどうかを判定する印刷処理状態判定手
段と、この印刷処理状態判定手段が前記処理待機状態と
判定した場合に、いずれか1つの収納手段から前記記録
媒体を給送する給送手段と、この給送手段により給送さ
れる記録媒体の両面の印刷有無を検出する検出手段と、
この検出手段の検出結果に基づいて給送中の記録媒体の
印刷面が印刷済み状態か、片面のみ印刷済み状態か、両
面とも未印刷済みかを判定する印刷面状態判定手段と、
この印刷面状態判定手段による印刷面判定結果に基づい
て異なるいずれかの収納手段に給送された記録媒体を選
別収納させるように前記いずれか1つの収納手段から給
送された記録媒体の収納給送を制御する給送制御手段と
を有するものである。
【0014】本発明に係る第8の発明は、記録媒体に画
像を画像形成日時とともに形成する画像形成手段を有す
る印刷装置において、記録媒体を収納する複数の収納手
段と、いずれか1つの収納手段から前記記録媒体を給送
する給送手段と、前記画像形成手段により画像形成され
た前記記録媒体を排紙する排紙手段と、本体の印刷状態
が処理待機状態かどうかを判定する印刷処理状態判定手
段と、この印刷処理状態判定手段が前記処理待機状態と
判定した場合に、前記排紙手段から排紙された記録媒体
を排紙方向とは逆行する方向に給送する逆送手段と、こ
の逆送手段により給送される記録媒体の裏面の印刷有無
を検出する検出手段と、前記逆送手段により給送される
記録媒体の印刷面に印刷された日時情報を認識する認識
手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて給送中の記
録媒体の印刷面が印刷済み状態か、片面のみ印刷済み状
態か、両面とも未印刷済みかを判定する印刷面状態判定
手段と、この印刷面状態判定手段による印刷面判定結果
および前記認識手段が認識した印刷日時と現在日時との
時間差に基づいて異なるいずれかの収納手段に前記排紙
手段から給送された記録媒体を選別収納させるように前
記逆送手段,前記給送手段を制御する給送制御手段とを
有するものである。
【0015】本発明に係る第9の発明は、片面のみ印刷
済み状態の記録媒体を収納する第1の収納手段と、未印
刷状態の記録媒体を収納する第2の収納手段とを有する
印刷装置において、前記第1の収納手段に収納された記
録媒体を給送可能とする印刷条件を設定する設定手段
と、この設定手段による印刷条件設定状態を判別して前
記第1の収納手段からの給紙あるいは前記第2の収納手
段からの給紙のいずれかに切り換え制御する給送制御手
段とを設けたものである。
【0016】本発明に係る第10の発明は、第1の収納
手段に収納された記録媒体を給送可能とする印刷条件
は、下書きを行う印刷モードであるものである。
【0017】本発明に係る第11の発明は、第1の収納
手段に収納された記録媒体を給送可能とする印刷条件
は、記録媒体に画像形成する顕像材量を減らす印刷モー
ドであるものである。
【0018】本発明に係る第12の発明は、第1の収納
手段に収納された記録媒体を給送可能とする印刷条件
は、記録媒体に画像形成する解像度を低解像度とする印
刷モードであるものである。
【0019】本発明に係る第13の発明は、記録媒体に
画像を形成する画像形成手段と、給送する記録媒体を収
納する第1の収納手段と、この収納手段から前記記録媒
体を給送する給送手段と、排紙搬送路を介して排紙給送
される印刷済み記録媒体を収納する第2の収納手段とを
有する印刷装置の給排紙搬送方法において、前記給送手
段により給送される記録媒体の印刷面上の印刷有無を検
出する検出工程と、該検出結果に基づいて給送中の記録
媒体の印刷面が印刷済み状態かどうかを判定する判定工
程と、該判定結果に基づいて前記排紙搬送路を介して排
紙給送される印刷済み記録媒体を前記第2の収納手段に
収納する収納工程とを有するものである。
【0020】本発明に係る第14の発明は、記録媒体に
画像を形成する画像形成手段と、給送する記録媒体を収
納する第1の収納手段と、この第1の収納手段から前記
記録媒体を給送する給送手段と、印刷済み記録媒体を収
納する第2の収納手段と有する印刷装置の給排紙搬送方
法において、前記給送手段により給送される記録媒体の
印刷面上の印刷有無を検出する検出工程と、該検出結果
に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態か
どうかを判定する判定工程と、該判定結果に基づいて前
記記録媒体を給送する給送手段の給送方向を逆転して逆
給送して前記第2の収納手段に収納する収納工程とを有
するものである。
【0021】本発明に係る第15の発明は、記録媒体に
画像を形成する画像形成手段と、給送する記録媒体を収
納する第1の収納手段と、この第1の収納手段から前記
記録媒体を給送する給送手段と、印刷済み記録媒体を収
納する第2の収納手段とを有する印刷装置の給排紙搬送
方法において、前記給送手段により給送される記録媒体
の両面の印刷有無を検出する検出工程と、該検出結果に
基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態かど
うかを判定する判定工程と、該判定結果に基づいて前記
給送中の記録媒体の給送経路を反転搬送路または印刷給
送路に切り換える切換え工程と、逆給送される印刷済み
記録媒体を第2の収納手段に収納する収納工程と、前記
反転搬送路に給送された記録媒体を前記印刷給送路に再
給送させる再給送工程とを有するものである。
【0022】本発明に係る第16の発明は、ホストコン
ピュータとの通信により受信した印刷情報に基づいて記
録媒体に画像を形成する画像形成手段と、給送する記録
媒体を収納する複数の第1の収納手段と、この第1の収
納手段から前記記録媒体を給送する給送手段と、印刷済
み記録媒体を収納する第2の収納手段とを有する印刷装
置の給排紙搬送方法において、前記給送手段により給送
される記録媒体の印刷面の印刷有無を検出する検出工程
と、該検出結果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が
印刷済み状態かどうかを判定する判定工程と、該判定結
果を前記ホストコンピュータに通知する通知工程と、該
通知に対する前記ホストコンピュータからの応答情報に
基づいて前記給送中の記録媒体の給送経路を排紙搬送路
または印刷給送路に切り換える切換え工程と、前記排紙
搬送路を介して逆給送される印刷済み記録媒体を第2の
収納手段に収納する収納工程と、前記排紙搬送路に給送
された後、前記応答情報に基づいて異なる第1の収納手
段から新たに記録媒体を前記印刷給送路に給送させる給
送工程とを有するものである。
【0023】本発明に係る第17の発明は、記録媒体に
画像を形成する画像形成手段と、給送する記録媒体を収
納する複数の収納手段とを有する印刷装置の給排紙搬送
方法において、本体の印刷状態が処理待機状態かどうか
を判定する印刷処理状態判定工程と、該印刷処理状態判
定により前記処理待機状態と判定した場合に、いずれか
1つの収納手段から前記記録媒体を給送する給送工程
と、該給送される記録媒体の両面の印刷有無を検出する
検出工程と、該検出結果に基づいて給送中の記録媒体の
印刷面が印刷済み状態か、片面のみ印刷済み状態か、両
面とも未印刷済みかを判定する印刷面状態判定工程と、
該印刷面状態判定よる印刷面判定結果に基づいて前記給
送された記録媒体を異なるいずれかの収納手段に選別収
納させる収納給送工程とを有するものである。
【0024】本発明に係る第18の発明は、記録媒体に
画像を画像形成日時とともに形成する画像形成手段と、
記録媒体を収納する複数の収納手段と、いずれか1つの
収納手段から前記記録媒体を給送する給送手段と、前記
画像形成手段により画像形成された前記記録媒体を排紙
する排紙手段と、前記排紙手段から排紙された記録媒体
を排紙方向とは逆行する方向に給送する逆送手段とを有
する印刷装置の給排紙搬送方法において、本体の印刷状
態が処理待機状態かどうかを判定する印刷処理状態判定
工程と、該印刷処理状態判定により前記処理待機状態と
判定した場合に、前記逆送手段により給送される記録媒
体の裏面の印刷有無を検出する検出工程と、前記逆送手
段により給送される記録媒体の印刷面に印刷された日時
情報を認識する認識工程と、前記検出工程の検出結果に
基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態か、
片面のみ印刷済み状態か、両面とも未印刷済みかを判定
する印刷面状態判定工程と、該印刷面判定結果および前
記認識工程により認識した印刷日時と現在日時との時間
差に基づいて前記排紙手段から給送された記録媒体を異
なるいずれかの収納手段に選別収納させるように前記逆
送手段,前記給送手段を駆動する給送工程とを有するも
のである。
【0025】
【作用】第1の発明において、給送される記録媒体の印
刷面上の印刷有無を検出する検出手段の検出結果に基づ
いて判定手段が給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状
態かどうかを判定し、該判定結果に基づいて第1の給送
制御手段が前記給送中の記録媒体の給送経路を排紙搬送
路または印刷給送路に切り換え、排紙搬送路を介して排
紙給送される印刷済み記録媒体を第2の収納手段に収納
して、既に画像形成がなされた記録媒体と未だに画像形
成なされていない記録媒体とが混在する状態で記録媒体
が収容されていても、印刷面に対して画像が形成されて
いる状態で給送される記録媒体に対する重複する画像形
成を機外に回避して未だに画像形成なされていない記録
媒体に対して画像を形成することを可能とする。
【0026】第2の発明において、排紙搬送路は、画像
形成手段の配置位置よりも手前位置に配設し、既に画像
形成がなされた記録媒体を効率よく回収することを可能
とする。
【0027】第3の発明において、給送手段により給送
される記録媒体の印刷面上の印刷有無を検出する検出手
段の検出結果に基づいて判定手段が給送中の記録媒体の
印刷面が印刷済み状態かどうかを判定し、判定結果に基
づいて第2の給送制御手段が前記記録媒体を給送する給
送手段の給送方向を逆転して逆給送させ、逆給送される
印刷済み記録媒体を第2の収納手段に収納して、印刷面
に対して画像が形成されている状態で給送される記録媒
体に対する重複する画像形成を機外に回避して未だに画
像形成なされていない記録媒体に対して画像を形成する
ことを可能とする。
【0028】第4の発明において、給送される記録媒体
の両面の印刷有無を検出する検出手段の検出結果に基づ
いて判定手段が給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状
態かどうかを判定し、該判定結果に基づいて第2の給送
制御手段が前記給送中の記録媒体の給送経路を反転搬送
路または印刷給送路に切り換え、第1の給送制御手段が
逆給送される印刷済み記録媒体を第2の収納手段に収納
し、第3の給送制御手段が反転搬送路に給送された記録
媒体を前記印刷給送路に再給送させ、印刷面に対して画
像が形成されている状態で給送される記録媒体に対する
重複する画像形成を機外に回避して画像形成なされてい
ない記録媒体に対して画像を形成するとともに、給送さ
れた記録媒体を反転して白紙となる面に継続して画像形
成可能とする。
【0029】第5の発明において、給送手段により給送
される記録媒体の両面の印刷有無を検出する検出手段の
検出結果に基づいて判定手段が給送中の記録媒体の印刷
面が印刷済み状態かどうかを判定し、該判定結果を通知
手段が前記ホストコンピュータに通知し、該通知に対す
る前記ホストコンピュータからの応答情報に基づいて第
1の給送制御手段が前記給送中の記録媒体の給送経路を
排紙搬送路または印刷給送路に切り換え、前記排紙搬送
路を介して逆給送される印刷済み記録媒体を第2の収納
手段に収納するとともに、第2の給送制御手段が応答情
報に基づいて異なる第1の収納手段から新たに記録媒体
を前記印刷給送路に給送して、ホストコンピュータ側の
ユーザからの意思に応じて意図の異なる画像情報を既に
画像形成された記録媒体であって未印刷面に、あるいは
両面が未印刷状態の記録媒体に画像を形成することを可
能とする。
【0030】第6の発明において、ホストコンピュータ
からの応答情報が印刷処理を中止する指示であった場合
に、第4の給送制御手段により排紙搬送路に給送された
後、受信した印刷情報を消去して、不要なメモリ領域を
解放することを可能とする。
【0031】第7の発明において、印刷処理状態判定手
段が前記処理待機状態と判定した場合に、給送手段によ
り給送される記録媒体の両面の印刷有無を検出する検出
手段の検出結果に基づいて印刷面状態判定手段が給送中
の記録媒体の印刷面が印刷済み状態か、片面のみ印刷済
み状態か、両面とも未印刷済みかを判定し、該印刷面判
定結果に基づいて給送制御手段が異なるいずれかの収納
手段に給送された記録媒体を選別収納させ、印刷面が印
刷済みとなる、あるいは片面のみ印刷済みとなる、ある
いは両面とも未印刷済みとなる記録媒体が1つの収納手
段に混在一体となって収容されていても、画像形成に支
障のないタイミングでそれぞれの記録媒体を選別して対
応する各収納手段に仕分けて収納することを可能とす
る。
【0032】第8の発明において、本体の印刷状態が処
理待機状態が前記処理待機状態と判定した場合に、逆送
手段が前記排紙手段から排紙された記録媒体を排紙方向
とは逆行する方向に給送する際に、検出手段が該給送さ
れる記録媒体の裏面の印刷有無を検出し、該検出結果に
基づいて印刷面状態判定手段が給送中の記録媒体の印刷
面が印刷済み状態か、片面のみ印刷済み状態か、両面と
も未印刷済みかを判定し、該印刷面判定結果および前記
認識手段が認識した印刷日時と現在日時との時間差に基
づいて給送制御手段が異なるいずれかの収納手段に前記
排紙手段から給送された記録媒体を選別収納させるよう
に前記逆送手段,前記給送手段を制御して、既に画像形
成されて排紙されて放置されて相当の時間が経過してい
る両面が印刷済みあるいは片面が印刷済みの記録媒体を
再使用あるいは廃棄するように対応する収納手段に仕分
けて収納することを可能とする。
【0033】第9の発明において、設定手段により第1
の収納手段に収納された記録媒体を給送可能とする印刷
条件が設定されると、該印刷条件設定状態を判別して給
送制御手段が前記第1の収納手段からの給紙あるいは前
記第2の収納手段からの給紙のいずれかに切り換え制御
して、ユーザが設定した印刷条件に見合う収納手段に収
納された記録媒体を給紙できる記録媒体環境を自在に構
築することを可能とする。
【0034】第10の発明において、印刷条件として下
書きを行う印刷モードが設定された場合に、一方の面に
既に画像が形成された記録媒体を収納する第2の収納手
段から記録媒体を給送することを可能とする。
【0035】第11の発明において、印刷条件として記
録媒体に画像形成する顕像材量を減らす印刷モードが設
定された場合に、一方の面に既に画像が形成された記録
媒体を収納する第2の収納手段から記録媒体を給送する
ことを可能とする。
【0036】第12の発明において、印刷条件として記
録媒体に画像形成する解像度を低解像度とする印刷モー
ドが設定された場合に、一方の面に既に画像が形成され
た記録媒体を収納する第2の収納手段から記録媒体を給
送することを可能とする。
【0037】第13の発明において、前記給送手段によ
り給送される記録媒体の印刷面上の印刷有無を検出し、
該検出結果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷
済み状態かどうかを判定し、該判定結果に基づいて前記
排紙搬送路を介して排紙給送される印刷済み記録媒体を
前記第2の収納手段に収納し、既に画像形成がなされた
記録媒体と未だに画像形成なされていない記録媒体とが
混在する状態で記録媒体が収容されていても、印刷面に
対して画像が形成されている状態で給送される記録媒体
に対する重複する画像形成を機内に回避して未だに画像
形成なされていない記録媒体に対して画像を形成する処
理をプログラマブルに実行可能とする。
【0038】第14の発明において、給送手段により給
送される記録媒体の印刷面上の印刷有無を検出し、該検
出結果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み
状態かどうかを判定し、該判定結果に基づいて前記記録
媒体を給送する給送手段の給送方向を逆転して逆給送し
て前記第2の収納手段に収納して、印刷面に対して画像
が形成されている状態で給送される記録媒体に対する重
複する画像形成を機外に回避して未だに画像形成なされ
ていない記録媒体に対して画像を形成する処理をプログ
ラマブルに実行可能とする。
【0039】第15の発明において、給送手段により給
送される記録媒体の両面の印刷有無を検出し、該検出結
果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態
かどうかを判定し、該判定結果に基づいて前記給送中の
記録媒体の給送経路を反転搬送路または印刷給送路に切
り換え、逆給送される印刷済み記録媒体を第2の収納手
段に収納し、前記反転搬送路に給送された記録媒体を前
記印刷給送路に再給送して、印刷面に対して画像が形成
されている状態で給送される記録媒体に対する重複する
画像形成を機外に回避して画像形成なされていない記録
媒体に対して画像を形成するとともに、給送された記録
媒体を反転して白紙となる面に継続して画像形成する処
理をプログラマブルに実行可能とする。
【0040】第16の発明において、給送手段により給
送される記録媒体の印刷面の印刷有無を検出し、該検出
結果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状
態かどうかを判定し、該判定結果を前記ホストコンピュ
ータに通知し、該通知に対する前記ホストコンピュータ
からの応答情報に基づいて前記給送中の記録媒体の給送
経路を排紙搬送路または印刷給送路に切り換え、前記排
紙搬送路を介して逆給送される印刷済み記録媒体を第2
の収納手段に収納し、前記排紙搬送路に給送された後、
前記応答情報に基づいて異なる第1の収納手段から新た
に記録媒体を前記印刷給送路に給送して、ホストコンピ
ュータ側のユーザからの意思に応じて意図の異なる画像
情報を既に画像形成された記録媒体であって未印刷面
に、あるいは両面が未印刷状態の記録媒体に画像を形成
する処理をプログラマブルに実行可能とする。
【0041】第17の発明において、本体の印刷状態が
処理待機状態かどうかを判定し、該印刷処理状態判定に
より前記処理待機状態と判定した場合に、いずれか1つ
の収納手段から前記記録媒体を給送し、該給送される記
録媒体の両面の印刷有無を検出し、該検出結果に基づい
て給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態か、片面の
み印刷済み状態か、両面とも未印刷済みかを判定し、該
印刷面状態判定よる印刷面判定結果に基づいて前記給送
された記録媒体を異なるいずれかの収納手段に選別収納
して、印刷面が印刷済みとなる、あるいは片面のみ印刷
済みとなる、あるいは両面とも未印刷済みとなる記録媒
体が1つの収納手段に混在一体となって収容されていて
も、画像形成に支障のないタイミングでそれぞれの記録
媒体を選別して対応する各収納手段に仕分けて収納する
処理をプログラマブルに実行可能とする。
【0042】第18の発明において、本体の印刷状態が
処理待機状態かどうかを判定し、該印刷処理状態判定に
より前記処理待機状態と判定した場合に、前記逆送手段
により給送される記録媒体の裏面の印刷有無を検出し、
前記逆送手段により給送される記録媒体の印刷面に印刷
された日時情報を認識しておき、前記検出結果に基づい
て給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態か、片面の
み印刷済み状態か、両面とも未印刷済みかを判定し、該
印刷面判定結果および前記認識手段が認識した印刷日時
と現在日時との時間差に基づいて前記排紙手段から給送
された記録媒体を異なるいずれかの収納手段に選別収納
させるように前記逆送手段,前記給送手段を駆動して、
既に画像形成されて排紙されて放置されて相当の時間が
経過している両面が印刷済みあるいは片面が印刷済みの
記録媒体を再使用あるいは廃棄するように対応する収納
手段に仕分けて収納する処理をプログラマブルに実行可
能とする。
【0043】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は本発明の第1実施例を示す印刷装
置の制御構成を説明するブロック図であり、例えば印刷
装置のプリンタエンジンがレーザビームプリンタ(以下
LBPと略す)に対応する。
【0044】なお、適用可能なプリンタエンジンはこれ
に限るものではなく、LEDプリンタ、インクジェット
プリンタ等のエンジンであってもよい。また、複写機、
ファクシミリ等、用紙上に可視画像を形成するものであ
れば、本発明を適用することができる。
【0045】図において、101はページプリンタの制
御部全体を示し、100はページプリンタにプリントコ
マンドを送るホストコンピュータとしてのパソコンを示
している。
【0046】なお、ページプリンタの制御部101は、
大きく3つの部分に分かれており、第1は、パソコン1
00からプリントデータを受信して、プリントコマンド
解析をし、そのデータを用紙に印刷するためのドットの
イメージにまで展開する作業を行なうデータ受信解析部
102である。
【0047】第2は、データ受信解析部102から給紙
の指令が来たら、印刷用紙の給紙作業を行なう給紙制御
部103である。
【0048】第3は、給紙された印刷用紙に、展開した
ドットイメージを転写して、定着させ、排紙を行なう露
光定着排紙制御部104である。なお、本実施例の給紙
制御部103は、印刷予定の給紙中の用紙が、紙の表面
にすでに印字されていて、これから印字するには不適当
な場合は、その用紙を破棄する機能も持っている。
【0049】次に、給紙制御部103の詳細を説明す
る。
【0050】給紙制御部103において、105は給紙
制御部全体をコントロールするための中央処理装置(以
下CPUと呼ぶ)である。106は前記CPU105
と、接続されているメモリであり、メモリ106は、リ
ードオンリーメモリ(以下ROMと呼ぶ)107、及
び、ランダムアクセスメモリ(以下、RAMと呼ぶ)1
08で構成されている。
【0051】なお、ROM107には、給紙制御部10
3全体をコントロールするためのプログラムが内蔵され
ている。このプログラムに従って、CPU105は、電
源オン直後から電源オフまで動作する。RAM108
は、このプログラムが動作するためのワークエリアとし
て使用されている。
【0052】109は用紙ピックアップ制御部で、接続
されているピックアップ装置110をコントロールす
る。ピックアップ装置110は、用紙トレイの中から、
多数重なった用紙の一番上の一枚をピックアップし、用
紙の先端を給紙用のローラにからませる作業を行なう。
111は2つある給紙用ローラのうちの1番目のローラ
Aのモータの回転を制御するためのモータA制御部であ
る。112は前記モータA制御部111がコントロール
するローラモータA本体を示している。
【0053】同様に、113は2つある給紙用ローラの
うちの二番目のローラBのモータの回転を制御するため
のモータB制御部である。114は前記モータB制御部
113がコントロールするローラモータB本体を示して
いる。115は印刷予定の給紙作業中の用紙が、用紙表
面(エンジン部で画像が転写される対象となる印刷面)
に既に何か印字されているかどうかチェックするための
光センサで構成される黒色センサである。
【0054】116は給紙作業中の用紙表面に既に何か
印字されていて、印刷用紙としては不適な場合に、その
用紙を破棄するために必要な、図2で後述する押し具2
05の押し出しをコントロールするための押し具モータ
制御部である。押し具モータ制御部116には、押し具
モータ117が接続されていて、押し具205の押し出
しと引き戻し作業を行なう。
【0055】以下、本実施例と第1,第2の発明の各手
段との対応及びその作用について図1等を参照して説明
する。
【0056】第1の発明は、記録媒体に画像を形成する
画像形成手段を有する印刷装置において、給送する記録
媒体を収納する第1の収納手段(用紙カセット201)
と、この第1の収納手段から前記記録媒体を給送する給
送手段と、この給送手段により給送される記録媒体の印
刷面上の印刷有無を検出する検出手段(黒色センサ11
5)と、この検出手段の検出結果に基づいて給送中の記
録媒体の印刷面が印刷済み状態かどうかを判定する判定
手段(CPU105)と、この判定手段の判定結果に基
づいて前記給送中の記録媒体の給送経路を排紙搬送路
(ローラ204を経由し破棄トレイ206に向う搬送
路)または印刷給送路(ローラ204を経由し露光転写
ドラム207に向う搬送路)に切り換える第1の給送制
御手段(押し具モータ制御部116)と、この第1の給
送制御手段により前記排紙搬送路を介して排紙給送され
る印刷済み記録媒体を収納する第2の収納手段(破棄ト
レイ206)とを有し、給送される記録媒体の印刷面上
の印刷有無を検出する黒色センサ115の検出結果に基
づいてCPU105が給送中の記録媒体の印刷面が印刷
済み状態かどうかを判定し、該判定結果に基づいて押し
具制御部116が前記給送中の記録媒体の給送経路を排
紙搬送路または印刷給送路に切り換え、排紙搬送路を介
して排紙給送される印刷済み記録媒体を破棄トレイ20
6に収納して、既に画像形成がなされた記録媒体と未だ
に画像形成なされていない記録媒体とが混在する状態で
記録媒体が収容されていても、印刷面に対して画像が形
成されている状態で給送される記録媒体に対する重複す
る画像形成を機外に回避して未だに画像形成なされてい
ない記録媒体に対して画像を形成することを可能とす
る。
【0057】第2の発明は、排紙搬送路は、画像形成手
段(電子写真プロセスを行うプリンタエンジンであれば
感光ドラム等)の配置位置よりも手前位置に配設し、既
に画像形成がなされた記録媒体を効率よく回収すること
を可能とする。
【0058】図2は、図1に示した印刷装置の第1の用
紙搬送機構を説明する要部断面図であり、印刷に不適だ
と判断された給紙中の一枚の用紙を、破棄するための機
構部に対応する。
【0059】図において、201は用紙カセットで、多
数の用紙が重なってセットされており、この用紙カセッ
ト201中には、両面とも白い用紙、両面とも印字済み
で印刷に不適な用紙、片面印字済みだが表が白く、印刷
には使える用紙、片面印字済みだが表が黒く、印刷には
使えない用紙等が混在しているものとする。
【0060】202は給紙中の一枚の用紙で、図2には
図示していないが、図1に示したピックアップ装置11
0によって、用紙カセット201の中からピックアップ
され、給紙のためのローラA203に噛まされたもので
ある。この用紙202は、ローラA203とローラB2
04の回転によって給紙される。ローラA203とロー
ラB204は、ローラモータA112、ローラモータB
114と直結していて回転する。
【0061】しかし、上記用紙202は表側がすでに印
刷されていて、黒色センサ115によって、CPU10
5が表面に黒い色があると判断した場合は、押し具20
5が、図には示されていないが押し具モータ117にプ
ッシュされて、図中の上方位置UPから下方位置DWに
下がってくる。これによって、用紙202は正常な搬送
ルートから外れて給紙され、破棄トレイ206へと送ら
れる。これにより、表面に黒い色のある印刷に不適な用
紙は破棄トレイ206上に破棄される。
【0062】一方、用紙202の表面が白い場合は、印
刷に適するとして、正常ルートに給紙され、露光転写ド
ラム207へと送られ、露光、転写、定着、排紙、の処
理へと続く。この作業は、前述のブロック構成図で示し
た、露光定着排紙制御部104のコントロールで行なわ
れる。なお、押し具205は、複写機等に採用されてい
るフラッパ機構でも採用可能であることはいうまでもな
い。
【0063】次に、図3に示すフローチャートを参照し
て本発明の印刷装置の給排紙搬送方法について説明す
る。なお、本実施例では、給紙制御部103のCPU1
05がROM107に記憶された給排紙搬送制御プログ
ラムに基づいて実行するものとし、該給排紙搬送制御プ
ログラムは、電源オンと同時に動作を開始する。
【0064】図3は本発明の印刷装置の給排紙搬送方法
の第1実施例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(13)は各ステップを示す。
【0065】まず、ステップ(1)でユーザがページプ
リンタ本体を電源オフしたかチェックし、YESなら、
本プログラムは終了する。電源オフされていないのなら
ば、ステップ(2)へ移り、データ受信解析部102か
ら、給紙指令が来たかチェックし、NOなら、ステップ
(1)の直前に戻り、ループを形成する。
【0066】一方、ステップ(2)でYESなら、ステ
ップ(3)で、用紙ピックアップ装置110による、用
紙カセットからの用紙1枚のピックアップを実行し、ス
テップ(4)で用紙の給紙のために、ローラモータA1
12、及びローラモータB114の回転を開始させる。
【0067】そして、ステップ(5)で、黒色センサ1
15を用いて、給紙中の用紙の表面に、黒い印字跡(痕
跡)がないかチェックし、NOなら、ステップ(6)で
給紙作業が完了したかチェックする。ここでいう、給紙
作業とは、印字に適した表面の白い用紙を露光転写ドラ
ム207まで送り届けることである。
【0068】一方、ステップ(6)でNOなら、ステッ
プ(7)でローラモータA112、ローラモータB11
4の回転を続行し、この後、ステップ(5)の直前に戻
りループを形成して、給紙作業の完了を待つことにな
る。
【0069】一方、ステップ(6)でYESなら、ステ
ップ(8)に移り、給紙作業が完了したとして、ローラ
モータA112、ローラモータB114の回転を終了さ
せる。そして、ステップ(1)の直前に戻り、ループを
形成して、データ受信解析部102からの次の給紙を待
つことになる。
【0070】一方、ステップ(5)でYESなら、ステ
ップ(9)でCPU105の指示で押し具モータ制御部
116が押し具モータ117を駆動して押し具205を
図2の下方位置DWにプッシュする。これにより、用紙
202の給送方向が変わり、用紙202は破棄トレイ2
06へ送られるルートに乗る。
【0071】そして、ステップ(10)で、用紙202
が破棄トレイ206へ完全に落ちたかチェックし、この
破棄動作がまだ終わっていないなら、ステップ(11)
でローラモータA112、ローラモータB114の回転
を続行し、ステップ(10)の直前に戻りループを形成
して、用紙202の破棄作業の完了を待つ形式になる。
【0072】一方、ステップ(10)で、用紙202の
破棄作業が終了したと判断されれば、ステップ(12)
で、CPU105の指示で押し具モータ制御部116が
押し具モータ117を駆動して押し具205を図2の上
方位置UPの位置に戻し、ステップ(13)で、データ
受信解析部102へ、用紙202を一枚破棄したことを
連絡する。そして、ステップ(8)で、ローラモータA
112、ローラモータB114の回転を終了させ、ステ
ップ(1)の直前に戻りループを形成する。これで、デ
ータ受信解析部からの次の給紙指令を待つ形になる。
【0073】なお、ステップ(6)で、正常ルートで白
い紙が露光転写ドラム207へ正しく渡されたかのチェ
ック、及び、ステップ(10)で、印字に不適な用紙
が、破棄トレイ206へ完全に落ちたかのチェックは、
通常、紙センサ等を用いて行なわれるが、本実施例で
は、ローラモータB114の回転した長さによって判断
している。
【0074】つまり、(用紙202の長さ+ローラモー
タAとローラモータBの距離+余裕分)の長さだけロー
ラモータB114が回転した場合は、用紙202は露光
転写ドラム207へ達したか、破棄トレイ206へ完全
に落ちたと考える。
【0075】もちろん、露光転写ドラム207の直前に
紙センサを設けること、及び、破棄トレイ206への出
口の直前に紙センサを設けることでも、本実施例と同じ
チェック効果が得られる。
【0076】また、本実施例では、印刷に不適な用紙を
一枚破棄したとき、その都度、データ受信解析部102
へ破棄したことを連絡する手順になっているが、この連
絡を行なわずに、ただちに、次の用紙のピックアップに
移る方法でもよい。
【0077】つまり、印刷に適した用紙が給紙されるま
で、勝手に給紙制御部103が動作するわけである。そ
の場合のフローチャート上の流れは、例えば、図3のス
テップ(13)の内容を「ローラモータA112、ロー
ラモータB114の回転を終了させる」として、その
後、ステップ(3)の直前に戻る手順になる。
【0078】以下、本実施例と第13の発明の各工程と
の対応及びその作用について図3を参照して説明する。
【0079】第13の発明は、記録媒体に画像を形成す
る画像形成手段(電子写真プロセスを行う場合には感光
ドラム等を含む関連周辺デバイス等を含む)と、給送す
る記録媒体を収納する第1の収納手段(用紙カセット2
01)と、この第1の収納手段から前記記録媒体を給送
する給送手段(ローラ203)と、排紙搬送路を介して
排紙給送される印刷済み記録媒体を収納する第2の収納
手段(破棄トレイ206)とを有する印刷装置の給紙排
搬送方法において、前記給送手段により給送される記録
媒体の印刷面上の印刷有無を黒色センサ115で検出す
る検出工程(図3のステップ(5))と、該検出結果に
基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態かど
うかを判定する判定工程(図3のステップ(5))と、
該判定結果に基づいて前記排紙搬送路を介して排紙給送
される印刷済み記録媒体を前記第2の収納手段に収納す
る収納工程(図3のステップ(9)〜(13))とを実
行して、既に画像形成がなされた記録媒体と未だに画像
形成なされていない記録媒体とが混在する状態で記録媒
体が収容されていても、印刷面に対して画像が形成され
ている状態で給送される記録媒体に対する重複する画像
形成を機内に回避して未だに画像形成なされていない記
録媒体に対して画像を形成する処理をプログラマブルに
実行可能とする。
【0080】ところで、図3のフローチャートでは、用
紙カセット201に用紙がなくなった場合の処理、用紙
202が給紙途中でジャムを発生させた場合の処理等が
省略されているが、各種の紙センサを設けて、上記現象
が発生した場合には、直ちに、データ受信解析部102
へ連絡し、その後は、データ受信解析部102の指示を
待つ、と言う仕組みを設けることは可能である。 〔第2実施例〕図4は本発明の第2実施例を示す印刷装
置の制御構成を説明するブロック図であり、例えば印刷
装置のプリンタエンジンがレーザビームプリンタ(以下
LBPと略す)に対応し、図1と同一のものには同一の
符号を付してある。
【0081】なお、適用可能なプリンタエンジンはこれ
に限るものではなく、LEDプリンタ、インクジェット
プリンタ等のエンジンであってもよい。また、複写機、
ファクシミリ等、用紙上に可視画像を形成するものであ
れば、本発明を適用することができる。
【0082】前述の第1の実施例において、図1で説明
した給紙制御部103から、押し具モータ制御部116
と押し具モータ117を削除しただけである。ただし、
ローラモータA112、及び、ローラモータB114
は、前述の実施例と異なり、順方向の回転だけでなく、
逆方向の回転も可能となっている。順回転、逆回転、回
転の方向と、回転の開始終了は、モータA制御部11
1、モータB制御部113によってコントロールされ
る。
【0083】これにより、ピックアップした用紙が黒色
センサ115によって印刷に不適と判断されたら、ロー
ラモータA112、及び、ローラモータB114は逆回
転して、用紙を吐き出してしまうことができる。その他
の要素の機能については、前述の第1の実施例におい
て、第1図で説明した各要素と同一である。
【0084】以下、本実施例と第3の発明の各手段との
対応及びその作用について図4,図5等を参照して説明
する。
【0085】第3の発明は、記録媒体に画像を形成する
画像形成手段を有する印刷装置において、給送する記録
媒体を収納する第1の収納手段(用紙カセット201)
と、この第1の収納手段から前記記録媒体を給送する給
送手段(ローラ203)と、この給送手段により給送さ
れる記録媒体の印刷面上の印刷有無を検出する検出手段
(黒色センサ115)と、この検出手段の検出結果に基
づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態かどう
かを判定する判定手段(CPU105)と、この判定手
段の判定結果に基づいて前記記録媒体を給送する給送手
段の給送方向を逆転して逆給送させる第2の給送制御手
段(モータ制御部111,113)と、この第2の給送
制御手段により逆給送される印刷済み記録媒体を収納す
る第2の収納手段(破棄トレイ206)とを有し、ロー
ラ203により給送される記録媒体の印刷面上の印刷有
無を検出する黒色センサ115の検出結果に基づいてC
PU105が給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態
かどうかを判定し、判定結果に基づいてモータ制御部1
11,113が前記記録媒体を給送するローラ203,
204の給送方向を逆転して逆給送させ、逆給送される
印刷済み記録媒体を破棄トレイ206に収納して、印刷
面に対して画像が形成されている状態で給送される記録
媒体に対する重複する画像形成を機外に回避して未だに
画像形成なされていない記録媒体に対して画像を形成す
ることを可能とする。
【0086】図5は、図1に示した印刷装置の第1の用
紙搬送機構を説明する要部断面図であり、印刷に不適だ
と判別された給紙中の一枚の用紙を、破棄するための機
構部に対応する。
【0087】前述の第1の実施例において、図2で説明
した構造から、押し具205を削除し、破棄トレイ20
6を用紙カセット201の上の部分付近に移動してい
る。ローラA203、及び、ローラB204は、順方向
の回転だけでなく、逆方向の回転も可能で、用紙202
が印字に不適な場合は、用紙202を逆送して、破棄ト
レイ206に吐き出す仕組みになっている。
【0088】用紙202が印刷に適する場合は、前述の
第1実施例において、図2で説明した場合と同様に、ロ
ーラA203、及び、ローラB204は、順方向の回転
を行って、正常ルートを経由して、用紙202を露光転
写ドラム207へ渡すことになる。その後は、露光定着
排紙制御部104のコントロール下で、用紙202への
正常な露光、転写、定着、排紙処理が実行される。
【0089】次に、図6に示すフローチャートを参照し
て第2の実施例の動作を説明する。ここでは、給紙制御
部103の動作を中心に説明する。
【0090】図6は本発明の印刷装置の給排紙搬送方法
の第2実施例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(8)および(14)〜(17)は各ステップ
を示し、図3とほぼ同一のステップには同一のステップ
番号を付してあり、特に異なるステップは、用紙202
が黒色センサ115で印字に不適と判断されてからの処
理である。
【0091】以下、その部分だけ説明すると、ステップ
(5)で黒色センサ115が、用紙202上黒い色を発
見し、印字に不適だと判断すると、ステップ(14)へ
移り、ローラモータA112、ローラモータB114を
逆回転させる。そして、ステップ(15)で、用紙20
2が破棄トレイ206へ破棄されたかチェックし、NO
なら、ステップ(16)でローラモータA112、ロー
ラモータB114の逆回転を続行させ、その後、ステッ
プ(15)の直前に戻りループを形成する。そして、用
紙202が破棄されるまで待つ形となる。
【0092】一方、ステップ(15)で用紙202が破
棄されたと判断されたなら、ステップ(17)へ移り、
データ受信解析部102に、用紙202が一枚破棄され
たことを知らせ、その後は、ステップ(8)で、ローラ
モータA112、ローラモータB114の回転を止め、
ステップ(1)の直前に戻ってループを形成し、データ
受信解析部102からの次の給紙の指示を待つ形とな
る。
【0093】以下、本実施例と第14の発明の各工程と
の対応及びその作用について図6等を参照して説明す
る。
【0094】第14の発明は、記録媒体に画像を形成す
る画像形成手段と、給送する記録媒体を収納する第1の
収納手段(用紙カセット201)と、この第1の収納手
段から前記記録媒体を給送する給送手段(ローラ20
3)と、印刷済み記録媒体を収納する第2の収納手段
(破棄トレイ206)と有する印刷装置の給排紙搬送方
法において、ローラ203により給送される記録媒体の
印刷面上の印刷有無を検出する検出工程(図6のステッ
プ(5))と、該検出結果に基づいて給送中の記録媒体
の印刷面が印刷済み状態かどうかを判定する判定工程
(図6のステップ(5))と、該判定結果に基づいて前
記記録媒体を給送する給送手段の給送方向を逆転して逆
給送して前記第2の収納手段に収納する収納工程(図6
のステップ(14)〜(17))とを実行して、印刷面
に対して画像が形成されている状態で給送される記録媒
体に対する重複する画像形成を機外に回避して未だに画
像形成なされていない記録媒体に対して画像を形成する
処理をプログラマブルに実行可能とする。
【0095】その他のステップの動作については、前述
の第1実施例の図3のフローチャートと同一である。
【0096】また、本実施例でも、印刷に不適な用紙を
一枚破棄したとき、その都度、データ受信解析部102
へ破棄したことを連絡する手順になっているが、この連
絡を行わずに、直ちに、次の用紙のピックアップに移る
方法でもよい。この点も、前述の第1実施例と同一であ
る。つまり、印刷に適した用紙が給紙されるまで、勝手
に給紙制御部103が動作するわけである。
【0097】その場合のフローチャート上の流れは、例
えば、図6のステップ(17)の内容を「ローラモータ
A112、ローラモータB114の回転を終了させる」
として、その後、ステップ(3)の直前に戻る手順にな
る。
【0098】一方、本実施例でも、紙なしの処理、紙ジ
ャムの処理がフローチャート上は考慮されていないが、
紙センサをいくつか設けることで、紙なし、紙ジャムの
リカバー処理を正常に行うことが可能である点は、前述
の第1実施例と同様である。 〔第3実施例〕次に、図を用いて、本発明の第3の実施
例を説明する。
【0099】図7は本発明の第1実施例を示す印刷装置
の制御構成を説明するブロック図であり、例えば印刷装
置のプリンタエンジンがレーザビームプリンタ(以下L
BPと略す)に対応する。
【0100】前述の第2実施例において、図4で説明し
た給紙制御部103に、押し具モータ制御部116と押
し具モータ117、及び、モータC制御部118、モー
タD制御部120、ローラモータC119、ローラモー
タD121を追加し、黒色センサ115を黒色センサA
115−1、黒色センサB115−2に分けてある。
【0101】その他の構成要素は、前述の第2実施例の
図4で説明したそれぞれの要素と同一であり、動作も同
一なので説明は省略する。以下、異なる部分だけを説明
する。
【0102】黒色センサA115−1は、ピックアップ
した用紙202の表の面に黒い色の部分はないかチェッ
クし、黒色センサB115−2は、ピックアップした用
紙202の裏の面に黒い色の部分はないかチェックす
る。押し具モータ制御部116と押し具モータ117
は、前述の第1実施例の図2で説明した、印刷に不適な
用紙202の給紙経路を破棄トレイ206の方向へと変
更するための要素ではなく、用紙202が、表は黒い部
分があり印刷に不適だが、裏は白く印刷に適する場合
に、用紙202の給紙経路を裏返しユニットの方向へと
変更するためのものである。
【0103】ここでいう裏返しユニットとは、モータC
制御部118、モータD制御部120、ローラモータC
119、ローラモータD121で構成されている。
【0104】ローラモータC119、ローラモータD1
21は、順方向の回転で、表の面に黒い部分のある用紙
202を噛み込み、1ページ分の長さをかみこんだ時点
で、今度は逆回転を行って、用紙202を露光転写ドラ
ム207方向へ送る役目をする。詳細については、以
下、図8を参照して説明する。
【0105】用紙202が、表の面,裏の面とも白い場
合、あるいは表が黒く裏が白い場合、あるいは表が白く
裏が黒い場合、あるいは表の面,裏の面とも黒い場合の
それぞれを含めて説明する。
【0106】以下、本実施例と第4の発明の各手段との
対応及びその作用について図7等を参照して説明する。
【0107】第4の発明は、記録媒体に画像を形成する
画像形成手段を有する印刷装置において、給送する記録
媒体を収納する第1の収納手段(用紙カセット201)
と、この第1の収納手段から前記記録媒体を給送する給
送手段(ローラ203)と、この給送手段により給送さ
れる記録媒体の両面の印刷有無を検出する検出手段(黒
色センサ115−1,115−2)と、この検出手段の
検出結果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済
み状態かどうかを判定する判定手段(CPU105)
と、この判定手段の判定結果に基づいて前記記録媒体を
給送する給送手段の給送方向を逆転して逆給送させる第
1の給送制御手段(モータ制御部111,113)と、
前記判定手段の判定結果に基づいて前記給送中の記録媒
体の給送経路を反転搬送路または印刷給送路に切り換え
る第2の給送制御手段(押し具モータ制御部116)
と、前記第1の給送制御手段により逆給送される印刷済
み記録媒体を収納する第2の収納手段(破棄トレイ20
6)と、前記第2の給送制御手段により反転搬送路に給
送された記録媒体を前記印刷給送路に再給送させる第3
の給送制御手段(モータ制御部118,120)とを有
し、給送される記録媒体の両面の印刷有無を検出する黒
色センサ115−1,115−2の検出結果に基づいて
CPU105が給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状
態かどうかを判定し、該判定結果に基づいて押し具モー
タ制御部116が前記給送中の記録媒体の給送経路を反
転搬送路または印刷給送路に切り換え、モータ制御部1
11,113が逆給送される印刷済み記録媒体を破棄ト
レイ206に収納し、モータ制御部118,120が反
転搬送路に給送された記録媒体を前記印刷給送路に再給
送させるので、印刷面に対して画像が形成されている状
態で給送される記録媒体に対する重複する画像形成を機
外に回避して画像形成なされていない記録媒体に対して
画像を形成するとともに、給送された記録媒体を反転し
て白紙となる面に継続して画像形成することを可能とす
る。
【0108】図8は、図1に示した印刷装置の第1の用
紙搬送機構を説明する要部断面図であり、給紙中の用紙
202の、表が黒くて裏が白く、このままでは印刷に不
適だと判断された場合に、用紙202を裏返して使える
ようにする機構部に対応する。
【0109】なお、前述の第2実施例において、図5で
説明した構造に対して、黒色センサ115を2つ設け、
黒色センサA115−1、黒色センサB115−2によ
って用紙202の表の面と裏の面の黒色の部分を両方チ
ェックできるようになっている。そして、さらに裏返し
ユニットを追加で設けている。裏返しユニット全体は、
押し具205、ローラC208、ローラD209、及
び、分岐ガイド210で構成されている。
【0110】黒色センサA115−1、黒色センサB1
15−2によって、用紙202の表面に黒色部分があ
り、裏の面が白いと判断すると、押し具205がせりあ
がってきて、用紙202を正常な給送ルートからずら
し、ローラC208方向ヘと変更する。この場合、分岐
ガイド210により用紙202がローラC208へとガ
イドされる。
【0111】ローラC208が用紙202を噛み込む
と、ローラC208及びローラD209は順方向の回転
を開始し、用紙202を引っ張り揚げる。1ページ分の
長さだけ十分に引っ張り上げると、ローラC208、及
び、ローラD209は次に逆方向の回転を開始し、用紙
202を押し下げる。すると、その先に、先端を幾分ロ
ーラB204の方向へずらした、分岐ガイド210があ
り、用紙202の給紙先が露光転写ドラム207方向へ
と変わる。
【0112】これによって、用紙202が裏返り、表の
面が白く裏の面が黒い状態となって、露光転写ドラム2
07へと給送される。その後は、正常な露光、転写、定
着、排紙の処理が行われることになる。
【0113】一方、用紙202の表の面が白く、裏の表
も白い場合は、当選、押し具205はせりあがることは
なく、用紙202はそのまま正常ルートで露光転写ドラ
ム207へと給送され、正常な露光、転写、定着、排紙
の処理が行われる。
【0114】用紙202の表の面が白く、裏の面が黒い
ときは、このままでも印刷に適するので、この場合も、
押し具205はせりあがることはなく、用紙202はそ
のまま正常ルートで露光転写ドラム207へと給送さ
れ、正常な露光、転写、定着、排紙の処理が行われる。
【0115】ところで、用紙202の表の面も白く裏の
面も黒い場合は、裏返しても印刷には不適なので、破棄
する以外にない。この場合、ローラA203、及び、ロ
ーラB204が逆回転し、用紙202を逆送して破棄ト
レイ206へ吐き出すことになる。この動作は、前述の
第2実施例と同一である。
【0116】次に、図9,図10に示すフローチャート
を参照して第3実施例の動作を説明する。ここでは、給
紙制御部103の動作を中心に説明する。
【0117】図9,図10は本発明の印刷装置の給排紙
搬送方法の第3実施例を示すフローチャートである。な
お、(1)〜(8),(18)〜(34)は各ステップ
を示し、図6とほぼ同じステップには同一のステップ番
号を付してある。
【0118】図6の処理と異なる点は、用紙202が黒
色センサA115−1の働きにより、印字に不適と判断
されてからの処理である。
【0119】以下、その部分だけ説明すると、ステップ
(5)で黒色センサA115−1が、用紙202上の表
面に黒い色を発見し、印字に不適だと判断すると、ステ
ップ(18)で押し具205をプッシュする。これによ
って、用紙202の給送方向がローラC208方向ヘと
変わるが、更に、ステップ(19)で、ローラC20
8、及び、ローラD209の順方向の回転を開始させ
る。これによって、用紙202が引っ張り上げれる。
【0120】次に、ステップ(20)で、黒色センサB
115−2が、用紙202の裏側の面で黒い色の部分を
検知したかどうかをチェックし、NOならステップ(2
1)で、用紙202が分岐ガイド210を越えたかチェ
ックする。ここでもNOなら、ステップ(22)でロー
ラモータA112、ローラモータB114の順方向の回
転を続行し、ステップ(23)でローラモータC11
9、ローラモータD121の順方向の回転を続行する。
そしてステップ(20)の直前に戻り、ループを形成し
て、用紙202が完全に引き上げられまで待つ形にな
る。
【0121】一方、ステップ(21)でYESなら、ス
テップ(24)へ移り、ローラモータA112、ローラ
モータB114の回転を終了させ、ステップ(25)
で、プッシュしていた押し具205を引き下げ、ステッ
プ(26)でローラモータC119、ローラモータD1
21に逆方向の回転を開始する。
【0122】その後、ステップ(27)で、用紙202
の露光転写ドラム207への給紙が終了したかチェック
し、NOならステップ(28)で、引き続きローラモー
タC119、ローラモータD121の逆方向の回転を続
行する。その後は、ステップ(27)の直前に戻ってル
ープを形成し、露光転写ドラム207への給紙が完了す
るのを待つ形になる。
【0123】一方、ステップ(27)で給紙完了と判断
したなら、ステップ(29)でローラモータC119、
ローラモータD121の回転を終了させ、その後は、ス
テップ(1)の直前に戻り、データ受信解析部102か
らの次の給紙の指示を待つ形になる。
【0124】一方、ステップ(20)でYESの場合、
つまり用紙202の表の面が黒く、しかも裏の面も黒い
と判断された場合は、ステップ(30)へ移り、ローラ
モータA112、ローラモータB114、ローラモータ
C119、ローラモータD121の逆方向の回転を開始
させる。そして、ステップ(31)で、用紙202の破
棄トレイへの吐き出しが完了したかチェックし、NOな
らステップ(32)でローラモータA112、ローラモ
ータB114、ローラモータC119、ローラモータD
121の逆方向の回転を続行させる。
【0125】そして、ステップ(31)の直前に戻り、
ループを形成して、用紙202の破棄動作の完了を待つ
形になる。ステップ(31)で破棄動作が完了したと判
断したなら、ステップ(33)に移り、ローラモータA
112、ローラモータB114、ローラモータC11
9、ローラモータD121の回転を終了させる。そし
て、ステップ(34)で、データ受信解析部102に対
して用紙202の破棄を行ったことを連絡した後、ステ
ップ(1)に戻り、データ受信解析部102からの次の
給紙の指示を待つ形になる。
【0126】その他のステップの動作については、前述
の第2実施例の図6のフローチャートと同一である。ま
た、本実施例でも、印刷に不適な用紙を一枚破棄したと
き、その都度、データ受信解析部102へ破棄したこと
を連絡する手順になっているが、この連絡を行わずに、
直ちに、次の用紙のピックアップに移る方法でもよい。
【0127】この点も、前述の第1実施例と同一であ
る。つまり、印刷に適した用紙が給紙されるまで、勝手
に給紙制御部103が動作するわけである。その場合の
フローチャート上の流れは、例えば、図10のステップ
(34)を削除しておいて、ステップ(3)の直前に戻
る手順になる。
【0128】一方、本実施例でも、紙なしの処理、紙ジ
ャムの処理がフローチャート上は考慮されていないが、
紙センサをいくつか設けることで、紙なし、紙ジャムの
リカバー処理を正常に行うことが可能である点は、前述
の第1実施例と同様である。
【0129】以下、本実施例と第15の発明の各工程と
の対応及びその作用について図9,図10等を参照して
説明する。
【0130】第15の発明は、記録媒体に画像を形成す
る画像形成手段と、給送する記録媒体を収納する第1の
収納手段(用紙カセット201)と、この第1の収納手
段から前記記録媒体を給送する給送手段(ローラ20
3)と、印刷済み記録媒体を収納する第2の収納手段と
を有する印刷装置の給排紙搬送方法において、前記給送
手段により給送される記録媒体の両面の印刷有無を検出
する検出工程(図9のステップ(5))と、該検出結果
に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態か
どうかを判定する判定工程(図9のステップ(5))
と、該判定結果に基づいて前記給送中の記録媒体の給送
経路を反転搬送路または印刷給送路に切り換える切換え
工程(図10のステップ(18),(19))と、逆給
送される印刷済み記録媒体を第2の収納手段(破棄カセ
ット206)に収納する収納工程(図10のステップ
(30〜(34))と、前記反転搬送路に給送された記
録媒体を前記印刷給送路に再給送させる再給送工程(図
10のステップ(21)〜(29))とを実行して、印
刷面に対して画像が形成されている状態で給送される記
録媒体に対する重複する画像形成を機外に回避して画像
形成なされていない記録媒体に対して画像を形成すると
ともに、給送された記録媒体を反転して白紙となる面に
継続して画像形成する処理をプログラマブルに実行可能
とする。 〔第4実施例〕次に、図11を参照して本発明の第4実
施例を説明する。
【0131】図11は本発明の第4実施例を示す印刷装
置の制御構成を説明するブロック図であり、例えば印刷
装置のプリンタエンジンがレーザビームプリンタ(以下
LBPと略す)に対応し、図1,図4と同一のものには
同一の符号を付してある。
【0132】また、本実施例の構成要素は、前述の第2
実施例の図4で説明したそれぞれの要素と同一のものに
は同じ番号を付ってある。これらの説明は省略する。
【0133】異なる部分は、パソコン100と、ページ
プリンタ101が、双方向で通信できるI/Fで接続さ
れている点と、黒色センサ115を用紙の表面が印字済
みかどうかをチェックする115−1と、用紙の裏面が
印字済みかどうかをチェックする115−2の2つにし
た点である。また、動作は、第2実施例における第5図
と同様なので説明は省略する。
【0134】以下、本実施例と第5,第6の発明の各手
段との対応及びその作用について図11等を参照して説
明する。
【0135】第5の発明は、ホストコンピュータとの通
信により受信した印刷情報に基づいて記録媒体に画像を
形成する画像形成手段を有する印刷装置において、給送
する記録媒体を収納する複数の第1の収納手段(用紙カ
セット201)と、この第1の収納手段から前記記録媒
体を給送する給送手段(ローラ203)と、この給送手
段により給送される記録媒体の印刷面の印刷有無を検出
する検出手段(黒色センサ115−1,115−2)
と、この検出手段の検出結果に基づいて給送中の記録媒
体の印刷面が印刷済み状態かどうかを判定する判定手段
(CPU105)と、この判定手段の判定結果を前記ホ
ストコンピュータに通知する通知手段(データ受信解析
部102,CPU105)と、この通知手段による通知
に対する前記ホストコンピュータからの応答情報に基づ
いて前記給送中の記録媒体の給送経路を排紙搬送路また
は印刷給送路に切り換える第1の給送制御手段(モータ
制御部111,113)と、この第1の給送制御手段に
より前記排紙搬送路を介して逆給送される印刷済み記録
媒体を収納する第2の収納手段(破棄トレイ206)
と、前記第4の給送制御手段により排紙搬送路に給送さ
れた後、前記応答情報に基づいて異なる第1の収納手段
から新たに記録媒体を前記印刷給送路に給送させる第2
の給送制御手段(用紙ピックアップ制御部109)とを
有し、ローラ203により給送される記録媒体の両面の
印刷有無を検出する黒色センサ115−1,115−2
の検出結果に基づいてCPU105が給送中の記録媒体
の印刷面が印刷済み状態かどうかを判定し、該判定結果
をCPU105等が前記ホストコンピュータ等のパソコ
ン100に通知し、該通知に対する前記ホストコンピュ
ータからの応答情報に基づいてモータ制御部111,1
13が前記給送中の記録媒体の給送経路を排紙搬送路ま
たは印刷給送路に切り換え、前記排紙搬送路を介して逆
給送される印刷済み記録媒体を破棄トレイ206に収納
するとともに、用紙ピックアップ制御部109が応答情
報に基づいて異なる用紙カセットから新たに記録媒体を
前記印刷給送路に給送して、ホストコンピュータ側のユ
ーザからの意思に応じて意図の異なる画像情報を既に画
像形成された記録媒体であって未印刷面に、あるいは両
面が未印刷状態の記録媒体に画像を形成することを可能
とする。第6の発明は、ホストコンピュータからの応答
情報が印刷処理を中止する指示であった場合に、第2の
給送制御手段により排紙搬送路に給送された後、受信し
たRAM108上の印刷情報を消去して、不要なメモリ
領域を解放することを可能とする。
【0136】以下、図12に示すフローチャートおよび
図13に示す操作画面例を参照して第4実施例の動作を
説明する。
【0137】図12は本発明の印刷装置の給排紙搬送方
法の第4実施例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(8),(14)〜(16),(35)〜(4
3)は各ステップを示し、給紙制御部103の動作につ
いては第1の実施例とほぼ同じで、同じ処理部分は第2
実施例における図6に示したステップ番号と同一のステ
ップ番号を付してあるので、ここでは、第2実施例と異
なる部分だけ説明する。
【0138】図13は、図11に示したパソコン100
の表示部に表示されるプリンタ情報ウインドウの一例を
示す図である。
【0139】ステップ(1)からステップ(8)は第2
の実施例と同様である。ステップ(5)で、黒色センサ
が用紙202の表面もしくは裏面に黒色を検知したあと
の処理が第2の実施例とは異なる。ステップ(5)で用
紙202の表面もしくは裏面に黒色を検知すると、ステ
ップ(35)に進みホストコンピュータに検知した情報
を送信する。ホストコンピュータとしてパソコン100
の操作画面では、例えば、図13に示したウインドウに
これらの情報が表示され、ユーザは現在給紙している用
紙に印刷をするか、中止するか、別のカセットから給紙
し直すかを選択する。
【0140】ステップ(36)で、プリンタはこの結果
を受信する。ユーザの応答の内容(37)が「続行」だ
った場合には給紙が終了するまでステップ(38),
(39)をループし、給紙が終了したら(8)に進み、
ローラモータA,Bの回転を終了させ、ステップ(1)
の直前に戻り、データ受信解析部102からの次の給紙
の指示を待つ。
【0141】一方、ステップ(37)で、ユーザの応答
が「中止」または「別カセットから給紙」だった場合
は、ステップ(14)に進み、用紙の破棄が終了するま
でステップ(15),(16)をループする。これは第
2の実施例で説明したものと同じ動作である。
【0142】ステップ(15)で用紙の破棄が終了する
と、ステップ(40)に進み、ローラモータA,Bの回
転を終了させる。そして、ステップ(41)に進み、ス
テップ(37)でのユーザの応答が「中止」だった場合
には、ステップ(42)に進み、印刷データをリセット
し、ステップ(1)の直前に戻り、データ受信解析部1
02からの次の給紙の指示を待つ。
【0143】一方、ステップ(41)で、ユーザの応答
が「中止」でないとき、つまり「別カセットから給紙」
だったときは、給紙するカセットを切り替えて(4
3)、ステップ(3)の直前に戻り、ステップ(3)で
新たな用紙を給紙する。
【0144】以下、本実施例と第16の発明の各工程と
の対応及びその作用について図12等を参照して説明す
る。
【0145】第16の発明は、ホストコンピュータとの
通信により受信した印刷情報に基づいて記録媒体に画像
を形成する画像形成手段と、給送する記録媒体を収納す
る複数の第1の収納手段(用紙カセット201)と、こ
の第1の収納手段から前記記録媒体を給送する給送手段
と、印刷済み記録媒体を収納する第2の収納手段(破棄
トレイ206)とを有する印刷装置の排給紙搬送方法に
おいて、前記給送手段により給送される記録媒体の印刷
面の印刷有無を検出する検出工程(図12のステップ
(5))と、該検出結果に基づいて給送中の記録媒体の
印刷面が印刷済み状態かどうかを判定する判定工程(図
12のステップ(5))と、該判定結果を前記ホストコ
ンピュータに通知する通知工程(図12のステップ(3
5))と、該通知に対する前記ホストコンピュータから
の応答情報((図12のステップ(36)で受信され
る)に基づいて前記給送中の記録媒体の給送経路を排紙
搬送路または印刷給送路に切り換える切換え工程(図1
2のステップ(37)からステップ(38)またはステ
ップ(14)への切換えによる))と、前記排紙搬送路
を介して逆給送される印刷済み記録媒体を第2の収納手
段に収納する収納工程(図12のステップ(14)〜
(16))と、前記排紙搬送路に給送された後、前記応
答情報に基づいて異なる第1の収納手段から新たに記録
媒体を前記印刷給送路に給送させる給送工程(図12の
ステップ(40)〜(43))とを実行して、ホストコ
ンピュータ側のユーザからの意思に応じて意図の異なる
画像情報を既に画像形成された記録媒体であって未印刷
面に、あるいは両面が未印刷状態の記録媒体に画像を形
成する処理をプログラマブルに実行可能とする。 〔第5実施例〕上記第4実施例では、白紙でない場合に
ユーザが判断するようにしたが、白紙でなく再利用用紙
に印刷したい場合もあるので、白紙の場合も含めて印刷
前にユーザが印刷する用紙を選択できるようにしてもよ
い。 〔第6実施例〕上記第4実施例では同サイズの用紙が別
の給紙カセットにあることを前提としたが、サイズが違
う場合でもよく、この場合は用紙サイズにあわせて拡大
縮小して印刷するようにしてもよい。 〔第7実施例〕次に、図を用いて本発明の第7実施例を
説明する。
【0146】図14は本発明の第7実施例を示す印刷装
置の制御構成を説明するブロック図である。本実施例
は、前述の第4実施例において、図11で説明した給紙
制御部103に、切替機制御部122と、切替機123
を追加してある。その他の構成要素は、前述の第4実施
例の図11で説明したそれぞれの要素と同一であり、動
作も同一なので、説明は省略する。異なる部分だけを図
15を参照して説明する。
【0147】図15は、図14に示した印刷装置の用紙
搬送機構を説明する要部断面図であり、第2実施例にお
ける図8の用紙カセット201を用紙カセット201−
1,201−2,201−3の3つに増やし、各カセッ
ト201−1,201−2,201−3からの給紙、各
カセットへの用紙のセットを行う切替機123を追加し
てある。
【0148】また、黒色センサを表面用と裏面用の2つ
(黒色センサ115−1,115−2)にしてある。第
7実施例では印刷処理部分は関係ないので露光転写ドラ
ム207は図15では省略した、その他の動作は第3実
施例と同一なので、説明は省略する。異なる部分だけを
説明する。
【0149】以下、本実施例と第7の発明の各手段との
対応及びその作用について図14等を参照して説明す
る。
【0150】第7の発明は、記録媒体に画像を形成する
画像形成手段を有する印刷装置において、記録媒体を収
納する複数の収納手段(用紙カセット201−1〜20
1−3)と、本体の印刷状態が処理待機状態かどうかを
判定する印刷処理状態判定手段(CPU105)と、こ
の印刷処理状態判定手段が前記処理待機状態と判定した
場合に、いずれか1つの収納手段(本実施例では用紙カ
セット201−1)から前記記録媒体を給送する給送手
段(ローラ203)と、この給送手段により給送される
記録媒体の両面の印刷有無を検出する検出手段(黒色セ
ンサ115−1,115−2)と、この検出手段の検出
結果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状
態か、片面のみ印刷済み状態か、両面とも未印刷済みか
を判定する印刷面状態判定手段(CPU105)と、こ
の印刷面状態判定手段による印刷面判定結果に基づいて
異なるいずれかの収納手段に給送された記録媒体を選別
収納させるように前記いずれか1つの収納手段から給送
された記録媒体の収納給送を制御する給送制御手段(モ
ータ制御部111,113,切替機制御部122)とを
有し、CPU105が前記処理待機状態と判定した場合
に、ローラ203により給送される記録媒体の両面の印
刷有無を検出する黒色センサ115−1,115−2の
検出結果に基づいて印刷面状態判定手段が給送中の記録
媒体の印刷面が印刷済み状態か、片面のみ印刷済み状態
か、両面とも未印刷済みかを判定し、該印刷面判定結果
に基づいてモータ制御部111,113,切替機制御部
122が用紙カセット201−2または201−3に給
送された記録媒体を選別収納させ、印刷面が印刷済みと
なる、あるいは片面のみ印刷済みとなる、あるいは両面
とも未印刷済みとなる記録媒体が1つの収納手段に混在
一体となって収容されていても、画像形成に支障のない
タイミングでそれぞれの記録媒体を選別して対応する各
収納手段に仕分けて収納することを可能とする。
【0151】まず、前提として、ユーザは用紙をセット
するとき、用紙カセット201−1にセットするものと
する。新しい用紙、裏面に印字済の再利用の用紙など、
あらゆる用紙のセットは用紙カセット201−1にセッ
トする。そして、プリンタが印刷処理を行っていない状
態、つまりホストコンピュータ(パソコン100)から
のデータの受信を待機している状態のとき(以降、この
状態をアイドル状態と呼ぶ)に用紙カセット201−1
から用紙を給紙する。
【0152】そして、表面が印字済で、黒色が検知され
たときは切替機123を破棄トレイ206にあわせ、ロ
ーラA,Bを逆回転させて用紙を破棄トレイに排出す
る。用紙202の表の面が白く、裏の面が黒いときは、
再利用用紙として使用できるので切替機を再利用用紙カ
セット201−2にあわせ、用紙202を排出する。両
面とも黒色が検知されなかった場合は切替機123を、
白紙用カセット201−1にあわせ、用紙202を排出
する。
【0153】次に、図16に示すフローチャートを参照
して第7実施例の動作を説明する。なお、ローラモータ
の制御等は前述の実施例と同様なので省略する。
【0154】図16は本発明の印刷装置の給排紙搬送方
法の第7実施例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(10)は各ステップを示す。
【0155】まず、ステップ(1)でプリンタがアイド
ル状態かどうかを判断する。アイドル状態ではなかった
場合、つまり印刷処理中だった場合は、一定間隔をおい
て再びステップ(1)でアイドル状態かどうかを判断
し、アイドル状態になるまでループを続ける。アイドル
状態だった場合は、ステップ(2)で用紙カセット20
1−1に用紙があるかどうかをチェックし、用紙がなか
ったら再びステップ(1)の直前に戻ってループする。
用紙があったら、ステップ(3)に進み、切替機123
を用紙カセット201−1にあわせて用紙カセット20
1−1から用紙202を給紙する。
【0156】次に、ステップ(4)で、黒色センサA,
Bによって給紙した用紙202で黒色を検知したかどう
かをチェックする。表面が印刷済みだった場合はステッ
プ(5)に進み、切替機を破棄用トレイにあわせ、ステ
ップ(6)で破棄用トレイに用紙202を排出する。
【0157】一方、ステップ(4)で裏面が印刷済みだ
った場合は、ステップ(9)に進み、切替機を再利用用
紙カセットにあわせて、ステップ(10)で再利用用紙
用カセットに用紙202をセットする。
【0158】一方、ステップ(4)で両面とも白く、新
品の用紙だった場合にはステップ(7)に進み、切替機
を白紙用カセットにあわせて、ステップ(8)で用紙2
02を白紙用カセットにセットする。その後ステップ
(1)の直前に戻り、再びプリンタがアイドル状態かど
うかをチェックするループに入る。この処理を繰り返
す。
【0159】以下、本実施例と第17の発明の各工程と
の対応及びその作用について図16等を参照して説明す
る。
【0160】第17の発明は、記録媒体に画像を形成す
る画像形成手段と、給送する記録媒体を収納する複数の
収納手段とを有する印刷装置の給排紙搬送方法におい
て、本体の印刷状態が処理待機状態かどうかを判定する
印刷処理状態判定工程(図16のステップ(1))と、
該印刷処理状態判定により前記処理待機状態と判定した
場合に、いずれか1つの収納手段から前記記録媒体を給
送する給送工程(図16のステップ(3))と、該給送
される記録媒体の両面の印刷有無を検出する検出工程
(図16のステップ(4))と、該検出結果に基づいて
給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態か、片面のみ
印刷済み状態か、両面とも未印刷済みかを判定する印刷
面状態判定工程(図16のステップ(4))と、該印刷
面状態判定よる印刷面判定結果に基づいて前記給送され
た記録媒体を異なるいずれかの収納手段に選別収納させ
る収納給送工程(図16のステップ(9),(10),
図16のステップ(7),(8),図16の(5),
(6))とを実行して、印刷面が印刷済みとなる、ある
いは片面のみ印刷済みとなる、あるいは両面とも未印刷
済みとなる記録媒体が1つの収納手段に混在一体となっ
て収容されていても、画像形成に支障のないタイミング
でそれぞれの記録媒体を選別して対応する各収納手段に
仕分けて収納する処理をプログラマブルに実行可能とす
る。 〔第8実施例〕次に、図17等を用いて本発明の第8実
施例を説明する。
【0161】図17は本発明の第8実施例を示す印刷装
置の制御構成を説明するブロック図であり、前述の第7
実施例において、図14で説明した給紙制御部103
に、モータE制御部124と、ローラモータE125を
追加してある。その他の構成要素は、前述の第7実施例
の図14で説明したそれぞれの要素と同一であり、動作
も同一なので、説明は省略する。異なる部分だけを説明
する。
【0162】以下、本実施例と第8の発明の各手段との
対応及びその作用について図17等参照して説明する。
【0163】第8の発明は、記録媒体に画像を画像形成
日時とともに形成する画像形成手段を有する印刷装置に
おいて、記録媒体を収納する複数の収納手段(用紙カセ
ット201−1,201−2)と、いずれか1つの収納
手段から前記記録媒体を給送する給送手(ローラ20
3)段と、前記画像形成手段により画像形成された前記
記録媒体を排紙する排紙手段(排紙トレイ211)と、
本体の印刷状態が処理待機状態かどうかを判定する印刷
処理状態判定手段(CPU105)と、この印刷処理状
態判定手段が前記処理待機状態と判定した場合に、前記
排紙手段から排紙された記録媒体を排紙方向とは逆行す
る方向に給送する逆送手段(ローラ210,204)
と、この逆送手段により給送される記録媒体の裏面の印
刷有無を検出する検出手段(黒色センサ115−1)
と、前記逆送手段により給送される記録媒体の印刷面に
印刷された日時情報を認識する認識手段(日時読取セン
サ115−3の出力からCPU105)が認識する)
と、前記検出手段の検出結果に基づいて給送中の記録媒
体の印刷面が印刷済み状態か、片面のみ印刷済み状態
か、両面とも未印刷済みかを判定する印刷面状態判定手
段(CPU105)と、この印刷面状態判定手段による
印刷面判定結果および前記認識手段が認識した印刷日時
と現在日時との時間差に基づいて異なるいずれかの収納
手段に前記排紙手段から給送された記録媒体を選別収納
させるように前記逆送手段,前記給送手段を制御する給
送制御手段(モータ制御部111,113,124)と
を有し、本体の印刷状態が処理待機状態が前記処理待機
状態と判定した場合に、ローラ210,ローラB204
等が前記排紙カセット211から排紙された記録媒体を
排紙方向とは逆行する方向に給送する際に、黒色センサ
115−1が該給送される記録媒体の裏面の印刷有無を
検出し、該検出結果に基づいてCPU105が給送中の
記録媒体の印刷面が印刷済み状態か、片面のみ印刷済み
状態か、両面とも未印刷済みかを判定し、該印刷面判定
結果および日時読取センサ115−3からのデータから
CPU105が認識した印刷日時と現在日時との時間差
に基づいて給送制御手段が異なるいずれかの収納手段に
前記排紙手段から給送された記録媒体を選別収納させる
ように前記逆送手段,前記給送手段を制御して、既に画
像形成されて排紙されて放置されて相当の時間が経過し
ている両面が印刷済みあるいは片面が印刷済みの記録媒
体を再使用あるいは廃棄するように対応する収納手段に
仕分けて収納することを可能とする。
【0164】以下、詳細動作について図18を参照して
説明する。
【0165】図18は、図17に示した印刷装置の用紙
搬送機構を説明する要部断面図であり、第4実施例にお
ける図8の用紙トレイ201を201−1,201−2
の2つにしてある。
【0166】また、2つの黒色センサのうち1つは日時
読取センサ115−3、もう一方は裏面が印刷済みかど
うかを調べる黒色センサ115−1とした。
【0167】さらに、通常印刷された用紙が排出される
排紙トレイ211と、この排紙トレイ211に用紙を排
出したり排紙トレイ211から用紙を給紙したりする、
順回転、逆回転が可能なローラE210を追加した、図
には書かなかったが、この排紙トレイ211から用紙を
ピックアップする機構も設けてある。このピックアップ
装置は排紙トレイ211の一番下の用紙をプリンタに引
き込むことができる。
【0168】第8実施例では印刷処理部分は関係ないの
で露光転写ドラム207は図18では省略した。その他
の動作は第7実施例と同一なので、説明は省略する。以
下、異なる部分だけを図19等を参照して説明する。
【0169】図19は本発明に係る印刷装置で印刷され
る印刷データと排紙時刻位置との対応を示す図である。
【0170】まず、前提として、第8実施例における本
装置は印刷した用紙に印刷日時をスタンプするようにな
っている。例えば図19に示すように右下の部分に小さ
く印刷するようにする。さらに、印刷された用紙はフェ
イスダウン、つまり印刷された面を下にして排出される
ことを前提とする。そして、プリンタが印刷処理を行っ
ていない状態、つまりホストコンピュータからのデータ
の受信を待機している状態のとき(以降、この状態をア
イドル状態と呼ぶ)に、ローラモータEを逆回転させ、
排紙トレイ211から一番下にある用紙を給紙する。
【0171】そして、日時読取センサ115−3によっ
て引き込んだ用紙202の印刷日時を読み取る。印刷さ
れてから一定時間以上経っていたら、さらにローラモー
タEの逆回転を続けて用紙202を引き込み、黒色セン
サ115−1で印刷された用紙202の裏面に何か印刷
されているかどうかチェックする。
【0172】その結果、黒色センサ115−1が黒色を
検知したら用紙202は両面印刷済みということになる
ので切替機123を破棄用トレイにあわせ、ローラA,
Bを逆回転させ、用紙202を破棄用トレイに排出す
る。
【0173】黒色センサ115−1が黒色を検知しなか
ったら、裏面を再利用できるので切替機を再利用用紙カ
セットにあわせ、用紙202を再利用用紙カセット20
1−2に排出する。また、日時を読み取った結果、一定
時間以上経っていなかったら、いったん用紙202を最
後まで引き込んだ後、ローラEを順回転させ、排紙トレ
イの一番上に排出する。一定時間の値はユーザが任意に
指定できるようにしてもよいし固定値にしておいてもよ
い。
【0174】次に、図20に示すフローチャートを参照
して第8実施例の動作を説明する。ローラモータの制御
等は前述の実施例と同様なので省略する。
【0175】図20は本発明の印刷装置の給排紙搬送方
法の第7実施例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(11)は各ステップを示す。
【0176】まず、ステップ(1)でプリンタがアイド
ル状態かどうかを判断する。アイドル状態ではなかった
場合、つまり印刷処理中だった場合は、一定間隔をおい
て再びステップ(1)でアイドル状態かどうかを判断
し、アイドル状態になるまでループを続ける。
【0177】一方、ステップ(1)でアイドル状態だっ
た場合は、ステップ(2)で排紙トレイ211に用紙が
あるかどうかをチェックし、用紙がなかったら再びステ
ップ(1)の直前に戻ってループする。
【0178】一方、ステップ(2)で用紙があったら、
ステップ(3)に進み、ローラモータEを逆回転させ
て、ピックアップ装置によって排紙トレイ211から用
紙202を給紙する。
【0179】次に、ステップ(4)で日時読取センサ1
15−3によって給紙した用紙202の印刷時刻を読み
取る。その結果、ステップ(5)で用紙202が排紙さ
れてから一定時間以上経っていると判断したら、ステッ
プ(7)に進み、黒色センサ115−1で用紙202の
裏面が印刷済かどうかをチェックし、裏面が印刷済み、
つまり両面印刷済みだったら、ステップ(8)で切替機
123を破棄用トレイにあわせ、ステップ(9)でロー
ラモータA,Bも逆回転させて用紙202を破棄用トレ
イに排出する。
【0180】一方、ステップ(7)で裏面が白く、再利
用可能な場合は、ステップ(10)で切替機123を再
利用用紙カセットにあわせ、ステップ(11)でローラ
モータA,Bも逆回転させて再利用用紙カセットに用紙
202を排出する。その後ステップ(1)の直前に戻
り、再びプリンタがアイドル状態かどうかをチェックす
るループに入る。この処理を繰り返す。
【0181】一方、ステップ(5)で用紙202が排出
されてから一定時間以上経っていなかった場合は、ステ
ップ(6)に進み、いったん用紙202を最後まで引き
込んでからローラモータEを順回転させて排紙トレイ2
11の一番上に排出する。
【0182】その後、ステップ(1)の直前に戻り、再
びプリンタがアイドル状態かどうかをチェックするルー
プに入る。
【0183】以下、本実施例と第18の発明の各工程と
の対応及びその作用について図20等を参照して説明す
る。
【0184】第18の発明は、記録媒体に画像を画像形
成日時とともに形成する画像形成手段と、記録媒体を収
納する複数の収納手段(用紙カセット201−1,20
1−2)と、いずれか1つの収納手段から前記記録媒体
を給送する給送手段(ローラ203)と、前記画像形成
手段により画像形成された前記記録媒体を排紙する排紙
手段(排紙トレイ211)と、前記排紙手段から排紙さ
れた記録媒体を排紙方向とは逆行する方向に給送する逆
送手段(ローラ210,204)とを有する印刷装置の
給排紙搬送方法において、本体の印刷状態が処理待機状
態かどうかを判定する印刷処理状態判定工程(図20の
ステップ(1))と、該印刷処理状態判定により前記処
理待機状態と判定した場合に、前記逆送手段により給送
される記録媒体の裏面の印刷有無を検出する検出工程
(図20のステップ(7))と、前記逆送手段により給
送される記録媒体の印刷面に印刷された日時情報を認識
する認識工程(図20のステップ(4))と、前記検出
工程の検出結果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が
印刷済み状態か、片面のみ印刷済み状態か、両面とも未
印刷済みかを判定する印刷面状態判定工程(図20のス
テップ(7))と、該印刷面判定結果および前記認識工
程により認識した印刷日時と現在日時との時間差に基づ
いて前記排紙手段から給送された記録媒体を異なるいず
れかの収納手段に選別収納させるように前記逆送手段,
前記給送手段を駆動する給送工程(図20のステップ
(8)〜(11))とを実行して、既に画像形成されて
排紙されて放置されて相当の時間が経過している両面が
印刷済みあるいは片面が印刷済みの記録媒体を再使用あ
るいは廃棄するように対応する収納手段に仕分けて収納
する処理をプログラマブルに実行可能とする。 〔第9実施例〕上記に列挙した実施例では各々の機能を
自動的に行うようになっているが、自動的に行う/行わ
ない、をユーザが設定できるようにしてもよい。 〔第10実施例〕上記に列挙した実施例では、印刷済み
かどうかをチェックする手段として黒色センサで、用紙
に黒色があるかをチェックするようにしたが、黒色に限
るものではなく、カラープリンタ等の場合はインクやト
ナーが付着しているかどうかをチェックするセンサなど
を用いるようにする。 〔第11実施例〕次に、図を用いて本発明の第11実施
例を説明する。
【0185】図21は本発明の第11実施例を示す印刷
装置の制御構成を説明するブロック図であり、第1実施
例における図1から、本実施例に必要のない115〜1
17を削除し、新たにユーザが各種の設定を行う操作パ
ネル125を追加したものである。その他の構成は、第
1実施例における図1で説明したそれぞれの要素と同一
であり、動作も同一なので説明は省略する。異なる部分
だけを説明する。
【0186】操作パネル125はプリンタの設定を手動
で行う要素であり、設定を選択するスイッチ部分と設定
内容を液晶などを用いて表示する表示部分とから構成さ
れている。ユーザは操作パネル125の操作、あるいは
パソコン100からプリンタ101に送られる制御命令
によって、下書きを行うための印刷(以下ドラフト印刷
と呼ぶ)、省資源の為にトナーまたはインクの使用量を
減らす印刷(以下エコノミー印刷と呼ぶ)あるいは低解
像度の印刷を行うといった、印刷品位を下げる印刷を行
う場合に、印刷する用紙に自動的に裏紙を使うよう設定
を行う。その設定内容はRAM108に記憶される。
【0187】さらにユーザは操作パネル125の操作、
あるいはパソコン100からプリンタ101に送られる
制御命令によって、ドラフト印刷、エコノミー印刷、あ
るいは低解像度印刷を選択した場合に、上記の設定が行
われていた場合には給紙カセットを裏紙専用のカセット
に切替え、裏紙を用いて印刷を行う。
【0188】以下、本実施例と第9〜第12の発明の各
手段との対応及びその作用について図21等を参照して
説明する。
【0189】本発明に係る第9の発明は、片面のみ印刷
済み状態の記録媒体を収納する第1の収納手段(例えば
図18に示す用紙カセット201−2には裏紙として利
用できる用紙が収納されているものとし)には、未印刷
状態の記録媒体を収納する第2の印刷手段(例えば図1
8に示す用紙カセット201−1には清書用紙(両面と
未印刷状態の用紙)が収納されているものとし)とを有
する印刷装置において、前記第1の収納手段に収納され
た記録媒体を給送可能とする印刷条件を設定する設定手
段(操作パネル125あるいはパソコン100からのコ
マンドによる設置でもよい)と、この設定手段による印
刷条件設定状態を判別して前記第1の収納手段からの給
紙あるいは前記第2の収納手段からの給紙のいずれかに
切り換え制御する給送制御手段(用紙ピックアップ制御
部109)とを設け、例えば操作パネル125により用
紙カセット201−2に収納された記録媒体を給送可能
とする印刷条件が設定されると、該印刷条件設定状態を
判別して用紙ピックアップ制御部109が用紙カセット
201−2からの給紙あるいは用紙カセット201−1
からの給紙のいずれかに切り換え制御して、ユーザが設
定した印刷条件に見合う収納手段に収納された記録媒体
を給紙できる記録媒体環境を自在に構築することを可能
とする。
【0190】本発明に係る第10の発明は、第1の収納
手段(用紙カセット201−2)に収納された記録媒体
を給送可能とする印刷条件は、下書きを行う印刷モード
とし、印刷条件として下書きを行う印刷モードが設定さ
れた場合に、一方の面に既に画像が形成された記録媒体
を収納する第2の収納手段から記録媒体を給送すること
を可能とする。
【0191】本発明に係る第11の発明は、第1の収納
手段(用紙カセット201−2)に収納された記録媒体
を給送可能とする印刷条件は、記録媒体に画像形成する
顕像材量を減らす印刷モードとし、印刷条件として記録
媒体に画像形成する顕像材量を減らす印刷モードが設定
された場合に、一方の面に既に画像が形成された記録媒
体を収納する第2の収納手段から記録媒体を給送するこ
とを可能とする。
【0192】本発明に係る第12の発明は、第1の収納
手段(用紙カセット201−2)に収納された記録媒体
を給送可能とする印刷条件は、記録媒体に画像形成する
解像度を低解像度とする印刷モードとし、印刷条件とし
て記録媒体に画像形成する解像度を低解像度とする印刷
モードが設定された場合に、一方の面に既に画像が形成
された記録媒体を収納する第2の収納手段から記録媒体
を給送することを可能とする。
【0193】上記第1〜第3の実施例によれば、給紙し
た紙に何か印刷されている場合は、この紙には印刷せず
に排出し、次の紙を給紙し、白紙だった場合に印刷を行
うことで誤って印刷済みの紙に重ねて印字するのを防止
することができる。
【0194】また、第1実施例では、押し具205,押
し具モータ117を設ける必要があることで構造が複雑
になり、制御も煩雑となるが、第2実施例では、押し具
205は不要で、構造が単純化できる。
【0195】さらに、第1実施例ではローラB204の
用紙202の出口部分に破棄口、および破棄トレイ20
6を設ける必要があったが、第2実施例では用紙カセッ
ト201付近の上部に破棄トレイ206を重ねる構造な
ので、設計が容易となる。
【0196】また、第3実施例によれば、裏返しユニッ
トに、分岐ガイド210を設け、該分岐ガイド210の
先端は、ローラC208とローラD209の給送の中心
から、ややローラB204寄りにずらしてセットされて
いる。これにより、ローラC208とローラD209の
間に噛み込まれた用紙202がローラC208とローラ
D209の逆方向回転で、自動的に露光転写ドラム20
7の方向に給紙の向きを変えることができる。
【0197】給紙方向を変える点では、押し具を使う方
法も考えられるが、上記分岐ガイド210を用いたほう
が、構造が単純で特別な制御も不要となる。
【0198】さらに、第3実施例では、用紙202の破
棄ユニットと裏返しユニットの両方を備えているので、
表と裏が白い用紙、表が黒く裏が白い用紙、表が白く裏
が黒い用紙、表も裏も黒い用紙の全ての用紙を区別する
ことなく、混在された状態でもそのまま用紙カセット2
01へセットできる。
【0199】そして、印刷可能な白い面を選別して印刷
に使用するので、手間がかからず、用紙の省資源対策と
して極めて有効である。
【0200】また、ユーザが給紙した用紙の状態によっ
て印刷を中止したり、続行したりといった指示をするこ
とによって、清書用の文書を誤って裏面に印刷済みの用
紙に印刷したり、新品の用紙(表裏とも白紙状態の用
紙)に下書き用の文書,画像,図形等を印刷してしまう
ことを防止することができる。
【0201】また、白紙や印刷済みの用紙を混ぜてセッ
トしてあっても、印刷装置が待機中のときに、あらかじ
めこれらを選別してそれぞれ用紙使用目的が異なる別の
給紙カセットにセットしておけば、複数ページのデータ
の途中から用紙の種類が変わってしまい、際印刷して噛
みを無駄に使用するのを防止することができる。
【0202】さらに、印刷後、一定時間以上経過しても
排紙トレイに印刷された用紙を報知している場合は不要
となったものと見做して、この用紙が再利用できる場合
には再び使用できるように給紙カセットに自動的にセッ
トし直すことで、排紙トレイに印刷済みの用紙が溜って
乱雑になるのを防止することができる。
【0203】また、ドラフト印刷,エコノミー印刷,低
解像度印刷を選択した場合に、自動的に裏紙を使用でき
るようにすることによって、印刷品位を重要としない印
刷では用紙の節約が可能となるため、用紙の省資源対策
として効果的である。
【0204】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成させる場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0205】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、給送される記録媒体の印刷面上の印刷
有無を検出する検出手段の検出結果に基づいて判定手段
が給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態かどうかを
判定し、該判定結果に基づいて第1の給送制御手段が前
記給送中の記録媒体の給送経路を排紙搬送路または印刷
給送路に切り換え、排紙搬送路を介して排紙給送される
印刷済み記録媒体を第2の収納手段に収納するので、既
に画像形成がなされた記録媒体と未だに画像形成なされ
ていない記録媒体とが混在する状態で記録媒体が収容さ
れていても、印刷面に対して画像が形成されている状態
で給送される記録媒体に対する重複する画像形成を機外
に回避して未だに画像形成なされていない記録媒体に対
して画像を形成することができる。
【0206】第2の発明において、排紙搬送路は、画像
形成手段の配置位置よりも手前位置に配設し、既に画像
形成がなされた記録媒体を効率よく回収することを可能
とする。
【0207】第3の発明によれば、給送手段により給送
される記録媒体の印刷面上の印刷有無を検出する検出手
段の検出結果に基づいて判定手段が給送中の記録媒体の
印刷面が印刷済み状態かどうかを判定し、判定結果に基
づいて第2の給送制御手段が前記記録媒体を給送する給
送手段の給送方向を逆転して逆給送させ、逆給送される
印刷済み記録媒体を第2の収納手段に収納するので、印
刷面に対して画像が形成されている状態で給送される記
録媒体に対する重複する画像形成を機外に回避して未だ
に画像形成なされていない記録媒体に対して画像を形成
することができる。
【0208】第4の発明によれば、給送される記録媒体
の両面の印刷有無を検出する検出手段の検出結果に基づ
いて判定手段が給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状
態かどうかを判定し、該判定結果に基づいて第2の給送
制御手段が前記給送中の記録媒体の給送経路を反転搬送
路または印刷給送路に切り換え、第1の給送制御手段が
逆給送される印刷済み記録媒体を第2の収納手段に収納
し、第3の給送制御手段が反転搬送路に給送された記録
媒体を前記印刷給送路に再給送させるので、印刷面に対
して画像が形成されている状態で給送される記録媒体に
対する重複する画像形成を機外に回避して画像形成なさ
れていない記録媒体に対して画像を形成するとともに、
給送された記録媒体を反転して白紙となる面に継続して
画像形成することができる。
【0209】第5の発明によれば、給送手段により給送
される記録媒体の両面の印刷有無を検出する検出手段の
検出結果に基づいて判定手段が給送中の記録媒体の印刷
面が印刷済み状態かどうかを判定し、該判定結果を通知
手段が前記ホストコンピュータに通知し、該通知に対す
る前記ホストコンピュータからの応答情報に基づいて第
1の給送制御手段が前記給送中の記録媒体の給送経路を
排紙搬送路または印刷給送路に切り換え、前記排紙搬送
路を介して逆給送される印刷済み記録媒体を第2の収納
手段に収納するとともに、第2の給送制御手段が応答情
報に基づいて異なる第1の収納手段から新たに記録媒体
を前記印刷給送路に給送するので、ホストコンピュータ
側のユーザからの意思に応じて意図の異なる画像情報を
既に画像形成された記録媒体であって未印刷面に、ある
いは両面が未印刷状態の記録媒体に画像を形成すること
ができる。
【0210】第6の発明によれば、ホストコンピュータ
からの応答情報が印刷処理を中止する指示であった場合
に、第2の給送制御手段により排紙搬送路に給送された
後、受信した印刷情報を消去するので、不要なメモリ領
域を解放することができる。
【0211】第7の発明によれば、印刷処理状態判定手
段が前記処理待機状態と判定した場合に、給送手段によ
り給送される記録媒体の両面の印刷有無を検出する検出
手段の検出結果に基づいて印刷面状態判定手段が給送中
の記録媒体の印刷面が印刷済み状態か、片面のみ印刷済
み状態か、両面とも未印刷済みかを判定し、該印刷面判
定結果に基づいて給送制御手段が異なるいずれかの収納
手段に給送された記録媒体を選別収納させるので、印刷
面が印刷済みとなる、あるいは片面のみ印刷済みとな
る、あるいは両面とも未印刷済みとなる記録媒体が1つ
の収納手段に混在一体となって収容されていても、画像
形成に支障のないタイミングでそれぞれの記録媒体を選
別して対応する各収納手段に仕分けて収納することがで
きる。
【0212】第8の発明によれば、本体の印刷状態が処
理待機状態が前記処理待機状態と判定した場合に、逆送
手段が前記排紙手段から排紙された記録媒体を排紙方向
とは逆行する方向に給送する際に、検出手段が該給送さ
れる記録媒体の裏面の印刷有無を検出し、該検出結果に
基づいて印刷面状態判定手段が給送中の記録媒体の印刷
面が印刷済み状態か、片面のみ印刷済み状態か、両面と
も未印刷済みかを判定し、該印刷面判定結果および前記
認識手段が認識した印刷日時と現在日時との時間差に基
づいて給送制御手段が異なるいずれかの収納手段に前記
排紙手段から給送された記録媒体を選別収納させるよう
に前記逆送手段,前記給送手段を制御するので、既に画
像形成されて排紙されて放置されて相当の時間が経過し
ている両面が印刷済みあるいは片面が印刷済みの記録媒
体を再使用あるいは廃棄するように対応する収納手段に
仕分けて収納することができる。
【0213】第9の発明によれば、設定手段により第1
の収納手段に収納された記録媒体を給送可能とする印刷
条件が設定されると、該印刷条件設定状態を判別して給
送制御手段が前記第1の収納手段からの給紙あるいは前
記第2の収納手段からの給紙のいずれかに切り換え制御
するので、ユーザが設定した印刷条件に見合う収納手段
に収納された記録媒体を給紙できる記録媒体環境を自在
に構築することができる。
【0214】第10の発明によれば、印刷条件として下
書きを行う印刷モードが設定された場合に、一方の面に
既に画像が形成された記録媒体を収納する第2の収納手
段から記録媒体を給送することができる。
【0215】第11の発明によれば、印刷条件として記
録媒体に画像形成する顕像材量を減らす印刷モードが設
定された場合に、一方の面に既に画像が形成された記録
媒体を収納する第2の収納手段から記録媒体を給送する
ことができる。
【0216】第12の発明によれば、印刷条件として記
録媒体に画像形成する解像度を低解像度とする印刷モー
ドが設定された場合に、一方の面に既に画像が形成され
た記録媒体を収納する第2の収納手段から記録媒体を給
送することができる。
【0217】第13の発明によれば、前記給送手段によ
り給送される記録媒体の印刷面上の印刷有無を検出し、
該検出結果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷
済み状態かどうかを判定し、該判定結果に基づいて前記
排紙搬送路を介して排紙給送される印刷済み記録媒体を
前記第2の収納手段に収納するので、既に画像形成がな
された記録媒体と未だに画像形成なされていない記録媒
体とが混在する状態で記録媒体が収容されていても、印
刷面に対して画像が形成されている状態で給送される記
録媒体に対する重複する画像形成を機内に回避して未だ
に画像形成なされていない記録媒体に対して画像を形成
する処理をプログラマブルに実行することができる。
【0218】第14の発明によれば、給送手段により給
送される記録媒体の印刷面上の印刷有無を検出し、該検
出結果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み
状態かどうかを判定し、該判定結果に基づいて前記記録
媒体を給送する給送手段の給送方向を逆転して逆給送し
て前記第2の収納手段に収納するので、印刷面に対して
画像が形成されている状態で給送される記録媒体に対す
る重複する画像形成を機外に回避して未だに画像形成な
されていない記録媒体に対して画像を形成する処理をプ
ログラマブルに実行することができる。
【0219】第15の発明によれば、給送手段により給
送される記録媒体の両面の印刷有無を検出し、該検出結
果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態
かどうかを判定し、該判定結果に基づいて前記給送中の
記録媒体の給送経路を反転搬送路または印刷給送路に切
り換え、逆給送される印刷済み記録媒体を第2の収納手
段に収納するので、前記反転搬送路に給送された記録媒
体を前記印刷給送路に再給送して、印刷面に対して画像
が形成されている状態で給送される記録媒体に対する重
複する画像形成を機外に回避して画像形成なされていな
い記録媒体に対して画像を形成するとともに、給送され
た記録媒体を反転して白紙となる面に継続して画像形成
する処理をプログラマブルに実行することができる。
【0220】第16の発明によれば、給送手段により給
送される記録媒体の印刷面の印刷有無を検出し、該検出
結果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状
態かどうかを判定し、該判定結果を前記ホストコンピュ
ータに通知し、該通知に対する前記ホストコンピュータ
からの応答情報に基づいて前記給送中の記録媒体の給送
経路を排紙搬送路または印刷給送路に切り換え、前記排
紙搬送路を介して逆給送される印刷済み記録媒体を第2
の収納手段に収納し、前記排紙搬送路に給送された後、
前記応答情報に基づいて異なる第1の収納手段から新た
に記録媒体を前記印刷給送路に給送するので、ホストコ
ンピュータ側のユーザからの意思に応じて意図の異なる
画像情報を既に画像形成された記録媒体であって未印刷
面に、あるいは両面が未印刷状態の記録媒体に画像を形
成する処理をプログラマブルに実行することができる。
【0221】第17の発明によれば、本体の印刷状態が
処理待機状態かどうかを判定し、該印刷処理状態判定に
より前記処理待機状態と判定した場合に、いずれか1つ
の収納手段から前記記録媒体を給送し、該給送される記
録媒体の両面の印刷有無を検出し、該検出結果に基づい
て給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態か、片面の
み印刷済み状態か、両面とも未印刷済みかを判定し、該
印刷面状態判定よる印刷面判定結果に基づいて前記給送
された記録媒体を異なるいずれかの収納手段に選別収納
するので、印刷面が印刷済みとなる、あるいは片面のみ
印刷済みとなる、あるいは両面とも未印刷済みとなる記
録媒体が1つの収納手段に混在一体となって収容されて
いても、画像形成に支障のないタイミングでそれぞれの
記録媒体を選別して対応する各収納手段に仕分けて収納
する処理をプログラマブルに実行することができる。
【0222】第18の発明によれば、本体の印刷状態が
処理待機状態かどうかを判定すし、該印刷処理状態判定
により前記処理待機状態と判定した場合に、前記逆送手
段により給送される記録媒体の裏面の印刷有無を検出
し、前記逆送手段により給送される記録媒体の印刷面に
印刷された日時情報を認識しておき、前記検出結果に基
づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態か、片
面のみ印刷済み状態か、両面とも未印刷済みかを判定
し、該印刷面判定結果および前記認識手段が認識した印
刷日時と現在日時との時間差に基づいて前記排紙手段か
ら給送された記録媒体を異なるいずれかの収納手段に選
別収納させるように前記逆送手段,前記給送手段を駆動
するので、既に画像形成されて排紙されて放置されて相
当の時間が経過している両面が印刷済みあるいは片面が
印刷済みの記録媒体を再使用あるいは廃棄するように対
応する収納手段に仕分けて収納する処理をプログラマブ
ルに実行することができる。
【0223】従って、再利用可能な記録媒体と清書用の
記録媒体が混在して収容されていても使用者が意図する
画像に応じて再利用可能な記録媒体または清書用の記録
媒体に効率よく給紙あるいは排紙して無駄なく印刷でき
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す印刷装置の制御構成
を説明するブロック図である。
【図2】図1に示した印刷装置の第1の用紙搬送機構を
説明する要部断面図である。
【図3】本発明の印刷装置の給排紙搬送方法の第1実施
例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施例を示す印刷装置の制御構成
を説明するブロック図である。
【図5】図1に示した印刷装置の第1の用紙搬送機構を
説明する要部断面図である。
【図6】本発明の印刷装置の給排紙搬送方法の第2実施
例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施例を示す印刷装置の制御構成
を説明するブロック図である。
【図8】図1に示した印刷装置の第1の用紙搬送機構を
説明する要部断面図である。
【図9】本発明の印刷装置の給排紙搬送方法の第3実施
例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の印刷装置の給排紙搬送方法の第3実
施例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第4実施例を示す印刷装置の制御構
成を説明するブロック図である。
【図12】本発明の印刷装置の給排紙搬送方法の第4実
施例を示すフローチャートである。
【図13】図11に示したパソコンの表示部に表示され
るプリンタ情報ウインドウの一例を示す図である。
【図14】本発明の第7実施例を示す印刷装置の制御構
成を説明するブロック図である。
【図15】図14に示した印刷装置の用紙搬送機構を説
明する要部断面図である。
【図16】本発明の印刷装置の給排紙搬送方法の第7実
施例を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第8実施例を示す印刷装置の制御構
成を説明するブロック図である。
【図18】図17に示した印刷装置の用紙搬送機構を説
明する要部断面図である。
【図19】本発明に係る印刷装置で印刷される印刷デー
タと排紙時刻位置との対応を示す図である
【図20】本発明の印刷装置の給排紙搬送方法の第7実
施例を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第11実施例を示す印刷装置の制御
構成を説明するブロック図である。
【符号の説明】
100 パソコン 102 データ受信解析部 103 給紙制御部 105 CPU 115 黒色センサ 116 押し具モータ制御部 117 押し具モータ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に画像を形成する画像形成手段
    を有する印刷装置において、給送する記録媒体を収納す
    る第1の収納手段と、この第1の収納手段から前記記録
    媒体を給送する給送手段と、この給送手段により給送さ
    れる記録媒体の印刷面上の印刷有無を検出する検出手段
    と、この検出手段の検出結果に基づいて給送中の記録媒
    体の印刷面が印刷済み状態かどうかを判定する判定手段
    と、この判定手段の判定結果に基づいて前記給送中の記
    録媒体の給送経路を排紙搬送路または印刷給送路に切り
    換える第1の給送制御手段と、この第1の給送制御手段
    により前記排紙搬送路を介して排紙給送される印刷済み
    記録媒体を収納する第2の収納手段とを有することを特
    徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 排紙搬送路は、画像形成手段の配置位置
    よりも手前位置に配設することを特徴とする請求項1記
    載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体に画像を形成する画像形成手段
    を有する印刷装置において、給送する記録媒体を収納す
    る第1の収納手段と、この第1の収納手段から前記記録
    媒体を給送する給送手段と、この給送手段により給送さ
    れる記録媒体の印刷面上の印刷有無を検出する検出手段
    と、この検出手段の検出結果に基づいて給送中の記録媒
    体の印刷面が印刷済み状態かどうかを判定する判定手段
    と、この判定手段の判定結果に基づいて前記記録媒体を
    給送する給送手段の給送方向を逆転して逆給送させる第
    2の給送制御手段と、この第2の給送制御手段により逆
    給送される印刷済み記録媒体を収納する第2の収納手段
    とを有することを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に画像を形成する画像形成手段
    を有する印刷装置において、給送する記録媒体を収納す
    る第1の収納手段と、この第1の収納手段から前記記録
    媒体を給送する給送手段と、この給送手段により給送さ
    れる記録媒体の両面の印刷有無を検出する検出手段と、
    この検出手段の検出結果に基づいて給送中の記録媒体の
    印刷面が印刷済み状態かどうかを判定する判定手段と、
    この判定手段の判定結果に基づいて前記記録媒体を給送
    する給送手段の給送方向を逆転して逆給送させる第1の
    給送制御手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて前
    記給送中の記録媒体の給送経路を反転搬送路または印刷
    給送路に切り換える第2の給送制御手段と、前記第1の
    給送制御手段により逆給送される印刷済み記録媒体を収
    納する第2の収納手段と、前記第2の給送制御手段によ
    り反転搬送路に給送された記録媒体を前記印刷給送路に
    再給送させる第3の給送制御手段とを有することを特徴
    とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 ホストコンピュータとの通信により受信
    した印刷情報に基づいて記録媒体に画像を形成する画像
    形成手段を有する印刷装置において、給送する記録媒体
    を収納する複数の第1の収納手段と、この第1の収納手
    段から前記記録媒体を給送する給送手段と、この給送手
    段により給送される記録媒体の印刷面の印刷有無を検出
    する検出手段と、この検出手段の検出結果に基づいて給
    送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態かどうかを判定
    する判定手段と、この判定手段の判定結果を前記ホスト
    コンピュータに通知する通知手段と、この通知手段によ
    る通知に対する前記ホストコンピュータからの応答情報
    に基づいて前記給送中の記録媒体の給送経路を排紙搬送
    路または印刷給送路に切り換える第1の給送制御手段
    と、この第1の給送制御手段により前記排紙搬送路を介
    して逆給送される印刷済み記録媒体を収納する第2の収
    納手段と、前記第1の給送制御手段により排紙搬送路に
    給送された後、前記応答情報に基づいて異なる第1の収
    納手段から新たに記録媒体を前記印刷給送路に給送させ
    る第2の給送制御手段とを有することを特徴とする印刷
    装置。
  6. 【請求項6】 ホストコンピュータからの応答情報が印
    刷処理を中止する指示であった場合に、第2の給送制御
    手段により排紙搬送路に給送された後、受信した印刷情
    報を消去することを特徴とする請求項5記載の印刷装
    置。
  7. 【請求項7】 記録媒体に画像を形成する画像形成手段
    を有する印刷装置において、記録媒体を収納する複数の
    収納手段と、本体の印刷状態が処理待機状態かどうかを
    判定する印刷処理状態判定手段と、この印刷処理状態判
    定手段が前記処理待機状態と判定した場合に、いずれか
    1つの収納手段から前記記録媒体を給送する給送手段
    と、この給送手段により給送される記録媒体の両面の印
    刷有無を検出する検出手段と、この検出手段の検出結果
    に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態
    か、片面のみ印刷済み状態か、両面とも未印刷済みかを
    判定する印刷面状態判定手段と、この印刷面状態判定手
    段による印刷面判定結果に基づいて異なるいずれかの収
    納手段に給送された記録媒体を選別収納させるように前
    記いずれか1つの収納手段から給送された記録媒体の収
    納給送を制御する給送制御手段とを有することを特徴と
    する印刷装置。
  8. 【請求項8】 記録媒体に画像を画像形成日時とともに
    形成する画像形成手段を有する印刷装置において、記録
    媒体を収納する複数の収納手段と、いずれか1つの収納
    手段から前記記録媒体を給送する給送手段と、前記画像
    形成手段により画像形成された前記記録媒体を排紙する
    排紙手段と、本体の印刷状態が処理待機状態かどうかを
    判定する印刷処理状態判定手段と、この印刷処理状態判
    定手段が前記処理待機状態と判定した場合に、前記排紙
    手段から排紙された記録媒体を排紙方向とは逆行する方
    向に給送する逆送手段と、この逆送手段により給送され
    る記録媒体の裏面の印刷有無を検出する検出手段と、前
    記逆送手段により給送される記録媒体の印刷面に印刷さ
    れた日時情報を認識する認識手段と、前記検出手段の検
    出結果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み
    状態か、片面のみ印刷済み状態か、両面とも未印刷済み
    かを判定する印刷面状態判定手段と、この印刷面状態判
    定手段による印刷面判定結果および前記認識手段が認識
    した印刷日時と現在日時との時間差に基づいて異なるい
    ずれかの収納手段に前記排紙手段から給送された記録媒
    体を選別収納させるように前記逆送手段,前記給送手段
    を制御する給送制御手段とを有することを特徴とする印
    刷装置。
  9. 【請求項9】 片面のみ印刷済み状態の記録媒体を収納
    する第1の収納手段と、未印刷状態の記録媒体を収納す
    る第2の収納手段とを有する印刷装置において、前記第
    1の収納手段に収納された記録媒体を給送可能とする印
    刷条件を設定する設定手段と、この設定手段による印刷
    条件設定状態を判別して前記第1の収納手段からの給紙
    あるいは前記第2の収納手段からの給紙のいずれかに切
    り換え制御する給送制御手段とを具備したことを特徴と
    する印刷装置。
  10. 【請求項10】 第1の収納手段に収納された記録媒体
    を給送可能とする印刷条件は、下書きを行う印刷モード
    であることを特徴とする請求項9記載の印刷装置。
  11. 【請求項11】 第1の収納手段に収納された記録媒体
    を給送可能とする印刷条件は、記録媒体に画像形成する
    顕像材量を減らす印刷モードであることを特徴とする請
    求項9記載の印刷装置。
  12. 【請求項12】 第1の収納手段に収納された記録媒体
    を給送可能とする印刷条件は、記録媒体に画像形成する
    解像度を低解像度とする印刷モードであることを特徴と
    する請求項9記載の印刷装置。
  13. 【請求項13】 記録媒体に画像を形成する画像形成手
    段と、給送する記録媒体を収納する第1の収納手段と、
    この収納手段から前記記録媒体を給送する給送手段と、
    排紙搬送路を介して排紙給送される印刷済み記録媒体を
    収納する第2の収納手段とを有する印刷装置の給排紙搬
    送方法において、前記給送手段により給送される記録媒
    体の印刷面上の印刷有無を検出する検出工程と、該検出
    結果に基づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状
    態かどうかを判定する判定工程と、該判定結果に基づい
    て前記排紙搬送路を介して排紙給送される印刷済み記録
    媒体を前記第2の収納手段に収納する収納工程とを有す
    ることを特徴とする印刷装置の給排紙搬送方法。
  14. 【請求項14】 記録媒体に画像を形成する画像形成手
    段と、給送する記録媒体を収納する第1の収納手段と、
    この第1の収納手段から前記記録媒体を給送する給送手
    段と、印刷済み記録媒体を収納する第2の収納手段と有
    する印刷装置の給排紙搬送方法において、前記給送手段
    により給送される記録媒体の印刷面上の印刷有無を検出
    する検出工程と、該検出結果に基づいて給送中の記録媒
    体の印刷面が印刷済み状態かどうかを判定する判定工程
    と、該判定結果に基づいて前記記録媒体を給送する給送
    手段の給送方向を逆転して逆給送して前記第2の収納手
    段に収納する収納工程とを有することを特徴とする印刷
    装置の給排紙搬送方法。
  15. 【請求項15】 記録媒体に画像を形成する画像形成手
    段と、給送する記録媒体を収納する第1の収納手段と、
    この第1の収納手段から前記記録媒体を給送する給送手
    段と、印刷済み記録媒体を収納する第2の収納手段とを
    有する印刷装置の給排紙搬送方法において、前記給送手
    段により給送される記録媒体の両面の印刷有無を検出す
    る検出工程と、該検出結果に基づいて給送中の記録媒体
    の印刷面が印刷済み状態かどうかを判定する判定工程
    と、該判定結果に基づいて前記給送中の記録媒体の給送
    経路を反転搬送路または印刷給送路に切り換える切換え
    工程と、逆給送される印刷済み記録媒体を第2の収納手
    段に収納する収納工程と、前記反転搬送路に給送された
    記録媒体を前記印刷給送路に再給送させる再給送工程と
    を有することを特徴とする印刷装置の給排紙搬送方法。
  16. 【請求項16】 ホストコンピュータとの通信により受
    信した印刷情報に基づいて記録媒体に画像を形成する画
    像形成手段と、給送する記録媒体を収納する複数の第1
    の収納手段と、この第1の収納手段から前記記録媒体を
    給送する給送手段と、印刷済み記録媒体を収納する第2
    の収納手段とを有する印刷装置の給排紙搬送方法におい
    て、前記給送手段により給送される記録媒体の印刷面の
    印刷有無を検出する検出工程と、該検出結果に基づいて
    給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態かどうかを判
    定する判定工程と、該判定結果を前記ホストコンピュー
    タに通知する通知工程と、該通知に対する前記ホストコ
    ンピュータからの応答情報に基づいて前記給送中の記録
    媒体の給送経路を排紙搬送路または印刷給送路に切り換
    える切換え工程と、前記排紙搬送路を介して逆給送され
    る印刷済み記録媒体を第2の収納手段に収納する収納工
    程と、前記排紙搬送路に給送された後、前記応答情報に
    基づいて異なる第1の収納手段から新たに記録媒体を前
    記印刷給送路に給送させる給送工程とを有することを特
    徴とする印刷装置の給排紙搬送方法。
  17. 【請求項17】 記録媒体に画像を形成する画像形成手
    段と、給送する記録媒体を収納する複数の収納手段とを
    有する印刷装置の給排紙搬送方法において、本体の印刷
    状態が処理待機状態かどうかを判定する印刷処理状態判
    定工程と、該印刷処理状態判定により前記処理待機状態
    と判定した場合に、いずれか1つの収納手段から前記記
    録媒体を給送する給送工程と、該給送される記録媒体の
    両面の印刷有無を検出する検出工程と、該検出結果に基
    づいて給送中の記録媒体の印刷面が印刷済み状態か、片
    面のみ印刷済み状態か、両面とも未印刷済みかを判定す
    る印刷面状態判定工程と、該印刷面状態判定よる印刷面
    判定結果に基づいて前記給送された記録媒体を異なるい
    ずれかの収納手段に選別収納させる収納給送工程とを有
    することを特徴とする印刷装置の給排紙搬送方法。
  18. 【請求項18】 記録媒体に画像を画像形成日時ととも
    に形成する画像形成手段と、給送する記録媒体を収納す
    る複数の収納手段と、いずれか1つの収納手段から前記
    記録媒体を給送する給送手段と、前記画像形成手段によ
    り画像形成された前記記録媒体を排紙する排紙手段と、
    前記排紙手段から排紙された記録媒体を排紙方向とは逆
    行する方向に給送する逆送手段とを有する印刷装置の給
    排紙搬送方法において、本体の印刷状態が処理待機状態
    かどうかを判定する印刷処理状態判定工程と、該印刷処
    理状態判定により前記処理待機状態と判定した場合に、
    前記逆送手段により給送される記録媒体の裏面の印刷有
    無を検出する検出工程と、前記逆送手段により給送され
    る記録媒体の印刷面に印刷された日時情報を認識する認
    識工程と、前記検出工程の検出結果に基づいて給送中の
    記録媒体の印刷面が印刷済み状態か、片面のみ印刷済み
    状態か、両面とも未印刷済みかを判定する印刷面状態判
    定工程と、該印刷面判定結果および前記認識工程により
    認識した印刷日時と現在日時との時間差に基づいて前記
    排紙手段から給送された記録媒体を異なるいずれかの収
    納手段に選別収納させるように前記逆送手段,前記給送
    手段を駆動する給送工程とを有することを特徴とする印
    刷装置の給排紙搬送方法。
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JP6313485A Pending JPH08171245A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 印刷装置および印刷装置の給排紙搬送方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008276099A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Fuji Xerox Co Ltd 搬送装置及び画像形成装置
US7920290B2 (en) 1995-12-22 2011-04-05 Canon Kabushiki Kaisha Printing control apparatus and method

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