JPH08167883A - パイロット信号高速検出部を有する装置分離配置型tdma式送受信装置 - Google Patents

パイロット信号高速検出部を有する装置分離配置型tdma式送受信装置

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JPH08167883A
JPH08167883A JP6308790A JP30879094A JPH08167883A JP H08167883 A JPH08167883 A JP H08167883A JP 6308790 A JP6308790 A JP 6308790A JP 30879094 A JP30879094 A JP 30879094A JP H08167883 A JPH08167883 A JP H08167883A
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signal
transmission
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Fumihiko Kobayashi
文彦 小林
Satoshi Maruyama
聡 丸山
Ryutaro Omoto
隆太郎 大本
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Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、屋内装置と屋外装置とのように相
互に離れた位置に配置された2つの装置からなる装置分
離配置型TDMA式送受信装置に関し、パイロット信号
を高速に検出できるようにすることにより、パイロット
キャリア送出から制御開始までの時間の短縮化をはかれ
るようにすることを目的とする。 【構成】 送受信用第1装置100に、主信号バースト
生成部101とパイロット信号生成部102と合成部3
と受信信号復調部104とをそなえるとともに、送受信
用第2装置200に、分離部15と送信高周波部25と
受信高周波部28とパイロット信号検出部202と遠隔
制御部203とをそなえた装置分離配置型TDMA式送
受信装置において、パイロット信号検出部202を、分
離部15で分離されたパイロット信号を高速に検出する
パイロット信号高速検出部として構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図6〜図8) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例 ・第1実施例の説明(図2) ・第2実施例の説明(図3〜図5) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、屋内装置と屋外装置と
のように相互に離れた位置に配置された2つの装置から
なる装置分離配置型TDMA式送受信装置に関する。近
年の移動体通信システムや、衛星通信システムにおいて
は、無線装置を屋外に設置し運用する方式のものが増え
ている。
【0003】更にこれらのシステムの通信方式はTDM
A(時分割多元接続)方式であることが多く、この場
合、屋外にある無線装置の遠隔制御は、伝送されるバー
スト信号単位で行なうという要求がある。ここで、無線
装置の遠隔制御とは、送信増幅器のオン/オフ(ON/
OFF)制御やRF(ラジオ周波数)帯及びIF(中間
周波数)帯での折返しによる自己診断のための制御であ
る。
【0004】また、屋外の無線装置と屋内の装置との接
続は、設置を簡易にするため、主信号を伝送するための
同軸ケーブル又は光ケーブルを送受共用で1本又は送受
各1本で行なわれる。即ち、制御用のケーブル接続は持
たない。このため、制御用の補助信号(パイロット信
号)を送信用ケーブルを通して無線装置へ伝送している
が、バースト毎の無線装置の制御のためには、バースト
間のガードタイム内に屋内装置からの命令を受信し、無
線装置の構成回路を動作させなければならない。
【0005】したがって、補助信号の伝送方式として
は、FM変調のような比較的低速な方式は使えず、複数
のキャリアをオン/オフすること(即ちマルチキャリア
パイロットバースト)で行なわれる。かかるキャリア
は、中間周波数帯(IF帯)より十分に低い周波数に選
ばれる。ところで、無線装置の制御動作を確実にするた
めには、高速にパイロットバーストの検出を行ない、対
象の主信号バーストが無線装置へ入力される前に、無線
装置の状態を命令に従った状態にする必要がある。
【0006】ここで、パイロットバースト入力から無線
装置が状態を確立するまでの時間で高い割合を占めるの
は、パイロット信号の検出時間であり、従って、このパ
イロット信号をいかに高速に検出するかが重要な課題と
なっている。
【0007】
【従来の技術】図6は従来例を示すブロック図である
が、この図6に示すように、この送受信装置は、送受信
用第1装置としての屋内装置100と、送受信用第2装
置としての屋外装置(無線装置)200とに分離された
形で設けられているが、屋外装置200は、屋内装置1
00に対し伝送ライン13,31を介して接続されると
ともに、屋内装置100に対し間隔をあけて配設されて
いる。なお、屋外装置200においては、屋内装置10
0からのパイロット信号により、その送信増幅器のオン
/オフやRF帯及びIF帯での折返しによる自己診断が
遠隔制御されるようになっている。
【0008】屋内装置100は、送信系と受信系とをそ
なえており、屋内装置100における送信系には、主信
号バースト生成部101,パイロット信号生成部10
2,合成部3が設けられており、屋内装置100におけ
る受信系には、受信信号復調部104が設けられてい
る。また、屋外装置200も、送信系と受信系とをそな
えており、屋外装置200の送信系には、分離部15,
バンドパスフィルタ35,自己診断用折り返し切替器2
4,送信高周波部25が設けられており、屋外装置20
0における受信系には、受信高周波部28,自己診断用
折り返し切替器29が設けられている。また、屋外装置
200には、パイロット信号検出部201,遠隔制御部
としての論理制御部23が設けられている。さらに、屋
外装置200には、ハイブリッド26及び送受信用アン
テナ27が設けられている。
【0009】ここで、屋内装置100における主信号バ
ースト生成部101は、TDMA制御部1及び変調部2
(この変調器2は複数の場合もある)をそなえており、
これらのTDMA制御部1及び変調部2によって、TD
MA方式による変調された主信号バーストを生成するこ
とができるようになっている。パイロット信号生成部1
02は、屋外装置200を遠隔制御するためのパイロッ
トバースト信号(補助信号)を生成するもので、このた
めに、例えば発振周波数がf0 ,f1 ,f2 のキャリア
を出力する発振器4−1〜4−3と、発振器4−1〜4
−3からの各キャリア出力をオンオフする高周波スイッ
チ7−1〜7−3と、高周波スイッチ7−1〜7−3を
経た信号を合成する合成器10と、高周波スイッチ7−
1〜7−3のオンオフを制御して屋外装置200の遠隔
制御する部材に応じたパターンの信号を生成するために
パイロットバースト制御部11とをそなえて構成されて
いる。
【0010】合成部3は、主信号バーストとパイロット
バースト信号とを合成するものである。受信信号復調部
104は、復調部33(この復調器33は複数の場合も
ある)及びTDMA制御部34をそなえており、これら
の復調部33及びTDMA制御部34によって、受信し
た信号についてTDMA方式に合致した変調処理を施す
ようになっている。
【0011】さらに、屋外装置200における分離部1
5は、屋内装置100から送られてきた信号から主信号
バーストとパイロットバースト信号とを分離するもので
ある。バンドパスフィルタ35は主信号のみをろ波する
もので、自己診断用折り返し切替器24は、自己診断時
においては、自己診断用折り返し切替器29と協働し
て、主信号を送信側から受信側へ折り返すものである。
なお、通常時、自己診断用折り返し切替器24は、主信
号を送信高周波部25側へ送るように切り替わってい
る。
【0012】送信高周波部25は、分離部15で分離さ
れバンドパスフィルタ35を通過してきた主信号バース
トをアップコンバータ25−1で周波数変換し更に増幅
器(ハイパワーアンプ)25−2で増幅するものであ
る。なお、送信高周波部25は、その他、前段増幅器2
5−3やバンドパスフィルタ25−4をそなえている。
また、受信高周波部28は、受信信号について周波数変
換するもので、このためにバンドパスフィルタ28−
1,増幅器(ローノイズアンプ)28−2,28−3,
ダウンコンバータ28−4をそなえている。
【0013】自己診断用折り返し切替器29は、自己診
断時においては、自己診断用折り返し切替器24と協働
して、主信号を送信側から受信側へ折り返すものであ
る。なお、通常時、自己診断用折り返し切替器29は、
受信信号を通すように切り替わっている。パイロット信
号検出部201は、分離部15で分離されたパイロット
バースト信号(無線装置200を遠隔制御する場合のマ
ルチキャリアバーストによる補助信号)を検出するもの
であるが、このために分配器16と、分配器16で分配
されてきたパイロットバースト信号(電圧信号)をろ波
する中心周波数がf0 ,f 1 ,f2 のバンドパスフィル
タ17−1〜17−3と、バンドパスフィルタ17−1
〜17−3の出力から各パイロット信号を電力検波する
電力検波器20−1〜20−3とをそなえている。
【0014】論理制御部23は、パイロット信号検出部
201でに検出された各パイロット信号情報(合計3ビ
ットの情報)に基づいて屋外装置200内の制御(例え
ば増幅器25−2のオンオフ制御や自己診断用折り返し
切替器24,29の切り替え制御)を行なうものであ
る。なお、図6において、12,30は電気/光変換
器、14,32は光/電気変換器であり、これらの部材
は、伝送ライン13,31として同軸ケーブルの代わり
に光ケーブル(光ファイバ)を使用した場合に、設けら
れる。
【0015】このような構成により、次のような動作が
行なわれる。まず、主信号経路について説明する。屋内
装置100内のTDMA制御部1,変調部2により生成
された主信号バーストは、合成器3でパイロットバース
ト信号と合成され、屋外装置200へと伝送される。そ
して、屋外装置200に入力されたIF帯の主信号は、
分配器15,バンドパスフィルタ35,折り返し切替器
24を介して、送信高周波部25へ送られ、送信増幅器
25−2で電力増幅されて、ハイブリッド26を経てア
ンテナ27より送信される。
【0016】一方、受信側では、アンテナ27より受信
された主信号が、ハイブリッド26を経て受信高周波部
28によりIF帯に変換され、自己診断用折り返し切替
器29を介して、屋内装置100へと送られ、復調部3
3で復調され、ベースバンド信号がTDMA制御部34
で処理される。次に、マルチキャリアパイロットバース
トの動作を説明する。
【0017】まず、発振器4−1〜4−3から、周波数
がf0 ,f 1,f2 のキャリアが出力され、高周波スイ
ッチ7−1〜7−3を介し、合成器10で周波数が
0 ,f 1,f2 のキャリアが合成され、更に合成器3
で主信号と合成され、屋外の無線装置200へと伝送さ
れる。なお、このとき、パイロットバースト制御部11
では、制御命令に応じて、高周波スイッチ7−1〜7−
3をガードタイム内にオンしている。
【0018】そして、屋内装置200に伝送された主信
号とパイロットキャリアは、分配器15にて分岐され
る。このとき、一方の主信号経路には、バンドパスフィ
ルタ35が挿入されているので、主信号のみが送信高周
波部25へと伝送される。他方は分配器16により電力
分配され、バンドパスフィルタ17−1〜17−3によ
り周波数f0 ,f 1,f2 の各パイロットキャリア成分
が抽出され、電力検波器20−1〜20−3により検波
される。
【0019】そして、電力検波器20−1〜20−3の
出力は論理回路23に入力され、この論理回路23で
は、周波数f0 〜f2 の組合せにより、無線装置200
の制御命令を判断し、送信増幅器26のオンオフ制御や
折り返し切替器24,29の切り替え制御を行なう。こ
こで、パイロットバーストの周波配置は、図8に示すよ
うに、IF周波数帯に対して、十分に低い周波数に選ば
れている。
【0020】また、パイロットキャリア送出/検出動作
の時間関係を示すと、図7のようになる。すなわち、こ
の図7に示すように、まず、パイロットバースト制御部
11の制御により、高周波スイッチ7−1〜7−3がオ
ンとなることによって、各主信号バーストの間の時間
(ガードタイム)内にパイロットキャリアが送出され
る。その後、パイロットキャリアは、屋外装置内のバン
ドパスフィルタ17−1〜17−3を通過するが、この
とき、バンドパスフィルタ固有の遅延を生ずる。そし
て、電力検波器20−1〜20−3がパイロットキャリ
ア電力を検波し、周波数f0 〜f2 の有無を論理制御部
23が判断して、送信増幅器25−2や折り返し切替器
24,29を制御する。ここまでの動作がガードタイム
内に行なわなければならない。そして、このとき、論理
制御部23は1つの主信号バーストの時間の間、この制
御を続ける。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、図6に示すように、パイロットキャリアを抽出する
ために、バンドパスフィルタ17−1〜17−3を用い
ており、更にキャリア周波数は中間周波信号の周波数よ
り低周波であるため(図8参照)、その遅延時間が大き
い。このため、パイロットキャリア送出から制御開始ま
での時間が多大になり、その結果、論理制御部23の動
作を高速に行なわなければならなかったり、最悪の場
合、ガードタイム内に無線装置の制御が開始できなかっ
たりするという課題がある。
【0022】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、パイロット信号を高速に検出できるようにす
ることにより、パイロットキャリア送出から制御開始ま
での時間の短縮化をはかった、パイロット信号高速検出
部を有する装置分離配置型TDMA式送受信装置を提供
することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、100は送受信用第1装
置であり、200は送受信用第2装置である。そして、
この送受信用第2装置200は、送受信用第1装置10
0に対し伝送ライン13,31を介して接続されるとと
もに、送受信用第1装置100に対し間隔をあけて配設
され、且つ、送受信用第1装置100からのパイロット
信号により遠隔制御されるものである。
【0024】ところで、送受信用第1装置100には、
TDMA制御部1及び変調部2によってTDMA方式に
よる変調された主信号バーストを生成する主信号バース
ト生成部101と、送受信用第2装置200を遠隔制御
するためのパイロット信号を生成するパイロット信号生
成部102と、主信号バーストとパイロット信号とを合
成する合成部3とが設けられるとともに、復調部33及
びTDMA制御部34によって受信した信号についてT
DMA方式に合致した変調処理を施す受信信号復調部1
04が設けられている。
【0025】また、送受信用第2装置200には、送受
信用第1装置100から送られてきた信号から主信号バ
ーストとパイロット信号とを分離する分離部15と、こ
の分離部15で分離された主信号バーストを周波数変換
し更に増幅器で増幅する送信高周波部25と、受信信号
について周波数変換する受信高周波部28と、分離部1
5で分離されたパイロット信号を高速に検出するパイロ
ット信号高速検出部202と、パイロット信号高速検出
部202で高速に検出された該パイロット信号情報に基
づいて送受信用第2装置200内の制御を行なう遠隔制
御部203とが設けられている(以上が請求項1の構成
要件)。
【0026】このとき、パイロット信号高速検出部20
2は、分離部15で分離されたパイロット信号の周波数
をてい倍する周波数てい倍器をそなえて構成されてもよ
い(請求項2)。また、パイロット信号高速検出部20
2が、分離部15で分離されたパイロット信号の周波数
を弁別する周波数弁別器をそなえるとともに、遠隔制御
部203が、周波数弁別器で弁別されたパイロット信号
の周波数情報に基づいて送受信用第2装置200内の制
御を行なうように構成されてもよい(請求項3)。
【0027】
【作用】上述の本発明のパイロット信号高速検出部を有
する装置分離配置型TDMA式送受信装置では、図1に
示すように、送受信用第1装置100において、主信号
バースト生成部101で、TDMA制御部1及び変調部
2によってTDMA方式による変調された主信号バース
トを生成するとともに、パイロット信号生成部102
で、パイロット信号を生成する。そして、合成部3で、
主信号バーストとパイロット信号とを合成して、これを
送受信用第2装置200へ送る。
【0028】また、送受信用第2装置200において
は、分離部15にて、送受信用第1装置100から送ら
れてきた信号から主信号バーストとパイロット信号とを
分離するが、分離部15で分離された主信号バーストは
送信高周波部25で周波数変換され更に増幅器で増幅さ
れる。一方、送受信用第2装置200にて受信された信
号は、受信高周波部28で、周波数変換され、更に送受
信用第1装置100の受信信号復調部104における復
調部33及びTDMA制御部34によって、受信した信
号についてTDMA方式に合致した変調処理が施され
る。
【0029】ところで、分離部15で分離されたパイロ
ット信号はパイロット信号高速検出部202で高速に検
出され、更にこのパイロット信号高速検出部202で高
速に検出されたパイロット信号情報に基づいて、遠隔制
御部203が送受信用第2装置200内の制御を行なう
(請求項1)。
【0030】また、パイロット信号高速検出部202に
てパイロット信号を高速に検出するに際しては、周波数
てい倍器にて、分離部15で分離されたパイロット信号
の周波数をてい倍してもよい(請求項2)。さらに、パ
イロット信号高速検出部202にてパイロット信号を高
速検出するに際し、分離部15で分離されたパイロット
信号の周波数を周波数弁別器で弁別し、更に遠隔制御部
203では、周波数弁別器で弁別されたパイロット信号
の周波数情報に基づいて送受信用第2装置200内の制
御を行なうようにしてもよい(請求項3)。
【0031】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0032】(a)第1実施例の説明 図2は本発明の第1実施例を示すブロック図であるが、
この図2においても、本実施例にかかる送受信装置は、
送受信用第1装置としての屋内装置100と、送受信用
第2装置としての屋外装置(無線装置)200とに分離
された形で設けられている。そして、屋外装置200
は、屋内装置100に対し伝送ライン13,31を介し
て接続されるとともに屋内装置100に対し間隔をあけ
て配設されている。なお、屋外装置200においては、
屋内装置100からのパイロット信号により、その送信
増幅器のオン/オフやRF帯及びIF帯での折返しによ
る自己診断が遠隔制御されるようになっている。
【0033】また、本実施例においても、屋内装置10
0は、送信系と受信系とをそなえており、屋内装置10
0における送信系には、主信号バースト生成部101,
パイロット信号生成部102,合成部3が設けられてお
り、屋内装置100における受信系には、受信信号復調
部104が設けられている。また、屋外装置200も、
送信系と受信系とをそなえており、屋外装置200の送
信系には、分離部15,バンドパスフィルタ35,自己
診断用折り返し切替器24,送信高周波部25が設けら
れており、屋外装置200における受信系には、受信高
周波部28,自己診断用折り返し切替器29が設けられ
ている。また、屋外装置200には、パイロット信号高
速検出部202,遠隔制御部としての論理制御部23が
設けられている。さらに、屋外装置200には、ハイブ
リッド26及び送受信用アンテナ27が設けられてい
る。
【0034】ここで、屋内装置100における主信号バ
ースト生成部101は、TDMA制御部1及び変調部2
(この変調器2は複数の場合もある)をそなえており、
これらのTDMA制御部1及び変調部2によって、TD
MA方式による変調された主信号バーストを生成するこ
とができるようになっている。また、パイロット信号生
成部102は、屋外装置200を遠隔制御するためのパ
イロットバースト信号(補助信号)を生成するもので、
このために、例えば発振周波数がf0 ,f1 ,f2 のキ
ャリアを出力する発振器4−1〜4−3と、発振器4−
1〜4−3からの各キャリア出力をオンオフする高周波
スイッチ7−1〜7−3と、高周波スイッチ7−1〜7
−3を経た信号を合成する合成器10と、高周波スイッ
チ7−1〜7−3のオンオフを制御して屋外装置200
の遠隔制御する部材に応じたパターンの信号を生成する
ためにパイロットバースト制御部11とをそなえて構成
されている。
【0035】合成部3は、主信号バーストとパイロット
バースト信号とを合成するものである。受信信号復調部
104は、復調部33(この復調器33は複数の場合も
ある)及びTDMA制御部34をそなえており、これら
の復調部33及びTDMA制御部34によって、受信し
た信号についてTDMA方式に合致した変調処理を施す
ようになっている。
【0036】さらに、屋外装置200における分離部1
5は、屋内装置100から送られてきた信号から主信号
バーストとパイロットバースト信号とを分離するもので
ある。バンドパスフィルタ35は主信号のみをろ波する
もので、自己診断用折り返し切替器24は、自己診断時
においては、自己診断用折り返し切替器29と協働し
て、主信号を送信側から受信側へ折り返すものである。
なお、通常時、自己診断用折り返し切替器24は、主信
号を送信高周波部25側へ送るように切り替わってい
る。
【0037】送信高周波部25は、分離部15で分離さ
れバンドパスフィルタ35を通過してきた主信号バース
トをアップコンバータ25−1で周波数変換し更に増幅
器(ハイパワーアンプ)25−2で増幅するものであ
る。なお、送信高周波部25は、その他、前段増幅器2
5−3やバンドパスフィルタ25−4をそなえている。
また、受信高周波部28は、受信信号について周波数変
換するもので、このためにバンドパスフィルタ28−
1,増幅器(ローノイズアンプ)28−2,28−3,
ダウンコンバータ28−4をそなえている。
【0038】自己診断用折り返し切替器29は、自己診
断時においては、自己診断用折り返し切替器24と協働
して、主信号を送信側から受信側へ折り返すものであ
る。なお、通常時、自己診断用折り返し切替器29は、
受信信号を通すように切り替わっている。
【0039】ところで、パイロット信号高速検出部20
2は、分離部15で分離されたパイロットバースト信号
を高速に検出するために、分配器(電力分配器)16,
周波数てい倍器42−1〜42−3,バンドパスフィル
タ45−1〜45−3,電力検波器48−1〜48−3
をそなえている。ここで、分配器16は、分離部15で
分離されたパイロットバースト信号を3つに分配するも
ので、周波数てい倍器42−iは、分配器16で3つに
分配されたパイロットバースト信号の周波数をL,M,
N倍にてい倍するものである。これにより、各周波数て
い倍器42−iは、分離部15で分離されたパイロット
バースト信号を一旦高い周波数に変換する周波数変換部
として構成される。
【0040】また、バンドパスフィルタ45−iは、中
心周波数がそれぞれf0 ×L,f1×M,f2 ×Nに設
定されることにより、各周波数てい倍器42−iからの
出力のうち、アップコンバートされた対応するパイロッ
トバースト信号を検出するものである。さらに、電力検
波器48−iは、各バンドパスフィルタ45−iの出力
について電力検波を行なうものである。
【0041】このように分配器16の各出力にの周波数
てい倍器42−i(次数=L,M,N)が接続され、各
周波数てい倍器出力にバンドパスフィルタ45−i(中
心周波数はL×f0 ,M×f1 ,N×f2 )が接続さ
れ、各バンドパスフィルタ出力に電力検波器48−iが
接続され、その出力が論理制御部23に接続されている
ので、分配器16の各出力成分は、周波数てい倍器42
−iでL,M,N倍され、そして、バンドパスフィルタ
45−iで対象のてい倍されたパイロットキャリアのみ
が抽出され、電力検波器48−iにて電力検波される。
【0042】このようにてい倍を行なうことで、バンド
パスフィルタ45−iの比帯域を広げることが可能にな
るので、遅延時間の短縮がはかれるのである。論理制御
部23は、パイロット信号高速検出部202でに検出さ
れた各パイロット信号情報(合計3ビットの情報)に基
づいて屋外装置200内の制御(例えば増幅器25−2
のオンオフ制御や自己診断用折り返し切換器24,29
の切り替え制御)を行なうものである。
【0043】なお、図2においても、電気/光変換器1
2,30,光/電気変換器14,32は、やはり伝送ラ
イン13,31として同軸ケーブルの代わりに光ケーブ
ル(光ファイバ)を使用した場合に、設けられる。
【0044】このような構成により、次のような動作が
行なわれる。まず、主信号経路について説明するが、こ
れは従来のものと同じである。すなわち、屋内装置10
0内のTDMA制御部1,変調部2により生成された主
信号バーストは、合成器3でパイロットバースト信号と
合成され、屋外装置200へと伝送される。そして、屋
外装置200に入力されたIF帯の主信号は、分配器1
5,バンドパスフィルタ35,折り返し切替器24を介
して、送信高周波部25へ送られ、送信増幅器25−2
で電力増幅されて、ハイブリッド26を経てアンテナ2
7より送信される。
【0045】一方、受信側では、アンテナ27より受信
された主信号が、ハイブリッド26を経て受信高周波部
28によりIF帯に変換され、折り返し切替器29を介
して、屋内装置100へと送られ、復調部33で復調さ
れ、ベースバンド信号がTDMA制御部34で処理され
る。次に、マルチキャリアパイロットバーストの動作を
説明する。
【0046】まず、発振器4−1〜4−3から、周波数
がf0 ,f 1,f2 のキャリアが出力され、高周波スイ
ッチ7−1〜7−3を介し、合成器10で周波数が
0 ,f 1,f2 のキャリアが合成され、更に合成器3
で主信号と合成され、屋外の無線装置200へと伝送さ
れる。なお、このとき、パイロットバースト制御部11
では、制御命令に応じて、高周波スイッチ7−1〜7−
3をガードタイム内にオンしている。これは従来のもの
と同じ動作である。
【0047】そして、屋内装置200に伝送された主信
号とパイロットキャリアは、分配器15にて分岐され
る。このとき、一方の主信号経路には、バンドパスフィ
ルタ35が挿入されているので、主信号のみが送信高周
波部25へと伝送される。他方は分配器16により電力
分配され、分配器16の各出力成分は、周波数てい倍器
42−iでL,M,N倍される。そして、バンドパスフ
ィルタ45−iで対象のてい倍されたパイロットキャリ
アのみが抽出され、電力検波器48−iにて電力検波さ
れる。そして、その後、各電力検波器48−iの出力は
論理回路23に入力され、この論理回路23では、周波
数f0 〜f2 の組合せにより、無線装置200の制御命
令を判断し、送信増幅器26のオンオフ制御や折り返し
切替器24,29の切り替え制御を行なう。なお、論理
制御部23は1つの主信号バーストの時間の間、この制
御を続ける。
【0048】上述のように、屋外装置200の送信IF
段を分岐し、分配器16を設け、この分配器16の各出
力に周波数てい倍器42−iを接続し、各周波数てい倍
器42−iの出力に、中心周波数が各パイロットキャリ
ア周波数×前段のてい倍数のバンドパスフィルタ45−
iを接続し、各バンドパスフィルタ45−iの出力に電
力検波器48−iを設け、制御命令を認識するように構
成することにより、バンドパスフィルタの比帯域を広げ
ることが可能になるので、遅延時間の短縮がはかれるの
である。
【0049】このようにパイロットキャリア送出から制
御開始までの時間を大幅に短縮できるので、この第1実
施例においては、論理制御部23の動作を高速に行なう
必要はなくなり、更にガードタイム内に無線装置の制御
が開始できなくなるおそれも解消される。その結果、バ
ースト毎の装置動作が安定で確実なものとなる。 (b)第2実施例の説明 図3は本発明の第2実施例を示すブロック図であるが、
この図3においても、本実施例にかかる送受信装置は、
送受信用第1装置としての屋内装置100と、送受信用
第2装置としての屋外装置(無線装置)200とに分離
された形で設けられている。そして、屋外装置200
は、屋内装置100に対し伝送ライン13,31を介し
て接続されるとともに屋内装置100に対し間隔をあけ
て配設されている。なお、屋外装置200においては、
屋内装置100からのパイロット信号により、その送信
増幅器のオン/オフやRF帯及びIF帯での折返しによ
る自己診断が遠隔制御されるようになっている。
【0050】また、本実施例においても、屋内装置10
0は、送信系と受信系とをそなえており、屋内装置10
0における送信系には、主信号バースト生成部101,
パイロット信号生成部102,合成部3が設けられてお
り、屋内装置100における受信系には、受信信号復調
部104が設けられている。また、屋外装置200も、
送信系と受信系とをそなえており、屋外装置200の送
信系には、分離部15,バンドパスフィルタ35,自己
診断用折り返し切替器24,送信高周波部25が設けら
れており、屋外装置200における受信系には、受信高
周波部28,自己診断用折り返し切替器29が設けられ
ている。また、屋外装置200には、パイロット信号高
速検出部202,遠隔制御部としての論理制御部23が
設けられている。さらに、屋外装置200には、ハイブ
リッド26及び送受信用アンテナ27が設けられてい
る。
【0051】なお、屋内装置100における各構成要素
については、従来例及び第1実施例のものと同じである
ので、その詳細な説明は省略する。また、屋外装置20
0における各構成要素についても、パイロット信号高速
検出部202を除き、従来例及び第1実施例のものと同
じであるので、その詳細な説明は省略する。
【0052】ところで、この第2実施例にかかるパイロ
ット信号高速検出部202は、分離部15で分離された
パイロットバースト信号を高速に検出するために、周波
数弁別器73,3つの識別器74−1〜74−3をそな
えている。ここで、周波数弁別器73は図4に示すよう
な入力周波数に応じた電圧を出力するもので、識別器7
4−1は、周波数弁別器73からの出力としきい値V0
(このV0 は周波数f0 に相当する)とを比較して、周
波数弁別器出力がしきい値V0 を境にして出力が変化す
るもので、識別器74−2は、周波数弁別器73からの
出力としきい値V1 (このV1 は周波数f1 に相当す
る。)とを比較して、周波数弁別器出力がしきい値V1
を境にして出力が変化するもので、識別器74−3は、
周波数弁別器73からの出力としきい値V2 (このV2
は周波数f2 に相当する。)とを比較して、周波数弁別
器出力がしきい値V1 を境にして出力が変化するもので
ある。
【0053】なお、V0 >V1 +V2 ,V1 >V2 に設
定されている。このように分配器15の分岐出力は、周
波数弁別器73に入力され、この周波数弁別器73の出
力電圧を識別器74−iに入力し、その識別結果を論理
制御部23へ入力するようになっているが、各識別器7
4−iのf−V特性は図4の様であり、V0 >V1 +V
2 ,V1 >V2 になる様、弁別特性及びf0 〜f2 の周
波数を選んでいるので、f0 〜f2 の組合せによる数種
の出力電圧は同一値にはならない。そして、かかる識別
を識別器74−iでを行なうのである。なお、識別器は
3つとは限らず、所要の複数個設けられる。また、周波
数弁別器73のQを低く選べば、周波数弁別を短時間で
行なうことができる。
【0054】なお、論理制御部23は各識別器74−i
での識別結果に基づいて、これらの識別結果の組合わせ
により、無線装置200の制御命令を判断し、送信増幅
器26のオンオフ制御や折り返し切替器24,29の切
り替え制御を行なうようになっている。したがって、パ
イロット信号高速検出部202は、分離部15で分離さ
れたパイロット信号の周波数を弁別する周波数弁別器7
3をそなえるとともに、遠隔制御部としての論理制御部
23が、周波数弁別器73で弁別されたパイロット信号
の周波数情報に基づいて屋外装置200内の制御を行な
うように構成されていることになる。
【0055】なお、この図3においても、電気/光変換
器12,30,光/電気変換器14,32は、やはり伝
送ライン13,31として同軸ケーブルの代わりに光ケ
ーブル(光ファイバ)を使用した場合に、設けられる。
すなわち、この第2実施例においては、パイロット信号
検出部としてパイロット信号を高速に検出するために、
分離部15で分離されたパイロット信号の周波数を弁別
する周波数弁別器73をそなえたパイロット信号高速検
出部202を設け、更に周波数弁別器73で弁別された
パイロット信号の周波数情報に基づいて屋外装置200
内の制御を行なう遠隔制御部としての論理制御部23を
設けている点が従来例と異なることがわかる。
【0056】このような構成により、次のような動作が
行なわれる。ここで、主信号経路については、従来のも
の及び第1実施例と同じであるので、その説明は省略し
て、マルチキャリアパイロットバーストの動作を説明す
る。まず、発振器4−1〜4−3から、周波数がf0
1,f2 のキャリアが出力され、高周波スイッチ7−
1〜7−3を介し、合成器10で周波数がf0 ,f 1
2 のキャリアが合成され、更に合成器3で主信号と合
成され、屋外の無線装置200へと伝送される。なお、
このとき、パイロットバースト制御部11では、制御命
令に応じて、高周波スイッチ7−1〜7−3をガードタ
イム内にオンしている。これは従来のもの及び前述の第
1実施例のものと同じ動作である。
【0057】そして、屋内装置200に伝送された主信
号とパイロットキャリアは、分配器15にて分岐され
る。このとき、一方の主信号経路には、バンドパスフィ
ルタ35が挿入されているので、主信号のみが送信高周
波部25へと伝送される。他方、分配器15の分岐出力
は、周波数弁別器73に入力され、この周波数弁別器7
3の出力電圧を識別器74−iに入力し、その識別結果
を論理制御部23へ入力する。各識別器74−iのf−
V特性は前述のごとく、図4の様であり、V0 >V1
2 ,V1 >V2 になる様、弁別特性及びf0 〜f2
周波数を選んでいるので、f0 〜f2 の組合せによる数
種の出力電圧は同一値にはならない。そして、かかる識
別を識別器74−iでを行なうのである。なお、周波数
弁別器73のQを低く選んでおくことにより、弁別を短
時間で行なうことができる。
【0058】そして、論理回路23では、識別結果によ
り、無線装置200の制御命令を判断し、送信増幅器2
6のオンオフ制御や折り返し切替器24,29の切り替
え制御を行なう。なお、論理制御部23は1つの主信号
バーストの時間の間、この制御を続ける。上述のよう
に、屋外装置200のIF段を分岐し、周波数弁別器7
3を接続し、この出力に複数の識別器74−iを有する
ことで、制御命令を認識するように構成することによ
り、従来よりも遅延時間が短縮され、ひいてはパイロッ
トキャリア送出から制御開始までの時間を大幅に短縮で
きるので、この第5実施例においても、論理制御部23
の動作を高速に行なう必要はなくなり、更にガードタイ
ム内に無線装置の制御が開始できなくなるおそれも解消
される。その結果、バースト毎の装置動作が安定で確実
なものとなる。
【0059】なお、図5に示すように、パイロット信号
高速検出部202における周波数弁別器73の出力に、
A/D変換器77を接続して、周波数弁別器73の出力
電圧をA/D変換し、コード化して、これを論理制御部
23へ入力する、すなわち、屋外装置200のIF段を
分岐し、周波数弁別器73を接続し、この出力に、A/
D変換器77を接続することで、制御命令を認識するよ
うに構成してもよく、このようにすれば、パイロットキ
ャリアの数によらず、複数の識別値を論理制御部23に
持つことが可能となる。
【0060】なお、図5において、図3と同じ符号は同
じ部分を示している。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1にかかる
本発明のパイロット信号高速検出部を有する装置分離配
置型TDMA式送受信装置によれば、送受信用第2装置
におけるパイロット信号検出部が、分離部で分離された
パイロット信号を高速に検出するパイロット信号高速検
出部として構成されているので、パイロット信号の抽出
に低周波のバンドパスフィルタを用いなくてもよく、こ
れによりパイロット信号送出から送受信用第2装置の制
御開始までを短時間に行なうことができ、バースト毎の
装置動作が安定で確実なものになるという利点がある。
【0062】このとき、パイロット信号高速検出部に、
分離部で分離された該パイロット信号の周波数をてい倍
する周波数てい倍器をそなえるように構成する(請求項
2)こともできるが、このようにしても請求項1記載の
発明と同様の効果ないし利点が得られる。さらに、請求
項3にかかる本発明では、パイロット信号高速検出部
が、分離部で分離されたパイロット信号の周波数を弁別
する周波数弁別器をそなえるとともに、遠隔制御部が、
周波数弁別器で弁別されたパイロット信号の周波数情報
に基づいて送受信用第2装置内の制御を行なうように構
成されているので、従来よりも遅延時間が短縮され、ひ
いてはパイロットキャリア送出から制御開始までの時間
を大幅に短縮できるため、遠隔制御部の動作を高速に行
なう必要はなくなり、更にガードタイム内に送受信用第
2装置の制御が開始できなくなるおそれも解消される。
その結果、バースト毎の装置動作が安定で確実なものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2実施例の作用を説明するグラフで
ある。
【図5】本発明の第2実施例の変形例を示すブロック図
である。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【図7】ガードタイム内に行なわれるパイロットキャリ
アの送出から屋外装置の制御に至る動作を説明する図で
ある。
【図8】パイロットキャリアの周波数配置を説明する図
である。
【符号の説明】
1 TDMA制御部 2 変調部 3 合成部 4−i 発振器 7−i 高周波スイッチ 10 合成器 11 パイロットバースト制御部 12 電気/光変換器 13 伝送ライン 14 光/電気変換器 15 分離部 16 分配器(電力分配器) 17−i バンドパスフィルタ 20−i 電力検波器 23 論理制御部(遠隔制御部) 24 自己診断用折り返し切替器 25 送信高周波部 25−1 アップコンバータ 25−2 増幅器(ハイパワーアンプ) 25−3 前段増幅器 25−4 バンドパスフィルタ 26 ハイブリッド 27 送受信用アンテナ 28 受信高周波部 28−1 バンドパスフィルタ 28−2,28−3 増幅器(ローノイズアンプ) 28−4 ダウンコンバータ 29 自己診断用折り返し切替器 30 電気/光変換器 31 伝送ライン 32 光/電気変換器 33 復調部 34 TDMA制御部 35 バンドパスフィルタ 42−i 周波数てい倍器 45−i バンドパスフィルタ 48−i 電力検波器 73 周波数弁別器 74−i 識別器 77 A/D変換器 100 屋内装置(送受信用第1装置) 101 主信号バースト生成部 102 パイロット信号生成部 104 受信信号復調部 200 屋外装置(無線装置;送受信用第2装置) 201 パイロット信号検出部 202 パイロット信号高速検出部 203 遠隔制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 聡 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 大本 隆太郎 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受信用第1装置と、該送受信用第1装
    置に対し伝送ラインを介して接続されるとともに該送受
    信用第1装置に対し間隔をあけて配設され且つ該送受信
    用第1装置からのパイロット信号により遠隔制御される
    送受信用第2装置とをそなえ、 該送受信用第1装置に、 TDMA制御部及び変調部によってTDMA方式による
    変調された主信号バーストを生成する主信号バースト生
    成部と、 該送受信用第2装置を遠隔制御するための該パイロット
    信号を生成するパイロット信号生成部と、 該主信号バーストと該パイロット信号とを合成する合成
    部とが設けられるとともに、 復調部及びTDMA制御部によって受信した信号につい
    てTDMA方式に合致した変調処理を施す受信信号復調
    部が設けられ、 該送受信用第2装置に、 該送受信用第1装置から送られてきた信号から該主信号
    バーストと該パイロット信号とを分離する分離部と、 該分離部で分離された該主信号バーストを周波数変換し
    更に増幅器で増幅する送信高周波部と、 受信信号について周波数変換する受信高周波部と、 該分離部で分離された該パイロット信号を高速に検出す
    るパイロット信号高速検出部と、 該パイロット信号高速検出部で高速に検出された該パイ
    ロット信号情報に基づいて該送受信用第2装置内の制御
    を行なう遠隔制御部とが設けられたことを特徴とする、
    パイロット信号高速検出部を有する装置分離配置型TD
    MA式送受信装置。
  2. 【請求項2】 該パイロット信号高速検出部が、該分離
    部で分離された該パイロット信号の周波数をてい倍する
    周波数てい倍器をそなえて構成されていることを特徴と
    する請求項1記載のパイロット信号高速検出部を有する
    装置分離配置型TDMA式送受信装置。
  3. 【請求項3】 該パイロット信号高速検出部が、該分離
    部で分離された該パイロット信号の周波数を弁別する周
    波数弁別器をそなえるとともに、 該遠隔制御部が、該周波数弁別器で弁別された該パイロ
    ット信号の周波数情報に基づいて該送受信用第2装置内
    の制御を行なうように構成されていることを特徴とする
    請求項1記載のパイロット信号高速検出部を有する装置
    分離配置型TDMA式送受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007201856A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Maspro Denkoh Corp デジタル放送再送信装置の回り込み監視方法,及び,監視プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007201855A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Maspro Denkoh Corp デジタル放送再送信装置
JP2007201856A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Maspro Denkoh Corp デジタル放送再送信装置の回り込み監視方法,及び,監視プログラム

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