JPH08170227A - ポット・スピニング装置におけるスピニング・ケークの巻返し法 - Google Patents

ポット・スピニング装置におけるスピニング・ケークの巻返し法

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JPH08170227A
JPH08170227A JP7193830A JP19383095A JPH08170227A JP H08170227 A JPH08170227 A JP H08170227A JP 7193830 A JP7193830 A JP 7193830A JP 19383095 A JP19383095 A JP 19383095A JP H08170227 A JPH08170227 A JP H08170227A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻返し動作時におけるワインディング弛みや
巻き崩れのようなエラー源を排除することにある。 【解決手段】 スピニング・ケークが所定のサイズに達
した後、巻返し体へのスピニング・ケークの巻返しを開
始する前に、スピニング・ケークの中央へ向かう糸ガイ
ド管の最終ストロークを、同一方向での糸ガイド管の直
前のストロークよりも短くし、該最終ストロークの反転
点に到達した後にドラフト装置からのスライバ供給を停
止し、巻返し体をスピニング・ポット内へ導入して糸を
該巻返し体に引渡し、該巻返し体を巻返し位置へ上昇さ
せ、その際、巻返し体頂端からスピニング・ケークに達
する糸ガイド管最終ストロークの糸区分を巻返し体に巻
付け、かつ該糸区分の上に後続の糸層によって被せ巻き
を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紡糸すべきスライ
バにドラフト装置でドラフトをかけ、該スライバを空圧
式の紡糸補助器を通して導き、回転するスピニング・ポ
ット内でトラバース運動を行なう糸ガイド管によって前
記スピニング・ポットの内壁に沿ってスピニング・ケー
クとして成層し、その際に該スライバに、糸形成のため
に必要な撚りをかけるようになっている形式のポット・
スピニング装置のスピニング・ポットから糸支持体とし
ての空管のような巻返し体へスピニング・ケークを巻返
す方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポット・スピニング装置では、糸として
撚り合される繊維スライバは広い区間にわたって糸ガイ
ド管(一般にガイド・チューブと呼ばれる)を通って移
動する。該糸ガイド管は、スピニング・ポット内のいか
なる規定紡糸位置にあってもドラフト装置からスライバ
を供給できるような長さを有していなければならない。
紡糸を容易にするために、繊維スライバを紡糸時に空圧
によって糸ガイド管内へ給送する空圧式の紡糸補助器が
設けられている。このような装置はドイツ連邦共和国特
許出願公開第4206030号明細書に基づいて公知で
ある。
【0003】紡糸動作が終了した場合には、スピニング
・ポット内のスピニング・ケークが規定のサイズに達し
かつ巻返し体に巻返されねばならないので、ドラフト装
置からの繊維スライバの供給は停止されねばならない。
このために空圧式の紡糸補助器を備えたポット・スピニ
ング装置においては、フィードローラを除きドラフト装
置の全ドラフトローラは停止される。その際に繊維スラ
イバは、ドラフトローラとフィードローラとの間で引き
裂かれ、かつ引き裂かれたスライバ端部は糸ガイド管内
へ送り込まれる。繊維スライバの引き裂かれ時には原則
として、スピニング・ケークを巻返そうとしている空管
(紙管、木管又はプラスチック管)に糸がすでに引渡さ
れた状態にある。糸ガイド管を通して糸を空管に引渡し
た場合には糸は糸ガイド管の下端ではすでに切れてい
る。この糸切れが生じなければ、紡糸動作を妨害する糸
残部が糸ガイド管内に残留することになり、該糸残部
は、ドラフト装置の出口における繊維スライバサクショ
ン部によって吸出することはできない。
【0004】またスピニング・ケークの糸端部が別の妨
害ファクタになることもある。慣用の方式では巻返し体
への糸引渡しは、糸ガイド管がスピニング・ポットから
引出されて巻返し体が完全に該スピニング・ポット内へ
導入された場合に行なわれる。糸引渡し時にはスピニン
グ・ケークの糸端部が巻返し体に固定されていないの
で、巻返し体における巻成層体の最初の数ワインディン
グが弛む虞れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、巻返
し動作時における前記エラー源を排除することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の構成手段は、スピニング・ケークが所定のサ
イズに達した後、巻返し体へのスピニング・ケークの巻
返しを開始する前に、該スピニング・ケークの中央へ向
かう糸ガイド管の最終ストロークを、同一方向での糸ガ
イド管の直前のストロークよりも短くし、該最終ストロ
ークの反転点に到達した後にドラフト装置からのスライ
バ供給を停止し、巻返し体をスピニング・ポット内へ導
入して糸を該巻返し体に引渡し、該巻返し体を巻返し位
置へ上昇させ、その際、巻返し体頂端からスピニング・
ケークに達する糸ガイド管最終ストロークの糸区分を巻
返し体に巻き付け、かつ該糸区分に後続の糸層を被せ巻
きを施す点にある。本発明の有利な構成は、請求項2以
降に記載した手段によって得られる。
【0007】
【作用】巻返し体、殊に有利にはスピニング・ケークを
巻返すためにスピニング・ポット内へ導入される空管、
への糸引渡しが、空管の最終的な巻返し位置で初めて行
なわれるのではなくて、スピニング・ケークの内部です
でに行なわれることによって、空管頂端からスピニング
・ケークにおける糸巻取り点にまで延びる糸区分が先
ず、上昇運動する空管に巻付けられ、かつ、最終的な全
ストロークの後続糸ワインディングによって被せ巻かれ
る。これによってスピニング・ケークの糸端部は空管に
固定された状態になる。従って、空管に巻かれた糸巻成
体に巻成層体の糸端部から巻き解けを起こすような不都
合な事態は効果的に防止される。
【0008】空管がその最終的な巻返し位置へ上昇して
いる間にすでに、糸ガイド管はスピニング・ポットから
引き戻すことができる。しかし又、糸ガイド管の引戻し
時点は、巻返し体の交換時点まで、ずらすこともでき
る。糸ガイド管の糸残部からの解放を確実に行なうため
に、空圧式の紡糸補助器によって糸ガイド管を介して圧
力空気衝撃波が少なくとも1回供給される。該圧力空気
衝撃波は、ドラフト装置寄りの糸ガイド管端部から該糸
ガイド管内へ導入され、該糸ガイド管を通流して糸ガイ
ド管の下端(先端)にまで達する。この場合糸ガイド管
の前記下端は、スピニング・ポット内に位置している空
管の管内部に達することもでき、或いは管開口に整合さ
れている。糸ガイド管内に、場合によって残留している
糸残部は、圧力空気衝撃波によって吹出されて空管の内
部へ送り込まれる。糸ガイド管からの糸残部の完全排除
を保証するために、圧力空気衝撃波の回数及び強度を糸
パラメータに適合させることが可能である。嵩高糸又は
起毛糸の場合には、滑らかな細い糸の場合よりも高い強
度の衝撃波に圧力空気を設定するのが有利である。又こ
のような嵩高糸の場合には、圧力空気衝撃波を反復する
のが有利である。これによって糸ガイド管から、各糸残
部は綺麗に排除され、かつ糸ガイド管に確実に次の紡糸
準備態勢をとらせることが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に図面に基づいて本発明を実施
するための最良の形態を詳説する。
【0010】図1には符号1でポット・スピニング装置
が図示されている。但し図面では、本発明を理解する上
で重要な構成要素だけが図示されかつ説明されているに
すぎない。ポット・スピニング装置1は精紡機における
複数の紡績部のうちの1つである。
【0011】ポット・スピニング装置1は糸を精紡する
ためにドラフト装置3を有しているが、ここでは該ドラ
フト装置のうち2対のドラフトローラ対4a及び4b並
びにフィードローラ対5が図示されている。ドラフト装
置3では粗糸又はローブ6が細スライバ7にドラフトさ
れる。空圧式の紡糸補助器としての定置のインジェクタ
8と糸センサ9とを介して、糸2に加撚される細スライ
バ7は糸ガイド管10を通走し、該糸ガイド管はスピニ
ング・ポット11に達しており、該スピニング・ポット
の内壁11iに沿って糸2はスピニング・ケーク12に
形成される。スピニング・ポット11は、機械架台14
上に配置されたモータ13によって駆動される。スピニ
ング・ポット11の中空の駆動軸15を通って糸ガイド
管10は同心的にガイドされている。
【0012】機械架台14には又、例えば空圧式のサー
ボシリンダ16が配置されており、該サーボシリンダは
そのピストン17によって、前記糸ガイド管10並びに
その他の糸ガイドをトラバース運動させるために糸ガイ
ド台18を昇降運動させる。前記ポット・スピニング装
置1の構造は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第420
6030号明細書に記載のポット・スピニング装置と比
較することができる。
【0013】スピニング・ポット11の下位には昇降装
置19が配置されている。スピニング・ポット11の底
部11bに対して垂直に方位づけられた油圧式又は空圧
式のサーボシリンダ21のピストン20はプラットフォ
ーム22を支持している。該プラットフォーム上には、
挿嵌心棒24を有する円板状の支持体23が載着されて
おり、前記挿嵌心棒24には巻返し体としての空管25
が挿し嵌められている。空管25の中心軸線は糸ガイド
管10の中心軸線26と合致している。サーボシリンダ
21は昇降のために制御導線21aを介して制御装置2
7によって制御することができる。
【0014】図示の形のスピニング・ケークを巻返すた
めの空管の位置決め機構の構成は1例であり、この構成
に代えて、定置に配置されたスピニング・ポット内へ糸
巻返しのために空管を導入するのに適した別の任意の構
成を採用することも可能である。
【0015】ポット・スピニング装置1の制御は制御装
置27によって行なわれる。該制御装置27は相応の信
号導線を介してポット・スピニング装置の個々の作動ユ
ニット、センサ及びモータと接続されている。
【0016】図1ではスピニング・ケーク12の形成が
終了した時点の状況が図示されている。糸ガイド管10
の最終ストロークhは、スピニング・ケーク12の全高
にわたっている最後から2番目のストロークよりも短
い。これによって糸は、スピニング・ケークの外部で空
管25に引渡されることはない。従って、糸ガイド管の
最終ストローク中にスピニング・ケークに供給された糸
は、究極的な糸巻返し位置への空管の上昇行程中にすで
に空管上に巻戻され、かつ、それに続くスピニング・ケ
ーク糸層によって被せ巻かれる。従ってスピニング・ケ
ークの糸端部2eは位置固定されており、かつ不慮の巻
戻しを防止されている。本発明にとっては、糸ガイド管
10の最終ストローク、つまり比較的短いストローク
が、スピニング・ケーク12の下縁12uを起点とする
か、それとも上縁12oを起点とするかは重要なことで
はない。糸ガイド管10がスピニング・ケーク12の上
縁12oから下方へ向かって運動する場合には、巻返し
体つまり空管25の上昇運動は、最終ストロークの糸層
が巻戻される場合よりも速くなければならない。これに
よって該糸層は空管に巻上げられる。
【0017】糸ガイド管10がスピニング・ケーク12
の下縁12uから上方へ向かって運動する場合には、空
管25へ糸を引渡した後に最終ストロークの糸層は、該
空管の運動方向とは逆方向に空管に巻付けられる。
【0018】両者の場合いずれも、最終ストロークの糸
層は全ストロークの、最終ストロークの直ぐ前のストロ
ークの後続糸層によって巻き被せられる。
【0019】図2では、スピニング・ケーク12の糸端
部2eが空管25に引渡される時点が図示されている。
【0020】スピニング・ケーク12がその所要サイズ
に達すると、本実施例では糸ガイド管10は最終ストロ
ークhを完了し、該最終ストロークはその直前の同一方
向ストロークよりも小さい。このために制御装置27は
制御導線16aを介してサーボシリンダ16に対して命
令、つまり糸ガイド管10がストロークh分だけスピニ
ング・ポット11内へ侵入するようにピストン17によ
って糸ガイド台18を降下させよ、という命令を与え
る。これと同時に制御導線3aを介してドラフトローラ
対4a,4bの駆動が停止される一方、フィードローラ
対5は回転を続行する。これによって細スライバ7はド
ラフトローラ対4bとフィードローラ対5との間で裂断
する。前記フィードローラ対5は、糸センサ9が信号導
線9aを介して糸2の存在を制御装置27にもはや通報
しなくなるまで運転される。
【0021】糸ガイド管10がスピニング・ポット11
内へストロークh分だけ侵入したら、或いは侵入中にす
でに昇降装置19によって空管25は矢印28の方向に
上昇される。空管25へのスピニング・ケーク12の糸
端部2eの引渡しは、空管25の頂端25sを糸ガイド
管10の下端10eの上に被せるようにして行なわれ
る。この被せ嵌めの時点に糸端部2eは空管25に引渡
される。この引渡しは例えば、図示は省かれているが、
空管25がその頂端25sに周知のように捕捉スリット
を有することによって容易になる。
【0022】空管25の頂端25sが糸ガイド管10の
下端10eに到達すると、糸ガイド管10は、図3に示
した終端位置に達するまで矢印29の方向に引戻され
る。この糸ガイド管10の引戻しは、空管25の挿入後
の時点に行なわれてもよい。
【0023】図3では、空管25へのスピニング・ケー
ク12の巻返し動作が始まる時点が図示されている。今
や糸ガイド管10は、糸出口としての下端10eが空管
25の頂端25sよりも上位に位置するように引戻され
ている。空管25が巻返しのために位置固定されている
間、スピニング・ポット11は駆動モータ13を介して
駆動され、制御装置27によって制御導線13aを介し
て制御されて定速度で回転を続行する。図3から明らか
なように、糸引渡し時に捕捉された空管上の糸端部2e
は、糸ガイド管10の最終ストロークh時にスピニング
・ケーク上に巻付けられた糸層によって被せ巻かれる。
これによって糸端部2eは、弛んだり絡み付いたりする
不都合が防止される。
【0024】スピニング・ポットの回転速度が高速度で
ある場合、空管への糸引渡しは遅くとも、ドラフトロー
ラ対が停止した時点には行なわれねばならない。特に捕
捉スリットを有する空管に糸を引渡す従来技術では、糸
は糸ガイド管内に残留し、かつ、糸を引取る空管は糸ガ
イド管の開口で糸を引ちぎっている。
【0025】本発明の実施例では空管25への糸の引渡
しは、糸が糸ガイド管10から完全に引出される前に行
なわれねばならないので、糸ガイド管10内に糸残部2
rが残留する公算が大である。
【0026】遅くとも、糸ガイド管と空管が巻返し位置
に位置する時点には、糸ガイド管10と空圧式の紡糸補
助器としてのインジェクタ8とは相互接触しているの
で、場合によって残留している糸残部2rを空管25の
内部へ吹込むために、糸ガイド管10を通して圧力空気
を吹通すことが可能である。制御装置27によって制御
導線8aを介して前記インジェクタ8は制御される。そ
の制御時に圧力空気供給導管8bを介して少なくとも1
つの圧力衝撃波が、矢印32で示したように糸ガイド管
10内へ吹込まれる。空管25への糸引渡し時に糸ガイ
ド管10内に実際に糸残部2rが残留していた場合に
は、図4から判るように、該糸残部は空管25の内部へ
吹込まれる。これによって糸ガイド管10は新たな紡糸
動作のために解放されており、かつ、場合によって残留
していた糸残部2rは空管内部へ完全に挿入されている
ので、該糸残部が、ボビンの移送時にボビン搬送の邪魔
になったり次の巻戻しの障害になったりすることはな
い。
【0027】図4では巻返し動作の終了時点が図示され
ている。スピニング・ケーク12は空管25上に完全に
糸巻成体31として巻返された状態にある。従ってスピ
ニング・ポット11は空である。図4では今や満管状態
にある管25の内部に糸残部2rを確認することができ
る。すでに述べたように該糸残部とは、スピニング・ケ
ーク12からの糸端部2eを空管25によって捕捉した
後に糸ガイド管10内に残留していた糸部分である。
【0028】図5には、昇降装置19によってスピニン
グ・ポット11の内部から降下された巻成済みのボビン
33が図示されている。今や該ボビン33は、次の加工
のために移送できる位置に在る。これに対してスピニン
グ・ポット11は次の紡糸動作のために準備された状態
にある。糸ガイド管10は糸残部から解放されている。
制御装置27を介してドラフト装置3が再び作動され、
粗糸又はローブ6が空圧式の紡糸補助器としてのインジ
ェクタ8内へ送り込まれ、空圧によって糸ガイド管10
内へ導入される。紡糸動作は、例えばドイツ連邦共和国
特許出願公開第4206030号明細書に基づいて公知
のように経過する。
【図面の簡単な説明】
【図1】最終ストローク後の終端位置における糸ガイド
管の概略図である。
【図2】巻返し体としての空管への糸引渡しを示す概略
図である。
【図3】スピニング・ケークの糸端部を空管に巻き付け
ている巻返し位置と糸ガイド管から空管内部へ向けて糸
残部を圧力空気衝撃波によって吹き出す状態とを示す概
略図である。
【図4】内部に糸端部を収容した巻返し済みの満管ボビ
ンを示す概略図である。
【図5】スピニング・ポットから取り出された糸巻成体
を有する満管ボビンの概略図である。
【符号の説明】
1 ポット・スピニング装置、 2 糸、 2e
スピニング・ケークの糸端部、 2r 糸残部、
3 ドラフト装置、 3a 制御導線、4a,4b
ドラフトローラ対、 5 フィードローラ対、
6 粗糸又はローブ、 7 細スライバ、 8
紡糸補助器としてのインジェクタ、8a 制御導線、
8b 圧力空気供給導管、 9 糸センサ、 9
a信号導線、 10 糸ガイド管、 10e 下
端、 11 スピニング・ポット、 11b 底
部、 11i 内壁、 12 スピニング・ケー
ク、 12o 上縁、 12u 下縁、 13
モータ、 13a 制御導線、 14 機械架台、
15 駆動軸、 16 空圧式のサーボシリン
ダ、 16a 制御導線、 17 ピストン、 1
8 糸ガイド台、19 昇降装置、 20 ピス
トン、 21 油圧式又は空圧式のサーボシリンダ、
21a 制御導線、 22 プラットフォーム、
23円板状の支持体、 24 挿嵌心棒、 25
空管、 25s 頂端、26 中心軸線、 27
制御装置、 28 空管の上昇方向を示す矢印、
29 糸ガイド管の引戻し方向を示す矢印、 31
糸巻成体、 32圧力空気衝撃波を示す矢印、 3
3 ボビン、 h 糸ガイド管の最終ストローク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター フォイデル ドイツ連邦共和国 ヒェームニッツ クラ インホーフヴェーク 6

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紡糸すべきスライバにドラフト装置でド
    ラフトをかけ、該スライバを空圧式の紡糸補助器を通し
    て導き、回転するスピニング・ポット内でトラバース運
    動を行なう糸ガイド管によって前記スピニング・ポット
    の内壁に沿ってスピニング・ケークとして成層し、その
    際に該スライバに、糸形成のために必要な撚りをかける
    ようになっている形式のポット・スピニング装置のスピ
    ニング・ポットから糸支持体としての空管のような巻返
    し体へスピニング・ケークを巻返す方法において、スピ
    ニング・ケークが所定のサイズに達した後、巻返し体へ
    のスピニング・ケークの巻返しを開始する前に、該スピ
    ニング・ケークの中央へ向かう糸ガイド管の最終ストロ
    ークを、同一方向での糸ガイド管の直前のストロークよ
    りも短くし、該最終ストロークの反転点に到達した後に
    ドラフト装置からのスライバ供給を停止し、巻返し体を
    スピニング・ポット内へ導入して糸を該巻返し体に引渡
    し、該巻返し体を巻返し位置へ上昇させ、その際、巻返
    し体頂端からスピニング・ケークに達する糸ガイド管最
    終ストロークの糸区分を巻返し体に巻付け、かつ該糸区
    分の上に後続の糸層によって被せ巻きを施すことを特徴
    とする、ポット・スピニング装置におけるスピニング・
    ケークの巻返し法。
  2. 【請求項2】 巻返し前の糸ガイド管の最終ストローク
    を下位反転点から上位反転点へ向かって行なう、請求項
    1記載の巻返し法。
  3. 【請求項3】 糸ガイド管が空圧式の紡糸補助器と作用
    接続している場合、圧力空気衝撃波を少なくとも1回、
    前記糸ガイド管を通して給送し、前記紡糸補助器のイン
    ジェクタ内又は糸ガイド管内に位置している残余糸を巻
    返し体の内部へ吹込み、かつ巻返し動作後に巻返し体を
    巻成糸体と一緒にスピニング・ポットから取り除き、か
    つ紡糸動作を開始させる、請求項1又は2記載の巻返し
    法。
  4. 【請求項4】 糸ガイド管が最終ストロークの反転点に
    達した際に、巻返しのためにスピニング・ポット内へ導
    入された巻返し体の内部へ糸ガイド管を糸引渡しのため
    に侵入させる、請求項1から3までのいずれか1項記載
    の巻返し法。
  5. 【請求項5】 圧力空気衝撃波の回数と強度が糸パラメ
    ータに適合されている、請求項1から4までのいずれか
    1項記載の巻返し法。
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JP2019143252A (ja) * 2018-02-16 2019-08-29 株式会社豊田自動織機 ポット精紡機における糸切れ時の巻き返し方法
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