JPH08157115A - 帯状部材の搬送装置 - Google Patents

帯状部材の搬送装置

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JPH08157115A
JPH08157115A JP30506194A JP30506194A JPH08157115A JP H08157115 A JPH08157115 A JP H08157115A JP 30506194 A JP30506194 A JP 30506194A JP 30506194 A JP30506194 A JP 30506194A JP H08157115 A JPH08157115 A JP H08157115A
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JP
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belt
shaped member
breathable
loop
box
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JP30506194A
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Yoji Sato
洋治 佐藤
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MAX TEC KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の小型化を図り、小さな床面積で設置可
能な帯状部材の搬送装置を提供する。 【構成】 上下に所定の間隔をおいて配設されたプーリ
12、12と、上下のプーリ12、12間にループ状に
掛け回された通気性のある通気性ベルト14と、上下の
プーリ12、12の少なくとも一方に回転動力を伝達
し、通気性ベルト14をループ回転させるモータ16
と、通気性ベルト14のループ内に内部空間を備える箱
状に形成され、通気性ベルト14の対向する内表面へ対
面する両側面が通気性を備えるボックス18と、ボック
ス18の内部空間に連通して設けられ、通気性ベルト1
4のループ回転に伴って帯状部材10を搬送可能に、ボ
ックス18を介して通気性ベルト14の外表面に帯状部
材10を吸着させる吸引装置として作用する送風機20
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帯状部材の搬送装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、掛け回し自在な薄肉で帯状に長い
帯状部材を、その帯状部材の長手方向に送る帯状部材の
搬送装置としては、一般的なベルトコンベアが用いられ
ていた。ベルトコンベアは、複数の回転ローラをループ
内に内包して掛け回され、水平な搬送面を有する閉ルー
プ状のベルトが、ループ回転することによって搬送面に
載せられた帯状部材を連続的に搬送することができる。
【0003】このベルトコンベアは、帯状部材に種々の
処理を行う工程の搬送装置として用いられている。例え
ば、フレキシブルプリントサーキット(以下、FPCと
いう)を製造する際に、基材であるポリエステルフィル
ムからなる帯状部材を加熱し、予め熱収縮等による変形
を強制的に発生させて材質の安定化を図る工程(アニー
ル工程)、或いは、サーキットパターンの印刷工程のあ
とに、印刷面の乾燥をする工程(乾燥工程)がある。こ
れらの工程では、前後の工程の加工速度と送り速度を一
致させると共に、帯状部材を所定温度の雰囲気中に所定
の時間さらす必要がある。すなわち、帯状部材を、送り
速度×加工時間によって算出できる所定の雰囲気区間で
搬送するためにベルトコンベアが用いられている。この
ベルトコンベアによれば、帯状部材はその下面のみがル
ープ状のベルトの外表面である載置面に当接して載せら
れた状態で搬送されるため、帯状部材の接触することが
できない印刷面を乾燥させる工程等に有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のベルトコンベアは水平な搬送面を備えており、帯状
部材を平面的に送るため、搬送方向に長い装置となり、
装置を設置する床面積を広く取らなければならない。従
って、大きな床面積の工場が必要となり、工場の建築或
いはそのランニングにかかる費用が高くなり、ひいては
製品の製造コストが高くなるという課題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、装置の小型化を
図り、小さな床面積で設置可能な帯状部材の搬送装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明は、
掛け回し自在な薄肉で帯状に長い帯状部材を、該帯状部
材の長手方向に送る帯状部材の搬送装置において、上下
に所定の間隔をおいて配設されたプーリと、該上下のプ
ーリ間にループ状に掛け回された通気性のある通気性ベ
ルトと、前記上下のプーリの少なくとも一方に回転動力
を伝達し、前記通気性ベルトをループ回転させる駆動装
置と、前記通気性ベルトのループ内に内部空間を備える
箱状に形成され、通気性ベルトの対向する内表面へ対面
する両側面が通気性を備えるボックスと、該ボックスの
内部空間に連通して設けられ、前記通気性ベルトのルー
プ回転に伴って前記帯状部材を搬送可能に、前記ボック
スを介して前記通気性ベルトの外表面に前記帯状部材を
吸着させる吸引装置とを具備する。
【0007】また、前記吸引装置が送風機であり、該送
風機の吸気側が前記ボックスに連通され、該送風機の排
気側が通気性ベルトの外表面に対向する面で開口するダ
クトに連通されていることで、送風機を、通気性ベルト
上に帯状部材を吸引する吸引装置と、搬送される帯状部
材の表面に空気を吹きつけるための装置として兼用する
ことができ、効率的である。
【0008】また、前記帯状部材の導入口および排出口
を除いて装置全体を内包するように覆うボディと、該ボ
ディの内部に配設された加熱装置とを具備することで、
加熱空気を循環させて帯状部材を好適に加熱することが
できる。
【0009】また、前記ボディの内部空間を外界へ開口
して該ボディ内への外気の導入量を調整する外気導入部
を具備することで、ボディ内の空気の温度を好適に調整
することができる。
【0010】また、請求項1、2、3または4記載の帯
状部材の搬送装置を、複数基帯状部材の搬送方向にライ
ン状に併設したことにより、帯状部材の一方の面にのみ
当接して、その帯状部材を長い区間に亘って搬送するこ
とができる。
【0011】
【作用】本発明の搬送装置によれば、上下のプーリに掛
け回されたループ状の通気性ベルトの外表面に帯状部材
を吸気作用によって吸着させて、通気性ベルトのループ
回転に伴って帯状部材を搬送できる。従って、上下に掛
け回された通気性ベルトの両側の面に帯状部材を吸着さ
せて搬送できるため、従来のコンベアベルトのように上
面のみを利用するものと比較して、帯状部材の搬送距離
を約2倍に長くすることができる。また、通気性ベルト
は上下に掛け回されているため、装置の床面積を極力小
さくすることができる。なお、帯状部材の一方の面のみ
が通気性ベルトの表面に接触吸引されて、その帯状部材
は確実に搬送されるため、搬送する際に保護すべき面が
ある工程で好適に利用できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。図1は本発明の帯状部材の搬送装置
にかかる一実施例を模式的に説明する斜視図である。1
0は帯状部材であり、掛け回し自在な薄肉で帯状に長い
シート状の部材である。この帯状部材10としては、例
えばFPCの基材として使用されるポリエステルフィル
ムがあり、搬送装置内に繰り出される前はロール状に巻
き取られている。12はプーリであり、上下に所定の間
隔をおいて配設されている。14は通気性ベルトであ
り、帯状の通気性のある材料によって設けられており、
上下のプーリ12、12間にループ状に掛け回されてい
る。この通気性ベルト14としては、例えば全面が略均
一に通気可能なメッシュ状に設けられたメッシュベル
ト、または通常の平ベルトに小さい孔を多数開口したも
のを用いればよい。16はモータであり、上のプーリ1
2に回転動力を伝達する駆動装置として作用し、通気性
ベルト14をループ回転させる。18はボックスであ
り、通気性ベルト14のループ内に内部空間を備える箱
状に形成され、通気性ベルト14の対向する内表面へ対
面する両側面が通気性を備える。
【0013】20は送風機であり、ボックス18の内部
空間に連通して設けられ、通気性ベルト14のループ回
転に伴って帯状部材10を搬送可能に、ボックス18を
介して通気性ベルト14の外表面に帯状部材10を吸着
させる吸引装置として作用する。また、この送風機20
は、その吸気側がボックス18に連通され、送風機20
の排気側がダクト22に連通されている。このダクト2
2は両側でL字状に曲げられてその先端側が通気性ベル
ト14の外表面に対向している。この通気性ベルト14
の外表面に対向する面に、帯状部材10の表面に空気を
吹きつけることができるように吹出口24が開口されて
いる。このように、送風機20は、帯状部材10を搬送
するために通気性ベルト14上に帯状部材10を吸引す
る吸引装置と、搬送される帯状部材10の表面に空気を
吹きつけるための装置として兼用されている。空気の流
れは、先ず矢印Aに示す如く帯状部材10を吸着するよ
うに通気性ベルト14を通過してボックス18内に吸引
される。次に矢印Bに示す如くボックス18内の空気
が、送風機20によって吸引され、ダクト22内に吐出
される。そして、矢印Cに示す如くダクト22内の空気
が、吹出口24から通気性ベルト14によって搬送され
る帯状部材10の表面に吹きつけられるのである。
【0014】26は加熱装置であり、ダクト22内に配
設されている。従って、この加熱装置26を用いれば、
加熱された空気を送風機20によって吹出口24から吐
出させることができ、加熱の作用と空気流の作用を得る
ことができるため、帯状部材10の表面にされた印刷を
乾燥する工程等に好適である。また、帯状部材の導入口
および排出口を除いて装置全体を内包するように覆うボ
ディを備えることで、加熱空気を好適に循環することが
でき、効率良く帯状部材を加熱することができる。前記
ボディを備えることで、加熱装置26のような発熱部が
ダクト22内に位置しない場合であっても、発熱部がボ
ディ内に存在すれば、空気を循環できるので効率よく加
熱することができる。なお、本装置は、加熱装置16を
用いない場合には冷却装置として好適に利用できる。
【0015】以上の構成からなる帯状部材の搬送装置に
よれば、上下のプーリ12、12に掛け回されたループ
状の通気性ベルト14の外表面に帯状部材10を吸着さ
せて、通気性ベルト14のループ回転に伴って帯状部材
10が搬送される。この際に帯状部材10の一方の面の
みが通気性ベルト14の表面に接触吸引されて確実に搬
送できる。従って、帯状部材10の接触することが許さ
れない印刷面を加熱乾燥させる工程等に、従来のコンベ
アベルトと同様に好適に利用できる。そして、帯状部材
10が通気ベルト14の外表面に全面的に吸着されて搬
送されるため、帯状部材10が通気ベルト14に対して
滑ることを防止でき、帯状部材10を確実に定量送りで
きる。なお、従来のコンベアベルトでは、帯状部材がベ
ルト面上で滑らないように、空気を吹きつけて帯状部材
をベルト面に押さえつける機構を備えるものがあるが、
吐出空気を利用するものであるから、その装置が複雑化
および大型化すると共に、定量送りの確実性でも劣って
いる。
【0016】また、上下に掛け回された通気性ベルト1
4の両側の面に帯状部材10を吸着させて搬送できるた
め、従来のコンベアベルトのように上面のみを利用する
ものと比較して搬送距離を約2倍に長くすることができ
る。すなわち、装置を小型化することができる。さらに
また、通気性ベルト14は上下に掛け回されているた
め、装置の床面積を極力小さくすることができ、工場の
スペースを有効に活用することができ、ひいては製品コ
ストを低減することができる。
【0017】次に具体的な実施例について図2〜5に基
づいて詳細に説明する。図2は帯状部材の搬送装置を、
複数基帯状部材の搬送方向にライン状に併設した実施例
の一部の内部を説明する正面図であり、図3は図2の実
施例の内部を説明する側面図である。なお、図1の実施
例を構成する部材と同一の作用をする部材には、同一符
号を付けて原則的に説明を略す。上下に設けられたプー
リ12は二つのローラ部材12aで構成されている。上
方のプーリ12にはモータ16の動力が伝達されるよう
にタイミングベルト16aが掛け回されており、そのタ
イミングベルト16aに適正な張力を与えるためにテン
ションローラ16bが配設されている。なお、図3に示
すように図12bは軸受け部であり、ローラ部材12a
を回転自在に軸受けしている。
【0018】また、本実施例では送風機20としてシロ
ッコファンが配設されており、多翼部20aがボックス
18の内部空間から連続する空気室内に配され、多翼部
20aから延びる回転軸を回転可能に軸受してモータ2
0bからベルト20cによって伝達される駆動力を伝達
する動力伝達部20dを有する。空気の流れは図1に示
す実施例と同様に矢印A、B、Cに示すように循環す
る。加熱装置26は、送風機から連通するダクト22内
に複数本の発熱部材26aが集合して形成されており、
送風機20から吐出された空気が必ず加熱装置26内を
通過して残りのダクト22内に連通するように配設され
ている。このようにして加熱された空気がダクト22を
通過して吹出口24から排出され、帯状部材10の表面
に吹きつけられるのである。なお、発熱部材26aの発
熱本数を選択することで加熱温度の調整も可能である。
【0019】28はボディであり、帯状部材10の導入
口29aおよび排出口29bを除いて装置全体を内包す
るよう、側板28a、天板28b、底板28c等で構成
されている。このボディ28によって、加熱空気が外界
に放出することを防ぎ、その加熱空気を好適に循環で
き、効率良く帯状部材を加熱することができる。また、
30は遠赤外線ヒータであり、所定の間隔をおいて複数
個が通気性ベルト14の上下方向に張られた両表面に対
面するように配設されている。通気性ベルト14によっ
て搬送される帯状部材10の表面に照射して輻射の効果
で、その帯状部材10を加熱できる。30aは遠赤外線
ヒータ30の反射板であり、遠赤外線を効率良く帯状部
材10の表面に照射して効率よく加熱するように設けら
れている。この遠赤外線ヒータ30の輻射熱と、前記加
熱装置26によって加熱された加熱空気の両方の作用に
よって、帯状部材10を効率よく加熱および乾燥でき
る。また、加熱装置26と遠赤外線ヒータ30による加
熱を別々に制御することができるため、加熱条件を好適
に設定或いは維持することが可能である。例えば、加熱
条件を変更するため遠赤外線ヒータ30の温度を高めた
場合には、空気が加熱し過ぎないように加熱装置26の
温度を下げる等の調整をすることができる。帯状部材1
0の搬送経路が上下に設定され、上記のように加熱装置
26および遠赤外線ヒータ30が配設されているため、
帯状部材10はコンパクトな空間で効率良く加熱され
る。装置が設置される床面積も小さくすることができ、
工場スペースの有効利用およびランニングコストの低減
を達成できる。
【0020】また、32は外気導入部であり、ボディ2
8の内部空間を外界へ開口してボディ28内への外気の
導入量を調整する。この外気導入部32の具体例として
は、外気を吸入する送風機(例えばシロッコファン)を
使用することができる。この外気導入部32によってボ
ディ28内の空気の温度を好適に調整することができ
る。本実施例では外気導入部32が連通路32aを介し
てボックス18の内部空間に連通している。従って、外
気を帯状部材10に直接触れさせないように、外気を図
3の矢印Dに示すようにボックス18の内部空間に導入
できるため、より温度の均一化した空気を帯状表面に吹
きつけることができる。なお、吸引空気の吸気量を調整
するために、ボックス18の側面等に開閉量を調整でき
る開閉機構を備えることができる。これにより、空気の
循環量を調整すれば、空気温度の調整、吹出口24から
の空気の吹き出し流速の調整が可能であり、帯状部材の
加工条件の変化に好適に対応できる。
【0021】次に図4および図5に基いて、通気性ベル
ト14を滑りよくループ回転させるための構成について
説明する。図4に示すように、通気性ベルト14がボッ
クス18の外表面に直に接触しないで所定の間隔浮いた
状態となるように、ロッド部材34がボックス18の通
気性ベルト14に対面する面に配設されている。ボック
ス18の通気性ベルト14に対面する面には、通気性を
備えるように多数の孔18aが開口されており、その孔
18aを通過して空気が吸引されることで、通気性ベル
ト14に帯状部材10が吸着された状態に両者をボック
ス18側へ吸引できる。この状態でモータ16の駆動力
によって通気性ベルト14がループ回転すると、その回
転に伴って帯状部材10が搬送されるのである。通気性
ベルト14の全面がボックス18の表面に接触する状態
であると、吸引力が過剰になって、その抵抗によって通
気性ベルト14がスムースにループ回転できない場合が
あり、その問題をロッド部材34によって解決できる。
ところで、ロッド部材34は複数が枠材34aを介して
所定の間隔に規則正しく配設されている。また、ロッド
部材34は図5に示すように鈍角なV字状に折り曲げら
れており、その折り曲げ部の頂点が、通気性ベルトの移
動方向(矢印E)と一致する方向に突き出るように揃え
られている。これにより、ロッド部材34が通気性ベル
ト14にその移動方向に直交する方向に連続して接触す
ることを防止でき、その抵抗で通気性ベルト14が弛ん
だり、張り過ぎることがないため通気性ベルト14が好
適にループ回転できる。なお、ロッド部材34は所定径
の線材から形成すればよく、その外径は使用条件によっ
て適宜選択できるのは勿論である。
【0022】以上のように構成された帯状部材の搬送装
置を、複数基帯状部材10の搬送方向にライン状に併設
することで、帯状部材の搬送装置ラインを形成でき、帯
状部材の搬送区間の長さを自由に設定できる。帯状部材
の搬送経路は、図2に示すように、帯状部材10を上側
のプーリ12のみに掛け回すと共に、隣接する帯状部材
の搬送装置間でループ状にたわませ、帯状部材10の一
方の面のみを各通気性ベルト14の下側のプーリ部区間
を除く外表面に当接させ、帯状部材10を複数の帯状部
材の搬送装置間に亘って搬送されるように設定される。
なお、隣接する帯状部材の搬送装置間、帯状部材10の
導入口および排出口の帯状部材10がループ状にたわん
だ部分では、既存のループ制御によって、ループの底が
所定の区間内で上下し、帯状部材10が張り過ぎたり弛
み過ぎたりすることを防止している。
【0023】以上の実施例では、FPCの加工工程に関
することを中心に説明してきたが、本発明は広く帯状部
材の印刷或いは種々の加工を行う分野に利用できる。以
上、本発明の好適な実施例について種々述べてきたが、
本発明は上述の実施例に限定されるのではなく、発明の
精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもち
ろんである。
【0024】
【発明の効果】本発明の帯状部材の搬送装置によれば、
上下のプーリに掛け回されたループ状の通気性ベルトの
両側の外表面に帯状部材を吸引空気の作用で吸着させ
て、その帯状部材が通気性ベルトのループ回転に伴って
搬送されるため、従来のコンベアベルトのように上面の
みを利用するものと比較して搬送距離を約2倍に長くす
ることができる。また、通気性ベルトは上下に掛け回さ
れているため、装置の床面積を極力小さくすることがで
きる。従って、本発明の帯状部材の搬送装置によれば、
装置の小型化ができ、狭い床面積に設置でき、総合的に
コスト低減が可能であるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯状部材の搬送装置を模式的に示す斜
視図。
【図2】本発明の一実施例を示す正面図。
【図3】図2の実施例の側面図。
【図4】本発明の要部を模式的に示す断面図。
【図5】本発明にかかるロッド部材を説明する説明図。
【符号の説明】
10 帯状部材 12 プーリ 14 通気性ベルト 16 モータ 18 ボックス 20 送風機 22 ダクト 24 吹出口 26 加熱装置 28 ボディ 30 遠赤外線ヒータ 32 外気導入部 34 ロッド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F26B 25/00 J

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掛け回し自在な薄肉で帯状に長い帯状部
    材を、該帯状部材の長手方向に送る帯状部材の搬送装置
    において、 上下に所定の間隔をおいて配設されたプーリと、 該上下のプーリ間にループ状に掛け回された通気性のあ
    る通気性ベルトと、 前記上下のプーリの少なくとも一方に回転動力を伝達
    し、前記通気性ベルトをループ回転させる駆動装置と、 前記通気性ベルトのループ内に内部空間を備える箱状に
    形成され、通気性ベルトの対向する内表面へ対面する両
    側面が通気性を備えるボックスと、 該ボックスの内部空間に連通して設けられ、前記通気性
    ベルトのループ回転に伴って前記帯状部材を搬送可能
    に、前記ボックスを介して前記通気性ベルトの外表面に
    前記帯状部材を吸着させる吸引装置とを具備することを
    特徴とする帯状部材の搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記吸引装置が送風機であり、該送風機
    の吸気側が前記ボックスに連通され、該送風機の排気側
    が通気性ベルトの外表面に対向する面で開口するダクト
    に連通されていることを特徴とする請求項1記載の帯状
    部材の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記帯状部材の導入口および排出口を除
    いて装置全体を内包するように覆うボディと、 該ボディの内部に配設された加熱装置とを具備すること
    を特徴とする請求項2記載の帯状部材の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記ボディの内部空間を外界へ開口して
    該ボディ内への外気の導入量を調整する外気導入部を具
    備する請求項3記載の帯状部材の搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の帯状部
    材の搬送装置を、複数基帯状部材の搬送方向にライン状
    に併設したことを特徴とする帯状部材の搬送装置ライ
    ン。
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