JPH0817122A - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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JPH0817122A
JPH0817122A JP6148134A JP14813494A JPH0817122A JP H0817122 A JPH0817122 A JP H0817122A JP 6148134 A JP6148134 A JP 6148134A JP 14813494 A JP14813494 A JP 14813494A JP H0817122 A JPH0817122 A JP H0817122A
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disk
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大介 手島
Kimihiko Suezawa
公彦 末沢
Takuya Osaki
▲琢▼也 大崎
Shinichi Sako
真一 佐古
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ディスク1の挿入を検出する検出手段は、ス
ライダー開閉部3dの内側縁よりも外側かつ挿入口側縁
よりも挿入奥に配設され、ディスク1がホルダー3に所
定量挿入されたときにディスク1の側面に押圧されてデ
ィスク1の側面に退避移動する立設板4fと、ディスク
1の挿入経路上に配設されかつその挿入を所定位置で阻
止可能な位置関係をとると共に、立設板4fの退避移動
に連動して阻止を解除すべく退避移動する回転レバー5
と、立設板4fの移動によってディスクが挿入されたこ
とを検出する検出スイッチ6とからなる。 【効果】 使用者が違和感を覚えることなく容易に誤挿
入を認識して挿入を撤回することができる。ディスク駆
動装置の前面の位置とホルダー挿入口3nとの間のスペ
ースを確保できる。コストアップの要因を回避すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、光磁気ディス
クや光ディスク等の記録媒体としてのディスク本体を回
転駆動可能に格納したほぼ直方体形状のカセットを有
し、さらにそのカセットには、挿入先端側の両側面にス
リットが形成されかつディスク本体を記録再生可能に露
出させるためにこのスリットに案内されて挿入方向と平
行に移動するスライダーが設けられたディスクを抜取可
能位置から記録再生可能位置へと駆動させるために備え
られるディスク駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、カセットに格納された記録媒体と
してミニディスク等のディスクが市場に行き渡ってい
る。この種のディスクを記録再生するためにディスク駆
動装置が用いられる。ディスク駆動装置にディスクを装
着する場合には、一般に、いわゆるフロントローディン
グ方式と称されるように、ディスク駆動装置の前面から
ディスクが挿入される。その後、装置内でローディング
装置によって、ディスクが記録再生位置に装着される。
【0003】ところで、上記ディスク1は、本発明の説
明図である図9及び図10に示すように、ほぼ直方体形
状のカセットにディスク本体1aが格納されている。こ
のディスク1は、ディスク駆動装置への挿入方向(図9
において矢印C方向)の長さL1が68mm、幅L2が
72mm及び厚さL3が5mmに設定されている。
【0004】上記のカセットには、図10(a)(c)
(d)(e)に示すように、挿入先端側(矢印C側)の
両端にスリット1i・1kが設けられており、これらス
リット1i・1kによって、スライダー1gを開閉する
ための図示しないスライダー開閉部材が案内されるよう
になっている。なお、これらスリット1i・1kは、図
10(a)(d)(e)に示すように、誤挿入を回避す
るために意図的に上ケース1b側に片寄らせた位置に形
成されている。
【0005】従来のディスク駆動装置にディスク1を正
しく挿入する(以下、「正規挿入」という)ときの動作
について以下に説明する。
【0006】まず、図17(a)(b)及び図18に示
すように、非挿入状態のディスク1を矢印C方向に挿入
すると、ディスク1はホルダー53によってその外枠を
規制されながら移動する。次いで、図19に示すよう
に、ディスク1のスリット1iにホルダー53のスライ
ダー開閉部53dが嵌入されると、対向する第1検出ス
イッチ56のアクチュエータ56aが矢印A方向に押圧
されて第1検出スイッチ56がONされる。さらに、デ
ィスク1を挿入すると、スライドレバー54における矢
印C側の立上部54cが矢印C方向に押圧され、スライ
ドレバー54が矢印C方向にスライドする。そのとき、
図20に示すように、スライドレバー54の矢印D側に
設けられた第2検出スイッチ55は、そのアクチュエー
タ55aがホルダー53の立上部53aから離れてON
となる。そして、第2検出スイッチ55のON信号によ
って、図示しないローディングモータが駆動され、ディ
スク1がこの位置から記録再生位置に向かってローディ
ングされる。
【0007】ここで、ホルダー53におけるホルダー挿
入口60の幅はほぼ72mmであり、上記ディスク1の
長さL1(68mm)は幅L2(72mm)よりも短い
ため、正規の挿入方向以外に7通りの誤った方向での挿
入を試みることが見かけ上可能である。
【0008】しかしながら、上記7通りの誤挿入のう
ち、正規挿入方向での表裏逆挿入時の1方向又は正規挿
入方向と180°逆方向での表裏2方向の計3方向につ
いては、カセットのスリット1i・1kにホルダー53
のスライダー開閉部53dが嵌入されず、スライダー開
閉部53dがこの3方向のディスク1の挿入経路上で邪
魔となる位置関係となることにより、上記3方向の誤挿
入を阻止し得るようになっている(本発明の説明図であ
る図6及び図7参照)。
【0009】一方、上記3方向の誤挿入方向以外におけ
る正規挿入方向から90°左右両回転方向の各表裏の計
4方向の誤挿入を試みた場合について以下に説明する。
【0010】図21(a)(b)に示すように、上記ホ
ルダー挿入口60の幅が約72mmであるのに対して、
これら4方向においてはディスク1の相対幅が68mm
と小さくなるため、スライダー開閉部53dがこれら4
方向におけるディスク1の挿入経路上で邪魔にならない
位置関係となる。このため、ディスク1はホルダー53
の奥に向かってさらに挿入され、その後、ホルダー53
における矢印C側かつ矢印B側の端部に形成された突出
部53bにディスク1の外枠が当接することにより、挿
入が阻止される。
【0011】これら7通りの各誤挿入時においては、い
ずれも第1検出スイッチ56及び第2検出スイッチ55
が正規挿入時のように両方共ONするということはない
ので、ローディングモータが駆動することはなく、使用
者に対してその場で誤挿入を認識させることが可能にな
っている。
【0012】この結果、従来のディスク駆動装置では、
上記7通りのディスク1の誤挿入方向のうち、正規挿入
方向での表裏逆挿入時の1方向又は正規挿入方向と18
0°逆方向での表裏2方向の計3方向については、誤挿
入を挿入初期に認識するために、誤挿入の挿入阻止位置
となるスライダー開閉部53dをスリット1iの長さの
範囲内でホルダー挿入口60側(矢印D側)に寄せて形
成することが可能である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ディスク駆動装置では、正規挿入方向から90°左右両
回転方向の各表裏の計4方向の誤挿入時に対しての誤挿
入阻止に対しては、突出部53bは、スリット1kの位
置に対応するホルダー53の奥側に限られることにな
る。すなわち、突出部53bは、スリット1kに対して
正規挿入時のみ嵌入可能であり、正規挿入完了時のスリ
ット1kの位置は、ホルダー53の奥側になる。このた
め、上記4方向の誤挿入を阻止するための突出部53b
の位置が必然的にホルダー53の奥側になる。
【0014】この結果、図18に示すように、上記4方
向における誤挿入時の阻止位置である突出部53bは、
前記3方向の誤挿入阻止位置であるスライダー開閉部5
3dに対してほぼ寸法Lだけホルダー53の奥側とな
る。このため、上記4方向におけるディスク1の誤挿入
時においては、ホルダー53の奥までディスク1が挿入
され、これによって正規挿入と同様のディスク1の挿入
感触を使用者に与えるため、使用者に対して直ちに取扱
の誤りを認識させることが困難であり、使用者を混乱さ
せるといった問題点を有している。
【0015】また、上記4方向の誤挿入時にはディスク
1が奥まで挿入されるので、挿入を撤回するに際してデ
ィスク1を摘み易くするために、図21(b)に示すよ
うに、ディスク駆動装置の前面61の位置をホルダー挿
入口60に極力寄せて設置する必要がある。このため、
ディスク1におけるローディングのスペースが少なくな
ると共に、デザイン面や開閉蓋等の設置自由度における
縮小化等の問題を有している。
【0016】さらに、ローディングスタートを常に安定
した状態にするためにディスク1の挿入検出位置を極力
ホルダー53の奥側に設置する必要があるという問題点
を有している。
【0017】すなわち、上記第1検出スイッチ56のア
クチュエータ56aは、スライダー開閉部53dの上側
に設けられており(図17(b)参照)、ディスク1の
正規挿入時のみONする。また、第2検出スイッチ55
のアクチュエータ55aは、スライダー開閉部3dの位
置よりも少なくとも挿入方向における後方の位置でディ
スク1を検出する。そして、ディスク1が正規に挿入さ
れて上記第1検出スイッチ56及び第2検出スイッチ5
5が共にONしたときのみ、ローディング装置のモータ
等が駆動されて、ディスク1がローディングされる。こ
のように、第1検出スイッチ56の設置位置がスライダ
ー開閉部53dの上側に制限されるので、第1検出スイ
ッチ56の設置位置が必然的にホルダー53の奥にな
る。
【0018】また、複数の検出スイッチ55・56等の
検出手段が必要となり、コストアップにもなる。
【0019】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、使用者が違和感を覚える
ことなく容易に誤挿入を認識して挿入を撤回することが
でき、ディスク駆動装置の前面の位置とホルダー挿入口
との間のスペースを確保し、さらに、コストアップの要
因を回避することができるディスク駆動装置を提供する
ことにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のデ
ィスク駆動装置は、上記課題を解決するために、ディス
ク本体を回転駆動可能に格納したほぼ直方体形状のカセ
ットを有し、上記カセットには、挿入先端側の両側面に
スリットが形成されかつディスク本体を記録再生可能に
露出させるために上記スリットに案内されて挿入方向と
平行に移動するスライダーが設けられたディスクを抜取
可能位置から記録再生可能位置へと駆動させるために備
えられ、上記ディスクを保持するホルダーの内部にディ
スクが正しい挿入方向で挿入されるときに上記スリット
に嵌入してスライダーを押圧するスライダー開閉部材を
有すると共に、ディスクが所定量挿入されたときに、デ
ィスクの挿入を検出する検出手段の検出信号に基づいて
ディスクをさらに挿入移動させ、次いで昇降移動させて
記録再生位置にまで駆動するディスク駆動装置におい
て、上記検出手段は、上記スライダー開閉部材の内側縁
よりも外側に配設されかつスライダー開閉部材の挿入口
側縁よりも挿入奥に配設され、さらにディスクがホルダ
ーに所定量挿入されたときにディスクの側面に押圧され
てディスクの側面に退避移動する第1移動部材と、上記
ディスクの挿入経路上に配設されかつその挿入を所定位
置で阻止可能な位置関係をとると共に、第1移動部材の
退避移動に連動して、上記阻止を解除すべく退避移動す
る第2移動部材と、上記第1移動部材の移動によってデ
ィスクが挿入されたことを検出する検出スイッチとから
なることを特徴としている。
【0021】請求項2記載の発明のディスク駆動装置
は、上記課題を解決するために、請求項1記載のディス
ク駆動装置において、上記第2移動部材は、ホルダーの
上側に設けられると共に、ホルダーの穴を通して内側へ
V字状に突出するV字部とこのV字部から側方に突出す
る突出部とを有し、ディスクの挿入経路上で上記V字部
の傾斜面がディスクに当接可能な位置をとると共に、上
記突出部はディスクの非挿入時にはホルダーの内表面と
係合状態となる係合位置をとり、ディスクの挿入時には
上記第1移動部材の移動に連動して、上記ホルダーの内
表面との係合状態を解除すべく上記係合位置から少し側
方へ退避移動した解除位置をとり、さらに第2移動部材
は、ディスクにおける挿入の際の傾斜面への当接によっ
て、ディスクの挿入途中から挿入完了までの間及び記録
再生状態には、上記V字部の下端がディスクを押圧付勢
するように形成されていることを特徴としている。
【0022】
【作用】請求項1の構成によれば、ディスクが正しい挿
入(以下、「正規挿入」という)方向で挿入された場合
には、まず、カセットの挿入先端側の両側面に形成され
たスリットにスライダー開閉部材が嵌入し、ディスクは
さらに奥に挿入される。
【0023】このとき、スライダーは、このスライダー
開閉部材に押圧されスリットに案内されて挿入方向と平
行に移動し、ディスク本体を露出させる。
【0024】次いで、ディスクは、上記スライダー開閉
部材の内側縁よりも外側に配設されかつスライダー開閉
部材の挿入口側縁よりも挿入奥に配設された第1移動部
材に当接する。このとき、第1移動部材は、ディスクの
側面に押圧されて退避移動する。また、このとき、ディ
スクの挿入経路上に配設されかつその挿入を所定位置で
阻止可能な位置関係をとっていた第2移動部材は、第1
移動部材の退避移動に連動して、上記阻止を解除すべく
退避移動する。したがって、ディスクはさらに奥への挿
入が可能となる。
【0025】そして、上記の第1移動部材の退避移動に
より、検出スイッチにてディスクが挿入されたことが検
出される。これによって、ディスクがさらに挿入移動さ
れ、次いで昇降移動して記録再生位置にまで駆動され
る。
【0026】一方、正規挿入以外の7通りのディスクの
誤挿入に対し以下のように挿入が阻止される。
【0027】まず、ディスクの正規挿入方向での表裏逆
挿入時の1方向及び正規挿入方向と180°逆方向での
表裏2方向の計3方向については、上記ホルダーに設け
られたスライダー開閉部材にて従来と同様に誤挿入を阻
止することができる。
【0028】次いで、上記3方向の誤挿入方向以外で、
正規挿入方向から90°左右両回転方向の各表裏の残り
4方向の誤挿入に対しては、ディスクの幅が小さいとき
には、ディスクはスライダー開閉部材及び第1移動部材
に当接しない。したがって、ディスクはさらに奥へ挿入
される。しかし、このとき、上記第2移動部材は、ディ
スクの挿入経路上でディスクの挿入を阻止可能な位置関
係をとっている。そして、ディスクの正規挿入の場合に
は、第2移動部材は第1移動部材の退避移動に連動して
上記阻止を解除すべく退避移動されるが、誤挿入の場合
には第1移動部材が退避移動をせず、このため第2移動
部材がこの第1移動部材に連動して上記阻止を解除すべ
く退避移動するという動作が行なわれない。この結果、
ディスクは、この第2移動部材によって、挿入を阻止さ
れる。
【0029】したがって、従来のようにディスクにおけ
るスライダーとは反対側の側面に、正規挿入時のみスリ
ットに嵌入可能な突出部を設けるのと比較して、ディス
クにおけるスリットの長さの制約を受けることなく、上
記4方向の誤挿入阻止位置を挿入口側、すなわち上記3
方向の誤挿入阻止位置に極めて近い位置に設定すること
ができる。このため、上記7通りの各誤挿入阻止時のデ
ィスクの挿入量の差は小さく、使用者が違和感を覚える
ことなく容易に誤挿入を認識して挿入を撤回することが
できる。
【0030】また、上記各誤挿入阻止位置はホルダーの
奥側ではないので、使用者がディスクの挿入を撤回した
ときにディスク駆動装置の前面の位置も指でディスクを
摘むのに支障のない位置に設定することができる。この
ため、ディスク駆動装置の前面の位置とホルダー挿入口
との間のスペースに余裕ができ、デザイン面や開閉蓋の
設置自由度の面で有利となる。
【0031】さらに、従来のような複数の検出スイッチ
を必要とせず、単独の検出スイッチのみによって構成し
ているので、スイッチ及び配線材料等のコストアップの
要因を回避することができる。
【0032】また、請求項2の構成によれば、ディスク
が正規挿入方向で挿入された場合には、第1移動部材は
前記請求項1と同様の動作を行い、ディスクはさらに奥
への挿入が可能となる。その後、ディスクは、第2移動
部材におけるV字部の傾斜面に当接する。このとき、第
2移動部材は、第1移動部材の移動に連動して、上記阻
止を解除すべく退避移動する。そして、これによって、
V字部から側方に突出する突出部は、ホルダーの内表面
と係合状態となる係合位置から少し側方へ退避移動した
解除位置をとり、上方に障害物がない状態となる。この
ため、ディスクに当接する傾斜面はディスクの挿入移動
に伴って上方へ押し上げられ、ディスクはこれによって
さらに奥への挿入が可能となる。その後、請求項1と同
様に、ディスクは記録再生位置まで駆動される。また、
このとき、第2移動部材は、ディスクの挿入途中から挿
入完了までの間及び記録再生状態には、上記V字部の下
端がディスクを押圧付勢して固定している。
【0033】次いで、本発明における正規挿入以外の7
通りのディスクの誤挿入に対する挿入阻止方法について
説明する。
【0034】まず、ディスクの正規挿入方向での表裏逆
挿入時の1方向及び正規挿入方向と180°逆方向での
表裏2方向の計3方向については、前記請求項1と同様
にスライダー開閉部材にて誤挿入が阻止される。
【0035】一方、上記3方向の誤挿入方向以外で、正
規挿入方向から90°左右両回転方向の各表裏の残り4
方向の誤挿入に対しては、ディスクの挿入経路上で第2
移動部材におけるV字部の傾斜面がディスクに当接可能
な位置をとると共に、V字部から側方に突出する突出部
がディスクの非挿入時にはホルダーの内表面と係合状態
となる係合位置をとる。そして、ディスクが正規挿入さ
れる場合には、第2移動部材は第1移動部材の退避移動
に連動して上記阻止を解除すべく退避移動されるが、誤
挿入の場合には第1移動部材が退避移動をせず、このた
め第2移動部材がこの第1移動部材に連動して上記阻止
を解除すべく退避移動するという動作が行なわれない。
したがって、突出部がディスクの挿入時に上記第1移動
部材の移動に連動して、上記ホルダーの内表面との係合
状態を解除すべく上記係合位置から少し側方へ退避移動
した解除位置をとるという動作も行なわれない。
【0036】この結果、ディスクを奥へ挿入すべく傾斜
面を押圧しても、側方に突出する突出部がホルダーの内
表面に係合しているので、ディスクは傾斜面を押し上げ
ることができず、これによってディスクは挿入を阻止さ
れる。
【0037】したがって、上記4方向の誤挿入に対する
阻止位置を挿入口側、すなわち上記3方向の誤挿入阻止
位置に極めて近い位置に設定することができる。
【0038】また、挿入阻止位置までのディスクの挿入
過程においては、第2移動手段のディスクへの付勢力は
作用しないので、ディスクの挿入に対して必要以上の抵
抗を与えることがなくスムーズにディスクを挿入するこ
とができる。
【0039】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図1
0に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0040】本実施例のディスク駆動装置は、例えば、
2種類の異なる記録媒体である光磁気ディスクや光ディ
スク等のディスクを回転駆動させて記録再生する記録再
生装置に備えられている。なお、上記の光磁気ディスク
や光ディスクには、CD(Compact Disc) 等のようにデ
ィスク本体が露出しているものや、或いは、例えばミニ
ディスクのようにカセットに格納されたものがあるが、
本実施例は、後者のカセットに格納されたディスクを対
象とするものである。また、本実施例の光ディスクは、
ディジタルオーディオ光ディスクを対象としており、再
生専用のものは、ディスク成型時に凹凸を形成すること
により情報記録されている。また、光磁気ディスクは、
録音再生用として使用され、磁界変調方式によって記録
再生が可能である。
【0041】ここで、上記各ディスクの形態について説
明する。まず、再生専用の光ディスクとしてのディスク
1は、図9及び図10(a)〜(e)に示すように、ほ
ぼ直方体形状のカセットにディスク本体1aが格納され
ている。ディスク1は、ディスク駆動装置への挿入方向
(図9において矢印C方向)の長さL1が68mm、幅
L2が72mm及び厚さL3が5mmに設定されてい
る。また、カセットは、上ケース1bと下ケース1cと
からなっており、これら上ケース1bと下ケース1cと
の間にディスク本体1aが回転自在に格納されるように
なっている。
【0042】上記の下ケース1cには、後述するターン
テーブル2bを挿入させるための挿入穴1dが穿設され
る一方、上ケース1bとディスク本体1aとの間には、
ディスク本体1aをチャッキングするためのクランピン
グプレート1eが設けられている。
【0043】そして、挿入穴1dを通して上記ターンテ
ーブル2bがディスク本体1aの中心穴1fに挿入され
ると、ターンテーブル2b側に設けられた図示しない磁
石と上記クランピングプレート1eとがお互いに吸引し
て、ディスク本体1aがターンテーブル2bに固定され
る。したがって、ディスク駆動装置内でカセットを固定
しておくことによりディスク本体1aが上ケース1b及
び下ケース1cに接触することなくターンテーブル2b
によって保持され、ディスク本体1aが回転駆動され
る。
【0044】一方、図9に示すように、ディスク1にお
ける矢印A側の側端部には、上ケース1b及び下ケース
1cを挟持するほぼコの字状のスライダー1gが矢印C
−D方向に進退可能に設けられている。このスライダー
1gの摺動面である上ケース1bにおける矢印A側の上
端面及び下ケース1cにおける矢印A側の下端面には、
それぞれスライダー移動用凹部1h・1hが形成されて
いる。また、上ケース1bの矢印A側の下端面及び下ケ
ース1cの矢印A側の上端面にも凹部が形成されてお
り、図10(e)に示すように、上ケース1bと下ケー
ス1cとを合わせたときに形成されるスリット1iの内
部に、スライダー1gの爪部1j・1jが挿入されるよ
うになっている。なお、図10(c)に示す上記スリッ
ト1iの矢印B方向の深さL4は3.2mmとなってい
る。
【0045】一方、ディスク1における矢印B側の端面
にも同形状のスリット1kが形成されており、これらス
リット1i・1kには、後述するスライダー開閉機構の
スライダー開閉部3dが案内されるようになっている。
また、これらスリット1i・1kは、図10(a)
(d)(e)に示すように、誤挿入を回避するために意
図的に上ケース1b側に片寄らせて形成されている。さ
らに、スリット1iはスリット1kよりも少し長く形成
されている。
【0046】ここで、上記のスライダー1gは、ディス
ク1がディスク駆動装置に対して矢印C方向に挿入され
たときに、上記スライダー開閉部3dの押圧によって、
矢印D方向にスライド移動される。これによって、図9
に示すように、下ケース1cに形成された窓部1mが開
口してディスク本体1aの下面が露出し、ディスク本体
1aの下方に設けられている図示しない光ピックアップ
からの光が照射されることによりディスク本体1aに記
録された信号が再生される。また、逆に、ディスク1を
ディスク駆動装置から取り出したときには、上記スライ
ダー1gは、図示しないバネによって矢印C方向に付勢
されているので、自動的に窓部1mが閉じられるように
なっている。
【0047】また、図10(c)に示すように、ディス
ク1の矢印A側の側面には図示しないローディング部材
が嵌入し得る凹部1nが設けられており、図示しないロ
ーディング機構によってディスク1を記録再生位置に移
動させ得るようになっている。
【0048】さらに、図10(c)に示すように、ディ
スク1における矢印C側及び矢印D側の底面には、穴部
1o・1pが穿設されており、光ピックアップやターン
テーブル2b等が取り付けられた後述するシャーシ2上
のカセットガイドピン2c・2dが挿入されることによ
りディスク1が位置決めされるようになっている。
【0049】一方、録音再生用のディスク1としての光
磁気ディスクは、上記の再生専用の光ディスクの構成に
加えて、図9に示すように、スライダー1gの上側片が
延在される一方、上ケース1bにも窓部1qが穿設され
ている。そして、ディスク1が矢印C方向に移動したと
きに、上述したように、スライダー1gが矢印D方向に
移動することによってディスク本体1aの上面が露出
し、これによって、図示しない磁気ヘッドと対向し、磁
気ヘッドと前記光ピックアップとの相互作用によって、
記録が可能になっている。
【0050】次に、上記各ディスクを駆動するディスク
駆動装置について説明する。上記ディスク駆動装置は、
図2(a)(b)に示すように、シャーシ2の上側に上
記ディスク1を保持し得るほぼ直方体の枠体からなるホ
ルダー3を有している。このホルダー3は図示しない保
持部材によって図示しない基台に取り付けられている。
なお、この基台には他の図示しない記録ヘッド、光ピッ
クアップ及びこの光ピックアップを駆動する駆動機構等
が設けられている。
【0051】上記シャーシ2のほぼ中央にはスピンモー
タ2aに直結されるターンテーブル2bが設けられる一
方、シャーシ2の矢印C側及び矢印D側の両端部にはカ
セットガイドピン2c・2dが取り付けられている。そ
して、ディスク1は、図2(a)に示すディスク1の非
挿入位置から挿入され、次いで図示しないローディング
機構によってホルダー3に案内されることにより、図2
(b)に示す記録再生位置まで搬送され、上記カセット
ガイドピン2c・2dによって位置決めされるようにな
っている。
【0052】上記ホルダー3は、図3に示すように、矢
印A側及び矢印B側の両端がコの字状に形成され、下側
に規制部3a・3bを有すると共に、ディスク1をその
幅L2及び厚みL3方向に僅かな隙間をもって保持し得
るようになっている。また、図4(a)(b)に示すよ
うに、ホルダー3におけるディスク1の挿入方向の最奥
側(矢印C側)には最奥垂下部3cが垂下状態に設けら
れている。
【0053】また、ホルダー3には、ディスク1の挿入
方向の入口側(矢印D側)の両側に、挿入されたディス
ク1を下向きに押圧するディスク押さえバネ7・8が取
り付けられている。
【0054】さらに、図4(b)に示すように、上記デ
ィスク押さえバネ8の近傍におけるホルダー3の矢印A
側の側面には、スライダー開閉用バネ14が取り付けら
れており、そのバネ突出部14aが、ディスク1のスラ
イダー1gをローディング時に保持するようになってい
る。
【0055】また、ホルダー3には、上記スライダー開
閉用バネ14の矢印C側の近傍に、ディスク1の側面の
スリット1i・1kに嵌入されるスライダー開閉部材と
してのスライダー開閉部3dが水平状態に折曲されて設
けられている。
【0056】さらに、ホルダー3の上側には、図4
(b)に示すように、ほぼS字状のスライドレバー4が
設けられている。このスライドレバー4には長穴部4a
・4b・4cがそれぞれ穿設される一方、これら各長穴
部4a・4b・4cにはホルダー3から延びるピン3e
・3f・3gが挿入され、これによって、スライドレバ
ー4は、矢印A−B方向に案内移動されるようになって
いる。
【0057】また、図4(b)に示すように、スライド
レバー4における中央部のバネかけ部4dと、ホルダー
3のバネかけ部3hとの間にはスプリング9が設けられ
ており、このスプリング9によってスライドレバー4は
矢印B方向に引張付勢されている。
【0058】また、図2(a)及び図4(b)に示すよ
うに、スライドレバー4の矢印A側の端部には、第1移
動部材としての立設板4fが形成されており、この立設
板4fは、ディスク1の検出手段としての機能を有して
いる。すなわち、立設板4fは、図6に示すように、ホ
ルダー3におけるスライダー開閉部3dの矢印C方向側
の上方近傍に位置するように、ホルダー3の内側に延設
されている。上記立設板4fは、図4(b)に示すよう
に、上記スプリング9による矢印B方向への付勢力によ
り、ホルダー3における矢印A側の端部に形成された凹
部3iに当接することによって、スライダー開閉部3d
における矢印B方向側の端面よりも外側(矢印A方向
側)に位置するようになっている。
【0059】また、ホルダー3には、図4(a)(b)
に示すように、矢印C側かつ矢印B側の端部に立上部3
jが形成されており、この立上部3jにはディスク1の
挿入を検出する検出手段としての検出スイッチ6が取り
付けられている。そして、同図(b)に示すディスク1
の抜取可能状態においては、検出スイッチ6はOFFと
なっており、検出スイッチ6に設けられたアクチュエー
タ6aがスライドレバー4の立設板4fにおける矢印A
方向への移動にともなって、矢印A方向に進出移動可能
な位置となっている。
【0060】また、ホルダー3における矢印B方向の端
部の上側には、検出手段における第2移動部材としての
回転レバー5が設けられている。この回転レバー5は、
その回転中心の中心穴5aがホルダー3から立ち上がる
ピン3kに挿入されて矢印E−F方向に回転自在になっ
ていると共に、回転レバー5における矢印C方向の端部
に形成された切欠部5bにスライドレバー4の立上部4
gが挿入されることによりその回転が規制されるように
なっている。また回転レバー5の矢印D方向の端部に
は、ホルダー3の内側に向かって折曲された回転レバー
垂下部5cが形成されている。
【0061】したがって、回転レバー5は、スプリング
9の引張力によって中心穴5aを中心として矢印F方向
に回転付勢されると共に、回転レバー垂下部5cにおけ
る矢印A方向の端面がホルダー3の穴3mの端面に当接
することにより回転規制されている。そして、上記回転
レバー垂下部5cは、上記穴3mの端面における当接位
置においては、ホルダー3内へのディスク1の挿入経路
上でディスク1に対して当接可能な位置をとり、ディス
ク1の挿入を阻止し得るようになっている。
【0062】一方、ディスク駆動装置には、図2(b)
に示すように、前面に設けられた装置挿入部11の開口
11aを開閉するための蓋部10が中心軸10aを中心
に回転自在に取り付けられている。この蓋部10は、前
記ローディング機構に連結され、図示しない蓋開閉機構
によって、ディスク1の挿入及び退出動作の過程におい
て適宜開閉されるようになっている。なお、この蓋部1
0は、開状態に回転したときにもホルダー挿入口3nに
接触しないようになっている。
【0063】上記のディスク駆動装置におけるディスク
1の正しい挿入(以下、「正規挿入」という)方向での
動作について以下に説明する。
【0064】まず、ディスク1が装置挿入部11の開口
11aを通してホルダー挿入口3nから矢印C方向に挿
入されると、上記ホルダー3によってディスク1がその
外枠を規制されながら移動する。次いで、図1に示すよ
うに、ディスク1のスリット1iにホルダー3のスライ
ダー開閉部3dが嵌入した後、ディスク1の外枠がスラ
イドレバー4の立設板4fを、スプリング9に抗して矢
印A方向に押してスライドさせる。これによって、スラ
イドレバー4の他端に取り付けられた検出スイッチ6の
アクチュエータ6aが矢印A方向に移動して検出スイッ
チ6がONし、図示しないローディングモータが駆動さ
れる。
【0065】また、この時、立設板4fの矢印A方向へ
の移動に伴うスライドレバー4の移動に伴って、回転レ
バー5は中心穴5aを中心に矢印E方向に回転してお
り、検出スイッチ6がONした位置においては、回転レ
バー垂下部5cはホルダー3内のディスク1の挿入経路
上から、見かけ上で矢印B方向に逃がされ、ディスク1
の挿入を阻止しない状態になっている。したがって、デ
ィスク1は、図示しないローディング機構によって、さ
らに矢印C方向に移動する。このとき、スライドレバー
4の立設板4fは、ディスク1によって矢印A方向に押
圧され、ディスク1の側面に沿った位置を保持する。
【0066】次いで、図5に示すように、記録再生時に
は、ディスク1はホルダー3の矢印C方向の最奥に装着
される。このとき、ディスク1とホルダー3の最奥垂下
部3cとの間には僅かな隙間が設けられ、また、スライ
ドレバー4は、図1に示したと同様にディスク1に沿っ
た位置に保持されている。さらに、このとき、ホルダー
3のスライダー開閉部3dは、ディスク1の図示しない
スライダー1gを矢印D方向に押圧することによりスラ
イドを完了させており、光ピックアップや記録ヘッドに
よって、記録再生が可能な状態となっている。
【0067】逆に、上記の記録再生位置に導かれたディ
スク1を、取り出そうとする場合は、ディスク1の退出
操作をすることによって、図示しないローディングモー
タが駆動され、上記とほぼ逆の手順によってディスク1
がアンローディングされ、元の抜取可能状態にすること
ができるようになっている。
【0068】次に、ディスク1における誤挿入の検出に
ついて以下に説明する。まず、図2(a)(b)及び図
9に示すように、ホルダー挿入口3nに対するディスク
1の挿入可能方向は、このディスク1が挿入方向(図9
において矢印C方向)の長さL1が68mm及び幅L2
が72mmのほぼ直方体であることから、正規の挿入方
向以外に7通りの誤った方向での挿入を試みることが見
かけ上可能である。
【0069】しかしながら、上記7通りの誤挿入方向の
うち、正規挿入方向とは表裏逆挿入の1方向、又は正規
挿入方向とは180°回転させた方向での表裏2方向の
計3方向については、ホルダー挿入口3nに対するディ
スク1の幅L2及び厚さL3が、正規の挿入と同一の関
係となる。したがって、ディスク1を上記3方向で誤挿
入した場合には、図6及び図7に示すように、上記3方
向のディスク1の挿入経路上で、ディスク1がスライド
レバー4の立設板4fに当接するよりも手前(矢印D方
向)、すなわち、上記検出スイッチ6がONする位置よ
りも手前で、ホルダー3に設けられたスライダー開閉部
3dに当接して挿入の邪魔となり、これによって、上記
3方向の誤挿入が阻止される。
【0070】また、上記3方向の誤挿入とは異なる誤挿
入の方向として、正規挿入方向に対して90°左右両回
転方向における各表裏の計4方向の誤挿入を試みた場合
は、図8(a)(b)に示すように、ホルダー挿入口3
nにおけるディスク1の相対幅寸法が正規挿入時の72
mmに対し68mmと小さくなる。このため、ホルダー
3のスライダー開閉部3dが、これら4方向におけるデ
ィスク1の挿入経路上で邪魔とならない位置関係とな
り、かつスライドレバー4の立設板4fにも矢印A−B
方向で当接しない位置関係となるので、ディスク1はホ
ルダー3の奥に向かってさらに挿入可能である。
【0071】しかしながら、このとき、ディスク1にお
ける反対側(矢印B側)の端部では、回転レバー5の回
転レバー垂下部5cにディスク1の外枠が当接する。こ
の結果、ディスク1の挿入が阻止される。
【0072】また、回転レバー垂下部5cにてディスク
1の挿入が阻止された状態においては、ディスク1の矢
印D側の端部は、蓋部10よりも外側に突出するように
設定されている。このため、挿入撤回時に使用者がディ
スク1を指等で掴んで容易に取り出せるようになってい
る。
【0073】なお、上記4方向の誤挿入時において、本
実施例と同じ程度のディスク1の掴み代(突出量)を従
来のディスク駆動装置で維持しようとした場合には、蓋
部10を同図において2点鎖線の位置に設けなければな
らなかった。しかし、本実施例では、蓋部10を、従来
の位置に対してさらに寸法L5だけホルダー挿入口3n
から離れた位置に設置可能となっている。
【0074】以上のように、本実施例のディスク駆動装
置では、これら7通りの各誤挿入のいずれにおいても、
検出スイッチ6が正規挿入時のようにONしてローディ
ングモータを駆動させることがなく、またディスク1の
挿入位置も深くないので使用者に対し、直ちに、誤挿入
を認識させ、挿入のやり直しを促すことが可能となる。
【0075】このように、本実施例のディスク駆動装置
は、ディスク1が正規挿入された場合には、まず、カセ
ットの挿入先端側の両側面に形成されたスリット1i・
1kにスライダー開閉部3dが嵌入し、ディスク1はさ
らに奥に挿入される。このとき、スライダー1gは、こ
のスライダー開閉部3dに押圧されスリット1iに案内
されて挿入方向と平行に移動し、ディスク本体1aを露
出させる。
【0076】次いで、ディスク1は、上記スライダー開
閉部3dの内側縁よりも外側に配設されかつスライダー
開閉部3dの挿入口側縁よりも挿入奥に配設された立設
板4fに当接する。このとき、立設板4fは、ディスク
1の側面に押圧されて退避移動する。また、このとき、
ディスク1の挿入経路上に配設されかつその挿入を所定
位置で阻止可能な位置関係をとっていた回転レバー5
は、立設板4fの退避移動に伴ってスライダー1gを介
して連動して、上記阻止を解除すべく退避移動する。し
たがって、ディスク1はさらに奥への挿入が可能とな
る。
【0077】そして、上記の立設板4fの退避移動によ
り、検出スイッチ6にてディスク1が挿入されたことが
検出される。これによって、ディスク1がさらに挿入移
動され、次いで昇降移動によるローディングがなされて
記録再生位置にまで駆動される。
【0078】一方、正規挿入以外の7通りのディスク1
の誤挿入に対しては以下のように挿入が阻止される。
【0079】まず、ディスク1の正規挿入方向での表裏
逆挿入時の1方向及び正規挿入方向と180°逆方向で
の表裏2方向の計3方向については、上記ホルダー3に
設けられたスライダー開閉部3dにて従来と同様に誤挿
入を阻止することができる。
【0080】次いで、上記3方向の誤挿入方向以外で、
正規挿入方向から90°左右両回転方向の各表裏の残り
4方向の誤挿入に対しては、ディスク1の相対幅が小さ
いので、ディスク1はスライダー開閉部3d及び立設板
4fに当接しない。したがって、ディスク1はさらに奥
へ挿入される。しかし、このとき、上記回転レバー5
は、ディスク1の挿入経路上でディスク1の挿入を阻止
可能な位置関係をとっている。そして、ディスク1の正
規挿入の場合には、回転レバー5は立設板4fの退避移
動に連動して上記阻止を解除すべく退避移動されるが、
誤挿入の場合には立設板4fが退避移動をせず、このた
め回転レバー5がこの立設板4fに連動して上記阻止を
解除すべく退避移動するという動作が行なわれない。こ
の結果、ディスク1は、この回転レバー5によって挿入
を阻止される。
【0081】したがって、従来のようにディスク1にお
けるスライダー1gとは反対側の側面に、正規挿入時の
みスリット1kに嵌入可能な突出部を設けるのと比較し
て、ディスク1におけるスリット1kの長さの制約を受
けることなく、上記4方向の誤挿入阻止位置を挿入口
側、すなわち上記3方向の誤挿入阻止位置に極めて近い
位置に設定することができる。このため、上記7通りの
各誤挿入阻止時のディスク1の挿入量の差は小さく、使
用者が違和感を覚えることなく容易に誤挿入を認識して
挿入を撤回することができる。
【0082】また、上記各誤挿入阻止位置はホルダー3
の奥側ではないので、使用者がディスク1の挿入を撤回
したときにディスク駆動装置の前面にある装置挿入部1
1の位置も指でディスク1を摘むのに支障のない位置に
設定することができる。このため、ディスク駆動装置の
装置挿入部11の位置とホルダー挿入口3nとの間のス
ペースに余裕ができ、デザイン面や開閉蓋の設置自由度
の面で有利となる。
【0083】さらに、従来のような複数の検出スイッチ
を必要とせず、単独の検出スイッチ6のみによって構成
しているので、スイッチ及び配線材料等のコストアップ
の要因を回避することができる。
【0084】〔実施例2〕本発明の他の実施例を図11
ないし図16に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。なお、説明の便宜上、前記の実施例1の図面に示し
た部材と同一の機能を有する部材については、同一の符
号を付し、その説明を省略する。
【0085】本実施例のディスク駆動装置は、図14
(b)に示すように、スライドレバー24がほぼL字状
に形成されている。スライドレバー24の矢印B側の端
部にはレバー切欠部23が形成され、このレバー切欠部
23を挟んだ矢印C−D方向のスライドレバー24の両
側には長穴部24b・24cが穿設されている。これら
長穴部24b・24cには、ホルダー3から立ち上がる
ピン3f・3gがそれぞれ挿入され、これによってスラ
イドレバー24が矢印A−B方向にスライド自在となっ
ている。
【0086】また、上記レバー切欠部23を通して、ホ
ルダー3からピン3kが立ち上げられており、このピン
3kを中心として検出手段及び第2移動部材としての回
転レバー25が矢印E−F方向に回転自在に取り付けら
れている。そして、回転レバー25は、実施例1と同様
に、スプリング9によって、矢印F方向に付勢されてい
る。なお、この回転レバー25は、図14(a)に示す
ように、スライドレバー24の上側に位置している。
【0087】上記ピン3kには、同図14(a)に示す
ように、ワッシャ26が取り付けられていると共に、ワ
ッシャ26と回転レバー25との間には渦巻きバネ27
が圧縮状態に設けられている。したがって、回転レバー
25は、常にホルダー3の内側(矢印B方向)に押圧付
勢されている。
【0088】また、上記回転レバー25は、矢印D側の
端部に、ホルダー3の穴3mにV字状に突出するV字部
としての回転レバーV字部25dを有しており、さらに
その先端部25eは上記渦巻きバネ27による付勢力に
よってホルダー3の表面に当接した状態となっている。
【0089】上記の回転レバーV字部25dは、図15
に示すように、ホルダー3の内側で矢印A側に突出する
突出部25fを有しており、この突出部25fとホルダ
ー3の内表面との間には、僅かの隙間が設けられてい
る。また、回転レバーV字部25dは、図16(a)
(b)に示すように、ホルダー3内にディスク1を挿入
したときに、その傾斜面25gがディスク1に当接する
ように形成されており、これによって、ディスク1の挿
入を阻止し得るようになっている。
【0090】上記構成のディスク駆動装置における正規
の方向にディスク1を挿入するときの動作について以下
に説明する。
【0091】まず、図11に示すディスク1の非挿入状
態から、ディスク1が矢印C方向に挿入されると、図1
2に示すように、実施例1と同様に、スライドレバー2
4の立設板4fが検出スイッチ6のアクチュエータ6a
を矢印A方向に押圧してONさせ、図示しないローディ
ングモーターを駆動させる。
【0092】この時、回転レバー25は、立設板4fの
矢印A方向への移動及びそれに伴うスライドレバー24
の移動に伴って、中心穴5aを中心として矢印E方向に
回転する。そして、検出スイッチ6がONした位置にお
いては、回転レバー25の突出部25fは、ホルダー3
の穴3mにおける矢印A方向の端面から矢印B方向に離
れ、突出部25fの上方向には何もさえぎるものがない
位置関係になっている。
【0093】次いで、図16(b)のように、ディスク
1の外枠が回転レバーV字部25dの傾斜面25gに当
接する。この状態でさらにディスク1を挿入すると、図
16(c)に示すように、回転レバーV字部25dの突
出部25fがホルダー3の内表面に引っ掛からないの
で、回転レバー25は傾斜面25gによって矢印A方向
に押し上げられる。
【0094】次いで、図13に示すように、記録再生時
には、実施例1と同様に、ディスク1はホルダー3の矢
印C方向の最奥に装着され、このとき立設板4fは矢印
A方向に移動した位置に保持されている。
【0095】また、このとき、図16(c)に示すよう
に、回転レバーV字部25dの傾斜面25gの下端は、
ディスク1に乗り上げた状態となっており、渦巻きバネ
27による矢印B方向への付勢力によって、ディスク1
を押圧している。なお、渦巻きバネ27の押圧力は、前
記カセット押さえバネ7・8によるディスク1への押圧
力と合わさった働きをするために必要な荷重に設定され
ている。
【0096】一方、逆に、上記の記録再生位置に導かれ
たディスク1を、取り出そうとする場合は、ディスク1
の退出操作をすることによって、図示しないローディン
グモータが駆動し、上記とほぼ逆の手順によってディス
ク1がアンローディングし、これによって、ディスク1
を抜取可能状態にすることができる。
【0097】次に、本実施例のディスク駆動装置におけ
るディスク1の誤挿入の検出について以下に説明する。
本実施例では、7通りのディスク1の誤挿入の内、正規
挿入方向での表裏挿入時の1方向、及び正規挿入方向と
180°逆方向での表裏2方向の計3方向については、
実施例1と同様に、ホルダー3に設けられているスライ
ダー開閉部3dが、上記3方向のディスク1の挿入経路
上で、スライドレバー24の立設板4fに当接するより
も手前(矢印D側)、すなわち検出スイッチ6がONす
る位置よりも手前で邪魔となる位置関係となることによ
り、3方向の誤挿入の挿入を阻止している(図6及び図
7参照)。
【0098】一方、上記3方向の誤挿入方向以外で、正
規挿入方向から90°左右両回転方向の各表裏の計4方
向の誤挿入を試みた場合は、図14(a)(b)に示す
ように、回転レバー25における傾斜面25gにディス
ク1が矢印C方向に当接することによって、ディスク1
の挿入が阻止される。
【0099】以上によって、7方向の誤挿入を阻止して
いるが、図16(c)に示すように、回転レバー25の
傾斜面25gの下端がディスク1に乗り上げることによ
る渦巻きバネ27の矢印A方向への付勢力は、ディスク
1の正規挿入時にのみ得られる。したがって、ホルダー
3の前記ディスク押さえバネ7・8におけるディスク1
への付勢力をできるだけ小さくすることによって、挿入
初期では、ホルダー3へのディスク1の挿入力に対し必
要以上の抵抗を与えることなくスムーズにディスク1を
挿入できる。すなわち、少なくとも、ディスク1を正規
挿入する際の検出スイッチ6がONする位置付近までの
ディスク1の挿入過程と、上記7通りの誤挿入時におけ
るディスク1の挿入阻止位置までのディスク1の挿入過
程とにおいては、いずれも、スムーズにディスク1を挿
入できる。
【0100】このように、本実施例のディスク駆動装置
では、ディスク1が正規挿入方向で挿入された場合に
は、立設板4fは実施例1と同様の動作を行い、ディス
ク1はさらに奥への挿入が可能となる。その後、ディス
ク1は、回転レバーV字部25dの傾斜面25gに当接
する。このとき、回転レバー25は、立設板4fの移動
に伴ってスライドレバー24を介して連動して、上記阻
止を解除すべく退避移動する。そして、これによって、
回転レバーV字部25dから側方に突出する突出部25
fは、ホルダー3の内表面と係合状態となる係合位置か
ら少し側方へ退避移動した解除位置をとり、上方に障害
物がない状態となる。このため、ディスク1に当接する
傾斜面25gはディスク1の挿入移動に伴って上方へ押
し上げられ、ディスク1はこれによってさらに奥への挿
入が可能となる。その後、実施例1と同様に、ディスク
1は記録再生位置まで駆動される。また、このとき、回
転レバー25は、ディスク1の挿入途中から挿入完了ま
での間及び記録再生状態には、上記回転レバーV字部2
5dの下端がディスク1を押圧付勢して固定している。
【0101】次いで、本実施例では、正規挿入以外の7
通りのディスクの誤挿入に対して以下のように挿入阻止
される。
【0102】まず、ディスク1の正規挿入方向での表裏
逆挿入時の1方向及び正規挿入方向と180°逆方向で
の表裏2方向の計3方向については、実施例1と同様に
スライダー開閉部3dにて誤挿入が阻止される。
【0103】一方、上記3方向の誤挿入方向以外で、正
規挿入方向から90°左右両回転方向の各表裏の残り4
方向の誤挿入に対しては、ディスク1の挿入経路上で回
転レバー25における回転レバーV字部25dの傾斜面
25gがディスク1に当接可能な位置をとると共に、回
転レバーV字部25dから側方に突出する突出部25f
がディスク1の非挿入時にはホルダー3の内表面と係合
状態となる係合位置をとる。そして、ディスク1が正規
挿入される場合には、回転レバー25は立設板4fの退
避移動に連動して上記阻止を解除すべく退避移動される
が、誤挿入の場合には立設板4fが退避移動をせず、こ
のため回転レバー25がこの立設板4fに連動して上記
阻止を解除すべく退避移動するという動作が行なわれな
い。したがって、突出部25fがディスク1の挿入時に
上記立設板4fの移動に連動して、上記ホルダー3の内
表面との係合状態を解除すべく上記係合位置から少し側
方へ退避移動した解除位置をとるという動作も行なわれ
ない。
【0104】この結果、ディスク1を奥へ挿入すべく傾
斜面25gを押圧しても、側方に突出する突出部25f
がホルダー3の内表面に係合しているので、ディスク1
は傾斜面25gを押し上げることができず、これによっ
てディスク1は挿入を阻止される。
【0105】したがって、上記4方向の誤挿入に対する
阻止位置を挿入口側、すなわち上記3方向の誤挿入阻止
位置に極めて近い位置に設定することができる。
【0106】また、挿入阻止位置までのディスク1の挿
入過程においては、回転レバー25のディスク1への付
勢力は作用しないので、ディスク1の挿入に対して必要
以上の抵抗を与えることがなくスムーズにディスク1を
挿入することができる。
【0107】
【発明の効果】請求項1の発明のディスク駆動装置は、
以上のように、検出手段は、上記スライダー開閉部材の
内側縁よりも外側に配設されかつスライダー開閉部材の
挿入口側縁よりも挿入奥に配設され、さらにディスクが
ホルダーに所定量挿入されたときにディスクの側面に押
圧されてディスクの側面に退避移動する第1移動部材
と、上記ディスクの挿入経路上に配設されかつその挿入
を所定位置で阻止可能な位置関係をとると共に、第1移
動部材の退避移動に連動して、上記阻止を解除すべく退
避移動する第2移動部材と、上記第1移動部材の移動に
よってディスクが挿入されたことを検出する検出スイッ
チとからなる構成である。
【0108】これにより、ディスクの正規挿入方向での
表裏逆挿入時の1方向及び正規挿入方向と180°逆方
向での表裏2方向の計3方向については、上記ホルダー
に設けられたスライダー開閉部材にて従来と同様に誤挿
入を阻止することができる。
【0109】また、上記3方向の誤挿入方向以外で、正
規挿入方向から90°左右両回転方向の各表裏の残り4
方向の誤挿入に対しては、ディスクは、第2移動部材に
よって、挿入を阻止される。
【0110】したがって、従来のようにディスクにおけ
るスライダーとは反対側の側面に、正規挿入時のみスリ
ットに嵌入可能な突出部を設けるのと比較して、ディス
クにおけるスリットの長さの制約を受けることなく、上
記4方向の誤挿入阻止位置を挿入口側、すなわち上記3
方向の誤挿入阻止位置に極めて近い位置に設定すること
ができる。このため、上記7通りの各誤挿入阻止時のデ
ィスクの挿入量の差は小さく、使用者が違和感を覚える
ことなく容易に誤挿入を認識して挿入を撤回することが
できるという効果を奏する。
【0111】また、上記各誤挿入阻止位置はホルダーの
奥側ではないので、使用者がディスクの挿入を撤回した
ときにディスク駆動装置の前面の位置も指でディスクを
摘むのに支障のない位置に設定することができる。この
ため、ディスク駆動装置の前面の位置とホルダー挿入口
との間のスペースに余裕ができ、デザイン面や開閉蓋の
設置自由度の面で有利となるという効果を奏する。
【0112】さらに、従来のような複数の検出スイッチ
を必要とせず、単独の検出スイッチのみによって構成し
ているので、スイッチ及び配線材料等のコストアップの
要因を回避することができるという効果を奏する。
【0113】請求項2の発明のディスク駆動装置は、以
上のように、請求項1のディスク駆動装置において、第
2移動部材は、ホルダーの上側に設けられると共に、ホ
ルダーの穴を通して内側へV字状に突出するV字部とこ
のV字部から側方に突出する突出部とを有し、ディスク
の挿入経路上で上記V字部の傾斜面がディスクに当接可
能な位置をとると共に、上記突出部はディスクの非挿入
時にはホルダーの内表面と係合状態となる係合位置をと
り、ディスクの挿入時には上記第1移動部材の移動に連
動して、上記ホルダーの内表面との係合状態を解除すべ
く上記係合位置から少し側方へ退避移動した解除位置を
とり、さらに第2移動部材は、ディスクにおける挿入の
際の傾斜面への当接によって、ディスクの挿入途中から
挿入完了までの間及び記録再生状態には、上記V字部の
下端がディスクを押圧付勢するように形成されている構
成である。
【0114】これにより、上記3方向の誤挿入方向以外
で、正規挿入方向から90°左右両回転方向の各表裏の
残り4方向の誤挿入に対しては、ディスクを奥へ挿入す
べく傾斜面を押圧しても、側方に突出する突出部がホル
ダーの内表面に係合しているので、ディスクは傾斜面を
押し上げることができず、これによってディスクは挿入
を阻止される。
【0115】したがって、請求項1の効果に加えて、挿
入阻止位置までのディスクの挿入過程においては、第2
移動手段のディスクへの付勢力は作用しないので、ディ
スクの挿入に対して必要以上の抵抗を与えることがなく
スムーズにディスクを挿入することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるディスク駆動装置の
構造を示すものであり、ディスクをホルダーの途中まで
挿入して検出スイッチがONした状態を示す正面図であ
る。
【図2】上記ディスク駆動装置におけるディスクのホル
ダーへの挿入状態を示す底面図であり、(a)はディス
クの抜取可能状態、(b)はディスクをホルダーに挿入
し記録再生可能状態となったものである。
【図3】上記ディスク駆動装置のホルダーを奥側から見
た側面図である。
【図4】上記ディスク駆動装置において、ディスクをス
ライダー開閉部の位置まで挿入した状態を示すものであ
り、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図5】上記ディスク駆動装置におけるディスクのロー
ディング完了時の状態を示す正面図である。
【図6】上記ディスク駆動装置において、ディスクを正
規挿入方向に対して表裏反転させて誤挿入したときの状
態を示す底面図である。
【図7】上記ディスク駆動装置において、ディスクを正
規挿入方向に対して180°逆方向に誤挿入したときの
状態を示す底面図である。
【図8】上記ディスク駆動装置において、ディスクを正
規挿入方向から左90°回転方向に誤挿入したときの状
態を示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図
である。
【図9】上記ディスク駆動装置に装着されるディスクの
構造を示す分解斜視図である。
【図10】上記ディスク駆動装置に装着されるディスク
の構造を示すものであり、(a)は平面図、(b)は左
側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は
底面図である。
【図11】本発明の他の実施例におけるディスク駆動装
置の構造を示す正面図である。
【図12】上記ディスク駆動装置において、ディスクを
ホルダーの途中まで挿入してスイッチがONした状態を
示す正面図である。
【図13】上記ディスク駆動装置におけるディスクのロ
ーディング完了時の状態を示す正面図である。
【図14】上記ディスク駆動装置において、ディスクを
正規挿入方向から左90°回転方向に誤挿入したときの
状態を示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面
図である。
【図15】上記ディスク駆動装置のホルダーをホルダー
挿入口側から見た側面図である。
【図16】上記ディスク駆動装置において、ディスクを
正規挿入したときの状態を示す平面図であり、(a)は
ディスクが回転レバーV字部に当接する前の状態、
(b)はディスクが回転レバーV字部の傾斜面に当接し
た状態、(c)はローデング完了時の状態を示すもので
ある。
【図17】従来例のディスク駆動装置を示すものであ
り、(a)はディスクを正規挿入する状態を示す平面
図、(b)はディスクを正規挿入する状態を示す底面図
である。
【図18】上記ディスク駆動装置の構造を示す正面図で
ある。
【図19】上記ディスク駆動装置において、ディスクを
ホルダーの途中まで挿入して第1検出スイッチがONし
た状態を示す正面図である。
【図20】上記ディスク駆動装置におけるディスクのロ
ーディング完了時の状態を示す正面図である。
【図21】上記ディスク駆動装置において、ディスクを
正規挿入方向から左90°回転方向に誤挿入したときの
状態を示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面
図である。
【符号の説明】
1 ディスク 1a ディスク本体 1i・1k スリット 1g スライダー 3 ホルダー 3d スライダー開閉部(スライダー開閉部材) 3m 穴 3n ホルダー挿入口 4 スライドレバー 4f 立設板(検出手段、第1移動部材) 5 回転レバー(検出手段、第2移動部材) 6 検出スイッチ(検出手段) 6a アクチュエータ 7・8 ディスク押さえバネ 9 スプリング 11 装置挿入部 25 回転レバー(検出手段、第2移動部材) 25d 回転レバーV字部(V字部) 25f 突出部 25g 傾斜面
フロントページの続き (72)発明者 佐古 真一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク本体を回転駆動可能に格納したほ
    ぼ直方体形状のカセットを有し、上記カセットには、挿
    入先端側の両側面にスリットが形成されかつディスク本
    体を記録再生可能に露出させるために上記スリットに案
    内されて挿入方向と平行に移動するスライダーが設けら
    れたディスクを抜取可能位置から記録再生可能位置へと
    駆動させるために備えられ、上記ディスクを保持するホ
    ルダーの内部にディスクが正しい挿入方向で挿入される
    ときに上記スリットに嵌入してスライダーを押圧するス
    ライダー開閉部材を有すると共に、ディスクが所定量挿
    入されたときに、ディスクの挿入を検出する検出手段の
    検出信号に基づいてディスクをさらに挿入移動させ、次
    いで昇降移動させて記録再生位置にまで駆動するディス
    ク駆動装置において、 上記検出手段は、上記スライダー開閉部材の内側縁より
    も外側に配設されかつスライダー開閉部材の挿入口側縁
    よりも挿入奥に配設され、さらにディスクがホルダーに
    所定量挿入されたときにディスクの側面に押圧されてデ
    ィスクの側面に退避移動する第1移動部材と、 上記ディスクの挿入経路上に配設されかつその挿入を所
    定位置で阻止可能な位置関係をとると共に、第1移動部
    材の退避移動に連動して、上記阻止を解除すべく退避移
    動する第2移動部材と、 上記第1移動部材の移動によってディスクが挿入された
    ことを検出する検出スイッチとからなることを特徴とす
    るディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】上記第2移動部材は、ホルダーの上側に設
    けられると共に、ホルダーの穴を通して内側へV字状に
    突出するV字部とこのV字部から側方に突出する突出部
    とを有し、ディスクの挿入経路上で上記V字部の傾斜面
    がディスクに当接可能な位置をとると共に、上記突出部
    はディスクの非挿入時にはホルダーの内表面と係合状態
    となる係合位置をとり、ディスクの挿入時には上記第1
    移動部材の移動に連動して、上記ホルダーの内表面との
    係合状態を解除すべく上記係合位置から少し側方へ退避
    移動した解除位置をとり、さらに第2移動部材は、ディ
    スクにおける挿入の際の傾斜面への当接によって、ディ
    スクの挿入途中から挿入完了までの間及び記録再生状態
    には、上記V字部の下端がディスクを押圧付勢するよう
    に形成されていることを特徴とする請求項1記載のディ
    スク駆動装置。
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