JPH08155767A - マシニングセンター - Google Patents

マシニングセンター

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Publication number
JPH08155767A
JPH08155767A JP30124394A JP30124394A JPH08155767A JP H08155767 A JPH08155767 A JP H08155767A JP 30124394 A JP30124394 A JP 30124394A JP 30124394 A JP30124394 A JP 30124394A JP H08155767 A JPH08155767 A JP H08155767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face plate
spindle
transmission means
spindle head
drive transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP30124394A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Nakamu
鉄也 中務
Masao Yoshida
正夫 吉田
Keiichi Takamiya
慶一 高宮
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 主軸7の先端に設けたスピンドルヘッド11
に、偏心自在なツールポット14を設けるとともに面板
16を外嵌し、モータの駆動力をツールポット14へ伝
達する駆動伝達手段を、モータ側に連動された第1の駆
動伝達手段30と、ツールポット14側に連動された第
2の駆動伝達手段31とにより構成し、スピンドルヘッ
ド11と面板16との間に第1のギアカップリング19
を設け、第1の駆動伝達手段30と第2の駆動伝達手段
31との間に第2のギアカップリング41を設けた。 【効果】 第1のギアカップリング19を介してスピン
ドルヘッド11と面板16とを分離するとともに、第2
のギアカップリング41を介して第1の駆動伝達手段3
0と第2の駆動伝達手段31とを分離することにより、
面板16は回転せず、ミーリング加工を高速回転で行え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工場の生産現場などで面
切削や内外径切削および穴あけ加工やミーリング加工な
どのフレキシブルな切削作業を行うマシニングセンター
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマシニングセンターとし
ては例えば特開平6−55387号公報に示されるもの
がある。すなわち、ベッド上に移動テーブルと固定コラ
ムとが配置され、この固定コラムに主軸ヘッドが設けら
れ、主軸ヘッドに水平軸心廻りに回転する主軸が設けら
れ、主軸の先端に主軸と一体に回転する面板が装着さ
れ、面板に主軸の軸心に直交する方向に往復移動するス
ライド部が設けられ、スライド部に切削工具を着脱自在
に保持するツールポットが設けられている。
【0003】これによると、面切削や内外径切削を行う
場合には、主軸を回転させるとともにスライド部を移動
させて、ツールポットを主軸の軸心上から偏心させる。
また、ドリルを用いた穴あけ加工やミーリング加工を行
う場合には、ツールポットを主軸の軸心上に位置させた
状態で主軸を回転させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、面切削や内外径切削においてツールポッ
トを主軸の軸心上から偏心させた場合と、穴あけ加工や
ミーリング加工においてツールポットを主軸の軸心上に
位置させた場合との両者の場合とも、主軸とともに面板
が一体に回転する。したがって、回転時に非常に大きな
遠心力が作用するため、回転数を常に低速にしなければ
ならず、高速回転で穴あけ加工やミーリング加工を行う
ことは困難であった。
【0005】本発明は上記問題を解決するもので、高速
回転で穴あけ加工やミーリング加工を行うことが可能な
マシニングセンターを提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明におけるマシニングセンターは、主軸ヘッド
に、水平軸心廻りに回転する主軸を設け、主軸の先端に
スピンドルヘッドを設け、このスピンドルヘッドの先端
に、主軸の軸心に直交するU軸方向に往復移動自在なツ
ールポットを設け、上記スピンドルヘッドに面板を外嵌
し、上記主軸ヘッドに、主軸を回転させる回転駆動装置
と、ツールポットをU軸方向に偏心させる偏心駆動装置
とを設け、上記主軸とスピンドルヘッドと面板とに、偏
心駆動装置の駆動力をツールポットへ伝達する駆動伝達
手段を設け、この駆動伝達手段を、偏心駆動装置に連動
連結されかつ主軸とスピンドルヘッドとに設けられた第
1の駆動伝達手段と、この第1の駆動伝達手段とツール
ポットとに連動連結されかつ面板に設けられた第2の駆
動伝達手段とにより構成し、上記スピンドルヘッドと面
板との間に、これらスピンドルヘッドと面板とを接合分
離させる第1の継手を設け、上記第1の駆動伝達手段と
第2の駆動伝達手段との間に、これら第1の駆動伝達手
段と第2の駆動伝達手段とを接合分離させる第2の継手
を設け、スピンドルヘッドと面板とを第1の継手を介し
て接合分離させる第1の切換手段と、第1の駆動伝達手
段と第2の駆動伝達手段とを第2の継手を介して接合分
離させる第2の切換手段とを設けたものである。
【0007】
【作用】上記構成によると、穴あけ加工やミーリング加
工を行う場合には、ツールポットを主軸の軸心上に位置
させた状態で、第1の切換手段を作動させて、第1の継
手を介してスピンドルヘッドと面板とを分離する。さら
に、第2の切換手段を作動させて、第2の継手を介して
第1の駆動伝達手段と第2の駆動伝達手段とを分離す
る。その後、回転駆動装置を駆動させて主軸を高速回転
させることにより、主軸とともにスピンドルヘッドとツ
ールポットとが一体に回転する。この際、面板は第1の
継手を介してスピンドルヘッドから分離されているため
回転せず、したがって高速回転で穴あけ加工やミーリン
グ加工が行える。
【0008】また、面切削や内外径切削を行う場合に
は、第1の切換手段を逆作動させることにより、第1の
継手を介してスピンドルヘッドと面板とを接合し、第2
の切換手段を逆作動させることにより、第2の継手を介
して第1の駆動伝達手段と第2の駆動伝達手段とを接合
する。その後、回転駆動装置を駆動させて主軸を低速回
転させることにより、面板が第1の継手を介してスピン
ドルヘッドおよびツールポットと一体に回転する。そし
て偏心駆動装置を駆動させてツールポットをU軸方向に
偏心させる。すなわち、上記偏心駆動装置を駆動させる
ことにより、この偏心駆動装置の駆動力は第1の駆動伝
達手段から第2の継手を介して第2の駆動伝達手段に伝
達され、第2の駆動伝達手段からツールポットへ伝えら
れる。これにより、ツールポットはU軸方向に偏心す
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図8〜図10に示すように、ベッド1の上にはZ
軸方向に移動するZ軸移動台座2が設けられ、Z軸移動
台座2には水平面内でZ軸に直交するX軸方向に移動す
るX軸移動台座3が設けられている。また、X軸移動台
座3には鉛直軸心廻りに回転する移動テーブル4が設け
られている。
【0010】さらに、ベッド1には固定コラム5が設け
られ、固定コラム5にはガイドに沿って鉛直なY軸方向
に昇降する主軸ヘッド6が設けられている。図1,図9
に示すように、この主軸ヘッド6には、水平軸心廻りに
回転する主軸7と、この主軸7を回転させるスピンドル
モータ8(回転駆動装置の一例)とが設けられている。
【0011】図1に示すように、上記主軸7の先端には
円筒状のスピンドルヘッド11が設けられている。このス
ピンドルヘッド11の先端には、主軸7の軸心12に直交す
るU軸方向13に往復移動自在なツールポット14が設けら
れている。すなわち、図2に示すように、スピンドルヘ
ッド11の先端部には一対の断面山形状のガイド部15が設
けられ、両ガイド部15間にツールポット14の基端部が往
復移動自在に嵌め込まれている。尚、このツールポット
14は種々の加工工具を着脱自在に保持するものである。
【0012】図1〜図3に示すように、上記スピンドル
ヘッド11には、円盤状の面板16が上記軸心12を中心に回
転自在かつ前後方向(すなわち軸心12の方向)にスライ
ド移動自在に外嵌されている。この面板16は円筒部17
と、この円筒部17の先端部から外周方に拡径したフラン
ジ部18とにより形成されている。この面板16の基端部と
スピンドルヘッド11の基端部との間には、面板16とスピ
ンドルヘッド11とを接合分離させる第1のギアカップリ
ング19(第1の継手の一例)が設けられている。このギ
アカップリング19は、スピンドルヘッド11に外嵌されか
つ面板16の基端面に固定された一方のリング体19aと、
スピンドルヘッド11に外嵌されかつこのスピンドルヘッ
ド11の基端部に形成された鍔部20に固定された他方のリ
ング体19bとにより構成されている。これら両リング体
19a,19bの相対向する面には、互いに噛合可能な複数
の歯が形成されている。したがって、一方のリング体19
aの歯と他方のリング体19bの歯とが噛合した場合、面
板16とスピンドルヘッド11とが接合され、一方のリング
体19aの歯と他方のリング体19bの歯とが離間した場
合、面板16とスピンドルヘッド11とが分離される。
【0013】23は、第1のギアカップリング19を介し
て、スピンドルヘッド11と面板16とを接合分離させる第
1の切換手段である。すなわち、面板16の円筒部17に
は、軸受24を介して円筒状のスリーブ25が外嵌されてい
る。このスリーブ25は、主軸ヘッド6に設けられた左右
一対の面板クランプシリンダ26によって、主軸7の軸心
12の方向(前後方向)に往復移動自在に設けられてい
る。尚、上記スリーブ25とギアカップリング19の一方の
リング体19aとは軸受24を介して係合可能である。
【0014】図9に示すように、上記主軸ヘッド6に
は、ツールポット14をU軸方向13に偏心させるサーボモ
ータ28(偏心駆動装置の一例)が設けられている。ま
た、図1に示すように、上記主軸7とスピンドルヘッド
11と面板16とには、サーボモータ28の駆動力をツールポ
ット14へ伝達する駆動伝達手段29が設けられている。さ
らに駆動伝達手段29は、上記サーボモータ28に連動連結
されかつ主軸7とスピンドルヘッド11とに設けられた第
1の駆動伝達手段30と、この第1の駆動伝達手段30とツ
ールポット14とに連動連結されかつ面板16に設けられた
第2の駆動伝達手段31とにより構成されている。
【0015】図1〜図3に示すように、上記第1の駆動
伝達手段30は、主軸7の内部に挿通されかつサーボモー
タ28により回転駆動する駆動軸33と、平歯車34,35を介
して駆動軸33の先端に連動する第1回転軸36と、傘歯車
37,38を介して第1回転軸36の先端に連動する第2回転
軸39とから構成されている。上記第1回転軸36は、スピ
ンドルヘッド11の内部に取付けられ、主軸7の軸心12に
対して平行かつ偏心した位置に設けられている。また、
上記第2回転軸39は、スピンドルヘッド11の内部に取付
けられ、U軸方向13に設けられている。
【0016】また、上記第2の駆動伝達手段31は、第2
のギアカップリング41(第2の継手の一例)を介して第
2回転軸39に接合分離自在な第3回転軸42と、この第3
回転軸42に歯車43,44,45を介して連動する一対のねじ
軸46と、これら両ねじ軸46に送られてU軸方向13に往復
移動自在な保持アーム47とにより構成されている。上記
第2のギアカップリング41は上記第1のギアカップリン
グ19と同じ構造を有し、図4に示すように、第2のギア
カップリング41の一方のリング体41aが第2回転軸39の
先端に設けられ、他方のリング体41bが第3回転軸42の
基端に設けられている。また、第3回転軸42は軸受を介
してスライドブッシュ48に挿通されて保持されている。
このスライドブッシュ48は、面板16のフランジ部18の前
面に取付けられたサポート材49に、U軸方向13にスライ
ド自在に嵌め込まれている。
【0017】また、図3に示すように、上記サポート材
49には、第3回転軸42に平行な軸であるアイドルジグ50
が軸受を介して回転自在に設けられている。これらアイ
ドルジグ50の下端に上記歯車44が取付けられている。上
記ねじ軸46の外周面にはボールネジが形成されている。
また、図2に示すように、上記保持アーム47は、軸受51
を介してツールポット14に外嵌された保持リング部52
と、この保持リング部52に取付けられかつ両ねじ軸46に
螺合する一対のホールド部53とにより形成されている。
さらにホールド部53は、ピン53aを有する部材と、この
ピン53aが嵌入されて軸心12の方向に滑り移動自在な嵌
入孔53bを有する部材とに2分割されている。これによ
りホールド部53は、ピン53aと嵌入孔53bとを介して、
軸心12の方向へ伸縮可能となっている。
【0018】図1に示すように、55は、第2のギアカッ
プリング41を介して、上記第1の駆動伝達手段30と第2
の駆動伝達手段31とを接合分離させる第2の切換手段で
ある。すなわち、第2の切換手段55は、図6,図7に示
すように、クランプシリンダ56と、ロック解除シリンダ
57と、イン側シリンダ58と、アウト側シリンダ59とによ
り構成されている。
【0019】上記クランプシリンダ56はスリーブ25の外
周面に一対設けられている。図3,図6に示すように、
これらクランプシリンダ56のピストンロッド60の先端に
は、アイドルジグ50の頭部に形成されたクランプ穴61に
挿脱自在なクランプピン62が取付けられている。
【0020】図6,図7に示すように、上記ロック解除
シリンダ57は、スリーブ25の外周面に取付けられたケー
ス65上に設けられている。このケース65は両クランプシ
リンダ56の間に設けられている。上記ロック解除シリン
ダ57のピストンロッド66の先端にはアーム67が取付けら
れ、このアーム67の先端にはシフトピン68が設けられて
いる。このシフトピン68の前方には、ロックピン69をス
ライドブッシュ48に形成されたピン孔70から脱抜させる
ロッド71が面板16のフランジ部18と上記スライドブッシ
ュ48の上端部とにわたり挿通されている。上記ロックピ
ン69は、スライドブッシュ48の上端部前方に設けられ、
サポート材49に取付けられたブラケット72に挿通されて
おり、スプリング73によりスライドブッシュ48の側へ付
勢されている。尚、フランジ部18に形成されかつロッド
71が挿通する挿通孔74の径は、スライドブッシュ48のス
ライド量に応じてロッド71が移動可能なだけ大きく拡げ
られている。
【0021】上記イン側シリンダ58とアウト側シリンダ
59とはそれぞれ、スリーブ25の外周面に取付けられ、か
つ両クランプシリンダ56の間に設けられている。イン側
シリンダ58のピストンロッド76の先端には、アーム77を
介してイン側位置決めピン78が設けられている。このイ
ン側位置決めピン78の先端は先細りの円錐形状に形成さ
れている。また、上記スライドブッシュ48には、イン側
位置決めピン78が挿入可能なテーパ状のイン側位置決め
孔79が形成されている。図5に示すように、このイン側
位置決め孔79は、イン側位置決めピン78に対して、U軸
方向13に沿って外側(軸心12から遠ざかる方向)に偏心
して形成されている。同様に、図6に示すように、上記
アウト側シリンダ59のピストンロッド80には、アーム81
を介してアウト側位置決めピン82が設けられており、さ
らに、スライドブッシュ48には、アウト側位置決め孔83
が形成されている。図4に示すように、このアウト側位
置決め孔83は、アウト側位置決めピン82に対して、U軸
方向13に沿って内側(軸心12に接近する方向)に偏心し
て形成されている。
【0022】尚、図1〜図3に示すように、主軸ヘッド
6には、面板16を覆う面板カバー85が固定されている。
また、上記保持アーム47の保持リング部52には、面板カ
バー85の開口部86とツールポット14との隙間を覆うスラ
イドカバー87が取付けられている。尚、図9,図10に示
すように、上記固定コラム5には、各種の加工工具を収
めたツールマガジン88と加工工具を交換するためのツー
ルチェンジャー89とが設けられており、ベッド1の近傍
には自動パレット交換装置90が設けられている。
【0023】以下、上記構成における作用を説明する。
穴あけ加工やミーリング加工を行う場合には、図1の実
線に示すようにツールポット14を主軸7の軸心12上に位
置させた状態で、第1の駆動伝達手段30の第2回転軸39
と第2の駆動伝達手段31の第3回転軸42とを分離し、さ
らにスピンドルヘッド11と面板16とを分離する。
【0024】すなわち、先ず、図6の仮想線に示すよう
に、両クランプシリンダ56のピストンロッド60が伸長し
てクランプピン62がクランプ穴61に挿入される。これに
より両アイドルジグ50がクランプピン62で固定されるた
め、図3に示すように歯車43,44,45を介して第3回転
軸42と両ねじ軸46とがロックされる。次に、図7に示す
ように、ロック解除シリンダ57のピストンロッド66が伸
長することにより、アーム67を介してシフトピン68がロ
ッド71を前方に押し出すため、図5に示すようにロック
ピン69がスプリング73の付勢力に抗してピン孔70から脱
抜する。これにより、スライドブッシュ48はU軸方向13
にスライド可能な状態になる。
【0025】そして、図4に示すように、アウト側シリ
ンダ59のピストンロッド80が伸長することにより、アー
ム81を介してアウト側位置決めピン82がアウト側位置決
め孔83に挿入される。この際、アウト側位置決め孔83
は、アウト側位置決めピン82に対して、U軸方向13に沿
って内側に偏心しているため、図4の仮想線に示すよう
にアウト側位置決めピン82の挿入とともにスライドブッ
シュ48がU軸方向13に沿って外側方向イにスライドす
る。これによりスライドブッシュ48とともに第3回転軸
42が移動するため、第2のギアカップリング41の他方の
リング体41bが一方のリング体41aから離間する。これ
により図5の実線に示すように、第3回転軸42は第2の
ギアカップリング41を介して第2回転軸39から分離され
る。
【0026】次に、図2の仮想線に示すように、両面板
クランプシリンダ26のピストンロッド91が伸長してスリ
ーブ25が前方に押し出され、これにより軸受24を介して
面板16が前方へ移動し、第1のギアカップリング19の一
方のリング体19aが他方のリング体19bから離間する。
これにより面板16は第1のギアカップリング19を介して
スピンドルヘッド11から分離される。
【0027】その後、スピンドルモータ8が駆動して主
軸7が高速回転し、主軸7とともにスピンドルヘッド11
およびツールポット14が軸心12を中心に一体に回転す
る。この際、面板16は、スピンドルヘッド11から分離さ
れ、かつクランプシリンダ56により固定されているた
め、停止している。また、第3回転軸42が第2回転軸39
から分離されているため、第3回転軸42やねじ軸46およ
び保持アーム47は面板16とともに停止している。尚、図
2に示すように、ツールポット14は軸受51を介して保持
アーム47に保持された状態で回転する。
【0028】このように面板16を停止した状態で穴あけ
加工やミーリング加工を行うことができるため、遠心力
を低減することができ、したがって主軸7を高速回転す
ることが可能となる。
【0029】また、面切削や内外径切削を行う場合に
は、第1の駆動伝達手段30の第2回転軸39と第2の駆動
伝達手段31の第3回転軸42とを接合し、さらにスピンド
ルヘッド11と面板16とを接合して、ツールポット14をU
軸方向13に偏心可能にする。
【0030】すなわち、先ず、図2の実線に示すよう
に、両面板クランプシリンダ26のピストンロッド91が短
縮してスリーブ25が後方に引き戻され、これにより軸受
24を介して面板16が後方へ移動し、第1のギアカップリ
ング19の一方のリング体19aが他方のリング体19bに噛
合する。これにより面板16は第1のギアカップリング19
を介してスピンドルヘッド11に接合される。
【0031】次に、アウト側シリンダ59のピストンロッ
ド80が短縮することにより、アウト側位置決めピン82が
アウト側位置決め孔83から脱抜される。そして、イン側
シリンダ58のピストンロッド76が伸長することにより、
図5に示すようにアーム77を介してイン側位置決めピン
78がイン側位置決め孔79に挿入される。この際、イン側
位置決め孔79は、イン側位置決めピン78に対して、U軸
方向13に沿って外側に偏心しているため、図5の仮想線
に示すようにイン側位置決めピン78の挿入とともにスラ
イドブッシュ48がU軸方向13に沿って内側方向ロにスラ
イドする。これによりスライドブッシュ48とともに第3
回転軸42が移動するため、第2のギアカップリング41の
他方のリング体41bが一方のリング体41aに噛合する。
これにより図4の実線に示すように、第3回転軸42は第
2のギアカップリング41を介して第2回転軸39に接合さ
れる。
【0032】その後、図7に示すように、ロック解除シ
リンダ57のピストンロッド66が短縮することにより、シ
フトピン68が後方に移動するため、ロッド71がフリーに
なり、ロックピン69がスプリング73の付勢力によりピン
孔70へ挿入される。これにより、スライドブッシュ48は
ロックピン69を介してサポート材49に固定される。
【0033】次に、イン側シリンダ58のピストンロッド
76が短縮することにより、イン側位置決めピン78がイン
側位置決め孔79から脱抜される。この際、スライドブッ
シュ48は上記ロックピン69を介してサポート材49に固定
された状態のままである。
【0034】そして、図6の実線に示すように、両クラ
ンプシリンダ56のピストンロッド60が短縮してクランプ
ピン62がクランプ穴61から脱抜される。これにより図3
に示すように、両アイドルジグ50が回動自在な状態にな
るため、歯車43,44,45を介して第3回転軸42と両ねじ
軸46とも回動自在な状態になる。
【0035】その後、スピンドルモータ8が駆動して主
軸7が低速回転し、主軸7とともにスピンドルヘッド11
とツールポット14および面板16とが一体に回転する。そ
して、ツールポット14を偏心させる場合は、サーボモー
タ28が駆動することにより、図1に示すように、駆動軸
33が回転し、平歯車34,35を介して第1回転軸36が回転
し、傘歯車37,38 を介して第2回転軸39が回転し、第2
のギアカップリング41を介して第3回転軸42が回転し、
図3に示すように歯車43,44,45を介して両ねじ軸46が
回転する。これにより、保持アーム47が両ねじ軸46のね
じに送られてU軸方向13に移動するため、ツールポット
14はこの保持アーム47に保持された状態でU軸方向13に
偏心し、低速回転で面切削や内外径切削を行うことがで
きる。尚、この際、第3回転軸42やねじ軸46および保持
アーム47は面板16と一体に回転している。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、穴あけ加
工やミーリング加工を行う場合には、ツールポットを主
軸の軸心上に位置させた状態で、第1の切換手段を作動
させて、第1の継手を介してスピンドルヘッドと面板と
を分離する。さらに、第2の切換手段を作動させて、第
2の継手を介して第1の駆動伝達手段と第2の駆動伝達
手段とを分離する。その後、回転駆動装置を駆動させて
主軸を高速回転させることにより、主軸とともにスピン
ドルヘッドとツールポットとが一体に回転する。この
際、面板は第1の継手を介してスピンドルヘッドから分
離されているため回転せず、したがって高速回転で穴あ
け加工やミーリング加工が行える。これにより、穴あけ
加工やミーリング加工の時間短縮が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるマシニングセンター
の要部の構成を示す断面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】マシニングセンターの要部の一部切欠き正面図
である。
【図4】第2の継手を介して接合された第1の駆動伝達
手段と第2の駆動伝達手段との詳細図である。
【図5】第2の継手を介して分離された第1の駆動伝達
手段と第2の駆動伝達手段との詳細図である。
【図6】第2の切換手段の平面図である。
【図7】第2の切換手段の一部切欠き側面図である。
【図8】マシニングセンターの概略斜視図である。
【図9】マシニングセンターの全体の側面図である。
【図10】マシニングセンターの全体の平面図である。
【符号の説明】
6 主軸ヘッド 7 主軸 8 スピンドルモータ(回転駆動装置) 11 スピンドルヘッド 12 軸心 13 U軸方向 14 ツールポット 16 面板 19 第1のギアカップリング(第1の継手) 23 第1の切換手段 28 サーボモータ(偏心駆動装置) 29 駆動伝達手段 30 第1の駆動伝達手段 31 第2の駆動伝達手段 41 第2のギアカップリング(第2の継手) 55 第2の切換手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸ヘッドに、水平軸心廻りに回転する
    主軸を設け、主軸の先端にスピンドルヘッドを設け、こ
    のスピンドルヘッドの先端に、主軸の軸心に直交するU
    軸方向に往復移動自在なツールポットを設け、上記スピ
    ンドルヘッドに面板を外嵌し、上記主軸ヘッドに、主軸
    を回転させる回転駆動装置と、ツールポットをU軸方向
    に偏心させる偏心駆動装置とを設け、上記主軸とスピン
    ドルヘッドと面板とに、偏心駆動装置の駆動力をツール
    ポットへ伝達する駆動伝達手段を設け、この駆動伝達手
    段を、偏心駆動装置に連動連結されかつ主軸とスピンド
    ルヘッドとに設けられた第1の駆動伝達手段と、この第
    1の駆動伝達手段とツールポットとに連動連結されかつ
    面板に設けられた第2の駆動伝達手段とにより構成し、
    上記スピンドルヘッドと面板との間に、これらスピンド
    ルヘッドと面板とを接合分離させる第1の継手を設け、
    上記第1の駆動伝達手段と第2の駆動伝達手段との間
    に、これら第1の駆動伝達手段と第2の駆動伝達手段と
    を接合分離させる第2の継手を設け、スピンドルヘッド
    と面板とを第1の継手を介して接合分離させる第1の切
    換手段と、第1の駆動伝達手段と第2の駆動伝達手段と
    を第2の継手を介して接合分離させる第2の切換手段と
    を設けたことを特徴とするマシニングセンター。
JP30124394A 1994-12-06 1994-12-06 マシニングセンター Pending JPH08155767A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103612120A (zh) * 2013-11-22 2014-03-05 陈云法 一种水车式阀门专机

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CN103612120A (zh) * 2013-11-22 2014-03-05 陈云法 一种水车式阀门专机

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