JPH0816018A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- JPH0816018A JPH0816018A JP14643794A JP14643794A JPH0816018A JP H0816018 A JPH0816018 A JP H0816018A JP 14643794 A JP14643794 A JP 14643794A JP 14643794 A JP14643794 A JP 14643794A JP H0816018 A JPH0816018 A JP H0816018A
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- JP
- Japan
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- transfer material
- roller
- fixing
- oil
- cleaning
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- Pending
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- Cleaning In Electrography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 転写材の分離性能を損なうことなく、該転写
材におけるオイル染みの発生を確実に防ぐことができる
定着装置を提供すること。 【構成】 一対の熱ローラ（定着ローラ１と加圧ローラ
２）と、該定着ローラ１と加圧ローラ２の各々に当接す
る上分離爪６と下分離爪７（分離部材）を有し、未定着
トナー像ｔを担持した転写材Ｐを前記定着ローラ１と加
圧ローラ２の間を通過させることによって前記トナー像
ｔを転写材Ｐに定着させる定着装置において、前記下分
離爪７を清掃するための清掃手段１３を設ける。本発明
によれば、下分離爪７に溜った離型剤であるオイルが清
掃手段１３によって清掃除去されるため、その後に搬送
される転写材Ｐの先端及び後端が下分離爪７を擦って
も、該転写材Ｐにオイルが染み込むことがなく、転写材
Ｐにおける所謂オイル染みの発生が確実に防がれる。
尚、本発明に係る定着装置には上分離爪６と下分離爪７
が設けられているため、転写材Ｐが定着ローラ１又は加
圧ローラ２から確実に分離される。
材におけるオイル染みの発生を確実に防ぐことができる
定着装置を提供すること。 【構成】 一対の熱ローラ（定着ローラ１と加圧ローラ
２）と、該定着ローラ１と加圧ローラ２の各々に当接す
る上分離爪６と下分離爪７（分離部材）を有し、未定着
トナー像ｔを担持した転写材Ｐを前記定着ローラ１と加
圧ローラ２の間を通過させることによって前記トナー像
ｔを転写材Ｐに定着させる定着装置において、前記下分
離爪７を清掃するための清掃手段１３を設ける。本発明
によれば、下分離爪７に溜った離型剤であるオイルが清
掃手段１３によって清掃除去されるため、その後に搬送
される転写材Ｐの先端及び後端が下分離爪７を擦って
も、該転写材Ｐにオイルが染み込むことがなく、転写材
Ｐにおける所謂オイル染みの発生が確実に防がれる。
尚、本発明に係る定着装置には上分離爪６と下分離爪７
が設けられているため、転写材Ｐが定着ローラ１又は加
圧ローラ２から確実に分離される。
Description
【０００１】本発明は、電子写真複写装置等の画像形成
装置の定着装置、特に熱ローラ対を用いた定着装置に関
する。
装置の定着装置、特に熱ローラ対を用いた定着装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】斯かる定着装置は、加熱された定着ロー
ラと、これに圧接される加圧ローラを有し、両ローラを
回転させてこれらの圧接部（ニップ部）に、未定着トナ
ー像を担持した転写材を通過させることによって、熱と
圧力によって前記トナー像を転写材上に定着させるもの
である。
ラと、これに圧接される加圧ローラを有し、両ローラを
回転させてこれらの圧接部（ニップ部）に、未定着トナ
ー像を担持した転写材を通過させることによって、熱と
圧力によって前記トナー像を転写材上に定着させるもの
である。
【０００３】ところで、この種の定着装置においては、
転写材上の未定着トナーが溶融するときに定着ローラと
転写材との間に粘着力が働き、転写材が定着ローラに巻
き付いてしまったり、或は定着ローラのみに離型剤を塗
付するために加圧ローラに転写材が巻き付くことがあ
る。このため、分離爪等の分離部材を定着ローラと加圧
ローラに直接圧接させて転写材の分離を行っている。
転写材上の未定着トナーが溶融するときに定着ローラと
転写材との間に粘着力が働き、転写材が定着ローラに巻
き付いてしまったり、或は定着ローラのみに離型剤を塗
付するために加圧ローラに転写材が巻き付くことがあ
る。このため、分離爪等の分離部材を定着ローラと加圧
ローラに直接圧接させて転写材の分離を行っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
定着装置においては、定着ローラ及び加圧ローラに接触
する分離部材を使用したため、次のような問題があっ
た。
定着装置においては、定着ローラ及び加圧ローラに接触
する分離部材を使用したため、次のような問題があっ
た。
【０００５】即ち、画像形成装置を長期間放置した場
合、特に離型剤を多量に使用するカラー複写機等を長期
間放置した場合、離型剤が加圧ローラを伝って分離部材
上に滴下するために分離部材上に離型剤が溜ってしま
い、その後に装置を使用すると、転写材の先端及び後端
が分離部材を擦るために該転写材にオイルが染み込んで
所謂オイル染みが発生してしまう。
合、特に離型剤を多量に使用するカラー複写機等を長期
間放置した場合、離型剤が加圧ローラを伝って分離部材
上に滴下するために分離部材上に離型剤が溜ってしま
い、その後に装置を使用すると、転写材の先端及び後端
が分離部材を擦るために該転写材にオイルが染み込んで
所謂オイル染みが発生してしまう。
【０００６】そこで、分離爪等の分離部材を一切使用せ
ず、定着ローラの外径を小さくして該定着ローラの曲率
を大きくし、これによって転写材の反発力が定着ローラ
との接触力より大きくなるようにして転写材を分離する
方法も考えられる。
ず、定着ローラの外径を小さくして該定着ローラの曲率
を大きくし、これによって転写材の反発力が定着ローラ
との接触力より大きくなるようにして転写材を分離する
方法も考えられる。
【０００７】しかし、上述のような転写材の反発力のみ
を利用して該転写材を分離する方法では、例えば単位面
積当たりの重さが６０ｇ／ｍ2 である薄紙等の反発力の
弱い転写材に対しては分離効果が弱く、巻き付きジャム
が発生することがあるという問題があった。
を利用して該転写材を分離する方法では、例えば単位面
積当たりの重さが６０ｇ／ｍ2 である薄紙等の反発力の
弱い転写材に対しては分離効果が弱く、巻き付きジャム
が発生することがあるという問題があった。
【０００８】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、転写材の分離性能を損なうこ
となく、該転写材におけるオイル染みの発生を確実に防
ぐことができる定着装置を提供することにある。
で、その目的とする処は、転写材の分離性能を損なうこ
となく、該転写材におけるオイル染みの発生を確実に防
ぐことができる定着装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の発明は、一対の熱ローラと、該熱ロ
ーラの各々に当接する分離部材を有し、未定着トナー像
を担持した転写材を前記熱ローラ間を通過させることに
よって前記トナー像を転写材に定着させる定着装置にお
いて、前記分離部材を清掃するための清掃手段を設けた
ことを特徴とする。
め、請求項１記載の発明は、一対の熱ローラと、該熱ロ
ーラの各々に当接する分離部材を有し、未定着トナー像
を担持した転写材を前記熱ローラ間を通過させることに
よって前記トナー像を転写材に定着させる定着装置にお
いて、前記分離部材を清掃するための清掃手段を設けた
ことを特徴とする。
【００１０】請求項２記載の発明は、上記請求項１記載
の発明において、前記清掃手段を、前記分離部材に沿っ
て摺動する親油性の高い清掃パッドを有するものとした
ことを特徴とする。
の発明において、前記清掃手段を、前記分離部材に沿っ
て摺動する親油性の高い清掃パッドを有するものとした
ことを特徴とする。
【００１１】請求項３記載の発明は、前記請求項１記載
の発明において、前記清掃手段を、前記分離部材にエア
ーを吹き付けるノズルを有するものとしたことを特徴と
する。
の発明において、前記清掃手段を、前記分離部材にエア
ーを吹き付けるノズルを有するものとしたことを特徴と
する。
【００１２】請求項４記載の発明は、前記清掃手段を、
前記分離部材の近傍に配設されたガイド部材の端部に取
り付けられた清掃部材を有するものとしたことを特徴と
する。
前記分離部材の近傍に配設されたガイド部材の端部に取
り付けられた清掃部材を有するものとしたことを特徴と
する。
【００１３】
【作用】本発明によれば、分離部材に溜った離型剤であ
るオイルが清掃手段（清掃パッド、ノズル、清掃部材）
によって清掃除去されるため、その後に搬送される転写
材の先端及び後端が分離部材を擦っても、該転写材にオ
イルが染み込むことがなく、転写材における所謂オイル
染みの発生が確実に防がれる。
るオイルが清掃手段（清掃パッド、ノズル、清掃部材）
によって清掃除去されるため、その後に搬送される転写
材の先端及び後端が分離部材を擦っても、該転写材にオ
イルが染み込むことがなく、転写材における所謂オイル
染みの発生が確実に防がれる。
【００１４】尚、本発明に係る定着装置には分離部材が
設けられているため、熱ローラから排出される転写材が
熱ローラから確実に分離され、該転写材の熱ローラへの
巻き付きが確実に防がれる。
設けられているため、熱ローラから排出される転写材が
熱ローラから確実に分離され、該転写材の熱ローラへの
巻き付きが確実に防がれる。
【００１５】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【００１６】図１は本発明の第１実施例に係る定着装置
の概略構成を示す断面図であり、該定着装置は互いに圧
接されて図示矢印方向に回転する定着ローラ１と加圧ロ
ーラ２を含んで構成されている。
の概略構成を示す断面図であり、該定着装置は互いに圧
接されて図示矢印方向に回転する定着ローラ１と加圧ロ
ーラ２を含んで構成されている。
【００１７】上記定着ローラ１は、円筒状芯金１ａ内に
ハロゲンヒータ３を内蔵して構成されており、芯金１ａ
の表面にはテフロン層がコーテイングされたり、シリコ
ンゴム層が形成され、更にその上にテフロン層が形成さ
れる。又、前記加圧ローラ２は、その円筒状芯金２ａの
表面に離型性の高いシリコンゴム層を形成し、或はその
シリコン層の表面にテフロンチューブを被覆して構成さ
れている。
ハロゲンヒータ３を内蔵して構成されており、芯金１ａ
の表面にはテフロン層がコーテイングされたり、シリコ
ンゴム層が形成され、更にその上にテフロン層が形成さ
れる。又、前記加圧ローラ２は、その円筒状芯金２ａの
表面に離型性の高いシリコンゴム層を形成し、或はその
シリコン層の表面にテフロンチューブを被覆して構成さ
れている。
【００１８】そして、上記定着ローラ１と加圧ローラ２
の入口側（転写材Ｐが搬入される側であって、図１の右
側）には搬送ベルト４及び入口ガイド５が配設されてお
り、出口側（転写材Ｐが排出される側であって、図１の
左側）には、当該定着ローラ１と加圧ローラ２にそれぞ
れ当接する上分離爪６と下分離爪７が配設されている。
の入口側（転写材Ｐが搬入される側であって、図１の右
側）には搬送ベルト４及び入口ガイド５が配設されてお
り、出口側（転写材Ｐが排出される側であって、図１の
左側）には、当該定着ローラ１と加圧ローラ２にそれぞ
れ当接する上分離爪６と下分離爪７が配設されている。
【００１９】更に、定着ローラ１の上方には離型剤塗布
装置８が設けられており、該離型剤塗布装置８は、両ロ
ーラ９，１０間に巻装されたウェブ１１と、該ウェブ１
１を定着ローラ１の表面に押圧するシリコンスポンジ材
等から成る押圧ローラ１２を含んで構成されている。
尚、ウェブ１１は耐熱性繊維の不織布で構成され、これ
には離型剤としてシリコンオイルが含浸されている。
装置８が設けられており、該離型剤塗布装置８は、両ロ
ーラ９，１０間に巻装されたウェブ１１と、該ウェブ１
１を定着ローラ１の表面に押圧するシリコンスポンジ材
等から成る押圧ローラ１２を含んで構成されている。
尚、ウェブ１１は耐熱性繊維の不織布で構成され、これ
には離型剤としてシリコンオイルが含浸されている。
【００２０】ところで、本実施例では、前記下分離爪７
に清掃手段１３が設けられている。この清掃手段１３
は、図２に詳細に示すように、親油性の高いウェブ又は
スポンジから成る清掃パッド１４と、該清掃パッド１４
を前記下分離爪７から離脱する方向に付勢するバネ１５
と、清掃パッド１４に作用してこれを押圧するソレノイ
ド１６を含んで構成されている。
に清掃手段１３が設けられている。この清掃手段１３
は、図２に詳細に示すように、親油性の高いウェブ又は
スポンジから成る清掃パッド１４と、該清掃パッド１４
を前記下分離爪７から離脱する方向に付勢するバネ１５
と、清掃パッド１４に作用してこれを押圧するソレノイ
ド１６を含んで構成されている。
【００２１】次に、定着装置の作用を説明する。
【００２２】不図示の画像形成部から前記搬送ベルト４
によって送られてきた、未定着トナー像ｔを担持した転
写材Ｐは、前記入口ガイド５によってその先端部を定着
ローラ１と加圧ローラ２のニップ部へと導かれ、両ロー
ラ１，２を通過する間に加熱及び加圧されて未定着トナ
ー像ｔの定着を受けた後、機外へ排出される。
によって送られてきた、未定着トナー像ｔを担持した転
写材Ｐは、前記入口ガイド５によってその先端部を定着
ローラ１と加圧ローラ２のニップ部へと導かれ、両ロー
ラ１，２を通過する間に加熱及び加圧されて未定着トナ
ー像ｔの定着を受けた後、機外へ排出される。
【００２３】尚、転写材Ｐが定着ローラ１又は加圧ロー
ラ２の出口側に巻き付い場合には、該転写材Ｐは前記上
分離爪６又は下分離爪７によって定着ローラ１又は加圧
ローラ２から分離される。又、未定着トナー像ｔと接す
る定着ローラ１の表面に残留するオフセットトナーは、
シリコンオイルを含浸した前記ウェブ１１によって清掃
除去される。
ラ２の出口側に巻き付い場合には、該転写材Ｐは前記上
分離爪６又は下分離爪７によって定着ローラ１又は加圧
ローラ２から分離される。又、未定着トナー像ｔと接す
る定着ローラ１の表面に残留するオフセットトナーは、
シリコンオイルを含浸した前記ウェブ１１によって清掃
除去される。
【００２４】ところで、カラー複写機等において多量の
離型剤（シリコンオイル）を必要とする場合には、不図
示のオイル塗布ユニツトによって定着ローラ１に離型剤
であるオイルを塗布するため、カラー複写機等を使用し
ないでこれを或る期間放置した際にオイルが定着ローラ
１及び加圧ローラ２に沿って滴下し、下分離爪７にオイ
ルが溜ってしまう。
離型剤（シリコンオイル）を必要とする場合には、不図
示のオイル塗布ユニツトによって定着ローラ１に離型剤
であるオイルを塗布するため、カラー複写機等を使用し
ないでこれを或る期間放置した際にオイルが定着ローラ
１及び加圧ローラ２に沿って滴下し、下分離爪７にオイ
ルが溜ってしまう。
【００２５】而して、本実施例においては、カラー複写
機等を使用するために例えば不図示のメインスイッチを
ＯＮすると、前記清掃手段１３が駆動されて下分離爪７
に溜ったオイルが清掃除去される。即ち、メインスイッ
チがＯＮすると、前記ソレノイド１６が駆動されてこれ
が前記清掃パッド１４を押圧するため、該清掃パッド１
４がバネ１５の付勢力に抗して下分離爪７を摺動する。
そして、ソレノイド１６の駆動が停止されると、清掃パ
ッド１４がバネ１５の付勢力によって元の位置に戻る。
これらの動作が繰り返されると、清掃パッド１４は下分
離爪７に沿って往復動し、下分離爪７に溜ったオイルを
清掃除去する。
機等を使用するために例えば不図示のメインスイッチを
ＯＮすると、前記清掃手段１３が駆動されて下分離爪７
に溜ったオイルが清掃除去される。即ち、メインスイッ
チがＯＮすると、前記ソレノイド１６が駆動されてこれ
が前記清掃パッド１４を押圧するため、該清掃パッド１
４がバネ１５の付勢力に抗して下分離爪７を摺動する。
そして、ソレノイド１６の駆動が停止されると、清掃パ
ッド１４がバネ１５の付勢力によって元の位置に戻る。
これらの動作が繰り返されると、清掃パッド１４は下分
離爪７に沿って往復動し、下分離爪７に溜ったオイルを
清掃除去する。
【００２６】以上のように、下分離爪７に溜０ったオイ
ルが清掃手段１３によって清掃除去されると、その後に
搬送される転写材Ｐの先端及び後端が下分離爪７を擦っ
ても、該転写材Ｐにオイルが染み込むことがなく、転写
材Ｐにおける所謂オイル染みの発生が確実に防がれる。
ルが清掃手段１３によって清掃除去されると、その後に
搬送される転写材Ｐの先端及び後端が下分離爪７を擦っ
ても、該転写材Ｐにオイルが染み込むことがなく、転写
材Ｐにおける所謂オイル染みの発生が確実に防がれる。
【００２７】尚、以上の実施例では、清掃手段１３の清
掃パッド１４を駆動するためのアクチュエータとして特
にソレノイド１６を用いたが、これの代わりにカム等を
用いても良い。
掃パッド１４を駆動するためのアクチュエータとして特
にソレノイド１６を用いたが、これの代わりにカム等を
用いても良い。
【００２８】次に、本発明の第２及び第３実施例を図３
及び図４に基づいて説明する。尚、図３は本発明の第２
実施例に係る定着装置の概略構成を示す断面図、図４は
本発明の第３実施例に係る定着装置要部の断面図であ
り、これらの図においては図１において示したと同一要
素には同一符号を付しており、以下、それらについての
説明は省略する。
及び図４に基づいて説明する。尚、図３は本発明の第２
実施例に係る定着装置の概略構成を示す断面図、図４は
本発明の第３実施例に係る定着装置要部の断面図であ
り、これらの図においては図１において示したと同一要
素には同一符号を付しており、以下、それらについての
説明は省略する。
【００２９】図３に示す第２実施例においては、下分離
爪７に溜ったオイルを除去するための清掃手段としてエ
アー吹き出し用ノズル１７を用いている。このエアー吹
き出し用ノズル１７は、図に矢印にて示す軌道に沿って
移動可能であって、定常時には図示位置に退避してお
り、カラー複写機等が長期期間保管された後に再び使用
される場合等においては、必要に応じて矢印にて示す軌
道を下分離爪７に向かって移動する。そして、このエア
ー吹き出し用ノズル１７からはエアーが下分離爪７に向
かって噴出され、下分離爪７に溜ったオイルはエアーに
よって吹き飛ばされて清掃除去される。
爪７に溜ったオイルを除去するための清掃手段としてエ
アー吹き出し用ノズル１７を用いている。このエアー吹
き出し用ノズル１７は、図に矢印にて示す軌道に沿って
移動可能であって、定常時には図示位置に退避してお
り、カラー複写機等が長期期間保管された後に再び使用
される場合等においては、必要に応じて矢印にて示す軌
道を下分離爪７に向かって移動する。そして、このエア
ー吹き出し用ノズル１７からはエアーが下分離爪７に向
かって噴出され、下分離爪７に溜ったオイルはエアーに
よって吹き飛ばされて清掃除去される。
【００３０】又、図４に示す第３実施例においては、下
分離爪７に溜ったオイルを除去する清掃手段としてガイ
ド部材１８の端部に取り付けられた清掃部材１９を採用
している。即ち、上記ガイド部材１８は下分離爪７の下
流側（不図示の転写材の搬送方向下流側であって、図４
の左側）に設置されており、該ガイド部材１８の一端に
前記清掃部材１９が取り付けられている。
分離爪７に溜ったオイルを除去する清掃手段としてガイ
ド部材１８の端部に取り付けられた清掃部材１９を採用
している。即ち、上記ガイド部材１８は下分離爪７の下
流側（不図示の転写材の搬送方向下流側であって、図４
の左側）に設置されており、該ガイド部材１８の一端に
前記清掃部材１９が取り付けられている。
【００３１】而して、定常時においては、下分離爪７は
図４に実線にて示すように不図示の当接バネによって加
圧ローラ２の表面に当接されており、カラー複写機等が
長期期間保管された後に再び使用される場合等において
は、必要に応じて下分離爪７が図４に鎖線にて示すよう
に当接バネの付勢力に抗して矢印方向（図４の反時計方
向）に回動されて前記清掃部材１９に当接され、該下分
離爪７に溜ったオイルが清掃部材１９によって清掃除去
される。
図４に実線にて示すように不図示の当接バネによって加
圧ローラ２の表面に当接されており、カラー複写機等が
長期期間保管された後に再び使用される場合等において
は、必要に応じて下分離爪７が図４に鎖線にて示すよう
に当接バネの付勢力に抗して矢印方向（図４の反時計方
向）に回動されて前記清掃部材１９に当接され、該下分
離爪７に溜ったオイルが清掃部材１９によって清掃除去
される。
【００３２】以上説明した第２及び第３実施例において
も、下分離爪７に溜ったオイルが清掃除去されるため、
前記第１実施例と同様に転写材におけるオイル染みの発
生が確実に防がれる。
も、下分離爪７に溜ったオイルが清掃除去されるため、
前記第１実施例と同様に転写材におけるオイル染みの発
生が確実に防がれる。
【００３３】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、一対の熱ローラと、該熱ローラの各々に当接す
る分離部材を有し、未定着トナー像を担持した転写材を
前記熱ローラ間を通過させることによって前記トナー像
を転写材に定着させる定着装置において、前記分離部材
を清掃するための清掃手段を設けたため、転写材の分離
性能を損なうことなく、該転写材におけるオイル染みの
発生を確実に防ぐことができるという効果が得られる。
よれば、一対の熱ローラと、該熱ローラの各々に当接す
る分離部材を有し、未定着トナー像を担持した転写材を
前記熱ローラ間を通過させることによって前記トナー像
を転写材に定着させる定着装置において、前記分離部材
を清掃するための清掃手段を設けたため、転写材の分離
性能を損なうことなく、該転写材におけるオイル染みの
発生を確実に防ぐことができるという効果が得られる。
【図１】本発明の第１実施例に係る定着装置の概略構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図２】清掃手段の詳細を示す拡大断面図である。
【図３】本発明の第２実施例に係る定着装置の概略構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図４】本発明の第３実施例に係る定着装置要部の断面
図である。
図である。
１ 定着ローラ（熱ローラ） ２ 加圧ローラ（熱ローラ） ６ 上分離爪（分離部材） ７ 下分離爪（分離部材） １３ 清掃手段 １４ 清掃パッド １７ エアー吹き出し用ノズル（ノズル） １８ ガイド部材 １９ 清掃部材 Ｐ 転写材 ｔ 未定着トナー像
Claims (4)
- 【請求項１】 一対の熱ローラと、該熱ローラの各々に
当接する分離部材を有し、未定着トナー像を担持した転
写材を前記熱ローラ間を通過させることによって前記ト
ナー像を転写材に定着させる定着装置において、前記分
離部材を清掃するための清掃手段を設けたことを特徴と
する定着装置。 - 【請求項２】 前記清掃手段は、前記分離部材に沿って
摺動する親油性の高い清掃パッドを有することを特徴と
する請求項１記載の定着装置。 - 【請求項３】 前記清掃手段は、前記分離部材にエアー
を吹き付けるノズルを有することを特徴とする請求項１
記載の定着装置。 - 【請求項４】 前記清掃手段は、前記分離部材の近傍に
配設されたガイド部材の端部に取り付けられた清掃部材
を有することを特徴とする請求項１記載の定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14643794A JPH0816018A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14643794A JPH0816018A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 定着装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0816018A true JPH0816018A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15407650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14643794A Pending JPH0816018A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0816018A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7216010B2 (en) | 2002-04-24 | 2007-05-08 | Ishida Co., Ltd. | Article manufacturing apparatus |
| JP2011064784A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
| CN102375386A (zh) * | 2010-08-20 | 2012-03-14 | 株式会社理光 | 定影装置以及图像形成装置 |
| JP2012058559A (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Canon Inc | 定着装置及び画像形成装置 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP14643794A patent/JPH0816018A/ja active Pending
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