JPH08165416A - ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents

ポリカーボネート樹脂組成物

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JPH08165416A
JPH08165416A JP31295994A JP31295994A JPH08165416A JP H08165416 A JPH08165416 A JP H08165416A JP 31295994 A JP31295994 A JP 31295994A JP 31295994 A JP31295994 A JP 31295994A JP H08165416 A JPH08165416 A JP H08165416A
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bis
hydroxyphenyl
polycarbonate
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propane
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JP31295994A
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English (en)
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Takamasa Owaki
隆正 大脇
Soichiro Kishimoto
聡一郎 岸本
Sadami Nanjo
定美 南城
Yasuyo Hashimoto
安代 橋本
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで、かつ、長時間にわたる紫外線や
風雨の暴露を受けたとしても、優れた光学特性や機械的
特性を維持するポリカーボネート樹脂組成物を提供す
る。 【構成】 特定の構造式を有するポリカーボネートに特
定の構造式を有するポリアリレートをこれらの和の5〜
30重量%配合してなるポリカーボネート樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐候性の改良されたポ
リカーボネート樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、
長時間にわたる紫外線や風雨の暴露を受けたとしても、
優れた耐候性と機械的特性を維持し、電気分野、電子分
野、自動車分野、フィルム、シート分野に好適に利用で
きるポリカーボネート樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリカーボネートは耐熱性、耐衝
撃性などに優れた樹脂であるが、耐候性については不十
分であり、紫外線に暴露されると分子量低下やヘーズの
上昇、黄変等が起こり、本来良いはずの機械的特性が低
下するという問題があった。このことから、ポリカーボ
ネートの耐候性の改良の手段として、ポリカーボネート
樹脂中に少量の紫外線吸収剤を配合したものが使用され
ていた。しかしこの方法の場合、用いた紫外線吸収剤
が、押出しや射出成形時に揮発して減量するため、その
添加量を一定に保ち、耐候性を高くすることが困難であ
り、紫外線吸収剤が揮発するために金型を汚染したり、
作業環境が悪化するなどの問題があった。
【0003】また、上記の問題を解消するべく、紫外線
吸収作用があるベンゾトリアゾール基を有する化合物を
ポリカーボネートの樹脂鎖中に導入する方法が特開平1
−201330号公報、特開平3−39326号公報、
特開平6−107779号公報、特開平6−14532
8号公報、特開平6−145330号公報、特開平6−
145491号公報に開示されている。この方法では、
用いるベンゾトリアゾール基を有する化合物の反応性が
低いため、樹脂鎖中に定量的に導入することが困難であ
り、また紫外線吸収作用があるベンゾトリアゾール基を
有する化合物自体非常に高価であるため、樹脂のコスト
が上がるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような実状に鑑
み、本発明の課題は、従来のポリカーボネートの耐候性
改良法に認められる上記のような問題点を解決し、低コ
ストで、かつ、長時間にわたる紫外線や風雨の暴露を受
けたとしても、優れた光学特性や機械的特性を維持する
ことができるポリカーボネート樹脂組成物を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ポリカーボネ
ートにポリアリレートを特定量混合すると、耐候性に優
れたポリカーボネート樹脂組成物が得られることを見い
だし、本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明の要旨は、下記一般式
(1)で示すポリカーボネートに下記一般式(2)で示
すポリアリレートを、これらの和の5〜30重量%配合
してなるポリカーボネート樹脂組成物である。
【0007】
【化4】
【0008】
【化5】
【0009】〔式中、R1 〜R4 は各々独立に水素原
子、ハロゲン原子、炭素数1〜4炭化水素基からなる群
から選ばれ、X2 は、単結合、酸素原子、硫黄原子、ア
ルキレン基、アルキリデン基、フェニルアルキリデン
基、環状炭化水素基からなる群から選ばれ、Yは、フェ
ニレン基、ビフェニレン基、ナフチレン基、脂肪族炭化
水素基、環状炭化水素基からなる群から選ばれる。〕
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
樹脂組成物を構成する一般式(2)に示したポリアリレ
ートの配合比率は、全樹脂重量の5〜30重量%、好ま
しくは、10〜30重量%である。一般式(2)で示し
たポリアリレートの重量分率が5〜30重量%未満であ
る場合には、本発明の効果が得られず、耐候性を発現さ
せるために、紫外線吸収剤等を必要とする場合がある。
また、一般式(2)で示したポリアリレートの重量分率
が30重量%より多い場合には、耐候性は損なわない
が、成形物の黄色が顕著になる。
【0011】一般式(1)に示したポリカーボネート、
一般式(2)に示したポリアリレートを製造するための
原料である二価フェノールとしては、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)エタン、1,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロ
キシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)オクタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ヘプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1,1−ジフェニルメタン、1,1−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルメタ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホン、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)シクロペンタン、1,1−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス
(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2
−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−(4
−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、ビス
(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、
ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサン、2,2−ビス(2−メチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(2−ブ
チル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ブタン、
1,1−ビス(2−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
−3−メチルフェニル)エタン、1,1−ビス(2−t
ert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)プロパン、1,1−ビス(2−tert−ブチル−
4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ブタン、1,1
−ビス(2−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−
メチルフェニル)イソブタン、1,1−ビス(2−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)
ヘプタン、1,1−ビス(2−tert−ブチル−4−
ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−1−フェニルメタ
ン、1,1−ビス(2−tert−アミル−4−ヒドロ
キシ−5−メチルフェニル)ブタン、ビス(3−クロロ
−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3,5−ジ
ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビ
ス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジフ
ルオロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−
ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−ブロモ−
4−ヒドロキシ−5−クロロフェニル)プロパン、2,
2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)ブタン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒ
ドロキシフェニル)ブタン、1−フェニル−1,1−ビ
ス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、
ビス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エーテ
ル、1,1−ビス(3−シクロヘキシル−4−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−3,3,5−シクロヘキサン、1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、4,4′−ジヒ
ドロキシビフェニル、4,4′−ジヒドロキシ−3,
3′−ジメチルビフェニル、4,4′−ジヒドロキシ−
2,2′−ジメチルビフェニル、4,4′−ジヒドロキ
シ−3,3′−ジシクロヘキシルビフェニル、4,4′
−ジヒドロキシ−3,3′−ジフルオロビフェニル、
3,3′,5,5′−テトラメチル−4,4′−ジヒド
ロキシビフェニル、4,4′−ジヒドロキシベンゾフェ
ノン、レゾルシノール、ハイドロキノン、ビスフェノー
ルフローレン、テルペンジフェノール、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジメチル−5−
メチル−シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−3,3−ジメチル−5,5−ジメチル−
シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−3,3−ジメチル−4−メチル−シクロヘキサ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3
−ジメチル−5−エチル−シクロヘキサン、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジメチル−5
−メチル−シクロペンタン、1,1−ビス(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジメチル
−5−メチル−シクロヘキサン、1,1−ビス(3,5
−ジフェニル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサン、1,1−ビス
(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサン、1,1−ビス
(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3−
ジメチル−5−メチル−シクロヘキサン、1,1−ビス
(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−3,
3−ジメチル−5−メチル−シクロヘキサン、1,1−
ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−
3,3−ジメチル−5−メチル−シクロヘキサン、ビス
−4−ヒドロキシフェニルエーテルなどが挙げられる。
これらのうち、1種類もしくは2種類以上共重合して用
いてもよい。
【0012】ポリアリレートを製造する際に用いられる
二価のカルボン酸を例示すると、テレフタル酸、イソフ
タル酸、オルトフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸、ジフェン酸、4、4′−ジカルボキシジフェニル
エーテル、ビス(p−カルボキシフェニル)アルカン、
4,4′−ジカルボキシフェニルスルホン、シュウ酸、
マロン酸、コハク酸、アジピン酸などの脂肪族ジカルボ
ン酸が挙げられる。これらの二価のカルボン酸は、1種
類で用いることもできるし、2種類以上で併用すること
も可能である。
【0013】好適に用いられるポリカーボネートとして
は、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
タイプのポリカーボネート及び二価フェノール成分とし
て1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−
ジメチル−5−メチル−シクロヘキサンを含むポリカー
ボネートである。二価フェノール成分中の1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジメチル−5−
メチル−シクロヘキサンの配合量は80モル%以下であ
ることが好ましい。80モル%を超えると成形加工時に
おける樹脂温度を非常に高くしなくてはならず、成形加
工が困難になるばかりでなく、樹脂の着色を引き起こす
傾向がある。
【0014】また、一般式(2)のポリアリレートとし
ては、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ンとテレフタル酸、イソフタル酸の当量混合物から構成
されるものが好適に用いられる。本発明に用いられるポ
リカーボネートの製造法としては、エステル交換法、溶
液重合法や界面重合法等が挙げられるが、これらについ
て以下に詳細に説明する。
【0015】エステル交換法 二価フェノールに対し、化学量論的に当量よりやや過剰
のジフェニルカーボネートに、通常のカーボネート化触
媒の存在下、約160〜180℃の温度条件下、常圧で
不活性ガスを導入した条件で約30分間反応させ、2時
間かけて徐々に減圧しながら約180〜220℃の温度
条件下で最終的に10Torr、220℃で前重合を終
了する。その後、10Torr、270℃で30分間、
5Torr、270℃で20分間反応し、次いで0.5
Torr以下、好ましくは0.3〜0.1Torrの減
圧下で270℃で1.5〜2時間後縮合を進める。この
反応で用いることができるカーボネート化触媒として
は、リチウム系触媒、カリウム系触媒、ナトリウム系触
媒、錫系触媒などのアルカリ金属及びアルカリ土類金属
触媒が適しており、例えば、水酸化リチウム、炭酸リチ
ウム、水素化ホウ素カリウム、燐酸水素カリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化ホウ素ナトリウム、水素化カルシ
ウム、ジブチル錫オキシド、酸化第一錫などが挙げられ
る。この中では、カリウム系触媒を用いることが好まし
い。
【0016】溶液重合法 二価フェノールのピリジン溶液を調製し、これを激しく
かき混ぜながらホスゲンガスを導入する。ガスの導入に
伴い、ピリジンの塩酸塩が析出し、溶液が濁ってくる。
また、反応温度は30℃以下になるように水冷する。重
縮合反応の進行に伴って重合溶液の粘度が上昇してく
る。ホスゲンガスは、ホスゲン−塩化水素錯体の黄色が
消えるまで導入し、この色が消失したら重合を終了す
る。
【0017】界面重合法 二価フェノールのアルカリ水溶液に、水と相溶せず、か
つポリカーボネートを溶解するような溶媒、例えば、塩
化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、
テトラクロロエタン、クロロベンゼンなどの塩素系溶
媒、トルエン、ベンゼン、キシレンなどの芳香族炭化水
素などを混合し、その後ホスゲンを導入する。続いて、
重合触媒、例えばトリエチルアミン、トリメチルアミン
などの第3級アミン、トリメチルベンジルアンモニウム
クロライド、テトラブチルアンモニウムクロライド、ト
リブチルベンジルアンモニウムクロライドなどの第4級
アンモニウム塩等を添加し、30℃以下の温度で1〜5
時間撹拌しながら反応を行うことによって所望のポリカ
ーボネートを得る。ここで用いることができるアルカリ
には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどがある。
【0018】本発明に用いられるポリアリレートの製造
方法としては、二価カルボン酸ハライドと二価フェノー
ルを有機溶剤中で反応させる溶液重合法(A.Coni
xInd.Eng.Chem.51 147 1959
年、特公昭37−5599号公報)、二価カルボン酸と
二価フェノールを無水酢酸の存在下で加熱する溶融重合
法、二価カルボン酸と二価フェノールをジアリルカーボ
ネートの存在下で加熱する溶融重合法(特公昭38−2
6299号公報)、水と相溶しない有機溶剤に溶解せし
めた二価カルボン酸ハライドとアルカリ水溶液に溶解せ
しめた二価フェノールとを混合する界面重合法(W.
M.EARECKSON J.Poly.Sci.XL
399 1959年、特公昭40−1959号公報)等
が挙げられるが、本発明に用いるポリアリレートは上記
のごとき公知の方法で製造することができるが、特に界
面重合法で得られたものが好適に採用される。
【0019】界面重合法での製造方法をさらに詳細に説
明すると、二価フェノールのアルカリ水溶液を調製し、
続いて、重合触媒、例えばトリメチルアミン、トリエチ
ルアミンなどの第三級アミン、トリメチルベンジルアン
モニウムクロライド、テトラブチルアンモニウムクロラ
イド、トリブチルベンジルアンモニウムクロライドなど
の第四級アンモニウム塩などを添加する。一方、水と相
溶せず、かつポリアリレートを溶解する様な溶媒、例え
ば塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホル
ム、クロロベンゼンなどの塩素系溶媒、トルエン、ベン
ゼン、キシレンなどの芳香族系炭化水素などに二価のカ
ルボン酸ハライドを溶解させた溶液を先のアルカリ溶液
に混合する。25℃以下の温度で1〜5時間撹拌しなが
ら反応を行うことによって所望のポリアリレートを得
る。ここで用いることができるアルカリには、水酸化ナ
トリウムや水酸化カリウム等がある。
【0020】ポリカーボネート、ポリアリレートの分子
量を調節する方法としては、上記に記載の製造方法によ
らず、重合時に一官能の物質を添加して行うことができ
る。ここで言う分子量調節剤として用いられる一官能物
質としては、フェノール、クレゾール、p−tert−
ブチルフェノールなどの一価フェノール類、安息香酸ク
ロライド、メタンスルホニルクロライド、フェニルクロ
ロホルメートなどの一価酸クロライド類が挙げられる。
【0021】耐候性ポリカーボネート樹脂組成物を製造
するためのポリカーボネートとポリアリレートの混合方
法はいかなる方法を用いてもよい。例えば、ポリカーボ
ネートとポリアリレートの粉末又は粉状物をV型ブレン
ダー、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、ニーダ
ーなどで混合し、これを直接成形、フィルム化するか、
又は押出機、コニーダー、インテンシブミキサーなどで
溶融状態で混合してペレット化し、これを成形、フィル
ム化してもよい。また、塩化メチレンやクロロホルムの
ようなポリカーボネートとポリアリレートを同時に溶解
するような溶媒に溶解させ、混合することも可能であ
る。いずれにしても望まれる製品の形や性質に応じて適
当な混合方法を選択することができる。
【0022】本発明の耐候性ポリカーボネート樹脂組成
物には、その使用目的に応じてヒンダードフェノール系
化合物、亜燐酸系化合物、ヒンダードアミン化合物又は
チオエーテル系化合物などの酸化防止剤、着色剤、無機
及び有機充填剤類、ガラス繊維などの補強剤、滑材、帯
電防止剤などを適宜併用して用いても良い。本発明によ
り得られる耐候性に優れたポリカーボネート樹脂組成物
は、粉末又はチップその他の形状のものを用いて射出成
形、押出し成形、プレス成形など一般的に知られている
プラスチック成形法によって各種有用な製品を得ること
ができる。このような製品の例としては、ギヤー、軸
受、電気部品、電子部品、容器、レンズ等が挙げられ、
エンジニアリングプラスチックとして高い性能が要求さ
れる製品として広範囲の用途に用いられる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いてさらに詳述す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
く、本発明の思想を逸脱しない範囲で種々の変形、応用
が可能である。
【0024】本発明の樹脂組成物の物性評価に用いた方
法は以下の通りである。 1)耐候性試験 試料には、一辺が5cmで厚さが2mmの射出成形片を
用い、サンシャインウェザーメーターによって処理し、
処理前の成形片のヘーズ値と処理後のヘーズの値を比較
した。耐候試験条件は、温度63℃、120分中18分
降雨で処理時間500時間及び1000時間で行った。 2)ヘーズ測定 ASTM D−1003−61に準じてヘーズを測定し
た。測定機は日本電色(株)製SZ−Σ80型測色機を
用い、光源にC光源を用いて行った。 3)イエローインデックス測定 測定機は日本電色(株)製SZ−Σ80型測色機を用い
て行った。
【0025】実施例1 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が3:7
で構成されるポリカーボネート(バイエル社製アペック
HT KU1−9350)9kgに対し、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとテレフタル酸、
イソフタル酸等量混合物とから構成されるポリアリレー
ト(ユニチカ製U−100)1kgをプリブレンド法に
よって樹脂パウダーを混合し、池貝鉄工(株)製二軸押
出機PCM−30を用いて、330℃で溶融押出を行い
ペレット化した。さらに、一辺が5cmで厚さが2mm
の成形片を用いて、上記記載の耐候性試験を行った。
【0026】実施例2 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が3:7
で構成されるポリカーボネート(バイエル社製アペック
HT KU1−9350)8kgに対し、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとテレフタル酸、
イソフタル酸等量混合物とから構成されるポリアリレー
ト(ユニチカ製U−100)2kgを用いた以外は実施
例1と同様の操作を行った。
【0027】実施例3 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が3:7
で構成されるポリカーボネート(バイエル社製アペック
HT KU1−9350)7kgに対し、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとテレフタル酸、
イソフタル酸等量混合物とから構成されるポリアリレー
ト(ユニチカ製U−100)3kgを用いた以外は実施
例1と同様の操作を行った。
【0028】実施例4 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が5:5
で構成されるポリカーボネート(バイエル社製アペック
HT KU1−9371)9kgに対し、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとテレフタル酸、
イソフタル酸等量混合物とから構成されるポリアリレー
ト(ユニチカ製U−100)1kgをプリブレンド法に
よって樹脂パウダーを混合し、池貝鉄工(株)製二軸押
出機PCM−30を用いて、360℃で溶融押出を行い
ペレット化した。さらに、一辺が5cmで厚さが2mm
の成形片を用いて、上記記載の耐候性試験を行った。
【0029】実施例5 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が5:5
で構成されるポリカーボネート(バイエル社製アペック
HT KU1−9371)8kgに対し、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとテレフタル酸、
イソフタル酸等量混合物とから構成されるポリアリレー
ト(ユニチカ製U−100)2kgを用いた以外は実施
例4と同様の操作を行った。
【0030】実施例6 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が5:5
で構成されるポリカーボネート(バイエル社製アペック
HT KU1−9371)7kgに対し、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとテレフタル酸、
イソフタル酸等量混合物とから構成されるポリアリレー
ト(ユニチカ製U−100)3kgを用いた以外は実施
例4と同様の操作を行った。
【0031】実施例7 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が0:1
0で構成されるポリカーボネート9kgに対し、2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとテレフタ
ル酸、イソフタル酸等量混合物とから構成されるポリア
リレート(ユニチカ製U−100)1kgをプリブレン
ド法によって樹脂パウダーを混合し、池貝鉄工(株)製
二軸押出機PCM−30を用いて、300℃で溶融押出
を行いペレット化した。さらに、一辺が5cmで厚さが
2mmの成形片を用いて、上記記載の耐候性試験を行っ
た。
【0032】実施例8 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が0:1
0で構成されるポリカーボネート7kgに対し、2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとテレフタ
ル酸、イソフタル酸等量混合物とから構成されるポリア
リレート(ユニチカ製U−100)3kgを用いた以外
は実施例7と同様の操作を行った。
【0033】比較例1 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が3:7
で構成されるポリカーボネート(バイエル社製アペック
HT KU1−9350)10kgを池貝鉄工(株)製
二軸押出機PCM−30を用いて、330℃で溶融押出
を行いペレット化した。さらに、一辺が5cmで厚さが
2mmの成形片を用いて、上記記載の耐候性試験を行っ
た。
【0034】比較例2 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が3:7
で構成され、かつ耐熱安定剤と紫外線吸収剤を併用添加
されているポリカーボネート(バイエル社製アペックH
T KU1−9353)10kgを池貝鉄工(株)製二
軸押出機PCM−30を用いて、330℃で溶融押出を
行いペレット化した。さらに、一辺が5cmで厚さが2
mmの成形片を用いて、上記記載の耐候性試験を行っ
た。
【0035】比較例3 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が5:5
で構成されるポリカーボネート(バイエル社製アペック
HT KU1−9371)10kgを池貝鉄工(株)製
二軸押出機PCM−30を用いて、360℃で溶融押出
を行いペレット化した。さらに、一辺が5cmで厚さが
2mmの成形片を用いて、上記記載の耐候性試験を行っ
た。
【0036】比較例4 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が5:5
で構成され、かつ耐熱安定剤と紫外線吸収剤を併用添加
されているポリカーボネート(バイエル社製アペックH
T KU1−9373)10kgを池貝鉄工(株)製二
軸押出機PCM−30を用いて、360℃で溶融押出を
行いペレット化した。さらに、一辺が5cmで厚さが2
mmの成形片を用いて、上記記載の耐候性試験を行っ
た。
【0037】比較例5 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が3:7
で構成されるポリカーボネート(バイエル社製アペック
HT KU1−9350)5kgに対し、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとテレフタル酸、
イソフタル酸等量混合物とから構成されるポリアリレー
ト(ユニチカ製U−100)5kgをプリブレンド法に
よって樹脂パウダーを混合し、池貝鉄工(株)製二軸押
出機PCM−30を用いて、330℃で溶融押出を行い
ペレット化した。さらに、一辺が5cmで厚さが2mm
の成形片を用いて、上記記載の耐候性試験を行った。
【0038】比較例6 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が5:5
で構成されるポリカーボネート(バイエル社製アペック
HT KU1−9371)5kgに対し、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとテレフタル酸、
イソフタル酸等量混合物とから構成されるポリアリレー
ト(ユニチカ製U−100)5kgをプリブレンド法に
よって樹脂パウダーを混合し、池貝鉄工(株)製二軸押
出機PCM−30を用いて、360℃で溶融押出を行い
ペレット化した。さらに、一辺が5cmで厚さが2mm
の成形片を用いて、上記記載の方法で耐候性試験を行っ
た。
【0039】比較例7 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が0:1
0で構成されるポリカーボネート10kgを池貝鉄工
(株)製二軸押出機PCM−30を用いて、300℃で
溶融押出を行いペレット化した。さらに、一辺が5cm
で厚さが2mmの成形片を用いて、上記記載の耐候性試
験を行った。
【0040】比較例8 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジ
メチル−5−メチル−シクロヘキサンと2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのモル比が0:1
0で構成されるポリカーボネート5kgに対し、2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとテレフタ
ル酸、イソフタル酸等量混合物とから構成されるポリア
リレート(ユニチカ製U−100)5kgをプリブレン
ド法によって樹脂パウダーを混合し、池貝鉄工(株)製
二軸押出機PCM−30を用いて、330℃で溶融押出
を行いペレット化した。さらに、一辺が5cmで厚さが
2mmの成形片を用いて、上記記載の耐候性試験を行っ
た。上記それぞれの試験結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明の耐候性ポリカーボネート樹脂組
成物は、従来不充分であったポリカーボネートの耐候性
を著しく向上させたものであり、機械的性質、光学的特
性にも優れており高い工業的価値を持つ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 67:02) (72)発明者 橋本 安代 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示すポリカーボネー
    トに下記一般式(2)で示すポリアリレートを、これら
    の和の5〜30重量%配合してなるポリカーボネート樹
    脂組成物。 【化1】 【化2】 〔式中、R1 〜R4 は各々独立に水素原子、ハロゲン原
    子、炭素数1〜4の炭化水素基からなる群から選ばれ、
    Xは、単結合、酸素原子、硫黄原子、アルキレン基、ア
    ルキリデン基、フェニルアルキリデン基、環状炭化水素
    基からなる群から選ばれ、Yは、フェニレン基、ビフェ
    ニレン基、ナフチレン基、脂肪族炭化水素基、環状炭化
    水素基からなる群から選ばれる。〕
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポリカーボネートが下記
    一般式(3)で示す構造単位を含むものであるポリカー
    ボネート樹脂組成物。 【化3】
JP31295994A 1994-12-16 1994-12-16 ポリカーボネート樹脂組成物 Pending JPH08165416A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002348454A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd ポリカーボネート樹脂組成物
WO2013081236A1 (ko) * 2011-12-01 2013-06-06 제일모직 주식회사 폴리카보네이트계 수지 조성물
JP2018203972A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 三菱ケミカル株式会社 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物

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