JPH08164160A - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品Info
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- JPH08164160A JPH08164160A JP6313379A JP31337994A JPH08164160A JP H08164160 A JPH08164160 A JP H08164160A JP 6313379 A JP6313379 A JP 6313379A JP 31337994 A JP31337994 A JP 31337994A JP H08164160 A JPH08164160 A JP H08164160A
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Abstract
及び液残りを低減させ、ベタツキや漏れがなく、使用者
が快適に使用できる吸収性物品を提供する。 【構成】 液不透過性のバックシ−ト上に、吸収体、セ
カンドシート、液透過性のトップシ−トを順次に積層し
た吸収性物品において、前記トップシートは、坪量が1
0〜40g/m2 、構成繊維の繊維径が4デニール以下
の親水性繊維からなり、前記セカンドシートは、繊維径
1.5〜10デニール、長さ10〜100mmの親水性
繊維が交差点で融着してウエブ形態を維持しており、ト
ップシートに接する表面側ウエブと吸収体に接する裏面
側ウエブからなり、かつ12g/cm2 加重下における
厚さが0.3〜3.0mmで、平均密度が0.01〜
0.05g/cm3 であり、また、表面側ウエブの方が
裏面側ウエブより密度が高く、さらに、円形断面繊維
と、表面側ウエブおよび裏面側ウエブの少なくとも一方
に異形断面繊維を全固形分に対して10〜80重量%含
有する吸収性物品。
Description
ので、おむつ、失禁者用パッド、生理用ナフキン、ベッ
トシートなどの吸収性物品に関するものであり、更に詳
しくは、液透過性のトップシ−ト、液体保持性の吸収体
及び液不透過性のバックシ−トを有する吸収性物品に関
するものである。
おむつは、液透過性のトップシ−トと液不透過性のバッ
クシ−トの間に、綿状パルプ、高吸収性ポリマー、親水
性シ−ト等からなる吸収体を配置した構成になってお
り、尿は表面シートを通って吸収体に吸収される。この
時、吸収体は、尿や体液を受け取り、皮膚を逆に再び濡
らすことなく保持する必要があるが、吸収体として綿状
パルプに高吸収性ポリマーを混合したものを単独で、あ
るいは、その上に綿状パルプを乗せたものがあるが液が
完全に吸収されるまでの速度(以下、吸収速度という)
が遅く、吸収体から表面への尿や体液の戻り(以下、ウ
エットバックという)も悪い。これは、使用者に不快感
を与え、乳児の場合には、皮膚かぶれの一因ともなって
いる。
なものが提案されてきた。例えば、吸収速度について
は、上面液透過性トップシートをできるだけ親水化す
る、薄くする、あるいは細孔を施すなどにより、また上
部綿状パルプの密度をできるだけ下げ0.08〜0.1
g/cm3 に調整するか、あるいは綿状パルプの表面の
性質をできるだけ親水性とすることが知られている。ウ
エットバックを少なくするためには、多孔性液透過性シ
ートをできるだけ疎水化したり、ある程度の厚みをもた
せるなどし、さらに綿状パルプの層中での液の拡散を速
める工夫により実施されており、具体的にはフラッフパ
ルプ間に有孔仕切層を配置することなどが提案されてい
る(特開昭61ー186505号公報)。上記の性質に
関する提案についてはそのほかに有孔構造体を上面シー
トと裏面シートの間に配置する(特開昭60ー2534
47号公報)、上部綿状パルプの密度を0.03〜0.
07g/cm3 にまで下げる(特開昭56ー85401
号公報)などが挙げられるが、これらの最大の欠点は、
前記要素のうち、特に吸収速度が遅く、実用上、吸収せ
ず、漏れるという現象が観察される。
いすておむつにおいては、トップシートの尿や体液を吸
収体へ吸収させるためのスポット吸収および吸収速度が
小さく、トップシートのドライタッチ性が、あまりよく
ないという問題点があった。
決しようとするものである。すなわち、トップシートの
尿や体液を吸収体へ吸収させるためのスポット吸収性や
吸収速度が大きく、トップシートのドライタッチ性が著
しく向上する吸収性物品を提供することにある。
ップシ−トと液不透過性のバックシ−トの間に吸収体を
有し、前記トップシ−トと前記吸収体の間にセカンドシ
ートが配置される吸収性物品において、前記トップシー
トは、坪量が10〜40g/m2 、構成繊維の繊維径が
4デニール以下の親水性繊維からなり、前記セカンドシ
ートは、繊維径1.5〜10デニール、長さ10〜10
0mmの親水性繊維が交差点で融着してウエブ形態を維
持しており、かつ12g/cm2 加重下における厚さが
0.3〜3.0mmで、平均密度が0.01〜0.05
g/cm3 であり、さらに前記トップシートに接するセ
カンドシートの表面側の方が前記吸収体に接するセカン
ドシートの裏面側より、密度が高いことを特徴とする吸
収性物品に存する。さらに、本発明は、前記セカンドシ
ートが、円形断面繊維と、前記セカンドシートの表面側
および前記セカンドシートの裏面側の少なくとも一方に
異形断面繊維を全固形分に対して10〜80重量%含む
ことを特徴とする吸収性物品に存する。
透過性のバックシ−トの間に吸収体を有する吸収性物品
において、前記トップシ−トと吸収体の間にセカンドシ
ートを有し、しかも、前記セカンドシートのウエブ形態
は、表面側より裏面側の方が密度が低いものからなるも
のとした。つまり、トップシートの裏面には、前記セカ
ンドシートの密の部分が接し、吸収体の表面には、セカ
ンドシートの粗密度の部分が接しているため、トップシ
ートにおける尿や体液などが、セカンドシートに、いち
早くスポット吸収されて早い速度で通り、続いて、前記
セカンドシートで、それが直ちに拡散されて吸収体に至
る。したがって、前記トップシート及びセカンドシート
に尿や体液などが停滞することがなく、該トップシート
のドライタッチ性が著しく向上する。
して、本発明の吸収性物品を詳細に説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
うに、後述するトップシ−ト1とセカンドシート2及び
バックシ−ト3とその間に吸収体4を有する。バックシ
−ト3は、ポリエチレン等の液不透過性フィルム、液不
透過性のフィルムに不織布、織布等を張り合わせている
素材等からなる。吸収体4は、トップシ−ト1とバック
シ−ト3の間に挟まれ、綿状パルプ5、高吸収性ポリマ
ー6、親水性シ−ト7、熱融着性物質8、等からなり、
特に制限をうけるものではない。
で、構成繊維の繊維径が4デニール以下の親水性繊維で
ある。液透過性の不織布、織布等が用いられる。さら
に、詳しくは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエ
ステル、または、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ
エチレン等の2成分以上からなる複合繊維等でも良く、
特には、ポリエステル/ポリエステル、ポリエステル/
ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレンの複合繊
維が強度の面から好ましいが、特に制限をうけるもので
はない。トップシートの坪量が40g/m2 を越える
と、尿や体液がトップシートに保持してしまい、トップ
シートの表面を手で触れるとかなり湿っていて、使用者
に不快感を与え、好ましくない。また、4デニールより
大きな繊維を用いると、使用者の触れる表面がいわば、
「ざらざら」、「ちくちく」して肌触りが悪くなる。
10〜100mmの親水性繊維が交差点で融着してウエ
ブ形態を維持しており、かつ12g/cm2 加重下にお
ける厚さが0.3〜3.0mmで、12g/cm2 加重
下における平均密度が0.01〜0.05g/cm3 で
あり、さらにトップシートに接しているセカンドシート
の表面側の方が吸収体に接するセカンドシートの裏面側
より、密度が高いものである。セカンドシートの平均密
度が0.05g/cm3 を越えると、吸収速度に効果が
見られないために適当ではない。また、0.01g/c
m 3 未満では、セカンドシートの表面側の密度が高くな
る部分が少なくなり、トップシートから尿や体液をすば
やく吸収できず、漏れやすくなる。また、12g/cm
2 荷重下におけるセカンドシートの厚さが3.0mmを
越えて厚くなると、トップシートから尿や体液が吸収体
にすばやく吸収できず、漏れやすくなる。また、0.3
mm未満では、吸収速度に効果が見られないため適当で
はない。
れる繊維としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
リエステル、または、ポリエステル、ポリプロピレン、
ポリエチレン等の2成分以上からなる複合繊維等でも良
く、特には、ポリエステル/ポリエステル、ポリエステ
ル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレンの複
合繊維が強度の面から好ましい。これらの繊維および複
合繊維の親水性処理方法としては、繊維および複合繊維
に親水化剤をスプレーで塗布したり、製造したセカンド
シートにスプレー塗布、泡塗工、含浸などによって処理
する方法がある。
使用される繊維の断面形状としては、円形断面繊維と、
セカンドシートの表面側、裏面側の少なくとも一方に異
形断面繊維を全固形分に対して10〜80重量%含み、
その断面形状が多様形である。表面側より裏面側の方が
異形断面繊維が多く含有し、好ましくは、裏面側のみに
含有されたものである。裏面側の方に異形断面繊維が多
く含有することにより、表面側より裏面側の方が密度が
低いものが得られる。この理由として、例えば、同デニ
ールの場合、円形断面繊維より異形断面繊維の方が断面
面積が大きくなるため、異形断面繊維を含むと密度が低
くなる。また、円形断面繊維より異形断面繊維の繊維径
を大きくする方法もある。異形断面繊維が全固形分に対
して10重量%未満となると、吸収速度に効果が見られ
ないために適当ではない。また、異形断面繊維が全固形
分に対して80重量%を越えると、表面側の密度が高く
なる部分が少なくなり、トップシートから尿や体液をす
ばやく吸収できず、漏れやすくなる。異形断面繊維をさ
らに詳しくは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエ
ステル、アクリル樹脂、ナイロン樹脂等があげられ、そ
の断面形状は、T型、W型、H型、菱型、アメーバー状
等が好適であるが、特に制限をうけるものではない。
に接しているセカンドシートの表面側の方が吸収体の表
面に接しているセカンドシートの裏面側より、密度が高
くなるように、それぞれ密度の違ったウエブで、表面側
の方が密度が高くなるようにウエブを重ねて、熱などで
一体化したものでもある。表層と裏層との一体化は、両
層を形成する2種類のウエブを重ねて、繊維どうしが熱
処理による溶着により、一層化されている。他の接着方
法として、バインダー処理による接着、高速水流噴射や
ニードル処理等の方法があるが、特に制限をうけるもの
ではない。また、2種類のウエブを使用せず、単一層で
ウエブの表になる部分に繊維が融けない程度の高い温度
をあてて密度の高い層を作り、裏となる部分は、表より
低い温度をあてて、密度の低い層を作る熱処理方法もあ
る。
シートは、吸収体の上の領域に位置し、その大きさは、
吸収体と同等もしくは、それよりも小さくてもよい。使
用者が***される場所がわかっている場合、その部分の
み設置してもよい。
均一に混合されており、さらに親水性シ−トによりくる
まれている。または、綿状パルプに対して3〜60重量
%の熱融着性物質を混合して熱圧着してもよい。綿状パ
ルプとしては、化学パルプシートもしくは、機械パルプ
シートを粉砕機で解繊することにより得られる繊維長5
mm以下のものである。パルプ原料としては、針葉樹に
限らず、広葉樹、わら、竹およびケフナも適用される。
このパルプの使用量は、目的とする吸収体により、例え
ば、単独で用いるか、複数積層して用いるか、他の吸収
材を併用するかなどにより異なるが、一般的には、50
〜400g/m2 にされる。
セルロース系、合成ポリマー系が挙げられる。すなわ
ち、デンプンーアクリル酸(塩)グラフト共重合体、デ
ンプンーアクリル酸エチルグラフト共重合体のケン化
物、デンプンーメタクル酸メチルグラフト共重合体のケ
ン化物、デンプンーアクリロニトリルグラフト共重合体
のケン化物、デンプンーアクリルアミドグラフト共重合
体のケン化物、デンプンーアクリロニトリルー2ーアク
リルアミドー2ーメチルプロパンスルホン酸グラフト共
重合体のケン化物、アクリル酸(塩)重合体、アクリル
酸で架橋されたポリエチレンオキシド、ナトリウムカル
ボキシメチルセルローズの架橋物、ポリビニールアルコ
ールー無水マレイン酸反応物の架橋物などである。自重
の20倍以上の尿、体液及び水を吸収するもので、ポリ
アクリル酸ナトリウム系のものが吸収性能の点から最も
適当である。高吸収性ポリマーの分布量は、綿状パルプ
の乾燥状態で全重量の10〜500%、好ましくは15
〜300%であり、かかる量の高吸収性ポリマーが綿状
パルプに実質的に均一に分布している。高吸収性ポリマ
ーが吸収し膨潤したとき、その粒子は相互の干渉が最小
にとどめられ、連続的に接触して透過障壁を形成するこ
とが少なく、尿や体液を3次元方向に透過、吸収する。
と混合することを考えると繊維状のものが好ましい。熱
融着性物質は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエ
ステル、ポリビニリデン、アクリル樹脂、ナイロン樹脂
等があげられる。または、ポリエステル、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン等の2成分以上からなる複合繊維等で
も良く、特には、ポリエステル/ポリエステル、ポリエ
ステル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレン
の複合繊維が強度の面から好ましい。繊維径は1〜5デ
ニール程度が好ましく、繊維長は3〜30mmのもの
が、綿状パルプと混合するのに好適であるが、特に制限
をうけるものではない。これらマット層を一定以上の圧
力以上で熱圧着することによって、熱融着性物質による
骨格構造を形成し、湿潤時においてもマット層自体の強
度を持つことが可能となる。熱圧着の方法は、熱プレス
ロール、熱風乾燥機、マイクロ波加熱機、赤外線ヒータ
ー等、特に限られていないが、マット層に均一に熱が伝
わり、熱融着性物質が融けて骨格構造を形成することが
出来れば良い。
紙、親水性不織布等、親水性のシートであれば良い。吸
収体の圧縮方法として、周面が平滑なロールなどによ
り、吸収体の密度がその全体にわたり実質的に均等にな
るように連続する面状であってもよいし、周面が凹凸状
であるロールなどにより、吸収体の密度が部分的に異な
り、尿や体液を縦方向及び斜め方向に導く模様配列のエ
ンボスであってもよい。エンボスの場合、圧縮部、非圧
縮部は、連続、非連続のいずれであってもよい。
ンドシートと吸収体は、ホットメルト接着などによる接
着が全面もしくは部分的になされており、接着剤として
は、澱粉系またはCMC(カルボキシメチルセルロー
ス)などの水溶性の糊、または、流動性の高い接着剤で
もよい。上記記載のトップシ−ト、セカンドシートと吸
収体が組み合わせることによりはじめて本発明の効果が
達成可能となる。
ト1と液不透過性のバックシ−ト3の間に吸収体4を有
する吸収性物品において、前記トップシ−ト1と吸収体
4の間にセカンドシート2を有し、しかも、前記セカン
ドシート2は、裏面より表面の方が密度が高い。つま
り、トップシート1の裏面には、前記セカンドシート2
の密の部分が接し、吸収体4の表面には、セカンドシー
ト2の粗密度の部分が接しているため、着用者の皮膚に
触れるトップシート1における尿や体液などが、セカン
ドシート2に、いち早くスポット吸収されて早い速度で
通り、続いて、前記セカンドシート2で、それが直ちに
拡散されて吸収体に至る。したがって、前記トップシー
ト1及びセカンドシート2に尿や体液などが停滞するこ
とがなく、該トップシート1のドライタッチ性が著しく
向上する。
説明する。なお、評価は、吸収速度、ウエットバック及
び、サラット感について評価を行った。なお、使いすて
おむつの大きさは、外側が30×40cm(長さ)、挟
み込まれている吸収体が15×35cm(長さ)であ
る。ここにおける吸収速度とは、人工尿50ccが使い
すておむつに吸収されるまでの時間であり、30分ごと
に3回くりかえし測定したものである。また、ウエット
バックとは、吸収速度を測定した(50ccを3回吸収
させた)使いすておむつを30分間放置後、使いすてお
むつ中央部に10×10cm角の濾紙を10枚重ね、更
に0.05kg/cm2 の圧力をかけて5分間放置後、
濾紙に移行した液量を測定したものである。また、サラ
ット感とは、吸収速度を測定した(50ccを3回吸収
させた)後、トップシート表面に手で軽く触れて、その
乾き具合(サラット感)を官能評価で判定した。判定基
準は、下記3段階(○、△、×)に分けた。 サラット感判断基準 ○:乾いている △:湿っている ×:かなり湿っている ここで使用した人工尿は次の通りである。 人工尿組成 (重量%) 尿素 1.9% NaCl 0.8% CaCl2 0.1% MgSO4 0.1% 残部は水
る繊維径2デニール、繊維長51mmの複合繊維を用
い、坪量25.0g/m2 のトップシートを得た。
テル/ポリエチレンの複合繊維で繊維径2デニール、繊
維長51mmの円形断面繊維を100重量%使用して製
造したウエブ、厚さ0.40mm、坪量12.0g/m
2、密度0.030g/cm3と、裏面側ウエブとして、
親水性ポリエステル/ポリエチレンの複合繊維で繊維径
2デニール、繊維長51mmの円形断面繊維を50重量
%、および親水性ポリエステルの繊維で繊維径4デニー
ル、繊維長51mmのW型断面繊維を50重量%を混合
したのちに製造したウエブ、厚さ0.53mm、坪量1
2.0g/m2、密度0.023g/cm3を用い、表裏
のウエブ重量比を1:1にしたものを150℃で15秒
加熱処理して複合繊維のポリエチレンの一部を溶融接合
し、厚さ0.93mm、坪量24.0g/m2 、平均密
度0.026g/cm3 のセカンドシートを得た。
からなる高吸収性ポリマー200g/m2 、およびポリ
エステル/ポリエステルからなる熱融着性物質20g/
m2 を均一に分布させたものを、ティシュで包み、表面
温度150℃の熱プレスロールにて吸収体全体の緊度が
0.10g/m3 となるように調整し、吸収体を得た。
次いで、トップシ−トとポリエステルからなるバックシ
−トの間に上記吸収体を有し、トップシ−トと吸収体の
間にセカンドシートを有する図2及び図3に示す構成の
使いすておむつを作製した。
施例1と同じ繊維を使用して製造したウエブ、厚さ0.
40mm、坪量24.4g/m2、密度0.061g/
cm3と、裏面側ウエブとして、W型断面繊維をT型断
面繊維に置き換えて製造したウエブ、厚さ0.64m
m、坪量24.4g/m2、密度0.038g/cm3以
外は、実施例1と同様にして、使いすておむつを作製し
た。なお、得られたセカンドシートは、厚さ1.04m
m、坪量48.8g/m2、平均密度0.047g/c
m3 であった。
以外は、実施例1と同様にして、使いすておむつを作製
した。
施例1と同じ繊維を使用して製造したウエブ、厚さ1.
40mm、坪量38.4g/m2、密度0.027g/
cm3と、裏面側ウエブとして、実施例1と同じ繊維を
使用して製造したウエブ、厚さ1.54mm、坪量3
8.4g/m2、密度0.025g/cm3を用いた以外
は、実施例1と同様にして、使いすておむつを作製し
た。なお、得られたセカンドシートは、厚さ2.94m
m、坪量76.8g/m2、平均密度0.026g/c
m3 のセカンドシートを得た。
施例1と同じ繊維を使用して製造したウエブ、厚さ0.
15mm、坪量9.7g/m2、密度0.065g/c
m3と、裏面側ウエブとして、実施例1と同じ繊維を使
用して製造したウエブ、厚さ0.25mm、坪量9.7
g/m2、密度0.039g/cm3を用いた以外は、実
施例1と同様にして、使いすておむつを作製した。な
お、厚さ0.40mm、坪量19.4g/m2 、平均密
度0.049g/cm3 のセカンドシートを得た。
施例1と同じ繊維を使用して製造したウエブ、厚さ0.
12mm、坪量10.0g/m2、密度0.083g/
cm3と、裏面側ウエブにW型断面繊維を使用しない
で、ポリエステル/ポリエチレンからなる繊維径2デニ
ール、繊維長51mmの円形断面を有する複合繊維を1
00重量%使用して製造したウエブ、厚さ0.12m
m、坪量10.0g/m2、密度0.083g/cm3と
以外は、実施例1と同様にして、使いすておむつを作製
した。得られたセカンドシートは、厚さ0.24mm、
坪量20.0g/m2 、平均密度0.083g/cm3
であった。
親水性ポリエステル/ポリエチレンからなる繊維径2デ
ニール、繊維長51mmの円形断面を有す複合繊維を3
0重量%、および繊維径4デニール、繊維長51mmの
W型断面を有する親水性ポリエステルの繊維を70重量
%を混合したのちに製造したウエブ、厚さ1.11m
m、坪量10.2g/m2、密度0.009g/cm
3と、裏面側ウエブに、繊維径4デニール、繊維長51
mmのW型断面を有する親水性ポリエステルの繊維を1
00重量%使用して製造したウエブ、厚さ1.10m
m、坪量10.2g/m 2、密度0.009g/cm3を
用い、表裏のウエブ重量比を1:1にしたものを150
℃で15秒加熱処理して複合繊維のポリエチレンの一部
を溶融接合したウエブに置き換えた以外は、実施例1と
同様にして、使いすておむつを作製した。得られたセカ
ンドシートは、厚さ2.21mm、坪量20.4g/m
2 、平均密度0.009g/cm3 であった。
表面側ウエブと裏面側ウエブの使用を反対にした以外
は、実施例1と同様にして、使いすておむつを作製し
た。すなわち、トップシートの裏面には、セカンドシー
トの密度が低い部分が接し、吸収体の表面には、セカン
ドシートの密度が高い部分が接している。得られたセカ
ンドシートは、厚さ0.93mm、坪量24.0g/m
2 、平均密度0.026g/cm3 であった。
施例1と同じ繊維を使用して製造したウエブ、厚さ0.
36mm、坪量24.4g/m2、密度0.068g/
cm3と、裏面側ウエブとして、実施例1と同じ繊維を
使用して製造したウエブ、厚さ0.40mm、坪量2
4.4g/m2、密度0.061g/cm3を用いた以外
は、実施例1と同様にして、使いすておむつを作製し
た。得られたセカンドシートは、厚さ0.76mm、坪
量48.8g/m2 、平均密度0.064g/cm3 で
あった。
ものを用いた以外は、実施例1と同様にして、使いすて
おむつを作製した。
しない以外は、実施例1と同様にして、使いすておむつ
を作成した。テスト結果を表1に示す。
て、比較例1〜6の性能は、かなり悪いものであった。
性のトップシ−トと液不透過性のバックシ−トの間に吸
収体を有する吸収性物品において、前記トップシ−トと
吸収体の間にセカンドシートを有し、しかも、前記セカ
ンドシートは、裏面より表面の方が密度が高いこととし
た。つまり、トップシートの裏面には、前記セカンドシ
ートの密度が高い部分が接し、吸収体の表面には、セカ
ンドシートの密度が低い部分が接しているため、着用者
の皮膚に触れるトップシートにおける尿や体液などが、
セカンドシートに、いち早くスポット吸収されて早い速
度で通り、続いて、前記セカンドシートで、それが直ち
に拡散されて吸収体に至る。したがって、前記トップシ
ート及びセカンドシートに尿や体液などが停滞すること
がなく、該トップシートのドライタッチ性が著しく向上
する効果を有する。
る。
を示す。
を示す。
X’線断面図を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 液透過性のトップシ−トと液不透過性の
バックシ−トの間に吸収体を有し、前記トップシ−トと
前記吸収体の間にセカンドシートが配置される吸収性物
品において、前記トップシートは、坪量が10〜40g
/m2 、構成繊維の繊維径が4デニール以下の親水性繊
維からなり、前記セカンドシートは、繊維径1.5〜1
0デニール、長さ10〜100mmの親水性繊維が交差
点で融着してウエブ形態を維持しており、かつ12g/
cm2 加重下における厚さが0.3〜3.0mmで、平
均密度が0.01〜0.05g/cm3 であり、さらに
前記トップシートに接するセカンドシートの表面側の方
が前記吸収体に接するセカンドシートの裏面側より、密
度が高いことを特徴とする吸収性物品 。 - 【請求項2】 前記セカンドシートは、円形断面繊維
と、前記セカンドシートの表面側および前記セカンドシ
ートの裏面側の少なくとも一方に異形断面繊維を全固形
分に対して10〜80重量%含むことを特徴とする請求
項1記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31337994A JP3427525B2 (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31337994A JP3427525B2 (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 吸収性物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08164160A true JPH08164160A (ja) | 1996-06-25 |
JP3427525B2 JP3427525B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
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