JPH08158912A - エンジンの回転数制御装置 - Google Patents

エンジンの回転数制御装置

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JPH08158912A
JPH08158912A JP6298624A JP29862494A JPH08158912A JP H08158912 A JPH08158912 A JP H08158912A JP 6298624 A JP6298624 A JP 6298624A JP 29862494 A JP29862494 A JP 29862494A JP H08158912 A JPH08158912 A JP H08158912A
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engine
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engine speed
map
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】スモークの大量発生、エンジンストールの発生
を抑え、始動時目標アイドル回転数以下となる始動時の
エンジン回転数を上昇させる。 【構成】エンジン2 の始動を検出するイグニッションス
イッチ78と、回転数センサ35の検出結果に基づいてエン
ジン2 の始動時のエンジン回転数NEが予め定められた始
動時目標アイドル回転数MNE1以下の場合、通常ガバナマ
ップV1より低く設定された始動時ガバナマップV3に基づ
いて燃料噴射量VSを求め、この燃料噴射量VSに基づいて
電磁スピル弁23を制御し、始動時のエンジン回転数NEを
始動時目標アイドル回転数MNE1に制御するECU79 とを備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディーゼルエンジン
を始めとするエンジンの回転数制御装置に係り、詳しく
は、エンジンの始動時のエンジン回転数が予め定められ
た始動時目標アイドル回転数よりも下回ったときにエン
ジン回転数を始動時目標アイドル回転数近傍にまで上昇
せしめるようにしたエンジンの回転数制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばディーゼルエンジンの始動
時の回転数制御は次のように行われている。図10に示
すように、アクセルペダルが踏み込まれていない状態
で、エンジン回転数NEに対して噴射量指令値τ1 が求
められるアイドルマップM1が設定されている。このア
イドルマップM1はエンジン回転数NEが低下すると噴
射量指令値τ1 が増加するように設定されている。又、
スタータ信号SGがオンとなったとき、エンジン回転数
NEに関係なく噴射量指令値τ2 が設定される始動時マ
ップM2が設定されている。
【0003】従って、エンジンを始動するため、スター
タを動作させると、スタータ信号SGのオンに基づいて
始動時マップM2にて噴射量指令値τ2 が求められる。
そして、エンジン回転数NEに関係なく噴射量指令値τ
2 がエンジンに供給される。その後、スタータ信号SG
がオフとなると、始動時マップM2からアイドルマップ
M1に移行し、そのときのエンジン回転数NEに基づい
た噴射量指令値τ1が求められる。求められた噴射量指
令値τ1に基づいた燃料がエンジンに供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジン回
転数NEが予め定められた始動時目標アイドル回転数
(この場合、700rpm/min)MNEに達したと
き、二点鎖線にて示すようにスタータ信号SGがオフし
た場合、アイドルマップM1によって噴射量指令値τ1
が求められる。このとき、噴射量指令値τ1は噴射量指
令値τ2より少なく設定される。
【0005】しかし、スタータのオフ動作が早くなり、
エンジン回転数NEが例えば400rpm/minとな
ると、目標アイドル回転数MNEよりも小さくなる。そ
のため、アイドルマップM1に基づいた噴射量指令値τ
1 が設定される。このとき、噴射量指令値τ1 に基づい
た燃料噴射量は多いため、エンジンストールは防止され
るが、スモークが大量に発生するという問題がある。
【0006】この対策として、特開昭59−63333
号公報に示すディーゼルエンジンの燃焼制御装置が提案
されている。これは、スタータがオフ動作し、そのとき
のエンジン回転数が始動時目標アイドル回転数MNE以
下であっても始動時マップM2に基づいた噴射量指令値
τ2 を一定に維持し、エンジン回転数NEが始動時目標
アイドル回転数MNEとなったとき、アイドルマップM
1に移行するようにしたものである。
【0007】この場合、噴射量指令値τ2 は一定で、し
かも噴射量指令値τ1 よりも小さく設定されている。そ
のため、燃料噴射量は過剰とならないので、スモークの
発生は抑えられる。しかしながら、逆に目標アイドル回
転数MHNに対して実際のアイドル回転数NEは小さく
なってしまうため、アイドル振動が発生したり、場合に
よってはエンジンストールが発生するという問題があ
る。
【0008】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、始動時のエンジン回転数が始
動時目標アイドル回転数以下であってもスモークの大量
発生を抑え、かつ、アイドル振動及びエンジンストール
の発生を抑えて始動時目標アイドル回転数までエンジン
回転数を上昇させることができるエンジンの回転数制御
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明においては、エンジンのエンジン回転数
を検出する回転数検出手段と、前記エンジンへの燃料噴
射量を調整することにより、該エンジンのエンジン回転
数を調整する回転数調整手段と、前記回転数検出手段の
検出結果に基づいてエンジンのエンジン回転数が予め定
められた目標アイドル回転数とならないとき、前記エン
ジンのエンジン回転数が低下すると燃料噴射量が増加す
るように設定さた通常マップに基づいて燃料噴射量を求
め、この燃料噴射量となるように前記回転数調整手段を
制御し、エンジン回転数を目標アイドル回転数に制御す
る回転数制御手段とを備えたエンジンの回転数制御装置
において、前記エンジンの始動を検出する始動検出手段
と、前記回転数検出手段の検出結果に基づいてエンジン
の始動時のエンジン回転数が予め定められた始動時目標
アイドル回転数以下の場合、そのときのエンジン回転数
と通常マップとに基づいて求められる燃料噴射量より低
く設定された始動時マップに基づいて燃料噴射量を求
め、この燃料噴射量となるように前記回転調整手段を制
御し、始動時のエンジン回転数を始動時目標アイドル回
転数に制御する始動時回転数制御手段とを備えたことを
その要旨とする。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、始動時検出手段がエンジ
ンの始動を検出し、回転数検出手段の検出結果に基づい
てそのときのエンジン回転数が予め定められた始動時目
標アイドル回転数以下の場合、始動時回転数制御手段
は、そのときのエンジン回転数と通常マップとに基づい
て求められる燃料噴射量より低く設定された始動時マッ
プに基づいて燃料噴射量を求める。即ち、エンジン回転
数が始動時目標アイドル回転数以下の場合、始動時マッ
プとそのときのエンジン回転数により求められる燃料噴
射量は、そのときのエンジン回転数と通常マップとによ
り求められる燃料噴射量より小さい値となる。この燃料
噴射量となるように回転数調整手段を制御し、エンジン
回転数を始動時目標アイドル回転数に達するように制御
する。
【0011】エンジン回転数が始動時目標アイドル回転
数に達すると、回転数制御手段は回転数検出手段の検出
結果に基づいてそのときのエンジン回転数に基づいた燃
料噴射量を通常マップに基づいて求める。回転数制御手
段は求められた燃料噴射量となるように回転数調整手段
を制御し、エンジンのエンジン回転数を目標アイドル回
転数に達するように制御する。
【0012】
【実施例】以下、本発明におけるエンジンの回転数制御
装置をディーゼルエンジンに搭載した一実施例を図1〜
図9に基づいて基づいて説明する。
【0013】図1は本実施例のエンジンの回転数制御装
置を備えた過給機付ディーゼルエンジン2の概略構成を
示す図であり、図2は分配型燃料噴射ポンプ1の断面図
である。燃料噴射ポンプ1は、ディーゼルエンジン2の
クランク軸40にベルト等を介して駆動連結されたドラ
イブプーリ3を備えている。そして、ドライブプーリ3
の回転によって燃料噴射ポンプ1が駆動され、ディーゼ
ルエンジン2の気筒毎に設けられた燃料噴射ノズル4に
燃料が圧送されて燃料噴射を行う。
【0014】ドライブプーリ3にはドライブシャフト5
が連結され、そのドライブシャフト5には、ベーン式ポ
ンプよりなる燃料フィードポンプ(図では90度展開さ
れている)6と、外周面に複数の突起を有する円板状の
パルサ7とが取り付けられている。前記ドライブシャフ
ト5の基端部(図の右端部)は、図示しないカップリン
グを介してカムプレート8に接続されている。パルサ7
とカムプレート8との間にはローラリング9が設けら
れ、そのローラリング9にはカムプレート8のカムフェ
イス8aに対向する複数のカムローラ10が取り付けら
れている。そして、カムプレート8はスプリング11に
よって常にカムローラ10に付勢係合されている。
【0015】カムプレート8には燃料加圧用プランジャ
12が一体回転可能に取り付けられており、前記ドライ
ブシャフト5の回転力がカップリングを介してカムプレ
ート8に伝達されることにより、該カムプレート8及び
プランジャ12が回転しながら図中左右方向へ往復駆動
される。プランジャ12はポンプハウジング12の先端
面(図の右端面)とシリンダ14の内底面との間が高圧
室15となっている。プランジャ12の先端側外周に
は、ディーゼルエンジン2の気筒数と同数の吸入溝16
及び分配ポート17が形成されている。又、吸入溝16
及び分配ポート17に対応して、ポンプハウジング13
には吸入ポート19及び分配通路18が形成されてい
る。
【0016】そして、ドライブシャフト5の回転に基づ
き燃料噴射フィードポンプ6が駆動されると、図示しな
い燃料タンクからの燃料が燃料噴射ポート20を介して
燃料室21内へ供給される。又、プランジャ12が図中
左方向へ移動(復動)して高圧室15が減圧される吸入
工程においては、吸入溝16の1つが吸入ポート19と
連通して、燃料室21から高圧室15へ燃料が導入され
る。一方、プランジャ12が図中右方向へ移動(往動)
して高圧室15が加圧される圧縮工程においては、分配
通路18から各気筒毎の燃料噴射ノズル4へ燃料が圧送
されて噴射される。
【0017】ポンプハウジング13には、高圧室15と
燃料室21とを連通させる燃料溢流用のスピル通路22
が形成され、その途中には回転数調整手段としての電磁
スピル弁23が設けられている。この電磁スピル弁23
は常開型の弁であり、コイル24が無通電(オフ)の状
態では、弁体25が開放されて高圧室15内の燃料が燃
料室21へ溢流される。又、コイル24が通電(オン)
されることにより、弁体25が閉鎖されて高圧室15か
ら燃料室21への燃料の溢流が止められる。
【0018】従って、電磁スピル弁23の通電時間を制
御することにより、該電磁スピル弁23が閉弁・開弁制
御され、高圧室15から燃料室21への燃料の溢流調量
が行われる。そして、プランジャ12の圧縮工程中に電
磁スピル弁23を開弁させることにより、高圧室15内
における燃料が減圧されて、燃料噴射ノズル4からの燃
料噴射が停止される。つまり、プランジャ15内の燃料
圧力が上昇せず、燃料噴射ノズル4からの燃料噴射が行
われない。又、プランジャ12の往動中に、電磁スピル
弁23の閉弁・開弁の時期を制御することにより、燃料
噴射ノズル4からの燃料噴射量が制御される。
【0019】ポンプハウジング13の下側には、燃料噴
射時期制御用のタイマ装置(図では90度展開されてい
る)26が設けられている。タイマ装置26は、ドライ
ブシャフト5の回転方向に対するローラリング9の位置
を制御することにより、カムフェイス8aがカムローラ
10に係合する時期、すなわちカムプレート8及びプラ
ンジャ12の往復動タイミングを制御するものである。
【0020】このタイマ装置26は油圧によって作動さ
れるものであり、タイマハウジング27と、該タイマハ
ウジング27内に嵌装されたタイマピストン28と、同
じくタイマハウジング27内一側の低圧室29にてタイ
マピストン28を他側の加圧室30へ押圧付勢するタイ
マスプリング31等とから構成されている。そして、タ
イマスプリング28はスライドピン32を介して前記ロ
ーラリング9に接続されている。
【0021】タイマハウジング27の加圧室30には、
燃料フィードポンプ6により加圧された燃料が導入され
るようになっている。そして、その燃料圧力とタイマス
プリング31の付勢力との釣り合い関係によってタイマ
ピストン28の位置が決定される。又、タイマピストン
28の位置が決定されることによりローラリング9の位
置が決定され、カムプレート8を介してプランジャ12
の往復動タイミングが決定される。
【0022】タイマ装置26の燃料圧力を制御するため
に、加圧室30と低圧室29とを繋ぐ連通路34にはタ
イミングコントロールバルブ33が設けられている。タ
イミングコントロールバルブ33は、デューティ制御さ
れた通電信号によって開閉制御される電磁弁であり、該
タイミングコントロールバルブ33の開閉制御によって
加圧室30内の燃料圧力が調整される。そして、その燃
料圧力調整によってプランジャ12のリフトタイミング
が制御され、各燃料噴射ノズル4からの燃料噴射時期が
調整される。
【0023】尚、前記ローラリング9の上部には、電磁
ピックアップコイルよりなる回転速度検出手段としての
回転数センサ35がパルサ7の外周面に対向して取り付
けられている。この回転数センサ35はパルサ7の突起
等が横切る際に、それらの通過を検出してエンジン回転
数NEに相当するタイミング信号(エンジン回転パル
ス)を出力する。又、この回転数センサ35は前記ロー
ラリング9と一体であるため、タイマ装置26の制御動
作に関わりなく、プランジャリフトに対して一定のタイ
ミングで基準となるタイミング信号を出力する。
【0024】次に、ディーゼルエンジン2について説明
する。図2に示すように、このディーゼルエンジン2で
はシリンダ41、ピストン42及びシリンダヘッド43
によって各気筒毎に対応する主燃焼室44がそれぞれ形
成されている。又、シリンダヘッド43には、同じく各
気筒毎に対応して副燃焼室45が設けられ、各副燃焼室
45には前記主燃焼室44に連通している。そして、各
副燃焼室45には各燃料噴射ノズル4から噴射される燃
料が供給される。又、各副燃焼室45には、始動補助装
置としての周知のグロープラグ46がそれぞれ取り付け
られている。
【0025】ディーゼルエンジン2には吸気管47及び
排気管50がそれぞれ接続され、その吸気管47にはタ
ーボチャージャ48のコンプレッサ49が配設され、排
気管50にはターボチャージャ48のタービン51が配
設されている。又、排気管50には過給圧を調節するウ
ェイストゲートバルブ52が取り付けられている。
【0026】又、ディーゼルエンジン2には、排気管5
0内の排気の一部を吸気管47の吸入ポート53へ還流
させるための還流管54が設けられている。還流管54
の途中には排気の還流量を調節するEGRバルブ55が
設けられ、このEGRバルブ55はバキュームスイッチ
ングバルブ(VSV)56の制御によって開閉制御され
る。
【0027】更に、吸気管47の途中には、アクセルペ
ダル57の踏込量に連動して開閉されるスロットルバル
ブ58が設けられている。又、そのスロットルバルブ5
8に平行してバイパス路59が形成され、その途中に
は、各種運転状態に応じてアクチュエータ63によって
開閉制御されるバイパス絞り弁60が設けられている。
アクチュエータ63は、2つのVSV61,62の制御
によって駆動される。
【0028】そして、上記のように燃料噴射ポンプ1及
びディーゼルエンジン2に設けられた電磁スピル弁2
3、タイミングコントロールバルブ33、グロープラグ
46及び各VSV56,61,62は、電子制御装置
(以下単に「ECU」という)71にそれぞれ電気的に
接続され、該ECU71によってそれらの駆動タイミン
グが制御される。
【0029】前記ディーゼルエンジン2の運転状態及び
該ディーゼルエンジン2を搭載した車両の走行状態を検
出するセンサとして、前記回転数センサ35に加えて以
下のセンサが設けられている。即ち、エアクリーナ64
を介して吸気管47に吸い込まれる空気の吸気温度を検
出する吸気温センサ72、スロットルバルブ58の開閉
位置からディーゼルエンジン2の負荷に相当するアクセ
ル開度ACCを検出するアクセル開度センサ73、吸入
ポート53内の吸入圧力を検出する吸気圧センサ74、
ディーゼルエンジン2の冷却水温THWを検出する水温
センサ75、ディーゼルエンジン2のクランク軸40の
回転基準位置、例えば特定気筒の上死点に対するクラン
ク軸40の回転位置を検出するクランク角センサ76、
車軸に設けられたマグネット77aによりリードスイッ
チ77bをオン・オフさせて車両速度(車速)SPDを
検出する車速センサ77が設けられている。
【0030】更に、前記各種センサ以外にも、ディーゼ
ルエンジン2の始動を検出する始動検出手段としてのイ
グニッションスイッチ78が設けられている。そして、
ディーゼルエンジン2を始動させるため、スタートモー
ドまでキーを回すとイグニッションスイッチ78はオン
し、そのオン信号を出力する。又、ディーゼルエンジン
2が始動し、キーががオンモードに位置するとイグニッ
ションスイッチ78はオフし、そのオフ信号を出力す
る。
【0031】本実施例においては、前記回転数センサ3
5、吸気温センサ72、アクセル開度センサ73、吸気
圧センサ74、水温センサ75、クランク角センサ7
6、車速センサ77、イグニッションスイッチ78等に
よって運転状態検出手段が構成されている。
【0032】前記ECU71には、上述した各センサ3
5,72〜77、スイッチ78がそれぞれ接続されてい
る。そして、ECU71は各センサ35,72〜77、
スイッチ78から出力される信号に基づいて、電磁スピ
ル弁23、タイミングコントロールバルブ33、グロー
プラグ46及びVSV56,61,62等を好適に制御
する。
【0033】次に、前述したECU71の構成につい
て、図3のブロック図に従って説明する。ECU71は
回転数調整手段、回転数制御手段、始動時回転数制御手
段を構成する中央処理装置(CPU)79、所定の制御
プログラム及びマップ等を予め記憶した読み出し専用メ
モリ(ROM)80、CPU79の演算結果等を一時記
憶するランダムアクセスメモリ(RAM)81、予め記
憶されたデータを保持するバックアップRAM82等
と、これら各部と入力ポート83及び出力ポート84等
とをバス85によって接続した論理演算回路として構成
されている。
【0034】入力ポート83には、前記吸気温センサ7
2、アクセル開度センサ73、吸気圧センサ74及び水
温センサ75が、バッファ86,87,88,89、マ
ルチプレクサ93及びA/D変換器94を介して接続さ
れている。同じく、入力ポート83には、前記回転数セ
ンサ35、クランク角センサ76及び車速センサ77並
びにイグニッションスイッチ78が、波形成形回路95
を介して接続されている。そして、CPU79は入力ポ
ート83を介して入力される各センサ35,72〜77
及びスイッチ78等の検出信号を入力値として読み込
む。又、出力ポート84には各駆動回路96,97,9
8,99,100,101を介して電磁スピル弁23、
タイミングコントロールバルブ33、グロープラグ46
及びVSV56,61,62等が接続されている。
【0035】そして、CPU79は各センサ35,72
〜77及びスイッチ78から読み込んだ入力値に基づ
き、電磁スピル弁23、タイミングコントロールバルブ
33、グロープラグ46及びVSV56,61,62等
を好適に制御する。
【0036】又、図4に示すように、ROM80にはエ
ンジン回転数NEに対する燃料噴射量としての燃料噴射
量指令値(以下、単に噴射量指令値という)VS を算出
するガバナマップが記憶されている。即ち、ディーゼル
エンジン2がアイドル状態のとき、そのときのエンジン
回転数NEに対応した噴射量指令値VS を求める通常マ
ップとしての通常ガバナマップV1が記憶されている。
この通常ガバナマップV1はエンジン回転数NEの上昇
にともない噴射量指令値VS が比例的に減少する特性と
なっている。
【0037】又、スタータのオン時の噴射量指令値VS
を求めるスタート時ガバナマップV2が記憶されてい
る。そして、エンジン回転数NEが600rpm/mi
n以下においては、エンジン回転数NEの変化に拘わら
ず噴射量指令値VS が一定となるようにスタート時ガバ
ナマップV2が記憶されている。そして、エンジン回転
数NEが600rpm/min以上におけるスタート時
ガバナマップV2の特性は、通常ガバナマップV1と同
一の特性となるように記憶されている。
【0038】更に、ディーゼルエンジン2が始動したと
き、そのときのエンジン回転数NEに対応した噴射量指
令値VS を求める始動時マップとしての始動時ガバナマ
ップV3が記憶されている。この始動時ガバナマップV
3はエンジン回転数NEの上昇にともない噴射指令値V
S が比例的に減少する特性となっている。又、始動時ガ
バナマップV3の噴射量指令値VS は通常ガバナマップ
V1の噴射量指令値VS より低く設定され、かつ、減少
率も通常ガバナマップV1よりも小さくなる特性となっ
ている。そして、エンジン回転数NEが600rpm/
min以上における始動時ガバナマップV3の特性は、
通常ガバナマップV1と同一の特性となるように記憶さ
れている。又、本実施例における始動時目標アイドル回
転数MNE1及び目標アイドル回転数MNE2は600
〜800rpm/minに設定され、ROM80に記憶
されている。
【0039】更に、図5に示すように、ROM80には
エンジン回転数NEに対して噴射量指令値VS を求める
第1〜第3ガバナマップV4〜V6が記憶されている。
第1及び第2バガナマップV4,V5は予め定められた
エンジン回転数NE0となったとき、噴射量指令値VS
を変化させるために設けられたマップである。この実施
例においては、エンジン回転数NEがNE0未満のと
き、第1ガバナマップV1とエンジン回転数NEに基づ
いて噴射量指令値VS が求められる。尚、この実施例で
は、エンジン回転数NEが変化しても第1ガバナマップ
V4によって求められる噴射量指令値VS は一定とな
る。
【0040】又、エンジン回転数NEがNE0以上のと
き、第2ガバナマップV2とエンジン回転数NEに基づ
いて噴射量指令値VS が求められる。尚、第2ガバナマ
ップV2はエンジン回転数NEが上昇すると噴射量指令
値VS は減少するように設定されている。
【0041】更に、アクセル開度ACCに基づいて第3
ガバナマップV6の1つが選択され、そのときのエンジ
ン回転数NEと選択された第3ガバナマップV6とに基
づいて噴射量指令値VS が設定されるようになってい
る。つまり、この第3ガバナマップV6はディーゼルエ
ンジン2の車速SPDが一定で変化しない場合、その車
速SPDを下降させる際に使用される。
【0042】次に、上記のように構成された本実施例に
おける作用及び効果について説明する。図6〜図9のフ
ローチャートはCPU79によって実行される各処理の
うち、噴射量指令値VS を算出するときに実行される
「燃料噴射量算出メインルーチン」を示しており、所定
時間(例えば、50ms)毎の定時割り込みで実行され
る。
【0043】CPU79は先ずステップ101におい
て、回転数センサ35からの検出信号に基づいてディー
ゼルエンジン1のエンジン回転数NEを算出する。次
に、ステップ102において、アクセル開度センサ73
からの検出信号に基づいてアクセル開度ACCを算出す
る。そして、ステップ103において、CPU79は始
動時又は目標アイドル回転数MNE1,MNE2とする
ような積分演算処理を行い、ISC(アイドル・スピー
ド・コントロール)を学習するときの補正値NEOを求
める。
【0044】又、ステップ104において、CPU79
はイグニンションスイッチ78からの出力信号に基づい
てスタータがオン又はオフしているかを判断する。そし
て、イグニッションスイッチ78からオン信号が出力さ
れている場合、CPU79はステップ105に移行す
る。そして、ステップ105において、CPU79はフ
ラグFAを「1」としてRAM81に記憶する。次に、
ステップ106において、CPU79はそのときのエン
ジン回転数NEに対応したスタート時ガバナマップV2
に基づく噴射量指令値VS が通常ガバナマップV1に基
づく噴射量指令値VS より小さいかを比較する。
【0045】CPU79はそのときのエンジン回転数N
Eに対応したスタート時ガバナマップV2に基づく噴射
量指令値VS が通常ガバナマップV1に基づく噴射量指
令値VS より小さいと判断した場合、ステップ107に
おいてCPU79はスタート時ガバナマップV2を選択
する。これは、エンジン回転数NEが700rpm/m
in以上であれば、通常ガバナマップV1を選択し、エ
ンジン回転数NEが700rpm/min未満であれば
スタート時ガバナマップV2を選択する。
【0046】次に、図3に示すように、ステップ108
において、CPU79はそのときのエンジン回転数NE
に基づいて適切な噴射量指令値VS を算出する。即ち、
CPU79は先ず、そのときのエンジン回転数NEと第
1及び第2ガバナマップV4,V5に基づいて噴射量指
令値VS を求め、その求められた噴射量指令値VS の小
さい方を選択する。次に、CPU79はそのときのエン
ジン回転数NEとスタート時ガバナマップV2とに基づ
いて選択された噴射量指令値VS と第1及び第2ガバナ
マップV4,V5に基づいて求められた噴射量指令値V
S とを比較して大きい方を選択する。更に、CPU79
は先程選択され、第1及び第2ガバマナップV4,V
5、スタート時ガバナマップV2により求められた噴射
量指令値VS と第3ガバナマップV6に基づいて求めら
れた噴射量指令値VS とを比較して小さい方を選択す
る。
【0047】この比較処理をCPU79は常に行うが、
通常はスタート時ガバナマップV2が選択され、そのと
きのエンジン回転数NE、スタート時ガバナマップV
2、アクセル開度ACC及び補正値NEOに基づいて噴
射量指令値VS が算出される。
【0048】次に、ステップ109において、そのとき
のエンジン回転数NEと選択されたマップV1〜V6と
に基づいて求められた噴射量指令値VS と最大噴射量V
SMとを比較し、小さい方の噴射量指令値を選択する。最
大噴射量指令値VSMとはスモークや排気温等を抑制する
限界噴射量であって予めROM80に記憶されている。
【0049】そして、ステップ110において、CPU
79は選択された噴射量指令値VS,VSMに基づいて電
磁スピル弁23を制御し、噴射量指令値を制御する。一
方、ステップ104において、イグニッションスイッチ
78からイグニッションスイッチ78からオフ信号が出
力されている場合、図8に示すように、CPU79はス
テップ111に移行する。ステップ111において、C
PU79はフラグFAが「1」であるか否かを判断す
る。フラグFAが「1」であれば、始動時であることを
CPU79は判断してステップ112に移行し、フラグ
FAが「0」であれば、アイドル時であることをCPU
79は判断して後述するステップ115に移行する。
【0050】ステップ112において、CPU79は実
際のエンジン回転数NEが、今回設定された始動時目標
アイドル回転数MNE1から予め定められた所定量Xを
減算した値よりも小さいか否かを判断する。そして、実
際のエンジン回転数NEが始動時目標アイドル回転数M
NE1から所定量Xを減算した値より小さくない場合に
は、そのときのエンジン回転数NEが始動時アイドル回
転数MNE1に達し、エンジンストール等のおそれがな
いものとして後述するステップ114に移行する。又、
実際のエンジン回転数NEが始動時目標アイドル回転数
MNE1から所定量Xを減算した値よりも小さくなって
しまった場合には、そのときのエンジン回転数NEが始
動時目標アイドル回転数MNE1に達しておらずエンジ
ンストール等のおそれがあるものとして、ステップ11
3に移行する。そして、ステップ113において、CP
U79は始動時ガバナマップV3を選択し、ステップ1
08に移行する。
【0051】次に、ステップ108において、CPU7
9はそのときのエンジン回転数NEに基づいて適切な噴
射量指令値VS を算出する。即ち、CPU79は先ず、
そのときのエンジン回転数NEと第1及び第2ガバナマ
ップV4,V5に基づいて噴射量指令値VS を求め、そ
の求められた噴射量指令値VS の小さい方を選択する。
次に、CPU79はそのときのエンジン回転数NEと始
動時ガバナマップV3とに基づいて選択された噴射量指
令値VS と第1及び第2ガバナマップV4,V5に基づ
いて求められた噴射量指令値VS とを比較して大きい方
を選択する。更に、CPU79は先程選択され、第1及
び第2ガバマナップV4,V5、始動時ガバナマップV
3により求められた噴射量指令値VS と第3ガバナマッ
プV6に基づいて求められた噴射量指令値VS とを比較
して小さい方を選択する。
【0052】この比較処理をCPU79は常に行うが、
通常は始動時ガバナマップV3が選択され、そのときの
エンジン回転数NE、始動時ガバナマップV2、アクセ
ル開度ACC及び補正値NEOに基づいて噴射量指令値
VS が算出される。
【0053】次に、ステップ109において、そのとき
のエンジン回転数NEと選択されたマップV1〜V6と
に基づいて求められた噴射量指令値VS と最大噴射量V
SMとを比較し、小さい方の噴射量指令値を選択する。
【0054】そして、ステップ110において、CPU
79は選択された噴射量VS ,VSMに基づいて電磁スピ
ル弁23を制御し、燃料噴射量を制御する。又、ステッ
プ112において、実際のエンジン回転数NEが始動時
目標アイドル回転数MNE1から所定量Xを減算した値
より小さくない場合には、そのときのエンジン回転数N
Eが始動時アイドル回転数MNE1に達し、エンジンス
トール等のおそれがないものとしてステップ114に移
行する。
【0055】図9に示すように、ステップ114におい
て、CPU79はフラグFAを「0」とした後、ステッ
プ115に移行する。ステップ115において、CPU
79は通常ガバナマップV1を選択してステップ108
に移行する。
【0056】次に、ステップ108において、CPU7
9はそのときのエンジン回転数NEに基づいて適切な噴
射量指令値VS を算出する。即ち、CPU79は先ず、
そのときのエンジン回転数NEと第1及び第2ガバナマ
ップV4,V5に基づいて噴射量指令値VS を求め、そ
の求められた噴射量指令値VS の小さい方を選択する。
次に、CPU79はそのときのエンジン回転数NEと通
常ガバナマップV1とに基づいて選択され、噴射量指令
値VS と第1及び第2ガバナマップV4,V5により求
められた噴射量指令値VS とを比較して大きい方を選択
する。更に、CPU79は先程選択された第1及び第2
ガバマナップV4,V5、通常ガバナマップV1に基づ
いて求められた噴射量指令値VS と第3ガバナマップV
6に基づいて求められた噴射量指令値VS とを比較して
小さい方を選択する。
【0057】この比較処理をCPU79は常に行うが、
通常は通常ガバナマップV1が選択され、そのときのエ
ンジン回転数NE、始動ガバナマップV1、アクセル開
度ACC及び補正値NEOに基づいて噴射量指令値VS
が算出される。
【0058】次に、ステップ109において、そのとき
のエンジン回転数NEと選択されたマップV1〜V6と
に基づいて求められた噴射量指令値VS と最大噴射量指
令値VSMとを比較し、小さい方の噴射量指令値を選択す
る。
【0059】そして、ステップ110において、CPU
79は選択された噴射量VS ,VSMに基づいて電磁スピ
ル弁23を制御し、燃料噴射量を制御する。更に、ステ
ップ106において、スタート時ガバナマップV1に基
づいて求められた噴射量指令値VS よりも始動時ガバナ
マップV3に基づいて求められた噴射量指令値VS の方
が大きい場合、ステップ115に移行し、上記と同様の
処理が行われる。
【0060】従って、ディーゼルエンジン2を始動すべ
く、イグニッションスイッチ78からのオン信号が出力
され、そのときのエンジン回転数NEが700rpm/
min以下であれば、CPU79はスタート時ガバナマ
ップV2を選択し、そのときのエンジン回転数NEとス
タート時ガバナマップV2とに基づいて噴射量指令値V
S を算出する。
【0061】その後、そのときのエンジン回転数NEが
始動時目標アイドル回転数MNE1とならないとき、エ
ンジンストールが発生すると判断し、CPU79は始動
時ガバナマップV3を選択し、そのときのエンジン回転
数NEと始動時ガバナマップV3とに基づいて噴射量指
令値VS を算出する。
【0062】このとき、スタート時ガバナマップV2の
噴射量指令値VS よりも始動時ガバナマップV3の噴射
量指令値VS の方が大きく設定されているので、エンジ
ン回転数NEが上昇する。このエンジン回転数NEが始
動時目標アイドル回転数MNE1に達すると、エンジン
ストールのおそれがないと判断し、CPU79は通常ガ
バナマップV1を選択する。
【0063】そして、CPU79はそのときのエンジン
回転数NEと通常ガバナマップV1とに基づいて噴射量
指令値VS を算出し、エンジン回転数NEが目標アイド
ル回転数MNE2となるように制御する。
【0064】従って、始動時におけるエンジン回転数N
Eが始動時目標アイドル回転数MNE1に達していない
場合、エンジンストールのおそれがあるとして、始動時
ガバナマップV3に基づいてエンジン回転数NEが制御
される。このとき、始動時ガバナマップV3はスタート
時ガバナマップV2よりも高く、かつ、通常ガバナマッ
プV1よりも低く設定されている。
【0065】この結果、エンジン回転数NEを確実の上
昇させることができ、しかも、通常ガバナマップV1に
基づいた噴射量指令値VS よりも始動時ガバナマップV
3に基づいた噴射量指令値VS の方が低く設定されるの
で、燃料の過剰供給が抑制されてスモークの大量発生も
確実に抑制することができる。
【0066】尚、本発明は上記実施例に限定されず、次
のように変更してもよい。 (1)本実施例においては、始動時ガバナマップV3を
1つのみ設定した。この他に、吸気温度、冷却水温、燃
料温度等の変化に応じた複数の始動時ガバナマップV3
を設定し、吸気温度、冷却水温、燃料温度の変化に応じ
て適切な始動時ガバナマップV3を選択して噴射量指令
値VS を求めるようにしてもよい。
【0067】(2)各マップV1〜V6を直線となる特
性としたが、曲線であってもよい。 (3)前記実施例におけるステップ112において、実
際のエンジン回転数NEが始動時目標アイドル回転数M
NE1から所定量Xを減算した値を下回っているか否か
を判断するようにしたが、所定量Xを考慮せず、単にエ
ンジン回転数NEと始動時目標アイドル回転数MNE1
とを比較するようにしてもよい。
【0068】(4)前記実施例では、ターボチャージャ
48を備えたディーゼルエンジン2に具体化したが、ス
ーパーチャージャを備えたディーゼルエンジンや、過給
機を備えていないディーゼルエンジン2に具体化するこ
ともできる。
【0069】(5)前記実施例では、ディーゼルエンジ
ン2のアイドル回転数制御について具体化したが、ガソ
リンエンジンのそれに具体化することも可能である。 (6)前記実施例におけるトランスミッション(変速
機)は、オートマチックトランスミッションであっても
よいし、マニュアルトランスミッションであってもよ
い。
【0070】次に、上記実施例から把握される請求項以
外の技術思想を、その効果とともに以下に記載する。 (1)請求項1に記載のエンジンの回転数制御装置にお
いて、エンジンはディーゼルエンジンであることを特徴
とする。この構成によれば、エンジンの始動時における
エンジン回転数を適切に制御することができるので、ス
モークの発生やエンジンストールの発生を防止すること
ができる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、エンジン回転数が始動時目標アイドル回転数以下の
場合、始動時マップに基づいてエンジン回転数が上昇す
るように制御されるので、エンジンストールの発生を抑
えるとともに、スモークの大量発生を抑制することがで
きる優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例におけるディーゼルエンジンのアイド
ル回転数制御装置を示す概略構成図。
【図2】燃料噴射ポンプを拡大して示す断面図。
【図3】ECU等の電気的構成を示すブロック図。
【図4】各種ガバナマップを示す特性図。
【図5】各種ガバナマップを示す特性図。
【図6】ECUにより実行される「燃料噴射量算出メイ
ンルーチン」を示すフローチャート図。
【図7】「燃料噴射量算出メインルーチン」を示すフロ
ーチャート図。
【図8】「燃料噴射量算出メインルーチン」を示すフロ
ーチャート図。
【図9】「燃料噴射量算出メインルーチン」を示すフロ
ーチャート図。
【図10】従来のマップを示す特性図。
【符号の説明】
2…(ディーゼル)エンジン、23…回転数調整手段と
しての電磁スピル弁、35…回転数検出手段としての回
転数センサ、71…回転数調整手段、回転数制御手段及
び始動時回転数制御手段としてのECU、78…始動検
出手段としてのイグニッションスイッチ、MNE1…始
動時目標アイドル回転数、MNE2…目標アイドル回転
数、NE…エンジン回転数、V1…通常マップとしての
通常ガバナマップ、V3…始動時マップとしての始動時
ガバナマップ、VS …燃料噴射量としての燃料噴射量指
令値

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのエンジン回転数を検出する回
    転数検出手段と、 前記エンジンへの燃料噴射量を調整することにより、該
    エンジンのエンジン回転数を調整する回転数調整手段
    と、 前記回転数検出手段の検出結果に基づいてエンジンのエ
    ンジン回転数が予め定められた目標アイドル回転数とな
    らないとき、前記エンジンのエンジン回転数が低下する
    と燃料噴射量が増加するように設定さた通常マップに基
    づいて燃料噴射量を求め、この燃料噴射量となるように
    前記回転数調整手段を制御し、エンジン回転数を目標ア
    イドル回転数に制御する回転数制御手段とを備えたエン
    ジンの回転数制御装置において、 前記エンジンの始動を検出する始動検出手段と、 前記回転数検出手段の検出結果に基づいてエンジンの始
    動時のエンジン回転数が予め定められた始動時目標アイ
    ドル回転数以下の場合、そのときのエンジン回転数と通
    常マップとに基づいて求められる燃料噴射量より低く設
    定された始動時マップに基づいて燃料噴射量を求め、こ
    の燃料噴射量となるように前記回転調整手段を制御し、
    始動時のエンジン回転数を始動時目標アイドル回転数に
    制御する始動時回転数制御手段とを備えたエンジンの回
    転数制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100753395B1 (ko) * 2006-04-11 2007-08-31 문준호 차량 연료 절감 제어 장치 및 제어 방법
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