JPH08156120A - 耐候性ポリカーボネートシートの製造方法 - Google Patents

耐候性ポリカーボネートシートの製造方法

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JPH08156120A
JPH08156120A JP6306500A JP30650094A JPH08156120A JP H08156120 A JPH08156120 A JP H08156120A JP 6306500 A JP6306500 A JP 6306500A JP 30650094 A JP30650094 A JP 30650094A JP H08156120 A JPH08156120 A JP H08156120A
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JP
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sheet
film
polycarbonate
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polycarbonate sheet
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JP6306500A
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English (en)
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Takeaki Takaoka
丈明 高岡
Toshikazu Hirota
俊積 広田
Akito Okamoto
章人 岡元
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 耐候性ポリカーボネートシート及びフィル
ム、更にその製造方法を提供する。 【構成】ポリカーボネートシートの片面に紫外線吸収剤
を1重量%以上含む表層用フィルムを積層するに際し、
まず、縦置き型の冷却用ロールを有するシート押出機に
てポリカーボネートシートを押出し、次いで、バンク上
部より該表層用フィルムを熱ラミネートする耐候性ポリ
カーボネートシート及びフィルムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明性、耐衝撃性およ
び難燃性等のポリカーボネート樹脂本来の特長を損なわ
ず、かつ、リサイクル使用しても透明性を失わない耐候
性に優れたポリカーボネートシート及びフィルムの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネートシートは、透明性、耐
衝撃性、耐熱性、難燃性等に優れていることから、温室
被覆材、アーケード、採光用屋根材等の建材用途、歩道
の腰板、高速道路のフェンス等の道路資材、銘板等の産
業資材用途など幅広く用いられている。ポリカーボネー
トシートを屋外で使用する場合、紫外線吸収剤を添加し
て使用されるが、それでも、2,3年経過すると、紫外
線によりポリカーボネート樹脂表面から黄変し、細かい
亀裂が発生して強度低下を起こす。この対策として、表
面に耐候処理したシートが開発されている。
【0003】シート表面を耐候処理する方法としては、
アクリル系樹脂を積層する方法とポリカーボネート樹脂
そのもので積層する方法がある。これらの方法は、シー
ト表面に設けたアクリル系樹脂あるいはポリカーボネー
ト樹脂層中に多量の紫外線吸収剤を添加して、ポリカー
ボネートシート基板の紫外線による劣化を防止してい
る。アクリル系樹脂を積層する方法には、シート製造時
にアクリル系フィルムを熱ラミネートする方法、シート
製造後にアクリル系塗料を塗布する方法あるいはアクリ
ル系樹脂とポリカーボネート樹脂を共押出成形する方法
がある(特公昭47−19119号公報、特開昭55−
59929号公報)。一方、ポリカーボネート樹脂同士
の積層には、一般的に共押出成形が採用されている(特
公平3−54626号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ポリカーボネートシー
ト表面をアクリル系樹脂で被覆した場合、アクリル層の
吸湿による温水浸漬時の白化、冷間折曲げ部分のアクリ
ル層の延伸による白化、耐衝撃強度の低下、熱成形時の
アクリル表面のあれ等の問題が起こる。また、アクリル
樹脂とポリカーボネート樹脂を混合すると白濁するた
め、シート製造時に派生する耳材や端材あるいはシート
そのものをリサイクル使用する場合、透明樹脂として再
利用できず、従って、ロスが大きくなり、コストアップ
につながるという問題がある。
【0005】共押出成形により、紫外線吸収剤を多量に
添加したポリカーボネート樹脂をシート表層に積層する
方法では、表層部の厚みを均一にするのが難しく、特に
幅方向の表層部の厚みを均一にするのに時間がかかり、
多量のロスがでることになる。また、ポリカーボネート
樹脂同士の積層の場合、屈折率が同じであるため基板と
表層部との界面を判別できず、表層部の厚みを測定でき
ない。また、表層に多量の紫外線吸収剤を添加している
ため、紫外線吸収剤が揮散して、押出成形時に環境や冷
却用ロールを汚し、シートの外観不良の原因となる。ま
た、押出成形をおこなう際、新たな押出機と特殊なダイ
あるいはフィードブロックを必要とするため、かなりの
設備投資を必要とする。更に、共押出成形では、表層の
厚みを切り替える場合、押出機内を完全に置換しなけれ
ばならないため、多量のロスを生ずる。本発明の目的
は、従来技術における上記記載の課題を解決し、現状の
シート押出設備を利用した耐候性ポリカーボネートシー
ト、フィルムおよびその製造方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究した結果、紫外線吸収剤を必
要量添加したポリカーボネートフィルムをポリカーボネ
ートシート製造時に熱ラミネートすることにより、ポリ
カーボネート樹脂本来の透明性、耐衝撃性、耐熱性、難
燃性を損なうことなく、耐候性に優れたシートが表層の
膜厚精度よく得られることを見い出し、本発明に到達し
た。
【0007】即ち、本発明は、下記の(1)〜(5)に
関する発明である。 (1)ポリカーボネートシートの片面に紫外線吸収剤を
1重量%以上含む表層用フィルムを積層するに際し、ま
ず、縦置き型の冷却用ロールを有するシート押出機にて
ポリカーボネートシートを押出し、次いで、バンク上部
より該表層用フィルムを熱ラミネートすることを特徴と
する耐候性ポリカーボネートシートの製造方法
【0008】(2)ポリカーボネートシートの片面もし
くは両面に紫外線吸収剤を1重量%以上含む表層用フィ
ルムを積層するに際し、まず、横置き型の冷却用ロール
を有するシート押出機にてポリカーボネートシートを押
出し、次いで、バンクの片側もしくは両側より該表層用
フィルムを熱ラミネートすることを特徴とする耐候性ポ
リカーボネートシートの製造方法 (3)紫外線吸収剤を1重量%以上含むポリカーボネー
ト樹脂を押出機によりフィルムに製造するに際し、ポリ
カーボネート樹脂を押出後、ゴムロールにより最初に接
触する冷却用ロールに圧着することにより紫外線吸収剤
の冷却用ロールへの付着をなくすことを特徴とするポリ
カーボネートフィルムの製造方法 (4)ポリカーボネートシートの片面に紫外線吸収剤を
1重量%以上含む表層用フィルムを積層して得られた耐
候性ポリカーボネートシートであって、縦置き型の冷却
用ロールを有するシート押出機にてポリカーボネートシ
ートを押出し、次いで、バンク上部より該表層用フィル
ムを熱ラミネートして得られた耐候性ポリカーボネート
シート
【0009】(5)ポリカーボネートシートの片面もし
くは両面に紫外線吸収剤を1重量%以上含む表層用フィ
ルムを積層して得られた耐候性ポリカーボネートシート
であって、まず、横置き型の冷却用ロールを有するシー
ト押出機にてポリカーボネートシートを押出し、次い
で、バンクの片側もしくは両側より該表層用フィルムを
熱ラミネートして得られた耐候性ポリカーボネートシー
【0010】上記方法を用いることにより、現状のシー
ト押出設備にて製造が可能となり、また、予め、種々な
性能あるいは色を持つフィルムを用意すると、1回のシ
ート製造中に多品種の積層シートを得ることが可能とな
るため、本発明は設備投資ができない場合や少量多品種
の場合に好適である。
【0011】本発明において、表層や基板に使用するポ
リカーボネート樹脂は、特に規定はなく、シート状に成
形できるものであれば良く、種々のフィラー、安定剤、
帯電防止剤、滑剤、熱線遮蔽剤、顔料等を含むものであ
っても良い。
【0012】本発明で表層に使用する紫外線吸収剤はベ
ンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリチル酸フ
ェニルエステル系、トリアジン系、金属粉末等紫外線吸
収効果を有するものであればよいが、好ましくは、ポリ
カーボネート樹脂が最も光劣化を起こす280〜300
nmの領域の紫外線吸収能が高く、揮散性の低いものが
よい。例えば、分子量400以上の高分子量タイプのベ
ンゾトリアゾール系やポリカーボネート樹脂との相溶性
の良いトリアジン系の有機系紫外線吸収剤あるいは酸化
チタンや酸化セリウム等の金属粉末などを使用すれば、
成形加工時に揮散したり、シート表面に析出したりする
ことが少なく、耐候性良好なポリカーボネート樹脂積層
シートが得られる。該紫外線吸収剤は併用してもかまわ
ない。
【0013】表層中の該紫外線吸収剤の添加量は、使用
する紫外線吸収剤の紫外線吸収能および表層用フィルム
の厚みによるが、少なくとも1重量%以上、好ましくは
3重量%以上を必要とする。表層用フィルムの厚みは、
特に規定はなく、ロールに巻くことが可能であれば良い
が、実用上は、30〜100μmの範囲が好ましい。3
0μm以上の厚みでポリカーボネート樹脂をフィルム状
に加工することが容易となり、一方、厚みが100μm
以上では、耐候性改良効果に顕著な向上が見られない。
【0014】以下に工程図より、本発明の表層用フィル
ムの製造方法を説明するが、本発明は下記の方法に限定
されるものではない。表層用フィルムの製造には、図1
に示すような通常のフィルム押出製造設備が利用でき
る。つまり、押出機1からダイ2を経て、フィルム状に
押出されたポリカーボネート樹脂を冷却用ロール3にて
冷却固化した後、巻取り開口ロール6に、巻取り表層用
フィルム5を得る。揮散性の高い紫外線吸収剤を使用し
た場合、溶融樹脂がダイ2を出てから最初に接触する冷
却用ロール3が,紫外線吸収剤の揮散により汚れ、フィ
ルムの外観を損なうため、ゴムロールなどの圧着ロール
4でフィルムを鏡面金属ロール3に密着させる必要があ
る。この方法により、冷却用ロール3への紫外線吸収剤
の付着はなくなり、外観良好な表層用フィルム5を得る
ことができる。
【0015】次に、本発明の耐候性ポリカーボネート樹
脂積層シートの製造方法をするが、本発明は下記の方法
に限定されるものではない。 (1)縦置き型の冷却用ロールを使用する場合 図2に示すように、通常ポリカーボネートシートは、押
出機1からダイ2を経て押出されたポリカーボネート樹
脂を冷却用ロール3にて、シート状に冷却固化し、引取
りロール8にて引取られ、切断機にて切断することによ
り得られるが、本発明は、更に、ポリカーボネート樹脂
を冷却用ロール3にてシート状にプレスする際、表層用
フィルム5をバンク上部より挿入し、シートに熱ラミネ
ートすることにより、耐候性ポリカーボネート積層シー
ト9とした。熱ラミネートする際、ポリカーボネートフ
ィルムは、伸びにくく、フィルムにしわが入り易いた
め、補助ロール7により、フィルムの張力をコントロー
ルし、フィルムにしわが入らないようにする必要があ
る。もし、しわが入ると、エア巻きの原因となり、良品
は得られない。また、フィルム5を上段の冷却用ロール
3に接触させて、熱ラミネートする場合は、フィルム5
と冷却用ロール6の間に気泡が入り、バンクでの熱ラミ
ネートの際の外観不良の原因となるため、圧着ロール4
を用いて、フィルム5を冷却用ロール6に密着させる必
要がある。
【0016】(2)横置き型の冷却用ロールを使用する
場合 一方、横置き型の冷却用ロールを用いるとシートのだれ
は生じないため、片面および両面からの熱ラミネートが
可能である。つまり、図3のように、押出機1からダイ
2を経て、押出されたポリカーボネート樹脂を横置き型
の冷却用ロール3にてシート状に冷却固化する際に、補
助ロール7を経て、表層用ポリカーボネートフィルム5
をバンク部の両側から熱ラミネートすることにより、両
面に耐候性を施したポリカーボネート積層シート9を得
ることができる。
【0017】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに具体的に
説明する。尚、本実施例で用いた評価、試験方法を以下
に示す。 (1)耐候性 スガ試験機のサンシャインウエザーメーターを使用し、
ブラックパネル温度63℃、降雨なし(120分)、降
雨あり(12分)のサイクルで2000時間照射後のサ
ンプルの黄変度を測定した。 (2)落錘衝撃試験 チャスト社のフラクトビスにて、先端の径が20mmφ
の重錘を用いた場合の破壊エネルギーを測定した。
【0018】(3)耐熱性試験 熱風循環乾燥機にて、100℃、200時間後のサンプ
ルの外観および密着性を評価した。 (4)耐温水性試験 恒温水槽にて、75℃、200時間後のサンプルの外観
および密着性を評価した。 (5)ヒートサイクル試験 タバイの環境試験機にて、−30℃(30分)、80℃
(30分)、1サイクル2時間のサイクルで100サイ
クル後のサンプルの外観および密着性を評価した。
【0019】(6)リサイクル性 サンプルを粉砕し、再度、シート押出機にて3mm厚の
シートにして、透明性を目視にて評価した。 (7)冷間折曲げ性 150mm角のシートの耐候面を下にして、先端が3m
mRの矢弦をシート上部より押さえて室温にて角度約1
25゜に折曲げ、折曲げ部分の白化の有無を目視にて確
認した。
【0020】(8)低温衝撃試験 150mm角のシートの耐候面を内側にして折曲げたサ
ンプルを0〜−40℃の温度で1時間放置後、耐候面を
下にして取り出す。そして、プラスチックハンマー(重
量570g)にて直ちにサンプルの折曲げ部分を殴打し
て、破壊やクラックの発生を確認した。表1に5回試験
を行ったときの破壊した数を示した。
【0021】実施例1 (1)表層用樹脂の調製 ポリカーボネート樹脂としてポリカーボネート樹脂(三
菱ガス化学(株)製、商品名:ユーピロンE−200
0)を90重量%、紫外線吸収剤としてのチヌビン23
4(商品名、チバ・ガイギー社製)を10重量%の割合
でタンブラー内にて予備混合し、更に45mm2軸押出
機(池貝鉄工所(株)製)を用いてペレットとした。 (2)表層用フィルムの作製 (1)で調製したペレットを用い、図1に示す90mm
φ押出機にて50μmのフィルムとした。フィルム製造
の際、フィルムが一番目の冷却用ロールに接触したとこ
ろで鏡面ゴムロールにてフィルムを圧着して紫外線吸収
剤の金属ロールへの付着を抑えた。
【0022】(3)耐候性シートの作製 基板用原料として、ポリカーボネート樹脂(三菱ガス化
学(株)製、商品名:ユーピロンE−2000U)を用
い、シート押出機にてポリカーボネートシートを製造
し、それに(2)で作製したフィルムを冷却用ロール上
部より熱ラミネートすることにより積層シートとした。
図2に本実施例に使用した耐候性シート製造工程の概略
図を示す。即ち、まず、65mmφ押出機1からダイ2
を経て押し出されたポリカーボネート樹脂を冷却用ロー
ル3にて、幅450mm、厚み3mmのシート9にす
る。次に、補助ロール1を経て、バンク上部より表層用
フィルム5を挿入し、ポリカーボネートシートに熱ラミ
ネートする。積層されたシートは空冷され、引取りロー
ル8にて引取られて、切断機にて切断され一定形状の積
層シートを得た。結果を表1に示す。
【0023】実施例2 紫外線吸収剤をアデカスタブ LA−31(旭電化工業
(株)製)に変えた以外は、実施例1と同様に実施し
た。結果を表1に示す。
【0024】比較例1 被覆層を設けず、ポリカーボネート樹脂単独にて3mm
厚のシートを作製し、評価した。結果を表1に示す。
【0025】比較例2 図4に示す従来の押出機のシート押出工程において、冷
却用ロール3通過後のポリカーボネートシートにラミネ
ートロール11を使用して表層用ポリカーボネートフィ
ルム10の熱ラミネートを試みたが、融着していなかっ
た。
【0026】比較例3 図4に示すシート押出工程において、冷却用ロール通過
後のポリカーボネートシートにラミネートロールを使用
して厚み50μmのアクリル系フィルム(鐘淵化学製、
商品名:サンデュレン)を熱ラミネートした。比較例3
より得られた積層シートの評価結果を表1に示す。
【0027】
【発明の効果】本発明の効果を列挙すれば、以下の通り
である。 (1)ポリカーボネート樹脂が本来持っている透明性、
耐衝撃性等の特長を保持したままで、耐候性を改良でき
る。 (2)アクリル樹脂との積層シートの場合に問題となる
リサイクル使用時の白化を生じない。 (3)現状のポリカーボネートシート押出設備で製造が
可能である。 (4)表層のみの切り替えが用意であり、ロスが少な
い。 (5)表層の厚み精度の良いシートが容易に得られる。
【0028】 表1 実施例1 実施例2 比較例1 比較例3 耐候性 黄変度 2.8 2.2 15.5 2.2 落錘衝撃強度(J) 耐候面 1.4×102 1.4×102 1.7×102 1.5×102 PC面 1.5×102 1.5×102 1.7×102 1.4×102 100℃耐熱性 外観 変化なし 変化なし 変化なし やや曇り 密着性 ○ ○ − ○ 75℃耐温水性 外観 変化なし 変化なし 変化なし 白化 密着性 ○ ○ − ○ ヒートサイクル試験 外観 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 密着性 ○ ○ − ○ リサイクル性 ○ ○ ○ 白濁 冷間折曲げ性 ○ ○ ○ 白化 低温衝撃試験 0℃ 0/5 0/5 0/5 0/5 −10℃ 0/5 0/5 0/5 0/5 −20℃ 0/5 0/5 0/5 1/5 −30℃ 0/5 0/5 0/5 5/5 −40℃ 0/5 0/5 0/5 5/5
【図面の簡単な説明】
【図1】 表層用フィルムの製造装置の概略図である。
【図2】 本発明による縦置きロールを使用した積層シ
ート製造工程の概略図である。
【図3】 本発明による横置きロールを使用した積層シ
ート製造工程の概略図である。
【図4】 従来のアクリル系フィルム積層シート製造工
程の概略図である。
【符号の説明】
1:押出機 2:ダイ 3:冷却用ロール 4:ゴムロール 5:表層用ポリカーボネートフィルム 6:巻取りロール 7:補助ロール 8:ピンチロール 9:ポリカーボネートシート 10:ラミネート用フィルム 11:ラミネートロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 31/30 9349−4F // B29K 69:00 B29L 9:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリカーボネートシートの片面に紫外線
    吸収剤を1重量%以上含む表層用フィルムを積層するに
    際し、まず、縦置き型の冷却用ロールを有するシート押
    出機にてポリカーボネートシートを押出し、次いで、バ
    ンク上部より該表層用フィルムを熱ラミネートすること
    を特徴とする耐候性ポリカーボネートシート及びフィル
    ムの製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリカーボネートシートの片面もしくは
    両面に紫外線吸収剤を1重量%以上含む表層用フィルム
    を積層するに際し、まず、横置き型の冷却用ロールを有
    するシート押出機にてポリカーボネートシートを押出
    し、次いで、バンクの片側もしくは両側より該表層用フ
    ィルムを熱ラミネートすることを特徴とする耐候性ポリ
    カーボネートシート及びフィルムの製造方法。
  3. 【請求項3】 紫外線吸収剤を1重量%以上含むポリカ
    ーボネート樹脂を押出機によりフィルムに製造するに際
    し、ポリカーボネート樹脂を押出後、ゴムロールにて最
    初に接触する冷却用ロールに圧着することにより紫外線
    吸収剤の冷却用ロールへの付着をなくすことを特徴とす
    るポリカーボネートシート及びフィルムの製造方法。
  4. 【請求項4】 フィルム厚みが30〜100μmである
    請求項1記載のポリカーボネートシート及びフィルムの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 ポリカーボネートシートの片面に紫外線
    吸収剤を1重量%以上含む表層用フィルムを積層して得
    られた耐候性ポリカーボネートシートであって、縦置き
    型の冷却用ロールを有するシート押出機にてポリカーボ
    ネートシートを押出し、次いで、バンク上部より該表層
    用フィルムを熱ラミネートして得られた耐候性ポリカー
    ボネートシート及びフィルム。
  6. 【請求項6】 ポリカーボネートシートの片面もしくは
    両面に紫外線吸収剤を1重量%以上含む表層用フィルム
    を積層して得られた耐候性ポリカーボネートシートであ
    って、まず、横置き型の冷却用ロールを有するシート押
    出機にてポリカーボネートシートを押出し、次いで、バ
    ンクの片側もしくは両側より該表層用フィルムを熱ラミ
    ネートして得られた耐候性ポリカーボネートシート及び
    フィルム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000009592A1 (de) * 1998-08-14 2000-02-24 Röhm Gmbh Optisch isotrope polycarbonat-folien sowie verfahren zu deren herstellung
CN110406128A (zh) * 2019-08-12 2019-11-05 杭州新明包装有限公司 一种中空板在线连续复膜生产工艺

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