JPH08161829A - デジタル情報再生装置及びデジタルpll装置 - Google Patents

デジタル情報再生装置及びデジタルpll装置

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JPH08161829A
JPH08161829A JP6298427A JP29842794A JPH08161829A JP H08161829 A JPH08161829 A JP H08161829A JP 6298427 A JP6298427 A JP 6298427A JP 29842794 A JP29842794 A JP 29842794A JP H08161829 A JPH08161829 A JP H08161829A
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value
clock
circuit
digital
signal
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JP6298427A
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English (en)
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Seiichiro Satomura
誠一郎 里村
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Canon Inc
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Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定周波数の非同期クロックで動作するデジ
タル情報再生装置、デジタル信号処理によって動作する
デジタルPLL装置を提供する。 【構成】 記録媒体1からの再生信号を所定の周期でサ
ンプリングするAD変換器6と、このサンプリングされ
たサンプル値のうち連続するn個のサンプル値から近似
曲線を演算する演算回路8と、得られた近似曲線に基づ
いて記録情報を再生する再生手段とを具備する。また、
再生信号の一定周波数の非同期クロックに対するエッジ
位置と仮想同期クロック位相値との位相誤差を演算する
減算器21と、該位相誤差を累積演算する位相誤差累積
演算回路22と、該累積演算結果に応じて仮想同期クロ
ックの周期値を増減する周期レジスタ23と、該周期値
に基づいて仮想同期クロックの位相値を演算する手段2
4〜27とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクや磁気ディ
スクなどの記録媒体に記録された情報を再生するデジタ
ル情報再生装置、及びデジタル信号処理によってPLL
動作を行うデジタルPLL装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は一般的なデジタル情報再生装置
の構成を示した図である。図16において、51は光デ
ィスクや磁気ディスクなどの記録媒体であり、記録媒体
51に記録された情報は、センサ52で光学的あるいは
磁気的に読み取られる。この再生信号は、アンプ53に
よって必要なレベルまで増幅された後、雑音除去フィル
タ54によって情報再生に不要な高周波雑音あるいは低
周波雑音が除去される。また、必要があればトランスバ
ーサルフィルタ等の波形等化器55によって信号中の波
形干渉を少なくするための波形修正が行われる。この波
形修正の後、再生信号は2値化回路56によって2値の
デジタル信号に変換される。
【0003】2値化回路56としては、マークポジショ
ン記録の場合は、再生信号を微分してゼロクロス時点を
求めるピーク検出回路が、マークエッジ記録の場合は、
所定のスライスレベルを横切る時点を求めるレベルスラ
イス回路が代表的に用いられる。PLL回路57では、
2値化されたデジタル信号に同期するクロックが生成さ
れ、弁別器58では同期クロックのタイミングにおける
2値化信号について、“1”か“0”かが弁別される。
そして、同期信号検出回路59では再生データ列の先頭
時点のタイミングが検出され、復号器60では(1,
7)符号、(2,7)符号、8−9符号等の記録符号あ
るいは、誤り訂正符号、更には情報圧縮符号等の復号を
行って、元のデジタル再生データが復元される。
【0004】ところで、図16のPLL回路57として
は、通常はアナログのローパスフィルタやVCO(ボル
テージコントロールドオシレータ)が使用されるので、
波形等化器55以降の回路をデジタルICで一体化しよ
うとすると、アナログの構成要素が含まれるために支障
を生じる。そこで、デジタルPLLというものも提案さ
れているが、通常はデジタルPLLは記録周波数のずっ
と高い動作周波数(制御クロック)が必要であり、また
極めて高精度の可変遅延素子が必要である。そのため、
図16のPLL回路57としてデジタルPLLを使用す
ると、回路を高速で動作させる必要であるが、このよう
な高速動作は困難であった。
【0005】そこで、本願出願人は以上の問題点を解決
するための2値化回路及び情報再生装置を特開平6−2
1822号公報で公開している。図17はその先願の情
報再生装置を示したブロック図である。図17に示すよ
うに先願例では、PLL回路は使用しておらず、回路は
すべて非同期の一定クロックで動作するように構成され
ている。また、AD変換器61は一定クロックで再生信
号をサンプリングし、デジタルフィルタ62、CPU6
3、2値化回路64も同一の一定クロックで動作する。
FIFO65では、2値化回路64で得られた2値化信
号の位相を揃えて出力する。
【0006】図18に図17の2値化回路64の一例を
示している。図18において、71及び72は図17の
DF62によって演算された量子化再生信号を2値化の
基準値と比較する比較器、73、74は各々比較器7
1、72の出力が“H”レベルから“L”レベルに変化
した時刻から1サンプリングの時間だけ“L”レベルを
出力するワンショットマルチバイブレータ、75、76
はワンショットマルチバイブレータ73、74の出力が
“H”レベルから“L”レベルになるのをトリガーとし
て図17のDF62から送られてくる演算済量子化再生
信号を一時保持するラッチ回路、77はワンショットマ
ルチバイブレータ73、74の論理和をとるNANDゲ
ートである。また、78はラッチ回路75、76が保持
している量子化再生信号レベルを加算する加算器、79
は加算器78の演算結果に応じて後段の回路を制御する
タイミング回路、80はサンプリングクロックを1/2
分周する分周器、81、82、83、84は各々図18
に示す通りの論理演算を行う論理ゲートである。更に、
86はNANDゲート77の出力を一時保持するフリッ
プフロップである。
【0007】次に、図17の先願例の動作について説明
すると、まず不図示の情報記録媒体から再生されたアナ
ログ再生信号は、A/D変換器61によりアナログ再生
信号の最短符号間隔(以下Tminと記す)の半分の時
間間隔ごとにデジタル再生信号に量子化される。A/D
変換器61で量子化されたデジタル再生信号は、高密度
記録を行ったために生じた波形干渉がDF62によるデ
ジタル演算によって低減され、2値化回路64にデジタ
ル再生信号の状態で送られる。このとき、CPU63は
不図示の情報記録媒体から再生されるアナログ再生信号
の周波数成分や信号レベルなどに応じて、アナログ再生
信号の波形干渉を低減させるに適切な演算係数をDF6
2に設定し、随時最良の波形干渉の低減をはかってい
る。2値化回路64に送られたデジタル再生信号は、
“0”、“1”の2値のレベルに2値化される。2値化
された信号は符号の位相が一定とならないため、FIF
O65によって位相の揃った2値符号語とされ、不図示
の復号器によってデータに変換される。
【0008】次に、図17に於いて不図示の情報記録媒
体から再生される再生信号が1−7符号変調のピットエ
ッジ記録のものである場合を例にとり、2値化回路64
について説明する。1−7符号変調のピットエッジ記録
の記録最高周波数を6.25MHzとすると、最小符号
間隔Tminは40nsecであり、このことから1サ
ンプリング間隔は20nsec(サンプリング周波数=
50MHz)となる。このようにTmin=40nse
cであるような再生信号を20nsecのサンプリング
間隔でサンプリングすると、いかなるタイミングで再生
信号をサンプリングしたとしても、Tminの時間内で
のサンプリング回数は2回である。このことは、再生信
号が閾値を横切る時刻から次に閾値を横切る時刻までの
間(以下エッジ間と記す)にサンプリングされる再生信
号の数が2の整数倍であることを意味する。図17に於
いては、エッジ間でのサンプリング数は2Tのエッジ間
隔(80nsec)の時4回、3Tのエッジ間隔(12
0nsec)の時6回、同様にして8Tのエッジ間隔
(320nsec)の時16回となる。
【0009】しかしながら、現実には、再生信号のエッ
ジ間隔は種々の外乱によって、Tminの整数倍になる
ことは極めて少なく、このことはエッジ間でのサンプリ
ング数が2Tのエッジ間隔の時4回、3Tのエッジ間隔
の時6回、同様にして8Tのエッジ間隔の時16回とは
ならないことがあることを意味する。このようにエッジ
間隔が変動した場合の各記録パターンのエッジ間隔を正
規のエッジ間隔±(Tmin)/2と定めると、2Tは
60nsec以上100nsec未満、3Tは100n
sec以上140nsec未満、同じように8Tは30
0nsec以上340nsec未満となり、エッジ間で
のサンプリング数は次のように改められる。即ち、2T
のエッジ間隔60nsec以上100nsec未満の場
合3個か4個か5個、3Tのエッジ間隔100nsec
以上140nsec未満の場合5個か6個か7個、同様
に8Tのエッジ間隔300nsec以上340nsec
未満の場合15個か16個か17個となる。
【0010】図19に図18の2値化回路の動作タイミ
ングを示している。信号Aは図17のDF62の出力で
ある量子化再生信号を示し、特に黒丸印で示すところが
比較器71もしくは比較器72で閾値との比較の結果閾
値を横切ったときのサンプリング値であることを示して
いる。信号Bは図17に不図示の情報記録媒体から再生
される再生信号をA/D変換器61で量子化するタイミ
ングをはかるサンプリングクロックであり、ここでは5
0MHzのクロックである。
【0011】信号Cは比較器71によって、DF62に
よって演算された量子化再生信号Aと閾値とを比較した
結果を示し、量子化再生信号>閾値であるとき“L”を
出力する。同様に、信号Dは比較器72によって、DF
62によって演算された量子化再生信号Aと閾値とを比
較した結果を示し、量子化再生信号<閾値であるとき
“L”を出力する。信号E及び信号Fは、それぞれワン
ショットマルチバイブレータ73及び74の出力、信号
Gはワンショットマルチバイブレータ73、74の出力
の論理和をとるNANDゲート77の出力を示してい
る。信号H及び信号Iは、サンプリングクロック(信号
B)を分周器80で1/2分周した結果を示し、信号H
は正論理、信号Iは負論理である。また、信号JはOR
ゲート84の出力を示し、信号KはANDゲート85の
出力を示し、信号Lはフリップフロップ86の出力を示
している。
【0012】ここで、各々のエッジ間隔がTminの整
数倍であるときのエッジ間におけるサンプリング数は、
2Tのエッジ間隔(80nsec)の時は4個のサンプ
リング、3Tのエッジ間隔(120nsec)の時は6
個のサンプリング、同じようにして7Tのエッジ間隔
(280nsec)の時は14個のサンプリング、8T
のエッジ間隔(320nsec)の時は16個のサンプ
リングである。動作を説明すると、まず始めに、DF6
2でデジタル演算された量子化再生信号Aは、比較器7
1、72で閾値と比較される。この比較の結果、量子化
再生信号Aのレベルが閾値を横切ったとすると、比較器
71、72ではそれぞれの出力C、Dを“H”の状態か
ら“L”の状態へ、もしくは“L”の状態から“H”の
状態へ変える。次に、比較器71、72の出力C、Dが
“H”レベルから“L”レベルに変化したことにより、
ワンショットマルチバイブレータ73、74では、比較
器71、72の出力の変化したサンプリング時刻から1
サンプリングの時間だけ“L”となる信号E、Fを出力
し、NANDゲート77によってこれらワンショットマ
ルチバイブレータ73、74の出力E、Fの論理和がと
られる。
【0013】このNANDゲート77の出力Gは、量子
化再生信号が閾値を横切った時刻から1サンプリングの
間だけ“H”となるものであり、このことはNANDゲ
ート77の出力Gが“H”である時間内に、再生信号の
エッジ位置が存在することを意味するものである。ま
た、再生信号のサンプリング周波数が再生信号のTmi
nの半分の時間であることから、NANDゲート77の
出力信号Gを2回のサンプリングにつき1回の割合で符
号語に変換することにより、再生信号の2値化が行われ
る。ここでは、サンプリングクロックを分周し、サンプ
リングクロックをマスクした信号(信号K)を用いて、
NANDゲート77の出力信号Gをフリップフロップ8
6に一時保持することで2値化を達成している。
【0014】このように先願例においては、図19に示
したように再生信号Aがしきい値を超える前と後の2回
の連続するサンプル時点における再生信号値をラッチ回
路75、76にそれぞれ保持し、両者の和を加算器78
で求めている。また、その値からしきい値通過時点、つ
まりマークエッジ位置のサンプリングクロックに対する
位相を求め、その値によってあるマークエッジ位置から
次のマークエッジ位置までのクロック数と位相を用いて
マーク長を判定し、その判定したマーク長に伴って一定
クロックに同期した再生データを出力している。
【0015】そして、先願例に示すような非同期クロッ
クで動作するデジタル情報再生装置においては、次のよ
うな効果を得ることができる。 (1)PLL−IC等のアナログICを使わずに、再生
系をデジタルIC化できるので、コストダウンが可能と
なる。 (2)再生系全体をデジタルICで一体化できるので、
装置の小型化が可能となる。 (3)波形等化のためのトランスバーサルフィルタのタ
ップゲインを演算により簡単に切り換えられるので、記
録媒体の特性の違いに容易に対応できる。 (4)周波数の切り換えに対しても演算により容易に対
応できる。 (5)その他の記録条件、再生条件の違いに対しても特
別な回路を必要としないで、演算処理のみで対応でき
る。 (6)1つのICによる1つの回路であらゆる機種に対
応できる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先願例
においては、しきい値前後のサンプル値を加算すること
によってしきい値クロス時点の位相を演算し、判定して
いる。これは、すなわち2時点のサンプル点を通る直線
で、再生信号を近似していることになる。このような場
合、図19のようにサンプル点数が十分に多ければ、図
19の黒点とその直前の白点との間の再生信号は直線に
近く、直線近似による誤差は小さくなるので、情報を良
好に再生することができる。
【0017】しかしながら、再生信号周波数に対してサ
ンプル点が少なくなると、直線近似による誤差が大きく
なるので、再生データの誤り発生率が増大してしまう。
つまり、記録密度を上げたり、記録速度を上げたりする
と、IC速度の制限等により再生信号周波数に対するサ
ンプル周波数が相対的に低下するので、再生性能が低下
し、情報の高密度化に対応できなかった。
【0018】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、一定
周波数の非同期クロックで動作し、しかも再生信号周波
数に対するサンプリング周波数が低くても、再生性能が
低下することなく情報の再生を行うことができるデジタ
ル情報再生装置を提供することを目的とする。
【0019】また、本発明は、特殊な部品の使用や動作
周波数の制約がなく、デジタル信号処理によってアナロ
グPLL回路と同等に動作することが可能なデジタルP
LL装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、情報記
録媒体から再生された再生信号を所定の周期でサンプリ
ングする手段と、このサンプリングされたサンプル値の
うち連続するn個のサンプル値から近似曲線を演算する
手段と、得られた近似曲線に基づいて記録情報を再生す
る再生手段とを有することを特徴とするデジタル情報再
生装置によって達成される。
【0021】また、本発明の目的は、再生信号の一定周
波数の非同期クロックに対するエッジ位置と仮想同期ク
ロックの位相値との位相誤差を演算する手段と、該位相
誤差を累積演算する手段と、該累積演算結果に応じて前
記仮想同期クロックの周期値を増減する手段と、該周期
値に基づいて仮想同期クロックの位相値を演算する手段
とを有することを特徴とするデジタルPLL装置によっ
て達成される。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明のデジタル情報再生装
置の一実施例を示したブロック図である。図1におい
て、まず記録媒体1、センサ2、アンプ3、雑音除去フ
ィルタ4は、図16に示したものと同じであり、記録媒
体1に記録されたデジタル情報はセンサ2で光学的ある
いは磁気的に読み取られる。そして、読み取られた再生
信号はアンプ3で増幅された後、雑音除去フィルタ4で
ノイズ成分が除去されてAD変換器6へ出力される。
【0023】一定クロック発振器5は水晶発振器などか
ら構成され、一定クロック発振器5で発生した一定周波
数のクロック信号はAD変換器6及びそれ以降の各部に
供給される。AD変換器6では、そのクロックに従って
所定の周期で再生信号をサンプリングし、サンプリング
されたデータはデータバッファ7に格納される。ここ
で、仮に連続するサンプリング時刻を簡単にt=−1、
0、1、2と表わし、それぞれの時刻における再生信号
のサンプリング値をy=y-1、y0 、y1 、y2とする
と、図2に示すような曲線となる。本実施例では、図2
の4つのx点を用いて再生信号波形を曲線近似するもの
であり、ここでは曲線近似として代表的な3次曲線、 y=f(t)=at3 +bt2 +ct+d を用いるものとする。
【0024】ここで、以上のような3次曲線を用いた場
合、(t=−1、y=y-1)、(t=0、y=y0 )、
(t=1、y=y-1)、(t=2、y=y2 )の4点を
通るf(t)は、1つに決められる。即ち、 y-1=f(−1)=−a+b−c+d y0 =f(0)=d y1 =f(1)=a+b+c+d y2 =f(2)=8a+4b+2c+d という連立方程式を解くと、 a=(1/6)・(−y-1+3y0 −3y1 +y2 ) b=(1/2)・(y-1−2y0 +y1 ) c=(1/6)・(−2y-1−3y0 +6y1 −y2 ) d=y0 という解が得られる。
【0025】曲線近似演算回路8においては、これらの
a,b,c,dの演算を行う。この演算はサンプリング
周期ごとに行うので、AD変換器6でAD変換されたデ
ータはサンプリング順にデータバッファ7に格納され、
曲線近似演算回路8ではそれらのデータのうち連続する
4つのデータをy-1,y0 ,y1 ,y2 として読み出
し、それを用いてa,b,c,dを求める演算を行う。
こうして曲線近似された信号データは、記録方式に応じ
て適切に演算処理される。例えば、(1,7)符号や
(2,7)符号、8−9符号などのRLL(ランレング
スリミッテッド)符号で、マークエッジ記録で記録され
ている信号に対しては、前述した先願例のように再生信
号としきい値との交点を求め、マーク長を判定する必要
がある。
【0026】エッジ位置演算回路9では、このような近
似曲線としきい値との交点t=Z0を演算する。ここ
で、しきい値との交点を求める場合、しきい値をy=0
とすると、f(t)=0、即ち、 at3 +bt2 +ct+d=0 の解t=Z0 を求めることによって得ることができる。
この3次方程式の解を求める公式は、Cardano の解法と
して一般に知られている。図3にこの公式を示してお
り、式(1)、(2)のZ,Z′,Z″の3つが求める
解となる。なお、この場合、予めy0 ,y1 <0という
条件を設定しておくと、0<t<1の範囲内でゼロクロ
ス点が存在するので、このとき0<Z1 <1においてZ
の解を求めることができる。
【0027】このようにしてエッジ位置演算回路9は演
算を行い、Zの値を同期クロック演算回路10へ出力す
る。但し、この演算は複雑であるので、回路規模が大き
くなり、処理時間もかかるのであるが、本実施例に限っ
ていえば、この演算は同期クロックを生成するための演
算処理であり、同期クロック演算回路10では複数の位
相データを累積計算しているので、Zの精度の厳密さは
計算によってはそれほど重要ではない。従って、演算回
路規模あるいは処理時間に制限がある場合は、この部分
は曲線近似ではなく、従来の直線近似で計算してもよ
い。その場合は、y0 ,y1 を通過する直線で近似すれ
ばよく、具体的にはデータバッファ7の出力y0 ,y1
を用いて、 Z=y0 /(y0 +y1 ) を演算して出力すればよい。
【0028】同期クロック演算回路10は、従来のPL
L回路の役割りを演算処理によって行うもので、いわば
デジタルPLL回路を構成するものである。図4に同期
クロック演算回路10の一例を、図5に従来のPLL回
路を示している。図4の減算器21は図5の位相比較器
28の働きをし、同様に位相誤差累積演算回路22はロ
ーパスフィルタ29の働きを、周期レジスタ23、位相
レジスタ24、減算器25、正負判定回路26、加算器
27はVCO(ボルテージコントロールドオシレータ)
30の働きをする。また、図4の同期クロック演算回路
10では、PLL回路の同期クロックを出力する代わり
に、仮想同期クロック位相値vを出力する。
【0029】具体的に説明すると、まず減算器21では
図6に示すように、エッジ位置演算回路9から出力され
た信号位相差Zから仮想同期クロック位相値vを減算し
て位相誤差値wを出力する。位相誤差累積演算回路22
では、位相誤差値wを複数回取り込んで平均値を演算す
る。これは、図5のローパスフィルタ29と同じで、取
り込み回数が多いほど仮想同期クロックは安定するが、
Zの周波数変動に対する追従速度は遅くなる。また、周
期レジスタ23としてはアップ/ダウンカウンタが用い
られ、位相誤差平均値wに従ってその数値Lをアップま
たはダウンさせる。この場合、仮想同期クロックの位相
がZに比べて遅れているときは、周期レジスタ23の値
Lを小さくすると、仮想同期クロックの周波数は高くな
り、逆に仮想同期クロックの位相vがZよりも進んでい
るときは、周期レジスタ23の値Lを大きくすると、仮
想同期クロックの周波数は低くなる。
【0030】位相レジスタ24では仮想同期クロック位
相値vを次回の演算まで保持し、この保持された値をS
とすると、減算器25ではSからサンプリング周期値を
減算し、得られた値を正負判定回路26、加算器27へ
出力する。ここでは、時間をサンプリング周期で規格化
しているので、サンプリング周期値は1である。減算器
25のSから1を減算した値をuとし、正負判定回路2
6ではこのuの正負を判定する。また、加算器27では
正負判定回路26のuの判定結果が負のときのみ、周期
レジスタ23の出力Lと減算器25の出力uを加算し、
加算結果を仮想同期クロック位相値vとして出力する。
また、uの判定結果が正の場合は、uの値をそのままv
として出力する。
【0031】図7に同期クロック演算回路10における
サンプリング時点と仮想同期クロックのタイミングを示
している。サンプリング時点はAD変換器6における再
生信号のサンプリングのタイミング、仮想同期クロック
は実際には作成されないクロックで、同期クロック演算
回路10の演算上の仮想のクロックである。図7におい
て、まず位相レジスタ24がサンプリング時点0での位
相値S1 を保持しているとすると、減算器25ではサン
プリング時点1でS1 から1を引いた値u1 を出力す
る。正負判定回路26ではu1 の正負を判定し、判定結
果を加算器27に出力する。ここでは、u1 は負となっ
ており(u1 の矢印が左向きの場合は負、右向きの場合
は正)、加算器27ではu1 と周期レジスタ23の周期
値Lを加算し、結果を位相値v1 として出力する。この
位相値v1 は位相レジスタ24に次回の演算まで保持さ
れる。
【0032】図8に各サンプリング時点ごとの各部の信
号を示している。図8の演算1は図7のサンプリング時
点1に、演算2はサンプリング時点2に、演算3はサン
プリング時点3にそれぞれ対応している。演算1では、
前述のように位相レジスタ24の出力はS1 、減算器2
5の出力はu1 、正負判定回路26の出力は負、加算器
27の出力はv1 である。
【0033】次に、サンプリング時点2では、図7のよ
うに減算器25では位相レジスタ24に保持された前回
の位相値S2 (v1 と同じ)からサンプリング周期値1
を減算した値u2 を出力し、正負判定回路26ではu2
の正負を判定する。この場合は、u2 は正と判定され、
加算器27ではこのときはu2 が正であるので、u2
値をそのままv2 として出力する。もちろん、v2 は位
相レジスタ24に保持される。タイミング時点3では、
図7のように減算器25ではS3 から1を減算した値u
3 を出力し、正負判定回路26ではu3 を負と判定す
る。従って、この場合は、加算器27では周期レジスタ
23の周期値L′とu3 を加算して結果をv3 として出
力し、以下同様に同期クロック演算回路10ではサンプ
リング時点ごとに仮想同期クロックの位相値を演算して
いく。サンプリング時点2、3の各部の信号は図8の演
算2、3の通りである。
【0034】次に、レベル演算回路11においては、図
2に示すように同期クロック演算回路10の時刻vにお
ける曲線近似された信号レベル値を演算する。即ち、曲
線近似演算回路8によって得られたa,b,c,dと同
期クロック演算回路10で得られたvを用いて、 Y=av3 +bv2 +cv+d の演算を行い、得られた信号レベル値Yを波形等化器1
2へ出力する。但し、v>1の場合は、演算をしないで
次回を待つ。
【0035】波形等化器12は必要に応じて使用され、
特にパーシャルレスポンス方式で記録した場合は、この
波形等化器12による波形等化は必須である。図9に波
形等化器12の具体例を示しており、従来のトランスバ
ーサルフィルタの働きを演算で処理するように構成され
ている。図中のC-2,C-1,C0 ,C1 ,C2 は重み係
数であり、この係数はCPU16の制御により記録媒体
1の特性や記録再生条件によって自動的に切り換えられ
る。例えば、記録媒体1にPR(1,1)方式で記録さ
れている場合は、波形等化器12の出力Y′は3値レベ
ルに近い値となるように、またPR(1,2,1)方式
で記録されている場合は、出力Y′が5値レベルに近い
値となるように、CPU16から波形等化器12に適切
な重み係数Ciが出力される。
【0036】レベル判定回路13では信号レベル値Y
(波形等化を行った場合はY′)についてレベル判定を
行う。通常の2値記録の場合は2値判定を行い、パーシ
ャルレスポンス方式で記録されている場合は、レベル判
定にビタビ復号を伴なうのが一般的である。例えば、レ
ベル判定回路13ではPR(1,1)方式の場合は、3
値判定を行った後、ビタビ復号により2値データが生成
され、PR(1,2,1)の場合は、5値判定を行った
後、ビタビ復号により2値データが生成される。また、
FIFO(ファーストインファーストアウトレジスタ)
14では図17のFIFO65と同じように出力信号の
位相を揃え、復号器15においても図16の復号器60
と同様に記録符号の復号、誤り訂正符号の復号、あるい
はデータ圧縮符号の復号を行って再生データが出力され
る。
【0037】本実施例では、非同期クロックで動作する
デジタル情報再生装置を実現でき、先に(1)〜(6)
項に挙げたように再生系を全てデジタルIC化できるな
ど装置の小型化、低コスト化に大きく寄与できるばかり
でなく、記録媒体の特性の違い、周波数の切り換え、記
録再生条件の違いなどに容易に対応することが可能とな
る。また、曲線近似演算回路で再生信号のサンプル値を
もとに再生信号を曲線近似するようにしたので、先願例
に比べて信号処理誤差を大幅に小さくでき、処理精度を
向上することができる。従って、再生誤り率を改善でき
るので、再生性能を向上することが可能となり、再生信
号周波数に対するサンプリング周波数が低くても、信号
処理誤差が小さく、十分に情報を再生することができ、
情報の高密度化にも対応することができる。
【0038】更に、同期クロック演算回路において演算
処理によってPLL動作を行うようにしたので、従来の
デジタルPLLのように高精度の可変遅延素子を必要と
したり、高い動作周波数を必要としたりすることがな
く、簡単にデジタル信号処理によるデジタルPLL回路
を実現することができる。従って、このようなデジタル
PLL回路を用いることにより、他の再生系と容易にデ
ジタルIC化することができる。また、このような同期
クロック演算回路によるデジタルPLL動作や、曲線近
似演算回路による再生信号の曲線近似によってデジタル
情報装置を構成することにより、多値レベルの再生に対
しても容易に対応することができる。特にこのことは、
後で図15で詳しく説明する多値記録方式の情報を再生
する実施例において効果的である。
【0039】なお、これまでの説明は(1,7)符号、
(2,7)符号、8−9符号等のRLL符号を想定して
いたが、本発明は4/15符号、4/11符号等の差分
検出符号を用いた記録の再生についても適用することが
できる。図10に4/15符号変換表の例を示してい
る。これは、サンプルサーボ方式の記録において主に用
いられる符号で、15ビット中4個が“1”であり、再
生する時は15ビット中で高い順に4つのビットを
“1”と判定するという手法で符号変換を行うものであ
る。4/15符号では、PLLは別途設けられたクロッ
クピットを基準として同期クロックが生成される。この
方式においても、本発明を用いることにより、PLLな
しで、精度よくデータを検出することができる。
【0040】図11はこのような4/15符号に適用し
うる実施例を示したブロック図である。図11におい
て、ピーク位置演算回路31はクロックピットのピーク
位置を演算する回路であるが、動作については後述す
る。クロックピット抽出回路32はパターンマッチング
によって正しいクロックピット以外のピットを除去する
回路、同期クロック演算10は図1のものと同じで、P
LL回路の働きをして仮想同期クロック位相値vを演算
し出力する。記録媒体1、センサ2、アンプ3、接着除
去フィルタ4、一定クロック発振器5、AD変換器6、
データバッファ7、曲線近似演算回路8、レベル演算回
路11、波形等化器12は図1のものと同じである。ま
た、差分検出判定回路33は1ブロック15ビット分の
演算値Y′の中で高い順に4つのビットを“1”と判定
し、残りを“0”と判定する回路である。このように差
分検出判定回路33で検出されたデータは、4/15符
号復号回路34に送られ、図10の変換表に従って逆変
換が行われる。FIFO14、復号器15は図1のもの
と同じである。本実施例では、差分検出方式によってデ
ータを検出するので、再生信号の低周波数雑音、DCレ
ベル変動に対して再生信頼性が高いという利点がある。
【0041】また、以上の実施例では、近似曲線として
3次曲線を使用したが、マークポジション記録の場合
は、2次曲線で近似することも考えられる。マークポジ
ション記録における2値化回路は図12に示すように微
分回路25とヒステリシスコンパレータ26による微分
検出回路を用いてピーク位置を検出する手法が一般的で
ある。この微分検出回路における再生信号のピーク位置
を検出する方法を2次曲線近似で考えたのが図13であ
る。ピーク位置を検出するには、図13に示すように、
非同期クロックでサンプリングした連続する3サンプル
-1,y0 ,y1の値が用いられる。ここで、近似する
2次曲線を、 y=f(t)=at2 +bt+c として、 f(−1)=y1 ,f(0)=y0 ,f(1)=y1 を代入すると、a,b,cは次のように得ることができ
る。
【0042】a=(Y-1+Y1 +2Y0 )/2 b=(Y1 −Y-1)/2 c=Y0 さらに、ピーク位置は、 t=−b/2a となり、このtの位相値を出力する。
【0043】このようなピーク位置演算は、図11の実
施例で使用してもよいし、それ以外にも通常の(1,
7)マークポジション記録、(2,7)マークポジショ
ン記録の再生にも使用することができる。また、以上の
説明では、2次曲線y=at2+bt+cをy-1,y
0 ,y1 の3点から求めるとしたが、y-1,y0 ,y
1 ,y2 の4点から最小二乗法を用いて、2次曲線y=
at2 +bt+cを求めることもできる。この場合は、
計算は複雑となるが、より精度の高いピーク位置を求め
ることができる。
【0044】次に、多値記録方式の実施例について説明
する。多値記録方式とは高密度化のために3値以上の信
号で変調する方法である。変調方法としては、例えば光
ディスクの場合は、変調パルス幅を多値にする方法、パ
ルス高さを多値にする方法、“1”と“0”との間に
“1”と“0”を高速に繰り返して高速に切り換え、そ
れによって中間値を記録する方法等がある。図14に3
値符号の例として4B3T符号を示している。これは、
4bitの情報を3値3ディジットに変換するものであ
る。
【0045】図15はこのように多値記録方式で記録さ
れた信号の情報再生に適用しうる実施例を示したブロッ
ク図である。図15においては、レベル判定を3値レベ
ル判定回路35で行い、2値復号化回路36では得られ
た3値信号を図14の符号化表に従って逆変換してい
る。この2つの点が図1の実施例で異なっている。また
エッジ位置演算回路9においては、ここでは3値信号で
あり、スライスレベルは2本となるので、それに対応し
た計算が必要である。このように多値記録方式において
は、スライスレベルが複数となり、レベル判定回路が複
雑になるのであるが、本実施例では、演算を変えるだけ
で容易に多値信号の再生を実現することができる。
【0046】
【発明の効果】以上発明したように本発明は、次の効果
がある。 (1)一定周波数の非同期クロックで動作するデジタル
情報再生装置を実現できこれによって装置の小型化、低
コスト化を図ることができるばかりでなく、記録媒体の
特性の違い、周波数の切り換え、記録条件や再生条件の
違い、あるいはあらゆる機種に容易に対応できる。 (2)再生信号のサンプル値をもとに曲線近似によって
再生信号処理を行うようにしたので、信号処理誤差を小
さくでき、処理精度を向上することができる。従って、
再生信号周波数に対するサンプル周波数が低くても、十
分に情報を再生でき、これによって記録密度を上げた
り、記録速度を上げたりした場合であっても情報の再生
が可能となり、情報の高密度化にも対応することができ
る。 (3)演算処理によってデジタル的にPLL動作を行
い、曲線近似によって再生信号処理を行うことにより、
従来は想定されていなかった多値レベルの再生に対して
も容易に対応することができる。 (4)演算処理によってPLL動作を行うようにしたの
で、高精度の可変遅延素子を必要としたり、高い動作周
波数を必要としたりすることがなく、簡単な構成で動作
周波数に制約のないデジタルPLL装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル情報再生装置の一実施例を示
したブロック図である。
【図2】図1の実施例の曲線近似演算回路8における再
生信号の曲線近似を説明するための図である。
【図3】3次方程式の解を求めるCardamo の解法を示し
た図である。
【図4】図1の実施例における同期クロック演算回路1
0の具体例を示したブロック図である。
【図5】従来のPLL回路を示したブロック図である。
【図6】図4の同期クロック演算回路10の減算器21
における信号位相値Zと仮想同期クロック位相差vの位
相誤差値wを説明するための図である。
【図7】図4の同期クロック演算回路10の動作を説明
するための図である。
【図8】図4の同期クロック演算回路10の演算ごとの
各部の信号を示した図である。
【図9】図1の実施例の波形等化器12の具体例を示し
た図である。
【図10】4/15符号変換の例を示した図である。
【図11】本発明の他の実施例を示したブロック図であ
る。
【図12】マークポジション記録における2値化回路を
示した図である。
【図13】微分検出回路における再生信号のピーク位置
を2次曲線近似で検出する方法を説明するための図であ
る。
【図14】4B3T符号の変換を示した図である。
【図15】本発明の更に他の実施例を示したブロック図
である。
【図16】従来のデジタル情報再生装置を示したブロッ
ク図である。
【図17】本願出願人の先願の情報再生装置を示したブ
ロック図である。
【図18】図17の情報再生装置の2値化回路を示した
ブロック図である。
【図19】図18の2値化回路の動作を示したタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
1 記録媒体 5 一定クロック発振器 6 AD変換器 7 データバッファ 8 曲線近似演算回路 9 エッジ位置演算回路 10 同期クロック演算回路 11 レベル演算回路 12 波形等化器 13 レベル判定回路 14 FIFO 15 復号器 16 CPU 21,25 減算器 22 位相誤差累積演算回路 23 周期レジスタ 24 位相レジスタ 26 正負判定回路 27 加算器 31 ピーク位置演算回路 32 クロックピット抽出回路 33 差分検出判定回路 34 4/15符号復号器 35 3値レベル判定回路 36 2値復号化回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体から再生された再生信号を
    所定の周期でサンプリングする手段と、このサンプリン
    グされたサンプル値のうち連続するn個のサンプル値か
    ら近似曲線を演算する手段と、得られた近似曲線に基づ
    いて記録情報を再生する再生手段とを有することを特徴
    とするデジタル情報再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタル情報再生装置
    において、前記再生手段は、前記近似曲線演算手段の近
    似曲線式に同期クロック位相値を代入して近似曲線上の
    再生信号のレベル値を演算し、得られた信号レベル値の
    レベル判定を行うことによって、データを検出すること
    を特徴とするデジタル情報再生装置。
  3. 【請求項3】 再生信号の一定周波数の非同期クロック
    に対するエッジ位置と仮想同期クロックの位相値との位
    相誤差を演算する手段と、該位相誤差を累積演算する手
    段と、該累積演算結果に応じて前記仮想同期クロックの
    周期値を増減する手段と、該周期値に基づいて仮想同期
    クロックの位相値を演算する手段とを有することを特徴
    とするデジタルPLL装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のデジタルPLL装置に
    おいて、前記仮想同期クロック位相値演算手段は、前回
    の位相値を保持する手段と、該前回の位相値から前記再
    生信号をサンプリングするサンプリング周期値を減算す
    る手段と、該減算結果の正負を判定する手段と、該正負
    判定結果に応じて前記仮想同期クロックの周期値と前記
    減算手段の出力を加算する手段からなることを特徴とす
    るデジタルPLL装置。
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