JPH08153704A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH08153704A
JPH08153704A JP6292988A JP29298894A JPH08153704A JP H08153704 A JPH08153704 A JP H08153704A JP 6292988 A JP6292988 A JP 6292988A JP 29298894 A JP29298894 A JP 29298894A JP H08153704 A JPH08153704 A JP H08153704A
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film
forming
etching
semiconductor device
organic arc
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JP6292988A
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Takahiro Hoshiko
高広 星子
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 半導体装置の製造方法であって、段差部を有
する絶縁層2上に設けられた導電膜3および有機反射防
止膜4のエッチングプロセスに窒素ガスプラズマ、窒素
と酸素の混合ガスプラズマ、炭酸ガスプラズマを用い
た。また導電膜3および反射防止膜4を同時にエッチン
グする目的で、塩素とフッ素系の混合ガスプラズマを用
いた。 【効果】 有機反射防止膜および導電膜のパターン加工
精度がよくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置の製造工程
において、特に写真製版時に用いられる反射防止膜のエ
ッチング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は、各工程ごとにフォトマス
クを用いて写真製版技術により、レジストを所定のパタ
ーンに形成して、このレジストのパターンを基板上に形
成された薄膜上などに転写、エッチングを行うことによ
り製造されている。
【0003】以下、従来のDRAM(Dynamic Random A
ccess Memory)の一工程であるワード線の形成工程を一
例にしてこのエッチング工程について説明する。
【0004】図17を参照して、半導体基板50の上
に、絶縁膜51が形成されている。この絶縁膜51の上
に配線層としてポリシリコン膜52が形成されている。
このポリシリコン膜52の上に、レジスト膜53が形成
されている。このレジスト膜53の上方には、所定のパ
ターンが形成されたフォトマスク54が配置されてい
る。
【0005】次に、このフォトマスク54の上方より、
i線(λ=365nm)またはkrF光(λ=248n
m)などの露光光55をレジスト膜53に照射する。図
18を参照して、露光光55により露光されたレジスト
膜53は、現像により除去されフォトマスク54のパタ
ーンに従った形状のレジスト膜53が形成される。
【0006】次に、図19を参照して、レジスト膜53
をマスクとしてドライエッチング57によりポリシリコ
ン膜52のエッチングを行う。図20を参照して、その
後レジスト膜53を除去することにより、ワード線52
が完成する。
【0007】しかし、下地膜に段差がある場合、この段
差部で露光光が反射され、所望の形状のレジスト膜が形
成できないという問題点がある。以下この問題点につい
て図21を参照して、半導体基板50上に素子分離領域
(LOCOS)が形成された場合の露光について考察す
る。
【0008】半導体基板50上に素子分離領域56およ
び絶縁膜51が形成され、素子分離領域56と絶縁膜5
1の継目部に段差56aを有している。
【0009】素子分離領域56と絶縁膜51の表面上に
沿ってポリシリコン層52が形成され、このポリシリコ
ン層52においても、前記段差部56に従った段差52
aを有している。ポリシリコン層52の上面には、レジ
スト膜53が形成され、その表面は水平面をなしてい
る。レジスト膜53の上方には、所定のパターン形状を
有するフォトマスク54が配置されている。
【0010】次に、このフォトマスク54の上方よりi
線(λ=365nm)またはkrF光(λ=248n
m)などの露光光55をレジスト膜53に照射する。図
22を参照して、このときポリシリコン層52に達した
露光光52は、ポリシリコン層52の表面で反射する。
ポリシリコン層52の表面が水平な部分に照射された露
光光55aは、入射方向に反射する。しかしポリシリコ
ン層52の段差部52aに照射された露光光55b、5
5c、55d、55eは、図に示すように段差部52a
の傾斜角度に従って反射する。反射した露光光55b、
55c、55d、55eは本来露光されるべき領域でな
いレジスト膜53の領域を露光する。
【0011】次に、図23を参照して、上記の結果形成
されるレジスト膜53は、図に示すように欠けた部分を
有するレジスト膜53bとなる。このレジスト膜53b
を用いてポリシリコン層52をドライエッチング57に
よりエッチングすれば、図24および図25を参照し
て、エッチングされるべきでない部分のポリシリコン層
52がエッチングされ、所望の形状を有するワード線5
2が形成されないという問題点を有していた。
【0012】この上記問題点を解消し、高反射率基板上
のパターン形成を精度よく行うために、例えば'92 最新
半導体プロセス技術(月刊Semiconductor World 増刊号
株式会社プレスジャーナル)のP153〜P154に反
射防止膜(ARC,Anti-Refrecting Coating )が用い
られることが記載してある。そしてその方法として
(a)無機ARC、(b)有機ARC、(c)レジスト
上に透明膜を塗布するARCOR(Anti Refrecting Co
ating On Resist )またはTAR(Top Anti Refrecto
r)の3種類が記載されている。図26(a)〜図26
(c)にその概略工程を示す。
【0013】このうち(a)の無機ARC法は、例えば
その具体例としてTiN膜やSiON膜等がある。図26
(a)に示すようにフォトレジスト54をマスクとし、
ARC膜53およびポリシリコン膜52を異方性エッチ
ング(RIE)を行い所定のパターンを形成している。
その後フォトレジスト54を酸素プラズマを用いて灰化
処理している。しかしながらこの酸素プラズマでは、A
RC膜53を除去することはできないため、専用の湿式
除去装置によりウェットエッチングにより取り去ってい
る。
【0014】一方、このARCをそのまま残すと、配線
層との寄生容量となり、半導体装置の高性能化に対して
障害となる。
【0015】このように無機ARC膜を使用した場合、
ウェットエッチング処理の工程が必要とする問題を解消
するのに、有機ARC膜の採用が考えられている。有機
ARC膜材として、例えば米国、Brewer Science社製の
CD−9やDUV−11等が提案され、これはフォトレ
ジスト膜と類似の有機系高分子膜である。図26(b)
に示すようにフォトレジスト54をマスクとし、有機A
RC膜53aおよびポリシリコン層52を異方性エッチ
ング(RIE)を行い所定のパターンを形成、その後酸
素プラズマを用いて、レジスト54および有機ARC膜
53aを同時に灰化処理を行っている。このように有機
ARC膜は無機ARC膜53を用いたものに比較し、ウ
ェットエッチング処理工程を必要としないという利点を
有している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの有機AR
C膜のRIEエッチングは、以下に示す問題点があっ
た。
【0017】Chris A. Mack らの文献(J.Vac Sci Tech
B9(6) ,3143(1991))では、有機AC膜のRIEエッチ
ングに酸素ガスをベースとしたガスプラズマを使用して
いる。この提案のRIEエッチング方法では、有機AR
C成分中の有機系高分子膜が酸素プラズマ中の酸素ラジ
カルに対する反応性が極めて高い。したがって図27図
(a)に示したフォトレジスト54、有機ARC膜53
aがエッチングの完了時点では図27(b)に示すよう
に酸素ラジカルO* によって横方向にもエッチングさ
れ、パターンの細りが生じる。このためその後上記細い
レジストパターン54,53aをマスクとしてポリシリ
コン膜52がRIEエッチングされるために、所望のも
のより細い配線パターンしか得られない。酸素ラジカル
による横方向のエッチング量は例えば有機ARC膜厚1
000Åのとき、300Å程度となり、この提案のエッ
チング方法では実用上、半導体装置への適用はむつかし
い。
【0018】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、反射防止膜として有機ARC膜を用いた
場合に、フォトレジストおよび有機ARC膜に横方向の
エッチングが発生しない新規なエッチング方法を用いた
半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】第1の発明の半導体装置
の製造方法では、基板上に段差部を有して設けられた絶
縁膜上に、導電膜および有機ARC膜を形成しフォトレ
ジストをマスクとして、N2 ガスプラズマにより上記有
機ARC膜をエッチングする。第2の発明では上記構成
の半導体装置の製造方法においてN2 ガスに微量のO2
ガスを添加したN2 +O2 ガスプラズマで有機ARC膜
をエッチングする。第3の発明では、上記構成の半導体
装置の製造方法において、CO2 ガスプラズマで、有機
ARC膜をエッチングする。第4の発明では、上記構成
の半導体装置の製造方法において、Cl2 /F系プラズ
マで、有機ARC膜と配線層となる導電膜を同時エッチ
ングする。第5の発明の半導体装置の製造方法では基板
上に段差部を有して設けられた第1の絶縁膜上に、導電
膜と第2の絶縁膜を形成し、その上に有機ARC膜を形
成し、フォトレジストをマスクとしてN2 ガスプラズマ
により、上記有機ARC膜をエッチングする。第6の発
明では上記構成の半導体装置の製造方法において、N2
ガスに微量のO2 ガスを添加したN2 +O2 ガスプラズ
マで、有機ARC膜をエッチングする。第7の発明では
上記構成の半導体装置の製造方法においてCO2 ガスプ
ラズマで、有機ARC膜をエッチングする。第8の発明
では上記構成の半導体装置の製造方法において、Cl2
/F系プラズマで、有機ARC膜、第1,第2の絶縁膜
および導電膜を同時にエッチングする。
【0020】
【作用】この第1、第5の発明では、N2 ガスプラズマ
中で生成されるNラジカルは有機ARC膜に対する反応
性は弱いが、有機ARC膜に対し垂直に入射するN+
2 + イオン等によるアシスト反応により有機のARC
膜のエッチングが進行する。従って有機ARC膜の横方
向にはエッチングは行われずパターニングの細りはな
い。第2、第6の発明では、N2 +O2 ガスプラズマ中
で生成される微量のOラジカルにより、有機ARC膜の
エッチング速度が増大する。第3、第7の発明では、C
2 ガスを導入してプラズマを生成させるのでO、CO
が分解形成され、このうちOは有機ARC膜に反応する
が、その反応生成物がCOと再結合し有機ARC膜側壁
表面に再付着し、シースで加速されるイオンで垂直エッ
チングが行われるが側壁部は、反応生成物が保護膜とな
りイオンの入射を減じ、横方向のエッチングはきわめて
少ない。第4の発明では、Cl2 ガスにフッ素系ガスを
添加し、フッ素系ガスのFラジカルがそれ自身は有機A
RC膜とは反応しないがイオンのアシストを受けて垂直
方向に有機ARC膜をエッチングし、導電膜はCl2
スプラズマによってエッチングされる。第8の発明で
は、上記第4の発明と同様にFラジカルが有機ARC膜
をエッチングし、第1、第2の絶縁膜および導電膜がC
2 ガスプラズマで同時にエッチングされる。
【0021】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の実施例1を図面に基づいて説
明する。図1ないし図8は、本発明の一実施例に従った
DRAM等の半導体装置の製造プロセスを説明するため
の断面図である。図1ないし図8を参照して本実施例の
半導体装置の配線部分のみをとりあげた製造プロセスを
説明する。
【0022】まず図1に示すように、シリコン基板1上
にLOCOS酸化膜2および絶縁膜2aを形成したの
ち、導電膜であるポリシリコン膜3をCVD法で形成す
る。このときLOCOS酸化膜2と絶縁膜2aとの段差
は約5000Å程度あり、ポリシリコン膜3上にも上記
段差が存在している。ここでポリシリコン膜3の膜厚は
300〜4000Åである。
【0023】次に図2に示すように、導電膜のポリシリ
コン膜3上に有機反射防止膜(有機ARC膜)4を回転
塗布により形成する。この有機ARC膜4の材料として
は、例えば米国、Brewer Science社から発売されている
CD−9、DUV−11等が用いられる。これらの組成
等の詳細は、USP5,234,990およびUSP4,910,122に記載さ
れている。なお、ARC膜4の膜厚は、500Å以上で
あるが必要膜厚は反射率および屈折率で変わる。
【0024】次に第3図に示すようにホトレジスト5を
塗布したのち、第4図に示すようにフォトマスク6、露
光光(i線やkrF線)7のフォトリソグラフィー工程
を経て、図5のようにレジスト5aをパターニングす
る。以上図1〜図5は従来から行われている製造方法の
工程と同様である。
【0025】次に図6に示すようにレジスト5aをマス
クとして有機膜ARC4をN2 プラズマでエッチングす
る。以下に実施の詳細を図7を含み説明する。使用する
エッチング装置およびその条件は以下のとおりである。 エッチング装置;RFプラズマカソードカップリングタ
イプ N2 流量 ;10〜500SCCM 圧力 ;0.01〜0.6Torr 電力 ;0.5〜2W/cm2 基板ステージ温度;−100〜+100℃ 上記範囲のうち最適な条件は、 N2 流量;100SCCM 圧力 ;0.02Torr 電力 ;1W/cm2 基板ステージ温度;0℃ である。なお説明に用いる断面図はエッチング装置およ
びその付帯設備の図示を省略している。図5の工程にひ
きつづきまず、装置内にN2 ガスを導入し、N2 プラズ
マにより有機ARC膜4をエッチングする。N2 ガスプ
ラズマ中で生成されるNラジカル(図中ではN* と表
示)は、従来例で説明したChris A. Mack らが提案する
酸素プラズマ中で生成されるOラジカル(図21bでO
* と表示)と比較して、有機膜に対する反応性は弱い。
その理由はOラジカルは有機膜との反応に際し、イオン
アシストが不要なのに対してNラジカルはイオンアシス
トが必要な為である。図7には有機ARC膜4のエッチ
ング過程が示されている。図7に示すように、シース部
において、Nラジカル(N* )は有機ARC膜4に垂直
に入射するN+ やN2 + イオン等によるアシスト反応に
よりエッチングが進行する。したがって有機ARC膜4
およびマスク5aは横方向にはエッチングは進行せず、
その結果有機ARC膜4、マスク5aのパターンの細り
は発生しない。
【0026】有機ARC膜4のエッチング完了後、マス
ク5a,有機ARC4をマスクとして通常用いられてい
る例えばCl2 ガスプラズマにより導電膜のポリシリコ
ン膜3にRIEエッチングを行い次に従来から一般にア
ッシング工程として使用されているO2 /N2 =950
/50SCCMのO2 プラズマでフォトレジストのマス
ク5aと有機ARC膜4を灰化除去し、図8に示される
下地段差を有するがエッチングによるパターン細りのな
い配線層3aを形成することができる。
【0027】実施例2.本願発明の第2の実施例を説明
する。第1実施例で示した工程において、図6、図7の
2 ガスプラズマでのエッチングをN2 /O2 ガスプラ
ズマとする以外は同一工程である。この実施例によれば
有機ARC膜4のエッチング速度が増大し、スループッ
トが向上する。そしてNラジカルがN+ やN2 + イオン
等のアシストを受けて有機ARC4をエッチングし、横
方向にはエッチングは進行しない。 エッチング装置 ;RFプラズマカソードカップリン
グタイプ N2 +O2 ガス流量;全流量を10〜500SCCMと
してO2 濃度を5〜40%とする。 圧力 ;0.01〜0.6Torr 電力 ;0.5〜2W/cm2 基板ステージ温度 ;−100〜+50℃ 上記範囲のうち、最適条件は N2 /O2 ガス流量;45/5SCCM 圧力 ;0.02Torr 電力 ;1W/cm2 基板ステージ温度 ;0℃ である。なお、上記N2 /O2 ガス比は、O2 添加濃度
に関して、エッチング速度とパターンの細りとはトレー
ドオフの関係にある為、条件の最適化に慎重な検討が必
要である。
【0028】実施例3.本願発明の第3の実施例を説明
する。第1実施例で示した工程のうち、図6、図7のN
2 ガスをCO2 ガスとする以外は同一工程である。本実
施例のCO2 ガスによるプラズマを生成して、エッチン
グする状態を図9で説明する。 エッチング装置;RFプラズマアノードカップリングタ
イプ CO2 ガス流量;10〜500SCCM 圧力 ;0.01〜0.6Torr 電力 ;0.5〜2W/cm2 基板ステージ温度;−100〜50℃ 上記範囲のうち、最適条件は、 CO2 ガス流量 ;100SCCM 圧力 ;0.02Torr 電力 ;1W/cm2 基板ステージ温度;20℃ である。上記条件において、CO2 ガスでプラズマを生
成するとO,COが分解され、これらのうちOは有機A
RC膜4に対して反応が進行するがその反応生成物は、
COと再結合し有機ARC膜4やレジストマスク5の側
壁表面に再付着し、側壁保護膜7となる。その結果シー
ス中で加速されるイオンは、有機ARC膜4の垂直方向
表面には入射されてエッチングが進行するが、有機AR
C膜4の側壁面は保護膜7によってイオンの当る量が少
なくエッチングは進行しない。従って有機ARC膜4を
所望のレジストパターン通り細りなくエッチング加工が
可能となる。
【0029】実施例4.本願発明の第4の実施例を説明
する。実施例1〜実施例3においては、有機ARC膜4
とポリシリコン膜3のエッチングは別工程で行ってい
た。すなわち図7で有機ARC膜4をパターニング後、
図示しない通常のRIEエッチングでポリシリコン膜3
をパターニングし図8に示す配線層3aを得ていた。本
実施例4においては、有機ARC膜4と導電膜であるポ
リシリコン膜3を同時にエッチングする方法を提供す
る。 エッチング装置;RFプラズマカソードカップリングタ
イプ Cl2 /SF6 全ガス流量;50〜500SCCM SF6 流量 ;約5〜60%程度 圧力 ;0.1〜0.8Torr 電力 ;1〜2W/cm2 基板ステージ温度 ;0〜70℃ 尚、SF6 の他にCF4 、NF3 等のFを含むガスを使
用してもよく、Heを50〜30%程度添加してもよ
い。上記範囲のうち、最適条件は、 Cl2 /SF6 全ガス流量;150/50SCCM 圧力 ;0.5Torr 電力 ;1.5W/cm2 基板ステージ温度 ;40℃ である。この第4の実施例に示す導電膜3の材料はポリ
シリコンを示したが、これ以外にもWSi,TiSi等
のシリサイド膜と、Al合金膜等が挙げられる。これら
の膜は、一般に塩素ガスプラズマでエッチングされる。
塩素ガスプラズマに、SF6 、CF4 、NF3 等のフッ
素を含むガスを添加すると、Fラジカルが形成される。
このFラジカルはそれ自身では有機膜とは反応しない
が、入射するイオンのアシストを受けて膜の垂直方向の
エッチングが進行する。従ってCl2 ガスにフッ素系ガ
スを添加することで有機ARC膜4とその下地の導電膜
3を同時にエッチング加工を施すことが可能となる。図
10に有機ARC膜4と導電膜3の同時エッチング中の
状態を示す。
【0030】本願発明の第5〜第8の実施例について説
明する。第1〜第4の実施例では、導電膜上に有機AR
C膜を形成する例を示した。この第5〜第8の実施例で
は、第1の絶縁膜上に設けた導電膜上に第2の絶縁膜お
よび有機ARC膜を形成し、フォトレジストのパターニ
ング後エッチング加工により導電膜を所望のパターンに
形成する工程を提供する。図11〜15および図16に
より第5の実施例を示す。
【0031】まず図11に示すように、シリコン基板1
上にLOCOS酸化膜2および酸化膜2aを形成後、ポ
リシリコン等の導電膜3を形成する。この工程は図1に
示したものと同じである。次に図12に示すように導電
膜上にTEOS等の絶縁膜8を形成する。次に図13に
示すように有機ARC膜4を形成後図14のフォトレジ
ストパターン5aを設ける。
【0032】その後第1〜第4の実施例で説明したと同
じエッチング方法と工程をとる。すなわち (1)第5の実施例ではN2 ガスプラズマ (2)第6の実施例ではN2 +O2 ガスプラズマ (3)第7の実施例ではCO2 ガスプラズマ (4)第8の実施例ではCl2 /SF6 ガスプラズマ を採用し第5〜第7の実施例では、フォトレジスト5a
をマスクとして、有機ARC膜4をエッチング後、通常
のRIEエッチングにより絶縁膜8および導電膜3にエ
ッチングを行う。第8の実施例では、有機ARC膜4、
第2の絶縁膜導電膜3を同時にエッチングを行い、図1
5に示すゲート電極3aの構造とする。
【0033】図15の構造は、基板1へのコンタクト構
造をとるために通常用いられているものである。つけ加
えて説明すると図15に示す工程の後、参考図として示
す図16のサイドウォール9、絶縁膜10を形成後例え
ばストレージノードコンタクト11をセミセルフアライ
ン方式にて形成、図示しない導電膜を基板に接続させて
いる。
【0034】なお、本願発明の第1〜第8の実施例で
は、シリコン基板上のLOCOS酸化膜2と絶縁膜2と
で構成される段差を有する絶縁膜上に設けられた配線パ
ターン3aとなる導電膜3のエッチング方法について説
明したが、本発明はこれに限らず、2層配線または2層
以上の多層配線層を有する半導体装置であって、下層配
線層によって段差部が形成された絶縁膜上の上層導電膜
(上層配線層)のエッチング方法に用いてもよい。
【0035】さらに、有機ARC膜材として、米国、Br
ewer Science社のCD−9やDUV−11を用いること
を説明したがこれらと同等の成分を有する有機膜、例え
ば同社製のDUV07、CDi2,CDi3,XL20
等であってもよい。
【0036】さらに、エッチング装置として、RFプラ
ズマカソード、アノードカップリングタイプを示した
が、この装置に限定されることなく、平行平板型RIE
装置や、ECR型エッチング装置、マグネトロン型エッ
チング装置等でも同等の効果が得られる。
【0037】さらに、本願発明の実施例をDRAM等の
半導体装置について記述したが、液晶表示装置等に用い
られる薄膜トランジスタ(TFT)等の半導体装置にも
適用可能であることは言うまでもない。
【0038】またさらに、第1〜第8の実施例では、導
電膜3、3aを1層成膜を,第5〜第8の実施例では、
絶縁膜8は1層成膜のものを示したが、前者はポリシリ
コン上にシリサイド層の、後者は酸化膜上に窒化膜等の
2層構成のものであってもよい。また2層以上の多層構
造のものであってもよい。
【0039】
【発明の効果】
(1)第1、第5の発明による半導体装置の製造方法で
は、N2 ガスプラズマ中のNラジカルが垂直方向に入射
するN+ やN2 + イオンのアシスト反応により有機AR
C膜を垂直方向にエッチングし、有機ARC膜の横方向
のエッチングは行われないため、有機ARC膜のパター
ニングの細りはない。 (2)第2、第6発明では、N2 +O2 ガスプラズマ中
で生成される微量のOラジカルにより有機ARC膜のエ
ッチング速度が増大し、スループットが向上する。 (3)第3、第7の発明では、側壁表面に付着した反応
生成物が有機ARCの保護膜となり、横方向のエッチン
グを極めて少なく、有機ARC膜のパターニングの細り
は少ない。 (4)第4の発明では有機ARC膜と導電膜とが同時に
エッチングされ、工程の短縮、生産性の向上、コスト低
減、必要なエッチング装置台数の低減等多くの効果を奏
する。 (5)第8の発明では有機ARC膜と第2の絶縁膜およ
び導電膜とが同時にエッチングされ、上記第4の発明と
同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1〜第4実施例の半導体装置の製造工程を
説明する断面図
【図2】 第1〜第4実施例の半導体装置の製造工程を
説明する断面図
【図3】 第1〜第4実施例の半導体装置の製造工程を
説明する断面図
【図4】 第1〜第4実施例の半導体装置の製造工程を
説明する断面図
【図5】 第1〜第4実施例の半導体装置の製造工程を
説明する断面図
【図6】 この発明の第1実施例による半導体装置のエ
ッチング過程断面図
【図7】 この発明の第1実施例による半導体装置のエ
ッチング過程断面図
【図8】 この発明の第1〜第4実施例による半導体装
置の製造方法によって形成された段差部上の配線パター
ン断面図
【図9】 この発明の第3実施例による半導体装置のエ
ッチング断面図
【図10】 この発明の第4実施例による半導体装置の
エッチング過程断面図
【図11】 この発明の第5〜第8の実施例による半導
体装置の製造工程を説明する断面図
【図12】 この発明の第5〜第8の実施例による半導
体装置の製造工程を説明する断面図
【図13】 この発明の第5〜第8の実施例による半導
体装置の製造工程を説明する断面図
【図14】 この発明の第5〜第8の実施例による半導
体装置の製造工程を説明する断面図
【図15】 この発明の第5〜第8の実施例による半導
体装置の製造工程を説明する断面図
【図16】 第5〜第8の実施例をさらに説明する半導
体装置の構造断面図
【図17】 従来の半導体装置の製造方法における露光
工程を示す断面図
【図18】 従来の半導体装置の製造方法における露光
工程を示す断面図
【図19】 従来の半導体装置の製造方法におけるエッ
チングによる配線パターニング断面図
【図20】 従来の半導体装置の製造方法におけるエッ
チングによる配線パターニング断面図
【図21】 従来の半導体装置の製造方法における下地
層に段差を有する場合、露光光の反射によるレジストマ
スクのパターニング不良、およびエッチング後の配線層
のパターニング不良を説明する断面図
【図22】 従来の半導体装置の製造方法における下地
層に段差を有する場合、露光光の反射によるレジストマ
スクのパターニング不良、およびエッチング後の配線層
のパターニング不良を説明する断面図
【図23】 従来の半導体装置の製造方法における下地
層に段差を有する場合、露光光の反射によるレジストマ
スクのパターニング不良、およびエッチング後の配線層
のパターニング不良を説明する断面図
【図24】 従来の半導体装置の製造方法における下地
層に段差を有する場合、露光光の反射によるレジストマ
スクのパターニング不良、およびエッチング後の配線層
のパターニング不良を説明する断面図
【図25】 従来の半導体装置の製造方法における下地
層に段差を有する場合、露光光の反射によるレジストマ
スクのパターニング不良、およびエッチング後の配線層
のパターニング不良を説明する断面図
【図26】 無機ARC膜、有機ARC膜、ARCOR
を用いた従来の半導体装置のパターニング方法を示す説
明図
【図27】 有機ARC膜を用いた従来の半導体装置の
酸素プラズマエッチング工程を示す断面図
【符号の説明】
1 基板 2 絶縁膜 3導電膜 4 有機
反射防止膜 5 レジスト 6 マスク 7 保護膜 8 絶縁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】このうち(a) の無機ARC法は、例えばそ
の具体例としてTiN膜やSiON膜等がある。図26
(a) に示すようにフォトレジスト54をマスクとし、AR
C膜53およびポリシリコン膜52を異方性エッチング(R
IE)を行い所定のパターンを形成している。その後フ
ォトレジスト54を酸素プラズマを用いて灰化処理してい
る。しかしながらこの酸素プラズマでは、この無機AR
C膜53を除去することはできないため、専用の湿式除去
装置により取り去っている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】一方、この無機ARCをそのまま残すと、
他の配線層との寄生容量となり、半導体装置の高性能化
に対して障害となる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】このように無機ARC膜を使用した場合、
専用の湿式除去装置を使用した無機ARC膜除去工程
必要とする問題を解消するために、有機ARC膜の採用
が考えられている。有機ARC膜材として、例えば米
国、Brewer Science社製のCD−9やDUV−11等が提
案され、これはフォトレジスト膜と類似の有機系高分子
膜である。図26(b) に示すようにフォトレジスト54をマ
スクとし、有機ARC膜53a およびポリシリコン層52を
異方性エッチング(RIE)を行い所定のパターンを形
成、その後酸素プラズマを用いて、レジスト54および有
機ARC膜53a を同時に灰化処理を行っている。このよ
うに有機ARC膜53a は無機ARC膜53を用いたものに
比較し、ウェットエッチング処理工程を必要としないと
いう利点を有している。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】Chris A. Mack らの文献(J.Vac Sci Tech
B9(6), 3143(1991))では、有機AC膜のRIEエッ
チングに酸素ガスをベースとしたガスプラズマを使用し
ている。この提案のRIEエッチング方法では、有機A
RC成分中の有機系高分子膜が酸素プラズマ中の酸素
ラジカルに対する反応性が極めて高い。したがって図27
(a) に示したフォトレジスト54、有機ARC膜53a がエ
ッチングの完了時点では図27(b) に示すように酸素ラジ
カルO* によって横方向にもエッチングされ、パターン
の細りが生じる。このためその後上記細いレジストパタ
ーン54,53a をマスクとしてポリシリコン膜52がRIE
エッチングされるために、所望のものより細い配線パタ
ーンしか得られない。酸素ラジカルによる横方向のエッ
チング量は例えば有機ARC膜厚1000Åのとき、300 Å
程度となり、この提案のエッチング方法では実用上、半
導体装置への適用はむつかしい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【課題を解決するための手段】第1の発明の半導体装置
の製造方法では、基板上に段差部を有して設けられた絶
縁膜上に、導電膜および有機ARC膜を形成しフォトレ
ジストをマスクとして、N2 ガスプラズマにより上記有
機ARC膜をエッチングする。第2の発明では上記構成
の半導体装置の製造方法においてN2 ガスに微量のO2
ガスを添加したN2 +O2 ガスプラズマで有機ARC膜
をエッチングする。第3の発明では、上記構成の半導体
装置の製造方法において、CO2 ガスプラズマで、有機
ARC膜をエッチングする。第4の発明では、上記構成
の半導体装置の製造方法においてCl2 /F系プラズマ
で、有機ARC膜と配線層となる導電膜を同時エッチン
グする。第5の発明の半導体装置の製造方法では基板上
に段差部を有して設けられた第1の絶縁膜上に、導電膜
と第2の絶縁膜を形成し、その上に有機ARC膜を形成
し、フォトレジストをマスクとしてN2 ガスプラズマに
より、上記有機ARC膜をエッチングする。第6の発明
では上記構成の半導体装置の製造方法において、N2
スに微量のO2 ガスを添加したN2 +O2 ガスプラズマ
で、有機ARC膜をエッチングする。第7の発明では上
記構成の半導体装置の製造方法においてCO2 ガスプラ
ズマで、有機ARC膜をエッチングする。第8発明では
上記構成の半導体装置の製造方法において、Cl2 /F
系プラズマで、有機ARC膜エッチングする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【作用】この第1、第5の発明では、N2 ガスプラズマ
中で生成されるNラジカルは有機ARC膜に対する反応
性は弱いが、有機ARC膜に対し垂直に入射するN+
2 + イオン等によるアシスト反応により有ARC膜
のエッチングが進行する。従って有機ARC膜の横方向
にはエッチングは行われずパターニングの細りはない。
第2、第6の発明では、N2 +O2 ガスプラズマ中で生
成される微量のOラジカルにより、有機ARC膜のエッ
チング速度が増大する。第3、第7の発明では、CO2
ガスを導入してプラズマを生成させるのでO、COが分
解形成され、このうちOは有機ARC膜に反応するが、
その反応生成物がCOと再結合し有機ARC膜側壁表面
に再付着し、シースで加速されるイオンで垂直エッチン
グが行われるが側壁部は、反応生成物が保護膜となりイ
オンの入射を減じ、横方向のエッチングはきわめて少な
い。第4の発明では、Cl2 ガスにフッ素系ガスを添加
し、フッ素系ガスのFラジカルがそれ自身は有機ARC
膜とは反応しないがイオンのアシストを受けて垂直方向
に有機ARC膜をエッチングし、導電膜はCl2 ガスプ
ラズマによってエッチングされる。第8の発明では、上
記第4の発明と同様にFラジカルが有機ARC膜をエッ
チングする
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】まず図1に示すように、シリコン基板1上
にLOCOS酸化膜2および絶縁膜2aを形成したのち、
導電膜であるポリシリコン膜3をCVD法で形成する。
このときLOCOS酸化膜2と絶縁膜2aとの段差は約20
00Å程度あり、ポリシリコン膜3上にも上記段差が存在
している。ここでポリシリコン膜3の膜厚は300 〜4000
Åである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】次に図2に示すように、導電膜のポリシリ
コン膜3上に有機反射防止膜(有機ARC膜)4を回転
塗布により形成する。このとき、有機ARC膜4は下地
段差を反映してある程度の段差をもって形成されてい
る。この有機ARC膜4の材料としては、例えば米国、
Brewer Science社から発売されているCD−9、DUV
−11等が用いられる。これらの組成等の詳細は、USP5,2
34,990およびUSP4,910,122に記載されている。なお、
ARC膜4の膜厚は、500 Å以上であるが必要膜厚は
反射率および屈折率で変わる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】有機ARC膜4のエッチング完了後、マス
ク5a,有機ARC4をマスクとして通常用いられてい
る例えばCl2 ガスプラズマにより導電膜のポリシリコ
ン膜3にRIEエッチングを行い次に従来から一般にア
ッシング工程として使用されているO2 プラズマでフォ
トレジストのマスク5aと有機ARC膜4を灰化除去し、
図8に示される下地段差を有するがエッチングによるパ
ターン細りのない配線層3aを形成することができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】実施例2.本願発明の第2の実施例を説明
する。第1実施例で示した工程において、図6、図7の
2 ガスプラズマでのエッチングをN2 /O2 ガスプラ
ズマとする以外は同一工程である。この実施例によれば
有機ARC膜4のエッチング速度が増大し、スループッ
トが向上する。そしてNラジカルがN+ やN2 + イオン
等のアシストを受けて有機ARC4をエッチングし、
横方向にはエッチングは進行しない。 エッチング装置 ;RFプラズマカソードカップリン
グタイプ N2 +O2 ガス流量;全流量を10〜500 SCCMとして
2 濃度を5〜40%とする。 圧力 ;0.01〜0.6 Torr 電力 ;0.5 〜2W/cm2 基板ステージ温度 ;−100 〜+50℃ 上記範囲のうち、最適条件は N2 /O2 ガス流量;45/5SCCM 圧力 ;0.02Torr 電力 ;1W/cm2 基板ステージ温度 ;0℃ である。なお、上記N2 /O2 ガス比は、O2 添加濃度
に関して、エッチング速度とパターンの細りとはトレー
ドオフの関係にある為、条件の最適化に慎重な検討が必
要である。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】まず図11に示すように、シリコン基板1上
にLOCOS酸化膜2および酸化膜2aを形成後、ポリシ
リコン等の導電膜3を形成する。この工程は図1に示し
たものと同じである。次に図12に示すように導電膜上に
TEOS等の絶縁膜8を形成する。次に図13に示すよう
に有機ARC膜4を形成する。このとき有機ARC膜4
は下地段差を反映してある程度の段差をもって形成され
ている。その後図14のフォトレジストパターン5aを設け
る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】その後第1〜第4の実施例で説明したと同
じエッチング方法と工程をとる。すなわち (1) 第5の実施例ではN2 ガスプラズマ (2) 第6の実施例ではN2 +O2 ガスプラズマ (3) 第7の実施連ではCO2 ガスプラズマ (4) 第8の実施例ではCl2 /SF6 ガスプラズマ を採用し第5〜第の実施例では、フォトレジスト5aを
マスクとして、有機ARC膜4をエッチング後、通常の
RIEエッチングにより絶縁膜8および導電膜3にエッ
チングを行
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】
【発明の効果】 (1) 第1、第5の発明による半導体装置の製造方法で
は、N2 ガスプラズマ中のNラジカルが垂直方向に入射
するN+ やN2 + イオンのアシスト反応により有機AR
C膜を垂直方向にエッチングし、有機ARC膜の横方向
のエッチングは行われないため、有機ARC膜のパター
ニングの細りはない。 (2) 第2、第6発明では、N2 +O2 ガスプラズマ中で
生成される微量のOラジカルにより有機ARC膜のエッ
チング速度が増大し、スループットが向上する。 (3) 第3、第7の発明では、側壁表面に付着した反応生
成物が有機ARCの保護膜となり、横方向のエッチング
を極めて少なく、有機ARC膜のパターニングの細りは
少ない。 (4) 第4の発明では有機ARC膜と導電膜とが同時にエ
ッチングされ、工程の短縮、生産性の向上、コスト低
減、必要なエッチング装置台数の低減等多くの効果を奏
する。 (5) 第8の発明では有機ARC膜がFラジカルによって
垂直方向に精度よくエッチングされ
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図26
【補正方法】変更
【補正内容】
【図26】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/8242 7735−4M H01L 27/10 681 A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の製造方法であって、 基板上に段差部を有する絶縁膜を形成する工程と、 上記絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、 上記導電膜上に有機反射防止膜を形成する工程と、 上記有機反射防止膜上にフォトレジストパターンを形成
    する工程と、 上記フォトレジストパターンをマスクとして、上記有機
    反射防止膜を窒素ガスプラズマでエッチングする工程と
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体装置の製造方法であって、 基板上に段差部を有する絶縁膜を形成する工程と、 上記絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、 上記導電膜上に有機反射防止膜を形成する工程と、 上記有機反射防止膜上にフォトレジストパターンを形成
    する工程と、 上記フォトレジストパターンをマスクとして、上記有機
    反射防止膜を窒素と酸素の混合ガスプラズマでエッチン
    グする工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 半導体装置の製造方法であって、 基板上に段差部を有する絶縁膜を形成する工程と、 上記絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、 上記導電膜上に有機反射防止膜を形成する工程と、 上記有機反射防止膜上にフォトレジストパターンを形成
    する工程と、 上記フォトレジストパターンをマスクとして、上記有機
    反射防止膜を炭酸ガスプラズマでエッチングする工程と
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体装置の製造方法であって、 基板上に段差部を有する絶縁膜を形成する工程と、 上記絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、 上記導電膜上に有機反射防止膜を形成する工程と、 上記有機反射防止膜上にフォトレジストパターンを形成
    する工程と、 上記フォトレジストパターンをマスクとして、上記有機
    反射防止膜および上記導電膜を塩素とフッ素系の混合ガ
    スプラズマで同時にエッチングする工程とを備えたこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体装置の製造方法であって、 基板上に段差部を有する第1の絶縁膜を形成する工程
    と、 上記第1の絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、 上記導電膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 上記第2の絶縁膜上に有機反射防止膜を形成する工程
    と、 上記有機反射防止膜上にフォトレジストパターンを形成
    する工程と、 上記フォトレジストパターンをマスクとして、上記有機
    反射防止膜を窒素ガスプラズマでイッチングする工程と
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体装置の製造方法であって、 基板上に段差部を有する第1の絶縁膜を形成する工程
    と、 上記第1の絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、 上記導電膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 上記第2の絶縁膜上に有機反射防止膜を形成する工程
    と、 上記有機反射防止膜上にフォトレジストパターンを形成
    する工程と、 上記フォトレジストパターンをマスクとして、上記有機
    反射防止膜を窒素と酸素の混合ガスプラズマでエッチン
    グする工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 半導体装置の製造方法であって、 基板上に段差部を有する第1の絶縁膜を形成する工程
    と、 上記第1の絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、 上記導電膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 上記第2の絶縁膜上に有機反射防止膜を形成する工程
    と、 上記有機反射防止膜上にフォトレジストパターンを形成
    する工程と、 上記フォトレジストパターンをマスクとして、上記有機
    反射防止膜を炭酸ガスプラズマでエッチングする工程と
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体装置の製造方法であって、 基板上に段差部を有する第1の絶縁膜を形成する工程
    と、 上記第1の絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、 上記導電膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 上記第2の絶縁膜上に有機反射防止膜を形成する工程
    と、 上記有機反射防止膜上にフォトレジストパターンを形成
    する工程と、 上記フォトレジストパターンをマスクとして、上記有機
    反射防止膜、第2の絶縁膜および上記導電膜を塩素とフ
    ッ素系の混合ガスプラズマによって同時にエッチングす
    る工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 上記導電膜はポリシリコン,タングステ
    ンシリサイド,チタンシリサイド,アルミ合金等とする
    請求項4または請求項8記載の半導体装置の製造方法。
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