JPH08164074A - 飲料抽出装置 - Google Patents

飲料抽出装置

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JPH08164074A
JPH08164074A JP6307728A JP30772894A JPH08164074A JP H08164074 A JPH08164074 A JP H08164074A JP 6307728 A JP6307728 A JP 6307728A JP 30772894 A JP30772894 A JP 30772894A JP H08164074 A JPH08164074 A JP H08164074A
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JP
Japan
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extractor
hot water
temperature
extraction
thermolabel
Prior art date
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Pending
Application number
JP6307728A
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English (en)
Inventor
Akira Ogawa
明 小川
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成かつ安価で、しかも確実に飲料抽出
中の表示を行ない、以て飲料抽出中に於ける抽出器の誤
操作による火傷等の危険のない、使い勝手の良い飲料抽
出装置を提供する。 【構成】抽出器10の外表面に例えば65℃で可逆的に
変色するサーモラベル18を貼付け、抽出器10内に散
湯が開始されてから飲料が流下し終わる抽出完了するま
での高温時には、サーモラベル18が例えば赤色から黒
色に変色して抽出中であることを明確に表示し、抽出が
完了して抽出器10の温度は急速に低下して65℃より
低いサーモラベル18の色復帰温度以下になるとサーモ
ラベル18は黒色から赤色に戻るようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱湯で飲料原料から飲
料を調製する飲料抽出装置に係るもので、特に飲料抽出
中の表示に関する。
【0002】
【従来の技術】熱湯を使って飲料原料から飲料を抽出す
る飲料抽出装置では、飲料抽出中に誤って抽出器を取外
そうとすると散水中の熱湯が抽出器外へ噴出したり、抽
出器内に溜まっている熱湯が抽出器の移動のショックで
外へこぼれて操作者が手等に火傷を負う恐れがあり、特
に後者による火傷の危険性が指摘されている。
【0003】従来の飲料抽出装置では、飲料の抽出中で
あることを表示する機能のないものが多く、飲料の「抽
出中」を湯気の洩れ出しや、抽出器の底の流下孔からの
飲料の流出の有無を注意深くチェックして判断しなけれ
ばならず、抽出器の取外しに当って不便を強いられてい
た。
【0004】近年、このような不便を解消すべく「抽出
中」の表示機構について特開平3−18322号公報で
提案がなされている。このものの構成は、図3に示す如
く、発熱体aを備えた容器(即ち給湯タンク)bの上部
から導出された導水パイプ(即ち出湯管)cの他端に散
水器dが設けられ、この散水器dの下に着脱自在にバス
ケット(即ち抽出器)eが設けられている。前記導水パ
イプcに伝熱板fが固着され、この伝熱板fの温度を感
知するように温度感知サーモスタットgが設けられてい
る。
【0005】そして、飲料抽出時の給湯により加熱され
る導水パイプcの昇温を伝熱板fを介して感知し、同温
度感知サーモスタットgに電気的に接続されたネオン電
球hを点灯させると共に、給湯の終了に伴う導水管cの
温度低下によりネオン電球hを消灯させるようにしたも
のとなっている。
【0006】すなわち、「飲料抽出中」であることをネ
オン電球hで点灯表示するようになっている。しかしな
がら、このような導水管(即ち出湯管)cの温度変化を
検出して「抽出中」をネオン電球hで点灯表示する方式
では、給湯を終了すると直ぐに導水管cの温度は低下
し、飲料抽出中を表示するネオン電球hが消灯した状態
となることがある。
【0007】しかし、この給湯終了時点では、抽出器e
内の飲料原料iの上には多量の湯jが溜まっており、こ
の湯jが飲料原料iから成分を抽出して底の流下孔から
完全に排出されるにはある程度の時間(コーヒーの場合
3〜4分)がかかり、この間も飲料抽出中の期間に含ま
れるにもかかわらず、上記のように途中でネオン電球h
は消灯し、まだ飲料抽出中であるのに抽出が完了したか
の如き、誤表示をする虞れがあった。
【0008】なお、温度感知サーモスタットgの設定温
度を適切に選ぶことにより、この問題を解決する手法も
開示されているが、実際には、この手法を使っても外気
温度が変化したり、負荷状況が変化すると導水管cの温
度が影響を受けて、抽出中であるのに抽出が終了したよ
うな表示をすることが起こり得る。
【0009】また、この方式では、温度感知サーモスタ
ットg,伝熱板f,ネオン電球h,ランプ抵抗など多く
の部品を要し、高価になると共に複雑で組立にも手間を
要するものとなっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、導水管
(即ち出湯管)の温度変化を検出して「抽出中」を点灯
表示する従来の表示方式では、飲料抽出中であるのに抽
出が完了したかの如き、誤表示をする虞れがあり、抽出
中に誤って抽出器を取外して火傷を負うことを防止しよ
うとする本来の目的を十分達することができないといっ
た問題があった。
【0011】また、多くの部品を要し、高価になると共
に複雑で組立にも手間を要するなどの問題点があった。
本発明は、上記事情に基づきなされたもので、簡単な構
成かつ安価で、しかも確実に飲料抽出中の表示を行な
い、以て飲料抽出中に於ける抽出器の誤操作による火傷
等の危険のない、使い勝手の良い飲料抽出装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、給湯タンクと、この給湯タンク
から導出された出湯管と、この出湯管の他端部に設けら
れた散水器と、この散水器の下に着脱自在に設けられた
抽出器とを具備してなる飲料抽出装置であって、前記抽
出器の外表面に、温度によって可逆的に変色するサーモ
ラベルを貼付けたものである。
【0013】
【作用】上記手段の飲料抽出装置によれば、抽出器の外
表面に貼り付けられた温度によって可逆的に変色するサ
ーモラベルが、飲料の抽出に伴う抽出器の昇温により変
色して抽出中であることを表示する。抽出器自体の温度
により変色して抽出中であることを表示するため誤操作
がなく火傷等の危険のない使い勝手の良いものとなる。
また、一枚のサーモラベルを抽出器の外表面に単に貼り
付ければ良いので、従来のランプ点灯表示のものに比べ
て構成の大幅な簡素化と低コスト化が図れ、故障の虞れ
も少ないものとすることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。図1は飲料抽出装置としてのコーヒー
抽出装置を示すもので、同図に於いて、右側が同装置の
正面に相当する。
【0015】図中1は、側面形状がコの字形をした装置
本体としての筐体であり、筐体1内には給湯タンク2が
設けられ、この給湯タンク2の上部から出湯管4が導出
され、その下向きの他端には散水器6が接続されてい
る。この散水器6の真下には底部に流下孔8を有する抽
出器10が同図に於いて左右方向に摺動脱着可能に一対
のレール(図示せず)にて掛架保持されている。
【0016】また、前記抽出器10の下方の前記筐体1
上には保温熱板12が設けられ、この保温熱板12上に
は手付きビーカー14が取外し自在に載置されている。
また、前記抽出器10の外表面には、図2にも示す如く
取手16の左付近に65℃で可逆的に変色するサーモラ
ベル18が貼付けられている。
【0017】次に本装置でコーヒーを抽出する場合の動
作について説明する。まず、抽出器10の中にフィルタ
20と適量のコーヒー粉末22をセットし、この抽出器
10を本装置の正面からレール(図示せず)に差し込ん
で散水器6の真下にセットする。
【0018】次に給湯操作をすると給湯タンク2から熱
湯(95℃前後)が送り出され、出湯管4を通って散水
器6から抽出器10内のコーヒー粉末22上に散湯が開
始される。散湯が始まると抽出器10内は直ぐに高温の
蒸気に満たされ、且つ抽出器10の底部は熱湯に接触す
るので、抽出器10は急速に昇温し、65℃を越えると
常温では赤色であったサーモラベル18は黒色に変色す
る。抽出器10に供給された熱湯はコーヒー粉末と接触
し、コーヒー成分を抽出して、流下孔8からコーヒー液
として流下していく。
【0019】所定量の給湯が終わると散水器6からの散
湯は停止されるが、抽出器10内には熱湯が多量に溜ま
っており、コーヒー液としての流下に伴って次第に減量
していくが抽出器10自体は残留する熱湯に触れている
ため高温状態が維持され、サーモラベル18の色は黒色
を維持し、抽出器10からのコーヒーの流下が完了、即
ち抽出が完了すると抽出器10の温度は急速に低下し、
65℃より低いサーモラベル18の色復帰温度以下にな
るとサーモラベル18は黒色から赤色に戻る。
【0020】抽出器10で抽出されたコーヒー液は手付
きビーカー14内にストックされ、保温熱板12で保温
されることとなる。以上の説明ではサーモラベル18
は、赤色から黒色への変色のみとして説明したがサーモ
ラベル18を図2に示すように「抽出中」という文字を
昇温によっても変色しないまま残るように作っておくこ
とにより、常温では文字は赤色の地の中にかくれて見え
ないが昇温すると文字以外の部分が黒色に変色する結果
「抽出中」という文字を赤色で浮かび上がらせることが
でき、抽出中であることを明確に文字で表示することが
できる。また文字でなく絵記号での表示も可能である。
【0021】また、上記のように抽出器10の温度は、
内部の熱湯が完全に流出してから急速に低下しはじめる
ので、サーモラベル18は実際の抽出終了より少し遅れ
て常温時の色(赤)にもどることとなり、実際の抽出中
より少し長く「抽出中」の表示をすることとなるが、抽
出中に抽出器10を取外すことによる火傷の防止という
目的からすると安全側にずれるものであって、目的とす
る効果を何ら損なうものではない。
【0022】なお、上述の一実施例において、コーヒー
抽出装置によるコーヒー抽出を例として取り上げたが、
これに限るものではなく紅茶や緑茶等類似したその他の
飲料抽出装置にも適用できるものである。
【0023】また、サーモラベルの昇温による変色温度
も65℃に限るものではなく、給湯温度や抽出器の寸
法、材質等に合せて最適な温度に設定すべきものであ
る。その他、本発明は本発明の要旨を変えない範囲で種
々変形実施可能なことは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
飲料抽出装置が抽出中であることを抽出器の温度変化で
捉え、抽出器の外表面に貼り付けたサーモラベルの変色
で表示するので、抽出器内にはまだ湯が残っている内に
抽出中の表示が消えることはなく、常に安定して間違い
なく「抽出中」の表示ができること、及び「抽出中」の
表示はサーモラベルの単なる変色表示だけでなく変色を
応用して文字や図形を表示できるので、抽出中であるこ
との視認を容易、確実にすることができ、誤って抽出器
を取外してしまうようなことのない安全で、使い勝手の
良い飲料抽出装置を提供できる。
【0025】また、この方式では、「抽出中」の表示が
単なる一枚のサーモラベルのみで可能となり、他の電気
部品等は全く必要なく、極めて簡単な構成で、故障の虞
れもなく、安価に実施できるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのコーヒー抽出装置の
概略断面図。
【図2】図1の抽出器の単体斜視図。
【図3】従来の飲料抽出装置の概略断面図。
【符号の説明】
1…筐体、2…給湯タンク、4…出湯管、6…散水器、
8…流下孔、10…抽出器、12…保温熱板、14…手
付きビーカー、16…取手、18…サーモラベル、20
…フィルタ、22…コーヒー粉末。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給湯タンクと、 この給湯タンクから導出された出湯管と、 この出湯管の他端部に設けられた散水器と、 この散水器の下に着脱自在に設けられた抽出器と、を具
    備してなる飲料抽出装置であって、 前記抽出器の外表面に、温度によって可逆的に変色する
    サーモラベルを貼付けたことを特徴とする飲料抽出装
    置。
  2. 【請求項2】サーモラベルが、所定の温度を越えると変
    色により図形又は文字を可視化するように作られた事を
    特徴とする請求項1記載の飲料抽出装置。
JP6307728A 1994-12-12 1994-12-12 飲料抽出装置 Pending JPH08164074A (ja)

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JP6307728A JPH08164074A (ja) 1994-12-12 1994-12-12 飲料抽出装置

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JP6307728A JPH08164074A (ja) 1994-12-12 1994-12-12 飲料抽出装置

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JPH08164074A true JPH08164074A (ja) 1996-06-25

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ID=17972548

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JP6307728A Pending JPH08164074A (ja) 1994-12-12 1994-12-12 飲料抽出装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998019584A1 (en) * 1996-11-05 1998-05-14 Illycaffe' S.P.A. Espresso coffee machine

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0318324A (ja) * 1989-06-15 1991-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 抽出器の抽出完了表示装置

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